ブログ引っ越します

まず初めに、今回の地震、津波、原発の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

こんなときになんなのですが、ブログをsew crafty pandaとして新しく立ち上げましてそれに伴ってURLが変わりました。ブックマーク、RSS等、変更をお願い致します。新しいURLはhttp://sewcraftypanda.blogspot.comです。新しいブログの最初の日記として、日本のみなさまへの思いを綴りましたので読んでいただければ嬉しく思います。

またツイッターの名前も合わせて@pandacraftyに変更しました。

それでは移動先でまたみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしています。

歴史あふれる週末part2

週末の出来事第二弾です(前回はセントジェネヴィーヴについて)。

旅行中に泊まったのはセントルイスのLafayette地域にあるpark avenue mansionというbed and breakfast。1800年代後半に建てられたというこれまた歴史ある邸宅です。

BB sitting room2BB sitting room

リビングルームの様子。19世紀の当時は、最初の写真のお部屋が紳士が集うお部屋で2枚目の奥に見えるのが婦人方用のお部屋だったのだそうです。アンティークの家具や置物にオーナーさんのセンスと歴史を受け継いでいこうという配慮が伺えます。

BB night cap

リビングルームにはポートとリキュールがサービスで置いてありました。ということで気取ってみる私。


19世紀の貴婦人方にはほど遠いですね(笑)

このリキュール、飲んでる間は酔った感じがしないのに立ち上がったとたんに酔いがくるという危険な飲み物でした。危ない危ない。

ホテルには素敵な裏庭もあって、お天気がいいときにはパティオで朝ごはんなんだとか。

BB patio

お天気自体は良かったとはいえ、寒い季節で残念!

朝ごはんのときにオーナーさんがこの家の歴史話を披露してくれましたが、一時期は産科であり、その後は葬儀屋、ビューティーサロン、などを経てホテルへと変化したおうちのいろんな思いが伝わってくるようでした。

このLafayetteという地域自体、フランス入植地の名残と産業化時代の名残がうまくブレンドされたような地域で、昔の工場の建物が流行のレストランやお店に変わっていたり、立ち並ぶおうちは当時のヨーロッパの感じでとてもお洒落でした。

こんな面白いおうちも発見。

ちなみにこのbed & breakfastの朝ごはんは絶品でした!私は肉、乳製品、たまごを使わないveganでお願いしたのだけど、動物性のものをいっさい使わずにフレンチトーストを作ってくれて、すごくおいしかった!一瞬、veganだというリクエストが伝わらなかったか?と疑ってしまったくらいリッチで食べ慣れた味のフレンチトーストでした。ミスターによると通常バージョンのフレンチトーストもかなりのおいしさだったそうです(ちなみにミスターの舌は肥えているので、ミスターがおいしいというものはほんとにおいしいはず)。写真が撮れなかったのが残念!

あとでシェフの方とお話しする機会があったんだけど、どこで食材を調達するかにとても気を使っていて、夏に使うトマトやレタスは自家栽培しているものなのだそうです。ご本人も普段はほぼベジタリアンで、たまごや乳製品はなるべくフリーレンジや古き良き農家から仕入れたものを食するようにしている、プラス、vegan歴20年というお友達がいる、という方だったので、私の菜食へのお願いも快く承諾してくれたということです。ラッキ〜。

セントルイスといえばアーチやバドワイザーを見ただけだったけど、ようやく私がイメージしていたセントルイスを見ることが出来て嬉しい週末となりました♪(ちなみに、セントルイスのダウンタウンとイーストセントルイスはついに「アメリカで最も凶暴な街」ナンバーワンに輝いてしまったので、旅行される方はどこが安全な地域でどこが危ない地域か十分調べてからお出かけくださいね)

歴史あふれる週末part1

週末のこちらは連休でした。この休日の後はしばらくお休みがないので次の連休までの充電が出来るよう小旅行に行ってきました。特に予定したわけではないのに、思いもかけず歴史にどっぷり浸かった週末となったので「歴史あふれる週末」として2回に分けてお届けしたいと思います☆

