考えるタケノコのブロゴ

世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス

お前たちはメキシコでどう生きるか?

よく来たな。

俺はジョン=スパイラル・グッドスター。俺はついこの間までものすごい数の足首の写真を撮っているが、お前に見せるつもりはない。だが、こんかいはFGOでお前に知らせなければならないことがあるので、久々に記事を書くことにした。
 
FGOは幾度目かのメキシコで大KAIJUと戦い、南極で自分の家のセコムから出禁を食らい、そしてオーディール・コール……なんかそういうのが始まった。
オーディールとは厳しい試練のことであり、つまりはMEXICOであることは何より明らかだろう。コールはなんか電話とかそういうやつであり、たぶんメキシコに国際電話することだと思われる。
 
残念ながらカルデアにはSkypeが普及しておらず、テレホンカードの代わりに『パッセンジャー』の冷凍睡眠ポッドみたいなやつが毎日配られるが、貯められる量が決まっているのでお前がゆっくり眠れるのは最大で3日しかないことが判明している。
 
お前は最大で3日おきに(できれば毎日)白紙の地球をうろつき、木を植えたりする代わりに謎のQuestをクリアしなければならない。
問題なのは、そのQuestの中身だ。50万くらいのHPのエネミーが結構出てくる。
このあたりのHP帯は非常にセンシティブであり、お前が特定のバンデラスに金のラバーカップや金色の小動物を食わせてゴールデンスパークしてもギリギリ倒しきれない可能性があり万一倒しきれたと思ってもエピソード9あたりで死者の口が開く可能性があり大変に危険だ。
オーダーチェンジ等含めて全力を費やせば倒せなくはないが、毎日3回オーダーチェンジするのは人類の許容量を超えており、これも危険を秘めている。
 
なら、お前たちは、どう生きるのか? オーダーチェンジするために生きているのか?
鳥に説教されて、劇場に行ったり行かなかったりしたお前は、映画館で何を見てきたのか?
それはいい。
だがお前は今こそ、生と死は隣り合わせだということを思い出すひつようがある。すべてのものには終りがある。それはTwitter(※ X)の不具合めいていずれかもしれないし、今日すぐにかもしれない。
 
そう……お前は、即死と向かい合う時が、とうとう来たのだ。
 
FGOに限らず、こういったRPGの即死はほとんど腰抜け要素であり、ボスとかには通らないようになっていることが大半だ。
万一通ったとしても確率は隠しパラメータになっており、「私は何%の確率で死にます」とエネミーが看板を下げて出てきてくれるようなことはないので、お前は養子先の義理の兄に殺されかけたり、二重人格の状態で交通事故に遭ったりして特別なPowerに目覚めるひつようがあった。
いちいちそんなことをするよりは、鍛え上げられたサーヴァントでエネミーの方を交通事故(ゴールデンドライブ)するほうが早かった。
 
だが……時代は変わった。このオーディール・コールには即死が効くクエストがあるのだ。狙うべきは、サーヴァントのいないQuest。地図の上で言うと、ロシアと、アメリカだ。
そして、使うべきサーヴァントはニトクリスだ(オルタのほうではない)。
げんざいのFGOには即死効果宝具をもつサーヴァントはそれなりの数いるが、
① 即死の対象に属性の制限がない
② もともとの確率が高い(よく見ると「中確率」とか「高確率」とかそういうのがテクストに書いてあることがある)
③ 宝具を二連射するひつようがある(ナチョスポイントをチャージできる)
④ オーバーチャージで確率を積み増しできる
⑤ (できれば)全体宝具である
⑥ (できれば)コストが低い方が良い
といった事情から、げんざいのところは「ニトクリスが一番いい」という感じになっている。
言い忘れたが、ニトクリスはスキル1とスキル2の強化がひつよう(宝具強化Questもひつよう)なので注意せよ。だが、今は杏仁豆腐みたいな素材でスキル石とか素材を交換できるようになったので、このあたりは問題ないだろう。
 
そして……使うべき礼装は、これだ。

天草四郎。適当に扱ってもなんか敵を倒してくれることでおなじみだったコイツが、礼装になって帰ってきた。
その効果は、オーバーチャージ……しかも3~4回。ふつうのサーヴァントが一生(※ 出撃してから倒れるまで)に撃つ宝具の回数が1~2回であることを思えば、その2~4倍はすごい数であることは明らかだろう(※ 但し、アルトリア・キャスターとかマーリンズとかは別枠で過重労働が待っている。つまり、この礼装との相性もいいのだが、今は置く)。
オーバーチャージの重要性について記事を書いたこともあった気がするが、結局のところ、礼装とかスキルでなんとかするのが一番早かった。というわけで、天草四郎には1日6回くらい即死を願ってもらうことにする。
 
ニトクリスと、天草四郎ポートレート……これを組み合わせることで、お前は結構なかくりつで敵を即死させる全体宝具を複数回撃つことができるようになった。
そう……ニトクリスに、お馴染みの50ナチョスポイント配ってくれるおじさんとか、70ナチョスポイント配ってくれる森の妖精(※ 宝具のたびに尻をスズメバチに刺されている)とかをサポートに付ければ、お前はすぐに殺戮猟兵を即死させることができるようになる。
 
だが……お前は、それで満足なのか?
確かにそれで、獣国の皇女や水着のワルキューレがメチャメチャな数要求してくる薬莢に悩まされることは少なくなるかもしれない。
だが……お前は、もう一歩歩みを進めて、ラスベガスを貯金箱にしたいとは思わないか?
 
お前が、もし、オーダーチェンジと再び向き合うことを決めたなら、それは可能となるだろう……

オーダーチェンジは、確かにめんどうかもしれない……入れ替えるサーヴァントを間違えて、ミスキャストしてしまうことがあるかもしれない……だが、生きるためにはオーダーチェンジが必要なときもあるのだ。
 
これで、お前はダンシングコインをジャンプさせて1日900万QPいじょうを巻き上げることが可能になるのだ。
 
今日、俺が言いたいことは一つだけだ。
お前は、ニトクリスでまいにち敵を即死させろ。そして、どう生きるか(オーダーチェンジ)について考えろ。
いじょうだ。
 
(追記 7/31)
 編成を最適化した結果、なんかオーダーchangeしなくてもラスベガスが周回できるし、星5二枚を控えに入れてもだいじょうぶなことに気付いてしまった。

① ニトクリスのスキル1、アルトリア・キャスターのスキル1、スキル2(ニトクリス)使用
② ニトクリス宝具使用
③ ニトクリスのスキル2使用、マスター礼装のスキル2「心眼成就」をニトクリスへ
③ ニトクリス宝具使用
④ コルデースキル1使用、コルデー宝具(足りなければマスター礼装のスキル2をこちらに使って追いナチョス
 
