2014〜2015



2014/12/25
部屋の大掃除を敢行中。
今年は何時に無い徹底ぶりで容赦なく物を捨てる。

錆びたフライパン。焦げたヤカン。注ぎ口が折れた急須。
毎年実家から正月用に送られてくる栗きんとんとかが小分けにされてる大量のタッパー(10年分)。
賞味期限が8年まえに切れてるインスタントコーヒー。
何故か台所の戸棚の奥に詰まっていた大量の未使用湿布。
穴の開いた靴下やその筋の人が見たら誤解されそうなケツ部分が真っ二つに裂けたパンツなどなど。

・・・・一体過去の俺は何を思ってこれらのものをとっておいたのだろうか。
100年経てば物に魂魄宿り、さらに1000年過ごさば天へと到って神祇の端くれになるとは聞くが
耐久年数100年どころか10年もたないものを見るにつけ、
付喪神も後継者不足なのではあるまいかと思う。


おまけ
静岡の名物に黒はんぺんというものがある。
イワシなんかのすり身を切ったかまぼこ状に加工した練り物の一種なのだが、
これがなかなか安価でうまい。
コロモ付けてフライにするのが一番おいしい食べ方なのだが、
まあ揚げ物は自分でやるの手間なので魚焼きグリルでそのまま焼いて食べることにした。
・・・のだが
先に出来たおかずに夢中になり三分ほど存在を失念した所、魚焼きグリル中で

くろはんぺんすまぬ

エクレアが爆誕していた。


今年最後のエントリーがこれというのもなんだかなあという気がするが
それでは皆さん良いお年を。




2014/12/18
宮城県石巻に旅行に行った友人からお土産に「ほやみそ」なるものを貰った。

ほやみそ こんなんの。

いわゆるカニミソとは違って、ホヤのほぐし身お味噌を合えたタイプのやつ。
鯛味噌なんかは食べた事あるけどホヤでこういうのがあるとは初耳だ。

とりあえずご飯と一緒に食べてみる。

・・・おお。うまいじゃないか。

この手のほにゃらら味噌系は大体味噌が強すぎて味噌以外の何者でもないタイプが多いのだが
これは絶妙なバランス。「ホヤと味噌」のきちんとしたコラボレーションである。
熱を通したホヤのほぐし身が入ってるのだが、その量が多分きちんと味噌より多い。
ホヤ独特の風味が味噌に負けずうまく調和してる。

これに一番合う具材は何かしばし考えて、素のホヤとも相性がいいとされる

ほやみそきゅうり これにした。

うまい。間違いなくうまい。これ以外考えられない。

キュウリには金山時味噌と相場が決まっておるが、これはそれを凌駕しうる一品。
陸海のさらなる調和を垣間見た思いに感無量である。酒持って来い。




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   すいません、霧恵先生の作品をTwitterの知人に布教出来たらと思うのですが、
   LeviAThaNがこの先電子書籍化される予定はありませんでしょうか?

おおう!ありがたやですー。
確かLeviAThaNシリーズは電子書籍化するにあたってフォーマットやサイズ、
消しはどうすればいいのかDMMに質問メール送ったけど
なんかスルーされちゃって、そもそもニーズがあるかどうかもよくわからなかったので
なんかそのまんまにしちゃってました。
さすがに師走・新年あたりはちょいと色々ゴタゴタしてて手が回りませんが、
ならば来年三月あたりを目処に動いてみようと思います。
しばしお待ちいただけるとありがたやー。




2014/12/11
築地で買ったニセカラスミとの食べ比べをする為に今年もカラスミ仕込み中。
やはり手間がかかると言うより時間がかかる。

ぼらんそうしらこ 半額で助かった。

今回入手したボラの卵は前回より格段に大きいため値段も高い。
これカラスミにするの前提の価格みたいだが、
あんなのご家庭でホイホイ作るもんでもないし随分強気の値段設定だと思う。
案の定、すごい売れ残ってた。

ボラの白子も一緒に買ってみた。
売ってるの初めて見たがどんなもんなんだか。(・・・しかしこの値段の格差よ)
切ってみるとブリの白子よりも柔らかい印象。
いつもと同じようにそばつゆで軽く煮て一晩置いたやつをいざ実食。

・・・ふむ、口ざわりは悪くない。
加熱してもアブラボウズの白子に匹敵するくらいの滑らかさがある。
味わいもかなりコクがあり、おおこれは中々の一品かも!

・・・と思った瞬間
例の「河のにおい」がドッと押し寄せてきてオボエエエエエ。



だめだー。俺もうこのにおいだめだー。ムリだー。




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   昔ラジオで聞きましたけど、鹿肉は生だと食中毒起こすらしいですよ
ちょいと調べてみたらE型肝炎とか腸管出血性大腸菌とかおっかない記事が!
山野の獣を生で食うのはさすがに私も無理でござるコレー。




2014/12/04
今回のコミティア、一日早く上京したついでに友人に築地市場を案内してもらった。
時間の都合上セリなんかは見れないのだが、移転する前に雰囲気だけでも味わっておきたい。

現地には土曜日の大体10時位に着いたのだが、飯時でもないのに人がいっぱいである。
お祭りみたいだ。

築地場外 場外市場入り口

出店の屋台みたく軒先や道路側に簡易テーブルなんかが置いてあって
そこでうどんだのモツ煮込みだの食べている。
飯食ってる人と通行する人との距離感がゼロなのでなんか外国みたい。

場外そのに 場外市場外周

場外市場自体中々広く、店の脇のふとした小道とかも方々に繋がっている。
小道の途中にも隠れ家的な店があったり裏側から厨房の中が覗けたり
アジアンテイストって言うかなんていうか、なんだかとってもカオスワクワクする。

しばらく歩いて場内市場に侵入。

築地場内 場内

こちらもすごい混みよう。
でもどちらかと言うと行列が多い感じ。
有名な寿司屋とかには例外なく長蛇の列。二時間とか待つ。
土曜日だからかと思ったが大体いつもこんな感じのようだ。

かっこいい 内部

飯屋地帯を抜けて内部の魚河岸へ。

外側の連絡通路がすごいカッコイイ。働く男の秘密基地みたい。

ちなみに場内市場に入ると
写真右下のフライングプラットフォームみたいな小型の運搬車(ターレットトラック)が
そこら中をぶんぶん走り回っている。
旧型はガソリンエンジン式で音もうるさく中々渋い外見なのだが、
現在はほとんど黄色の電動駆動に置き換わっているようだ。
ただこの黄色いのは電動ゆえにかなり静かで、
音もなく狭い道だろうが人ごみだろうが四方八方から時速20kmくらいでお構いなしに突っ込んでくるので
ボヤボヤしてるとマジで轢かれる。
年間何人か観光客が犠牲になってんじゃねえかと冗談交じりにふと思う。

近くにあればいいのに そぞろ歩き楽しい。

やっぱりというかなんというか、土曜日なので河岸もほとんど営業が終わりかけであった。
それでも魚好きにはたまらない。翌日がコミティアなのでナマモノ買って帰れないのが口惜しい。
旅の途中とかで魚河岸を見に行くと大体こういう悔しさを味わうはめになる。
さりとて帰路に寄っても大体時間的に市場が閉まっているというこのジレンマ・・・おお・・・おお・・・。

仕方ないので場外市場に戻り、そこらへんをそぞろ歩きながら買い食い。
能登カラスミとか言って500円で売ってた成型ニセカラスミ
(ちなみに本物のカラスミの価格は大体一本1500円くらい)なんかの乾物を買って帰った。
・・・どうなんだこれ。

おとしもの 落し物が独特

おまけ。
落し物がアブラガレイとかウルメイワシとか、なんだか実にそれっぽくてほほえましい。




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   鹿肉は猪よりも癖は無い様に思う。
食ったのがあれだけなんでまだなんとも言いがたいけど、あれなら普通に食えるじゃんくらいのおいしさ。
いのししはほとんどがシシ汁で食べてたのでおいしいイメージしかない。うーむ、久々にまた食べたいぞ。




2014/11/26
コミティア。スペースに来て下さった方々、またまたどうもありがとうございました!
ちなみに今回で配布チラシが規定数に達したので、
次回参加時には小冊子化した「チラシの裏のBehEMotH」を出せると思います。


コミティア終了後、なんとなく北海道のアンテナショップに寄り、なんとなく鹿肉を買ってみた。
ペラペラにスライスされた冷凍肉で1000円。どこの部位かはわからない。

とりあえずシンプルに焼いて食べてみた。
どんな変な味かと身構えていたらいたって普通。
・・・と言うか味がよくわからない。
薄切りすぎるのか、ほとんど赤身だからか、はたまたそういう処理をされているのか
これが鹿肉だ!みたいな個性の主張が見当たらない。
ぶっちゃけ無難な薄味の羊肉である。

ただ、これが個性なのかただ単に野生だからそうなのかわからないが
薄切りであるにもかかわらずかなり歯ごたえがある。
おそらくブロック状だと結構硬いんじゃなかろうか。
だからしゃぶしゃぶみたいな薄切りにしてあるのか。

残りは牛丼風に甘辛く煮てみた。焼くよりこっちの方が肉のテイストは際立つようで
感想としてはやっぱり「硬い羊肉」である。

ちなみに僕はスジばった肉質がとても好物なので実際これは中々気に入った。
正しく肉!って感じで良い。

なんか鹿増えてきて大変だみたいな話も聞く。
食っちまうのがやっぱり一番手っ取り早いとは思うが、
やはり新規の精肉と流通開拓は非常に困難なのだろうなあ。
というか是非、次は冷凍ではなく生肉からの料理を食べてみたい。
値段ともども、もっと手に入りやすくなれば嬉しい。




2014/11/21
今週末23日開催のCOMITIA110に参加します。

スペースは「ひ・28b」 サークル名は月刊製作委員会(仮)。

私は今回もチラシ配布のみ。申し訳なし。よろしくどうぞ。



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   脂の乗ったヒラソウダはヘタな本カツオより美味いと思うよ。
鮮度とか〆方とかによるんだろうけど、脂乗ってなくても普通のカツオより数段旨かったよ。
また食べたいけど静岡じゃシーズンおわったっぽい。
   フィジョアはニュージーランドなどのオセアニアで常食される果実です。
   腐っとるんちゃうかこれ? ってくらいに放置して
   触感がぐにゃぐにゃになったころが食べ頃と教わりました。

なんとなるほど!あやつもぐにゃぐにゃが食べごろの果物でしたか!
次に手に入ったら試してみなくては!




2014/11/16
しばらく前にマルソウダ釣ったけどイマイチ、みたいな事を書いたら
それを見た悪魔家族の父親ヒラソウダを釣って持ってきてくれた。

・・・・ヒラソウダ・・・だよな?

ひらそうだ ・・・どっち?

名前こそマルとヒラなんて分けられているが、それこそ太ったマルもいるし痩せたヒラもいる。
この手のは体型だけで判断すると3〜4割間違える。

まるそうだ これはマルソウダ

お分かりいただけただろうか?
体型比較だと単体で出された時にかなり迷うと思う。

そういうわけでマルとヒラ、体型以外で見分けるポイントはざっくり分けてふたつ。
一つは側面雄節上のウロコの量。
比較的幅広さを保ったまま後方まで延びているのがマルソウダ。
中央あたりから急激に細くなるのがヒラソウダ。
(・・・・とは言え、これも結構微妙な差で難しい)
もう一つは鰓蓋上部にある黒い切れ込みで見分ける方法。
(恐らくこれが最もわかりやすい見分け方であろうと言われている)
切れ込み部分の黒が背部の黒と繋がっているのがマルソウダ。
背部の黒と混じらず、黒斑となっているのがヒラソウダである。 
(・・・写真のマルは黒の切れ込みが二つあるように見えるが
後方のひとつは血抜きのためのナイフの切れ込みである)


と言うわけで、貰ったヒラは多分ちゃんとヒラだろう多分。
ちなみに、11月上旬時点で伊豆西側で釣れるソウダガツオはマルソウダが圧倒的
逆に伊豆東側で釣れるソウダガツオは全てヒラソウダだったそうである。どゆことー。


まあ、切ればわかるらしいから比較もかねてマルと同じく刺身と煮付けにしてみた。

まず刺身

ひらさしみ ・・・・・。

・・・わっかんねえよ。痩せてんじゃんこのヒラ。

うっすら ・・・うっすら。

・・・あー、でもたしかに皮目にうっすら脂肪の層があるな。
マルは脂肪層皆無だったからなー。

食べてみると、やはり戻り鰹ほどの脂肪感はない。・・・ないのだが

・・・なんだろうこの妙な旨さ。
肉質はマルと同じく柔らか部類なのだが、噛みしめるともちゃりもちゃりと粘り、舌に絡みつく。
そのせいか、味が非常に濃く感じる。肉の味は普通のカツオより旨いんじゃないかこれ。
こりゃいいや。これはうまいかなりうまい。


次に煮てみる。

煮付け 頭も一緒に煮てみた。

・・・あーうん。こっちは普通。
痩せてるタイプのヒラだったからか、加熱時はマルの煮付けとそう変わんない気がする。
こっちの方がおいしい?気がする?程度の差。
ちなみに頭は可食部が少ない。カツオ系の頭が速攻捨てられる理由がわかる。


そんなわけで、もしヒラソウダを手に入れる事があったら断然刺身をオススメする。癖になる旨さ。
間違ってマルソウダを引いてしまったら仕方ない。塩鰹にしてしまえ。




2014/11/09
見た事がない食材があったらとりあえず食べてみる、それは原始的かつ根本的欲求。
店に食べ物として売ってあるものならまあ
どんなヘンテコなものでも最悪死にはしないだろうという
それは信用に保証された現代人に許された特権的悦楽。
その快楽を享受せずしてなにが人生、なにが先進国日本民族よ。と、いうことで

なんか、はじめて見る果物が売ってたから買ってみた。(・・・この前置き、いる?)

