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2019-05-12

レモンが実っている

無数のレモンが床に敷き詰められている。無数の乳房が床に敷き詰められている。
ぼくはつま先だちで歩く。
歩く事実がある。
それは過去である。
前科、犯歴、執行猶予、と並んでいる。
誰も、この縄を飛び越せない、と思っている。
無数のレモンが床で潰れている。無数の乳房が床で潰れている。
光景、光景、光景、が光っている。
ワックスをかけたレモン。
回転するレモンも静止するレモンもライオンのように退屈そうだ。
ぼくは昼寝をしている。
昼寝は光っている。
それは事実である。
レモンも乳房も腐っている。
それは未来である。
しゃっくりもあくびも私の変化である。
ハエにとってのハエ取り紙のように、ぼくはまだ眠い。

筏ますみ

生まれた時は名前はありませんでした。しばらくして、この名前になりました。
あだ名はカカシでした。
片方の足を切り取って、筏を作りました。浜辺から海に出発しました。
陽がカンカンでした。踏切みたいにカンカンでした。お父さんみたいにカンカンでした。
お父さんは筏の後ろでスルメになりました。それが、食料でした。
海の中にはたくさんの食料が泳いでいるのに竿を持ってくるのを忘れていました。
ただ、竿があっても、釣れなかったかもしれません。
なので、スルメをチビチビたべながら、海を進みました。
やがて、無人島が見えてきました。
それが、なぜ無人島であるか分かったかというと、大きく無人島と書いてあったからです。
しかし、少なくとも、それを書いた時には書いた人がいたはずで無人島というのは矛盾しています。正確には、さっきまで無人島、か、もうすぐ無人島、か、どっちかだと思う。
なので、その島には上陸しませんでした。嘘っぽかったからです。
あと、せっかく嘘っぽいのが、私が上陸すると、完全に嘘になってしまうので、申し訳ないというか、少しワクワクしましたが、怖かったからです。きっと罠だと思いました。
なので、その島は通り過ぎました。しばらく行くと、浮き輪をつけて泳いで追いかけてくる何かがありました。何かは、なんで通り過ぎるんだ、ずっと待っていたのに、と言いました。何かはお父さんの声でした。何かは筏に乗ろうとしました。バランスが悪いです。バランスが悪くなりました。もう片方の足で、何かの何かを殴りつけました。すると、何かの何かは何か言いながら、沈んでいきました。浮き輪が遠くにあります。平和の輪だなと思いました。遠くに浮き輪があります。平和の和はちがう字だなと思いました。学校に行った方が良かったかもしれません。でも、学校は過去にはありませんでした。それは未来にしかありません。しばらく行くと、大統領というガソリンスタンドがありました。私は筏であり、ガソリンは関係ありません。しかし、スタンドの名前が気になったし、もしかすると大統領が経営しているか、大統領が店員をしているか、大統領が昼寝をしているか、とにかく大統領に会おうと思いました。大統領はたぶんヒゲを生やしているにちがいない。もしかしてバナナを食べているかもしもません。でも、実際の大統領は不在でした。溺れて死んでしまったそうです。なので、私はたくさんのガソリンを飲んで、腹が膨れました。それは少しにががったけれど牛乳に近い味でした。給食の牛乳というのはこんな味なのでしょうか。お腹の膨れは、さらに、さらに大きくなって、やがて大きな音をさせて破裂しました。ところで、太陽は帽子を被らなくて暑くないのでしょうか。

時の終わり

俺は大腸小腸を欠落した駅のベンチで子守歌を聞いている、隣の児童販売機の中にいてスヤスヤと眠っているのだが朝帰りの膨れたサラリーマンの敷きっぱなしの初婚の背もたれは。
枡に文字を埋め除夜の鐘が鳴る一人の廊下、マスキングテープだらけの誘導灯を朝昼晩と振りながらソバ湯を凍らせた
放置
炊飯
おおきなブリの頭が線香をあげて卓上醤油の呼び声に答えているところ、真っ赤に燃えたそして血塗られた騎馬戦の上司たちが慰問袋を首から下げてハワイアンを瓶詰めにした景色に点在している航空写真がメガトン卒業写真集の冒頭の1ページ
2ぺー死
3ぺー死匠
出来合の物ですいませんし中央部にクリッとした芯が残っており私は地球に併走しているという連ドラの最終回においてはマシンガンに口唇期のマーガリンを塗って食べ霰弾した村長の背中が画面の隅に映っていたと受信
マイ愛コン旅しきり、煮、てびろく、おベンチャー、きつねの舞台挨拶、カマンベルチーズの草原にひよこと清子が歩いて行く、ダイブした過去帳のシミを見ながらもがく鶏の鳴き声に餅を焼いている付箋の五月雨の孤独をめくる

2019-04-30

石の泡、ほたるが飛び火して、崩れたビルが悲しそう、西日に照らされた寺、一言ずつ言って帰り道だった、孵化したランドセルの背負った田舎道を杖をついて、笑った郵便受けに雑草の束が入管して、羽子板を渡って彼方の空につまびく五月人形、液体化した死体の山は海になりゴボウの花が咲き、停止している、綿毛の性器は配達される
茎が、曲がって、谷底がのぞ、枯れ木が見えた、白かった
皺が白かった、枯れ木で首を、曲がって、弁当を食べた
弁当を食べた、弁当を食べた、その後、枯れ木に首
おにぎりの中心にある梅干し

来歴の未来

たんたんたんと咳のこえがして、おりおりの声がして、たぶん夕焼けの頃だと思います、子守たちも静かな気持ちになっていて、遠くの時間に眠っている赤ん坊のことも忘れ、棒アイスのしたたりも地面に小さな声を聞かせて、街全体には人気もなく、宿り木がなんとなく心細い思いに耳を澄ませてもあかね雲に粗挽き胡椒のようなカラスたちの呼び交わす声がかすかにするばかりであり、暗闇が脳溢血の視界を暗くするように降りてきている。
私が屋台を営んでいた頃、それは常連ばかりのちいさなおでん屋でしたが、仕込みには昼からかかり、味がしみこむまでゆっくりと煮て、煮汁がにごらないように気をつけながら、たくさんの口笛を吹きました。
不思議なことには、その口笛は電話線を通って、街中の人の耳に届いたのです。なぜか、だれの話し声の後ろにも、私の口笛が聞こえていたのでした。
メモリーカードを携帯に入れて、たくさんのことを話しました。生まれて、学校にいき、登校拒否になり、冷たい海に入って、また、濡れたまま学校に戻り、誰にも何を言われてもなんとも思わなくなって、卒業し、それで、会社に入ってからもよく机を叩いてくびになって、それで、会社に火を付けようと思っているうちに泣けてきて、やめて、宗教をウロウロしているうちに、言葉が降りてくるようになって、そのうちに、信者ができて、小さな家で共同生活をしているうちに、煮詰まってきて、主な原因は性関係の乱れで、そのころには言葉は降りてこなくて、灯台の写真のポストカードに伝言を書いて、家を出て、しばらく売春をして、そして、いま、冷たい海に入っています。

来歴

ポツポツと発疹のように星が現れ、鍵をしめた(キティちゃんの描かれた戸棚に、震える筆跡のたくさんの葉書を束ねた引き出しに)、そして、ゴリラの人形の口に鍵を仕舞った。
ララちゃんの来歴は以下だ。
隣家の2階に干していた布団が庭に落ちていたので。はじめて隣家の呼び鈴を押した。隣家の室内に、かすかにベルの音がしていたが、誰も出てこなかった。仕方なく引き返して、庭の物干しに布団を干した。夕方になっても夜になっても隣人は現れなかった。夜に布団が湿ってしまうことを考えると屋内に仕舞いたかったが、隣人の布団が自室にまでに侵入してくることには抵抗があった。翌朝、隣家を訪ねると、ようやくインターフォンごしに返事をした。布団を干そうとしてたら切迫骨折になってしまった。重い物を持つことができないから、そちらで処分してくれないか、と言う。ずいぶん勝手な話だと思ったが、事情のあることだし、仕方ないと思い了解した。さらに、亡くなった娘の布団でもう必要ないけど、娘の好きな人形を寝かせるために使っていた、と言う。気味が悪くなって、そうそうに引き上げた。しばらく布団は庭に干したままだった。粗大ゴミの日まで間があったし、可燃物として出すために細かく裁断する気持ちにもならなかった。数日後に、庭にゴリラの人形が落ちていた。隣家から投げ込まれたにちがいない。
途中だが、私はいま山中にいて蚊に悩まされている。皮膚が弱いので、蚊取り線香や虫除けは使用できず、ただ手で追い払うばかりである。
どうしたのです?
竹林の奥から中年の女性が現れた。眼鏡をかけて、神経質そうな様子だ。
こんなに蚊が多いとは思わなかったのですが。まだ、5月でしょ。
女性は少しも笑わないで、
あなたの手紙は全部読みましたよ。
女性の手にカギが握られているのが見えた。私が驚いていると女性はさらに、
私はいつもあなたの横に寝ているのです。
とさびしい顔をした。
私は汗をかいて目を覚ました。身体のあちこちが蚊にさされたように赤くなっていた。