 殺生INをダブルでINしなければいけないので地球が2個に増える(片方が5枚重ねになっているが、これはコルデーのアペンド2をアンロックすれば必要ない)、2wave目の即死せいこう率がちょっと下がる、などのもんだいはあるが、今のところはこれでいいだろう。
(殺生IN以外にも、「シャスマティス」とかも使えるかもしれない)
 
 以上だ。
 人は、いつかオーダーチェンジと向き合うべき日が必ず来る。だが、それは今日はではなかったようだ。
 
 
 

お前は福袋を選べ

 よく来たな。ハッピーニューイヤーだ。

 俺はジョン=スパイラル・グッドスター。久々にFGOの記事を書く男だ。

 メキシコは……去年一年いろいろ大変だった。なので、ブロッゴのこうしんをしていなかったことについて言い訳をするつもりもない。これからもお前は、FGOとかしながらも、シーライフやSDGsについて考え……たくましく生きてゆけ。

 

 だが、その前にお前の頭の中は、あることでイッパイの筈だ。

 そう……FGOの新年恒例、福袋だ。おれは福袋の由来についてはよく知らないが、多分サンタクロースの本体部分と関連しているとにらんでいる。今回はリアルマネーを伴う話なので、お小遣いが月5ドルとかしかないチビッコは回れ右だ。

 

 ふだん、何百ドルつぎ込んでもサーヴァントが出ないブルタルなシステムがFGOのガチャだ。それが時折気紛れに年二回くらい見せるやさしさ……★5サーヴァントがかくじつに出る課金システム。それが福袋だ。普段無課金でも、とりあえず福袋は引いて戦力を補充しておく……そう考えるお前もたくさんいるだろう。
 しかし、FGOの福袋システムは年々複雑怪奇になり……クラスとか何年に実装されたとか限定とかハリウッドだけど中国資本とかそういうものにお前は毎年振り回されてきたはずだ。おまけに、今回はレベルの詰まりのキュッポンする金色のラバーカップまで付いてくる……つまり、引かざるを得ない、とお前は思っているかもしれない。

 そこで今回は、福袋をどう選ぶべきか……そういうハイテックなアプローチの話をする。こういうことを言うと腰抜けと思われるかもしれないが、あくまで選び方の一つなので、ガチャのトップ絵を見てピンと来たヤツを引く、とか、ベイブの尻尾がキューティーだから引く、みたいなことでもいい。減るのはお前が何らかの何かと引き換えに得たカネとチャンスなので、俺は特に困らない。

 

 本題に入る。使うのは、どこのご家庭にもあるExcelだ。ない場合は近所のカフェとかコーヒーショップで買ってくるべきだ。

 今回のガチャは宝具属性とクラスでなんとなく区分けされているが、どれが出るかは結局ランダムだし、ガチャの数は14個もあるので人間の指とかで数えるとばくはつする仕組みになっている。なので、まずはとにかく所持率で絞る。

 「宝具レベルを上げるのもよいのでは?」などとメガネをクイックイッしながら言ってくるコンサルティングパーソンもいるかもしれないが、それは後で考える。

 幣メキシコの所持率をもとに作成した表が以下になります。俺は去年一年くらい真面目に労働していたので、Excelの表に色をつけるテクを覚えた(ホーム→条件付き書式→カラースケール)。

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 結果、なんか赤い……所持率の小さいところを引けば、たぶん新しいサーヴァントが出やすい、ということをお前は理解する。

 もし万一、Excelとかみると爆発するお前のケースでも……多分なんかappmediaとかそういうところが所持率チェッカー的なやつでなんとかしてくれると思うのでしばし待て。

 

 結果、幣メキシコでは三騎士のアーツと三騎士のバスター2、四騎士のバスター1、EXTRAクラスのアーツとかその辺を引けばいいことが明らかになった。ここの数字が0.5とかだと、1/2くらいの確率でカブるので、三割くらいで弾くのが多分無難だ(全部持ってる、みたいな石油王は宝具レベル1とか2以上で同じような表を作ればいい)。

 次に、ガチャの中身を検討する。ここでようやく宝具レベルとかを考えることになる。以下が幣メキシコのチャートだ。俺はブロッゴの都合とかもあるので、手持ちとの重複と、なんか新しそうなサーヴァントを優先しているが、この辺の評価基準は人それぞれでいい。顔が好み度とか、身長でかい度(多分プロテアとかがトップになる)でスコアリングもアリだ。

 サポーター福袋を引くとキャストリアが当たってメチャ強、みたいな意見もあるかもしれないが、当たる確率は2割くらいなので、特定の一体を狙うとかせず、おとなしく総合的なスコアでれいせいに判断するべきだと俺は思う。

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 結果、手持ちに居なさすぎてデータの少ないEXTRAクラスのA福袋と、メリュジーヌを3回くらい爆死している三騎士A福袋にまで俺は絞ることができた。

 俺の爆死を抜きにしても、さいきんのFGOはなにかとアーツでナチョスをリチャージするブームなので、アーツ三騎士福袋は割とおすすめだ。

 あと、完全に忘れていたが、星4以下のサーヴァントについても同じクラス・属性で出るので、そこを狙っていくのもアリだ。

 

 フェーズ③。ここまで来たら、することは決まっている。それは、うんめいを信じることだ。そして……矛盾するようだが、誰が出ても、きちんと育てて使う覚悟を決めること……

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 というわけで、俺の福袋はこんな感じになった。

 どうだっただろうか。ガチャ期間は短く、FGOは多分まだ長い……そして、FGOが続く限り、お前はガチャとかいうシステムと何らかの形で付き合っていくことにる。

 この記事が、お前が少しでも良い一年、良いメキシコライフを送る助けになれば幸いだ。

ナチョスが終わり、春が来る。

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。文章を書き、コロナ・ビアを飲み……そして時々、FGOのかいせつ記事を書くそんざいだ。

 このブロッゴもしばらく更新がなかったので、お前も俺のことを忘れていたかもしれない。だが、お前の人生はそもそもそういうものなのだ。日々、畑を耕し、家に帰って家族と話をし、泥のように眠り……そういうことをしているうちに、色々なことを忘れていく。大切なことも、そうでないこともだ。だが、だからこそ。そうした日々の中で、忘却に耐え残ったものは尊いのだ。

 

