社員のビジネススキルを加速するMBA式人材育成

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組織文化を捉えることの難しさ

先日のメルマガで組織文化(カルチャー)の話を取り上げましたが、その補足です。

キャメロン、クインの競合価値フレームワークの危うさ

組織文化を説明するフレームワークはいくつかありますが、その中でも有名なのはキャメロン、クイン両先生の提唱した競合価値フレームワークでしょう。

キャメロン、クインの競合価値フレームワーク

組織内部-外部、柔軟性-安定性という2軸で分類した4つの組織文化の類型が紹介されていて、分かりやすいものです。

ただ、私個人はこのフレームワークはあまり好きではありません。というか、提唱した両先生の意図を離れて、危険な使い方がされてしまう懸念があります。

たとえば、組織文化の診断で「官僚文化 (Hierarchy Culture)」と判定されたら、その組織の人は愉快ではないでしょう。おそらく、こんな会話が交わされそう。

上司:うーむ、官僚文化か。確かに心当たりはあるな

部下:そうですね。風通しが悪いのも、それが原因ですね

上司:うむ。早急に「イノベーション文化 (Adhocracy Culture)」を目指すよう、プロジェクトを立ち上げよう

いやいや、そうじゃなくって、ビジネスのおかれた環境と文化のマッチングが大事なんですよ、と言っても、聞いてもらえそうにありません。

オライリーの組織文化の7つの軸

そこで、私が多用するのがオライリー先生の組織文化診断の7つの軸です。

  1. 革新およびリスク性行:従業員が革新的で危険をおそれないことがどの程度奨励されているか (Innovation)
  2. 細部に対する注意:細部に対してどの程度の精巧さ、分析、注意を示すことが期待されているか (Attention to detail)
  3. 結果志向:結果に到達するプロセスよりも、結果または成果そのものをどの程度重視しているか (Outcome orientation)
  4. 従業員重視:組織内の従業員への影響が意志決定においてどの程度重視されているか (Respect for people)
  5. チーム重視:個人ではなくチームを中心とした職務の活動が、どの程度組織化されているか (Team orientation)
  6. 積極的な態度:安易な態度ではなく、積極的で競争的態度はどの程度か (Aggressiveness)
  7. 安定性:成長よりは現状維持を重視する活動が組織のなかでどの程度強調されているか (Stability)

元の論文はO’Reilly, et. al. People and Organizational Culture: A Profile Comparison Approach to Assessing Person-Organization Fit, 1991というもので、たしか他のさまざまな論文を分析して(メタアナリシス)、上記7つの軸を抽出したはず。

ちなみに、これ系の議論はさまざまな場所でなされていて、軸は30個ある、いやいや、12個だ(OCS-12)などの論文が発表されています。

ただ、7つの軸であったとしても、やや重複感もあると感じます。1. 革新およびリスク性行と7. 安定性は表裏一体な関係ですし。

そこで、これを集約した下図を講義の中では使うことが多くなっています。

複雑ものをシンプルに捉えるリスク

7つの軸にしても5つの軸にしても、組織文化の診断結果は複雑なものになります。キャメロン、クインの競合価値フレームワークのような、クリアな回答が出るものではありません。

でも、だからこそ、「うちの組織文化は、本当のところ、どうなんだろう?」と本質的な議論につながります。

今回のテーマである組織文化に限らず、人材マネジメントは複雑なものです。フレームワークを当てはめて、「はい正解!」と言うことはまずありません。そのような、複雑なものをシンプルに解釈するアプローチは、重要なものを見逃してしまうリスクがあります。

むしろ、フレームワークをヒントにしながらどれだけ本質的に考えられるかが重要でしょう。

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.328 雰囲気が悪い職場を変える法

今の職場って、居心地が良いものですか?