ふぇいじょあ その名はフェイジョア。

綴りは「Feijoa」。見たこと無いし名前にもさっぱり聞き覚えがない。
いつものJAふれっぴーに置いてあった。
写真はちょっと拡大してあって実際は長さ6〜7cm。直径3〜4cmくらいの小型の果物。
これが四個入ってお値段130円。やしー。これは普通買うでしょう。買わざるおえないでしょう。

ヘタのあたりから独特の非常に強い香りがする。
キウイの香りに南国の花の香りを混ぜたようなえもいわれぬ香り。
というか、ずーっと嗅いでるとなんか微妙に忌避成分っぽく感じてくる匂いで、
むしろトイレの芳香剤とかなんかそんなのに近い。

半分に切ってスプーンですくって食べる。
外側は梨くらいの硬さで中央の透明な部分はゼリー状
中にヒョロヒョロした有線で繋がった小さな種がぽつぽつ浮いている。
ゼリー状の部分は仄かに酸味があり、
その外側の部分は洋ナシのようなざりざり感のある果肉。ただし甘さはかなり微妙。
香りが強くて甘くない洋ナシを食べてる感じ。
同梱されていた説明書きには
パイナップルのような風味があることからパイナップルグァバと呼ばれる事がある」とあったが
どこら辺がパイナップルなのか小首をかしげる事しきり。グァバ感はわからんでもない。

甘さが少ないのでおいしく感じないのがやはり一番の問題。
とは言え香りに一芸を持った果物なので、
もしももうちょっと甘かったら評価がぐるりと変わる可能性はある。




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   最近見ないと思ったらvitaの不調かぁ…帰還をお待ちしてます…
そうなのですよー。何しろタッチは効くけど○ボタンが効かないからタイトル画面から進めない。
通達も出来ず困ってました。
原因が基盤かバッテリーかで修理か買いなおすかの選択をしなくてはー。
つか直前に入った三か月分の倉庫課金がっがっ・・・。・・・復帰した時はまたよろしくねー。




2014/11/03
そろそろ太田ポンカンが出回り始めるのではないかとの淡い期待を抱きつつ
割と頻繁にJA直売所ふれっぴーなどを見てまわる。
太田ポンカンはまだ先のようだが時折変な果物が置いてあったりしてこれも中々楽しい。

そんな折、かつて出会ってまともに食えないまま敗北した因縁の果物と再会。

ばんれいし ひさしぶり。元気してた?

バンレイシ(釈迦頭)。二個入りで350円。
今回はちゃんと「常温で柔らかくなるまで置いといてね」との丁寧な注意書き通り、部屋に放置。
殺人事件の凶器に使えるほど硬かった実が四日くらいしたらビックリするくらいぐにゃぐにゃになった。
このままほおっておいたら自重で分解するんじゃないかと思うほどの軟化具合。
完熟したと見なす。いざ。

しゃかののうみそ 苦もなく手で割れる。

ヘタに繋がる芯を取り除き、なんとなくスプーンですくって食べる。
いぼの単位でぼろぼろ崩れ始めるので手を汚すし、
黒くて大きく硬い種がいぼの数くらい入っているので食べずらい。

・・・が、しかしこれが非常にうまい。驚きのうまさ。

クリームのようにねっとりした中に時折石灰片のような粒子感のある果肉。
爽快さの中に南国の夜気を秘めたフローラルな香気があり、かつ非常に甘く、味わい深い。

スプーンですくって丸ごと口の中に入れ舌で種の周りにある甘い膜を剥がしていると時のたつのを忘れる。
香りと甘さのバランスと完成度が高く、果物と言うよりまるでお菓子のよう。
・・・種が大量に出るのでその辺やっぱり果物なのだが。

とりあえず私が今まで食べた南国果物の中ではトップクラスのおいしさ。見かけたら是非味わってほしい。



PS:直前でもう一度告知しますが、COMITIA110に参加します。
   スペースは「ひ・28b」月刊製作委員会(仮)。今年もよろしくお願いします。


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   ゲーム関連の話題も記録をのこしてほしかったり
一応TOPページに書いたものはある程度メモ帳に移して残してあるんですけど
読み返してみると、時折想いが行き過ぎて割と口汚くののしったりしてる(笑)ので
あんまり・・・こう・・・おおぴらに記録に残してはいかんような気がしますよコレ。




2014/10/26
我が近辺において最も「一般的な幸せ」を獲得したと目される、いわゆる悪魔家族の父親が
昨年あたりからなんだかいきなり釣りにハマりだし、この頃はちょくちょく釣りのお誘いがある。

親子で出来る趣味の一つとして「初心者はまずは川でウキ釣りから」と提言したのだが
おっさんになってからハマる趣味に加減が効かないのはご存知の通りで、
悪魔父は上記の過程をすっ飛ばしていきなり堤防カゴ投げロケット浮き釣りを始めた。
悪魔息子の初釣りも堤防コマセサビキである。

お前等に海はまだ早い。竹竿釣り針一本からやらんかい。
とは言うもののどうも最近伊豆への転勤をいいことに悪魔父の釣りキチぷりが加速気味で
実家を離れてからこっち
釣りから遠ざかっていた私のアングラーアビリティを凌ぎつつあるのがなんだか複雑である。

・・・単身赴任の伊豆で釣り三昧とか、よもや一家離散沙汰とかになったらどうしよう。


しかしまあそんなわけで、こないだ悪魔親子に誘われるまま伊豆の堤防にホイホイ付いて行き

まるそうだ しびびびびびび。

ソウダガツオ、30cmくらいのマルソウダが釣れた。
うーん綺麗だ。こういう回遊魚系の生きた状態の色彩を見られるのも釣りの醍醐味と言える。
ヒラソウダとの食べ比べがしたかったのだが、残念ながらこの日釣れたのはこの一本だけ。

とりあえずその場で血抜き。持ち帰り、適当に調理してみた。

刺身と煮付け

適当に定番、刺身と煮付け。

刺身はなんて言うか、微妙。
きちんと〆たにもかかわらず身が柔らかく、もふぁっとした噛み応え。 しかも全然脂がない。
血合いを落としたので特有の酸味もなく、
なんか鰹を食べてる気がしない。皮目に残るわずかな回遊魚テイストが良心。

煮付けはザ・タンパク質といった感じの味。
モノ自体がさほど大きくはないので回遊魚特有の熱を加えた時のボソボソ感こそあまりないが、
そもそも脂がないので飛びぬけた旨さも感じない。
味わいは血合い部分が唯一主張していて、この部分は生臭さが絶妙なバランスでわりとうまい。


残った半身は「塩鰹」と呼ばれる保存食に挑戦。

しおかつお? なんかかなり縮んだ。

高濃度塩水に一晩漬け込んだものを30分ほど塩抜きし、一週間ほど陰干しする。

・・・とは言っても聞きかじりの見よう見まねなので、
これが正しい塩 鰹と呼べるものなのかはちょいと疑問である。
つうか、手順自体は前に作ったカラスミとほとんど似たようなものであるため、
塩抜きの経験蓄積がまったく足りない。
この辺はやはり、素人の限界である。

でもまあとりあえず、出来上がったものを切ってフライパンであぶって食べてみた。

刺身や煮つけではかなりぼんやりした味だったのだが、
一転してかなりパンチの効いた味。
しょっぱさの先に凝縮された血合いの粗野さとほどける筋繊維の味わいが絡まって、
酒の肴としてはどうして中々の旨さ。

1人でちびちびやるには実にうってつけだ。
単身赴任中の悪魔父共も、たまにはこういうので一杯やるといい。




2014/10/19
私のVITA、どうもダメかもしれん。
ありていに言えば、ボタンが利かなくなりました。

こちらではゲーム関連の話題はなるだけしないようにしてるんですが、
同じ症状の方がいるやもしれんので
一応、記録として残そうと思った次第。

PSO2の最中に押してもない△ボタンが連打されるという謎現象に見舞われ、
その時はクエストからシップに戻ると収まったりしたので熱暴走の類かもと思っていたのですが
そのうちクエスト中に△ボタンが利かなくなりR1ボタンが連打状態になりチャットが困難な状態に。

深夜だったのでそのままめざまし同盟かけて寝たのだけど、
朝、時間になってもめざまし同盟は起動せず
何故かVITAのバッテリーが空の状態に。(R1連打判定で電力を消費した?)

一度再起動すれば治ると思ったのですが、
再充電すると今度はPSO2だけではなく全てのアプリケーション上で
アナログスティック含めた全てのボタンが利かなくなっていました。
(タッチパネルは普段と変わらず正常動作しています)
(また、「VITAのボタンを使う」のチェックボックスのON/OFFも効果なし)

不思議な事にアプリを開く前のホームでのボタン操作は通常通り可能なため、
ボタン部分の物理的な破損ではありません。

どう考えてもソフト的な要因なため、思い切ってVITAを初期化してみましたがまったく変化なし。
現在とりあえず再びバッテリーを空にしている最中ですが、
初期化して変化無しならこれも望み薄でしょう。
と言うか、初期化してもファームウェアは最新状態のままなので
正直、次のファームウェアアップデートまで打つ手無しです。
おおおう。それ何時になるんだよおおおう。




2014/10/12
先週、アルバイトの 時間に丁度台風18号の直撃をうけ
通勤道路がいたるところ冠水。中々エクストリームな運転を味わった。
遊園地にある高い所から丸木舟水の中に滑り落とされるタイプのアレに
豪雨と暴風をミックスした感じ。
水深は多分20センチもないと思うのだが、
それでも対向車の立てた波に原付がよろめくのを久々の興奮を持って味わった。
ふかすのをやめると多分エンジンが止まるので
走り続ける事を宿命付けられたチェルノブ状態である。

しかしあれだけの暴風と雨量を誇りつつも三時間くらいできっぱり過ぎ去るあたり、
台風は実に清々しい。
なんとなく恒例の海に写真を撮りに行く。

はとう

縮尺がわかりづらいが波高は4〜5mくらい。砕け散る波がしわでどろどろと海鳴りがする。
あいかわらず観ていてまったく飽きない。

はとう

膨れ上がった海面がいつもの風景を非日常とする。
湧き上がる腹の内の高揚感は多分、前頭葉で作り出されるものではない気がする。





web拍手
   摘果みかんは絞って砂糖ドバドバいれて炭酸で割って呑むとおいしいですよ
そうかなるほどその手がありましたか。
しかしどうやって絞ろうか、なんて手をこまねいている間に袋の中の半分くらいが
みるみる黒くなってぐにゃぐにゃにー。うわあ足はえー。
量が少なくなっちゃったので残った奴はすっぱいままむりやり食べてしまいました。
ようし来年もう一度トライだー。




2014/10/04
JAのふれっぴー
直径3〜4センチくらいの青くてちっちゃいミカンがどっさり詰まった袋が
100円
だったのでつい買ってしまったが、
小さくて剥きづらい上に酸っぱくて、もうどうしようコレ。
いっそ風呂にぶちまけてしまおうかしら。




2014/09/27
デラウエアの果粒を一回り大きくしたくらいの
小粒のシャインマスカットが半額で売ってたので買ってみたが
香りと甘さがちょうどいいくらいのバランスで、
なんだかこの品種は小粒の方がうまいんじゃないかと思う。
皮はちょっと硬い気がするけどね。




2014/09/20
さて、荷物が届いた。
なんだったっけコレ。

・・・ああそうだ、この時期あたりに頑張ったであろう自分へのご褒美に半年くらい前に注文したやつだ。
・・・実際はコンテ提出からの放置プレイも一ヶ月超えしてなんだかなあって今日この頃なのだが。
どうなってんだ一体。

はこでけえ ・・・でけえ

・・・箱、むやみにでけえ。
まってまって。フィギュアってみんなこんなに箱でかいの?
ちょっとしたスピーカーくらいの大きさがあるんだけど。
据え置きのゲームハードでも入ってるかと思ったわ。
フィギュアは場所をとる趣味だと聞くが、なるほどと思う。

なかみちいせえ ・・・ちいせえ

なんか箱がでかいから中身が妙にスカスカに見える。
この手のやつを買うのは初めてだから新鮮。

続編まだですか キトゥンちゃんかわいい。

さすが高いだけあってデキがいい。
だが写真に撮ってみると何故か妙におかちめんこになっちゃうぞ。
なにげにフィギュアって撮るのむずかしい。
適当に撮ってもちゃんと絵になるホビーショウなんかのライトアップはさすがなんだなあ。

キトゥンちゃんかわいい・・・続編まだですか

ちなみにリンゴは乗せてあるだけなので多分いつか紛失すると思います。




web拍手
   実家帰省編お疲れさまでした。
   青い空・広がる綺麗な景色と各種海の幸の写真から夏満喫してる感がひしひし伝わってきて
   この夏の思い出せるイベントがコミケしかない自分は何をやっていたのかと思わざるおえない
   ・・・来年は!来年こそは!
わふーい。ありがとー! 夏は面白イベント多くてうきうき。
そして秋はおいしいものいっぱい出てきてわくわく。
どの季節も楽しさ満載です。おいしいものとは主にサンマのことですがっ。




2014/09/12
どうも秋っぽいので奮発して秋っぽい食べ物を買ってみる。

シャインマスカット ちょっとお高い果物。

シャインマスカット
山梨産900円。
ちなみに一応JAのふれっぴーで買ったが、地産というわけではないので市価とほとんど同じ。

マスカット系で種無し、皮ごと食べれる夢のような果物のひとつ。

しゃいんますかっとかっと 断面こんな感じ。

食べてみるとかなり甘い。糖度16とかそのくらいな感じ。実自体のハリもあって食感も上々。
ただ、マスカット特有の香気かなり低く、その点は残念。全体的に高いだけあってそつのないおいしさ。

レインボーキウイの時も思ったが、どうも果物は甘さを求めると香気が下がる傾向があるのかもしれない。


ついでなので、僕の食べ物覚え書きからブドウメモをいくつか抜粋。
割と過去のものもあるので値段は多少変動してるものがあるかもしれない。


チリ産レッドグローブ 
398円。そこそこでかい。小型のビニール製手提げ袋みたいなのに入れられていた。
皮ごと食えるのが売りのぶどう。軸が長くて太く大粒。
あまり房っぽくないので、じっと見てるとぶどう以外の別の果物に見えてくる。
大きいゆえか大味。皮の渋みも結構ある。以前食ったトンプソンを水っぽくしたような味と食感。
汁気がなく渋みが最初(種部分)から最後(皮部分)までずっと残留し、甘みも足らず香りもない。
正直あまりコレといった売りのないぶどうのようだ。
しかも残念なことに種がある。
いつも思うのだが皮ごと食えてしかも種無しのぶどうは、なんというか
素晴らしく夢の果物感があってとても素敵だと思う。