 ブロッゴの更新がなかった間も、いろいろなことがあった。冬が過ぎ、春がきて……夏になり……俺は、カクテルSHIROU(※本当に売っている)をのみながらヘブンズッフィール3をみた。すごかった。映画館を出るとき、俺は桜が咲いているのを幻視した。ハカランダ(※注 メキシコに生えてる木。桜っぽい)ではなくだ。
 今までと違い、俺は「見に行け」と無条件に言うことはできない。時世的なこともある。だが、いつかは必ず見て欲しい。できれば、1とか2もふくしゅうした後でだ。

 

 あと、しらないうちにオリュンッポスがじっそうされて……俺はメキシコについて語れることが少し増えた。なので今日は、すこしだけタイプッムーン世界の歴史の話をしよう。


 神世の時代……世界はナチョスで満ちていた。なにもしなくてもお前はナチョスを入手できたし、いくらでも宝具を撃てる100%バンデラスだった。だが……神代が終わると……世界を無料ナチョスが覆う時代は終わってしまった。魔術師のお前は、ナチョスを確保するため飽くなき闘争と研究を繰り広げ……アーツチェインしたりクリティカルしたりしなければならなくなった。
 つまり、MEXICO……それは神代……しんのおとこ達の土地なのだ。そして謎に包まれた嘗てのブリテンがいかなる国だったかも、今のお前にはわかるはずだ。そう、メキシコだ。

 

 だが。全人類分のナチョスがもしあったからといって、人類すべてがバンデラスになる必要はない。バンデラスと非バンデラスのサーヴァントが手を組んでこそ、お前のFGOは大成功率5倍になるのだ。そのことを、ブロッゴを読んできたお前は知っているはずなのだ。

 そして、それを教える者が、ついこの前実装された。アルトリア・キャスター…… そういう名前だ。ペンとかドラゴンとかではない。

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 アルトリア・セイバー。バスターが6枚ある王。もはやバンデラスの代名詞だ。今まで行き掛かり上あまり触れなかったが、うちのカルデアにもフル強化のアルトリア・セイバーがいる。
 頑なにバスター宝具を手放さなかった王(水着のことは忘れろ)だが、時代は変わる。今回の王は、バスターではなくアーツを強化するようになったのだ。己がバンデラスであることを、やめたのだ。


 アルトリアはFGOの顔で(アイコンを見ろ)、おまけに定期的に増えるせいしつを持っている。つまり、日々環境変化を続けるFGOにおいて、ある種の示準化石めいている。そのアルトリアがここまでのナチョス大盤振る舞いとアーツ強化を持ち込んだということは、FGOは第二紀アーツ時代に突入したといえる。

 

 具体的な使い方としては、ナチョスとアーツバフをばらまき、味方がファンタズムする。そして、ポートレート爺は倉庫行きになる(ならないこともある)。いじょうだ。

 もうすこし詳しく言うと、彼女は完全なるサポート特化……スキルによるナチョス供給と、「ナチョス・クリティカル・オーバーキル」によるリチャージ強化という両方の能力を兼ね備える。つまりこれは、ナチョス屋台を営業しながらナチョスのつくり方を他人に教えているようなもので、明らかにおかしい。商売をする気がない。

 なので、一緒に運用するアーツ・バンデラスにつける概念礼装はアーツ強化&ナチョス効率アップが相応しいだろう。周回なら、入手難度込みで「ジェット・リー」とかがおすすめだ。

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 あと一応書いておくと、アルトリア・キャスターはマーリンや孔明と違って、ナチョス量がスキルレベルで増えるので、完全に性能を発揮させるには非人道スキルレベリングが必要になる、という問題がある。まぁ、第一スキルがレベル1でも80ナチョスくれる例の礼装と合わせて即時宝具はつどうできるので、ノープロブレムだ。

 

 しかし……アルトリア・キャスターの価値は、お前が右下小動物めいて駆け回る周回だけにあるわけではない。彼女の真価は……おそらく長期戦にある。マーリンも即効性のあるスキルと長期戦向けの宝具の組み合わせだったが、彼女はより攻撃的に洗練されている(代わりに防御、回復はアウトソーシングする必要がある)。

 3ターン継続のスキルも見どころだが、なかでも、「対しゅくせい防御」……多分、近々スターリンとかと戦うことになる準備だと思うが……については、まだ評価は難しい。今のところはとりあえず、「無敵と一緒に付与できるスゴイムテキ」と思っておけばいいだろう。ナチョス・リソースを自分に傾ければ高速起動できるので、ジャンヌ・ダルクの宝具とマーリンのスキルの中間くらいの使い勝手、と言える。勿論、付与が別枠であることを利用して、並べて運用する手もある(アルトリア・キャスターの方は回数性なので、保険に使うことになる)。

 

 総じて……アルトリア・ノットバンデラス・キャスターは、まだその全貌を明らかにはしていないが、しんの男たちの世界と人間の世界の狭間を統べる王にふさわしい性能といえるだろう。

 

 今回は歴史の話をしたので、最後は少し未来の話をして終わろう。

 孔明の解説をしたときに、俺は、ナチョスを求めて這いずりまわる時代は終わった、と言った。今回は、それが本当の意味で終わった、と言えるだろう。
 だが、そもそも。FGOのサーヴァントは3枠しかいない。

 過去ならいざしらず、「いま」の環境で、周回のためにナチョス供給とバフのためだけにサポーターを割くのは果たして合理的なのか? という問題はある。
 むろん、ナチョス・リチャージメントとか、オーダーチェンジするか、人の心を捨てた陳宮マシーンになるか。そういう方法で解決可能だが……ボイジャーのような例(そのうちブロゴで取り上げたい)もある。


 それに……春は、過酷な夏の前触れでもある。
 ここまでナチョス大盤振る舞いということは、今後、サーヴァントの宝具オーバーチャージ前提環境が来る可能性があると俺は見ている。アルトリア・キャスターの宝具も影響している。
 今の環境では、オーバーチャージは実現が難しく、宝具チェイン以外実用レベルにない、という判断のケースが多かったが……「そうなった」時にバランスが変わりそうなサーヴァントの心当たりはいくつもある。

 FGO は五周年になり、日々刻々と姿を変えている。だが、けっきょくのところ、問題なのは、お前のカルデアの話だ。お前がゲームを楽しめるのか? プレイした先になにか得るものがあるのか? どんなワクワクができるのか? そういうことだ。

 5年も経つと、いろいろな礼装……色々なサーヴァントが出てくる。お前はガチャをまわし、蔵にそれを溜め込み、忘れ去り、慢心し……そして、変な穴ぼこに吸引されながらチェーンに捕まることになったり、黒い影にボッシュートされたりするのだ。だから、ひつようなのは常に自分の手札と向き合うことだ。

 

 だからこんかい、俺がお前に言いたいことは一つだけだ。アルトリア・キャスターは強い。だが、ナチョスが増えたからといって、油断するな。いじょうだ。

 