もし答えが「ノー」だったとしたら、それは「カルチャー」のせいかもしれません。

組織風土とか企業文化と呼んだりしますが、要するに雰囲気のこと。

これを変えるヒントを解説するので、ぜひ実践してみて下さい。

ちなみに、会社のカルチャーを7つの軸で測定する簡易診断を下記に掲載しておきます。こちらもあわせてご覧下さい。
組織文化の7つの軸
(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.326 新入社員を伸ばす、ちょっとした「毒」

まずは業務連絡から。

先週のこのメルマガで外部人材活用を紹介しましたが、その追加情報です。

実は外注には、「自分でできないものは、外注できない」という矛盾があります。

詳しく解説したので、外注を真剣に考えている人はお読みください。

https://kida.ofsji.org/archives/5630

では、本題。

新入社員を迎えるに当たってのコツです。

キーワードは、「ぬるま湯の回避」。

ドキッとした方、お読みください。 (さらに…)

自分ができないことは人に頼めない:外注のパラドックスの解消法

先日のメルマガで、「人手不足には外注化」をお勧めしました。ただ、実はそこには「外注のパラドックス」というリスクもあるので、紹介します。

自分ができないことは人に頼めない

外注のパラドックスというのは、ひと言で言うと

「自分ができないことは人に頼めない」

ことです。

私も苦い経験があって、あるときAdobe社の「イラストレーター」と言うソフトの使い方を教えてもらうコンサル業務を発注しました。1分で10円課金されるというもので、効率よく教えてもらえると期待したのですが…

ぜんぜんダメ。

と言って、相手のコンサルタントの型が悪いわけではありません。むしろ問題は私。イラストレーターをほとんど使ったことがないために、「何を聞いていいかわからない」という状況だったのです。結果として、トンチンカンな会話になってしまいます。

コンサルタント:今日は何を知りたいですか?

私:イラストレーターの使い方を、ですね…

コンサルタント:具体的には、どの機能を説明すればよろしいでしょう?

私:…えーっと

「自分ができる」からうまくいった

逆にうまくいった例も紹介すると、動画編集の外注化です。もともとは自分で編集をやっていましたので、ある程度の勘どころをつかめています。なので、発注時の指示も明確。成果物が出来上がって検収の際にも、「ここは、発注時に指定した物と違いますよね?修正をお願いします」のようなやりとりがスムーズにいきます。結果として、時間の節約につながりました。

ここまで来ると、冒頭の「自分ができないことは人に頼めない」がお分かりいただけるでしょう。

すごく矛盾していますけどね。外注というのは、人手不足解消のため。ただ、それを上手にやるためには、事前に自分の中に知識や経験がないとできない。でも、その知識を得る時間がない…。

矛盾を抱えていつまでも外注化できないままです。

外注のパラドックス解決の3か条

では、この外注のパラドックスの解決法。

まず、当たり前のアプローチとしては、事前知識を得ることです。自分が多少なりとも関わった分野であれば、本を3冊ぐらい読むと、「だいたい、こういう感じかな?」というのがわかります。

そして、ちょっと乱暴ですが、その段階で外注化してしまうのもアリです。あくまでもテスト的ですけどね。というのは、自分で「お勉強」しているだけだと、「何がわかって、何がわかっていないのか」を把握できません。

ところが、実際に発注してみると、「あ、自分はここがわかっていないんだ」と気づくことができます。あるいは逆に、「これに関しては、知識を深めなくてもいい」というのも見えてきて、学習が効果的に進みます。

では3つ目。これは、外注化する業務範囲を変えるという物です。最初のイラストレーターの例に戻りましょう。もともとは「使い方を教えて欲しい」という依頼でしたが、機能しませんでした。だったら、イラストレーターで何かを作成するという業務そのものを外注化してしまうのです。これであれば、「こんなもの作って下さい」という発注も、出来上がった成果物に対して「ここ、違いますよね?」という検収もできます。

実際の業務においては、上記3つを組み合わせて、何とかやりくりしながら外注をマネジメントしていくというのが現状です。ぜひ御社におかれてもヒントにしていただけると幸いです。

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.325 人手が足りない!を解消する外部人材

「人手が足りない」って思うことありませんか?