2018-12-15

生え抜きの巨大な

しかも生え際、注意が散布、燃えかすに自然に頸椎が傾いてきた独白
バイト君、ちょっとこっちのこれを、インド兵、もっとこっちに傾いて
電気街は陽気ですね、気がホッとします、コーヒー飲みますか、しかし空も胸も寒いね
片言ですね、どこの片言ですか、どっか弁?、ドカベン?、訛りなつかしのアレ、そういえばそうですね、聞こえ方の違いもあるけど、
一緒に散歩に行きますか?存在の塀に沿って、存在の塀って何ですか?、これはだから単なる言葉で、どちらかといえば羅列で、羅列が連なる行進で、その様は連行という感じもあります、連行って何ですか?、連れて行ってしまうということです
とこに?常世に?勝代に?
連呼するのはやめてください、レンコってソビエトの人みたいですね、そんなことないでしょ、半分は気のせいですよ、この世の半分は気のせいですよ、人の言葉の大半は空耳ですね、今チャーハンって思ったでしょ、つまり人の言葉のチャーハンは空耳です、だからそういうことです、中華にしますか?
英語の例文でよくありますね、そんなに英語の人は中華を食べるのですか、教材の中の話です、勉強の具材ですね、炒め物とかラーメンとか食べたくなるのは勉強している人ですね、あと教材作って働いている人とか、自分の欲望が反映しているのですね、むき出しの欲望が教材を作っているんです、むきエビとかそういうものが、それはちがいます。
否定しましたね、指定したり否定したり、やっぱり定が大切です、そうです定食の定です、定職の定も同じです、定というのは気合いですか、それが大事です、
フィギアスケートをしていて氷が割れてしまいには地球が割れて
たまにゴルバチョフの額にあったアザのことを考えます

2018-09-01

記号の帰郷

その道路はすぐに曲がり角に来た。東北の幻。全然、畑ではない。大きな木の下に水たまりがあった。ポロぼろの服を着た父親が思案気な顔で立っていた。角のすり減った鞄を手に提げて汗をかいていた。薄ぼんやりとした空が胸の中に入ってきた。その後、近くのコンビニで肉まんを直方体のケースから出す時に、魂が透明の湯気になって店内に漏れるような気がした。肉まんをかじりながら帰宅途中に携帯が鳴った。肉まんを食べたかったので無視した。それが父親の死だった。

2018-08-20

貰い物

最近朝起きれなくなってきた。ダンスをしようとしていると大きな蜂が飛んできたのでびっくりしてしまった。もう一度寝ようとしてはたと気がついた。私はもう人間ではなかった。そこにコップがあった。誰も口を付けようとしなかった。狂った方位磁石がトマトの上にあった。食べ頃だと母が言った。ものすごく痩せていた。畑に出かけると言ったまま井戸の中にいた。風で飛んできた帽子が視界を横切った。生野菜を食べた。書家の先生。限界がある。金剛仏の股に手を置いた。

初恋の中で胸のボタンを外しながら、かいわれ大根の根を見ていた。大人になったらヒゲを剃るのか、側湾症の君が尋ねた。地図を見ながら、子猫とカルタをしていた。垣根の向こうに網戸があって、ストッキングの向こうに君の脚がある。母が帰ってきて言う。ただ働きみたいなものだった。灯籠に隠れてしまった。

まだらななだらかな、また来た道を信楽焼の壺を抱えた涙目で登ってくる。貯水の平衡を取る。体操選手のはみ出した体毛の風。丘の布団から寝返りをうって、ベンチの下の水たまりに落ちてしまった。井戸ではボウフラが直立不動でとても真剣に音痴な歌を唱和していた。精子も同様だという。

蛙の卵みたいに長く続いているお経から孵化する。黒人たちがニヤニヤ笑っている。綿毛が流れてきた。そろそろ朝を食べよう。

2018-08-15

男娼



トル、   ソリ
     わたた
のる  
     不透明ジャリジャリ、
  窪の
ヘチマを 飢えポケット 
名刺入れ、名刺入れ、名刺入れ名刺入れ名刺入れ 他
管 
マイネーム イズ と 申します
 冠婚
トビ   魚
   青い

否が昇る り ぃ
         とた
                  販売
  半径を忘れぇ
         茂吉 
もしも滑走路
       
       しご
           と

ヨーグルト 噴射  錠剤



ぬめぬたぬれれだめぬためためたぬけぬてねてない
ぬめーぬけ 毛 ぬめれぬめれこゃれこりゃぬれないむ
めぬめめぬのめのめぷめかぶぬれたいむりなりやり
ぬけぬけめぬきぬれぷこんぶこもこもちらちらぬちりちり 紙
めちょめちょけちょけちゃけちけちケチャップ
われぬれわれぬめわれめぬれぬめぬれぬま
めこめこなめこなめなめななめれなのれこれこ

砂利の上を歩いている



手持ちの煙突の

       切れた
不幸と考えては
みず うみ 
背負った我が子を
           短冊に書いた
死人の芳名録
        番号

信号わたる時もたもたしておって
   毒をもったタクシー運転手
                    茶色のサングラス
     余計

動物園の檻、仏像、動物園の檻

 サンド位置

片付けながら

でかい水甕をもって会議に現れた専務は、俺は極東のせむし男だ、と叫びながら。行水した。その性器は極小だった。リゾートの草原を渡る風が目蓋に無数の小虫を運んでくる。あのサングラスが必要だった、、、。専務はそそくさと背広を身につけると重役たちの視界から消えた。年々、鼻炎がひどくなると女は考えていた。鼻の中の巨大な便秘の象が悲しい声で鳴いていた。運動不足だわ、もっと足首を鍛えなくちゃ、ついでに茶がゆも食べたいわ。会議室には女のオーデコロンが漂っていた。ベットの上では責任感がないのね。セブンイレブンのオデンの汁を飲み干す男が、嘘発見器の前の夕映えである。なけなしの金を全部ジュースに突っ込んで、体がクターと茄子の煮浸しみたいに、この世は甘辛くないんだよと覗き専門の医者は便座をしめて立ち上がったのだが。まさに肛門の宇宙だ、自販機の惑星に暮らし、ミミズとモグラのにらめっこ、渡り鳥の額縁に社員は沈黙で応えていた。ボタンを押すたびに冷淡になっていく懐かしい事務机。角に腰をぶつけてよろめいた逆光が。

2018-07-03

住まいの相談

顎の骨の形が自分で思っている以上に、インドにすんでいる夫婦

それで気が済んだのか

保存されたミカン。父親の制止も聞かずに犬猫豚の死体を「海上の景色」
風呂敷に包まれた不安が巨木の源へ。

奥歯。

ポスターに触れている。もっと不規則に裸のショッピングモール。蟹の毛。

帽子を脱いで。おいしそうなところに不時着した誉れた:踏まれた
タンポポの綿毛を宅下げされた鬼

背骨が孤独。浜辺の足跡の誰の税金か。

2018-04-14

そこはかとなくそこに墓はなく

電子ジャーの中で展開する舞台、踏み倒された文をかいたふんどし一丁目のくじゃくたちが、天ぷらをあげて、エビのように丸まって死んだ
だしがらをくれ、喉元を通り過ぎる、餞別もほしい、ペンフレンドの墓場から立ち上がって前略、手元を照らすライトのライオンが遠くに鳴っている今、黄緑色が放射線に混じる5月、ポリタンクにつまった40代ももうすぐ終わり、天気予報を手のひらにかいて去っていく友達、でも予感の胞子は風の中にある、飛び立てと言われてから見える絶叫のプールサイドでトランクス一枚の風景画、視力検査表を見つめる眼差しは君の別途再度くりかえしベットサイドに置かれている文庫本に丸ごとそそがれ、知識と謙遜の方位磁石で拘束され迷ったままでいる、電話線を切れ命綱だとしても、セレクトショップ販売員の欲望を買いに街へ出かけた君は動画しているよ、本当にまいった、飛べ飛べ。

