20021015-20030513

サポートレベルの資料
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1051844748/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1046422989/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1046364148/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1046336593/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1043858295/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1038684423/

サーバ動作状況の資料
http://www.wowwownet.com/~ermite/RO/servercheck/ 閉鎖
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1048086700/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1042902176/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1042072855/
http://www25.big.or.jp/~wolfy/test/read.cgi/ragnarok/1041331309/

ログインユーザ数の資料
http://www.yks.ne.jp/~maria/ragnarokpeople/each.shtml


  • β2 初期

    ----
    bot が恒常的に存在するようになる。
    ----
    主流な bot プログラム kore の設計の質が悪く、サーバから切断されると再接続しようとしてログインサーバに秒間数十回という異様な速度でアタックする設計になっていたため、サーバ群はログインサーバを中心に恒常的な過負荷状態に陥る。kore にはソースコードが添付されており、この問題は僅かな修正で回避することができたが、bot のユーザは皆ほぼ素人だったため、ほとんど誰もこの問題を修正できなかった。
    9/1
    同日まで一切の対処なし。

  • 第一期

    9/10
    壊れた bot と潜在ユーザ数の増加に比例してサーバの不安定性が上昇、「まともにはログインできない」ことが日常となり、さらにいわゆるキャラチェンジ、スキルロストといったデータ破壊系の問題が浮上し始める。
    9/15
    本来存在しない 3番目の選択肢を選ぶことによって、ゼロコストで無限に精錬を行う手法が広く知れ渡る。打撃力/防御力が異常に高いキャラクタが多数発生。
    9/15
    NPC から無限に金を貰い続ける手法が広く知れ渡る。急激なインフレが発生、ほとんど全てのアイテムの価格が数日で 4〜8倍程度まで上昇。
    9/25
    cheat および致命的バグの両面のおいて同日まで一切の対処なし。こういった問題が起きている、というような告知もない。以後、この「無対処/消極的隠蔽」が RO 管理側の基本姿勢となる。

  • RAG-FES2 ショック

    9/25
    タイトル画面がこれに変化する。同人が下層を引きずり生かしている、というパワーバランスを目の当たりにして、一般ユーザを中心に多くのユーザが怒る。
    9/25
    生殺与奪権が一部行使される。
    9/25
    タイトル画面が約 6時間で撤収される。が、そのあまりと言えばあまりの処置の速さが、逆に皮肉にもある種の失望を生んだ(普段はまるで何もしていないのに、生殺与奪権行使に対しては非常に鋭敏に反応したように見えたため)。
    9/27
    改めて謝罪。さらになぜかサーバパブリッシュが実行される。怒りの矛先を曲げるための行為ではない、と解釈するのが困難。
    9/27
    サーバパブリッシュにより、第一期の無限精錬と zeny 増殖、および bot の無限ハエ、どこでも店売り等が使用不能となる。ただし既に増えたアイテムや金については対処はない。大量の異常なキャラクタ、異常なアイテム、異常なインフレを抱えたまま、表面上問題なくサーバは稼動を継続。

  • RAG-FES2

    9/29
    RAG-FES2 上で RO 管理側が会見。bot、cheat、dupe、他アカウントへのログイン、データ破壊といった諸問題に対し、準備中、対策中、調査中、といった特に内容のないアナウンスを行う。客は納得して拍手。

  • 第二期

    9/29
    本来精錬できないアクセサリ類を精錬し、基本設計を超えた DEF を得る手法が広く知れ渡る。DEF 100(ダメージ減衰率 100%、つまりノーダメージ)を越えるキャラクタが多数発生。
    9/30
    Fenrir 稼動開始。しかし大勢に影響はない。
    10/1
    少数のアカウントが ban され始める。が、実効性のあるレベルには至らない。状況は変化しない。
    10/1
    サーバがあまりにもまともに動かないため、不定期にサーバを再起動する方針に変化。RO 管理側はこのリスタートをなぜか「メンテナンス」と呼称。以降不定期リスタートは頻繁に実行される。
    10/1
    サーバリスタートを利用した dupe 手法が広く知れ渡る。が、効率は悪く、また比較的すぐ使用不能となる。
    10/12
    プラコンを用いて全アイテムを極めて安く精錬する手法が広く知れ渡る。同じ手法でアクセサリ精錬も可能。
    10/16
    同日まで実効性のある対処なし。