コロナ後の景気回復で仕事は増えてるけど、採用しようにもいい人が集まらない。

そんなときには、外部人材を使うという選択肢があります。

というか、私はよく使っています。

それを発見するのが「ココナラ」。

♪仕事頼むなら~♪

というテレビコマーシャルもやっているのでご存じの方もいるでしょう。

でも、ちょっと不安ですよね。ネットで発注とか?

そこで、私のやり方を紹介します。
(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.324 人事向けプレゼン勉強会を開催します

人事部で働く人のためのプレゼン勉強会を開催します。

https://presen.ofsji.org/houjin/jinji/

無料で参加いただけますので、御社の人事の方にもご紹介ください。

というのは、4月から新年度で人事が人前で話す機会が多くなるから。

入社式や会社説明会など、いわば会社の「顔」として発言することも多いものです。

ところが。

プレゼンの「基本」を知らない人って多いですよね。

たとえば、

大事な話は3つあります

なんて言う紋切り型の説明。

そういうプレゼンを聞くたび私は、

あ~、この人、分かってないな…

とガッカリしてしまいます。

なぜかというと… (さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.323 実録 めんどくさい作業をChatGPTにやらせてみた

「めんどくさい仕事」ってありますよね?

やらなきゃいけないことは分かっているけど、手を付けるのすら気が重い…

私で言えば、先日「プレスリリース」を発行しました。

それが、こちら。

https://www.hrpro.co.jp/press_detail.php?ccd=01241&press_no=7

ところが、これ書くのって、すごくめんどくさいんです。

そこで、ChatGPT。

もちろん、自動生成した物をそのまま使うわけではありません。

でも、「たたき台」があるだけで、めんどくさいハードルが下がります。

具体的には…

(さらに…)

MBAの三冠王 Vol.322 オンボーディングの失敗例と私の悪しき会社感

先日、オンボーディングの勉強会を行いました。

オンボーディング研修

実は私、この分野はこだわりがあって、それは過去のイヤな思い出があるから。

新卒で入社した会社で、研修も終わり配属のときにその事件は起こりました。

それ以来、私はどこかしら会社に対して不信感を持っています。

何があったかというと…
(さらに…)

MBAの三冠王 Vol.321 ネチっこい上司の言い方にウンザリしたら

「イヤなものの言い方」をする人っているじゃないですか?

先日私も耳にしました。

場所は、ブックオフ。

背の高い本棚が並んでいるので、こっちの姿は見えてなかったんでしょうね。

店長が新人を指導する会話がもろに聞こえてきます。

ただ、その言い方がなんともネチッこい。

思わず、

店長、もっとシンプルにまとめた方がお互いに気持ちよく会話できるよ

と言いたくなりましたが、さすがに黙っていました。

本当は店長にウチのロジカルシンキング講座を受講してもらうといいんですけどね…

https://logical.ofsji.org/kouza-commu/nyumon/

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.320 ダイハツ社員ですら気づかなかった自社の不正疑惑

自民党の裏金問題、発端になったのは大学教授の告発だったってご存じでしょうか?

それが、神戸学院大学の上脇博之教授。

まったくの部外者である同教授が、この大事件を告発するためにとった「地べたを這いつくばる」行動とは…
(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.319 ビジネスの「嗅覚」の磨き方

まずは業務連絡から。

会計入門セミナーを開催します。

https://www.money-college.org/kaikei-nyumon/

決算書を直感的に見る方法が分かります。

では、本題。

ビジネスの「嗅覚」に優れている人っていますよね。

理屈じゃなくて、直感的に儲かる方法が見えている人。

私はまったくそういうタイプではないので、憧れます。

そんな人に近づくために採り入れている習慣が、

 このサービス、ヒットする?

です。

世の中で新しいサービスが生まれるじゃないですか。

それがヒットするかどうかをパッと判断するんです。

たとえば、最近ではファミリーマートで売られている「コンビニエンスウェア」。

これ、ヒットすると思います?