ペルー産クリムゾン
僕が長年追い求めてきた種無しかつ皮ごと食べれる究極のブドウ。
二房ほど入って198円。・・・安い。安すぎる・・・。
本当に丸ごとポイポイ食える。
それほど薫り高いわけでもないがきちんとブドウの味がする。美味しい。
美味しいがなぜか仄かに石灰のような後味が口に残り、
安すぎる値段もあいまって若干の不安を掻き立てる。農薬?
ちなみに軽く洗っても石灰味を感じるのでもしかしたらこういう味のブドウなのかもしれないが。


山梨産ベニバラード
398円。 種無しと触れ込みにあったがしっかり種ありでガッカリ。
とは言え皮ごと喰うタイプでかなり甘く果肉もしっかりして
サクサクしゃきしゃきおいしい。甘い果実の宿命かやはり香りはほとんど無いが。
これで種が無かったらかなり高ポイントなのに。
(小さい粒には種が入ってないのでかなりおいしい。甘い)


翠峰
780円。 見てくれはマスカット系の緑のブドウ。
大きめで隙間無く粒が詰まってるので見てくれがよい。
皮ごと食べるタイプではないが種は無い。果肉はやや酸っぱい。香りは薄い。
マスカット系の味に慣れてないからだと思うのだがあまり好みの味ではないかな。


シナノスマイル
500円。 巨峰タイプの大玉ブドウ。甲斐路と巨峰を足して二で割ったような色と味。
種無しだが非常に甘く、香りもよい。
巨峰タイプのブドウはあまり好みではないのだがこれはまた食べたいと思える味。非常にうまい。



文中にもあるが、種無し皮ごと果物は果樹栽培のひとつの到達点であると思う。
生命の始原の象徴である「実」を丸ごといただける快感、本当に素晴らしい。




2014/09/07
サンマも出回り始めたので実家帰省編・今回で終了。

なんか海鮮丼とか、そういうのを食べに行こうと父母に連れられ北浦にある道 の駅を車で目指す。
陸の孤島と言われる宮崎だが(そこがいいのだが)、
東九州自動車道の開通でこのあたりも随分行きやすくなったそうだ。

向かう途中、非常によさげな干潟があったので降りて写真を撮りに行く。

熊野江川河口干潟 
橋の下からのアングル。


後で調べたところによると、ここは熊野江川河口干潟というらしい。
上流側は周囲に道もなく、手付かずの干潟感がすばらしい。
通りかかったのがちょうど干潮時で、熊野江大橋からの展望がとてもステキ。

熊野江川河口干潟 
橋の上、上流側眺望。すばらしい。パノラマで撮りたかった。


ちなみにわかりづらいが、写真中央あたりの川からの岬部分の森の中に鳥居が見える。
近辺には道はおろか川を渡る橋自体がないのでどうやってそこまで行くのかとても不思議。
この素晴らしく貴重な手付かずの干潟におわすは、どのような神さまなのだろうか。


もう少し北上して北浦道の駅へ。
ここは下阿蘇海岸海水浴場という、
阿蘇地方からほとんど何も関係がないような場所なのに阿蘇の名を冠する綺麗な海岸がある。
なんでも九州一ナイスな海岸に選ばれたそうで、目指す海鮮レストランからの眺望は確かに絶景と言える。

下阿蘇海岸 
圧倒的に正しい田舎の海岸感。


ちなみに、右下の小屋は塩田資料館。造塩施設もあるがこの日はお休みだった。

レストランで海鮮定食牡蠣プレートを注文。
全般割とお高いのだが今回はパトロンがいるので遠慮ナシである。(しろよ)

おそるべき牡蠣プレート 一個400円相当の北浦産岩ガキ五個。

牡蠣プレート恐るべし1980円。その値段も凄いが牡蠣自体も凄い。

牡蠣が重い 実に絶妙な加熱具合。

写真だとわかりにくいがとにかくどでかい。ちょっとした手のひらくらいある。
牡蠣箸で持って重いと感じたのは初めてだ。
加熱してこの大きさってどういうことだ。
でかすぎて二個も食えば今日はもういいんじゃないかなって具合だ。
食いついた瞬間、白い特濃牡蠣エキスがどばっと口の中に溢れ出て、
溢れ出すぎてかえって牡蠣嫌いになるかと思う。
あくまで新鮮で純粋だったから良かったものの、
これ少しでも臭みや雑味があったらアウトだった。危なかった。
俺牡蠣好きなんだけどやっぱり一番好きな部位は磯の香り高い前方のビラビラ部分だなと改めて思う。
とは言え「海のミルク」の面目躍如、
言葉通りの爆発感を楽しみたい牡蠣の腹派の人達には強くオススメしておく。

本来は昼食をとるためだけに来たので泳ぐ装備なんか何も持ってきてないのだが
こんな綺麗な海目の前にしてここで泳がない手はない。
観光客はそれなりにいるがトランクス一丁になって砂浜へ。

しあわせー しあわせー。

時折小さな岩が覗いているタイプの白い砂浜。波は穏やかでもの凄い遠浅である。
砂浜を歩いたさい厳島で買った草履が早くもぶっ壊れてしまったがなあに広い心で許そうじゃないか。

波間にゆらゆら揺られながら青葉茂る山々からのミンミンゼミの合唱を聞く。
これすなわち極楽である。

海彦と山彦が喧嘩しない世界はかくも穏やかだ。

ちなみに、写真中央付近の谷間、道の駅のすぐ横に小川を質素に堰き止めたちょっとしたプールがある。
海と違い安心して遊ばせれるので小さな子供も割と多い。
ぶっ壊れた草履を持ったスケスケのトランクス一枚怪人物
銭湯よろしくプール中央に鎮座ましましていたら通報もやむなしといった風情だが
シャワーのかわりに入る川の水は格別なので
幼年幼女とその親御さんにおかれましてはどうか大目に見てほしい。





2014/08/31
夏ももうすぐ終わろうと言うのに実家帰省編・まだ続く。

シッタカが食べたくなったので行きつけの磯に採りに行く。
前回お試しで泳いでみてヒオウギを採った場所だ。

にほこがうら
御鉾ヶ浦。神代の由緒ある格好いい地名。


磯にいる小型の巻貝達を総じてシッタカと呼ぶ。磯玉とも言うし三角ミナとも言う。
ほとんどが小さいが味が良く、野趣溢れる酒の肴になる。
中でも一番味がいいと思うバテイラは割合流通もしていて、磯焼け前はこの場所でもたくさん採れた。

潜ってみるとやはりいい感じでホンダワラの林がある、基本的にガラモ場である。

なんだろこれ
なんだがよくわからないつぶつぶ海藻。バロニア系?


海藻の種類も結構豊富。

たからがいタカラガイ。多分ハナマルユキ。とても可憐で可愛い名前。

適当にシッタカを探しながら写真を撮る。海の中は細かい所まで楽しい。
20分ほど潜って遊んで、採ったシッタカが水着のポッケに入りきらなくなったので終了とする。

しったかいっぱい なんか、大漁。

なぜか驚くほど大型の個体が多い。最終的にはサイズの小さい奴は逃がして、大きいやつだけ狙った。
かつてはこんなに大きな奴はめったにいなかったのだが・・・なんで誰も採らないんだろう?

ちなみにわかりづらいが、左側に6個位あるのが目的のバテイラ。割と大型であるものの圧倒的に数が少ない。
その下のちっこい奴はクマノコガイ。これもおいしいからちょっとキープ。
その他がウズイチモンジギンタカハマ。大型個体はほとんど全部ギンダカハマであった。

さらさばていとぎんだかはま よく見れば違いは明白。

ヘソがあって赤い稲妻模様が中心に向かっているのがウズイチモンジ
ヘソがなく入り口に突起が出てるのがギンタカハマ。 ・・・だと思う。

この場所は昔からウズイチモンジはいたのだが、ギンダカハマはいなかったように思う。
ヒョウモンダコのように南方系のやつらがすこしずつ北上しつつあるのかもしれない。

そして、食べる上で問題なのは、この二種が極めて食べづらいという点だ。

写真を見るとわかると思うが、こいつらは入り口で蓋をしない。
蓋がないわけではない。サザエのように硬い蓋ではなくなんだが薄くてしなやかな蓋なので
貝体の引っ込みと共に蓋が入り口で引っかからず一緒に奥まで引っ込んでしまう。
つまり、通常の巻貝よりも深く引っ込んでしまうのだ。入り口から180°以上引っ込む。
そりゃもう竹串なんて届かない。


どうするかというと、ハンマーで割るしかない。

コレがめんどくさい。そしてもったいない。
殻を割ると真珠層やらなんやかやが細かく砕けてしまい、硬い腹足部分は洗えばいいものの
柔らかい内臓部分は砕けた貝殻が入り込んでしまい食べるには不向きになってしまう。
またこいつらは異様なまでに貝殻の先端のほうまでギュッと隙間なく入り込んでいるので、
引っ張る摩擦に内臓部分が耐え切れず切れてしまい、まともに完全な形で取り出せない。

一応言っておくが、内臓部分もうまいのである。
ギンタカハマは石灰藻も食べるらしく途中ジャリっとする箇所もあるのだが
中腸線(一番奥の緑色とか白のくるくる部分)の味はよく、
良いからこそうまく食べれないのがうらめしい。

しょうがないから、服足部分だけ集めたのが、これ。

おいしいよ おいしいよ。おいしいけど・・・

こうなると、やはりバテイラのように内臓と筋肉を一緒に食べる渾然一体の美味さにはかなわない。
おいしいはおいしいのだが、しかも冷えるとなんだか妙に硬い。
生の時は刺身でいけるんじゃねえのってくらいの硬さ。

・・・なるほど。誰も採ってないのは合点がいった。

ギンタカハマ沖縄や南方系では割と高級品らしいのだが、
はたしてコレをどうやって料理するのか興味は尽きない。
前々回のイシワケイソギンチャクのように、所変わればなんとやら。である。



おまけ。

この御鉾ヶ浦周辺は中々風光明媚な環境なので、もし近くを通りかかったら寄ってみるのもいいと思う。

黒田の家臣 黒田の家臣

ちなみに黒田の家臣はそういう地名の小島で、移送中の幕末の志士3人が斬殺された場所でお墓。
綺麗だけどあんまり泳いだり釣りしたくない場所である。

馬ヶ背 馬ヶ背

見事な柱状節理の地形。パンフレットとかにもよく載ってる場所。

さらにちょいさき 日向岬周辺

このへんは大体こんな感じの地形。中々にダイナミック。

御鉾ヶ浦周辺一望 米の山展望台

展望台からの御鉾ヶ浦周辺一望。
ここは風通しもよく、人もあまり来ないので馥郁とたちのぼる夏の草いきれを独占できる。
中段左あたりに見える小島が黒田の家臣。





2014/08/22
実家帰省・さらに続き。

実家に帰って何するのかと問われれば、
「キンセンガニと遊ぶ」・・・と胸を張って答える事ができるほど
もうそれは帰省目的の大半、私のライフワークに近いものになりつつある。

めす 相変わらずかわいい。

具体的な目標は、
「キンセンガニがギコギコ鳴く姿を動画に撮ってどっかの動画サイトにでもアップする」
こと。

おす いかす。

・・・なのだが、

結論から言うと今年も空振りであった。

一匹のメスが掘り出した瞬間「ギ・・」と鳴いた気がしたが、たぶん夏の暑さが見せた幻聴であろう。
鳴かないなあ。鳴く条件がわからない。
あとやっぱり毎年毎年こいつらの行動様式は変化しているようで
オスに限って今回は捕まえるとやたらめちゃくちゃ暴れる。
一体どうした君たち。前まであんなにおとなしかったじゃないか。
ちなみに鋏まれると当然痛い腕には強いトゲもあるし
そもそも構造上甲羅の鋭くとんがった部分を持たざるおえないカニであり
かつ瞬時に砂に潜る生態上、波打ち際で一度取り逃がすとまず再発見が不可能なため、
この「とにかく暴れる」戦法はかなり有効と言える。
(ちなみに、スタミナが切れるのも早いみたいで、
大体持ち上げて10秒も暴れるとその後は観念したかのようにおとなしくなる)

砂浜は清浄で 草履を腰に下げて素足で歩く。

今回も同じ所でキンセンガニを調べていたのだが
(・・・というか、この海岸以外でキンセンガニが捕れるところを寡聞にして知らない)
引き潮にあわせて行ってみると少し砂浜の様相が違ってて、
あちこち小さなタイドプールが出来上がっていた。
深い所だと大人の腰くらいまであり、そのまま渡るのはちょいと無理な場所もある。
泳げる装備で来ればよかったな。(この浜は離岸流が強く遊泳禁止なのだ)

普段の私のキンセンガニの見つけ方は、潮の引いた砂浜の上に残った歩行潜行痕跡を見つける、
もしくは波打ち際活動時の潜行場所暗記なのだが、
幸運なことに今回はこのタイドプール内でかなりの数の個体を
観察する事ができた。動きの少ない水の中で見るのは初めてだ。

ちなみに、なんか大部分がプールの底でぽやーんとたたずんでいる風情。
時折ペアのやつらがいて、お互い向かい合って至近距離で見つめあったりしている。絶対なんか会話してる。
ボディの色が明るいため止水中だと結構目立つのだが、かなり目が良いようで
水中からの屈折率もあってか大体3〜4メートル圏内に入ると察知されて砂に潜られる。


んで、鳴かないけどまあいいやとキンセンガニを見つけては逃がし見つけては逃がしキャッキャウフフしてたら、
なんかこのキンセンガニを捕獲してる爺さんに遭遇。ビニール袋に15匹ほど。
どうするのかと聞いたらなんと味噌汁に入れて食べるのだと言う。

・・・・食えるんだ、コイツ。

・・・・食えるとわかったら・・・・食ってみざるおえないじゃないか!

