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隈研吾さんとJoiさんの第二章が早くも待ち遠しい

今週はシナダがお届けして参ります。 ああ、隈研吾さんの登場回は、今回で一旦おしまいとなります。 毎週毎週、編集素材を聴くのがこれほどまでに楽しかったことはありません。建築とデジタルがどんどん絡み合い、会話が進んでいく。二人の会話は別々のものを議論しているのに、一つの大きな信条や理想とする社会につながっていく。どんどんと交差する空間がとても愛おしく、終わりが近づくのがとても惜しく感じました。

ブータンの話もあることですし、ぜひ第二弾を近い将来に開催してほしいですよね。

都市開発 x 非中央集権を考えるための9つのキーワード

メタボリズム

急激な人口増加に悩む日本で、1960年に黒川紀章など、当時の若手建築家が起こした運動。都市の成長に合わせて増殖や交換が可能な建築や都市計画を発表し、話題となったそう。中銀カプセルタワービルなんかもメタボリズムの代表作と言われてるそうです。ほら、カプセルになってて、あれ増やせるらしいです。でも結局増えることはなかったそうですが。

黒川紀章

1934年生まれの建築家。丹下健三氏の弟子の一人で、メタボリズム運動をリードした人物。中銀カプセルタワービル、国立民族博物館、マレーシア国際航空などを設計されたそうです。

サイバネティックス

米国の数学者ノーバート=ウィーナーが提唱したもので、機械や生物に応用される通信と制御の科学的研究を指します。サーモスタットや神経系のフィードバック回路に見られるような自己制御機構の研究や、コンピューターや人間のコミュニケーションにおける情報の伝達や自己修正も含まれるとか。以前は人工知能の研究に使われていたそうです。

2nd order cybernetics

ハインツ・フォン・フェルスターが提唱したもので、「コントロールのコントロールとコミュニケーションのコミュニケーション」を目指したもの。サイバネティクスでは観察者はシステムに含まれませんが、セカンドオーダーでは観察者が含まれるそう。こうすることで、観察者自身が舵を取り、システムの変化に関与することになります。すると、システム自身が自己決定をするようになる。あっ、つまりこれがAIの始まりってことですね。

ブータンの橋

隈さんが言及していたブータンの橋というのは、こちら。 imagesマインドフルネスシティを提唱したBIGによるブータン南部の特別行政区の都市計画案の中に盛り込まれている橋のイメージ図になります。 隈さんの作品というのは、久杉橋。(←検索してみてください)言われてみると、はい、似てますね。

Adaptive Architecure

歴史的な建造物を現代にあわせて変えていこう、という新しい考え方で、壊すのではなくアップサイクルすることを目的としています。

ミシェル

はい、番組をこよなく愛しているあなたなら、誰のことか分かりましたね。はい、Akiya DAOの創業者のMichelle Huangのこと。実は彼女、現在は長野で空き家をゲットしプロジェクトが本格スタートしたそう。隈さんの大ファンとのことで、かなり興奮していました。Akiya DAOについてはこちらの動画をご覧あれ。

フィボナッチ数列

イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチにちなんで名付けられたもので、前の二つの数字を足した数を並べていった数列のこと。自然界にも多く存在していると言われていて、黄金比とかいわれるあの貝のような渦巻きで表されることもある、アレです。

北海道東川町

最近移住者が増えている町として知られていて、現在は住民の約半数が移住者なんですって。しかも隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)のサテライトオフィスもあるそうです。

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デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

隈さんとのトークセッションの続きをお楽しみください。興味深いトピックがたくさん飛び交いましたし、私と隈さんとで重なる部分が沢山ありことがわかる発見が多い充実したトークでした。

- Joi

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最新テクノロジーとの付き合い方

ここからはシナダがお届けしています。 今週は建築家の隈研吾さんがどう最新テクノロジーを活用しているのかを中心にお届けしています。

隈さんはコンピュテーショナル・デザインを早くから導入されていたそうです。パラメーターを変化させると雲のようにどんどん建築物が変化していく「デジタルアーキテクチャー」を早くからアメリカで体感し、そしてその手法を少し冷めた目線で見ていたようです。コンピューター上ではいきいきと動き続けるのに、建築物となった瞬間に流動性は失われ固まった建物になっているのに違和感を感じたんだとか。

隈さんはコンピュテーショナル・デザインの第二世代と言われているそうです。固まった第一世代とは相対的に、第二世代は流れ続ける建築がポイントで、設計者と施工者が対話をし続け、フィードバックは永遠に継続し、利用者も設計と施工に参加する新たなな建築が特徴。素材もコンクリートではなく、木の板や石など「粒子化しやすい」物質を用いているそう。