 冬が過ぎ、春になって。俺は、帰って来た。また、次回のブロゴで会おう。

アタランテ・オルタでスター・ウォーズに勝利しろ

※※この記事には『スター・ウォーズ Episode9』のネタバレがやや含まれます。ご注意ください。※※

 

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。今年はコミケットには行かない男だ。

 年の瀬だが、今年の俺にはサンタさんが来なかったので「FGOも最近やることないなー」などと言っているお前のために、サーヴァント紹介をデリバリーすることにした。これで、来年には俺のところにフライングトナカイがマッハ3で突っ込んでくる筈だ。願い事は、とりあえず『デッドプール3』か『アリータ』の続編にしておく。

(追記:書いてる途中に『デッドプール3』のリークがあったので、やっぱり『アリータ2』にする) 


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 今日紹介するのは、アタランテ・オルタ。冬が似合うバーサーカーだ。紹介理由は、

「アタランテ・オルタの育成が終わりましたら是非とも運用記事を読みたいです!」

という良い子からのお便りが、お題BOXに埋もれていたことに気付いたからだ(送信日付は2018年11月だった)。世の中には、時々こういうこともある。しかし、今気づいたのでノープロブレムだ。たぶん。

 

 さて、FGOも長いこと続いていると、色々なことがある。最初は9個しかなかったはずのクラスが13個に増えていたり、サンタクロースで戦隊が組めたり。ライトセイバーの色が紫とか他の色だったり。特に、同じクラスの間の棲み分けが深刻で、「バーサーカーとは……?」「オルタとは……?」みたいなことになる。スター・ウォーズでも、だんだんジェダイとシスの境界がよくわからなくなってくるのと、まぁ似たようなものだ。

 

 さて、バーサーカーといえば暴力だ。バーサーカーで、バスターブレイブチェインをする。なんかすごい火力が出る。これが古き良き時代のFGOだった。他人のことを考えず戦い、理性とスターを置き去りにしていく……少なくとも、なんかそんな感じのクラスだったはずだ。フルプレートガトリング戦闘機野郎とか例外はいるが、そうだった。

 だが、アタランテ・オルタは一言で言えば、「気配りのできるバーサーカー」と言えるだろう。バスターでもスターキラー基地でもない。クイックと、スター集中。それが彼女のタクティクスだ。

 

 宝具とクリティカルの両立はFGOのえいえんのテーマで、アーツ・クロティカルでナチョスを回収することでようやくの決着を見たのは最近の記事を読んだお前なら知っているはずだ。

 だが、アタランテ・オルタのクリティカルはそういう便利なクリティカルではない。攻めのクリティカルだ。じゅんすいに、火力……あと、おなさけ程度のスターとナチョスのためにクリティカルをするのだ。それでもカード性能は実はいいので、うまくクリティカルを仕込めばナチョスは結構回収できるが、そもそもバーサーカーだしそこまでバスターでもないので、ゆうちょうにカードを切って戦うのはあまり向いていない。

 あくまで短期決戦がアタランテ・オルタを使うときの方針だ。具体的には、「敵が宝具を撃つまで」が大まかなリミットになる。そのためには、なるべく短いターンで火力を叩き出さないといけない。しかし、宝具はQだしそこまでダメージが出ない。そこで、宝具火力とクリティカルの火力をいかにマッチさせていくか、がアタランテ・オルタを使いこなす鍵になる。

 

 アタラテ・オルタは、MUNENORIと同じように1ターンのみの効果のスキルが多い。これは、スキルのタイミングが重要になる……比較的上級者向けのサーヴァント、ということだ。

 問題は、構成がQuickをクリティカルさせたいのか、Busterをクリティカルさせたいのか、いまいちハッキリしないことだ。ダメージを優先するか、スターとかを優先するか。お前が決めなければならない。それでも、ちゃんとダメージを出していくためには何らかのサポートは必要だ。アタランテ・オルタの暮らす惑星ホスでは、ナチョスポイントやスター・デストロイヤーが地面からいくらでも湧いてくる、などということはないからだ。

 

 アタランテ・オルタを有効に使うためのサポートには、いくつかの解決策がある。それは具体的には、スカサハ=スカディを使うかどうかだ。

  スカディを使うなら、簡単だ。アタランテ・オルタをうまいこと餌付けして、バフとかを注ぎ込んで宝具とクリティカルを撃てばいい。スカディが二人いれば、もっと簡単になる。宝具レベルが高めなら、適切な礼装(黒聖杯とか)をつけて、ダブルスカディでブーストすれば、宝具とクリティカルでけっこうなダメージが出る。宝具に宝具封印とか呪いとかついているが、宝具封印はいつ撃っても得なやつなので、特に気にしなくていい。 

 

 しいて難しいところを上げるなら、第二スキル「アルカディア越え」の使いどころだ。これは、アタランテ・シリーズの本体ともいえるスキルで、味方全体のQuickをつよくする。ただし、1ターンだ。

 できれば、宝具のタイミングでこのスキルを切りたい。さらにできれば、他のサーヴァントの宝具とチェインを組みたい。そして、出たスターで強化クリティカル、が理想だが、カード配分が上手く行くとは限らない。「ムッ、次のターンでアタランテ・オルタのカードが出る!」みたいなのは、多分フォースではないからだ。

 

 解決策は、実は簡単だ。アタッカーを二人にすればいい。グリーヴァス将軍めいたタクティクスだ。但し、この場合……アタランテ・オルタの方がサブになる。メインは別のQuickサーヴァントを持ってくるといい。

 サーヴァントが二人居れば、どちらかのカードが引ける可能性はかなり高くなる。もう一人がスターの湧く星の出身だったりすれば更に楽だが、そうでなくても第一スキル「自己進化EX」がある。

 自己進化というのは多分ポッキモンめいた進化……FGOだと再臨なのだと思うが、アタランテ・オルタは肩出しで寒かろう、と再臨すれば肩がモコモコになる代わりに腹が剥き出しになる。ならば、ともう一回再臨すると、腹が剥き出しのまま肩がゴツくなるので、俺は考えるのをやめた。

 

 ともかく、流れとしては、

アルカディア越え」を乗せたQ宝具チェイン→他スキルを乗せたクリティカル

 とつなげていくのが理想となる。だが、あくまで理想は理想だ。抱えて溺死することはない。場合によっては、「アルカディア越え」をクリティカル強化に切る覚悟も必要だろう。