  • CHAOS ショック

    10/16
    深夜に Chaos サーバが異常動作を始め、特に何も工夫しなくても誰でも dupe できる、ポイントを消費せずにパラメータを上げられる、といった状態に陥る。この状態は 1時間強継続。あまりに異常なため、誰もが巻き戻ると考えていたが、実際にはリスタート以外何も対処されず、異常動作中に生まれた異常なデータは、dupe によって増えたアイテムを始め、全てそのままサーバに残留。またメンテナンスが正常に終了と意味不明な告知を行ってこれらの事実の消極的隠蔽を実行。
    10/17
    方針転換。何もしません、できませんという、RAG-FES2 会見と同じレベルではあるものの、今の状況では言わない方がまだマシだったかもしれない告知を実行。あたかも戻す能力を有した上で戻さないかのような言い回し、検討、努力、調査等の、幾度も繰り返された「それらしい」だけの実のない宣言等、現体制の結晶とも言える名文。
    10/17
    生殺与奪権が一部行使される。
    10/17
    何もしません、できませんと再度強調。意図は不明。
    10/18
    rep_007.html がなぜか大きな効果を発揮。ショックに乗っていたユーザのうち、比較的多数と思われるユーザがこの告知によってトーンダウンし、「様子を見よう」まで後退。僅かに落ち込んでいた平常時/ピーク時のログインユーザ数も復帰傾向に。
    10/18
    さらに次の文書が出る。しかし内容的に rep_007.html と同じで、載せる意図が不明。
    10/21
    なぜか PC Watch に公式見解が出る。なぜこれが公式サイトでなくこんなところに出るのかは不明。ガンホーの主張は文章が長くなっただけで変化なし。記事自体は「大したことではないのにユーザが騒ぎすぎ」といった論調で、表現が怪しく、さらには CHAOS ショックの本質がアカウント ban 基準の曖昧さにある、と問題を歪曲/矮小化する方向で誤認しているなど、使えない。
    10/21
    が投入される。さらにトーンダウンが進み、ログインユーザ数はショック以前の水準まで回復、一時は怒りを表明していたサイトも続々と通常営業に復帰。問題自体は何も解決していないにも関わらず、もはや当初何に怒っていたのかさえ忘れ、CHAOS ショックはいくつかの告知文書と 1つの飴の狭間に消え去った。結局何も変わらなかった。