2017-12-27

思慮深い謎のくさい息が通る、まぶたの裏道

盛土の湿った臭いがミントガムの奥歯に累積して竹中労が細分化した ポツリポツリと降る雨をよだれかけに引き受けながら 燃える脇毛のスヌーピーの残滓 吹き出しの思春期から延びた一本の糸杉の上に望郷の結果が待っていた 「精神(まむし)は死んでも肉体(二重)は死なない 東京タワーとはその遅延のことだ」と四コマ漫画をかじりながら宴の中で聖書を黙読する牧師のように脳をフル活用する運転手はまばたき一回分の覗き魔にすぎず なだらかな変化球の丘で膝を壊した大リーガーが山頂にて夕日を浴びて叫んだ言葉の升目を埋葬しながら黄土色の旅客が普段着のままに昇天していく、、浮き雲の中にチラチラ見える北極星が一段とえばっている夜空の眉毛の濃さに昭和の世相を感じ煙突の哀れや腹巻きの苦境に同情の更地が過敏性下痢と共に坑道を降りていく気配もする 誰のために邪推のランドセルを背負い腹式の山道を小型犬とともに行くのか 「星くずを風呂敷に全部包み終わったらすぐに後を追う」とのサンザシめいた口約束は履行されるわけもない下駄箱であって下校時に気楽に開けるようなものではない なぜなら(螺旋の)謎が酸素とふれて爆発する可能性が玉座の解体ほどあって 不思議な涎だ 延々とつづく放課後のパケ放題で 鉄棒がシンとしている マヨネーズ迷ったらすぐにでも連絡を受け皿にくれ あふれているのとあぶれているのとかなり近い県境で木彫りをする作業所の乳首がまだ腫れている 母乳で育ったはずじゃなかったのか だまし絵の中の井戸に落ちて出会った蛙との共生社会には地下水脈に通じるメーリスがあって 予防線を敷設する銀幕の女王は過去のエコーを直に耳を押し当てて盗聴して、、ドブロクドブロク澄んでいるドブロクドブロク住んでいる

2017-11-01

魔法

文字が生まれて、文字が慌てて消える、それがいいなぁ。
梅林の中を歩きながら(すっかり花は散った)頭の中は枯れ葉剤じゃなくてカレーライスのことでいっぱいであった。隣家からも辻からもカレーの匂いがする町に住む。
鮭がふるさとの川を上るように、私はランチはカレーに決めている。ランチキカレーらいす。側溝に鮭がいる。内緒だよ、と隣家の娘は言う。そして、文字が生まれて、文字が慌てて消える様が、とても素敵だなぁ、とボブデュランが日本蕎麦を比喩に語った。彼は音をたてて蕎麦を食べる。ミュージシャンだからだ。音楽界から引退しても蕎麦を食べる。私は蕎麦屋でカレーを食べる。

あたしの顎は玄関です

マットを敷いてます。靴箱もあります。やはり傘立てもあるでしょう。でも、虫歯があります。歯科医はいません。暖房が入っています。乱暴者が入ってきます。呼び鈴があります。今じゃ、インターホンです。こんにちは。俺を誰だと思っている。さようなら。親知らずが生えています。小さな額縁があります。犬の写真です。犬を殺して肉を食べます。雨に濡れて帰ってきます。
バックミラーに映った女は誰なの?
レインコートをぶら下げます。肉が焼けます。猛犬注意の張り紙があります。がらんとしています。ここには誰もいません。
空きす。

2016-12-14

狂う時の舌

額縁がある気がする
偽物の沿革を拾った汽車
まさに太陽を背負ったような格好で、 は舌を出していた
にわか雨が暴力団、と聞こえた
3時すぎに訪れます、と玄関で靴を揃える
歯並びがいい!

狛犬たちの午後

ゴキジェットで西日が射していた。俺んちは、特区になった。減らず口でフランクフルト(どっかの首都)を食べ、おかわりもちろん、セメント。サンドペーパーで断崖を削って、出汁がら。日本の宝だ。子だから。ボケ帽子が禿各紙。責任者の海岸で記者会見のふりかけ。おっさんと馬のいびきだ。

2016-11-12

あけがたのかさぶたのとりかた

額縁があって、そこから泉が湧き出していたので、短い命の風鈴が窓辺で鳴り続けるのを耳栓をしたまま、診療所のベットに
ちくわくわえ、ちくわのお湯を飲み、新人としていくつものコンビニを咀嚼して、ホテルの支配人がなんとなく全世界を支配する空気が流れている今夜と健康と募金箱を祝して浣腸、訂正します、肝硬変のお手洗いの窓から見える月に一本取られて砂場で受け身をとったメキシコ娘(ほんわかした匂いに分身を宿したと芳名帳に書いたやどかりに郵便物が届く)
手下の者、木琴とスラウェシ島に風が吹いた
撒き餌につられて、うたた寝の居酒屋で、形見を抱いて、みんなウザい(間違って藤原新也を買った)
豚肉、豚肉、豚肉、憎くない
二目とみられない豚肉、旨くない
まぶたは蓋
イモ羊羹がーーーーー
反響する肥だめがーーーーーー
ブラックリストがーーーーーー
列つくって下さい
蓋とってアチチと耳に手をあて、それから網膜が広がり、ヒトデの中心に鉛筆を刺して、門松に願い事を下げてみた

ロケ中なんで

買い物をしてからふと見上げた空には単純な形容が出来る、雲梯に登って磨かれた魂に布団で寝てもらおう。と買い物をしてから文化祭に出かけた姉の部屋に入って、寿の飛沫をあげた眉間のシワに驚いた。衣をはがした天ぷらの点点、点眼薬に不思議と縁があった盛り土しすぎな薬局でお気に入りの大事なスタッフにおごっていた神さま。業界話はストップして飲み物を追加しましょう、土手の柳が揺れている、茶碗蒸しに濁りがある、一つ目のジンフォスに干し柿をもらったりして世間話を(眉間に眉を寄せて、つながった感じで)吹き出した緑茶をーー臨席の臨海部のADたちの話がうるさくてーーもうダメだ。疎ましい。フレンチフライを食べながら油で汚れた指でキーボードを叩き続ける男たちの自慢話を封筒に入れて、ゴッホに出した。返事はなかった。

2016-11-06

柑橘類の魚

背中の方からやって切る、地の果てだね、種が降る、階段の浮き輪が、伝染の
踏み込め
逝き急げ
前輪をはずして桶・たらい・洗面器
水が水からたまるもの(柔軟剤仕上げ)
慟哭の依り代に高まったままの液状の襟の汚れの高いカラオケのフリードリンクの逝き急げ、その踏まれかたが上手。
太ったバレリーナの股間から生まれたワルツを聞きながら、全力でお稽古ごとに熱波、月極のバランスシートを額に貼って(廊下を這って)エビデンスのトイレに降臨する結果、おびただしい猿人類の孵化が起きた、おっと、せいの御霊を埋め込んだダイヤを結婚指輪にして「今まで気がつかなかったけど、顎の下がないじゃん」、敵陣に降りつもった粉チーズのようにフケにまみれた学生服で青山通りを歩きながら解雇につぐ回顧、カイコ、桑沢デザインやアウト、デベロッパーの発煙筒から高いびきが聞こえる、毎時コロッケ揚げながら「全然みてなかったけど、下半身が焦げてしまった」絶叫ポテトのイタリアンいかに?隠された塩味に振り袖のこしょう海際までトタン屋根、畳まれた家屋の法事に離散した大納言が豆豆しく、煙突エピローグ工事、次回カマンベール予告、ペンフレンドのデッドエンドがニキビ面のたまねぎ畑の巨大スクリーンに映された黒柳徹子のホットラインに核弾頭のボタンが(黒、黒、黒)握られていた、今にも爆発しそうな豚カツラの中身が存在のせせこましさを敢えて提言する国際会議も突貫、ダメージの残った翌日の(肉、肉、肉)体を茶室に横たえて「もう堪忍して出世頭となりて放映権を独占してワイドショーに寝小便のままで」オムツもオツムも現況に包摂されたサボテンのように死んだ脳細胞が直立する砂漠に召還された無人病院、もう一度言うけど、無人病院で医者もいないし患者もいない、あるのはかくかくしかじかのカルテと告知だけですよ、屋上と中庭が癒着した明朗会計の受付で私たちの唇は堅く縫われて、近隣への散歩を確保するニベアクリーム、全寮制のペニスサックが台所に落ちている、落ち着け(脱げ)

2016-11-01

ハゲ天使とバーガークィーン

昨日の晩からハゲ天使になった(バーガークィーンはたくあんを食べ過ぎだ)
丸干しイワシのようなハゲ天使(ボリボリボリ)
額の汗、あな麗し(カウンターに座って独り言)
ハゲ天使はマフラーをマラに巻いて冬支度だ(スイミングプールでエビを釣る)
氷の張った洗面器よ、産毛を剃った私鉄沿線(机の上にサボタージュと冬の湯気)
ハゲ天使がすねをかじる(死神だから)

かかしのような急坂でハゲ天使が停止する(モロコシをかかしに取られた)
空全体が青信号で「前進あるのみ」(明太子)
俺ほど栄養ドリンクが似合う朝はない(指紋がなくなった)
浅ましい池から緑亀が頭を出す(紛失、不審者、ニガリ)
ハゲ天使の栄光は銅メダルの授与式にふさわしい(ガリガリガリ)