実はもう結果が出ていて…

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メルマガ MBAの三冠王 Vol.318 人を笑う前に、自分の教え方を見直す

テレビのCMにイラッとくることってありませんか?

私の場合、最近はコレ。

社外の人と話すときには、上司の名前は呼び捨てでいい、と教えられた新入社員が失敗をしてしまうと言うもの

電話を同じフロアで働いている中村部長に取り次ぐとき、

中村!9番にお電話です!

と言ってしまって、先輩がそれを嘲笑っています。

いやいや。

頑張っている新入社員を揶揄する前に、自分たちの教え方が下手なのを恥ずべきでしょ。

実はこういうときに使える、「人を教える技術」があって、それが…

(さらに…)

ニューロサイエンスが働き方を変える BMIの現状

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2024/01/12付の日経新聞で、大阪高等共創研究院教授の桝沢琢史氏により、「脳波で機械動かすBMI」と題された論考が掲載されました。これ、私たちの将来の働き方を大きく変えるインパクトがありそうです。

ブレーン・マシーン・インターフェース(BMI)の可能性と実用化への道

ニューロサイエンスの最前線で、ビジネスパーソンの働き方を革新する可能性を秘めた技術が存在します。それが「ブレーン・マシーン・インターフェース(BMI: Brain Machine Interface)」。

この技術は、脳の信号を直接読み取り、機械を制御することを可能にします。米国のシンクロン社は、足からカテーテルを使って脳の血管に装置を挿入し、脳波でコンピューターを操作する試験を行っているそうで、10人の被験者を対象にしているとか。このような技術は、将来的にビジネスパーソンの働き方に大きな変革をもたらすでしょう。

BMIがビジネスにもたらす変革

BMI技術が実用化されると、物理的な制約がある環境でも作業が可能になります。例えば、重い物を動かす必要がある場合や、危険な環境での作業など、脳波を使ってロボットや機械を遠隔操作することで、安全かつ効率的に作業を行えるようになります。また、障害を持つビジネスパーソンにとっても、この技術は大きな可能性を秘めています。身体の自由が制限されていても、脳波を通じてコミュニケーションや業務を行うことが可能になるのです。

実用化に向けた課題と未来

もちろん、BMI技術の実用化にはまだ多くの課題が存在します。技術的な精度の向上、安全性の確保、倫理的な問題など、解決すべき問題は山積みです。特に、個人の脳波データの扱いやプライバシー保護は重要な課題となります。それでも、この技術が実現すれば、ビジネスパーソンの働き方だけでなく、医療や教育など多岐にわたる分野での応用が期待されます。

加えて、今回の論考では侵襲型、つまり外科的なやり方でデバイスを脳内に埋め込む方法が紹介されていましたが、非侵襲型の方が実際のビジネスの現場で使うとなると現実的でしょう。

いずれにしても、これから大きな発展が見込めそうで、目が離せません。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.317 非常用持ち出し袋の意外なお勧め

能登地震の被災地を見ると胸が痛みます。

地震・津波に加えて冬の寒さがキツそう。

今日から雨も降るそうで、一日も早い復興をお祈りします。

そんな中、自宅とオフィスの非常用持ち出し袋を見直してみました。

首都直下型地震がいつ来てもおかしくないですからね。

私が用意している、ちょっと意外なグッズを紹介します。

たとえば、ドライシャンプー

今回の震災の報道でもありましたが、避難所ではお風呂やシャワーはなかなか利用できないそうです。

そんなとき、水がなくても使えるシャンプーがあるだけで、ずいぶん助かるとか。

これ、私の発案ではなく、阪神大震災の被災者の方が語っていたことで、ものすごく生々しく感じました。

似たような、ちょっと意外だけど便利な物を紹介してますので、参考にして下さい。

(さらに…)

MBAの三冠王 Vol.316 ChatGPTアプリを作りました

新年最初の取り組みとして、ChatGPTのアプリを作りました。

https://kida.ofsji.org/archives/5590

え?アプリってどういうこと?