まず今回の目的はセントルイスから1時間ほど南下したところにあるセントジェネヴィーヴ(ste genevieve)という小さい町を訪れること。この町はヨーロッパ人(主にフランス)の入植地としてはミズーリ州で一番古い町なのだそうです。そんな歴史の通り、ヨーロッパの雰囲気がたっぷりの町でした。田舎道の高速を走り、アメリカの田舎町を抜けると突然古いヨーロッパの町並みが現れるのが何とも面白いよね。

cute house

1792年に建てられたというふるーいおうちを見学しました。

bolduc house

元フランス系カナダ人だというLouis Bolducさんのおうちだそうです。当時の大富豪のような人だそうだけど、意外におうちは質素で、1部屋しかないベッドルームで家族全員寝ていたんだとか。

といっても当時にしては大邸宅だったんだろうな。

いろいろ古い道具も。

old lettuce spinnerこちらは「レタススピナー」。レタスを入れてぐるぐる回して水切りをする道具です。うちにもサラダスピナーがあるけど、こんな昔のアイディアだったとは知らなかった。

昔のソーイング道具も。

old sewing boxold sewing notions

お裁縫箱と中身です。お裁縫箱がジュエリーボックスにもなりそうなほど立派なものなのにびっくり。これは成人した娘さんのために建てたという隣の家にあったものなので、当時のご令嬢はお裁縫を楽しんでいたのでしょうか。18-19世紀のお裁縫事情を想像してみたりしました。

この他にもアンティークのお店やハンドメイドのアクセサリー、ギフトショップなどなどとてもかわいらしい町でした。周辺にはワイナリーもあるということなので、ワインの時期にまた行ってみたいな。

手作り人インタビュー:特急2222さん。

今日のインタビューは「編み奇襲」(guerrilla knitting, knitting bomb)や毛糸で作られた奇抜な面白い作品で活躍されている特急2222さんです。以前ご紹介したcroshameのshoveさんと同様、毛糸で出来ることの幅広さ、創造力を見せてくれます。都電の車内を飾った蛸の展示(↓)、私も見たかったなぁ。

はじめまして特急2222(Tokkyu2222)と申します。最近はTwitterのアカウントから「Takoyamaさん」と呼ばれることも多いです。

  • 何を作られているのか教えてください。

毛糸でオブジェやアクセサリーなどを作っています

  • 何をきっかけに、それらのものを作り始めたのですか?

ある日、勤め先にあった雑誌に掲載されていた、ドイツのアーティストIris Eichenbergさんの糸で作られた心臓の作品「Heart」を見つけました。シンプルなメリヤスの編み目で構成されているのに複雑で魅力的な立体になっていることに衝撃を受けました。それまでは絵画や版画などの平面作品を作って発表していたのですが、自分も編み目のあるオブジェを作りたいと思って棒針編みの基礎を勉強するようになりました。

  • 今までに作ったものの中で一番のお気に入りは何ですか?なぜお気に入りなのかも教えてください。

友人の企画したイベント「チンチン電車展」で発表した蛸です。
都電荒川線(通称チンチン電車)を借りきって30以上の蛸を車内に展示しました。2組の音楽家たちが演奏をしてくれて、非日常の空間で蛸がゆらゆら揺れてとても楽しかったです。

蛸たちに乗っ取られた都電

蛸たち

  • ハンドメイドをしていないときには、何をしていますか。

グラフィックデザインをやっています。自宅で仕事しています。

  • ハンドメイド以外のことで、ブログに公表したことないことを何か一つ教えてください:)

佐渡に来る前は、神田神保町の美学校に通って絵を描いたり版画を作ったりしていました。美学校は面白いので興味のある方はぜひ一度見学してみてください。いえ、入学してください! おすすめ!! 基本的にどなたでも入れます。

  • これからやってみたいこととかありますか。

「編み奇襲」という言葉をご存知でしょうか? 海外では「ゲリラ・ニッティング」「ニッティング・ボム」などという言葉で流布しているものです。日本でも、私の編みものや紡ぎやフェルト細工などの友人たちが全国のあちこちで「編み奇襲」をしています。私も大垣のイベントで友人達と会場や会場にあった織田信長像を「編み奇襲」しました。また、佐渡から出るフェリーの上に「編み奇襲」をしたことも。今後は島の中でもやりたいです。

信長に編み奇襲!:)

特急2222さんから最後に一言。
「おだいクラフト」ということを友人たちとやっています。クラフト作品を作る方ならどなたさまでもご参加いただけます。ぜひご参加ください。 

おだいクラフト、「虫」をテーマにした作品より

プロフィール写真の髭はオーダーメイド受け付けてます。葉巻と髭のセットでプレゼント用にとご注文を受けたこともあります。編みつけ髭が欲しいわ、という方はぜひご注文ください!!!

