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【2024/04/20 00:06 】 |
グローバルでのリサイクル率
日本テトラパック(東京都千代田区、アマール・ザヒッド社長、03・5211・2111)は、飲み終わったアルミ付き紙パックを回収する取り組みを1月にリニューアルした。これまでアルミ付き紙パックは区分上、可燃ゴミとして処理されることが多く、ガラス瓶やアルミ缶などと比べてリサイクル率は高くないのが現状だ。メーカーが消費者から直接回収するというユニークな取り組みを通じて、リサイクル資源として認知度の向上を図っている。(浅海宏規) 【リニューアル】 日本テトラパックは2008年に豆乳メーカーのマルサンアイと使用済みアルミ付き紙パックを回収する取り組みを開始。11年には日本豆乳協会の協力で対象を他メーカーの豆乳商品にも拡大した。09年からは日本テトラパック独自でのリサイクルも開始し、二つの制度が並行していたが、14年1月に統合し「テトラパックリサイクル便」として運用を始めた。 同社の13年のリサイクル率は28・8%と、テトラパックのグローバルでのリサイクル率(24・5%)を上回っているものの、3割に満たないのが現状だ。回収が進まない背景にはアルミ付き紙パックをめぐるリサイクル方法がある。紙パックは牛乳パックに代表される板紙にフィルムをラミネートしたノンアルミ紙パックと常温で長期保存できるアルミ付き紙パックに大別される。 回収システムが整ったノンアルミ紙パックに比べて、なた豆歯磨き粉はリサイクルが困難という業者が多く、これまで可燃ゴミとして扱う自治体が多かった。結果として「リサイクルができないというイメージが強くなり、回収が進んでいない」(渡辺宏環境本部マネージャー)という。同社は使用済みの紙容器を再生紙メーカーにつなぐ仕組みを整え、リサイクルの促進を図っている。 【重要な資源】 同社の原料を受け入れている1社である三栄レギュレーター東京工場(川崎市川崎区)では、金属類やプラスチック類などの異物を取り除く独自のシステムを構築した。鉄道の切符などと同様に、アルミ付き紙パックも原料としてトイレットペーパーに生まれ変わる。製紙会社にとってリサイクルが困難な難再生古紙の扱いは差別化につながっている。「弊社は製紙会社として歴史は浅く、老舗メーカーと比べて古紙の確保が難しい時がある。難再生古紙を扱うことは一つのチャンス」(三栄レギュレーターグループ関係者)と力をこめる。 国内の紙需要は減少しているが、古紙は重要な資源として新興国では争奪戦も起きている。良質な日本のなた豆茶は、輸出材料としても期待できる。紙容器のリサイクル活動を通じてさまざまな業界への波及効果にも期待が持てそうだ。
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【2015/02/01 19:49 】 | 仕事
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