2020年8月23日日曜日

今年の夏休み

 変な夏休みだ。実家にも帰れないし旅行にも行けない嫌な夏。外でウイルスが付着するかもしれないと思うとお洒落もしたくなくなるし何しろクラクラするほど暑いし、だけども目の前がパーっと真っ白に見える夏の風景を少しでも見たくて、少しだけお出かけした。変な夏の記録です。


8/6
弥生美術館へ、水森亜土ちゃんの展示を見に。まさにいつみてもラブリー!!可愛すぎて溶けそう。母も亜土ちゃんの大ファンでグッズを集めてたらしいんだけど、まさに母世代の女性がキャッキャ言いながら展示を見ていた。母も連れてこられたらいいのにな。上野公園を歩きながら母に電話。上野公園の蓮の花、まだすこ〜しだけ残っている。来年こそ、花盛りの頃に見に行かなくちゃ。
Sへのお土産に、上野駅で長野産のとうもろこしとケールを購入。とうもろこしのなんと甘いこと!!もう一本買えば良かった。



8/11
日本橋へ、宝塚宙組『フライングサパ』のライビュを見に。
なんとなく、真夏には一度は日本橋に行きたくなる。暑くて街が真っ白になるあの感じを見るには日本橋が一番。ここもあそこも寄りたくなるけども、とはいえやっぱり暑くてくたくた。
フライングサパはあまりにも好みであり上田久美子先生及び宙組生への尊敬を新たにした。本当に素晴らしかった…上演後のご挨拶でトップの真風が我慢するも涙がブワッと出てしまい、いつも完全にかっこよくクールな彼女の子どものような泣き顔にこっちも胸が痛く大泣きしてしまう。この状況下でどれほどプレッシャーだったんだろう。ゆっくり休んで、東京に来てください。どうかどうか、みんなお元気で!祈るような気持ち。チケット取れたらいいなあ…

8/13
ラピュタ阿佐谷へ『血と砂』を見に。出がけにSに「あんなに悲しい映画を見に行くの?」と言われ、一瞬怯む。
いつも若い弱い立場のものに優しい三船敏郎の役どころが、伝え聞く三船本人と全く同じようだ。何度も何度も、戦争というのはずるくて汚いものなんだ、と繰り返すのが岡本喜八監督の思いそのものであり、切なく苦しい。
年若い兵隊が敵前逃亡の罪で殺され、それに対し軍楽隊の子どもたちが聖者の行進でお弔いをする様子に、こういう時は海行かばだろう!と怒られたことに対して、海行かばでは寂しすぎる、と抗議する三船が悲しく一番心に残った。軍楽隊の子どもたちも戦争の最前線に送られるその逼迫した破れかぶれな感じ。穏やかで優しい伊藤雄之助も、争いが嫌な天本英世もとっても切なかった。「お前は人を殺したいのか?」「殺したくはないけど、殺されそうになったら頑張って殺すだろうね…多分」この会話の悲しいことったら。
こんなに野蛮で狂ってて馬鹿の極みのようなことが起こっていたのがたったの75年前であることが恐ろしい。
コメディ映画の側面もある、し、実際観客のおじいさんたちは結構ゲラゲラ笑っていたが、何を見ても悲しく私はほぼずっと泣いていた。
そして佐藤允はあまりにもニヒルでかっこよく、もはや「なりたい」!!
買いそびれていた『その男、佐藤允』を購入し(表紙なんてかっこいいの!)、なんとなく思いつきで東京ジャーミイへ。夏のうちに見学したくなったのだ。


あまりの美しさに呆然。イスラム教についての知識がほぼゼロだが興味が湧いた。ハラルフードについても知りたい!
売店にはハラルフードやスパイス、お茶や化粧品、ちょっとしたお土産などがたくさんあり、なんだかちょっと海外旅行に来たような気分に錯覚できて幸福だった。ああ、どこか旅行に行きたい!!!できればあまり知らないところへ行きたいな。
トルコのチョコ、アレッポの石鹸、パン、ポーチなど購入。

8/15
義姉の発案で軽井沢へドライブに。義母とSは難色を示しており、まあそれには全く賛同、ではあるが甲信越地方憧れが加速している私はごめんなさいと思いつつも楽しみであった。
群馬に入ると植物の色味さえ変わって見える。私以外の人々は軽井沢に通い慣れているため割合冷静だが、私は叫び出しそうに嬉しい。子どもの頃遊びに来た時の青リンゴの匂いとか水辺の感じとか覚えている。兄の結婚式で来た時もみんなでペンションに泊まってとっても楽しかったし、軽井沢はいつでもピカピカに楽しい特別な場所だ。
宿泊するのはちょっとまだやめたほうがいいよね、ということで日帰りだったためバタバタ忙しなかったがそれでも東京では見られないような風景の中でただたっているだけで嬉しかった。
シャインマスカット、桃、オブセ牛乳、とうもろこし、野沢菜漬けを自分たちのお土産に、実家へのお土産として丸山珈琲のコーヒー豆、蕎麦茶、黒豆茶を買う。シャインマスカットは脳が痺れる美味しさ。桃はウーム、今年食べる桃今のとこ全部ちょっと不発気味かもしれない。長雨のせいだろう。
晩ごはんように買って自宅で食べた峠の釜飯も大変おいしいでした。可愛くってつい、釜をとっている。何に使おうかな。