ありがとうございました♪
そういえば学生の頃、母校の創立者の銅像に冬にそっと赤いマフラーが巻かれていて、なんだか温かい気持ちになったことを思い出しました。私は当時はニッターではなかったので、気の利いたことをする人もいるもんだ、と思っただけだったけど、あれも一種の編み奇襲ですね。

今後の特急2222さん(Takoyamaさん)の動向が気になるという方は以下のサイトからご覧下さい。

ツイッターはtakoyamaさんで。
ラベリーはtokkyu2222さんで。
etsyのお店tokkyu2222から写真で見たようなものをお買い求めいただけます。
最後にフリッカーからももっとたくさんの面白い写真をご覧頂けますよ。

いつも読んでいただいてありがとうございます♪

[写真はすべて特急2222さんよりご提供いただきました]

デザイナーインタビュー:ゆみこさん。

今週はアメリカでDanDoh(暖土)というニットデザインのブランドを立ち上げられ、大活躍されているゆみこさんのインタビューです。アリゾナから素敵なパターンを続々と発表されているゆみこさんですが、2007-2009年は毛糸だまで「アリゾナより愛をこめて」というアメリカでのニットデザイナーとしての生活やアリゾナでの編み物生活などを綴ったエッセイの連載をしていたので、そちらからご存知の方も多いのではないかな?(バックナンバーをお持ちの方は是非読んでみてくださいね!)

そんなゆみこさんがデザインをするに至ったきっかけ、デザインへのインスピレーションなどなど素敵なエピソード満載のインタビュー、お楽しみください♪

  • 何を作られているのか教えてください。

棒編み、カギ編みのデザインをしています。日本では オリジナル作品の販売をしていましたが、デザインをパターン化したのは アメリカに引っ越してから。最初は ワンサイズで 色と素材を楽しめるフェルトバッグ。パターンを書くのに慣れてきてから、セーターやカーディガンなど 着るものもデザインをするようになりました。

"garden wall"

  • 何をきっかけに、それらのものを作り始めたのですか?

子供の頃、母とよく行ったスーパーの隣に毛糸店があり、そのお店の前のワゴンにあった毛糸を見ていて 編み物に興味を持ちました。そして 好きだった芸能人にセーターを編もうと思いついて 編み物を始めることに。すぐに 通学のときに 編み物をしながら歩いていたほど 編み物に のめりこんでいきました。本などに載っているデザインを自分好みに変えたりして デザインの物まねみたいなことをしていましたが、偶然足を運んだニット展で ニットデザイナーと知り合い、定期的に編み物の基礎とデザインの指導を受けるチャンスをいただき 本格的にデザインを始めるようになりました。

アメリカでは 出産をきっかけに 会社を退職し、息子たちと過ごしながらできる仕事として 編み物のデザインのパターンを販売するようになりました。

  • 今までに作ったものの中で一番のお気に入りは何ですか?なぜお気に入りなのかも教えてください。

一番気に入っているのは 自分らしさが出ている フェルトバッグです。

手作り感がいっぱいで 色と素材の両方を思い切り楽しめるフェルトカバンに 夢中で たくさん作りましたが、これが一番のお気に入り。365日 持ち歩いています。このデザインの編地の写真を 名刺に載せているのですが、見知らぬ人から このカバンはYumikoのデザインでしょと声をかけてもらうこともあるほど。すっかり私のトレードマークとなっています。

編み地のクローズアップ

  • 普段次に何を作ろうか決める決めては何ですか?

私のデザインの基本は、“私のクローゼットにあったらいいもの“かな。編む時も楽しく、使うのも楽しく。といった感じです。朝 着替えをしているときに このワンピースには、こんな感じで あんな感じのものがあったら いいのに、とか カフェで 素敵な洋服を着ている人がいたら、それをニットにしたらどんな感じかなと考えてみたり。。だから 全ては自分が着たいものですね。でも 洋服店ではいるような きれいさではなく 手編みならではの雰囲気がある仕上がりが好きです。せっかく手をかけて編むのですから。