実はChatGPTは、そのままの「生 (ナマ)」の状態で使うだけでなく、カスタマイズする機能が備わっているのです。

ナマの状態で使うと返ってくる答えはあくまでも一般論。

これをカスタマイズすることで、より役立つ知識を得ることができるのです。

どういうことかというと…
(さらに…)

研修のフォローアップをするカスタムChatGPT

「研修のフォローアップをChatGPTでできないか…」

そんな問題意識に駆り立てられて、当社の研修内容をChatGPTに教える試みをしてみました。成果は上々。

まだベータ版であり、現状ではChatGPTの有料課金ユーザーしか使えませんが、下記リンクからからアクセスできます。なお、ChatGPTはクラウド上のサービスなので、情報漏洩のリスクがあります。機密情報は入力しないようご注意ください。

開発の動機:一般論しか返せない通常のChatGPT

ChatGPTは2023年に大ブレークしたので、仕事でお使いの方も多いでしょう。とはいえ、ブラウザ経由で直接の対話で使うケースがほとんどと想像します。この場合、文章を書いてくれるのは素晴らしいのですが、回答がどうしても一般論になってしまうのが悩ましいところ。

たとえば、「やる気がない部下への対処法は?」と入力したときには以下のようなメッセージになります。

ChatGPTによる研修フォローアップ

もちろんある程度の精度はあり、これはこれで悪くないのですが、「だから何?」という感覚が拭いきれません。つまりは、研修のフォローアップという観点ではもう一工夫必要と感じてしまいます。

ちなみに、この回答はChatGPTの課金ユーザーが使える「GTP-4」で生成しました。無料版のGTP-3.5と比べると、小学生と大学生の違いぐらいの頭の良さといわれていますが、それでも物足りないのが正直なところ。

そこで試したのが、当社の研修コンテンツをデータとしてChatGPTに読み込ませるということ。

ChatGPTに研修データを読み込ませる概念図

概念図でいうと、このような形でしょうか(もし間違っていたら、専門家の方ご指摘ください)。

カスタムGPTなら研修内容を踏まえて返答してくれる

では、もう一度質問。言葉自体は「やる気のない部下への対処法は?」と先ほどとまったく同じですが、回答が異なります。

今度は、「行動変容の指導」、さらに深掘りして「行動の強化」など、研修内容に沿った回答が提示されているのが分かります。「強化」というのはやや聞き慣れない言葉かもしれませんが、行動アプローチ(行動分析学)でいうところの、部下のよりよい行動を高頻度で引き出すための打ち手、と言うニュアンスです。

なお、今回使ったのは、カスタムGPT (GPTs)という仕組みです。ChatGPTのチャット機能と大規模学習データを活かしつつ、オリジナルコンテンツも回答に含めてもらうことになります。

あわせて、ChatGPTの「キャラづけ」も可能です。先ほどの例でご覧いただいたように、猫のキャラクターをあしらって、回答のセリフも重々しく、そして語尾を「じゃ」で終わらせるように設定しています。途中で「ござる」と言うのが入っていますが、これはChatGPTが勝手に考えてくれたものです。

研修後のフォローアップで使えるChatGPT

このように自社で作成したコンテンツを読み込ませる使い方はさまざま考えられます。その中でも研修後のフォローアップが真っ先に思いつきます。

というのも、研修の目的はあくまでも受講後の行動変容だからです。もちろん研修中に学びを深めていただくのはいいのですが、現場に戻ったときに「こういう場合は、どうするんだっけ?」と戸惑うときもあるでしょう。そのようなときにこのカスタムGPTを使っていただくと、「そうそう、こうだった」と学びをリフレッシュしてもらうことができます。

あるいは、そのままChatGPTと会話を広げると、研修中にお伝えした以外のマネジメント手法も紹介されるので、ご自身の管理職としてのマネジメント手法の幅を広げることにつながります。