8/17
友人と恒例おしゃべり会。お喋りしたり考察したりしたい事案が多すぎて脳がこんがらがり、固有名詞が出てこなかったり話があちこちに飛んだりやっぱり定期的にアウトプットするって大事よね〜…と言い合う。
その後雅叙園の百段階段へ。エレベーターの螺鈿細工からして豪華で痺れる!全然似てないのにどうしても去年まで実家で威張っていたチワワを思い出す。何かいっつも偉そうな得意そうな顔だったのだ。





このお部屋でずーっとぼおっとしたり本読んだりしてたいよね〜!!て言い合うお部屋や、このお部屋にされたら迫力があって怖すぎるため夜寝られない…てお部屋があり。
今は不景気だし、機能性がまず優先されるからこんな建築物を作るなんてことまずないだろう。そう思うと職人の技術って変化するし途絶えてしまうのだろうし、あまりにもったいなくて気が遠くなる。
何よりこんなに美しいものが戦争で燃えなくて本当に良かったな。


その後友人と別れ、庭園美術館へ。年に一度の建物公開展、これが好きで定期的に来てしまう。何度見ても新鮮に美しさにぶっ倒れそうになるのです。
1930年というと、先ほど贅の限りを尽くした雅叙園の百段階段と同じ時代だ。近くにありながらこんなに趣向の違う美しい建築物が作られたのか〜…


何度見ても美しさに見惚れてしまう。こんな美しいものがご自宅にあるなんて!!キャー!

不思議なお召し物が気になるな。お帽子かわいい。かぶってみたいよ。



は!!?もう何なの?!!ってくらいどこを向いてもかわいいんですが!!??
ルネ・ラリックのパイナップルとざくろシャンデリア、可愛すぎてもう、もう…


8/18
自分の中の夏の儀式と化している「小川軒で桃パイ買う」と、「ベジタリアンでスイカジュース飲む」をこの夏まだしてないじゃん!と思い出し、新橋へ。スイカジュースはなかったためグレープフルーツジュースを一気飲み。小川軒で桃パイとマンゴーパイを買ってほっと帰宅。地味だけど、自分にとっては大事な一日。



2020年8月1日土曜日

映画館と劇場

シアタークリエ『SHOW-ISMS』のチケットが手に入ってずっと、嬉しいけど本当に劇場に行って大丈夫…?って不安だった。正確にいうと、舞台に行くことで周囲に白い目で見られることや、万が一罹患した場合自分の生活行動をいちいち報告しなければいけない恐怖と周囲の人にうつしてしまう可能性の恐怖。
行かないとしても、支払ったチケット代は東宝への募金と思えば全然オッケー!て感じなんだけど、やっぱりどうしても観たかったのでした。美弥ちゃんのクリエデビューを見届けたいのもあるし、そもそも生の観劇に飢えすぎていた。もう心がカチカチになってる感じで。なので、結構ギリギリに出来る限りの対策をして劇場に行くことを決めた。

当日は東京宝塚で星組初日のおめでたい日でもあった。
星モチーフのアクセサリーをつけて、お洋服だって新調したお洋服をおろして久々にお洒落して。大泣きしていいように吸水性の良いハンカチにしたほうがいいかな…なんてこの感覚、久しぶりでもうそれだけでめちゃくちゃ楽しくなってしまう。

せっかくならもう詰め込んじゃおってことでまずTOHOシネマズ日比谷に。
ここから見える日比谷公園の景色って好きだな。この日はぼおっと曇って鈍い色だ。ミニオンは元気そう。


福岡にいた頃は観劇もするしイベントにも行くし差し入れもしちゃう程度には大ファン!だったんですが、東京に来てから興味があちこちに湧いちゃって忙しくなっちゃってちゃんと追っかけられてなかったヨーロッパ企画。公演に気づいた頃にはもうチケット完売、みたいな。
わ〜久々に観てみよう!評判も良さげ〜!って感じの軽やかさだったのですが(あと、やっぱこういう状況下で「劇団」にお金を微々たるもんですが使いたいなって思って)。
これがもうめちゃくちゃに面白くって、そうだった〜〜〜私!!こういうヨーロッパ企画の感じがめっちゃ好きだったんじゃん〜〜〜!!!てガツンと来ました。設定自体はめっちゃ緻密で複雑、制作も相当大変だと思うんだけど、観てる間はそれを忘れちゃってずーっとクスクスおかしい感じ。どこかすっとぼけてて、だけど余韻がいつまでもめっちゃたなびいてる感じ〜〜!!!アアア〜〜〜!!!そうでした〜〜参りました〜〜〜真面目に追っかけさせてください!!!て思っちゃいましたね…あと、曲の使い方も最高ですよね。主題歌とっても素敵だったし!
次回のヨーロッパ企画の舞台、とっても楽しみ。いつになったら観られるのかな。

興奮しきったままランチしに、ストーンへ。お店の人はマスクオンフェイスガード。飲食業の方、怖いよね…開けてくださってありがとうございます。おかげで憩えるし頭も冷やせます。
最近外で読むのは有吉佐和子の『処女連禱』。なんかこればっかりカバンに入れがち。この小説が読みやすいテンション、というかそういうのどう説明したらいいの?