"Sedona"派手ではないカラフルな色使いが素敵です。

  • ハンドメイドをしていないときには、何をしていますか。

編み物をしていない時は、、、 ほとんどないです(笑)。夜 寝るときくらいかな。すっかりと編み物中毒です。編み物が手にないと不安になってしまうような(本当)。エクササイズバイクに乗っている時も、散歩している時も、息子たちのスポーツのゲーム観戦、テレビや映画を見ている時も 編み物をしています。料理をしている時も 手があくときは キッチンで編み物。でも 編み物をしていると体を動かす時間が減ってしまうので、ヨガに行っています。ヨガの間は編み物はしていません。

"mountain layer"

  • これからやってみたいこととかありますか。

編み物をしない人にも 私のデザインを楽しんでもらえることができたらいいなあって思っています。

お忙しい中、ありがとうございました!ゆみこさんのデザインはアリゾナの砂漠、太陽、空などその土地の影響も受けているのだそうです(ラベリーの紹介ページより)。アースカラーのあたたかみ、写真からも伝わってきますね。

その他のデザインや、ゆみこさんのデザイン/編み物生活をご覧になりたい方、ゆみこさんのブログは、暖土DanDoh編み物日記、ラベリーのページはこちらです。是非チェックしてみてくださいね♪

早速パターンを買い求めたいという方は、ラベリーとPatternfishというサイトからご購入いただけます。

直接のご連絡は、DanDoh-at-cox-dot-netへお願い致します。

[写真はすべてゆみこさんよりご提供いただきました。]

J’s log cabin blanket

J's blanket3昨年の11月22日に始めて、間にクリスマスのギフト作りで中断はしたもののの、約2か月がんばりました。ミスターへの毛布が完成です!

キルトのログキャビン風を目指したQuilt-Inspired Throwというパターンです。くるくるまわしながら編んでいくのが楽しかった。スティッチも気に入ったので、157.5cm x 111.8cmという大物だけど、全然飽きなかったよ。でも肩こったけど(泣)

例年になく寒い日が続く中、凍えそうになっているミスターの横で、この寒波が終わる前に絶対終わらせなければ!とがんばりました。さっそく、お気に入りの椅子に座ってぬくぬくしてくれています。長さは157.5cmだから寝るときの毛布として使うには小さいけど、こうやってソファに座ってかぶるにはちょうど言い大きさになりました。なによりあったかい〜。

色はミスターに選んでもらったんだけど、なかなか良い組み合わせじゃないですか??ちょっとレトロチックで。段染めの部分も、例えば真ん中近くの辺りにちょうどよくXがでてきたり、遠くから見るとなんとなくチェック模様に見えたりと、偶然だけど嬉しいです。欲を言えば、一番濃い茶色のコーヒーという色をもっと入れたかったかな。

オリジナルは正方形なんだけど、私のは長方形にしたかったので、上下のパネルに4段ずつ足して、左右のパネルには4目ずつ足しました。

これでようやくラベリーの日本語でKALのBromptonにとりかかれます〜!

手作り人インタビュー:みほこさん。

本日のインタビューは、フィンランドから素敵な手作りライフを綴っていらっしゃるみほこさんです♪今年でフィンランド在住歴9年になるというみほこさんですが、現地の編み物情報や手作りライフを、英語を介さずに、ダイレクトにフィンランド語から日本語でお届けされるという、とても素敵な&貴重な活動をされている方です。

例えば、ご存知の方も多いかと思いますが、あの有名なゴジラ靴下。フィンランドの露店で良く見かけるのにパターンが見つからないからと、靴下を買って、パターンを解読されたのだそうです!(ラベリーのページはこちら

みほこさんのブログは、ほんとに素敵な情報がいっぱいで、私も早速ファンになってしまいました♪ハンドメイドの世界の奥深さ、幅広さをあらためて感じさせられます。

  • 何を作られているのか教えてください。

気になったものはとりあえず試しています。長続きしているものは、かぎ針編みと棒針編みです。

  • 何をきっかけに、それらのものを作り始めたのですか?

かぎ針編みを始めたのは、幼稚園に上がる前だったと思います。とはいっても、鎖編みを延々とやって、縄跳びの紐にしてみたり。棒針編みは、はっきりと覚えてないのですが、自分のセーターを編みたくなって中学のときにやったのが最初だったかも。

私が幼い時は母がいろいろ作ってくれていました。そして、中学生になってからは歳の離れた妹に私が給食袋などいろいろ作っていました。一種のお母さんごっこなのでしょうね。

フィンランドに住み始めた当時、見たことのない手工芸物に興味を持ちました。スカンジナビア(スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク)のものは日本でも比較的紹介されていますが、フィンランドは地理的なのか言語のためか素通りされているものが多いような気がします。そういうのも作りたくて、市民講座等に積極的に受講するようになりました。