そんな背景は知っていたはずなのに、隈さんがプレゼンにMidJourneyを活用していると聞いたのは少し驚きでした。しかも自分の名前を入力すると、生成されるって...。

しかし一方で、利休の茶室的なパビリオンをいくつも手がけて実験を行い、これを大きな建造物で活用する「手をつかった」建築も続けていらっしゃって、「パビリオンを作るのが好きなんです」とおっしゃる隈さん。かっこいいですね。

プラスチック段ボールと結束バンドで作った「織部の茶室」やスーパーオーガンザという軽い素材を使った浮庵、竹材を螺旋状にまいたBamboo Flowなど様々な実験的な茶室からそのアイデアの源泉を垣間見ることができます。

手を動かしつつ、テクノロジーのいいところをどんどん取り入れながら、有機的な建築を続けていく。その隈さんの好奇心とバランス感覚がすごいなあと今回編集素材を聞いて改めて思った次第です。

Joiさんと隈さんの対談はまだまだ続きます!

テクノロジー x 茶室を考えるための7つのキーワード

負ける建築

隈さんの著書「負ける建築」にはこの定義が次のように記載されています。

「負ける相手は何ですか、という質問をよく受ける。「まわりの環境に負けるということです」などと答えてお茶を濁しているのだが、実際のところこのタイトルを思いついた時に考えたことは、何に対して負けるとか勝つとか、ということではなく、「えばっていない建築」を知的に言い換えたいという思いがベースになっている。---「負ける建築」あとがきより

MidJourney

MidJourneyという研究所が出している画像生成モデル。最初はDall-eと対バンはってましたが、現在ではMidJourneyの方がクオリティが高いと人気ですよね。最近では人物像を固定していくつも生成できる--crefが話題ですよね。

パラメトリックデザイン

建築要素やエンジニアリングコンポーネントなどの特徴を、直接操作するのではなく、アルゴリズムに基づいて形成する設計手法のこと。隈さんの事務所では、早くからこのパラメトリックデザインを導入してきたようですね。

バーナード・チュミ

スイス生まれのアメリカの建築家で、コンピュテーショナル・デザインの第一人者でもあるそうです。隈さんがコロンビア大学で客員研究員として滞在していたときに少しだけ被っていたようです。

Bjarke Ingels Group (BIG)

デンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス率いる建築事務所。 ゴミ処理場の屋上をゲレンデにしてしまったりと都市や建築物を人間の生活と適合させることを目指しているようです。

ブータンの計画

マインドフルネスシティを提唱したBIGによるブータン南部の特別行政区の都市計画案。持続可能性、調和に焦点を当てた内容になっているそうです。

ミース・ファン・デル・ローエ

モダニズムの代表的建築家。ユニバーサル・スペースという空間概念を提唱し、建築と欲望との距離に関する新しいフォーミュラを開発したと言われています。あのバルセロナチェアもミース・ファン・デル・ローエがデザインした椅子になっています。

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私は以前から隈研吾さんの大ファンだったのですが、今回初めてお会いして隈さんの人柄や深淵な考え方に触れることができ、もっとファンになってしまいました。そして彼のこれまでの作品や考え方がいかに多くの重要な糸を結びつけているかがわかりました。

隈さんはまた、日米間のコミュニケーションにおいても偉大な先輩でもありますね。今回のトークをみなさんに聞いていただけることをとても嬉しく思います。

- Joi

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デジタルとフィジカルのアーキテクチャーを考える

ここからはシナダがお届けしていきます。 隈さんとJoiさんのトーク、いかがでしたでしょうか。最初はなんとなくの直感だったんです。隈さんとJoiさんが茶道について話したら、面白いかも、と思い。隈さんと「デジタルと建築とお茶について話をしませんか」とご提案したところ、ご快諾をいただけたんです。

それからは隈さんの著書をリサーチ段階で何冊も読んだんですが、読めば読むほどJoiさんと隈さんの考え方が近いことにとっても驚きました。

茶の本に惹かれていることはもちろん、東洋思想の重要性や、非中央集権の実現、オープンとクローズの考え方など、実現しようとしている方向性はびっくりするぐらい似ていることに気づきました。今回のお話はお茶の話に始まり、隈さんの作品の裏話や利休に対する考え方、そしてデジタルについても少し触れられています。来週はもう少しデジタルについて掘り下げてきます。お楽しみに。