舞台の時間まで色々お買い物していざクリエ。
クリエ、初めてだったのでどんな劇場なんだろう?楽しみ〜!とワクワク足を踏み入れたんですが、スタッフの方が大勢見回りされており、劇場でのグッズ販売もなし、例えばちょっとしたフォトスポットになりそうな箇所もなく(これは普段から??)静かに緊張感が張り巡らされてる感じ。今舞台の幕を開けるってこんなに大変なことなんだなあと改めて感じた。
椅子に座っただけで感激して泣いちゃうかも!って思ってたけど、緊張感の方がまさっていた。でも、流石に開幕して劇場にキャストが出てきて光が当たった瞬間にダーっと涙が出てきた。生ってすごい。相当恐怖があっただろうに、準備も大変だろうに(現に一回ものすごい突然休演になったしね…)それを乗り越えて舞台に立ってるんだと思うともう胸がいっぱいで。
内容は以前中止になった『マトリョーシカ』を再構築して短縮したもの、なのかな?
コロナ渦の夜間学校に通う大人たち(それぞれ、学習障害や貧困、DVなど問題を抱えている大人)と、バンビ先生こと美弥ちゃんのお話。
時間が短い上に、みんなの事情がそれぞれ複雑なため、詰め込みすぎじゃない…?とか、そんなすぐ解決を…?とか突っ込みどころももちろんあるんですよ。あるんだけど、でも、問題を抱えて鬱屈としていた人たちが頑張って言いたいことを言い、歌いたい歌を歌う様になる様子(のりちゃんのソーラン節〜!!)はもうさ…そんなの…
そして基本クールでミステリアスなバンビ先生が指揮をしたり歌ったりするときはめちゃくちゃエモーショナルになるのもさ…生徒が帰るときに「大丈夫?」「気をつけてね」っ声かけるとこ、ものすごく優しく響くしさ…はあ本当吸水性の良いハンカチ持っていってて良かった。もうだいたい泣いてた。
美弥ちゃんの存在感と演技って本当に素晴らしい。やっぱり舞台でずっと観ていたい。

何よりジャストナウって感じの題材で(最初はリモート授業。スマホがないので受けられない人いるのも胸が痛い…)お芝居作って演じて、ってそのスピード感に感動した。演劇ってすごいんだな。


最後にキャストが揃ってご挨拶されるときに、「漕げよマイケル」のメロディに乗せて、みんなありがとう、来てくれてありがとう、舞台ができて良かったハレルヤ!、みたいなメッセージを歌ってらしたんだけど、もうそこで嗚咽漏らしそうなくらい泣いちゃって、改めてずっと怖かったしいろんなことに怒りっぱなしだし緊張感とけないし、私ずっと辛かった、ってのを思い起こしたし、その硬い気持ちが溶けてくみたいに感じた。そして本当に今日は幕を開けてくれてありがとう、舞台を観られて良かった、ハレルヤ!と思えた。
オンオン泣いてたら、ご挨拶の美弥ちゃんがいつものフワ〜っとしたチャーミングすぎる美弥ちゃんでまたそれがえ〜んなんつーか掛け替えのない今〜〜!!!て感じがして泣きながら笑ってしまった。

エンターテインメントのおかげで正気を保ててる。本当にありがとうございます。

(とはいえ、家に帰る頃には膨れ上がった東京の感染者数と、それなのに政府がマスクや消毒液の転売規制解除に乗り出しているという最悪な上にまじで意味がわからないニュースが飛び込んできて、現実はほんの少しの間だけでも楽しい気持ちのままで居させてくれないのだ…とゲンナリしてしまったのだけど。せっかくきれいになった心速攻で濁らせないで欲しい…)



2020年7月27日月曜日

太陽

「去年の今頃は骨と十字架観に行ってたんだよ〜」と友人は言った。

あの時の、すごい舞台を生で観てしまった!!という興奮は今でもはっきり覚えている。
蝋燭が消えた匂いを切なく思い出す。この時の感情を一年経ってもまだちゃんと言葉にできないのがすごいかつちょっとやばい(私が)

つい先日、その時の興奮と似ていて、とにかくすっごいものを観てしまった!!!と取り乱しそうになった。ただし、舞台で生で観たのではなくYouTubeにアップされた動画をテレビで観たんだけど。

イキウメの『太陽』、きっかけはTwitterで今観るべきだとレコメンドされている方がいて、『骨と十字架』のときもその人のレコメンドをお見かけしたので、じゃあ好きかもしれない、くらいの気持ちだったんだけど。
観てたら、わわわ、私今すごいもの観てますね…て心臓がドキドキしてきた。
自分の中の倫理観が頼りなくそよいで形を変えていく感じがした。ノクスに憧れる鉄彦と生まれながらにしてノクスである森繁との友情は微笑しすぎて転げ回りそうになったし、森繁の持てるもの特有の無神経な感じとか(でも誰が森繁を責められようか?だって彼は生まれた時からノクスなんだし)、それで傷つく鉄彦の様子とかもう切なくて切なくて胸がいたんだ。
結の変化にもなんとも言えない気持ちになったし、舞台装置を活かしたタイムサスペンスには動悸が凄かった。
鉄彦の長い睫毛にたまる涙、宝石のようでしたね…

舞台で観たかった…、これは宝塚で散々慣れてる感情なんだけど、慣れてるけど毎回ものすごくひりつく。今回も悔しさで苦しいくらい。だって、この画質で家で見てるだけでこんなに素晴らしさにだらだら涙が流れるんだもの、舞台で観てたら…うう、これはこれ以上考えないでおこ。
動画は限定公開のようだし、もっといい画質で観たいし、ただいまDVD注文中です。
これからイキウメをちゃんと追いかけます(ただし観られても来年以降ですね。コロナ〜…