 それから、「自己進化EX」の過信は禁物だ。お情け程度のスターしか出ないスキルなので、あくまでスター集中をON/OFFするスキルだと考えた方がいい。

  第三スキル「野獣なのに論理的」は、一見して回避とクリティカルアップのどちらで使うか悩ましいが、レベリングすればチャージ6ターン、つまり50%の確率でクリティカルバフがかかるので、回避メインで使っていいだろう。スター集中が1ターンしかないのに、クリティカル・バフは3ターンかかるというのは、そういうことだ。

 

  とまぁ、アタランテ・オルタをメインに据えるのは、できなくはないが(スカディしないと)色々難しいので、発想を転換して「足りないところを埋める」役目として使うのがいいだろう。バーサーカーなので、ここぞというときにスターを奪っていったりもしないし、アルカディア越えはっせいそうちとしても十分に強い。宝具も遅延のためにつかえる。宝具とクリティカルの調和は、一人でこなすのは難しい。しかし、二人ならできるのだ。あと必要なのは、マスター(お前だ)の器用さだ。

 

 俺が今日言いたかったこと……それは、アタランテ・オルタの使い方には「スカディと組み合わせる」「他の(クイック)アタッカーと組み合わせる」の二つの道がある、ということ。そして、アタランテ・オルタをかんぜんに活用するには、ある種の器用さが求められることだ。それは、みんながスター・ウォーズでみたいシーンをかたっぱしから詰め込みながら、伏線を回収し、サーガを完結させたJ.J.エイブラムスめいた器用さだ。

  エピソード9……「今更そのネタかよ!」と言いたくなる気持ちはあるし、サーガ全体としては賛否両論あるだろうが、一本の映画、あるいはシークエルの完結作としては満足いくものだったと俺は思う。どうか、映画館に足を運んでみて欲しい。

 

 いじょうだ。

チンQは倫理を学べ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺は今、大小さまざまなテクスト締め切りと戦っているが、一つとして取り零すつもりはない。あと、Gジェネレーション(しんの男のゲームだ)にも忙しいが、今回はとくべつにFGOの記事を書くことにした。

 

 さて。こんかいのテーマは、ぜんかいの記事にも出てきた「AMR(アーツ・メキシカンナチョス・リチャージメント)」の話だ。

 AMRというのは俺が付けた名前だが……これは嘗て、古代FGOにおいて「サモ=サン・システム」と呼ばれた周回パーティーの汎用・普及版だ。ちょっとジェダイっぽい響きだが、今回はスターウォーズは関係がないので、そのライトセイバーはいったんしまえ。FGOはもうクリスマスだが、12月20日にはまだ早い。

 

 サモ=サン・システムは、大雑把に言えば「水着モードレッド(アタッカー)にAバフとナチョス・リチャージを乗せ、更にナチョスポイントをブーストして宝具を連射する」というものだ。開発された当初は、宝具レベルをあげた限定星4に星5サボタイ複数という恐るべきハードルの高さを誇っていたが……次第にけんきゅうが進み、新しいサーヴァントがじっそうされるにつれて、ハードルは下がっていった。

 

 とはいえ、肝心のアタッカーに対する多段ヒット全体A宝具という条件は揺るがず、そう簡単に使えるものではない。いや、なかった。今のFGOでは、フレンドとコネクションポイントを貯めて、コネ召喚ガチャを回せば、或る程度はなんとかなるようになったのだ。それは、コイツのせいだ。



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 陳宮だ(以後チンQとする)。

 いままで、超頑張ってモードレッド(ライダー)とかジークとかでコツコツやってきたAMRを、コイツはスターターパックにしてしまった。

 ほんらい、俺はコイツについて真っ先に記事を書くべきだった。だが、あまりのインパクトの大きさに、慎重にならざるをえなかった。 あと扱うネタがセンシティブすぎて、じばくテロとかが起きるたびに記事がボツになった。

 

 陳宮の宝具は、ステラだ。但し他人の命でやるステラだ。お前は、前に俺が書いた、ブシェミ……アーラシュの記事を覚えているだろうか?

kantake.hatenablog.com

 アーラシュの強い点として、任意のタイミングで無傷のコナンをPOPさせることができる……それが当時は唯一無二のメリットだったが、真実はひとつではなかった。陳宮の実装で二つになった。二つでも十分だが、とにかくチンQは他人のいのちでステラをすることで……味方のサーヴァントを処分して、新しいバフ役を補充することができる。

 倫理観とレアリティに目を瞑れば、ひどく合理的だ。これは、AMR戦術でも特に効いててくる。アーツバフの重ね掛けとか……孔明の後から孔明が生えてくるのも夢ではない。つまり、ダブルチャイナタウンだ(ここに香港ネタを挟むつもりだったが、情勢の都合でカットした)。

 

 だが……お前は、まいにち種火のために孔明をばくはつさせることに倫理的呵責を感じないのだろうか?

 味方を犠牲にするというのは、映画の後半戦とかで、なんかスローかつダイナミックなカメラワークの中で行われるもので、決してエブリデイやっていいものではない。コイツはスター・ウォーズぜんぶをローグ・ワンにするつもりなのか? 「他人を爆発させてはいけません」と小学校の道徳の時間に習わなかったのだろうか? コイツを使うことに、俺の心のすみっコで、いつも裸で体育座りをしているシュワルツェネッガーが「No fate」と言っていないだろうか?

 

 俺の心のすみっコの話は、今はどうでもいい。今はチンQの話をするときだ。

 ちゅうしょう的な話はノットメキシコなので、チンQを使ったざっくり具体例を出そう。


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 こんな感じだ。

 とはいえ、俺のカルデアにはアーツバフが強いヤツがあまりいないので、かなり直接的ナチョス供給に偏っている。具体的には、20ちょっとくらいしかナチョスをリチャージしない。でも、何とかなる。
 あとこれは、最大限安全側に組んだパーティーなので、だいぶナチョス過剰だ。実際には、ここから色々な要素を削っていくことになる。チンQ以外のアタッカーを差し替えれば、パーティーの用途を拡張することもできる。

 

 そして、チンQを使う上で、大事なのは……「パーティーの並び順」だ。ごく最初期のFGOを知るお前なら、敵が先頭からサーヴァントを狙って来たり、或いはいちばん先頭のサーヴァントがフレンドへのサポートになっていた時代を覚えているかもしれないが……それ以来忘れていたパーティーの並び順について思い出すひつようがある。

 チンQを使うパーティーでは、前に出た奴から(チンQによって)死んでいく。これは「前線での並び順」に依存するので、↑のパーティーの場合、一発目ではパラケルスス、二発目ではスカディが犠牲になることを意味している。サーヴァントがチンQ以外の死因で倒れた場合も変化するので、事故の起こり得る長期戦には向かない。

