日銀は25―26日に開いた金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標を0―0.1%で据え置くことを全員一致で決めた。長期国債についても、3月の決定会合で決定された方針に従って実施するとした。
- マーケット円全面安が加速、対米ドル以外も10数年ぶりの安値更新
日銀会合の結果発表を受けて、円は対ドル以外でも幅広く下落している。対カナダドルで113円後半から114円前半へ下落して17年ぶり安値を更新したほか、対ユーロで167円前半と16年ぶり、対豪ドルで101円後半と10年ぶり、対英ポンドで195円前半と9年ぶり安値を付けた。
- オピニオンコラム:AIで「稼ぐ力」、市場の大手IT評価に明暗
人工知能(AI)という新たな「金鉱」を探す側と、つるはしやシャベルといった掘削道具を売る側と、どちらに回った方がうまくいくのだろうか。マイクロソフトとグーグル持ち株会社アルファベットの四半期決算やそれらに対する市場の好意的な反応を見ると、金の探索と道具販売の双方を手がけることにメリットがあるようだ。
- ワールド米最高裁、トランプ氏免責巡り一定範囲の適用に理解 公判遅れも
米連邦最高裁は25日、トランプ前大統領が2020年大統領選の敗北を覆そうとしたとして起訴された事件で、免責特権が適用されるとの同氏の主張の是非について口頭弁論を開いた。多数派を占める保守派判事らは在任中の行為に一定程度の免責を適用することに理解を示した。
編集長のおすすめ
- ワールドウクライナ農相、裁判所が身柄拘束を命じる 汚職事件関与の疑い
ウクライナの裁判所は26日、ソルスキー農業政策・食料相の身柄拘束を命じた。約700万ドル相当の国有地の違法取得に関与した疑いが持たれている。
- ウクライナ情勢ウクライナ農相、裁判所が身柄拘束を命じる 汚職事件関与の疑い
ウクライナの裁判所は26日、ソルスキー農業政策・食料相の身柄拘束を命じた。約700万ドル相当の国有地の違法取得に関与した疑いが持たれている。
- オピニオン為替水準、金利差がかなり重要な部分占める=鈴木財務相
鈴木俊一財務相は26日の衆院財務金融委員会で、円安の背景について「為替の水準は金利差はかなり重要な部分を占める」と述べた上で「その他にも、国際収支や物価動向など経済指標、市場参加者のセンチメントや投機の動きなども複雑に混じり合って形成される」と指摘した。