以下公式ページよりあらすじ引用。

二十一世紀初頭、世界的なバイオテロで拡散したウイルスにより人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。
数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が存在することが明らかになる。
彼らは免疫や代謝において人間をはるかに上回る身体に体質変化していた。
若く健康な肉体を長く維持できる反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できないという欠点があったが、変異は進化の過渡期であると主張し自らを「ノクス」(ホモ・ノクセンシス = 夜に生きる人)と名乗るようになる。
ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは弾圧されるが、変異の適性は三十歳前後で失われる為、若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。
次第に政治経済の中心はノクスに移り、遂には人口も逆転してしまう。
ノクスの登場から四十年、普通の人間は三割ほどになり、かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、緩やかな連合体を築いていた。
都市に住むノクスに対し、人間は四国をあてがわれ多くが移住していたが、未だ故郷を離れず小さな集落で生活するものもいた。
かつてノクス殺傷事件を起こしたその集落(長野八区)は、隣接するノクス自治区から経済封鎖を受け続けていた。
ほとんどの者が集落を離脱し、残った住人はわずか二十数人。
その十年続いた村八分的な制裁が終わりを告げ、再びノクスとの交流が始まった_。

2020年7月23日木曜日

お喋り

久しぶりに、みんなで集まって美味しいものつまみつつお喋りした。お友達のお祝いの会。
週の半分は満員電車に乗って感染者が多い街まで仕事しに行くし(そもそも自宅も感染者多い地域だけど)、何か疑問や不満を言っても「怒りっぽい」「細かい」「気が強い」で片付けてくる職場の人とは喋らなくちゃいけないのに、お友達とお出かけしたりお喋りしたりするのは憚られるムード辛すぎ!!
と、結構本当に心が弱っていたので会いたい人たちと会ってお喋りする楽しさやかけがえのなさ、そして会話のしやすさ(って言うと言葉が変かな?)にクラクラした。

久々に会えた人、毎年この会でだけ会える人、何度もお話ししてるけど名前がわからない人、どの人とも笑って怒ってお喋りしてとっても楽しかった。タイムリープで何度も繰り返したいくらい、まだお喋り欲がおさまりません。

2020年7月21日火曜日

この頃

旅行にもいけず、家族やお友達にも会いづらく、観劇もできないけど週の半分は満員電車に乗らされている現実に身も心もついていけない。いつもイライラしてるし、漠然とした不安の中にいる感じ。頭の中に常にモヤがかかっている。心配事や怒りの感情が多すぎて処理ができない。
そんなとんでもない災厄の日々の中でも私は誕生日を迎えて、また一つ輝きを増した(みりおがゆきちゃんのお誕生日に際しときはなった美しすぎる表現です)。
お昼はにしむらで食事し、フレンチパウンドハウスでケーキを二つ買った。両方私が食べるんだけど。今日は巣鴨の美味しいコース、ちょっと豪華版。
夜もどこかに食事に行こうかと言われていたけど、なんとなくどこにも行きたくなくなり出前をとったがどれも輪郭がぼんやりした味でその割にかなり高くて、だけどそのボーッとした美味しくなさも自堕落で面白かった。
楽しくてやっぱり特別な一日なんだけど、相変わらず東京ではうんと感染者が出ており、緊張がとけない。

2020年2月5日水曜日

盛岡

Sが、寒い街を君とぶらぶら歩きたい なんておとめちっくなことを言い出すので盛岡に行きました。

盛岡といえば、去年の宝塚雪組公演『壬生義士伝』主人公の吉村の故郷じゃん…と気づいたのは行きの新幹線。吉村はことあるごとに盛岡自慢をする賢治人事部長(ぷりぷり県)のような男ですが故郷に帰れず死ぬのよね…もう車内で悲しくなってきた。吉村、わたし盛岡の素敵なとこたくさん見てくるね!!

まずはわんこそば。東屋という老舗のお蕎麦屋さん。
 ゆっくりあったかいものが食べたいのでわたしはわんこそばしないよとつれなく言っていたためSが一人でトライすることになったのだが彼は食が細いタイプだし、それこそ静かに食事をしたいタイプなので意外なトライだった。平均50杯のとこ、ちょうど半分くらいだったね。普通にお蕎麦美味しかったそうです、良かったね。

この日はとにかくのんびりお散歩するみたいに過ごそうね、ということで喫茶店でダラダラしたりお城の跡地を見に行ったりちょこちょこお買い物したり。前に義母と訪ねた時にお休みだったござ九で義母へのお土産として花器も買えた。
盛岡の何が好きかってやっぱり街の中を大きな川が流れていることでしょうか。この川沿いをずーっとただただ歩くだけで楽しい。盛岡の人は川辺でタバコを吸うのね。その様子を川辺にある喫茶店ふかくさでお茶しつつ眺めてました。

途中ひっそり佇む、宮沢賢治による岩手病院への詩(の石碑)、美しくて怖くてなんというかわたしのイメージの盛岡感そのものだ。


夜はSの職場の人がオススメのビアパブベアレンへ。盛岡のビールベアレン直営のレストランとってもとっても美味しいかつ安価かつ人がいなくてでびっくりした。
暗くなると、盛岡駅前でさえそんなに人がおらず、レストランがある付近の場所は本当に静かで暗くって、ああ東京と全然違うんだなあと不思議な感慨がした。わたしが知っているどの街にも似ていない感じ。嬉しい。

翌朝、ホテルの朝食、主に小岩井の牛乳やら岩泉ヨーグルトやらせんべい汁やらでお腹をパツンパツンにしてしまった。Sは少しの卵料理とコーヒーとかそんな感じ。ほんとわたし卑しいよな〜と恥ずかしくなるんだけど、おいしすぎる乳製品(およびご当地メニュー)出されて我慢できます?!!牛乳は2杯飲んだ。