千利休 x アーキテクチャーを考えるための15のキーワード

デジタルアーキテクト

現在、インターネットは分散型で構築されてますよね。これは、インターネットがスタートした当時、強い哲学や美学があったからこそ実現したもの。当時は市場を独占しようとする電話会社やら大手インフラ会社などと激しい戦いがあったようです。ですが、web2.0になってプラットフォーマーが登場し、GAFAM的な会社にほぼ全てを牛耳られていますよね。私たちは現在、アルゴリズムに振り回され、右往左往ばかりしています。 このデジタルの構造、つまりデジタルのアーキテクチャーを文化の理解、法律の理解、経済の理解と技術の理解という4つの側面から総合的に理解し、次の世代のインターネットを考えるというのがJoiさんの肩書きである「デジタルアーキテクト」のお仕事。 web3という新しいデジタル時代が到来してる今、インターネットというものを、当たり前のものとして認識している私たちに「このままだと、危ないよ。ここで土台をきちんとしないと、またweb2みたいに中央集権的なインターネットに成り下がってしまうよ」と警告しつつ、正しい構築へと導く、そんな役目と言えるでしょうか。

西田幾多郎

日本の哲学者。千葉工業大学の前身となる興亜工業大学の設立趣意書を作成したことでも知られています。西田は日常的な体験と坐禅の経験を融合させ、主観と客観が分かれる前の原始的な純粋経験という新しい視点を提供しています。はい、シナダも2年前に「気づきの原則」の授業をとっておりましたので、読みましたよ。善の研究を。めちゃめちゃむずかしかったです。青空文庫にありますので、是非読んでみてください。

ガードナー美術館

ボストンにある美術館で、イザベラ・スチュワート・ガードナーという巨額の遺産を手にした女性が収集した作品が収蔵されている美術館。岡倉天心とガードナー氏の交流についてはこちらに詳しく記載されています。

川俣 正

北海道出身の造形作家で、地域住民も巻き込みながら廃材で建物を包んだり、木製のタワーを作ったりといったアート作品を生み出している芸術家で、現在はパリで活動をされているそうです。

岡﨑乾二郎

彫刻、絵画、映像、メディア・アート、建築のほか、テキスタイル作品、舞台美術、絵本、タイルなど様々な作品を制作してきています。

高知県梼原町

町面積の91%を森林が占め、標高1455mにもなる雄大な四国カルストに抱かれた自然豊かな山間の小さな町。一部では日本のブータンとも呼ばれているそうです。町内には5箇所に6つの隈さんの作品があり、隈研吾の小さなミュージアムと言われているそうな。

広重美術館

正しくは、那珂川町馬頭広重美術館といって、栃木県の那珂川町にある町立美術館です。栃木県の実業家が集めた作品が那珂川町に寄贈され、美術館が設立されたそうです。

The Great Wave

クリストファー・ベンフィーという英米文学の教授による本で、日本とアメリカのスピリチュアルな交流の歴史が記されているそうです。

Guilded Age

金ピカ時代や、黄金時代などと呼ばれる時代で、アメリカの南北戦争が終わった後に鉄道を中心として急速に経済が発展したいわゆる1800年代のバブル。

茶の本

岡倉天心が1906年にアメリカで出版した本。もともとは英語で書かれており、The Book of Teaと呼ばれていました。茶道を通じて日本人の精神文化や生活観を解説しています。

利休百首

千利休が茶道の精神や作法を歌にしてまとめたとされる百首の和歌。「利休道歌」とも呼ばれているそうです。利休が詠んだ説と、弟子が詠んで利休が詠んだことにした説があるそうで、後者が濃厚なんだそう。

バウハウス

1919年から1933年までの間に、ドイツのワイマールで始まった影響力のある芸術とデザインの運動。

HELVETICA

1957年にMax MiedingerとEduard Hoffmannが発表したフォント。ラテン語でスイスを意味するそうです。

MITのロゴ

そしてMITのロゴも、Joiさんが言う通り、Helveticaが使われていますね。このロゴが採用された当時は、まだHelveticaと呼ばれておらず、Neue Haas Groteskと呼ばれていたそうです。現在みんなが使っているHelveticaとはすこーし異なるそうで、MITの学生はこのオリジナルのNeue Haas Groteskを無料で使えるそうです。

チャンイーモウ(張 芸謀)

中国の第五世代の監督として知られていますよね。「初恋のきた道」とか「HERO」、「LOVERS」などの作品で知られています。北京五輪、開・閉会式演出もされましたよね。