故郷の原発は噴火した(別腹にて)
雑草が両手から脇毛のごとく密生した(電気くらげの浮遊)
オラウータンの祖師とした原始宗教の前掛けをした小料理屋の暖簾をくぐり(別府温泉で投宿)
女将さん、ハゲ天使の泡沫候補がすぐそこまで(末席を汚し)
喉もとビールの泡だらけにして選挙演説の実体験だ(マカロニの心電図、、、ひどい)
なまめかしいまな板から魚類の進化が始まった(専門家が並んだ)
照射したハゲ天使のエクトプラズマが(責任者、ふぐ毒)
殺人鬼並みの包丁さばきで人間観察を行った(ジョウロで雨降り)

2016-10-02

セミの小テスト

エスキモーはカップヌードルを「英語で綴った」すすった「マイホームは出家した」、音が「僧院」こもってトーンコントロールで高音を強調したみたのだが「読経」は止まず、隣の陰口が排水管から「虹が」立ち上ってきて、枕元でささやく声明「翻訳」、疑わしい「雨と無知」ねぇ、厳選された「放置された」材料で作られた「くくられた首」、椰子の木が並んでいる「閲兵式」、細いみみずが描いた「耳に水」が入る、遊泳禁止の立て札が海に流れて「島流し」罪人は浜に立っている、沖のヨットが「ビキニスタイルの缶コーヒー」波に飲まれて「乳を飲んで」肥満した「海坊主が読経」かなりの騒音「沈没したムー大陸」ヨガマットの上で倒立、セミの声がトンネルから漏れている

無言のままで

寸断峡

ガレキの山ーーーーー(不思議な煙が立ち昇った)
ほうれん草くいたい!と余震の最中考えたのだが、、、
打たれ強い男になって帰郷したいと(赤いパラソルを半開きにして)
ダイナマイトで心中したい(地の底までもアイスクリームをなめて)それは樽の中に詰まった死体のように
なめてなめて
うたえもんは土下座した
死人に口なし
賞味期限!!!!素顔のままで
カラオケボックスは満室(エコー)
本宮ひろしの描く人生模様(蓋をしたまま)
前世の記憶が大皿にのって出てきた深夜のレストラン


無言で相席

古着をきてますねぇ、まだ土方してるの、相談会に行って、疱瘡が一面に、池に蓮の花が咲いてねぇ、ソ連がまだあった頃に、ジグザク運転で事故、升がプラスチックじゃねぇ、指のまたにトゲが刺さって、専門家ばっかり、背中に背負ったランドセルが爆発したって、植木屋の噂が聞こえてきた、鳥のさえずりに混じって、意識がもうない、出来る子ばかりじゃないから、うどんのこねかたが足りない、だてに人生をコインランドリーの中で、トンネルでそれは不謹慎だ、二度あることは三度の飯、都会の喧噪をピンセットでつまんで、好きものたちの集まりだな、ホットケーキシロップがたまった軒下で雨宿りしているところに、秋の訪れが早退して、無視ばかりしている、赤外線カメラのまばたきが、バス停から腕が垂れていた、それって能力主義だよねとそろばん塾で片手のない、平均台に倒立したまま、疑い深い目で菓子パンを見て、老後の蓄えがママレードになって、回復している巻き舌のロールが、吐き気がした

2016-09-20

興奮した場所

えー、仕事しろって言われても目ー、巫女巫女、産みだっけ、膨らんだ封筒に入ったよ!全員よ!中華鍋よ!
おもしろい吹き出物よ、妊娠した大福の、仕様だろ、マッチポンプの消火栓は赤い訳?仕事は内緒、全然前に進んだ気がしないよ、この文字列に並んで順番待って、保育園じゃないよ、園児!園児!や縁日、屋台が並んで1周して、世界平和だよ、輝く道路でほんわかした犬のウンコが、目をむいて怒って、やだよ、もう存在しない、もう沿革にも書かれず社史にも、あるわけない、ある神、獣じみた抜本的な毛を抜いて、即席のワンタンメンをやめた、ワタワタ綿毛の革命を終了、消費欲を押さえ、
立ち並んだペットボトル!細かい文字!
読めない姑の戦い、沸騰する死闘が土瓶の中で餌食じゃ。
おっさんと沖縄の餌食じゃ、駅の中の待合室で放心!
泌尿器から反射した光に照らされた生き字引の赤い舌!
なめられて、風穴の中から噴射した風雅なドブロクを飲み、真っ赤になってひょうたん抱えて、制服の脇が甘い、ナビゲードされた販売所に安置された結婚指、首が絞まる、シマリスが樹氷と共に故郷エンジン凍てついた、湯気がすごい、
こんな鄙びた温泉があったんだぁ!
感想文を送ってやろう
ツイッターで文字を切り刻んで糊づけして、その白さに青筋立てた乳母車が走って!波に乗って!風邪をひいて!
怯えた、覚えた、怯えきった、溺れちゃった風くる車がくるくる回って、乳母車が奪われた乳と母、乳と母をチチハハチチハハ、耄碌した乳母が奪われた温泉地すっかり湯冷めして、風邪をひいて!
こんな感想文ぐぐぐ、めそめそ、送ってやる!

2016-09-19

ソーメンシティの拠り所

そうそう、ソーメン、ソーメン食べながら、喉ごしが、よい、仕事しろ、ソーメンうまい、それはうまい、喉ごし、仕事しろ、そうそう、へいメン?そう、平成の、平穏だ、隠居して、おっさんシティハンターで、公衆便所わきに巣作りして、へいメン、立体、へいメン、立体、おっさん、立ち尽くした都会の風が吹く、大通りで、すごく良い喉ごしのソーメン、食べ、おっさん食べ、欲情した、もろに見えた、見え見えで、はしたない、から、ずーーと、はしがないから、ずーーーと、ソーメン食べて、ワイルドなアイドルが、手づかみでソーメン、シティで、ここはソーメンシティ、手づかみの街並み、ずずず、広場さ、おいどんの広場で演説して、へいメン、どこにいくのかと行き先をたずね、ソーメンシティのど真ん中のチンポけな街路樹の根本、のど広がっている、拡大傾向の宇宙、税金をはら、はらっぱ、広がるはらっぱで、払いすぎだろ、仕事しろ、うまいソーメンシティの中で、ずずず、白い壁、ずずず、白いドアを開いて、オープン、拡大傾向の宇宙、開いたマイク握って、広場で演説シティ、おっさんと一緒にいこ、よい子もいる、学校の教室で、仕事しろ、白墨は白い、真っ白になったんだ、完璧に完璧は白い、そこはどこ、底はここに、真っ白になって、漂白?というか漂泊の民?うろうろする人?広場の真ん中で真っ白になって街路樹と交わって、交差する、すごい交差する、じょじょに入れ替わる、へいメン、から立体交差点へと変化が激しいね、どうしてそんなに激しいの、仕事しろよ、まっとうな人間として、納豆人間は粘る、すごいよ、その粘着は我慢ならないほどの凄さ、ぴったり、ソーメンシティだ!真っ当にソーメン食べて、うまくて、まだ昼間で、時間がたっぷりしていて、空は晴れで、うまくてソーメンシティの真ん中で土管を置いた市役所があって、そこでいろいろと事務をして、書類の整理、それが一番すごい書類の整理、切手注文して、仕事しろって、注文してソーメン食べて、超がつくほどのうまさで、やられた!、って変化がすごい!もろ見え見えで、おっさんが見え見え三重の苦しみで燃えた、燃え燃えで、火柱だ!!立っている、立ちっぱなしで翌朝まで、すごい立ちだ、すごい達だ、おっさんらはすごい達だ、バンバン燃えてブンブン、すさなおみたいな立体で、いまさら3Dで、視覚効果がすさまじい、見え方がはんぱない、もろですよ、もろ、仕事しろって、働くおじさんはすごい達だ、すごいなぉかなり、かなりの高さまですごい、上空に見え見えだ、すかさずUFOが出現するほどのすさまじい人力だ、人力車!ひっぱっているのがすごいよ、ソーメンシティのど真ん中の中央の広場で演説してから帰宅するまでのすごい達の会話がまた素晴らしい喉ごしになってきた、会話の魔力にやられて半分の脳は真っ白だ、白髪が脳内に生えるくらいの真っ白さで会話の上達が飛躍的になっているくらいの人力飛行で飛んで上空で見え見えになっているスカイツリーの釣り船の予約が空を埋めつくすほどのすごさでほとんど会話にならない、ソーメンシティの出汁もすごい、だしっぱなしの水道で流しソーメンシティ!すごい出汁!汁がでっぱなしのおっさんシティで、すごい出汁、すごいだしおいしいだし人間だし、薄くなってもうまいよ、もっと働け、ソーメンシティの人力車は力などない、無重力に近い重量あげだ、ふんばって走っている、力ない力技だ、すごいよソーメンのメンタリティは箸で切れるくらいだ、箸がないけど手づかみでもどんどん往ける力技、人力に頼っているけどすごい無力だ、すさまじい住宅街のすんごい無力な信号機みたいに箸がなくても手づかみのワイドルで、すごくアイドルで、みんなに愛されているおっさんの釣り船に予約が、殺到して、殺人も起きて、気にしない、仕事しろ、働いてフィリピンパブで寝起きして、ノープラグラムというか、ノーブラのまま出勤するおっさんな訳、つまりはものすごい無力ですさまじい演説をソーメンシティでは繰り返し行うことがほとんど国民の気味、じゃなくて義務で、下痢気味で、じゃなくてギムミィで、チョコレートか為替レートかの問題で、どっちも分からないほどすごい、シティハンターに撃たれてソーメン、かもしれないほどアーメンな教会で倒れ、後ろから頭を叩かれ倒れたあげくのノープラグラムというか、ノーブラ出勤だ、全裸に近く、ほぼ網羅した地図をもって出勤、仕事しろって、住宅地図ってヤバくない?というメンタリティでお仕事の机につめこんだバービーグッツを上司に見つかり、口どけ水、飲んで、水商売だからしょうがないと店長は言って、おっさんシティのあこぎなアコーステックギター片手の口説きに、寝起きの顔で対応するのも、よう、傭兵、へい、撃たれて、死んで、念仏を唱える隣のギャングたちはすごい達だ、ほんとに顔が真っ青になってソーメンシティの広場の真ん中の中央でマシンガントークはほぼ雪解け水でクール、クールすぎて流しソーメンにはジャストなタイミングで、うまいよ、超がつくほどの喉ごしで倒れた