ただ、こういった講座はやはり人気がなく縮小傾向にあるので本当に残念です。

  • 今までに作ったものの中で一番のお気に入りは何ですか?なぜお気に入りなのかも教えてください。

初めて編んだフィンランドの伝統的な手袋です。市民講座でコースをやっていて、フォークニットの研究者が講師をやっていました。本からそのまま編むのではなく、自分サイズのフォークニットを作るというのでかなり興味深い内容でした。また講師の方が、自分の研究内容を紹介してくれたりで楽しかったです。

フィンランドの伝統的な手袋。かわいい!

  • 普段次に何を作ろうか決める決めては何ですか?

直感で決定しているので、あんまり考えたことがありません。見た瞬間にうっとりしたものを編むことが多いですね。

ほかの人に編んであげる場合は、うっとりしたもののなかから、これはどう?と聞いてみます。

  • 他の人が作ってくれたハンドメイドで今も大事にしているもの、あるいは、今でも心に残っているものはありますか。また、それはなぜですか。

友人が編んでくれたバッグとそれにあわせて他の友人が作ってくれた付け爪です。

こちらがお友達が作られたというカバンとつけ爪。すごく凝ってて素敵〜。つけ爪も確かに合いますね♪

  • ハンドメイドをしていないときには、何をしていますか。

インターネットで他の人のブログを覗いたりもしています。フラメンコが趣味なのでレッスンに行ってます。

  • ハンドメイド以外のことで、ブログに公表したことないことを何か一つ教えてください:)

学生のときに、地方の放送局でラジオのパーソナリティをやっていました。

  • これからやってみたいこととかありますか。

ブログを見ての通り、私自身、手芸本のコレクターと化していますので、同じのがほしいという方は気軽にお問い合わせください。お手伝いいたします。

フィンランドやその周辺国の伝統的な編み物をもっと紹介していきたいです。私自身、もっと制作してみなさんにお目にかけることをしたいです。まだまだこの国には紹介されていないものがありますよ。

それに、手作り関係のホームページが恥ずかしながら放置状態になっているので、テコ入れせねばと思っています。

またフィン日針仕事辞典

をもっと充実させようと思います。

みほこさんから最後に一言。

こそこそとブログをやってたりするので、運よく見つけて読みに来ていただいている皆様には本当に感謝しております。

ありがとうございました☆フィンランドにはまだまだ紹介されていない素敵なものがゴロゴロしているのですね。楽しみだわ。

フィンランドで手作りがみほこさんのブログですので、まだ読まれてない方は是非チェックしてみてくださいね♪ラベリーではmihokoさんで、ご連絡はlastvote-at-hotmail-dot-comへお願いします。

(写真はすべてみほこさんよりご提供いただきました)

パンダの贈り物

去年の11月に以前インタビューでご紹介したStaceyさんのブログで重病の子どもたちにあみぐるみを!という募集がありました。ハンドメイドを通してチャリティー活動をするというのにはずっと興味があったので、これを機会に「やりたい」から実行に移すことにしました。

必要なのは、子どもたちが抱っこできるような大きめサイズのあみぐるみ。ということで、18cm以上の大きさになるのを目指してくるくると編み始めました。普段作るのはやや小さめなので、ちょっと試行錯誤したけど、こんなパンダが出来上がりました。

panda charity sit

ウエストが30cmもある太めの子です。足は座ってちょうどいいような位置につけたんだけど、立ち上がることもできて、そうすると26.5cmくらいになります。これなら抱っこしてもちょうどいいよね。

panda charity stand up

お腹も太めで詰め物がいっぱい詰まってるから、抱き心地も良くて、子どもたちに気に入ってもらえるといいな。

最初の締め切りは2月1日なので、日本とかから送るのは間に合わないけど、もしアメリカにお住まいの方で協力したいという方がいましたら、あみぐるみはそんなに作るのに時間かからないし、まだ間に合うので、ぜひ、お願いします!詳細はStaceyさんのブログをご覧下さい。

あみぐるみデザイナー:Tiaさん。

お正月はゆっくりと過ごされていますか?新年のスタートを切るにふさわしく(?)素敵なあみぐるみデザイナーさんのご紹介です。今月はBeasts of EdenというEtsyのお店からリアルさを残しつつもかわいいあみぐるみを作っているTiaさんの登場です。