そういうわけで、メスは小さいし何よりこの時期は100%抱卵してるしで、
とりあえず大きめのオスだけ探して三匹ほど持って帰って食べてみる事にした。

・・・どうでもいいけど、今年のキンセンガニがやたら暴れるのって、
もしやあの爺さんのせいではなかろうな。

すまぬ 連れてこられた三名。

まずは、オーソドックスに塩茹でにしてみる。

キンセンガニ塩茹で 
・・・すまん。成仏してくれ。


15分くらい茹でて、いざ実食。

正面顔 正面顔。普段見れないマウスオープン状態。

ふんどし部分と口器部分は近頃のガンプラみたいにキッチリと一部の隙もなく密閉可能。カッコイイ。
目の下部分の甲羅に毛で覆われた用途不明の丸い溝がある。なにか意味があるのだろうがよくわからない。
さて、殻を剥いてみるか

・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・剥けねえーッ!

硬い

カニの剥き方のセオリー通り、
ふんどし接合部の境目に左右親指の爪をかけて本体と甲羅を引き剥がそうとしたのだが
これが全然、まったく、常軌を逸して、ハンパなくマジ硬い。
びくともしない。ふんどしが脱落するほど力を込めてもまだ開かない。
まさかの通常の開け方がまったく通用しないカニである。

われた

結局、甲羅の方が先に割れた。

かにみそ

この状態になってようやく甲羅を外せた。
殻が硬く、厚みがあるのももちろんだが、
通常のカニよりも組織間の結合がしっかりしているようだ。パーツ構成の妙でもある。

驚いたのは、写真でわかるとおり鰓にまったく砂をかんでいないこと。
 一粒も存在しない。(これは他の二個体も同じであった。)
砂中に住む生物にあってこれは驚異的である。

恐らくキンセンガニは特殊なフィルタリング及び完全密封された体構造を持っていると考えられる。
砂中潜行時、口から水を出して(恐らく呼吸用の)穴をうがつのは見て取れるが、そうだとすれば
先ほどの口器の異様なほどのはまり込み精度の高さもある程度納得はいく。

分解一覧 ・・・分解一覧。

さて、それじゃあ身を食べてみよう。

ぶらぼーきんせんがに 思ったよりもうまそう。

わかってたけどサイズが小さいから食べれる所も小さい。すするようにして食べる。

・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・いかん。これはいかん。

・・・・うまいぞこれ。かなりうまいこれ。



私的にはガザミに匹敵するか、あるいは上。
ミソはガザミソからある種の粗野さを排除した感じの、あくまで上品でコクのあるうまさ。、
身質はガザミに酷似しているが特有の酸味はなく、滑らかで確かな甘味がある。
全体的に上品おかしなクセがない。ビックリだ。


残った二匹は味噌汁にしてみよう。

防御力が高すぎて活のまま解体するのはかわいそうすぎて無理なので、しばらく冷蔵庫の製氷機に入れて〆た。
二つ割にしようと思ったが何しろ硬くて出刃が通らない。
玄関に持っていってハンマーで甲羅を割って外す。

みそしる キンセンガニのお味噌汁。

茹でてあれだけうまいとなれば、味噌汁にどれだけ出汁が出るか期待が高まる。

・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・出汁、まったく出ず。

なんでだ。不思議だ。カニの風味がまったく出てない。これっぽっちも味しない。
あの爺さん味噌汁に入れるとか言ってた(あと中に砂をかんでるのでよく洗うとも言っていた)けど、
あれホントか?
各部がしっかりしていて殻が厚いからエキスが外に出て行かないのかな。
塩茹でが妙に美味しいのもその辺が関係してるのかもしれぬ。


しかし驚いた。まさかこんなに美味いカニだったなんて。
かわいい・たのしい・おいしい、三拍子揃ってるまさにカニ界のアイドル。
・・・とくれば普通は乱獲されて絶滅まっしぐらコースだが
ちいさい・かなり食べづらい、この二点でぎりぎりセーフだった感がある。

こういう味が良くてガタイの小さなカニを美味しく食べる方法に
「カニ汁」
(カニ数匹をまとめて丸ごとコナゴナに叩き潰して濾し取り
その水を火にかけてタンパク質を再凝結させる汁物)があるが、
キンセンガニの場合は殻が硬すぎるからこれも中々大変そうだ。




web拍手
   厳島神社の大鳥居、土台は固めてあるけれど、鳥居自体は土台に打ち込んだりせずに乗せてあるだけで、
   自重で安定して立っているそうです。すごいですよね。   
なんと! あれ置いてあるだけとは! 
それで139年間、大潮や台風にも動じずとは凄すぎる。 恐るべし先人の知恵ですな。




2014/08/15
実家帰省・続き。

厳島から山口・湯田温泉で一泊。
翌日、唐戸市場赤間神社に寄りつつ福岡で姪ファーストと合流。
彼女の部屋などをチェック(なんだか今時の女子大生っぽくない気がする)しつつ
九州大学伊都キャンパスへ。

きゅーだい 
きっとここに薔薇色のキャンバスライフが。


驚いたのは、とにかくでかい。でかすぎる。立派すぎる。
なにかキャンバスを日本一にするみたいな野望があるそうで、
広大な敷地のあちこちで巨大建造物の工事中。
なんかよくわかんない実験で使ってる怪しげな森とかもあり、徒歩で全部回るのはちょっと大変である。
まるでアニメとかに出てくる学園都市のようだ。
そう思って見ると、そこらへんを歩いている若人どもも
とたんに高エネルギー生命体に見えてくる。むう、うらやましいぞ。
(ちなみに彼女の所属する部室を見せてもらったが、かつての私達の部室みたいに普通に超汚かった。
運動部なのにスーファミとか64とか置いてある。
あと何故かキングダムが全巻揃っていた。俺の本も置けよ(無理))

姪ファーストと別れ、佐賀・武雄温泉で一泊。
今回、有明海で「ワケノシンノス」を買う、というのがひとつの目標なので二年ぶり、再び有明海へ。
ワケノシンノスというのはイシワケイソギンチャクのことで、
有明海でも柳川あたりのごく限られた地域でしか食用にされない。
が、ある魚屋さんに電話連絡してみると、今年は採り過ぎたのか漁獲量が少なく、
しかも注文が入りすぎてモノがないとのこと。
そしてちなみにもの凄く値段が高い。なんと`5000円である。強気にも程がある。
イシワケイソギンチャク自体は別に珍しい種類ってワケでもなく、干潟であればどこにでもいる。
事実、私も厳島の干潟で生息を確認している。
アナジャコの巣っぽい穴の入り口で透明感のある綺麗な触手を開いていた。
ついつい写真をとる前に本能的に指を突っ込んでしまい、なんだかスルスルと奥に引っ込まれてしまったが。
たしかにこれは採るのは大変な気もする。これが強気な値段設定の理由やもしれぬ。

しょうがないので太良へ行きガザミを買い、途中鹿島道の駅で 採れたてのテナガダコを買う。

てながだこ 
活物。マダコと比べるとおよそ四分の一くらいの値段。驚くべき安さ。


ガザミは買ったお店でそのまま茹でてもらい、それを待つ間適当に焼牡蠣などを食べていたのだが
中でも驚いたのはコレ。

おそらくハイガイ アカガイの仲間。おそらくサルボウ。

驚くのはその値段で、一皿200円。むしろ安すぎて国産かどうかいぶかしむ。
味は、割と濃い目の甘い味付け(恐らくソバツユ昆布だし)なのでちょいと素材が潰れてる感があるが
鰓のヌルみ赤貝系独特の爽やかな香気が仄かに感じられて十分うまい。

ちなみに、前述のイシワケイソギンチャクだが、
柳川から一時間ほどしか離れていない太良ではまったく食べる習慣がなく
事実この店のおねえちゃんはワケの存在自体知らなかった。
つまりは漁獲対象ではないということで、おそらく資源量も相当数保存されているはずである。
これ、普通にビジネスチャンスじゃねえのかなあ。

その後は、一路実家の宮崎へ。
帰って買ったテナガダコをさばいて食べる。

てながだこーす 
たこづくし。吸盤洗うのがちょっとめんどくさかった。

右から、生・炒め物・茹で。
あー、確かに味、香気共々マダコと比べると薄い。
薄いが水っぽいぶん食感が柔らかく、そのままのブツ切り生でも十分にうまく甘味がある。
600円でこれなら安すぎる。


この後は釣って泳いでキンセンガ二と戯れる予定。
夏はいい。夏は楽しいなあ。





2014/08/06
二年周期の帰巣本能が働いて実家に帰省しておりました。


今回は福岡在住姪ファーストが九州大学を案内してくれる運びなので飛行機は使わず
広島は安芸の宮島厳島神社に寄り道。ここ、一度行ってみたかったんだよね。

宮島口からフェリーに乗って厳島へ。フェリーは15分間隔とかで出てて料金たったの190円。やしぃー。
すでに対岸から大鳥居が見えてワクワク感はんぱない。

島に着くとターミナルの出口にいきなり鹿がいて、外人のパンフをもぐもぐやっていた。外人大喜び。
つかここ鹿がそこかしこにいる。
面白いのは奈良なんかの鹿とは異なり、基本的には双方無関心の距離感があるということ。
向こうから鹿がてくてく歩いてくるけど特に何の警戒も注意もなく近距離を普通にすれ違う感じ。
ついなんとなくすれ違いざまにお尻を「なでりっ」てすると
「ん?」
ってこっちの方を一瞬見るけどそのまま何事もなく向こうの方に歩いていく感じ。
なんだろうこの不思議な自然さは。

海沿いを5分くらい歩いて厳島神社へ向かう。

宮島海岸 風景もステキだが干潟もステキ。

過去にしまなみ海道を原付で走りぬけたときも思ったのだが、
瀬戸内は海藻資源が豊富なんだなと思わせる風景が多くてよい。
潮流になびく色とりどりの海藻を見ているだけでもとても心安らぐ。
磯焼けによって見渡すかぎり灰色の転石とガンガゼしかいなくなったかつての実家の海、
ああいうのは二度と見たくない。

海岸にも鹿が多数降りていて、打ち上がったアマモをもぐもぐやっている。

それにしても干潟がステキである。到着した時はちょうど干潮で、大鳥居まで歩いてゆけた。

まじでかい でかい。マジでかい。

大鳥居ほんとにでかい。海と空と山に映える朱のコントラストが素晴らしい。

明治8年に建てられた8代目なのだそうだが、
土台の礎石が見えずそこに生えてあった6本の木をそのまま鳥居にしたような意匠のため
圧倒的巨木感と凄みを感じる。一体どうやって建てたものか。本当に根っこ生えてるんじゃないのかコレ。

このあたりの干潟の泥質は、二年前に行った有明海、熊本は荒尾の泥質と瓜二つ。
かなり硬い礫砂でほとんどぬかるまない。
そしてポコポコ穴が開いている。指を突っ込んで確信する。これアナジャコの穴だ。 うわー捕りてえー。
ちなみに境内一帯は当然禁猟なので非常に珍しいまったくの手付かずの干潟と言える。神域干潟。
それを神社の欄干の上から見る贅沢、ちょっとたまんない。

本殿 
干潟好き神社好きにとって、ステキとしか言えないステキ空間。


到着が遅かったので今回は厳島に一泊。翌日、潮が満ちたコンディションで神社参拝。

入り口が決まってるタイプの神社で、参拝料300円。
フェリー乗り場方面の客(まろうど)神社側が入り口である。
実は時間調整のため先に宮島水族館へ行ったのだが、
そうすると敷地面積と入り口の関係上、わりと歩くことになる。

客殿 本社側から見た客神社。

基本的に、どこをどう切り取っても絵になる神社である。
板張りの床は厳かながらも懐かしさを含みながらきしみ、干潟に寄せる潮の音と混ざる。
満ち潮に乗ってボラの子供やクサフグが足元までやって来る。
静謐な空間でありながら生き物の気配がざわめく。

ちなみにここは観光客という生き物も非常にざわめく。
行ったのは平日なのだが、もし休日だったらどうなるのコレ?と心配になるほど多い。
今、この島の過半数は外人なんじゃね?と思うほど外人が多い。色んな国の人がいる。

舞台 能舞台。潮につかる飛び石なんかもいい風情。

厳島神社界隈は海と山がコンパクトに隣接した土地なので、
そこらへんちょっと散歩するだけでも中々に楽しい。

神官街 古町風情がある滝小路。

ロープウェーで弥山に登る予定だったのだが、残念ながら運休中だった。
(復旧はこの翌日というタイミング)
海にばかり目が行きがちだがこの島は真水も豊富なようで、
そこかしこで苔が非常にいい感じでムシてる。

やまみち 適当に山道をいってみたり。

山道を行くと妙に開けた場所でたむろした鹿がのんびりしてたり。

宮島水族館は施設が新しく清潔感がある。出来てまだ二年くらいらしい。入場料は1400円。
施設規模は中くらいだが、コツメカワウソと握手とか流行の海獣ショーなんかも押さえており堅実な作り。
ちなみにアシカショーで何故か最終ワッカ投げ役に抜擢されたりしたが見事成功。
お相手のカリフォルニアアシカのミーチャちゃんにキスしてもらったりなんかして僕たち結婚します。

干潟 降りて干潟を眺めたり。

・・・それにしてもよい干潟だ。

土産物通り 参道に軒を連ねるお店。

フェリーターミナルから厳島神社への表参道は、土産物屋やら焼き牡蠣屋やら観光情緒溢れた感じ。
でかいしゃもじが置いてある。
アナゴ押しらしくアナゴ飯を出す所も多い。
宿泊した錦水館参道側の定食屋でアナゴ飯カキフライ付きを食べてみたが当然うまい。
・・・2400円だがな! あとなぜか錦水館は波平のパチもんみたいな謎のおっさん押し。謎すぎる。