この観点でChatGPTは極めて強力なツールであり、これからも目が離せません。

MBAの三冠王 Vol.315 無料ダウンロード資料 インスタント1 on 1

1 on 1って誤解が多いですよね。

典型的には、

上司は部下の話を聞くものだ

という思い込み。

いやいや。

こういうのはデータで検証されていますから。

実は上司と部下の発言量が○:○になったときがもっとも部下の満足度が高まるんです。

そんな誤解を解消すべく、1 on 1に役立つ無料ダウンロード資料を作成しました。

【インスタント1 on 1で負荷をかけない部下育成】

https://corporate.ofsji.org/file/BLB585DC.pdf

ちなみに、発言量の比率、正解は…

(さらに…)

MBAの三冠王 Vol.314社員同士の批判って、どうする?

ひいきのスポーツチームってあります?

私はJリーグのサガン鳥栖。

サポーターになった経緯はこちら。

https://kida.ofsji.org/archives/5063

今年は全18チーム中14位。

苦しいゲームが続いた印象です。

そしてサッカーと言えば、名門清水エスパルスがJ2からJ1に昇格できなかったことがニュースになりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a63faecefd6f09a5ea0b4dcbeb0940c58976ac32

組織論から、再浮上のための打ち手考察します。

ちなみに、Jクラブの職員数のデータは、「タッシーブログ」さんを参考にさせていただきました。

https://www.tassiy.blog/jleague/104/

柏サポとお見受けしましたので、今シーズンはキツかったでしょうね。
(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.313春風亭昇羊さんの落語を見てきました

生で落語を見てきました。

主演は春風亭昇羊さん。

先日のNHKの新人落語大賞で見て、「これは面白い!」と思っているところ、ちょうどいいタイミングで寄席があるではないですか。

もう、即決です。

ちなみに、私の落語への興味は半ば職業的。

ほら、講師も話すことを生業(なりわい)としているじゃないですか。

そうすると、落語の話芸が使えるんじゃないかと思って。

実際、ショート動画で上司と部下の会話では、落語的な要素を入れていますしね。

https://www.youtube.com/shorts/gdPziPGZ0LE

で、結論。

面白かったです。

単純に楽しいというのもあったし、考えさせられるところもありました。

というのは…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.312 役に立たないアンガーマネジメント

私はこう見えて怒りっぽいんです。

たとえば先日、地下鉄の入り口のところでたむろしている集団にイラッときました。

なにも入り口を塞がなくても良いじゃないですか。

ほんの5メートル移動すればいいだけなのに、それができないことに腹が立ちます。

邪魔だ、タコ!

と、怒鳴りつけたくなるのを必死でこらえました。

とはいえ、そうそう腹を立てていられない。

ということで「アンガーマネジメント」を勉強したわけです。

ご存じの、自分の怒りをコントロールしようという手法。

ところが。

ぜんぜんピンとこないわけです。

たとえば、6秒ルール。

怒りがおさまるまで6秒待ってから行動しよう、というものですが、まったく意味なし。

だって、その6秒を意識できないからこそ瞬間的に怒鳴るわけですからね。

思いましたよ。

「あぁ、アンガーマネジメントって使えないんだな」って。

ところが。

最近ある手法を見つけて、それがうまくいきそうなんです。

具体的には…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.311 保存版:若手社員の謎行動を解き明かす

最近の若手って、謎ですよね?

  • 真面目なんだけど、与えられた以上の仕事はしない
  • そのくせ「成長したい」とか平気で言う
  • でも、上司や先輩と積極的に関わろうとはしない

そんな謎を解き明かすため、最近何冊かの本を読みました。

その中からいちばんオススメは…

ちなみに、読んだ本一覧はこちらです。

  • 若手社員との関係がうまくいかないと思ったら読む本
  • イマドキの若手社員のトリセツ
  • イマドキの若者のリアル
  • 活躍する若手社員をどう育てるか
  • 部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです
  • 先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち
  • ゆるい職場-若者の不安の知られざる理由
  • 若手育成の教科書 サイバーエージェント式人が育つ「抜擢メソッド」

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.309 気づけば始まっていたChatGPTの第2章

人工知能、ChatGPTの第2章が始まりました。

それが、「マイChatGPT」を作れる機能。

というのは、ChatGPTを使うにつけ、こう思う人が多かったはず。

自分の持っているデータをChatGPTに読み込ませて自分専用にできたら便利では?