  • 第三期

    10/28
    同日までに実効性のある対処なし。CHAOS ショックはなぜか「終わったこと」になっているが、状況は 10/16 以前と特に変わっていない。サーバの動作レベルに関してはむしろ悪化傾向。
    10/29
    11/20 にサーバ停止、12/1 から課金開始、月 900円、2003/3 以降は 1500円に値上げ、といった課金日程が告知される。
    11/1
    この日から 11/6 までの間に数回の「メンテナンス」が予定されていたが、何一つ日程通りに作業を進めることができず、最終的に 11/9 までサービスは全く稼動しなかった。
    11/6
    渋谷で記者会見が開かれ、その席上で有料化後の飴が発表される。客はゲーム内容の変化よりもサーバの増設とワイプに注目し、「金を取るようになれば何もかも変わって全てが解決する」という救世思想に強くリーディングされる。
    記者会見やそれに伴う雑誌向けのインタビューは、大小のウソ、曲解、問題の矮小化を交えながら、全て「問題なく運営されている」という結論にリーディングされており、あまり役に立たない。CHAOS ショック時から始まった有名なあの「署名」も意図的曲解/矮小化され、「署名してくれてありがとう」という訳の分からない方向にまとめられている。具体的にどこに問題があるのかについては(長いだけで面白くない指摘文書になるので)ここでは省略。
    資料:記事/記事/記事/記事/記事/記事
    11/9
    11月に入ってから初めての正常稼動。この頃の客の状態は「サーバが止まるとイラついて各地の掲示板で雑な推論や文句を垂れ流しながら適当に時間を潰し、サーバが動き出すと歓喜の声と共にゲームに戻って掲示板の流れがピタリと止まる」。ログインユーザ数は減少せず、むしろ増加傾向。なおサーバの動作レベルは 10月以前より確実に向上、サービス開始以来初めての「進歩」を見せた。
    11/12
    雑誌向け発表から 6日遅れでデータ引継ぎの告知が出る。しかし、6日遅れたこの期に及んで未だに不確定要素や曖昧な記述が存在し、役に立たない。
    11/13
    物販が開始される。
    11/13
    有料化に向けて全体が不安定な空気に包まれ、cheat、dupe、bot、データ破壊、キャラクタチェンジ、といった重い話題が真面目に論じられることがなくなる。問題そのものは特に何も解決していないが、状況は変わったと言える。

  • shion 事件

    11/16
    GM が特定ユーザに便宜を図った旨で処分されたという告知が出る。文書には「被疑者が直接便宜を図った癒着の相手が loki のギルド REUNION である」というはっきりした記述があり、また REUNION が日常的な溜め込み、トレイン、ボス独占等の周囲との敵対行動によって事件以前より敵性廃人ギルドとして loki では有名だったこともあって、流れはスムーズに REUNION 及び当該メンバー攻撃へと移行。さらにその中で、有名サイト =CA= の持ちキャラクタが REUNION メンバーで、なおかつ当時 =CA= にサングラスオブジェムストーンという存在すること自体が異常な(レアな)アイテムのレポートが配置されていたことで、状況は =CA= サイト攻撃にまで拡大。最終的に =CA= は自ら閉鎖した。=CA= は閉鎖サイトトップにかつて let's ragnarok が閉鎖したときと似たデザインを用いることで、自らが(サイトを潰された)被害者である、ということをアピールした。
    半ばゴシップのようなもので、これが重要な事件なのかというと、それは微妙。しかしながらこの事件は、言い知れない「ダメさ」を端的に感じさせる事件、特権を得た人間とそれ以外の人間の軋轢の深さを感じさせる事件、あるいは RO という「ゲーム」の中でさえ、現実と同じように特権を巡るパワーゲームが起こる、ということが分かりやすく表現された事件として、それなりの資料的価値はある。
    資料:資料/資料
    11/19
    shion 事件の発端となった告知文書 notice69 が僅か 3日という異例の速度でトップから消滅。

    ※shion 事件の最大の謎は、無対処/消極的隠蔽を旨としてきたガンホーが、なぜそもそもこんな(意味のある)告知を出したのか、という点にある。この点については現在もまだ謎のまま。

  • 終わり際

    11/19
    最後の最後になって確定されたデータ引継ぎ情報が出る。相変わらず文章がおかしい。「ごめんなさいっ!」という何をどうしたいのか全く分からない記述も存在。
    11/19
    19:00 から無料サービス終了記念のイベント(町にボスを放り込む程度のもの)が予定されていたが、その 19:00 前後からログインサーバが動作しなくなり、ほとんど誰もゲームにログインできなくなる。この状況はそのままクローズ時刻の翌日 3:00 まで続き、そのまま無料サービスは終了。
    11/20
    公式サイトがリニューアルされ、それと同時に、notice69 も含め、過去の告知が全て消去される。この影響でここより前の年表のリンクは数箇所デッドリンクとなっている。が、実際のところ文書そのものに価値があったケースは少ないので、この年表を読み返す上で特に支障はない。
    資料:らぐふぇすのこくち/notice69/ごめんなさいっ! ※文字コード修正済