のんびり鹿 
海沿いを歩いていたら見かけた光景。普通に営業中。しかも中にお客さんわりといた。


そういうわけで初宮島、中々に堪能した。

厳島神社とその周辺地域のアクセスとロケーションは群を抜いており、外国人観光客が多いのもうなずける。

神社も、苔も、鹿も、干潟もとてもいい。
文句なしにオススメできる日本の観光スポットのひとつだと思う。

絶景なり




web拍手
   こんにちは! 最近更新がありませんが、いかがお過ごしでしょうか?
帰ってきてからさてHPアップすべえと
わが愛用のパワーショットD20を画像処理するため仕事用PCにUSB接続したら
「通信エラー」とか表示されて、調べてみたらなんかこのカメラ、
画像メモリー容量が大きくなりすぎるとUSB転送できなくなるらしい。
(今まで撮り貯めた画像で容量36Gほど使っていたがなんじゃあそりゃあ!)
しかたないので仕事機内臓のカードリードライターに
直接SDカードを刺してみたが何故かフォーマットを要求される始末。
使ってるメモカがSDXCで、仕事機のOSがXP。
なのでこの形式のメモカサポートしてないこと判明。ついでにXPのサポート自体もすでに終了。
しょうがないのでUSBカードリードライターを買ってきて
ネット用PCに接続。カメラ→ネット機→仕事機→ネット機とやっていたら遅くなりましたてへ。




2014/07/14
ベイドリームにヤシの実(ココヤシ)が売っていた。200円。
元の値段は580円だから随分な見切り品のようだ。
しばし迷ったがたまにはこういう変な果物買うのもいいかと購入。
小脇にヤシの実を抱えて休日のショッピングモールを歩くとファミリー層から中々の注目を浴びる。
割と悪い気はしない

原付の前かごにヤシの実入れて走るとなんか南国気分でウキウキする。早速玄関先で解体だ。

ヤシ 十数年前に関の刃物市で買った鉈、久々の活躍の機会

鉈で上のあたりにガッツンガッツン切込みを入れていく。
・・・む、表面上液浸がなかったから大丈夫かと思っていたがヘタ部分が真っ黒になって内から腐っている。

・・・やりやがったなベイドリーム。

安いには安いなりの理由がきちんとある。蟹でこりたはずじゃあないか。

とりあえずココナツジュースを取り出すべく器にサカサにしたが

くろい 黒いお椀でわかり辛いですが、色は黒いドブ水色です。

ドプドプと黒い液体が流れ出てくる。

こんなもん飲めねえ。

・・・でも腐敗臭はしないな。メロンみたいな果物のにおいだ。


とりあえず残った実を食うか。

ここなっつー 白いと旨そうに見える。

ちなみにヤシの実は繊維に覆われた外皮の中に硬い木のボールのようなものが入っていて、それが本体。
その木のボールを割って中のジュースとコプラ(白い可食部)をいただく。

コプラは五ミリ幅くらいで殻の内側に張り付いているので
先のとがった金属スプーンみたいなのがあればベストなのだが
ないので指の爪で適当に剥ぎながら食べる。

感触とイメージはナタデココ。味は当たり前だが仄かなココナッツ臭、それと植物性の油の味
・・・うん。甘さがほとんどないから美味しく感じない。
もにゅもにゅした味の薄い油のコンニャクを食ってるみたい。
ザ・ヤシの実って感じの味。期待しないで食べた方がよい。

ちなみにこの実、種のくせに子葉がどこにも見当たらない。
コプラは多分胚乳に当たる部分だと思うが、これがいずれ分化して子葉になるのだろうか。
花火の寸玉みたいなのの中には人間に必要な水と脂質。まるで人工物、水筒みたいだ。不思議。
何世紀にもわたって南方の船乗りたちの喉を癒し続けたと思うと、やはりヤシの実にはロマンがある。


・・・ロマンはいいが割に合わない。
このままでは私がベイドリームに負けた感満載である。
金額の問題ではない。目利きの敗北を感じたその心が将来に禍根を残すのだ。
自らを信じぬ者に人生は微笑まぬ。

もう、飲むしかない。

いや実際、上でも言ったように腐敗臭はないのだ。おかしなのは色だけである。・・・多分。

とりあえず木屑なんかのゴミが大量に浮いてるので茶漉し通してみよう。

うん、むり。
やっぱ無理だこれ。

・・・もっと目の小さいキッチンペーパーで濾してみよう。

ドモホルンリンクルのお仕事か

細かいゴミが多すぎて中々濾し取れない。
なんか某化粧品で見つめるだけのお仕事みたいな感じで一滴一滴溜まるのを待つ。

そして、濾過作業四順目。

これならいけるぜ

ようやく透明感出た。これならイケるぜッ!

・・・イケるのだろうか。とりあえずヤシジュースは生ぬるいとまずいらしいので冷蔵庫で冷やす。

普通100%廃棄するようなものをいい大人が意地になって飲むのってどうなん?と一瞬思ったが
相変わらず匂いは普通である。ほのかな果物の香り。
バナナだって熟れれば黒くなるじゃないか。多分それだそれ。

キンキンに冷えたのをちびりとやる。

・・・。
・・・・・・・うん、飲めるな。普通に。

ぐびりとやる。
・・・飲めるけどそんなに激烈に美味しいもんではないかな。冷えててうまいけど。

相変わらず甘さはほとんどなく、香気とわずかな油の味。
例えるならメロンの真ん中の種の房の所に溜まった水を集めた感じ。うん、味と匂い共にまさにあんな感じ。
だいぶ濾過したので味が薄くなってる可能性もあるが、のどごしにしつこさが皆無なので
乾いた時に冷えたやつをぐびりとやればかなり美味いだろうと思う。もうちょっと甘さがあればいいのに。



余談。
濾過に使ったキッチンペーパーをビニール袋に入れて置いていたら夜、
ビックリするぐらいゴキブリが大量に入ってて
頭を突っ込んで一心不乱にちゅうちゅうやってた。
こいつら全部カブトムシだったらよかったのにと軽く逆上しつつ
素早く袋の口を縛り冷凍庫に突っ込んで全員まとめて冷凍刑執行。南無。





2014/07/08
このところ近くのスーパーでマグロ心臓が売り出されるのでよく買ってる。
一個150〜200円くらいで安いのもありがたい。
生の状態だと若干微妙な魚の血の匂いも火を通してしまえば旨みに変わる。
心筋の動物的ハツな味わいと動脈球(白い部分)の正統焼き魚的香りモニュコリした歯ごたえがあいまって
妙に癖になるうまさ。一個や二個は余裕でペロってしまう。

ちなみに買って即塩焼きにすると心筋内部が微妙にやわらかいまま魚の血の味が濃く染み出すので上級者向け。
一度試しに牛乳に漬けてから焼いてみたが、
若干味がハッキリした?ような?どうなの?程度のプラセボ的な差しか感じられなかったので結局
軽く絞り洗って適量塩を振って一晩寝かせたものを焼いて食う。とどのつまりこれが一番うまい。

まぐろはーと 白い部位重要。欠損なくちゃんと付いてるのを買おう。





2014/06/30
友人に連れられて沼津の静浦漁港と言う所で堤防釣りをやってきたが
特にめぼしいものもなく残念帰還。
場所が悪いと言うよりタックルがまったく合ってなかったのが敗因である。
なんかみんなロケット浮きつけて遠くに投げてサバ釣ってた。
面白いのが、ここには堤防を自主管理するじいさん達がいて
「ゴミを捨ててはいけません」とか「コマセは洗い流してください」とか
拡声器を使って練り歩いているんだけど
時折「あと30分位したら風が吹いてきます」とか
「あと20分位で雨が降ってきます」
みたいなことを言う時があって
それがピタリと命中する事。天気を分単位で当てれるってちょっと凄い。元漁師さんとかかしら。

まあそういうわけで、今回の獲物は針を飲んじゃったクロスジイシモチ一匹だけ。
くろすじいしもち 三頭身魚。

ちんまい。10cmに満たない小魚であるが、殺した以上はなるべく食いたい。
塩焼きにでもしようかと思ったが割と魚体が磯臭いのでウロコと内臓を抜いて味噌汁に入れた。

食べてみるとくせのない白身で味はわるくない。なんかオオメハタ(でんでん)に似てる気がする。
味はわるくないがとにかく小さすぎる。シャリシャリとした骨がうっとおしい。
こいつらネンブツダイ系はすぐ釣れるし
30cm位まで成長するならとてもいい漁獲対象になるのになあ。

おまけ
いし名前の通りサイズの割には大きい気もする耳石。




2014/06/24
こっちではあまりゲームの話はしないのだが、
なんとなく新ハードを買っちゃったので覚書っぽいのをひとつ。

てぃーびー・・・新はーど

買っちった。VITATV。
とにかく薄くて小さいのに驚く。タバコの箱くらいの大きさしかない。
こないだPS4コントローラーに対応したのだけど、
現段階で出荷しているものはファームウェアの関係上起動にPS3コントローラーが必須。
携帯版での冒頭ページめくりがオミットされていて、
起動するといきなりホーム画面に飛ぶので割と放り出された感がある。
ちなみに同一コントローラーをPS4等と交互に使う場合、
無線を使う限りは一々ペアリング設定をしなおさなければならないため
USBコードの長いやつ買ってきてそのつど有線接続した方がぶっちゃけ楽である。

試しにダンガンロンパ1・2リローデットを起動してみたのだが、これが実に綺麗。
元々PSPバージョンしかプレイしていなかったのでちょっと感動するほどである。
PS3でプレイしてるみたいだ。
でも何故か音量が馬鹿でかい。音量調節は本体側とソフト側の二つあるのだが、
フルボイスのイベントシーンとかに入ると音量が上がってしまう。なんじゃこれ。


PSコンを使うと言う事で、VITATV購入を考えてる人の大半の関心は
多分L2R2L3R3が使えるかどうかだと思うが
ソフトウェアキーボードはL2R2対応しているにもかかわらず、
タッチパネル操作に対応するためのL3R3の切り替え設定があるだけで
実は困った事に本体側にはボタンコンフィグの設定項目はない。
なので現状、肝心の「VITATVならL2R2が使えて操作が快適になるのでは?」という
このハードならではのイニシアチブは「ソフトメーカーの対応しだい」という実に微妙なものになっている。

たとえば、ダンガンロンパにはボタンコンフィグの設定自体がないためL2R2は使用不可だし
逆にマリシアスリバースはver1.02からVITATVに対応、
L2R2L3R3すべてボタンを割りふれて実に快適にプレイできる。アルビオンえらい!
(えらいけど出来ればPS4性能でマリシアスリバースリバース出して下さい。
ちなみにスカイガンナーリバースが出たら嬉失禁する自信アリ)


ところで、僕の使ってるTVは42型レグザZ9000なのだが、
ゲームダイレクトをONにしていわゆるドットバイドットにしないと
特にSTGではちょっとゲームにならないほどの遅延が発生する。
VITAの内部解像度は960×544なので
ドットバイドットだとTV画面にはそのまま小さく表示されてしまうのだが
これはVITATVの設定に表示解像度変更の項目があり
(420p・720p・1080iの三つ)、それを1080iにすることで解決する。

ところが、VITATVでPS1アーカイブスのゲームをやろうとすると
ゲーム起動時に何故か画面サイズを720pに強制変更するという謎仕様。
(ちなみにPS1ゲーを終了させても画面は720pのまま。自動では戻らない) 
快適プレイはちっちゃい画面でしか出来ない。なんじゃこれ。
よって現状、VITATVでのPS1アーカイブス利用には大きな疑問符が付く。
おとなしくPS3でプレイしろということなのか。

実はVITATVはPSPゲーの運用(僕の場合主にダライアスバースト)についても不可解なところがある。
VITATVでPSPゲーを起動すると、
前記のPS1アーカイブスの解像度強制変更のようなものはなく普通に全画面プレイは可能なのだが
何故か強制でスムージング機能が立ち上がって画面が若干ボケてしまう。
携帯版だとスムージングON・OFFは設定できるのだが
VITATVでは何故かその項目自体がオミットされていて変更不可能。
強制スムージング。強制ボケボケ。なんだこれ。なんだこれ。
個人的にHDMIで繋ぐダラバーに期待してただけあって中々のダメージ。なめんなよなめんなよー。


最大の不満は「トピックス」という常時駐在するアプリ。
これはぶっちゃけ広告ページで、なにかゲームを終了するたびにこのページに飛ばされる。
これを中継しないとホーム画面に戻れない。

VITAのアプリ同時起動数上限は6個なのだが、
そのうちのひとつを強制的に占有している上に、最大の問題は、
現状この広告アプリを消す手段が存在しないということ。
これは冗談抜きでもの凄く不愉快。とっととアプデして消せるようにしてください。


総括すると、VITATVは現段階ではまだ全然こなれていないハードであると言える。
完全清音と省電化がナスネ運用にプラスになるかもしれないが、ゲームハードとしては現状
「VITAオリジナルコンテンツで、
なおかつVITATVに対応しているソフトを大画面&良音響でプレイしたい」
場合以外での
存在価値はない。

ダンガンロンパをプレイしつつ、これからのアプデに期待します。
(ちなみに、ダンガンロンパプレイ環境としては現段階で最高峰のハードです)




2014/06/17
なんとなくJAぷれっぴーに寄ってみたら
なんか聞いた事のない名前の柑橘品種が売ってたので買ってみる。

めいぽめろ めいぽめろ

「メイポメロ」・・・一体何を意味した何語かもわからない不思議な響きの名前がイカす。
ちなみに写真ではわかりづらいがかなり大きい部類の柑橘。
正直に言えば、みてくれや大きさ等、中型のばんぺいゆと区別が付かない。

なかーみ 割るとこんな感じ。

皮は割と厚いがそう硬くはない。指が入れば剥ける。
種は大きいが房の皮は剥きやすく夏みかんタイプとしては食べやすいタイプだと思える。

肝心の味は・・・・普通。
歯ごたえがザクザクタイプで僕好みではあるが
香気甘さ共にばんぺいゆよりちょいとあるようなないような、そんな薄い感じ。
喉を通った後に爽やかな苦味があって、それは中々良い。