 チンQのスキルについては、正直語るところが少ないが……第二スキルだけは、ナチョスポイントがあとちょっと足りない時に使えるので覚えておくといい。第三スキルは……種火でB宝具バーサーカーとタッグを組む時に使える。マーリンの「英雄作成」と同じようなスキルだが、詳細はプロフィールとかを読め。

 あと、パラケルススはチンQと地味にベストパートナーなので、覚えておくといい。アーツブーストに、ドロップ礼装を乗せたまま第一Waveをギリギリ倒せそうな宝具。最後にはチンQの生贄と、捨てるところがない。

 とにかく、アーツ多段ヒットと、補助サーヴァントの後退によるナチョスの補充。これで、チンQの宝具を連射できる。

 ただ、チンQの宝具火力は水準としては破格だが、レアリティの都合上、どうしてもアタッカーとして非力なところはある。具体的には、バーサーカーとアサッシンクラス以外の種火へはイマイチだ。この辺は、パラケルススとか、次々と補充されてくるサポタイにバフを貢がせるとか、ブラック聖杯を礼装にするとかもアリではあるが……究極的には、聖杯に頼るのが解決策となるだろう。

 

 むろん、これを見てチンQ使うかどうか……最終的に決めるのは、お前だけだ。お前の自由だ。だが、知っていてそれをしないのと、知ろうともしないのとでは、天と地くらいの差がある。ターミネーターでいうと2と4くらい違う。

 

 ターミネーター2カタルシスの一部は、無慈悲なキリングマシーンだったシュワルツェネッガーが味方になる、というところにあった。お前も、FGOでジャンヌオルタが仲間になった時とかに、そういう気持ちを感じた筈だ。

 だが、そのカタルシスを完全に理解するためには、電話帳だけを頼りに抹殺指令をじっこうしていた時代のシュワルツェネッガーやプレス機に挟まれるターミネーターなどに思いを馳せる必要があるのである。

 

 どんな歴史のルートを通っても、けっきょくスカイネットは生まれるのかもしれない。しかし、サラ・コナーたちの戦いは……無価値かもしれないが、無意味ではなかったはずだ。すべてのものに終わりがあるのに、どうしてお前は怯え嘆くのか? その答えはもう、お前は知っている筈だ。そして、お前は到達する……ターミネーターもまた、Fate……未来を取り戻す物語だったというしんじつにだ……

 とにかく、お前がもしチンQを使うことを決めたなら、そこからニュー・フェイトが始まるだろう。

 今回俺が言いたかったことは、二つ。一つは、陳宮を使うかどうかは、お前が決めろということ。もう一つは、知っていてやらないことと知ろうともしないことは全く違う、ということ。そして、スター・ウォーズの最新作は12月20日公開ということだ。

 以上だ。

お前はもうSHOGUNになったか?

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。突然だが、お前は柳生MUNENORIについて知っているだろうか? 柳生は主に日本で高名な剣術流派の家元であり、ショーグネイト・ファミリーの下で剣術指南を行っていた。MUNENORIはその中でも十兵衛の次くらいに有名な柳生で、よく時代劇とかで悪役として出てくる。御留天狗になって鬼退治したりもする。まぁ、FGOはちょっと気を抜くとすぐ水着にされたりサンタにされたりするメキシコなので、このへんは特筆することでもないだろう。

 だが一方で、長く続いた戦乱の時代の剣技から、平和な時代に合うよう活人剣やメンタル・トレーニングの概念を取り入れ、「剣術」という概念そのものをアップデートした人物、という見方もできる。

 その甲斐もあって柳生家は大名になったりフリー素材になったり、シベリアに追いやられたりあと宇宙にも進出したりしている。 世の中は何が起こるかわからないものだ。なんのことか分からないお前は、お父さんかインターネット上のイマジナリーお父さんに聞いてくれ。

 

 さて、FGOでの彼の性能はどうなっているのか? やはり「尻一つで十三万石だとぉっ!!」などと絶叫しているのだろうか?f:id:dddrill:20191120233409j:image

 シンプルに言えば星4のセイバー、単体A宝具だ。だが、アロンダイトが無限回転したり、ついこの前の夏にもA属性が実装された星4セイバー界隈で彼はやっていけるのか? 彼はやはり、陰謀を巡らせたりトゥイッターで剣禅一如したりするだけのそんざいなのか?

 無論、この世にあるセイバーは二種類しかいない。お前のカルデアに居るセイバーと、いないセイバーだけだ。そして、俺のカルデアにはMUNENORIがいる。だから、解説する。それだけだ。無理に最近見た映画と絡めたりする必要は、よく考えたら全然なかった。なぜなら、世界はただ目覚めているだけでこんなにもユニヴァースだということに、セイバー・ウォーズ2で気付いたからだ。でも、すみっコぐらしはマジで泣けるから見たほうがいい。

 

 話を戻す。宇宙とMUNENORIの話だ。

  MUNENORIは二度宝具を叩き込むことに特化している。基本的には、それだけの存在だ。何故なら、スキルの効果が全て1ターンしかないからだ。f:id:dddrill:20191120233441j:image
 つまり、ナチョスを貯めて、スキルを全て乗せて宝具を撃ち……そしてもう一回ナチョスを貯めて、宝具を撃つ。以上だ。まるで低レアのような潔さにも見える。勿論、一回目をポ爺(ポートレート爺)礼装で80ナチョス補充すれば、運用ハードルは下がる。

 スキルはどれも1ターンしかもたないので、逆にシンプルだ。しかし、どのスキルも宝具タイミングで使うだけでは、駄目だ。宝具は4ヒットするがナチョスが足りなくなるし、第1スキル「新陰流」のスター集中が活かせない。無論、NAAとかのチェインが組めれば一番だが、そんな好機は来ない。好機を待つと無駄死にする。一発目の宝具を貯めて、自分のAカードが一枚でも来たら斬る、くらいの感覚で使うのがよい。あと、Quickの性能も決して悪くないので、クイックに宝具を撃ちたい時には覚えておくといい。宝具を含めてクリティカルを絡めたチェインを組めれば、二発めは簡単に貯まるだろう(勿論、他所からクリティッカルスターを持ってくる必要がある)。
 スキルを使い切る都合上、最大火力は一回目の宝具になるが……「倒し損ねても二回目がある」くらいの感覚で使うと良いだろう。

 

 前の記事でも軽く話したが、FGOには流行りというものがある。少し前まではスカディ・スカディが流行りだったが、昨今ではこういうふうにナチョス効率やカード性能をブーストし、アーツ宝具の二連射をキメる……それがトレンドになりつつある。MUNENORIも使うこれを、俺はA宝具・メキシカンナチョス・リチャージメント(AMR)と勝手に命名した。