  • Ragnagate 事件

    11/29
    日本でも多くのサイトが一次ニュースソース/データソースとして利用している超有名サイト Ragnagate が限度を越えたグラビティの無対処に怒り無対処の告発と共にサイトの閉鎖を匂わすコメントを発表。
    同日
    Ragnagate がカードを切ったその日の夕方、あっという間に問題が修正され、事件終了。この事件は、基本的には、神が離反をチラつかせることは管理側を動かすにあたって効果絶大である、という事実を裏付ける資料ではあるのだが、非常によく似たケースである CHAOS ショックの場合、特に何も対処されなかったのに 1週間かそこらでユーザ側が「もう忘れよう」「もう許してあげよう」という空気になるという訳の分からない形で事件が終了しているので、同じ理屈が日本で通用しているとは現時点では断言はできない。
    資料:資料

  • 有料サービス開始前後

    11/30
    有料サービス用クライアントの配布が開始される。作業が遅れに遅れ、既にオープンまであと 1日しかないため、猛烈なトラフィックが発生。また程なくして「プレオープン」と称してなぜか 12/1 を待たずにサービスが始まり、いち早くログインすべく客は血道を上げてクライアントを求め、トラフィックがさらに激化、最終的にクライアントを入手した客も満足にログインできなくなった。この状態は週明けまで続いた。

  • bbs.asp 事件

    12/2
    投稿フォームにレベルの低い欠陥があることが衆知となる。また実際にその欠陥を突かれ秘話となるべきデータが漏洩。漏洩したデータの中には ID やパスワード、WebMoney の ID 等も含まれていたと言われるが、ガンホーが情報を開示しないため被害の詳細は不明。
    12/3
    上記の件について告知。「自分らに落ち度はない、クラッカーに攻撃されただけ」と全くの被害者ヅラで、あまつさえ「セキュリティの世界に 100% はない」等とまで言っているが、実際には問い合わせフォームである bbs.asp の mid 引数(get メソッド)を手で書き換えればどの書き込みでも自由に見れた、という極めて程度の低い問題であり、到底こんな一人前の口が利けるような話ではない。適当な表現があるとすれば「寝言は寝て言え」
    資料:資料/資料/資料/資料
    12/4
    客はこの問題と事後のガンホーの子供騙しの妄言に対し無反応。
    12/11
    12/3 に修正された問題がデグレードによって再発。馬鹿をアピールする。客は無反応。

  • 初月

    12/4
    物販第二段階へ。
    12/12
    無料サービス中は「課金したらユーザ数が減って(サーバの動作レベルが)よくなる」という説がよく謳われたが、実際にはログインユーザ数に何ら変化はなく、この見通しは全くの誤りだった。それどころか、ユーザ数が一応微減であるにも関わらず、サーバの動作レベルはむしろ悪化傾向にあり、ダンジョンが増えた、敵が増えた、といったような派手で分かりやすい点を除けば、足場となる部分の動作レベルは無料サービス時より質が低下している。特に目立つのはパーティ機能部の動作不良で、非常に重要な機能であるにも関わらず、連日のコアタイム(20時〜翌日 2時前後)を中心に、いつでも何の理由もなく突然動作しなくなるのが「普通」となっている。これは無料サービス中盤によく見られた現象で、サーバの動作レベルの後退を分かりやすく感じさせる要素となっている。
    プロトコルに目立った変化はなく、プロトコルエミュレータ(主に bot)はほぼそのまま使用可能。実際 bot も数は減ったものの目立つ形で実存している。GM コール機能は相変わらず実装されておらず、それらを直接的に殺す手段はなく、「きっと排除されているだろう」というような希望的観測を持てる理由も特にないので、bot は今も大手を振って動いており、それらは何のリスクも負っていない、と考えるのが妥当(一応追記するが、bot が減ったのは有料化で bot のコストが高くなったためで、RO 管理側が努力をしたから減ったのではない)。
    その他、いわゆる「キャラクタチェンジ」等に代表されるような基幹部の問題は直っていない(直していない)。