まぁまぁまぁ

おろ、まさかの、おを、尾を、ひっぱ、たいて、大抵、

えーまさか、おをおろして、魚河岸でしょ、そこは魚河岸でしょ、まさかのまさかりかついだ、卸しの魚河岸っしょ、すげぇ変化した風景、その最前率、最前列の、緞帳のどん、どん、どん、ドン、昭和の丼って最初に戻っちゃった、でんぐりがえし、の、喉仏でさ、その喉ぼとけ、ふといけで毛でさ、太い毛?まさに朝の、薪!薪!薪!新鮮な丼と薪!おそろい、おろ、おろして、お揃いで卸した、地下鉄のさ、そこにある超特急でさ、席こんで、腸?超満員のオレンジ。オレンジ。奥さん。おく。俺人生の他者、逃がしてやってよ!すぐに、もれ、もう、、、ね。漏れの予感が墓までついてくるわけでテレビジョン、、ばっちとね。画面上の出来事、それはもうバッチとね、ビッチとね、バッチつけて、政治家気取りなわけビッチとね、利根がさ、利根川沿いのマウンテンバイク屋がぁ、すぐに溜飲さげて、笑顔なわけ、もうニコニコ、もうニコニコ、え、え、ええええ、絵が絵が。じょじょ。運送、運送だよ、まったなし!俺は水洗した、きれい、きれぎれでさ、もう無視の池、無人だよ、縁がないってこういうこと、交友関係がないってこういうペン先が走る、はしにもぼうにも、ことわざね。そう言葉の業か、結局とは、そのつまり、そのつまりね、ああ、、、あああ、、、おしろいつけて、そのままで、浮かぶ瀬もあれば、と、、そう!そうね!想念!だ、それはもうもうと込めた、こめっているよ!全部こめっている、1から10までこめってる、立場上たちこめってる!もうもうもうもうもう牛だ!牛だよ、カウ。あのカフェで、もうかって正月ないん、ナイン、苦苦苦、じゃねぇの。もう正月ないん、ナイン、九九、で終わりって、その方が二人のため、ため池かすごい駅名だとはじめは思ったよため息ついて、もうてっ、って、い的にため息ついて山王が落胆や憤り、いきいきしちゃってさ、ほ、はーー、怒ったら負け、そんじゃ、そこ!そこ!ポイント   捻挫の足、、、ひき、それ、ひき逃げかい気さくな山王、およばれ、してるんじゃなかった、あれ?座敷犬のかわりに、もうおかわりに、よそってくれ、よそいってくれ、よそ見していてくれ、窓の外、ま、まぁ、攻め筋ないじゃないか、内科か外科かそれが不問、不問だよ!そんなコツ、簡単なコツ、セメントませこぜして、してやったり無精の、そっちじゃなくて武将の気分だ、板の上のタイフェスだ!まるで板の上のタイフェスの混雑ブリだ!タイじゃなくてブリ!息がいい奴や臭い奴の集結宣言だ、まちがっていこう、ベンチの上で寝てる人まで含めたところの何かであって、、、語られないわけさ、決して、禁じ手、その手が金を握って、ばい菌だよ!そんなの、そんなフーリング、カンジダ菌、感じた挙げ句のそれだよ、妄執というか報酬というかむく毛の犬というか、えらい存在だった、山のような王のような一本足のような、打法?打って打って売りさばいて、もう魚河岸でしょ、存在の魚河岸、注射して、ごき、ごきげんでさぁ、顎がゴキゴキって、あんたらゴキブリ以下で最前列だね、本当だよ、陳列された心理だ、セリで忙しいわけ、そういう訳で早朝の場違いの歌みたいに、あ、あー、後でいい?

2016-06-07

池の中の鯉が腹を上にして

かじかんだカーレーサーが餌をやっている
浮かんでいる藻
直立の柱から過呼吸の落下
召し使いが碁石を並べる墓の下
メモをとっている唇は鉛
全国の毛蟹が毛筆で沈黙の年賀葉書
牛を追う
秘密を炊飯器に閉じこめて噴出する湯気
座席を囲んだ捕虜たちのリボンを編んで
背中が孵化する
雪崩暴力団団員が背筋を伸ばして網棚のコサック兵と握手をしている後期資本主義の松葉杖が放置された
白樺歯

打たれた跡

血管の中に潜り込んでいた代償の虫が脱皮した圧縮の葉書を見せしめにして屋台が背骨を鳴らす空虚な打撃を
フットワークで布団を干し
メダカが目玉になってから咳こむ瞬き、即席ラーメンの
ベビースター煙突の木炭の中で、拍手する口ごもりの粘液をホームベースの氷河のように片目て、両目で映写機を睨む暗号の遮断から小さな流氷がはじけている予報
別室で、綿菓子を、マリモのように着飾って
煎餅布団の焦げ目を髭総理の念仏にミックスされて数珠つなぎのンガンガ長靴のあばら浮き出すセンチメントの硬化がはっきりした
目玉焼きのしま模様が気分が悪い、スプーンの上にのっかって行きたいところへ行くまでゴンドラのモービルが揺れるから、と、浅草に人工地盤を築いて花屋敷の嘔吐が蛇な異臭にくぐもって、コックローチ失った雨だれのプリンからもしも易者が言うならば「政治家の夜遊びみたいな長雨だ」毛沢東のかつらのような桟敷の上であくらをかいて辛苦の達磨は背伸びをする、柱傷、痛み止めの後ろ姿が鏡石の泣き言に塗るグリセリンの乳母車を盗まれた午後の日陰で包帯を巻いてニグロが笑って、おやすみの挨拶は湖面を同心円に広がって、さらに味噌汁の具となって浮上する延滞料金、壊れたらっきょうをひきづって過去のかまくらで独居老人の寝言の酸味を計るリトマス試験紙の田園だ、私の船が渡し船、河口に近づく泡沫の呼ばれた声に耳をザ・スミスば、むらがった扁桃腺の客室で車内アナウンスが盛り土をする、住宅地図にココナッツを植樹してもう少しで家出する隙間のムカデが大音量、
私は玄関先で自分のマジックの種を明かした
蛇行する剥き出しの解凍をキッチンタイマーにお任せする
残された時間に冷蔵庫のドアがない
牧師とボクシングするドアに貼られた虚栄心が戦場の臭い
脱脂綿を取ってくれ
小さい背広を着てドラックストアの素直な客になる