この日もバスに乗ってぐるぐる市内を巡ったんだけど、この日のハイライトは二つ。
一つは憧れの、みちのくあかね会に行くこと。
工房と販売所があるのかな〜と思ってたんだけどもマップのアプリを見つつたどり着いた場所は、小さな小さなむかーーしの小学校みたいな建物のみでどう考えても気軽に入れる感じじゃない…
オロオロしているわたしに工房の人が気づいて、今そこにある商品と工房の中を見学していってと入れてくれた。
ふわふわの糸にする前の羊毛や織り機を見せてもらって感激したのだけども、工房はちょうどお昼休みで女性たちが車座になってスカーレットを見ていてそれが一番なんだかずっと覚えてるだろうな〜って感じだ。
いつかはここのマフラーを…と思ってたのだけど好きな柄がたまたま出払っていたので、明るい緑色の名刺入れを買いました。ミニ財布にするつもり。
左上は光原社で購入した刺し子のティッシュケース。は〜〜〜東北の手仕事よ。なんて可愛いのよ。可愛さの天才じゃん…

二つ目は岩手県立美術館で松本竣介の絵をたくさん見られたこと。
ご当地画家なので常設展で多くの作品が展示されているのです、ということを以前仕事でこの美術館に来たことがあるSに言われてそれは是が非でも!とトコトコ歩いて向かったのだった。

道中岩手山が綺麗に見えて嬉しい。やっぱり歌いますよね、西のお山は岩手山〜〜!!(雪組『壬生義士伝』より。とってもいいお歌です)

松本竣介の絵は御多分に洩れずあの青が基調の都市を描いた作品群が大好きでむちゃくちゃ間近で見られてもう本当に感激しましたけども、そうそうわたし「Y市の橋」も好きなのよね〜。とホクホクしつつソファに置いてあった図録で解説を読んだりしたのです。
するとですよ。松本竣介の親友、同郷の彫刻家である舟越保武氏による文章が載っていてその場でブワッと涙が出てしまった。

あの橋の上から、竣介は手をふって私のところへ戻って来た。『暗くなった。かえろう』といってスケッチブックを閉じた。夕暮れの中に竣介は白っぽい服を着て立っていた。仕事を終えて、熱っぽい顔をしていた。」
 しかし、彼は竣介が亡くなり随分たってから再び「あの橋」を訪れた時、錯覚だったことにはたと気づく。「私は一度もこの辺に来たことがなかったのだ。竣介と一緒に横浜に来たこともなかったと気がついた。……竣介の絵《Y市の橋》を何べんも見ている中に、いつしか私があの絵の中に入り込んでしまって、想像が現実のようになって、私の中に焼きついたのであろうか。……竣介は36歳で死んだ。その生涯は短くとも、絵描き一筋の充実したものであった。竣介の描いた風景は、陽が落ちるときのあの微妙な青の中に沈み込む都会の哀愁がある。たしかな構築の上にただよう詩情がある。」(舟越保武『巨岩と花びら』)

こんな美しくて切ない話そうそうないよ…

そしてさらにこの美術館、松本竣介の展示室とつながって舟越保武の作品の展示室があるのです…なんなん…昔からの親友たちの作品が今隣同士で故郷の美術館に飾られてるってもう…

そしてその舟越保武の作品、とても美しく静かで迫力があった。
教会を見学するのは好きだけど、特定の宗教を持たないわたしにとってその「信心」って興味深い謎に思えるのだけども、クリスチャンである氏の作品、特に「聖セシリア」像はあまりに美しく、叶うならこんなに美しいものと共にありたい、すがりたい、という気持ちになった。信心ってそんなことじゃないと言われるかもしれないが、こんなにきれいなもの、信じたいなー!と素直な気持ちで思った。本当に美しかった。


合間に白龍のじゃじゃ麺食べたり(てくりで以前特集されたの読んで以来行ってみたかったの!感想:何度か食べることで良さがわかりそう、というわたしの中の伊勢うどんジャンル)可愛いお土産買ったり笹かま食べたりお茶したり、本当に呑気に楽しく過ごした。

可愛いお土産の一部はこちら。


秋田犬、盛岡じゃないのはわかってるけど可愛すぎて…


二度目の盛岡は、街の中をゆったり流れる大きな川、ぐるりお山に囲まれた地形、とにかく静かで夜になると人がふっと消えてしまうところ、県庁とかあるあの辺りの、静かなのだけど急に古くて大きな建物がブワンと並び出すあのなんとなく不安になる感じ、全てがわたしの知らない街の風景でかつ好もしく、ますます憧れは募る一方。吉村、あなたがこの街にこだわる理由、よくわかります。


次に来るときは銀河鉄道にも乗ってみたいな、本当の幸いを探すのだ。



2020年1月19日日曜日

福岡帰省日記202001

ちょっと遅めにお正月休みを取って福岡に帰省した。
夏の帰省に比べてどうしても短期間になるので、お友達に会いに行きたいし陸奥A子先生の御朱印帳を頂きにも行きたいけれどここは親孝行に徹しましょうかね〜まあでも北九州市漫画ミュージアムであってるA子たん展は近いし行けるっしょ!と思っていたのです。
だが、両親(主に父親)によってほぼ休みなしのスパルタお出かけ予定が立てられており漫画ミュージアム行けませんでしたえーん。でもいいの。親と遊ぶの楽しいし好きなのになかなか普段はできないしね。

1:下関唐戸市場と神社たち
私たちは唐戸市場ファンなため、あそこにお昼を食べに行きましょう!と車を走らせ(てもらっ)た。
市場内のお寿司屋さんでテイクアウトして海辺で食べるという楽しそうな食事スタイルがあってこの日はよく晴れててそれ素敵そう!と思ったけど何しろ寒いため、市場内の定食屋でフライと刺身の定食にしました。う、ウマイ!!し、やっぱ刺身醤油あめ〜〜この味でしたね!