    無料サービス中、RO の客は、あらゆる厳しい現実から「まだテスト中だから」「私たちはテスターだから」「マッタリしよう」といったような精神的補償反応で逃げ回ってきた。しかし、有料化した現在、それらの反応の一部はもはや成立しないものになっている。彼らが今後厳しい現実に対した時、どういった精神的補償反応でそこから逃れようとするのか、その点は興味深い。
    12/17
    「Ragnarok Online ユーザ 有志一同」という謎の団体が送った公開質問状に対してガンホーが回答。要旨をまとめると、「有料サービスになったのになぜこんなに管理が劣悪なのか」という質問に対し「これから直すので待ってて下さい」と回答したというだけのもの。従って中身に価値はない。価値があったとすれば、「質問などしても無駄である」という事実が分かりやすくなり、同時に「質問しても無駄だった」という事実が積まれた、ということくらい。なお「Ragnarok Online ユーザ 有志一同」という団体がどういった団体なのかは不明。

  • クリスマス

    12/17
    華やかで分かりやすいクリスマスパッチの裏で、サーバの動作レベルは有料サービス化以降最低の水準まで低下。元々まともに動いていなかったパーティ機能はついに終日全く動作しなくなる。また、それとは別に、理由なく不規則に不特定のゲームサーバがダウン、そのたびに当該サーバでキャラクタデータのセーブに失敗しデータ破壊(アイテム消失)、ログインできない、ログインできるが即切られる、俗称スキルロスト、俗称キャラクタチェンジ等の問題が断続的に発生。無料サービス時にも見られなかった低レベルなサービスが始まった。
    これら全ての問題に対して、RO 管理側は、修正しないのは当然として、障害報告さえ出すことはなかった。CHAOS ショックとそれに付帯する神の怒り以来、(「メンテナンス」で)文字数行数だけは出るようになった告知だが、神なり客なりが騒ぐまでは問題の認知もしない、という姿勢は別に変えたわけではない。
    肝心の客はクリスマスパッチという飴を食うのに必死で、例によって何も考えていなかった。あるいは何も考えないようにしていた。
    12/24
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 1週間経過。
    12/27
    クリスマス仕様が撤去されるが、落ちた動作レベルは回復しない。つまり動作レベルの低下はクリスマス仕様とは関係がなかった。サーバの動作レベルが著しく低下してからこの日で 10日を越えたが、客に動きはない。
    12/27
    クリスマスパッチ以降の劣悪なサービス状況の中、ユーザ全員にメールマガジンが送付される。醜い現実とは対照的に美しい内容。
    12/31
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 2週間経過。客に動きはない。

  • 冤罪 ban/高圧的対応/隠蔽

    12/17

    12/26

    冤罪 ban が告発される。RO 管理側はある日突然あるユーザのアカウントをブロックし、ブロックした理由を明かさず、その理由を尋ねると「ブロック基準を公開すると裏をかかれるから理由を言わずにただ黙ってブロックする」というかつてどのようなゲームでも例のない奇怪な理屈を展開、あまつさえ「ブロックされた理由はあなたが一番よく分かっているはず」などという口を利き、悪ふざけかと思えるほど高圧的に客と接したうえ、それが騒ぎになるとあっさりと結論を変更、現状復帰と「粗品進呈」で茶を濁そうとした。この問題について公式サイトには何ら告知はなかった。客も特に騒がなかった。
    そもそもまともな ban 処理ができていないにも関わらず、その先にある冤罪が先に発生するという構図は、(別に面白くはないが)笑い話に近い。