と。

これを実現できるのが新機能、「GPT Builder」です。

実際にこれをやった人のレポートを紹介します。

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.308 後輩に反論されて「ウッ」と詰まらないように

まずは業務連絡から。

チームビルディングで職場を変える勉強会、開催します。

https://corporate.ofsji.org/kouza/engagement/

離職者が多くて困っている方は、ぜひおいで下さい。

では、本題。

部下や後輩を指導しているとき、言い返されて「ウッ」と詰まることってないですか?

いわゆる「ブラック反論術」というやつですが、その対策が今日のテーマ。

実は大きくは下記の3つのパターンがあって、それを知れば切り返しが上手にできます。

  • 論点ずらし
  • 「お前だって」論法
  • 勝手に決めつけ論法 (ストローマン論法)

具体的には…

(さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.307 展示会への出展はペイするのか?

まずは業務連絡から。

エンゲージメントのボトムアップアプローチの勉強会、開催します。

https://corporate.ofsji.org/kouza/engagement/

これまで、トップダウンの話が多かったのですが、実際にはボトムアップも重要。

というか、ボトムアップの方が取り組みやすいですからね。

「ウチのエンゲージメント、どうしたら…」と悩んでいる方にお勧めです。

では、本題。

展示会ってあるじゃないですか。

ビッグサイトとか幕張メッセで行われるもの。

あれ、出展する価値があるかという検証です。

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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まず大前提として、対面での展示会はムダだと私は思っています。

以前のブログでも紹介したとおり、会場が「客引き」状態でとんでもないことになってますからね。

・歌舞伎町の客引きと化す人事展示会

https://kida.ofsji.org/archives/4758

では、オンラインの展示会は?

最近当社は「HRサミット」に出展しました。

https://www.hrpro.co.jp/hrsummit/

リアルタイムではなく、録画された動画を配信するというものです。

結論としては、「アリ」。

けっこうネームバリューのある企業が申し込んでくれて、いいコンタクト獲得ができました。

ちなみに、人事の世界ではこのHRサミットと並んで、「HRカンファレンス」が有名です。

当社は以前、対面で開催していたときにHRカンファレンスにも出展したことがあります。

そのうえで比較をするとしたら、HRサミットの方が出展してよかった感じはあります。

というのは、HRサミットは出展料がお高いんですよね。

単純な費用対効果では、HRサミットが上回ったと感じました。

もし、営業活動の一環として出展を考えている方がいたら、参考にしていただけると幸いです。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.306 「パワハラ上司を科学する」

いきなりですがクイズです。

パワハラをしてしまう管理職の性格、下記のどちらでしょうか?

A) 外向的

B) 内向的

答は… (さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.302 私の腸内環境が悪いわけ

先日紹介した腸内環境調査サービスフローラスキャン。

https://kida.ofsji.org/archives/5445

私の腸内環境が今イチなのは報告したとおりですが、その原因がわかりました。

ズバリ、穀物が足りない、と。

え?そうなの?

と思ったけれど、聞けば納得のその理由は…

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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まず、今回いろいろとわかった理由。

フローラスキャンの無料電話サービスを利用したんです。

管理栄養士のおねーさんがやさしく教えてくれました。

たとえば、私の腸内に足りない「プレボテラ属」。

健康な人は腸内の25%がこの種なのに、私はゼロ。

まずい状態です。

なぜ?という答えが穀物。

私、こう見えてダイエット中なため、ご飯はできるだけ控えています。

お昼の外食はやむを得ないとしても、朝も夜もご飯は食べません。

そのせいで、プレボテラ属はエサが少ないので繁殖できなかったと言うことなのでしょう。

では、どうしたら?

