米商務省が25日に発表した2024年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比1.6%増となった。主に個人消費が成長の下支えとなったが、伸び率はほぼ2年ぶりの低水準だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の2.4%増を下回った。
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米労働省が25日発表した4月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5000件減の20万7000件となった。
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円安・ドル高が止まらない。年初来の対円の通貨騰落率(4月24日時点)を見ると、円が全面安となっている一方、外為市場で取引量が多い主要10通貨のうち、ドルの上昇率は9%でトップとなっている。
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半導体製造装置メーカーのディスコ は25日、2024年4─6月期の連結営業利益が前年同期比59.7%増の271億円になりそうだと発表した。生成AI(人工知能)やパワー半導体向けの装置需要が堅調で、同四半期として過去最高を見込む。