 お寿司テイクアウトこんな感じで並んでるの。楽しそうでしょう。
 平日だしちょっと遅めのお昼時間だけどお寿司ゾーン結構賑わってた


唐戸市場には大好きな昆布屋さん(宮下商店)があり、あああのらうす昆布が欲しい…とここ数ヶ月思い続けていたのでここぞとばかりに購入しました。小さい時祖父におやつとしてだし昆布を細かく切ったものを与えられていたため私は割と昆布愛が強いんです。

そのあと御朱印ガイこと父の希望で近隣神社巡りをしたり(なんかめちゃくちゃド派手な神社ありますね…山口って財力あるな〜…)前に行ったおしゃれな酒蔵カフェがあるけん連れてってあげる!というのでそこで甘酒を飲んだりひれ酒を買ったりした(そして父は覚えたてのPayPayで支払っていた)。

帰り道、和布刈神社に立ち寄ったのだけど、随分とおしゃ神社になっていてびっくりした。もうちょっと若い時ならこういう感じが福岡っぽいよね〜ヤダヤダ!なんて嫌味を言ってただろうけど素直にへー!ってはしゃいじゃった。



2:茅乃舎でごはん
だしで多くの人を魅了してる茅乃舎ですが福岡のかなり辺鄙な場所にレストランを出していて、ここがまあめちゃくちゃウマイ!!かつ季節によっては全然予約が取れない!!のであった。
今回はたまたま予約できる日があったため喜び勇んで行きました。
 みんなこの茅葺き屋根のお家フォトスポットにするよね。私たちものれんくぐるふりしたりしてきゃっきゃと撮り合いました。
 睦月のお献立〜〜!

先付けでもう三人ともは〜〜〜来てよかったよね〜〜〜てなりました。料理の写真って記録のために撮っておきたいな〜という気持ちとすぐに食べたいな〜という気持ちでいつもだいたい最初と最後くらいしか撮れないんだけど今回もそうなった。
最後のデザートとコーヒーは喫茶室に移動していただきましたけどここも素敵だった。ここで店員さんがデジカメで写真を撮りすぐにプリントして渡してくださった。三人ともちょっとおすまし顔だ。これは可愛い写真たてに入れてリビングに飾るべき写真でしょ!

母に、福岡の甘い醤油が恋しいな、などと言っていたためか、久原(茅乃舎の大元)の醤油なら間違い無い!ここの醤油を東京に持ち帰りなはれ!と言われ、お店で何種類か味見し、一番甘みが少ないものにしたのですが東京に戻ってきてそれで普通にお料理したらめっちゃ甘かったです。

3:再び山口へ
前に両親が親戚と物見遊山に訪れた場所がすごい、あの景色を見せてやろうと父が張り切っていたが正直連日あちこち行くのに疲れておりみんなでのんびりネトフリでじゃりン子チエの映画版見ようや〜〜って感じだったのですが、その「見せてあげたさ」をメラメラ感じたため出かけることに。
果たしてそこは結構遠く、道中のコースもかなり怖く、しかし確かに人に見せたくなるような風景であったのでした。その名も元乃隅稲荷時神社。目の前は日本海。海も高台もほんのり恐怖心を煽り、おまけにこの日は曇天だったのでなんとも言えないムード。

招き猫のもんちゃん!キッチンカーのおじさんに昔のもんちゃんの写真を見せてもらったのだけどそこ頃は短毛種っぽい感じだった。急に伸びたの?可愛いね!

その後は綺麗でなんだか怖い日本海にそってドライブし、たかせ本店で瓦そばを食べるという計画。夕食で瓦そばが出て来ることもあり馴染みはあれどそこまで好物じゃなかったため、瓦そばじゃなくて鯛茶漬けでも食べようかなと一瞬思ったのですが、久々に食べる瓦そばすごく良かったです。美味しいとかじゃなくて(美味しいんだけどね)良かった。母激推しの「白子豆腐の揚げだし」は天国の味。これは度々恋しくなるだろう。お店の「おばあちゃんの家」っぽさも完璧で日本海とどこまでも伸びる鳥居に恐怖した体ものびのびほぐれました。




この合間に父にスマホの使い方(主にラジコ)をレクチャーし、日参する野良猫たちにご飯をあげ、花組エリザベートを母に観せ、じゃりン子チエ映画版も観せ、野暮な解説を入れまくるなどとにかく時間が!足りません!って感じの帰省だった。
しかしどうしても両親も歳をとったな〜そしてそれは私も…を感じることが多くなり、それは切ないようなでも避けて通れないから受け入れつつ、父に優しくせねばな、と思いながらも「さっきも言ったやん!打つのおそ!」などと声を荒げ(スマホレクチャー)なんというか、こう、この時間があっという間に終わって儚いようなこう、ねえ。まあこの感慨も、遠くに住むからだというのは分かってるのだけど。