当然穀物なんですが、素人が考えると、玄米がいいのだろう…

と思ったら、ハズレ。

それより「もち麦」がいいんですって。

なぜならば。水溶性の食物繊維はもち麦の方がいいから。

はっは~、なるほどな、と思いました。

他にもいろいろ教えてもらって、自分では気づかなかった腸活のヒントが見つかりました。

幸い、腸内細菌叢は2-3ヶ月で変わるとのこと。

これからもち麦を食べて改善を図りたいと思います。

あ、ちなみに、このフローラスキャン、ふるさと納税で利用できます。

ご興味ある方はぜひ。

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/27210/5442549
↑ふるさとチョイスのリンクです。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.301 五十肩からの復活

いわゆる五十肩になってしまいました。

それも、ある日突然。

(何だか痛いな…)

と思っていたら、みるみるウチに腕が上がらなくなりました。

いちばん痛いのが、「つり革」のポーズ。

電車内のあのカッコをしようと思うと、ズーンと痛みが走ります。

しかもその痛み、長引くんだわ。

ところが。

最近そこから復活しました。

その秘訣とは… (さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.300 ちょっとグロいけど心躍るマンガ

マンガ、「チ。」をご存じでしょうか?

舞台は中世ヨーロッパ。

当時の「常識」だった天動説に対抗して地動説を唱える人々の情熱を描く異色作です。

ちなみに、タイトルの「チ。」は地動説の「ち」なのでしょう。

天体観測には興味が無い私でも、思わず引き込まれてしまったその理由は… (さらに…)

メルマガ MBAの三冠王 Vol.299 腸内環境の判定結果

自分の腸内環境が分かる「フローラスキャン」、以前もこのメルマガで紹介しました。

https://kida.ofsji.org/archives/5369

その結果が出たのでご報告です。

腸内細菌の豊富さに関しては、

 「平均的な状態と比較してやや少ない状態です」

え~、マジで?

改善のためには、

 動物性たんぱく質や脂質の摂り過ぎを特に意識し、バランスのよい食事を心がけま

しょう

とのことで、今イチ納得いかないものになりました。

ただ、より詳しいデータを見てみると…

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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と言うことでトータルでは私の腸内環境は今イチ。

ただ、2-3週間ぐらいで変わるものだそうですから、食生活に気をつけていきたいと思います。

そして、このサービスの面白いところは、より詳しく腸内細菌が分かること。

たとえば私の場合、ビフィドバクテリウム属という、腸内環境を良くする善玉菌は平均よりも多くなっています。

一方、プレボテラ属という、食物繊維と関連がある菌は少なめ、というかゼロ。まったく存在しないとのこと。

…って言われてもピンとこないですよね。

そこで、無料で提供されている「腸活アドバイス」という電話サポートを利用してみたいと思います。

そうすると、自分の現状を踏まえた腸活ができて、効率的なはず。

なんだか、かえって手間暇がかかってしまいそうですが、自分の身体の内部がよく分かって、私はワクワクしています。

電話サポートの結果は、またメルマガで紹介します。

メルマガ MBAの三冠王 Vol.298 意外と身近にいる著作権クレーマー

少し前になりますが、松本零士さんと槇原敬之さんの著作権バトルがあったことをおぼえてるでしょうか?

「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」

と言う歌詞をめぐり、松本さんのが槇原さんを「盗作だ!」と訴えたというものです。

結論は、槇原さんの勝ち。

逆に、「『盗作だ!』という主張が名誉毀損だ」との判断で、松本さんには220万円の損害賠償命令が下されました。

多くの人は、

そう言えば、そんなこともあったよね…

という感じかと思いますが、実は私個人は槇原さんの肩を持ちながら一連の流れを見ていました。

というのは、私も昔同じような経験があって… (さらに…)

TEL 03-6459-0545 10:00 - 18:00 (土・日・祝日除く)

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