調べてみたら「誕生から30年、隠れた人気者」みたいな事言われてて、
さすがに30年は隠れすぎじゃあねえのかと思いました。




2014/06/09
イシナギ味雑感の続き。

大量に貰った卵巣
とりあえず試しに味噌汁に入れてみた。

たまご おいしそう

卵は生の状態だとちょっと確認できないほど小粒で、
一瞬アブラボウズ卵巣の赤黒い恐怖がよみがえったが
火を通すとちゃんと卵になっていることがわかる。
ただ粒の大小が割とバラバラなので、おそらくこれも完全成熟している卵巣ではない。

味は悪くないが自己主張がない。粒が小さいためのどごしを楽しむタイプ。
色合い的にも粒の大きさ的にも味わい的にも、非常にハモ卵巣に似ている。
癖がないため出るところに出ればおそらく最高級品になる。うまく塩蔵すれば人気が出そう。


肉と皮をソテーで。あと卵をいつもの煮付けに。

ソテーと煮付け卵 ちょっとしたステーキみたい

肉を少し厚切りにして塩コショーでソテー。うまい。
焼き魚と同じで火を通し過ぎないようにするのがコツと言えばコツ。
生状態時の心地よい食感を残しつつ同時に変性したタンパク質の味わいを楽しめる。

湯引き状態ではまったく噛み切れなかっただが、このくらいまで火が通るといい感じになる。
細胞間質(いわゆるコラーゲン繊維)が豊富でちょっと歯に絡みつくほどだ。
表面のコリコリ真皮のもちもちが両立していておもしろい歯ごたえなのだが、
やはり「河のにおい」がわりとする。

卵の煮付けは無難にまとまっている。
ただ、のどごしがさらさらなのでもっと薄い味付けの方が確実に合う。
すまし汁卵とじ、豊富な皮のコラーゲンを利した煮こごりなんかに使えばおそらく最高だろう。
料亭の出番だ。


マグロでもわかる通り生き物は部位ごとに味が全然変わる。巨大であればあるほどそれは顕著であるため
前にも言ったがこの程度だと「イシナギを食べた!」と胸をはれる状態ではない。
送ってくれた友人の談によると腹側は非常に脂が乗っておりスペアリブは絶品であったということだ。

そういうわけで、いつか再び出会えることを祈りつつ
現段階での私の評価は 
「イシナギの横骨部分の味は、すげー歯ごたえのいいスズキの味」
という感じである。




web拍手
   イシナギって何ぞ?と思って検索したらデカイですね・・・やはり海は恐ろしい、素晴らしい。
   あ、フィギュアは手を出してはいけない趣味です、ほんとに増えますよ。
私が昔読んだ図鑑だとたしか「石を薙ぐほどの強烈な引きだから『石薙』と呼ばれる」
と書いてあったような気がしたのですが
調べてみるとどうも漢字表記は『石投』みたいですね。どういう意味なんだ。
ちなみに今回食した個体は120sの大物にかかわらず15分くらいで上がってきたそうなので、
もしやこいつ怪力無双キャラではないのやもしれぬ。
あ、フィギュア、増えますかやっぱり。どうしようキトゥンちゃん。




2014/05/30
少し前に、釣りをする友人のつてでイシナギを食す機会に恵まれた。
いまだ市場では見たことない魚なのでこれはありがたい。

送られてきたのはこんなんの。

肉塊 肉塊と皮の湯引き



卵塊 卵塊

肉塊のほうは横骨がはえてるあたりの部位。
ちなみに写真でわかるようにイシナギはかなり大きくなる魚で、今回のやつは120s級だったそうだ。
肝臓はビタミンA過多なため食品衛生法で流通不可と言う話は聞いた事があるが、
なにしろ一般流通に乗るほど個体数の多い魚ではないので味評価自体も中々のレアさ。


とりあえず肉を刺身にしてたべてみる。

さしみ 贅沢に厚切り、湯引きされた皮も添えて。

虹色に光る繊維が食欲をそそる。
噛んでみるとしっかりとした身質でしゃぐしゃぐとした非常に気持ちいい歯ごたえがある。
味わいとしては脂の乗りも薄くおいしいが淡白
ただこれは歯ごたえも含め新鮮すぎて熟成されてないという部分が大きく、
また牛や豚の部位ごとの味の違いと同じように巨大魚全体での評価としては適当ではない。
正確には「イシナギのこの部分は淡白」とい言うべきであろう。

あと不思議な事に僕がスズキを食べる時によく使う表現 
「河のにおい」の味が肉と皮からほのかに感じられる。
イシナギは深海に棲む魚であり川全然関係ないので、
あのスズキの風味はどうやら環境によるものではないということになる。
イシナギはスズキ目スズキ科なのでその辺、共通の味の因子があるということなのだろう。

ちなみに湯引きされた皮だが、
細切りにしたにもかかわらず冗談抜きで噛み切れなかったのが驚きである。
これこの状態だと食べるの無理だわ。巨大魚の意地を見た気分だ。


長くなりそうなので続きは次週。




2014/05/19
毎年恒例、静岡ホービーショウ行ってきた。

相変わらずの盛況で喜ばしいが、地元民としては人増えすぎの気がしないでもない。

しんかいてい

ダイオウイカ番組で我々の心をがっちりキャッチした夢の全周型深海潜水艇トライトンのキット。
ちょっと小さめだが。

アレー

まだ見てないのでネタバレもいいところだが、なんかでかいやつ。
ちなみにナイチンゲールもありましたが、
初めて正面から見たらなんかザボーガーみたいと思いましたまる。

れんそうほうちゃん?だっけ?

あと隅っこのほうでコイツが子供たちにモテていた。

進撃のモデラーズクラブ

あと年々版図拡大を目論むモデラーズクラブ。もうなんかコミケみたい。
そろそろ危うし企業ラジコンブース。がんばれ!

出た!10式

そしてホビー関係ないけどある意味今年一番の目玉とも言える10式戦車。
これほど間近で見る機会なんて早々あるまい。ボディが質実剛健かつ未来的で凄く格好いい。
90式に比べて随分と軽いので下に鉄板ひいただけでこの場所でも展示可能となったらしい。
時々砲塔旋回してくれたりでみんな大喜び。写真とりまくり。

ホビーショウ自衛隊展示のここ数年は装甲車だのジープだのショボイ(失礼)のばっかりだったのだが、
ここに来ていきなり最高級の大物登場。時代の推移を感じなくもない。


東京マルイ電動ガン試射コーナーも年々本格的になってきていて、今回は15mの射的場を設置していた。
こっちは時代関係ないと思うけど。
ホビーショウでは珍しい参加型アトラクションで毎年最新作を撃たせてもらっているが
今回は「七発当てて景品をもらえ」という
なんかソニックブラストマンみたいなオーダーがあったりして中々の行列。
隣のバンダイブースで流れるガンダムUCのネタバレに耳をふさぎつつ
 ふさいでたらGのレコンキスタ?の映像を見逃しつつ
30分くらい並んでダットサイトの付いたHK416Dデグブルカスタム?ってのを試射させてもらい

時間制限30秒残弾30発

んで、これ貰って帰ってきた。楽しい。





2014/05/09
コミティア終了。ブースまで来て下さった方々、
ほんとにほんとにありがとう!




そしてその翌日、東海大学海洋科学博物館メガマウス公開解剖をするってんで見学に行ってきた。

ひとだかりー もうなんか凄い人だかり

昨今の深海ブームに加えて、元来そういうのが好きな連中が集まってる土地なので
もう押すな押すなの大盛況。
見物客に加えマスコミも大量に取材に来ており、
序盤、取材時間が区切られている事を知らなかった我々一般見物客は
シートが外された瞬間からメガマウスに群がるカメラマンのケツしか見えず、
無駄にヘイトをつのらせたりしたりした。

こんなん ようやく見えた

約4.5m、670`の雌個体。かなり大きい。見た感じなんかグニャグニャしてる。
風向きによってサメの匂いが時々漂ってくる。
ピンとこない方は酒の肴のエイヒレ、あの匂いと同じと思ってもらって差し支えない。
このメガマウスは剥製にするそうで、100箇所以上の各部計測を終えたあとに解剖する流れとなる。

メガマウスの個性的な部分は実は胸鰭だそうで、
胸鰭とその基部を構成する柔軟な組織に際立った特徴があるらしい。
確かに見た感じでも体格に比べてかなり薄いペラペラの胸鰭である。
体の中央にあってイメージとしてはジャンボジェットといった風情。

ひらく さあ解剖。

「サメは出刃包丁一本あれば解体できる」との言葉通り、
 出刃を使って腹を開けてゆく。メスとかノコギリとか使わない。
内臓は基本的には四つの部位、胃袋・肝臓・腸・子宮で占められている。
特に腸は螺旋腸と呼ばれるサメ・エイに代表される古代種特有の独特な機構でまとめられており
硬骨魚類や哺乳動物のソレ比べると外見上は非常に短くシンプルである。
今回の場合でも見た感じ60〜70aくらいの長さしかなかった。
その分1.5gペットボトルくらいの太さがある。
我々の考える内臓と言えばほとんどが腸のイメージだと思うが、
腹腔内にそういったズルズルぐにゃぐにゃした長いのが
詰まってないだけで随分とコンパクトな印象になる。
各パーツが独立した、より機能的・機械的なイメージ。
何故、我々は螺旋腸ではないのか? 
吸収効率?腹腔内での柔軟性?等々、取りとめもなく考えるのは楽しい。

かんぞう 中身はこんな感じで見せて回ってくれた。ちなみにこれは肝臓。

パンパンに膨らんだ胃袋の中には大量の赤黒い内容物
場所柄おそらくはサクラエビではなかろうか。
残念ながら今回の目玉のひとつであった子宮には何もなし。
最後に正面顔を写真にとって帰ることにする。

ぺちゃんこ ぺっちゃんこ

なんかドロボンカラータイマー抜き取られた新マンみたい。

なんていうかメガマウス、やっぱり愛嬌のある変な顔だ。





2014/04/27
である。私の部屋はもう蚊がブンブンである。

五分に一匹ペースで潰しているがやつらはどこからともなく飛んでくる。
隙あらば私を吸おうと狙っている。
三月に入った時点で蚊帳はもう吊ってあるのだが、問題は普段の生活である。

蚊取り線香本シーズンまで温存しておきたい。

そこで活躍するのがコタツである。コタツに入って攻撃対象を上半身のみに絞らせる構え。

と言うわけで、この時期に私の家に来ると、
と、蚊帳と、コタツと、そしてTシャツにパンツ一丁の家主が出迎える
実に季節に則した光景を見ることができる。お得ですね。


PS:もう一度告知。
来週、5月5日(月曜祝日)のコミティア108に参加します。
スペースナンバーは け45aです。いつものごとく多分チラシのみですがよろしくねん。




2014/04/19
河岸の市で久し振りにハダカイワシの丸干しを発見。購入する。

はだがいわしまるぼし こんなんの。

880円。大体16匹ぐらい入ってる。

はだかいわし こんな感じのやつら。

魚体の鱗がすぐはがれてしまうので裸イワシ。腹部近くに散見する黒い転々は発光器である。
見てのとおりカタクチイワシとくりそつなのだが、カタクチイワシニシン目、これはハダカイワシ目
ハダカイワシも深海での食物連鎖の底辺を支える膨大な資源量があると目されており
収斂進化というものがあるが、僕には深海に適応したカタクチイワシとしか思えない。

んじゃあさっそく焼いて食べてみよう。

やけど こんな感じになる。

一応頭からばりばりいける。
焼くと魚体からじゅうじゅうと満遍なく油がにじみ出てくるタイプ
ゆえに筋肉が割とふわっとした仕上がりになる。醤油との相性がいい。
ただし脂の自己主張はさほど強くなく、あくまで軽い。
カタクチイワシほど濃厚ではないが、その分癖がない白身魚寄りの肉質である。
個人的には焼いた直後より冷まして食べたほうが好みだ。うまい。

店の人の話によると、割と病み付きになる人もいるとのことである。
時々入荷はするようなので、見かけたら一度食べてみてはいかがだろう。



web拍手
   『夏の魚』読みました〜!いや〜最高です!最高でした…!!w 
   まずもって『LeviAThaN』シリーズで一番好きな旅人が主人公だったのが、もう、感無量で…(涙 
   今回も絶妙なナレーションとセリフ回しが堪らなかったですし、解剖のシーンにはかなりグッときました…w
   応援のためにアンケートもしっかり送りましたし、次回作も楽しみにしてますっ!!w 
   それにしてもディブ三ツ浦…何気に良いヤツだったんですね…w 
   でも『LeviAThaN』シリーズを読んで部活を知っているか否かで、捉え方もかなり違うんだろうなぁこれw
うひゃあー!アンケートまで送っていただけるなんて・・・本当にありがとうございます!
ディブ三ツ浦の名前まで覚えているとは!嬉しいですね。登場させたかいがあります。
LeviAThaNシリーズで描き切れなかったあの連中のエピソードもいくつかあるのですが
描きたいものがいっぱいあっても描かせてもらえないという今の状態、忸怩たるものがあります。
もっと頑張りたいと思います。ありがとう!




2014/04/13
5月5日(月曜祝日)のコミティア108に参加します。
スペースナンバーは け45a です。
よろしくねー!