 つまりお前はいずれ、口を開けてナチョス配給を待っている雛鳥ではなく、じぶんの力でじぶんのナチョスを稼げるシュワルツェネッガーにならなくてはいけない、ということだ。とはいえ、AMRは以前は白いネロや玉藻を持っていないと困難だったが、昨今では蘭陵王の実装とかでだいぶハードルが低くなった。「がんばればできる」くらいの位置付けになりつつある。特に、全体多段ヒットA宝具によるリチャージからの連撃は周回に強力で、AMRが使いこなせるようになれば、お前のFGOは間違いなく新しい局面を迎える。英語で言うと、ニュー・フェイトということになる。

 

 とまぁ、MUNENORIについてはこんな感じだろう。大量のバフを重ねて宝具を撃つ。仕留め損ねても二発目が撃てる新陰流。しかし、契約書をよく読むタイプのお前なら、運用するための前提条件がだいぶメキシコであることに気付くはずだ。まず字面からして、MUNENORIとMEXICOは……よく似ている。MとOの位置が同じだし、半分くらいの文字が共通している。そして、新陰流では立ち合いの場を月を映す水面……即ち「水月」に喩えるが、俺は「メキシコ」に擬える。極論すれば、それらは多分同じだ。


 MUNENORIが最大性能を発揮するためには、一発目の宝具を撃てるナチョス。そして、クリティカルナチョス回収のためのスター。更には、MUNENORIが宝具を貯めるためにかかる時間。全て、何処か他所の宇宙から持ってくる必要がある。だからこれは、宇宙とMUNENORIの話なのだ。

 だからこそ、MUNENORIは誰も彼もに勧められるサーヴァントではない。とはえいえ、もしお前が熟練のマスターであるなら。これらのリソースを用意することは、困難だが不可能ではない筈だ。俺は、お前のママではないので、その方法までは今更いちいちかいせつしない。

 

 ……しかし。其処までのリソースを投じて、MUNENORIを使うことに。否、柳生の剣に、それ程までの価値はあるのか? と、当然お前は疑問を持つだろう。

 ならば俺はその疑問に、「ある」と答えねばなるまい。

 

 その意味は。MUNENORIの宝具の、もう一つの効果にある。

 「攻撃力をダウン」……一見して、腰抜けの効果に見える。だが、このブロゴを読み続けてきたお前なら。この効果が決して腰抜けではないケースを知っている筈だ。

kantake.hatenablog.com

 

 昨今のFGOでは、敵が当たり前のように無敵貫通宝具を撃ってくるし、此方のバフを剥がしてくる。セイバーウォーズで ガレスとかいう無敵貫通ランサーとかに苦しめられたお前もたくさんいる筈だ。「敵へのデバフ」によって攻撃を防ぐほうほうは、アステリオスの記事を書いた過去に比べても高まっているといえるだろう。
 そして……肝心のMUNENORIの性能だが、宝具で3ターンのあいだ、敵の攻撃力を2割下げる。オーバーチャージできれば3割だ。そして、めいいっぱい強化した第3スキルで、5割。3足す5で8割カット。2割足りない

 ……だが、忘れてはいけない。俺は、最初に言った。MUNENORIは、「二回宝具を叩き込むことに特化している」と。そして、宝具のデバフは3ターン続く。3足す、5足す、2は……10だ。

  最初の宝具から2ターン以内に、第3スキルを使わずにナチョスを貯める。何らかの補助なしでは非常に厳しい(というか無理だ)が、この条件を満たし、宝具を連射さえすればりろん上、敵の宝具をほぼ完封できることになる。敵の攻撃力を封じる、これが兵法だ。……まぁ、無理に第3スキルを温存しなくても、孔明とかマシュとかの防御スキルを併用すれば、宝具一回で済むのだが。これも兵法だ

 

 第三スキルは火力そのものには影響しないので、「バフ重ね掛け宝具による瞬間最大火力」という剣、そして「執拗な攻撃力ダウン重ね掛けによる宝具防御」という盾を両立しうる。これが大坂夏の陣……もとい、高難度クエストでベールを脱いだ、柳生の剣の全貌と言えるだろう。

 敵が弱体耐性・解除を持っていた場合には後者の立ち回りは厳しいが、それでも回避で宝具を捌く程度のことはできるため、普通のセイバーとして使えなくはない。

 

 総じて、自前のナチョス不労所得・スター供給手段が無いという点さえ補えば強力なセイバーだが、スキルを上げてようやく本気を出してくるタイプでもあり、マスター(お前だ)にも相応の器量が求められる、と言えるだろう。

  江戸柳生は天下人の御留流。ならば、つまりお前はSHOGUNにならねばならない。

 

 故に今日、俺が問うことは一つだけだ。お前は、SHOGUNになる覚悟があるか?

 

おまえは星4をチョイスする(パート2)

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。最近FGOの記事を書いてなかったので、こんかいはリハビリのためメキシコ控えめだ。あと、パート2と付いているがパート1は別にない
 とつぜんだが、今年もサーヴァント配給の季節がやってきた。お前はスマッホ(※スマホ)でFGOにアクセスすることで、星4のサーヴァント(ただしイベント配布や限定はのぞく)をゲットすることができるのだ。

  俺は、前にも同じ記事を書いた。だが、実に二ねんの月日がFGOの環境を変えた。いまやヘラクレス一択、という時代は終わった。

 「サーヴァントを比較しない」……それはこのブロッゴの大原則だった。ゲームの環境は変わる。強い・弱いはほんの一時のことに過ぎない。二ねんまえからこのゲームをやっているお前は、嫌というほど知っている筈だ。

 

 だが、ルールは守るためにあるのではない。必要だからあるのだ。それを思い出さなければ、お前は10番まである国歌を間違えて覚えて罰金を払ったりする羽目になるだろう。だから、俺は今回に限り、このルールを捨てる。それは、「今」の話をするからだ。とはいえ

・基本的に好みで選べ

・それでも迷ったらストーリー限定を優先しろ

  この辺は変わらない。そして、今回はわかりやすいようにゲーミング・フローチャート式を導入してみた。少しでも参考になれば幸いだ。①のところからはじめてくれればいいが、別に全部読んでもいい。
 

――――――――

①未所持で好きなサーヴァントはいるか?

Yes→サポート終了だ。好きなヤツを交換しろ。俺は虞美人を交換する。

No→②へ行け

 

②☆4以上のバンデラス(※攻撃宝具持ち)が基本7クラス分揃っているか?
Yes→③へ行け

No→いないクラスのバンデラスを交換しろ。複数欠けがある場合は、アストライアを交換しろ。耐久性は下がるがバーサーカーもアリだ。だいたいどれでも大丈夫だが、個人的なオススメはペンテシレイアだ。

 

③宝具の火力不足で悩んでいないか?