2016-05-17

晴れ渡ったタイミングで私の船

歯がガタガタで、それだから濡れた特急で、えらぶった工場を四角い柵でさ、囲んでウロおぼえ寸前でマッチを今はない、もうない、呼び声が急患のリヤカーに乗って(死んだ医者)ハヤブサの車窓に写った墨汁を垂らした石鹸箱におむすびを詰め込んでオキシドールの覚醒が背表紙にもたれて見上げてすっからかんの手巻き寿司で笑顔を鞠に詰める感じに変更して足蹴にしたかじかんだ夏期休暇の目刺しを焼き、俺も一丁前の壷師になったな、ごきげんようと艶のある茶菓子でもてなした塔の天辺でカラスの雛の赤い口を素手で開いたコインロッカー。テスター持参でやってきた山彦が電気屋の奥で陰惨な性交を行っています。欲望のまな板に蝶番をはめて景色ばんだ声でバスガイドに穴ウンスする型落ちした易者が、暗くよどんだ川岸で、鉛筆を握りしめて、直角を信じて、どこまでも続くバス停を引きずって耄碌した五月人形の歯幅で原材料を探して枝川を、枝毛を、小枝を杖に、間違いなくここが源流だ、と叫びつつ、スモモを火事って燃え盛って焼死千万。コンピューターの眺めがよし。責任の護衛に守られ、エビアンの水より戦争末期の下僕たちの小便に近い。切れ切れのちょう
ちん行列、千代紙を折り、さざれ岩にマリモを張り付け健康食品をナチスと売買する瞳の奥の馬脚が見える。せき込んでいる発着で丸天井のステンドグラスの裂け目から手足の契れた元兵士の裸体が細かく降ってくるのを死出のフリカケとして乗車する腕時計は止まっている。

私は逃げ隠れする布団乾燥機を

船つき場を見せようか、俺の脇の下にある特別に臭いが染み着いた濃いコピーを舌の上で溶かす装置が完備した寝間着姿の事務所にて。果て。サテ。こて。鉛筆削りの回転を己の声明としてーーと船頭は歌ったけど、浸水する勉強机に頬ついたまま、背広の内ポケットに海風を詰め込んで、呆然とカラスが柿に止まっている姿に燃えた。押入に入ってますます自然薯を掘って、上手くない。世論のからくりがビールジョッキにつがれて泡だって泡くって空き巣になって。立派な警官が乳母車に乗って、押収品目録を全裸に張り付け、落とし前を隠しながら、うたた寝のすり鉢で。

あのスペースを 空けて

大勢の船が右頬に線を引くヤクザの口の中のトローチが小さな笛音を響かせる靴下の穴からのぞいた娼婦に雨のレンガ通りが背景に倒れた白墨の跡からして事件現場のオープンドアの赤外線の羽のはばたきを混入したスキヤキに誰も手を付けない
まして、苦い水となった老婆は鈴虫をカゴに入れて正確な歩幅で訴える交番の彩りをもっとプールサイド隆起したパラソルが無風のまま笑っているようだ
お楽しみ雑貨屋の竹ぼうきが顎から垂れ下がっている
巨大な豆腐が空に揚がっているコンガリとした厚揚げです政治家だ、豆を口から吐き出すドアの内鍵を締めて、恐ろしい握手を交わす唇から断崖が覗く「俺はもうすぐ倒置する。絶対拭き掃除だ、バリニーズは、おっさん倦怠渦、箸くれ」底が見えないほどの滝壺に感じやすい皮膚の同心円が広がって、過去もどかしく腕を舗装し、前輪の罠が土中に埋まって(馬頭観音)空まわり、エコサイクルの見せしめに大通りを渡渉する人気ホステスの人工的湖に投身する割れ目わきあがって馬券の地面に落下したくせに
撲殺されたレシートに受領印の血の跡が透かしのように歩哨し、翌日のがに股から泥絵具の便秘気味の宴のホイッスルが鳴り響くエビだ、甲殻類の暗い性格に嫌気がさしてボイルする寸前まで赤くなり落日の共学で下校する

2015-11-22

マウントポジションのヒヒ

東から崩れた太陽が節目が「伏し目がちな」富士が始まる不思議なカードを配る匂いだ(部屋の中の膀胱が波線)しわぶき一つ立てないと(歌った宇宙の重心が)マンガを描いた訳、恐ろしいお友達、ですね、笑顔の駅弁食べた、奮闘してから天井に張り付いた蜘蛛の動きに(ネジ)こんで、有線のチャンネルがぐるぐる、滝に打たれたタニシのように、うわごとだ左官な熱帯が棒引きされた、うらぶれた寝具屋で、猛烈な町内会のくじ引きで、祭りの中で押された胃袋をさ、長、おっさん、懲戒超、、強い。フスマをねだって睡眠泥棒。儲けたはずのズワイガニに挟まれたのかチャックの上下か、裁断された踏切の前、拾った昼飯だ、不完全で満ちた堤防の上で天かすのような星空が、方針が放りなげられた自転する惑星の異臭が誇りの中で立ち上って、イカ焼きそば、誘われたモーテルもう出るの照るの人工的だ科学が桶に入って升、ボルケーノの額縁メガネを外す監督は舌を出したままに延びていた西日が寝台の上のズンダ餅のうぐいす嬢と共有するクリスマスに押さえがきかないサイドブレーキをお守りに神仏に奉納された熊手で腹切った自腹で中華を食べ、この文字を空に飛ばせば手乗りUFOになるわけで、移植された飢餓感に馬乗りになって牧場へと到着する

2015-11-14

スルメと飛び魚

私の股関節はどこに行ったのかと問う声があり湖が広がっている 間接の節々に1つ目の大黒が座り乾物を商っている トタン屋根を雨が打つ音が続く3杯目のコーヒー 奪還した国旗のような憂鬱な空でミニサッカーが続いている 私の鳩の目は充血している 死んだエビが一面に浮いた海面の朝日 砕氷船がついたため息が地球を作ったのだとしゃくれた顎で語るクリームソーダ 歴史と溺死が一字違いである遠景に葬祭の行列が通る オットセイの背中に乗る快楽が枯れた映画館に回春をもたらし浮ついた座席に金混じりの総入れ歯が降る

2015-10-11

みのもんたの入れ墨の入った巨大な男

みかん箱という名称。それはただの段ポール箱だ。そして、みかんが入っていないみかん箱やりんごの入っているみかん箱が私の頭の中にアンチされている。あの宅急便の配達人の上半身のムキムキのむき身にみのもんたの刺青が入っている。玄関口から呼び鈴への流れ。敷石を踏む風圧が電線をゆらし電柱は溶けたロウソクで、うまいもん全国食べ歩きの旅、のやつれた姿。ひどいねぐらだ。冷蔵庫が廊下を歩いてくる。冷凍みかん。シャーベット脳。蓋付きのフランス人みたいな挨拶で。大人の豆腐。猛烈な腋臭で下野せよ。素敵に光るエベレストの山頂にゴムの皮膜をかぶせてマスキングテープで雪崩をくい止めた。若気の高山病を抱えたまま踏破した縁談はセキレイインコの乱舞に触れ山裾に漏電した。大きなペット。川岸のセメント工場の露骨な鉄塔に固まった風景を泡立つ野良犬が駆けていく。餌を求めて古くさいフェラチオの目抜き通りを市電が行き交い、占い師のマントに隠されたOリングが涼しい風鈴に変わる夕暮れ。落下傘や腹筋トレーニングのパジャマ姿が薄明の中に浮かんでくる。巻き舌の六本木の回転睡魔に襲われた因習の放棄。マッド上の付箋を剥がして目に毒な気の毒なキノコの群生をソボロやオボロの月が道案内するし橋渡しするし橋幸夫の浴衣を着こなすし。隣人と震える舌でレンタサイクルの放心をキャッチしてポニー広場へ向かう。どこまでも子馬が続く。不謹慎なヤジロベエの笑い声がミゾレの音階で降ってくる。その山脈も北風の紅葉おろしのように血に染まって、内容物の吐露にすぎない不可視芋をばらまいている。

2015-09-27

傾斜地の争議

小さな池に浮かぶボートをすりつぶした団子を食後に控えた朝は牛乳だけで、静かに死を待つ牧草地に点在する牛はゆっくり風にはためいて、曖昧な白旗を掲げているマクドナルドのBGMに紛れた諍いの最中にシェイクが汗をかく 段々畑のフライドポテト 蟻のたかったキャットフードの中に堆積する時間をへその緒にして結びつく関係性の寝床はホットカーペットのざらついた舌(は猫の舌を思わせ) 暴力のボーリング場でマイボールの穴に指を入れ 鉄球で壊す我が家みたいにいくつかのピンを倒し 葬儀場を後にした 登校時の小学生やニシキヘビがカラスについばまれた死体のコレクションを展示した選挙ポスターに釘付け(そして糠に釘) 私たちは舌切り雀なのだからオベラを流しながらアルミ缶を集めよう 電子手帳がワキガ臭いのは仕方がない 濁流の中の名刺交換なのだ あの小さく見える星星がまだ呼吸反応のある百貨店の万引き犯 彼らは忘れ物を取りに来ただけだと言うだろう その主張の半分は手のひらに記され、万年図書館のリサイクルコーナーにも置かれ、店員たちの気分にも影響するが、裁判長は口の中の経験上のスルメの味に従って何一つ認めない