2020年1月3日金曜日

こんにちは2020年

2019年どんな年だったかしらん?とちょうど一年前の日記を読み返したらそんなこと考えてたのか!とびっくりした。
社会情勢が最悪なのは引き続きなんだけど、掲げてた目標、後ろめたさを感じずに遊びまくるは難なく達成!花丸!よくわかんね〜法律のために2019年4月〜9月は働かずにぷらぷらしていたんだけども収入が減ったのもなんのその時間があるのは今しかないんだ!!!と堂々と遊びまくってたし全く爽快な気分。家族が働いている時間に遊んでるのは申し訳なし、という気持はあるんだけど私が争いたかったのはその種の後ろめたさではないし。まあ私の遊びって言ったらほぼ観劇とその感想をファミレスでエモーショナルに語り合うとかそういう感じです。
というか去年一昨年は何をそんなに気にしてたのかしらん?うそうそ、ちゃんと覚えてるからね。でも「そんな風に思ってたこと」そのものは忘れていた。忘れててもいいんだけど、そうなると昔の自分がちょっとかわいそうだし。日記を書く意味ってあるのね。

この年末年始はちょっと憂鬱だったお正月準備が結構楽しかったし我ながら頑張ったじゃん!なのであった。義母はマダム婦人画報という感じの人なため、お正月の準備に心血注いでいて、それを邪魔したり失敗したりなんてできないな、なんてうっすら緊張感と劣等感に苛まされていたのだが一言で言えば慣れました。多分義母も私の乱暴さや大雑把さに慣れただろうし。折衷大事〜。本来クリスマスシーズンからお正月は最高大好きずっと続け〜〜!!!ってくらい好きな季節なのでその感じが自分に舞い戻ってきてくれて嬉しい。

初詣は池上本門寺へ。久々に福鳩守購入。鳩さん変わったのね。

今年の抱負はどうしようかな。健康でいられたらいいな。あとは年末にやっとオーブンレンジ購入して(石窯ドームだ〜!ちょっと奮発したの)今まで作れなかったようなちょっと面倒なレシピや食べたことないレシピにチャレンジしたり久々にお菓子作ったりもしたい。
今年も楽しく嬉しく怒りを感じた時はちゃんと怒り想像力と優しさを忘れない、そんな一年になりますように。




2019年12月おいしい日記

12月それはおいしいものがあふれる季節。食べた順にメモ。


エーグルドゥースの棒状のチーズケーキおいしいし日持ちも(生ケーキよりは)するのでお土産にいいなあーと思いながら我が家でいただきました。毎朝少しずつカットして食べるのが楽しみだった〜起きるのが嬉しい。ライフハックになりますねおいしいケーキ。


尾張屋のお蕎麦。お正月以来だ!今年はもっと定期的に行きたいよ〜。写真見るだけでお腹すいちゃう。

 

今年のクリスマスケーキはウエストのバタークリームケーキにした。こんな可愛くてかつ静謐な雰囲気のケーキ他にある…?!!!
ほんのり塩気のあるバタークリーム、天国の味だった。これから毎年クリスマスケーキこれでいいな。


友人との忘年会は御茶ノ水のクルルで。初めてランチで来たんだけど普段使わない言葉使わせていただきます「コスパ最高!」てやつではないですか。お昼からこのお値段でこんなおいしいもの食べられるのありがとうございますです。
ドースイスピーガでお菓子かって公園で食べよ〜!って張り切ったのだけど強風で食べられなくて笑ってしまった!!ロイホに避難して季節のりんごのパフェ頂きました。ロイホのパフェってほんとすごいよねえ、なんてツイッターで一億回は言われてることを口に出してみるのもまた楽し。
ドースイスピーガではけしの実入りのヨーグルトケーキを買っていてお家で旦那さんとわけわけして食べました。もちろんおいしかった。ドースイスピーガは店員さんも本当に素敵だし知らないお菓子だらけで楽しいしおいしいし大好き。


旦那さんとの忘年会は池袋のチェックにて。私はチェックのハンバーグがめっちゃくちゃ好きなんですが冬季はボルシチも登場するためほんとに悩ましくなる。
今までいろんなとこで食べたボルシチの中でも私はチェックのが一番好みです。そういえばボルシチって自分で作ったことないな。お家でもおいしく作れるかしら。



2019年12月16日月曜日

ありおだ…

観劇の記録、本当は真面目に書きたいんだけどちょっともう胸が…ときめきで押しつぶされそうなのでその自分の胸の痛みをそのままここに書きつけておくことで忘れないようにしたい。
宝塚月組 『I AM FROM AUSTRIA 故郷は甘き調べ』の件です。

1:月城かなとさん復帰と二番手おめでとう!!!!!!!!!!美!!!!!!!!!!!
もともと素敵!好き!って思ってたけどはーーーーー何をしても誠実な感じが滲み出るお人柄、今回も小悪党でしたがなんか憎めないしマッチョマッチョ歌い出した時は一瞬死にました。何その歌は…萌えで人は死ぬのね。

あとパーソナルブック、かっこよすぎてこんなの家にあったらとんでもねえわ中身の確認さえ怖いって感じだったんだけど先日ついにパラリとめくって即購入しました。やっぱとんでもないんですけども。はーなんなんだ。生きててくれてありがとうございます。ちっちゃいれいこちゃんの写真見て、この可愛いちっこい子がそのうち宝塚に出会っていろんな人に励まされたり心配されたりしながら今日という日を男役スターとして生きている、と思うと泣けてきた。これは結構どのジャンヌさんの子どもの頃の写真を見ても思うのだけど。美弥ちゃんの写真でも泣いたし…
https://shop.tca-pictures.net/tcaonlineshop/goods/index.html?ggcd=655340