  • 第2月

    1/6
    精錬 NPC が突然撤去される。もっとも理由は無限精錬以外考えられないが、公式の文書には曖昧な記述しかないため、対外的には特に理由もなく撤去したことになっている。無料サービス時から現在までの 4ヶ月以上、ずっと「存在しない」ことにして隠蔽/無対処を貫いてきた無限精錬に対して、あたかもこの日突然発見して素早く対策を取ったかのように見せかけつつ、「深刻なバグ」という曖昧な表現を用いて隠蔽を継続しながら、さらになぜ今さらこんな投げやりで中途半端な「対処」を行うのか、その意図は不明。
    有料サービス化後に無限精錬が存在したかどうかについては、長らく不確定情報だったが、この不自然な挙動により確定情報となった。また、RO 管理側は度々「ログを解析すれば不正ユーザ/不正アイテムのみ正確に削除できる」という発言をしてきたが、このような陳腐で投げやりな対処をしてしまったことで、それが実際には不可能だということを自ら証明した。
    客は例によって適当に怒ったフリをしてそのまま沈黙。
    1/7
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 3週間経過。客に動きはなく、ログインユーザ数にも有意な変化は見られない。パーティ機能などなくてもよい、別に動作していなくても人は減らない、という事実はほぼ証明された。
    1/14
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 4週間経過。
    1/21
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 5週間経過。
    1/28
    12/17 から状況変化/告知とも無いまま 6週間経過。

  • 第3月

    2/1
    ログインユーザ数は依然 10000〜12000 程度をキープしており、2002/12/1 の状態から何ら変化はない。パーティシステムは 1月下旬直前までの全時間完全停止状態から変化し、動作と停止を断続的に繰り返す状況へ。
    2/5
    zeny 無限増殖の手法が広く知れ渡る。同時にこれが 2002/12/1 の有料サービス開始時から現在までずっと可能な手法だったことも判明する。内容的には、ログアウトをコマンドすると同時に露店から物を買うことで、買い手側の所持金を減らさずに商人側に売上げを与えられる(Dupe)という、非常にシンプルなもの。
    2/5
    15:00 頃、サーバがシャットダウン。
    2/6
    サーバ再起動。上記手法で Dupe することはできなくなった。しかしなぜかプロトコルが古いものに変化しており、問題そのものは直さずに、古いプロトコルに退化させることで急場を凌いだと見られる(なぜ古いものに戻すことでこのバグが発現しなくなるのかはもちろん不明)。なおプロトコルが古いものに戻ったため古い cheat と dupe が復活。
    現状に対する対処は、手法が公知になった 2/4 19:00 までの巻き戻しのみで、2002/12/1 から現在までの間に dupe によって増加した金とその影響については特に何もしない。

    客は現在、長い屈辱的生活の結果、cheat、dupe、bot といったような不都合な諸問題について、存在しないものとして扱うという傾向が強くなっており(その方が精神的に楽)、もはや「この程度」のことではあまり目立った反応が見られない。また、目前の問題に対して反応することは恥ずかしいことである、と定義する傾向もかなり強まっており、思考停止を乱す反応、論に対しては、「他でやってくれ」「人それぞれだから」「勝手に辞めろ、むしろ人が減って環境がよくなり万歳」といったような逃避反応が非常に顕著に見られる。総合的に見て、ストレス要因が発生する度に怒ったフリをしてガス抜きをするというレベルから、そのガス抜き行為さえストレス要因となるため「文句を言う人間自体の(自分の脳内からの)抹消」というレベルに達していると言え、病状はさらに一段悪化した。内容的に CHAOS ショックにも匹敵するデータ破壊度を持ったこの件に対して何ら動きが起こらないという事実はそれを証明している。