2015-09-25

レスぽん酢

何日も頭を洗っていない防波堤が不憫で、エビフライの酸化、恐怖のど雨が降り、地雷が笑う(ポイントポイントの道筋を)オメガ米がオメガ米が、馬になって背中を押して、グットモー人間、俺はテープルの下に隠れる牧師になる。昼間の大道でミサがイル発射台の日焼けした顔に白残りする、暗黒舞踏かと思ったら日焼け止めの塗りすぎだったんだ!、タイムトンネルの中の幽霊みたいに中途半端の恐怖感を貼り付けた、でも出前も電気ドリルも回転するだけの胞子であって受精の徒労は役人の口振りに似た蠅のうなり声の布団の餌食になり、ちょっと待ってエビぞるのは、お稽古ごとのリンカネーションが刷り上がった空に活字がこぼれる天気雨、全身がスリッパだ、履きなれたリズムでソーセージの皮膜をむいて明らかになった恥部に噛みつく新聞記者ぽっぽ屋、老いた健さんに誰も声をかけなかった、ストープを囲むエリートの襟首にバッチ、ぜんまい取りの帰りみたいなほほえみで無人駅の駅長に就任したのでした。帽子を脱いで彼は求める。

2015-09-09

さん付けの太陽

ポケットティッシュからの喉仏のかんざしの繰り返しにうんざりしているので、牧師と帽子を脱いで、
ドカンの中に暮らして
お揃いのお煎餅の醤油を切らせて
今はただの小麦粉が宙を舞うバツ金の空にアヒルがわめくその中を脆弱な方眼紙に書かれた私の櫛の黒髪が薄れていく呼吸、薄れていくのでまるで読経のようだ
騙し討ちで
竹林で倒れ
巻き寿司の幾分湿った海苔が喉頭に張り付いた掲示板は公職選挙法違反ぎりぎりのカットで猿の性器が写っている
波打ち際のさよならの申し開きの背中越しのバトンを渡して、いじけた前髪を手で払いのけた額の暗黒星雲が明滅している旅客機のテールランプを吸い込んでいくチャイコフスキー、知恵の輪がほどけない園児が玄関前に座って小便をしている
効果音がさじ加減を放棄して腎臓で鳴って
モスクワからの来客に紅茶を運び、ティスプーンを忘れたと取りに戻った後ろ姿にも爆竹があり
黒山の蟻がたかり、蜜蝋をなめて、嗚咽する
朧気なキッチンで橋渡しの老婆がいる
盲導犬と獰猛犬の区別のない世界
押入の葬式は現在に続く
ストーブの絶壁からイナゴの佃煮が湧出する
導尿管が命の道標となり、スリッパに殴打された廊下から額縁の受付を通り、コンビニのガリガリ君まで
恐怖の毛穴からいくつかの漂流記が生まれ、自分という無人島での原始生活を経て、難破船の廃材を組織した屋形船で帰国中に芸者をあげて水難した
結局は沿岸にボトルネック奏法で打ち上げられた水死体としてエンジョイ岡っぴきの特番に出演した
ひしゃげた口のコメントはすぐに炎上するマタタビとして猫の火祭りにオブザーバー参加したが、意外に煙がすごくて、火口から震える指でメンタルが弱いと指摘するメールを打った
擂りこぎを握って、納豆方程式の粘り勝ち
お勤めナメコご苦労さん
みなさんサンシェィドの下に入ってください
ここの太陽は確実に死ぬ

2015-08-22

効果なし

滝があり、覚えておけ
森があり、押すな押すな
伝統がブラックで、はきはきしたペンライトで照らされ
日照権が上の空、赤外線でポケットモンキー浮き彫り、自意識の自販機が溶けている
細い木だ
天辺から垂れたおちょぼ口にウブなリーダーは
門柱を指さしてメイドの土産屋さんで、おそらく購入
全身で沸き上がった包帯の祭り
帰宅、もしくは、大田区
盛んな発作の桟橋でズブの素人の漫談が給食費の(お)袋から出てきて、また全身のトクホンの臭いで大海原の観客席に彩りを添えた燃える魚のニジマスよ。
背広の放射線を描く落下するト書きに舞台そでからエレファントマン役の子象が餌を欲しがる表情についての注意が描かれてある 太陽の片手運転 おまえは設けたか茶碗の端に残った米粒の祈りに似た鉄柵を いばりチラシを全戸配布した町会長の読後感はマッシブな餃子の完食 にんにくが徒競走で 一番が口臭だ スモッグの素潜りの運用資金は不透明さ 星空を回収して黒板に張り付けた 試験に落ちたわたしは相撲取り 答案の破壊だんなの肩もみでエッサッサ ピクニック戦争だ余波はある身だしなみが堤防を越え 奥の手を延ばしたところ

2015-08-18

別働体

張り付いたベビーシッターの喉元から垂れ下がるツララ、の面に博士号を受粉したおっぱいが成金のシュウマイみたいに湯気、おにぎりに擬態した鉄骨、平和の祈りを折り込み広告、まんだらの銃弾で生産拠点の内ポケットに穴をあけて、見張りを理念した経営統合、消しゴムの富士山に翌朝してご来光のみなさま。撃沈する睾丸の出港にテープを投げ、顎の怒り、付箋の御霊に祝詞を上げ、老人と赤子の退潮後、不機嫌な海岸でわななかせた薄い犬たち。ダージリンティの歪みに似た鉄路から不吉な長者番付が立ち看板。前にも述べたとおり、ジェットコースターの焦げをテフロンからはがしたフライ責任者パン。自重して量りかねた夜のホトトギスの長刀でバターを塗っている。脱色した森の番人はへまをしてマッチ箱コレクターの歩幅で輪転するソーラー自転車。自家発電の大家の軒下で発火するネズミも脆く納豆菌。ジャッジする幸せの文鎮を後頭部の濁点に乗せフタした。高湿アルバムの見開きに魚介類がふさふさにフリルのワン独白ピースまだらで振り出しに戻る。接待の吹き出物をこんにゃくで暖めて不満の淵からの亡骸を手乗りインコに酒盛りだ、的外れのマシュマロ糞転がしが土地神話にインカして燃える節目の1つ1つも大切にしている昆虫食の青白さ。ボロ切れの味の学帽に死んでマークもリニューアル。セオリー指折り四季おりおり。
かねがね台所洗剤の泡立ちの堕ちてしまっタァ。
メルクマール都会の案山子が吹いてしまっタァ。
コザック兵のバースコントロールのアフ拳銃が踏み込まれ、マリモの死体となって湖畔に浮かぶ瀬もあれば。
バッタを捕食して目の前空きビルになって
俺の巣箱にプロポリスが逮捕状を定時制高校であり、チクワの断片化にレジストリ適正のガサ入れ地区で集団下校中に、浮き輪の欲情の上空で敵機を発見、無銭飲食。
聞け、わだつみのホーンセクション体育祭バリニーズのガムランが起き抜けの排尿と供に番宣のジングルを鳴らすお母さん土地成金午後の湿ったうどんに延びたお中元の配布とも誤爆され
TSUTAYAの延滞料みたいな顔付きで大根おろし
モーパッサンも毛沢東も牛並みの反芻

2015-07-24

長いスロープを通り抜けて桟橋にたどり着いた時には、もう夕暮れが終わろうとしていた

隣の妊婦は誰かの責任を追求するために魚市場で倒れたのだが、抱き起こした仲買人に売られてこの浜辺にやってきたのだと言う。ハマナスがきれいに咲いている。
このボートに乗って縁者の国まで出かけようと誘う妊婦に視線を逸らしながら、奥歯にピーナッツが挟まって取れないことが気になっていた。このピーナッツは3日前からここにあり、常にピーナッツの存在を意識する自分という過去の陰をひきずって歩いていた。風が止めば船出は無理よ、そういう寝言を繰り返すモノノケの横顔。マシンガンがあったらとっくに空席の目立つ競技場になっていただろう。セメントの袋が体にまとわりついている。風は順風だ。ホタテをつまみに缶ビール。眠い目をこすっているうちに景色が落涙してきた。だまされたわけではない、という自己申告を信じるホトトギスではない。それより薪を探そう、消し炭になるまでは暖が取れる。セメント袋には鶏の死体が入っていた。焼いて食べよう、ダメよそれは病気の死体なのよ。それなら浅瀬に貝くらいあるだろう。人工甘味料のホタテよりそっちの方が男盛りだ。ふんどし締めて、海に自己愛を投入する。