2014/04/05
おととしの師走あたりのイベントで、
姪セカンドが卓球の全国大会に出た(それを口実に家族旅行)というのがあったんだけど
彼女は研鑽あきたらず、こないだ同じ大会にまたもや出場、
今度は個人ベスト8全国五位という成績を収めたようである。
いやいや、たいしたもんだ。

んで今回、姪セカンドの応援に行った私の母親が
旅行先から前回買えなかったアレを送ってきてくれた。

なれずし コレー。

魚好きなら一度は食べておきたい一品、
フナのなれずしである。


プラスチックの容器をパックしたもので、琵琶湖産のニゴロブナ使用とある。

あっぷ 拡大。右の白い塊は醗酵したご飯。

思ったよりも魚体が小さい。
見てる分にはやはり、骨ごと輪切りになった身から覗くオレンジ色の卵巣がとてもおいしそうに見える。
パッケの上から匂いを嗅いでみたが無臭。意外である。
しかしこの手の醗酵食品は窓を閉め切った夜に開けると大惨事になる可能性がある。
油断せず開封は翌日に持ち越した。


翌日、ちょうど天気も晴れになったので窓を開け縁側に腰掛け食べてみる。

どぶの匂いみたいなものがするんだろーなーなどという勝手な想像は肩透かしをくらい
驚くほど匂いがない。少なくとも熟れたドリアンとかくさやみたいな不快な匂いはしない。

おそるおそる口に入れるとまったく予想外に酸っぱい。実に酸っぱい。
んん?なんだこれと面食らう。
噛むと身はコナコナしてて卵巣もコナコナしてて、骨もあるはずなのだがそれも感じず、
やがてコナコナは喉に流れて残るは皮のクニクニ感だけ。
卵巣からは若干の河の底の味が漂うが、それ以外の感想はおおよそ「コナコナして酸っぱい」に終始して
残った皮から若干の魚のコクっぽいものを感じる気がするがそれも私の幻想かもしれない。
味の表現が思いつかない。
なんだこれ?なんだこれ?と味わおうとすればするほど
これを旨みとかコクとか言っていいのか悩む。

魚の発酵食品ということで必要以上に身構えてしまったが、
よく考えたら米を媒体とした乳酸菌醗酵なのだ。
だから酸っぱい。類似のものは何かと問われたらヨーグルトである。固形化したプレーンヨーグルト。
それに伝統とか希少性等の雑味を加えた上での「複雑な味」。そういった感じの食べ物だと思う。

ぶっちゃけ保存食なのだ。だからそこに本来の魚の味はない。
ボディースナッチャーのようにいつの間にか魚の形に成り代わった乳酸菌のカタマリなのだ。
・・・フナのなれの果て、まさになれずしである。




2014/03/27
二つほど柑橘類メモに追加。

いはらかっぽれ
一個120円と割とお高い。
それ以前に「交配種の枝変わり」という珍しモノ好き以外にヒットしないようなアピールポイントが
紅スルガゴールとまったく同じで若干不安になる。食べてみると紅スルガゴール程ではないがこれも難しい味で、
甘さは控えめ、香気もさほどでもない。何より甘夏の一種らしく皮が苦くて房ごと食べれないのが僕的にマイナス。
やはりマニア向けの品種と言えよう。
やなよかん  見えないけどヘタ部分はでこぽんのような盛り上がりがある。


きよみ
みてくれは形のいいでかいミカン。
皮が房にくっついて若干剥きにくく、房自体の強度も貧弱で、
かつ果汁が多いためぐちゃぐちゃになりやすい。
一言で言えばちょっと食べにくい。
ただその反面かなり甘く、皮も薄いため非常にジューシーである。
単価としては一個110円ほど。
またしても箱買いした友人から分けてもらったのだが、4L球という大きさにもかかわらず
はるみのように甘さが分散せず、隅々までしっかり甘い。
香気と言う点では劣るが種がないのもポイントが高い。
調べてみるとでこぽんはポンカンとこのきよみを掛け合わせて作った品種らしく、
甘さに関してはなるほどと得心がいった。
きよみ  実に正しくミカン。甘いミカンの親玉と言って差し支えない。


ちなみに今まで食べた柑橘系の中で甘い順に並べると

スイートスプリングでこぽんきよみ太田ポンカン
はるかはるみポンカン>>ばんぺいゆいはらかっぽれ紅スルガゴール

こんな感じになる。あくまでこれは甘さの比較で、
香気歯ざわり等考慮に入れると総合的な好みの順位はわりと変動する。
また個体差自体がずいぶんあるようで、特にはるみは箱買いした友人は甘いの弁だが、
実際に食べた個体ことごとく酸味の方が
勝る味わいだったので僕の中ではこの順位である。




web拍手
   血と内臓と煮付色のページに鮮やかな黄色やオレンジがスーッときいて・・・これはありがたい。
   果物の食べ比べは早々やらないので参考にしますね!
   とりあえず卵巣に酸味があることは覚えました
一応ホラ、魚卵もオレンジ色だから!
柑橘類に関しては静岡発祥の品種がそこそこあるようで、
種類的にここは恵まれた地域なのかもしれません。
とりあえず酸味がある(と言っても若干よ?)魚卵は今んとこサバくらいですね。
カツオなんかもありそうなんだけどカツオ魚卵はまだ手に入らずです。
   先日、長井漁港で購入したゴマサバ
   (多分、マサバとのハイブリッド)の卵と一緒に購入したスミヤキを煮たら絶品でした。

他の種類の魚と一緒に煮るのは邪道な気もするけど、うまかったならまあ良し!
クロシビカマスはまだ食べた事ないのでうらやましい。
   リュウ買ったよ。女性が出てこない作品ってこれが初めてじゃねーか
硬派!硬派漫画です! 
でも件のミズウオを女の子の声で脳内再生してみるとまたちょっと違う見方ができるのでレッツトライ!




2014/03/19
毎度毎度魚の内臓ばかり紹介するのもなんなので、今回は果物の話。

去年の年末あたりから、何故だかとんとよくわからないのだが
唐突にポンカンにはまった友人がいて
ついでだから農協直販場での買い物に付き合うついでに適当に柑橘類の食べ比べをしてみた。

にわかポンカンファンクラブの我々は主に「ふれっぴー」という名のJA直販所を利用する。
軒先に小分けされた柑橘類がごちゃごちゃっと置いてある感じの店構えで、
時々農家の人がやってきて直接補充したりするスタイル。
特筆すべきは価格が非常に安いと言う点。
ほとんどが市価の半分以下の値段なのだ。ミカン買うならここ以外ありえない。

果物については門外漢なのでとりあえず目についた品種を片っ端から買って食べてみたのだが、
やはり当然品種ごとに味も違うし好みも分かれる。
そろそろ柑橘類の季節も終わってしまうため、
次期への指標を含めて食べたものの簡単なレビューをしてみようかと思う。



ポンカン
これをスタンダードな味とする。ネット販売とかで安いのは小さくて酸味が強く、味のばらつきが広い。

太田ポンカン
ポンカンに比べて甘く、十分な香気に加え食感もザクザクと非の打ち所がない非常においしい種類。
値段もポンカンと同程度。
11月あたりから本シーズンらしく、気付いた時には棚から消えていて友人と二人臍をかんだ。
いきなりだか私のベストオブ柑橘。

はるか
みてくれは夏みかん。味は夏みかんのえぐみをなくしてさらに爽やかに上品に甘くした最上級のもの。
惜しむらくは大きなサイズがあまりないこと。見つけたら即買いレベルのおいしさ。
皮がわりと厚く油分も多いから剥いた皮を風呂にぶち込むとなんとなく柚子湯っぽくなる。
はるか かなりオススメ。


はるみ
2月中盤くらいから出回りだす高級品。みてくれはミカン。房の皮が薄く、中の粒が比較的バラけやすい。
箱買いした友人からも分けてもらったが、なんか甘さが一様でない感じで安定しない。
市価は高く一個200円とかする。
大きなサイズは甘さが分散するとは直販所の人の談。2L以下がねらい目のよう。
どうでもいいけど「はるみ」とか「はるか」とか似た名前なのでわりと混乱する。
はるみ 写真のは近くのスーパーで買ったもの。


ばんぺいゆ 
晩白柚。でかい。でかいゆえに高い。味の薄い夏みかんな感じ。
皮をシロップ漬にしたりするといいらしいのだが
めんどくさいなら風呂にぶち込んで柚子湯以下略

スイートスプリング
安い。そしてかなり甘い。甘いがその分香気は薄め。
皮が非常に硬く油分も特盛なため手がすさまじくべたべたになる。
多分この辺も安い理由のひとつなのではあるまいか。

紅スルガゴール
一個100円とわりと高く、かつ皮が厚く、かつ甘みが薄い。
僕は中型以下の柑橘類は基本的に房の皮ごと食べているのだがこれに関しては剥いた方がいいと思われる。
グレープフルーツ系が好きならアリかもしれない。

でこぽん
超高級品。一個300円以上クラス。
実家から送られてきた若干黄色っぽい奴は
甘味香気歯ざわり共に満点でムチャクチャおいしかったのだが
友人が箱買いしたものは同じでこぽんの名を関していても少し甘味が足らず一段落ちる。
でこぽんというより不知火に近い。
おいしいやつはおいしいが、中途半端に安いやつは価格に見合ってない気もする。
種がないという点は非常に好印象。

サバの白子&卵巣
非常に安い。安いが味はいい。卵巣は粒の比較的しっかりした若干酸味のある味。
さば
   
注意点は卵が必ずバラけるので若干薄味にする事。
おいしい

サバ白子は卵に火が通るほど煮ても滑らかさを保っているので一緒に調理可能。おいしい。


・・・・・以上、極私的な果物レビューでした。
正直柑橘とかみな味おんなじじゃんとか思ってたのだけども
色んな種類を食べて好みの味を探すのは魚も果物も変わらなく面白い。
とりあえずイチオシは太田ポンカン。次にはるか。今から11月あたりが楽しみだ。

 えっ?なにか混ざってたって? ・・・知らんなあ。



web拍手
   カツオの白子は見たこと無かったです。形からして金玉っぽくないw 
   夏の魚楽しみにしてます。
   海神からのファンなんですが海神の存在を知った時には新品で買うのが難しい時期だったので

   印税的に貢献できたのはゆかたんだけなんです。
   偉そうな物言いかも知れませんが単行本とかを出してもらえないとファンも

   買い支えたりできないのでまた単行本など出して貰える様祈ってます。
   ささやかですけどアンケートとかで応援していきます!
カツオは数でてるので白子や卵巣も大量に出ているはずなんですが市場で見ないのは不思議です。
もしや捨ててるんではあるまいな。
ありがとうございます! 
連載狙いの作家にとってはアンケートの数と評判が最大の援護射撃となります。.よろしくお願いします!




2014/03/11
寒さが柔らぐんだかぐらないんだかよくわかんないこの季節、皆さんどうお過ごしでしょうか。
ドーモこんにちは。魚の解体内臓写真しか載せないグロブログの主、霧恵マサノブです。

さあしかし、さすがに今日は汚名挽回して

カツオの白子を食べるよーっ!



・・・しょうがないだろ売ってたんだから!(逆ギレ)

かつおのしらこ カツオの白子は初めてだなあ。

割とでかい上に安い。オマケで心臓が同梱。僕は季節限定とか初回特典とかに弱いので
全国の魚屋さんはこういうオマケをジャンジャン付けて欲しい。

ただ、心臓の大きさから察するにかなり大きな魚体のはずだが・・・コレ本当にカツオか?

白子自体の形や印象はまんまブリの白子である。とりあえずは心臓ごと煮付けてみるか。

うん、うまそう 普通にブリの白子みたい。

うむ、問題なくうまい。
ほんのほのかにカツオっぽい酸味のようなものを膜部分に感じる。
白子自体に若干塩味があるのはカツオの漁船での輸送形態によるものであろう。
感じる差異はそれくらいで、見てくれも何もかもほとんどブリの白子である。
ダイコンとかと一緒に煮ちゃえばいいと思う。

うーん、この安さで安定供給されるんだったら普通にブリ白子の代用品としてアリじゃないのかなあ。
とは言っても、まあ、ブリ白子も安いんだけどね!



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   「夏の魚」楽しみです!発売日に本屋に飛んで行きます。
   タイトルに「魚」と入っているので、先生の魚介類への愛を感じられる作品なのかと勝手に期待しています。
わあい!ありがとうー!よろしくお願いします。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいなー、とか思いつつこちらも発売日待ちです。




2014/03/03
しばらく前にカラスミを作ってはみたもののなんだか微妙になったと言う話を憶えておられるであろうか?
魚卵の話が続いて恐縮だが、今回ようやくあの時のリベンジとして作っていたタラコノカラスミが完成した。

タラコノカラスミである。ボラノカラスミではない。
・・・ぶっちゃけボラの卵巣が手にはいらなかったんやー。タラコしか売ってなかったんやー。
でもまあ塩漬けにして乾かせば味みんな同じになるんじゃね?という適当なノリでとりあえずGO−.

しおずけ 塩漬け1日目。おいしそう。

使用したのはマダラの卵。なんだか白黒ブチ模様がはいっててみてくれが悪いせいか大きさに反してとても安い。
前回とは大きさが全然異なるが手順自体は同じである。すなわち塩漬け→塩抜き→酒漬け→乾燥→熟成。

というわけで、工程途中の写真はすっ飛ばして、結果だけを皆さんにお伝えする事にしよう。

・・・ ・・・・。

なんかもう、乾いたうんこみたいなのができました。


いやこれ乾燥しきった状態だからまだいいよ。
途中の生乾き状態の時なんか
軒下にこんなの干しててご近所から苦情来るんじゃないかって本気で思ったもん。
においはまごう事なきタラコのにおいなのだが、
表面の白ブチ模様がともするとカビに見えるのもマイナス。

ボラの卵巣をカラスミにする理由がわかるわー。
あっちは食欲をそそる綺麗な琥珀色だったもんなー。

全然そそらねーけど食べてみるかー。

こんなかんじ  切るとこんな感じ。

ちゃんと切れない。バラける。
理由は多分ボラよりも卵の粒子が大きく、粘りがないから。

食べてみると、ボラのカラスミのような香気がない。
歯に粘りつく重厚なネットリ感
もないし、酒で洗い流すための喉にくるイガイガもない。
今回は塩抜きがうまくいったのでなかなかおいしい珍味に仕上がってはいるが、
どこまでいってもこれはただ

タラコを干したもの。

である。カラスミの代用にはなりえない。多分他の魚卵でやっても同じだろうと思う。
カラスミは、ボラの卵で作るからこそカラスミたりえるのだ。


・・・カラスミにはなりえない・・が、でもこれはこれで中々うまい。
細かく粒がバラけるので皿の中の粒子を指に押し付けてくっつけて、
それを肴にちびちびやるとなんだかわりと風情があって悪くない。
みてくれはそのなんだ、新種のカツオブシとでも思えばよろしい。




2014/02/25
確定申告の帰りに河岸の市に寄ってみたらアブラボウズ胃袋・腸セット卵巣が売っていた。
しばし悩んだあと、卵巣を買って帰ることにする。700円。腸は前に食べた事あるしね。

アブラボウズ卵巣 ・・・なんだろう。不穏な雰囲気。

開口部からはみ出てる部分が卵の色してないのも若干気になるが、それ以前にでかい。でかすぎる。
とりあえずそのまま鍋に入れてみたが

でかい ・・・色々なんかおかしい。

なにこの溢れる臓器感。そしてやっぱりでかすぎる。
若干の不安をはらみながらも、
しかしまあインパクトはあるのでそのまま丸ごと味噌鍋にしてみる事にした。

あああ ・・・ヤバイ・・・

これアカンやつや。火が通らん。今からでも遅くない、切るか。と包丁を縦に入れた途端
異界録(諸星大二郎)の傒嚢もかくやと思われる勢いで表と裏がひっくり返って
もう料理素人でも一目でわかるほどエグい形態に。

そしてやっぱり火が通らん。
そもそも魚卵は火が通りにくいもんだがこれはでかいのもあって輪をかけて火が通らん。
しょうがないからこの状態から鍋に包丁を入れてさらに三等分にした。

アブラボウズ卵鍋   わりといけそう・・・かな?