尚、私が訳をしていますので、つたない表現、間違いなどはデザイナーさんご本人ではなく、私の翻訳の未熟さによる間違いです。ご了承ください。英語のオリジナルはこちらからどうぞ。

  • あみぐるみを作るようになったきっかけは何ですか。

数年前に棒針編みを始めたのがきっかけです。友人が友達みんなにアームバンドを作ってくれた時期があったんだけど、作ってもらってはすぐになくしてしまって。結局、自分で作れるように作り方を学ぶことにしたのです。毛糸と戯れることになんて全く興味なかったのに、まさに毛糸の世界へのゲートウェイでした!

ちょうどその頃、[アメリカ/西欧諸国で]あみぐるみがブームで、オンラインのフリーパターンサーチでかわいいあみぐるみたちをしょっちゅうみかけました。初めて作ったあみぐるみはCrafty Alienというサイトのフェルト化した特別機動隊の猫だったけど、パターンのほとんどはかぎ針だったので、かぎ針編みをはじめました。

いくつかパターン通りに作った後、それはそれでかわいかったんだけど、立っている犬をおすわり犬に変えたりとか、ブタの身体の形を球形じゃないものにしてみたいとかいろいろ改善したくなりました。「デザイン」というよりは自分のあみぐるみをこうしたい、ああしたいと思う感じでしたが、そうしているうちにかぎ針編みのあみぐるみはスティッチスカルプチャー(彫刻作品)にうってつけの媒体だと気がついたんです。必要なのは簡単な数学か作り上げていく際のビジュアルの観察力。1目ずつ作っていくから、棒針編みのあみぐるみに比べると(それはそれで楽しいと思うけど、私には時間がかかる)、全然楽です。

  • ふだん、次に何を作ろうか決める決め手は何ですか。

大抵は友人からのリクエストかお客様からの特別注文です。作り上げる過程が好きなので、例えばリアルな形の羽とか、問題解決のスキルが生かされる作品とか新しいテクニックを使う作品だと特にやる気が出ます。

かなりの動物オタクでもあるので、動物の参考書をぱらぱら眺めたり、動物や環境の写真荒らしをするのが効きます。たまに頭の片隅にアイディアがずっとあって、それにぴったりの糸に出会うとデザイン活動に拍車がかかることもあります。実は最近、モヘアの虹色のboucleをもらったんだけど、これは絶対虹の羊のウールにしなくちゃ。

  • Tiaさんのあみぐるみの特徴は何でしょう?

それは難しい!たぶんリアルな雰囲気を保ちながらシンプルさやかわいさも保っていることかな。例えば、下の写真のシロクマは、ただの梨の形に小さい固まりの足と上方向につぶれた鼻がついているだけのものです。でも、前足と後ろ足の微妙の違いとか首にちょっとアクセントをつけると、ハリネズミにも出来たようなボディがちゃんとクマになります。

それと自分のあみぐるみには口を付けない方が好きです、というのは口を付けると「動物っぽさ」が薄れてしまうからです。それ以外には、目以外は全部糸で作るようにしています。最近は自分で紡いだハンドスパンの糸を使うようにもなったので、ハンドスパン特有の表情が加わっています。

ハンドスパンの糸を使ったあみぐるみのクモ

  • 今までに作ったあみぐるみの中で一番のお気に入りは何ですか。またそれはなぜですか。

敢えて選ぶとしたらイカかミニキリンかな。イカのSquidleyは初めての「複雑」なオリジナルパターンで、触手をどうやって作るか、どうやってつけるか悩みながら作り上げました。作るのに時間はかかったけど、すごく楽しかった!

よく見てくださいね。イカ君がキリンちゃんを食べているんですよ!

キリンの方は初めてのフリーハンドの小さなあみぐるみです。すごく小さい子で足にはパイプクリーナーを入れました。細部へのこだわり度と自分の思うような見た目を達成するための問題解決能力に自信がついたから[お気に入りなの]だと思います。自分のミニミニチュアシリーズはアイディアを似たような状況に応用していくだけで、パターンなしで作っています。刺繍でつけた斑点は大変だったけど、結局やって良かったと思っています。これ以後、あみぐるみに刺繍は使わないと誓ったんだけど、今のところ自分で自分を無視しています。

この刺繍の斑点は確かに大変そう!