Yes→宝具レベルを上げろ。特に、宝具レベル1~3でスキル上げが済んでいる感じのキャラを中心にだ。きわめてローコストで戦力の底上げができる。

No、もしくは新しいキャラを育てたい→④へ行け

 

④周回と高難度、どちらを優先するか?

周回→宝具レベル1でかんたんに高火力が出るほど世の中甘くはないが、⑤へ行け

高難度→⑥へ行け

 

ポートレート爺(※カレイドスコープ)が居るか?

いるしスカディもいる→いわゆるスカディ・システムをメインに考えるなら、アタランテ(アーチャー)、パールバティ、ワルキューレランスロットバーサーカー)の四択だ。宝具レベル1で選ぶなら、NP効率とかの関係からパールバティの使い勝手が頭一つ抜けている感がある。ランスロットは完成すれば強力だがポートレート爺がたくさんいる。

5にん以上いるor1~4にん+エレナ(どちらでもよい)がいる→好きな全体宝具持ちを選べ。おすすめはランスロットバーサーカー)や火力の出やすいアルトリアオルタ(どちらでもよい)、ガウェイン、フラン(バーサーカー)あたりだ。

1~4にんいる→全体宝具持ちの中でもナチョス(※NP)・チャージが付いているやつにせよ。特にエレナ(術)は居ると戦術が広がるのでオススメだ。もし孔明とかが居てもコストが安いし攻撃宝具なので役割は被らない。それ以外だと、ネロとかフィンとかもオススメだ。

いない→アストルフォかニトクリスにせよ。日々のくらしが楽になる。

 

⑥足りないのはどちらだ?

アタッカー→欲しいのが全体なら⑤へ行け。但し、高難度目当てならクリティカル込のトータル火力の関係上、ランスロットバーサーカー)の価値が少し上がる。単体なら⑦へ。

サポーター→⑧へ。

 

⑦欲しいクラスは?(※単体宝具持ちとして)

セイバー→ランスロット(セイバー)とかいうバランスブレイカーが居るが、自衛力は無い。高難度対策込みならばMUNENORIを敢えて勧める(そのうち記事を書く)。ディルムッド(セイバー)もなかなかバランスが良さそうだが、未所持のため詳細は控える。MUNENORI共々攻撃系スキルの持続力に欠けるため、運用にはやや注意が必要かもしれない。単純な主砲としての性能ならラーマが最適だろう。

ランサー→ヴラド三世(ランサー)が特効で宝具火力を稼ぎやすいが、クリティカルで宝具に近い運用ができるアルトリアオルタ(ランサー)も実はアリだ。

アーチャー→単体星4アーチャーはサポート寄りの能力に秀でた存在が多いので比較が難しい。個人的にはNPチャージ持ちで全体回避スキルを持ったトリスタンを推すが、主砲としての使い辛さは否めない。主砲性能ならば巴御前かエミヤオルタだろうか。アシュヴァッターマンは未所持のため評価はできない。配布鯖のクロエが高性能すぎる。

キャスター→キュケオーン

ライダー→アン&メアリー……と言いたいところだが、火力バフが無いため主砲としての運用にはサポートが必要。総合火力と場持ちを考えれば、アストルフォも選択肢に上がる。配布鯖の金時(ライダー)が高性能すぎる。

アサシン→単純火力ならナチョス・チャージのあるカーミラだが、優秀なサポート系能力持ちの不夜シンも候補に挙がるだろう。クラス全体の傾向として、スター供給能力も問われる。

バーサーカー→昔ならばヘラクレス一択だったが、主砲性能を考えればペンテシレイアやアタランテ(バーサーカー)が最近ではオススメだ。アタランテ(バーサーカー)についてはクリティカルも狙っていける面白い性能なので、そのうち記事を書きたい。

わからない→アストライアにせよ。

 

⑧サポーターについて

 星4のサポーターは尖った性能のものが多い。つまり、狭い範囲で大活躍、みたいなタイプが多い。トリスタンとかもそんな感じだ。ナチョス・イズ・ジャステイスであるため、エレナ(術)が一番無難かもしれない。それから、割合に貴重かつ高倍率な全体カードバフ持ちを採用する手もある。この場合も宝具性能が無関係なので心強い。が、やっぱりエレナが持ってるのでエレナでいい気もする。アーツ+複合バフのギルガメッシュ(術)や、クイックの不夜シン、バサランテが次点になるだろう。

 それとは別に「一芸枠」的なものもあり、メディアリリィやマルタ(ライダー)、ステンノ等はこの辺に当てはまる。特にマルタのスキルはヤバいので、持っているかどうかで高難度攻略に深刻に影響が出たり出なかったりする。具体的には、敵のバフを剥がし、味方のデバフを剥がせる。それも、全種類だ。もし持っていないなら、押さえておいた方がいい。

(11/16追記)……と思ったが、現在のFGOにはアスクレピオスとかが居るので、そこまで優先度は高くないかもしれない。敵側も強化解除対策をしていることが割とあるので、あくまで選択肢の一つになるだろう。

 最近のトレンドとしては強化解除耐性がある。これは要するにバフを剥がされるのを防ぐスキルで、メディアリリィが持っている。こちらの方が優先度は高いかもしれない。あと、秦良玉と虞美人もじぶんじしんにのみ使えるスキルを持っている。中国で流行っているのかもしれない。

 

 それと、ナチョス・サポーターについてだが、現在のFGOでの宝具連射トレンドは、Wスカディ・システムからアーツ強化によるA宝具・ナチョス・リチャージメント(ANR)に移行しつつある。少し前まではギルガメッシュ(術)が人気だったが、最近では蘭陵王が有効だと思う。しょうらい的なアレコレを考えるならば、この選択もアリだろう。

 

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 どうだっただろうか?

 FGOの新鯖はこれからも増えていくのだし、別に好みで選んでも全然いいのが星4配布だ。もし使い方がわからなくても、必ずネットのどこかしらにはあると思う。とはいえ俺も、さいきんの恒常星4は引けていないので、まだまだブロゴで書かねばならないことはありそうだ。

 ……あと、虞美人については正直どう使ったらいいのかまだよくわかっていない。単純にナチョス・チャージ付きの全体アサシンとして考えればそこそこ便利なはずだが、何故恵まれたナチョス性能からこんなことになるのか、俺はまだ頭を抱えている状態にある。しかし、いつか答えは見つかるだろう。それもまた、楽しみ方の一つだ。

 

 今回、俺が言いたかったことは、ゲームは最適解だけでできているわけではない、ということだ。いじょうだ。

 次回、メキシコ濃度を高めた記事で、また会おう。