写真は三等分した卵塊のうちの一個。

おそるおそるかじってみる。
・・・
・・・・・まだ中身が生だコレ。

これをさらに三等分してさらに煮たものをかじってみる。
・・・
・・・・・・・なんだか、うーん。なんだか、・・・ううーん。


粒が小さすぎて粒状感すらあまりない。
と言うよりも、卵それ自体より卵以外の充填組織のが多くて(最初の写真の赤黒い部分)
その塊が汁を吸い込んでぶもっと膨らんでいる。
味はいいがそれは味噌の味で、
卵の味と言うよりメレンゲ状になった魚の血餅を食べている気持ち。

アブラボウズの卵自体がうまくないと言うより、多分コレまだ卵巣が未成熟なのだろう。

あっ、でも卵巣の皮部分は分厚いから歯ごたえあっておいしいよ。
・・・・おとなしく腸の方買っておけばよかった・・・。


しかしもって今後の最大の問題は、
この微妙な物体があとこの9倍鍋の中に残っているということである。





2014/02/18
ふらりと寄ったベイドリームでなんと「ゴッコ」が売られているのを発見。即購入。680円。

ほていうお ・・・でろーん。

正式名称はホテイウオ。
ずっと食べてみたいと思っていたのだが基本的に北国の魚で、
現地(主に北海道)に行かねば食べられないと諦めていた一品。
歓喜の予想外。流通バンザイ。そして安い。
ぐにゃぐにゃで妙にボリュームがあるのでお得感がある。

おかお ・・・びろーん。 きゅうばん きゅぽーん。

生きてるとコロコロしててかなりカワイイ部類の魚なのだが、
この写真だとたるみまくって新手のオオカミウオみたいに見える。
腹部に立派な吸盤があるのがダンゴウオ科の特徴。
これで岩にくっつくのでだるだるの体でも潮に流されない。
ハゼ類の吸盤はまだ鰭の原形を留めているが、こっちはもう腹鰭の面影もなにもない。
お腹に吸盤というヘンテコ仕様がさも当然のような自然さ。 生き物はつくづく不思議である。

ちなみに口は小さいがアゴにはそれなりの歯が生えている。
吸い込み型とは違う、わりと噛み付くタイプと見た。


では、捌いてみよう。

ひらく  分解開始。

写真は、頭を落として腹を上に開きにしたところ。腹膜が真っ黒。肋骨もない。
そしてヌルヌルグニャグニャな上に皮が厚くしなやかで下手な包丁では刃筋が立たない。
捌きづらい事この上ない。

肉量  この筋肉の貧弱さよ。(赤線で囲った部分)

そして外観から比較して肉量が驚くほど少ない。ほとんどが皮。
特筆すべきは骨もきわめて貧弱であると言う事。ありえないほど手応えがない。
背骨を切断する時など無顎類を相手にしているかのごとき容易さ。兜割りもまったく力が要らない。
この魚は骨も筋肉もこんなに貧弱でどうやって身を守っているのかと本気で心配になるレベル。

どうぐ  内臓。右上から精巣・肝臓・幽門垂・胃。

肝臓が思いの他大きくておいしそう。精巣も鱈の白子みたいな形状。
開いてみた時点で胃袋は薄く大きく、
調べてみるとホテイウオは水を吸い込んでフグのように膨らむことが出来るそうで
なるほど肋骨がほとんどない柔軟な体つきをしているのも合点がいく。
そうやって身を守っているのか。

ぶつぎり  切るとさらにボリューミー。
ぐにゃぐにゃでわけがわからない。


ぶつ切りにして鍋にする。食べれそうだったので内臓一式と鰓もよく洗ってぶちこんだ。


では実食。いただきます。

ごっこ鍋  ゴッコ鍋。

・・・・・

・・・・・・アンコウ鍋だなこれ。

皮のプルプルさとか肉の味がアンコウそのまんま。
内臓も鰓も問題なく食えるとか共通点がありすぎる。
ただしアンコウに比べて皮:肉が8:2くらいの割合。
つかほとんどぷるぷるした皮なのでなんか物足りない。
肝臓も普通においしいがパンチの効いた脂質というものではなくあくまでマイルド。
全体的に味が優しい。

唯一の相違は骨で、アンコウも随分やわらかい部類なのだがホテイウオのこれは比較にならない。
尻尾の先から頭までしゃりしゃりもぐもぐと全て丸かじりに出来る。
(一番硬い部位はとあとは火の通った水晶体)
ガラを捨てる器がいらない。これはおもしろい。

今回は雄だったが、どうもゴッコ鍋は(の卵巣)を使うのがベストらしい。
雌の方が市場価値が高いようだ。
見てくれからではまったく雌雄の区別が付かないのだが、
どうやって見分けているのかも興味深い。
機会があったらいつか雌のほうもゲットしてみたいものだ。




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   カワナマモノって危ないのですか? 鯉とかマス、鮭くらいしかカワナマモノ知らなくて…
大体はジストマや顎口虫、条虫がおっかないので生では食べません。
川で獲物を取る際にまず叩き込まれたのが、川で取れたものを食べる時は絶対に火を通す事でした。
三つ子の魂百までで、今でも鯉の洗いとか岩魚の刺身とか食べるのにはわりと抵抗があります。おいしいけど。
   最近ウミウシがマイブームです。不動の一位クラゲにタメを張るぐらい惹かれてます。
   オオベニシボリ、フジムスメウミウシ、スカシウロコウミウシ...
   手に指に乗せて眺めたい。触手つんつんしたい。舐めたい。
   川ナマモノだって火を通せば危なくないよ。さわがにの素揚げは美味しいよ。
透明感のあるふにふに繋がりですな。
食べた刺胞をそのまま自分の武装にするとか、
一体どういう消化選別と構造をしているのか非常に興味の尽きない魅力があるやつら。
ウミウシ道は個体差がありすぎて修羅の道と聞きます。健闘を祈ります。
どうでもいいけど地引網に引っかかったタツナミガイが
肉量もあって割とうまそうに見えたのでそのままちょっとかじってみたら
固い上にムチャクチャ苦かったです。タツナミガイかじっちゃダメ、絶対。
   大雪で仕事に行けないので(100?!)
   雪かきの合間にLeviAThaNシリーズとまじかるゆかたんを一気読みしてました

100ってもしや積雪100cmですか!? うわー、どうしていいかわからないー。 
私の場合はとりあえず庭に大の字でダイブしてから事の重大さを考えるような気がする。
わかってはいるんだけどなんだろう。
世界が一晩で一変する背徳的な清々しさ、そういうのに対してやはりどうにも憧れのようなものがある。
体感しないと理解できない事って多分何歳になってもあるんだろうなとしばし夢想。




2014/02/10
友人から誘われた船釣りによしじゃあ行こうと準備。
獲物はタチウオからの〜アカムツというもし釣れれば天国コース。

前日に大雪、海大荒れ。

結局船は欠航、やさぐれる日曜日。



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      栄養バランス的な心配というよりはもっとこう・・・海ナマモノ喰い過ぎ!的な心配な気がしますよたぶん!
      そういうのの紹介・感想が楽しみで見に来てる私が言うのもなんですが
一週間に最低五日はウミナマモノを与えましょう。摂取を怠ると霧恵マサノブはみるみる衰弱します。
マレにノロウイルスに感染しますがその場合もみるみる衰弱します。予後に再びウミナマモノを与えましょう。
もりもり回復します。間違ってカワナマモノを与えると死にます。注意しましょう。




2014/02/03
実は二週間前より密かにからすみリベンジを画策し、成型を終えてさあ干すぞって時になって雨。

・・・どうすんだよ。もう取り出しちゃったよ。今さら塩漬け状態にまで戻せねーよ。



web拍手
   LeviAThaNシリーズを楽しみに読んでおりました。
わあい、ありがとうー!ついでだからまじかるゆかたんもよろしくー。
読んでくれたらこのままコタツの中で嬉ションする。




2014/01/26
シーズンなのか浜名湖産青ノリが新もので入荷しているので買う。割と安い。

あー、なんかやっぱり冷凍ものとは香りが違う。
香りが立ち過ぎてなぜかなんだかほのかにニンニクっぽいにおいもする。

味噌汁に入れるのがベストだが割と塩味なのでなんとなくそのまま食べるのもあり。
海藻食得意な民族に生まれて良かったなんてふと思う。



web拍手
   霧恵先生は以前から破天荒な食生活を送られている事もあって、いつか本当に
   大変な事になるんじゃないかと心配です。
   差し出がましい事を言うようですが、もう少し体を労ってあげて欲しいです。

うわあ、御気遣いいただいてなんかほんとすみません。ありがとうございます。
確かに海産物ばっかり食べていて割合としての野菜比率が低めなので
その辺バランスはきちんとしなきゃあなあと思うのですが
緑色ならワカメでいいじゃんとか思ってしまう業の深さ。もちっと陸の植物にも目を向けたいと思います。




2014/01/17
意気消沈してたところへなんだかいきなりの寒気頭の重さ
なんだ風邪か?と思っていたら吐き気及び翌日から猛烈な水下痢。

・・・なんだノロか。

いやまあ病院行ってないから正確なところは不明なのだが。

割と急変だったから直前に食ったものが犯人だとばっかり思っていたが
その日一緒にチャンコ鍋つついてた連中が普通にピンピンしてるので、
一日前のウスバハギの刺身生肝和えが原因やもしれぬ。
・・・と言うか、さらにその前日には普通に牡蠣とか食べてるし、
海産物に関しては心当たりがありすぎて正直よくわからん。

とりあえずヨーグルト教団規範にならい、ヨーグルト食って風呂入って暖かくして寝た。
腸のあたりだと思うんだ。
翌朝起きると悪寒も頭の重さも朝露のごとく消え去っており
「さすが乳酸菌の加護よ」
と冷蔵庫に向かって五体投地しようとした所
やにわに腹が雨雲を呼ぶ蛙のごとくケロケロと鳴き出し、
あんまり体験した事ない感じの下痢が始まった。

自分がナマコになったかと思うほどひたすら水しか出ない。
このままだと脱水症状を起こすのは明白なので
出すたびに水分を補給するからまあ水しか出ないのは当たり前なのだが
不思議な事に食欲も無いかわりに空腹感もない。ほぼ二〜三時間ごとに水が出て水を飲む。
こんだけ下痢すれば鉄壁なる我が肛門濡れティッシュのごとく糜爛しそうなものなのだが
これまた不思議な事にそれも無い。
いたって普通に、もとから私はこういう器官なんですと言わんばかりに水を出す。
現状本体の私もケツから水が出る以外いたって普通の身体状態なのでお前の気持ちもわからんでもないが
恒常的ケツから水を出す人間の存在をこの社会は許さないのである。
許されるのはナマコ社会ヤゴ社会くらいなのである。

昼も夜も無く二〜三時間ごとにお腹がケロケロ鳴ったらトイレ行ってしゃがんでを繰り返していると
「人間ってホントに一本の管なんだね」とつくづく思う。 あとやっぱり何故か腹が減らないので
「これダイエットにスッゲいいんじゃね?」とか思う。
あと出した後、勝手にケツが陰圧で空気を吸うので
「そのうち腸で呼吸できるようになったらどうしよう」
とか思う。
そんな事を午前4時寒くて真っ暗なトイレの中でつれづれ考えるに付け、
俺の人生一人暮らしで本当に幸せだと思う。

てな感じでだれも得しない人間濾過器を二日ほどやってたら
なんとなくお腹がすきはじめ、おじやを食べて固形物が出たので
これにて状況終了と判断した。

元々ケツから水が出る以外は身体的異変が皆無だったので、わりとあっさりしたものである。
たしか一年前にもノロっぽいのやってるからちょいとした耐性でもついてるのかしらん。
そしてことさら痛い目をみた訳でもないので翌日から速攻で牡蠣をモリモリ食う私。
このマサノブ、水産物に関してだけは容赦せん。





2014/01/07
新春おめでとうございます。

今年の僕の初日の出はこんな感じ。

2014はつひので

近年珍しくきっかり晴れてばっちりの初日の出。

この場所も年々見物客が増えているのだが今年は世界遺産に登録されたせいか特ににぎやかだった気がする。
特に三が日とか他県ナンバーで三保街道が大渋滞。
地元民としてみるとこの場所においでくださった方々に
はたしてその労力に見合うだけの収穫はあったのか、はなはだ心もとない。

ともあれ、今年もよろしくお願いします。



web拍手
   からすみはパスタにするとうまいっすよ、ペペロンチーノにぶっ込んでみてください。
パスタかー。酒のサカナ以外に食べ方思い浮かばなかったがそういう食べ方もありかー。
試してみます。ありがとう!
   明けましておめでとうございます!新作、楽しみにしております。
ありがとうございます!
しかしながら割と渾身の出来だった企画作品が年末の打ち合わせで割と全否定されて割と砕け中。
今もなお砕け中。今年中にはなにかお届けできるはずですが、途方に暮れる年明けとあいなりました。




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