  • 他の人が作ってくれたハンドメイドで今も大事にしているもの、あるいは、今でも心に残っているものはありますか。また、それはなぜですか。

ありました!姉に作られたものだったかもしれないけど、自分のお気に入りにしてました。祖母が作ってくれたぬいぐるみのカエルで、もじゃもじゃの黄褐色お腹にもじゃもじゃの黄褐色のABCが書かれた布を背中に使っていて、大きなプラスチックアイに明るいオレンジで縁取りされた黄色のキノコのワッペンが後ろ足についていました。大人になった頃にはぼろぼろな状態だったから母が捨ててしまったんですよ(ブーイング)!

友人のひとりがすごくクリエイティブな人でどくろのネズミが風船を飛ばしている刺繍がされたワッペンを作ってくれました。まだ何に縫い付けようか決めてないけど。ほんとに芸術的な作品です。

  • あみぐるみを作っていないときは何をしていますか。

そうね、毛糸を使った手芸は全部好きです。紡ぎに、棒針編み、かぎ針編み、最近はちょっと織物やニードルフェルティングにも手を出し始めました。芸大に行って漫画を専攻したので(でも、その分野では燃え尽き症候群にかかってしまったんだけど)、その分野に戻るように努力しているところです。プリントメイキングも好きで全く飽きません。基本的に手、心、頭を使って作ることが好き。ウクレレとピアノに触るのも好きだし、自然でのアドベンチャーも好き。おいしいものを作ったり食べたりするのも好きです。それから本を読むこと、書くこと。あ、このままだとすごく長いリストになってしまいそう….。

  • あみぐるみ作り以外のことで、ブログに公表したことないことを何か一つ教えてください:)

えっと….しばらくの間ヒッチハイクと電車を乗り継いでアメリカとカナダのほんの一部を旅行していました。大半は私の犬と一緒だったんだけど、ずいぶん前に犬の健康状態があまり良くないことが発覚したから、今は落ち着いて車で旅行するようになったのは犬には良かったかもしれません。ちょうど5歳になったところだけど、普通の人よりもっとたくさんの場所に行ったことがあるはず。

足で絵が描けます。

まだまだ不思議な事実はいっぱいあるよ!

  • Tiaさんのこれからのプランを教えてください。

もっとフリーハンドでもの作りをしていきたいと思っています。そうすればデザインが複雑でも作っていけると思うから。これからもたくさんの動物たちを作っていく予定だけど、植物やその他のものも試してみたいな。社会問題を扱った展示品とか今とても興味があります。

ビジネスサイドでは今少ししかないパターンの数をもっと増やしたいです。テーマに沿ったパターンをそろそろ作って販売しようと思っています。深海のテーマとか、農場、林冠などなど。大きな作品にも挑戦したいです。といってもそれじゃあみぐるみに相反してしまうのかな。どうなんだろう?

Tiaさんから最後に一言。

もしあみぐるみに興味があるなら、ぜひ挑戦してみて。かぎ針編みの基本を学ぶ他は、数学が得意だろうと、ビジュアルアプローチを取ろうと、両方得意だろうと、簡単にできます。いろんな種類の糸で試してみるのもとてもおもしろいと思います!

幸せそうなカップル♡細部へのこだわりも素敵です。

ありがとうございました!ハンドスパンのあみぐるみなんて面白い☆ハンドスパンって他の作品でも使ったことはまだないんだけど、普通の糸と違った表情が出るんですよね。面白そう。

Tiaさんのことをもっと知りたい方は、Beasts of Edenというのがお店の名前で、同名のサイトもあります。ブログはYo/T–Yarn Over Teaで、ラベリーではNovelTeaです。頂いた写真すべて使い切れなかったので、是非チェックしてみてくださいね。直接連絡取りたい方はnoveltea at 1st-ed.comへメールでお願いします(英語)。Tiaさんの写真はカメラマンのご友人Daniel Martyさんのページから見られます。

(写真はすべてTiaさんより提供いただきました)

あけましておめでとうございます。

みなさま、あけましておめでとうございます!

昨年はいよいよパターン作りを開始したり、インタビューを始めたり、ラベリーのKALひろばでいろんな方と交流できたり、編み物/手芸関係ではとても充実した年でした。ありがとうございます。今年も面白い情報を提供していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

卯年ということで、お着物を着たうさぎちゃんたちを作ってみました。

Year of Rabbit1

Year of the Rabbitというパターンです。

2011年、素敵な1年になりますように。