日米株価には厳しい調整圧力が働いている。期待されていた米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始が、市場の当初予想していた6月から後ずれしそうだからだ。
- マーケット米利下げは市場暴落シグナル、「ブラックスワン」ファンドが指摘
「ブラックスワン」(予期せぬ極端な事象)に対するリスク緩和に特化したヘッジファンド、ユニバーサの創業者で最高投資責任者(CIO)のマーク・スピッツナゲル氏は、米利下げは市場暴落のシグナルとなるため、投資家は最近の「ゴルディロックス(適温)」環境を今のうちに生かすべきだと警告している。
- ワールドUNRWAのテロ組織関与、イスラエルは証拠提供せず=評価グループ
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のスタッフがイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に関与したとの疑惑を巡り、UNRWAの中立性を評価する外部グループが22日に報告書を公表し、イスラエル側からは「相当な数のUNRWA職員がテロリストグループのメンバーだ」との主張を裏付ける証拠は提供されていない、と述べた。
- 経済基調的な物価、2%に向けて上昇なら金利引き上げていく=日銀総裁
植田和男日銀総裁は23日の参院財政金融委員会で、先行き、基調的な物価上昇率が日銀の見通しに沿って2%に向けて上昇していけば、金融緩和の度合いを調整し、短期金利を引き上げていくと述べた。物価・経済見通しやリスクが変化すれば、政策変更の理由になるとも話した。ただ、金利変更の時期や幅については、予断を持っているわけではないとした。
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- マーケット旧村上ファンド系、クレハ株保有比率が10.48%に上昇
旧村上ファンド系のエスグラントコーポレーションが23日に提出した変更報告書で、クレハ株の保有比率が共同保有者を含めて10.48%に上昇したことが判明した。前回の報告では9.37%だった。報告義務の発生日は16日。
- ビジネスレゾナックHD、転換社債で約1000億円調達 半導体関連投資など
レゾナック・ホールディングスは23日、欧州とアジアを中心とする海外市場でユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を5月に発行し、総額約1000億円調達すると発表した。半導体材料分野への設備投資と長期借入金の返済に充当する。