2:ありおだ
ありおだが良すぎた
おだちんに一目惚れしちゃうありちゃん可愛いし、そのまっすぐな告白に、ええ〜!?て異性愛者のはずのおだちん(好きな女の子いたもんね)戸惑いつつも最後は二人で楽しそうに手を取り合って笑ってるのがもうもうもう…はー…
この二人のシーン、絶対にコメディにしないぞって感じが伝わる。ただただ恋をした男の子のワクワクした可愛さと、告白されてドギマギしてる男の子の可愛さがあるって感じ。
私、王妃の館のクレヨンさん(女装してる男性の役)、かっこいいあっきーさんへの恋心を成就させるしそれはとっても可愛いんだけどギャグ要素として使われるのが本当に残念かつ胸が痛かったので、今回どういう風に描かれるのかちょっとピリピリしてたんだけど、本当にただただ恋って突然で楽しいよねー!て感じで実際二人の並びが可愛すぎてもうときめき死しました。ときめきでも人って死ぬのね。

ちなみにおだちん歌劇で突然の告白に困惑するけど、人に愛される喜びを知り、彼の人間的な魅力に惹かれたんだなと捉えていますと役作りに関して答えているし「舞踏会の場面で全て整理がつくとは思いませんが、「運命の人だ」と言ってくれた時の暁さんの目がめっちゃ綺麗なんです。だからその瞳に真実を見たというか…」とも言っており、ああ公式ありがとうと思いました。おだちん…絶対トップになってください…

月組って本当に好きな人たくさんいるし(組長も紫門ゆりやさんもちなつもまゆぽんも最高だった!!!!!ラブ!!!!!!!!!)月城かなとさんにもかけて身の回りを月モチーフで固めたいくらいなんだけども、今のトップコンビの並びがちょっぴり苦手なこともあって(一人一人だったら好きなんですが二人のお芝居とお歌のコンビネーションが苦手というだけです。二人のデュエットダンスは見惚れます)この作品のBlu-rayもほしい、ほしいんだよ!でもちょっと悩んでしまう…
そう思うとやっぱりトップって組のど真ん中なんだよな〜〜〜すごいよな〜〜〜と改めて思ったりした。
とりあえず昨日から東京公演の舞台写真が販売になったので早く買いに行きたいよ…





2019年12月15日日曜日

めちゃくちゃ遊んでいる

のだ。
この二週間だけでも、星組プレお披露目『ロックオペラモーツァルト』、東京堂での金井久美子・美恵子姉妹によるトーク「百合子さんとの思い出」(美恵子氏当日体調不良でご欠席。心配…)、美弥るりか様による日経イベント、月組公演『I AM FROM AUSTRIA』
ジンギャザ、義父のお誕生日、月組公演『I AM FROM AUSTRIA』UCC貸切公演(こういうの本当に当たるのね!)という予定を駆け抜け、その合間にインフルエンザの予防接種をしてみたりヘアカットしたり(美容師さん曰く「小僧感強め」な髪型に…どうして…)仕事したりと目の回るような日々、しかし最高に楽しく駆け回っている。
そのどれもが濃厚で言いたいことばっかりあるんだけどもそれを書き留めるのとっても時間がかかりそうなので一言で表すなら愛してるよ〜〜〜!!!!!て感じでしょうか。もう愛がメラメラ沸き起こって体を駆け巡ってる感じ。どうしたらいいの?オロオロしてしまう。加えて今は一年のうちでももっとも好きなクリスマスシーズン。あちこちで可愛い探ししなくちゃいけないのに時間が足りません!!みたいにプチパニック起こしちゃったので、空いてる少しの時間でご近所にクリスマスを浴びに行くことにした。
以下、本当になんでもない日の記録。でも私週一ペースでこういう日欲しい。

まずは絶対クリスマスシーズンに来たかった自由学園明日館。
小さい音でクリスマスソングが流れててウウ〜〜こういうの求めてたの!


リースもツリーも華美過ぎず素敵よ〜。この日はお茶付きの見学券だったのですが、紅茶のパウンドケーキとってもおいしいでした。





何もかもが美しい明日館と、恭しく飾られていた3びきのこぐまさん!

エーグルドゥースでケーキ買って切手博物館でクリスマスの切手みよ!とそのまま目白方面へ。
途中目白庭園で紅葉を見学し、


目白聖公会でお祈りさせていただいて、エーグルドゥースでケーキ買ったらすっかり満足しちゃって切手のこと忘れて池袋に戻っていた。

時間もう少しあるぞ、ということで、この前ロクモ観に行ったとき友人と立教のあのハリーポッター的食堂でご飯食べよ〜って繰り出した時(ちなみに食堂は閉館してた)紅葉があまりに美しく感動したのでもう一度見ておこう!きっと今期見納めだろうしと向かうことに。

残念ながらもう結構散っちゃっていた。まさに先週がピークだったんだね。でもとってもきれい。植物って偉いなあ。
巨大なツリー。夜に来たらライトアップしてきれいなんだろうな。
立教いつ見ても校舎が素敵すぎる…とうっとりしていたら同じく紅葉見学に来たと思しきおじいさま3名もこんなところ通えたらいいよねえと言い合っていた。その後、孫にクリスマスプレゼント何が欲しいか聞いたらサトウのごはんと言われたんだよねと言っていた。現実的なお孫さんだ!

今年の夏休み

 変な夏休みだ。実家にも帰れないし旅行にも行けない嫌な夏。外でウイルスが付着するかもしれないと思うとお洒落もしたくなくなるし何しろクラクラするほど暑いし、だけども目の前がパーっと真っ白に見える夏の風景を少しでも見たくて、少しだけお出かけした。変な夏の記録です。 8/6 弥生美術館...