2年前、世界中の中央銀行が利上げを開始した。当時、筆者を含む多くのコメンテーターは、長年にわたる金融緩和の終了によって資産価格と景気の崩落が引き起こされるだろう、と予想した。ところが景気後退は訪れなかった。
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今週の外為市場でドル/円は、底堅い展開を予想する声が出ている。米消費者物価指数(CPI)などを通じて米国の利下げ時期を見極めることになるが、大きく開いた日米金利差が支えとなる展開は変わらない見通し。前回、円が急騰した157円台にかけては、為替介入への警戒で神経質な動きとなる可能性もあるという。