  • 第4月

    2/28
    人間の対立問題について、ついに独自路線を止めて他のゲームと同じ対応をすることを発表。RO 独特の文化である「マナー原理主義」に対して、その原理主義を定着させた張本人である RO 管理側自らが一石を投じた形。だが、既に長期に渡ってマナー原理主義に支配され、教育され続けて来た RO の客が、今さらマナー原理主義を離れて物を考えることは非常に困難と考えられ、何か気に入らないことがある度ノーマナーノーマナーとヒステリックに叫んで精神的補償を行う光景は、RO の風物詩の一つとして、あるいは RO 出身のプレイヤの性質として、今後も消滅することはないと考えられる。
    2/28
    2/5 に Dupe をしたとされるアカウントが大規模に Ban され、それと共に「特に悪質だった」とされるアカウントについて公式サイトでキャラクタ名が晒される。RO の歴史上初めての実効性のある Ban。平常時の劣悪な管理ぶりを無視して生きている現在の RO の客にとって、この告知は希望的観測の絶好の燃料となった。
    …はずだったが、ここで誤処理(冤罪 Ban)の問題が発生。ログを辿って行われた Ban の精度はかなり低く、市井の一般ユーザはもちろん、いくつかの有名サイトの所有アカウントさえも誤まって Ban され、声の大きいこれらのサイトはこの問題の存在を声高に主張。結局、この作業は RO 史上極めて珍しい「まともな方向性を持った」作業であったにも関わらず、プラス一辺倒で捉えられることはなくなり、RO 管理側は何かやってもやらなくてもどっちにしてもダメなのだ、という不名誉な事実を世に知らしめる結果となった。
    資料
    誤処理が実際どの程度の規模で発生しているのかは定かではないが、誤処理が発生する土壌は充分にある。ログを辿るのが大変だ大変だと過剰に泣き言を言う、客に自首を勧めている(証拠全てを保持している管理者が客に自首を勧めるという話は聞いたことがない)、「当該バグを利用した」という単純明確な条件ではなく「瞬間的に金が増えた」というひどく曖昧な条件で処罰しようとしている等、元々質が悪いことで知られる RO のサーバプログラムは、ロギング能力の面でもかなり質が悪いと見られる。質の悪いロギングシステムは質の悪いログを生み、質の悪いログは追跡精度を落とし、ログ追跡作業を原始的な人海戦術に貶め、原始的な人海戦術は人的なミスを誘発する。このような状態ではどのようなミスが起きても別に不思議はない。
    3/2
    ログインユーザ数が初めて目に見えるレベルで減少。12月に一気に 3ヶ月ぶん払った人間のうち、数割がそのまま支払いを(あるいは一瞬のことにせよ)辞めたと見られる。しかしながら、料金は 3月から従来の 1.67倍にあたる 1500円であり、客の数が 60% まで減少しなければ売上げは減少しない。つまり 3月は人が減ったにも関わらず売上げは前月より上がっていると言える。
    3/13
    これまで単なる提灯持ちとして適当な記事を書いてきたマスメディアが、ついに問題点の指摘を中心とした記事を作成。これまで客からの問い合わせにはほぼ応じず、「努力しているので待っていなさい」という姿勢を貫いてきた RO 運営側だったが、さすがにそれではもう通らないと見たらしく、ここで全ての問題の原因はグラビティのプログラムにあり我々も困っていますという回答パターンを用い始める。これは従来見られなかった傾向で、ガンホーはここ最近の間に、外部から問題点を指摘された際の回答パターンを「無視」から「全ての責任をグラビティに転嫁する」形に変化させたと見られる。
    3/19
    4/23 に OST を発売するとアナウンス。物販。マスコミで大きな扱いを受ける。
    3/20
    1:30 頃、サーバが外部からクラックされ、全ゲームサーバで大量のブロードキャストメッセージ(全ユーザ強制受信メッセージ)が数分間に渡り連続送信される。メッセージの内容は、RO サーバエミュレータ ApezRO を賛美するものと、グラビティ社を侮蔑するものの二種類。
    この後 3:00 までの間に、全チャットサーバは攻撃をしのぐためダウン。同日午後、「不正アクセス防止の作業が完了した」と発表され、復帰した。問題が何であったのか、本当にブロックされたのかどうかは不明。
    なお DB サーバが昨年 12月から全く正常動作していない Chaos サーバでは、この攻撃メッセージもユーザには届かなかった。
    3/27
    課金後の目玉の一つとされていたペットシステムが 4ヶ月遅れでやっと実装される。テイム用アイテムを集めてテイムできる敵に対して使用すると一定確率でペットとなる、というデザイン。このテイム用アイテムがレアドロップであることから、旧来のレアアイテム集めとやること自体は全く変わらない(テイム用アイテムが出るまでひたすら敵を殺す)。ペット取得後は頭装備と同様に自己顕示手段の一つとして使うことになるが、ゲーム的な意味は何もなく、また自己顕示としても少々度が過ぎている(本気で邪魔)ので、このシステムが今後どのような評価になっていくかは不透明。
    このシステムに期待していたユーザはかなり多かったと見られ、同日から翌日にかけてのログインユーザ数は一時的にかなり上昇した。
    3/30
    let's ragnarok 閉鎖後、強欠陥傾向者、いわゆる「厨房」を一手に引き受けたとされる「ラグナロクナウ」が、同日をもって閉鎖。閉鎖事由の解説等はなく、閉鎖に至った経緯は不明。