2015-07-23

背中の上

ミジンコの責任。隣人の愛。加速する鞠を蹴って、ハエー。すごくハエー、男だ黒縁眼鏡が女神、じみて。滲みてきた心臓が。エサを前によだれを垂らす、宇宙ソーセージだ、魚肉。青年。模試。も戦地で歌声が生えたら、お客さんだ。毎日が好人物だ。申し遅れたタイミングで、スタートする地点と交際する。大臣よ、漏れたパンツの裾野は広い。望遠鏡でもまだミクロ。ソロモンも公文式。剣の焼け野にぺんぺん草。教えてほしい、と缶詰が。奪還する巻き舌の予備、パペットものすごく。ショーウィンドウのペットボトルがダッチワイフの財布を劣等。背中の紋白蝶が3Dに浮かびホログラフの指揮台に模範囚は登り、大工を歌う年末の地獄の飛行機野郎さ。五月雨のうるさい登り竜が変装の重箱をつつき雑音の平野を造成する。守人が焚き火をする全体会議で次期社長が嗚咽の連打でゲーセンに破局を呼ぶ習わし。熊襲が引き金になった地盤沈下を乳母が防衛する首都圏の木漏れ日がスタンドプレーと腹芸の空隙を塗り塗りして焼き上げたパンケーキが絶品と街角のウサギの耳にトーストする。戦闘機が笑ったり、庇が屁をひったり、餅が焼けたり、配ったカードが塵になったり、中
村屋のカレーが暴走したり、電気屋が廃業したり、手を広げ足を踏みだし、心と体のバランスが砂糖漬けのさくらんぼのように微妙になったり、覚えてやがれ、消しゴムで景色を金魚鉢に投げ込んで壁面の泡立ちが国旗掲揚のうたかたの点滅にホタルイカ海面に拡大解釈の夜釣りに出港し国境警備隊に拿捕された一気飲みのボロ切れの想像のソバージュが日本書紀の缶コーヒーのボスに挨拶に出かけたまま帰らぬ人になった、あくる日というカレンダーはめくられそのパンツの芯にともったロウソクの吹き消えそうな月経が異変の予兆をハラミながらさらにサラミながらソーセージが生まれ、オギャーと泣きわめき、演技者の得意な相に舞台は展開し、青空の舌のスピーチを噛んで降板した警察官。誰誰の煙幕で放射能よけの祈願を加え、お持ちくださいフリースポット。

2015-07-18

亡くなっている人のアドレスが携帯に残っているような午後

夏の指先が暑いのにかじかんでいる、この夕闇が帽子を脱いで傷跡のような頭部が露呈する、蚊取り線香の煙が指示した身辺の危機、非情ベルがセミしぐれとなり姿形が淡くとけこんでいる
ボイスレコーダー片手に山伏が急坂を駆け降りて
何だっけ忘却、何度も飛脚が倒れ
綿菓子っぽい終わりに風船がばっこする平原に着く
わたしは仮死になり風に吹かれた船は亡骸を乗せて
セメントが固まる感じで夜を凝縮して
顎髭の1ミリを共有する食卓で塩こしょう、儀礼のエンジンは音を立てて回転する
確かな声として彼らからの呼びかけがなされて
消滅という言葉が消える領域からの案内状だ
施工主が雲隠れしたままで工事は進行する
表札という表札が背を向けて住人不在が常態化した窓辺から顔をのぞかせた鉢植えは沈黙と嘆きの区界で発芽のまたたきを繰り返す
どうしようか、明日行こうか、まだ雨が降っている

2015-07-17

ミルクシェーク

今晩のおかずは何か、トピックに誘われて、近所のスーパーをのぞくと、魚がはねる、豚が逃げる、かっぱえびせんが破裂する、おにぎりが海苔を脱ぐ。生存競争が激化して隣の薬局が繁盛する。そのうちに、スーパーごと撹拌されて濃厚なジュースになり店頭で販売されている。爪や髪の毛も混ざっている。私は平和ボケだ。ミルクシェークを飲んでいる。

かたつもり

板の間に移る、ひさしぶり。ボーリング場に転がった蓋のない案山子が、えばるえばる、顎ひげを伸ばして鉄棒で回転する目が、まわるまわる。人に言いたい。死んで幸運の女神になった電飾だ。掲示板に化粧させて、私の遺言を太めのマジックで公開する、馬に念仏かふるさとの犬か、君らはショックで死ぬだろう(ごはん茶碗山盛りの洗濯ばさみを食べながら)。それが選択の自由だし、生きている証明写真だ。セミの声に唱和して、エビぞりになって、一句を青空に手配する。札が配られてから席を立つことは出来ない。オノレは赤十字。耳元が大好き。洗面器の氷河期を越えて顔を浸せば、ひたすら血の匂い。黒板に骸骨が踊っている、目の端が切れる、ひどいニキビ面で噴射の駅に立つ。畏れを感じる程の引っ込み思案を荷車に乗せて朝市に店をひろげ、騙されないように声をかける。私は売り子だ。存在がない。全部方程式に撃たれた。店先に倒れた売り子だ、それだけが計算に入っている。

2015-07-05

旅先から指先へと伝わる感触

背中に瘤があって、それを。
リンゴの木の下で間違え探しをして、覗きこむ絵本、咳の響く食堂、地下に政治犯がいて毎朝リンゴジュースを飲む、その音が靴下に張り付いている、床下から冷気が登り、樹木の根がタイルを割ってひろがっている(存在を溶解する闇)、堅固な建物から割り切れない思いがにじんでいる、判断力がセメダインにように皮膚にくっついている、それは幾日後に剥がれ落ちるのか、全身脱皮したい、美容院でリクエストさされた(胸を、その後、局部を)。
人生の席替えをしたい、帰宅困難者の顔で吐く息は白く駅前のロータリーで右折するバスをベンチで座って見ていた。人生を形作るのが恋愛だと未だに信じている人たちが乗るバスが揺れながら遠ざかる。ベンチで隣に座っているのが夏目漱石だ。彼からいくつかの万年筆をもらった。もう筆を折るので廃品なのだと言う。日記を書くことさえ億劫になった。あのバスは砂丘に向かっているのですよ、と声がする。そこには、乾燥した小鳥とそれを並べている屋台があって、浅黒い皮膚をしたセミが店番をしている。君のむき出しの歯のような波頭が見える。歯槽膿漏の人の息は野良犬の臭いがするので追い払うが、それでも背後を付いてくる。彼には彼の目論見がある。それで僕に付いてくるのだが、、、。掘ったて小屋を愛する余り、海辺で自死した。当たり棒を卒塔婆のように砂に挿して日帰り旅行は駅前で終了。苦手意識の克服か。カラオケ教室の先生みたいに、「我が心驟雨にまみれ」「引き潮の街角で」「太陽との距離」連続して歌謡、ボックスを出るとざらついたアスファルトの上に魚の死体が続いている。まだ生きているのもあるが、腐敗臭が漂っている。今朝、ゴミ出すのを忘れた、、、マンションの壁面を救急隊がロープでよじ登る帰宅途中。

2015-06-28

腰のあたり

下水道の欠陥がネズミを陥没させ、うたた寝が皮下注射された喉仏が乾く昼、殺人が起き。太陽の不実が現在をまたぐ。路地から見ると圧縮された空気が街にはあり、空間は真空パックに、干し椎茸のように滅んで、夜空の干し竿、部屋干しゆえの異臭が飛散する私、仏、私、耳たぶの穴、ネズミにかじられた乾物コーナーの牧草のような匂い、レジスターに並びましょう、自殺するポスター、灰皿の底、マッサージ店の電飾が拒絶と誘惑の境界に立つ、、、、

寺院にも電光掲示板があり、

デパートは日本より白い。女性の顔のパウダーがより一歩、美白化されている。開閉する部分の湿気がすごい。

空疎な演説への拍手の虚しさにも似た性欲が新幹線にもジェット機にもあった。焼き畑のような煙が車窓に点在し、うまみ調味料か、、、。魂を取られるということは、脊髄液を抜かれるようなことか。

私を冷房してダイソー。私を冷房してセブンイレブン。

常に頭痛が貼り付いているナイトマーケットで、山ぶどうのジュースが常温で、その血の色、ニキビのような小さな種が最後に残って、喉越しが。喉仏が、合唱。歌うド演歌からユーミンのインストに変化する、冷房の風が私を腐らせる、ことから、私を守っている(サイボーグに賽銭あげて)、真剣な眼差しで影を引きずって、コスメの口コミに耳を傾け、代謝が狂った日々の関係を通過。

背もたれが必要です。私にとっての橋桁は、メールのやりとりとか、凸版印刷とか、性器の交換とか、マシュマロの口どけとか、早見優のプロマイドの土偶とか、廃棄物の行方とか、ウーマンリブの壁画とか、ゼンマイの煮付けとか、の後に立つ背もたれです。それで、書き込めるだけの量産を薄めたカルピスのコップに入れて、責任逃れのミニサッカーのボールを目で追う審判員。

成田空港に帰ってきて、一つの言葉で会話する奇妙にしばらく沈殿。そこから、ゆっくり浮かび上がって、腰のあたりをさすって。