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10年以上前、異能vation の審査員として落合さんの作品を見たことを今でも覚えています。私は長年、Prix Ars Electronicaの審査員として、またその後はMITのメディアラボで、メディアアートに深く関わってきました。日本にも注目すべきメディアアートはありますが、かなりレアな存在だったので、新しい才能の出現を目の当たりにしているような感覚を覚えました。

今では落合さんはアーティストとしても学者としても有名で、私は彼を「落合くん」と呼んでいましたが、今では「落合さん」と呼ぶようになりました。また、彼はパンクのエッジを保ちながら、よりディープになり続けている。彼は新しいタイプの日本のオピニオン・リーダーの興味深い例だと思うし、彼の発言の本質と、新しい世代の代表としての彼の存在の両方から多くを学んでいます。

私同様、皆さんもこの対談を楽しんでいただければうれしいです。

- Joi

脳みそのオーバーヒートに気をつけて!

はい、シナダです。今回は最初に謝ります。今回はシナダ、全く解説できません!編集にあたって、すでに6回ぐらい全部聞き直したんですが、「あ、わかったかも!」と思った箇所が次に聞いた時点ではまたわからなくなっている。。。そんな奥深すぎる回となっています。唯一わかったのは、「野球は間のスポーツ」だということぐらいです。。一応わからなかった単語を並べてはいますが、私よくわからないで書いてます。だって奥が深すぎるんですもの...。

前回の和やかな茶道談義からは打って変わって、急にトップギアにはいったJoiさんと落合さん。この落差、すごくないですか。

もうこれは、みなさんであーだこーだとTwitterなんかで解説していただく必要があるかと。。。さあ、ここは集合知の出番です。みんなでこの2人の地の巨人の脳みそを少しでも解析し、自らの学びへとつなげられるよう知識を共有しましょう。

マタギドライヴ

コンピューターが進化し、浸透した社会では、マタギ型社会が今後必要になる!として書かれたもので、Planetsで連載がされています。ちなみにマタギとは、狩猟をしながら生活する集団のことで、主に東北地方や北海道にいたそうです。

民藝

大正末期に柳宗悦によって提唱されたもので、民衆の手によって作られた日常の生活用品が、「あれ?よくみたら、これ美しくない?」となったもの。駒場にある日本民藝館には、籠やら器やらが展示されていて、「わー素敵!」となるものがいっぱい並べられています。ちなみに柳宗悦の息子は、柳宗理。バタフライチェアとかお鍋とかで知られてますよね。

真言

遣唐使だった空海、いわゆる弘法大師が帰国後、高野山でひらいた宗派。教主は大日如来。大日如来は「宇宙そのもの」や森羅万象そのものを象徴しているそうな。ちなみに真言はMantraの訳なんだそう!!Mantraとは神秘的な威力を持つ呪文のこと。

柳田國男

日本民俗学の創始者。岩手県遠野郷に伝わる民間信仰や行事などを綴った「遠野物語」や「民間伝承論」などが知られています。

オブジェクト指向

ソフトウェアの開発技法のひとつ、データの処理をオブジェクトという部品として扱う方法を指すそうです。レゴでいえば、ブロックもレゴを組み立てる指示も全て部品、つまりオブジェクトとして同等に扱うそう。これにより複雑なプログラミングも管理がしやすくなり効率的に進めることができるそう。

では、真言密教とオブジェクト指向はどう関係あるのか...については落合さんご自身が詳しくこちらで解説されていました。是非こちらで学んでください。

ベイトソン

アメリカの文化人類学者。情報理論の先駆者で、コミュニケーションの論理階層を研究したことで知られています。それ以外にもイルカのコミュニケーションについても研究したそうです。ちなみに、「ダブルバインド」はベイトソンが考案した概念なんだそう。

レヴィ=ストロース

フランスの人類学者で二十世紀最大の人類学者と呼ばれている人物。著作『野生の思考』ではブリコラージュなる概念を提唱しています。これは、ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作ることを指しています。

CLOJURE

世界で一番美しいとの呼び声も高いプログラミング言語LISPという言語の方言のひとつ。Joiさんが研究しているprobabilistic programmingで主に使われているそうです。

身体言語

身振り手振りで話す言葉のこと。ボディーランゲージ。

円空仏

円空が作った仏様のこと。円空は江戸時代初期の天台宗の僧侶で丸木の原材をナタで割り、小刀で荒削りしたものが多かったそうです。

Guilded Age

金ピカ時代や、黄金時代などと呼ばれる時代で、アメリカの南北戦争が終わった後に鉄道を中心として急速に経済が発展したいわゆる1800年代のバブル。

茶の本

岡倉天心が1906年にアメリカで出版した本。もともとは英語で書かれており、The Book of Teaと呼ばれていました。茶道を通じて日本人の精神文化や生活観を解説しています。

South by South West

SXSWと略される、テクノロジーと音楽の祭典!ちなみにJoiさんはSXSWのHall of Fameらしいです。

一子相伝

奥義を自分の子供のうち1人だけに教えること。

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私は茶道を始めてまだ1年足らずの初心者で(かなりハマってはいますが)、お茶について公の場で話すことに不安を感じています。まだまだ知らないことばかりで、知らないことを自慢げに話す無知な人間だと思われたくないのです。

でも、お茶には興味があるので、エンジン01の事務局からこのパネルに参加しないかと誘われたとき、承諾しました。しかも今はお茶に熱狂している状態なのので、話が盛り上がると止まらなくなってしまいました。

このポッドキャストを配信したことで、お茶の先生や生徒さんたちがこれを聞いて私を批判するのではないかと、ちょっとヒヤヒヤしています。

ともあれ、熱心な数人の初心者の会話として楽しんでいただければと思います。

- Joi

高校生の部室トークならぬ大人の控室トークを盗み聞き

ここからはシナダがお届けしてまいります。

はい、今週はCrypto Barを飛び出して、千葉県市原市にロケしてまいりました。エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議というボランティア集団が主催するオープンカレッジの会場へ。

このイベント、かなーり充実していて驚きました。大学のキャンパスを貸し切って、実際の大学の教室で講師の方々が様々な講義を提供されるのです。今回登場いただいた落合陽一さんや、マネックスグループの松本大さんはもちろん、茂木健一郎さんや勝間和代さんなど様々な文化人がユニークなテーマで次々と講義をこなしていくんです。しかも1コマなななんと、800円で生の講義が聞けちゃうんです。「仕事じゃなかったら、みたい講義がたくさんあるわー」とスタッフと話しながら諸々の作業をしていたくらい、本当に市原の方々が羨ましい!と思いました。なんだか宣伝みたいになってますが、全く宣伝ではなく。それくらい充実のイベントで、各会場は満席でしたよ。

そして今回は講義の合間にポッドキャストの収録もちゃっかり実施させていただきました。今回の収録は「今こそ茶道!茶の湯にまつわるいろんな話」の直前に控室で行われたもの。講義の前ってこんなこと話してるんだなあ、とにんまりしながら聞いていただけるとよいかと。

しかも、3人の楽しそうなこと!部室トークならぬ大人の控え室トークの楽しそうな雰囲気をお楽しみいただければ。

あ、そうそう。番組でもお伝えしましたが、次回のエンジン01によるオープンカレッジは11月!22日(金)~24日(日)の3日間、和歌山県有田市で開催されるそうなので、ポッドキャストチームも収録とかこつけてまた押しかけようと思います。

お近くの方、1000円札を握りしめて11月は有田市へ。

都をどり

4月1日〜5月10日,京都市祇園歌舞練場で行われる芸妓の舞踊。1872年に開催された京都博覧会でスポンサーの余興として行われたショーが人気となり、翌年から毎年4月に開催することにしたもの、なんだそうです。

ヌル庵

正式名称は、「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」で、麻布台ヒルズで行われている展示になります。静寂が騒がしさの中から生まれ,また静寂によって騒がしさも生まれるという図を表現しているそうです。一部のお部屋や展示などは有料だそうですが、無料でも展示は見ることはできるそうです。ヌルはヌルヌルなのもあるようですが、nullの意味もあるそうな。

遠州流

私、シナダ。お茶所静岡で独自に発生した新しい茶道を遠州流と呼ぶのかと思っていたら全然違いました。小堀遠州という茶人が起こした流派で、武家を中心に広まったそうです。わびさびではなく遠州流テイストをくわえた「きれいさび」と呼ばれる美意識が存在するそうです。

立体曼荼羅

京都にある東寺が所蔵する21体の仏像からなる、空海の最高傑作といわれる作品。なかにはVRで展示されてるものもあるとか。

淡交

裏千家の書籍を多く出版されている「淡交社」が出している月刊誌。私も読みましたが、ものすごく深いです。茶道をここまで切り込むか!!といった鋭い特集が組まれています。

高野山の武将のお墓

高野山にある奥之院には武田信玄や伊達政宗、明智光秀など戦国武将のお墓が並んでいるそうです。

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