  • 第5月

    4/14
    RO プレイ日記系の VNI では最大のネームバリューを持っていたと思われるさやさや 16歳が更新停止を宣言。事由は不明。ただ「疲れた」とはコメント。また閉鎖ではなく更新停止だという点をやや強調。
    4/17
    ユーザ数が順調に増加し続け、20万を突破。現に客の数が減らないということが客の病理そのもの。
    4/22
    Net Security において、ガンホーが最低のインシデント事後対応能力と評価される。元々の対応能力の無さもさることながら、最大の原因は、サーバがクラックされた件で Net Security 側がガンホー側に取材をしようとした際、ガンホー側が「折り返し連絡する」と言ったまま完全に放置した点。客への普段の対応をそのまま Net Security 側にも行ったことで、かなり現実に即した形で対応評価が行われる結果となった。
    これにより、RO 管理側のサービス管理能力がそもそも劣悪で、元々のサービス品質が非常に低い上、実際に起きた問題に対する対処能力も無に等しい(問題の矮小化と隠蔽が最優先事項である)という見方は、単なる経験不足の素人の主観的な見方ではなく、ごく一般的な物の見方である、という世間的な「お墨付き」を得た。
    蛇足ながら一応記述すると、客は無反応。実際それしかないと思われる。
    4/27
    RoMonitor 配布サイトが閉鎖。事由は「問い合わせたら止めろと言われたため」。
    4/27
    SSROA の開発継続が断念される。事由は「問い合わせたら止めろと言われたため」。

  • 第6月

    5/14
    発売前から大量の提灯記事をぶら下げ大きな扱いを受けていたサウンドトラック CD が発売される。しかし、購入者からはその(聞いた瞬間素人でもすぐ分かるレベルの)あまりの音質の低さに続々と怨嗟の声が上がり、周波数分布の調査から、音源が何と 22khz の mp3 であることが判明。「何をやらせても失敗する」というガンホーの歴史に新たな 1ページを加えた。
    発売元となったデジキューブでは、異例の釈明文書をリリース。ガンホーは企業としてデジキューブにも大きな迷惑を与える結果となった。
    ただし例によって、客が本当に怒っているのかどうかはもう分からない。口先で何を言おうと客は本当は怒っていない可能性が高い。
    5/14
    冤罪 ban の存在を認める。もっとも現時点で信用ゼロなので発表内容自体はどうでもよい。 注目すべきは調査するだけで 2ヶ月半かかったと言っている点と、「全てが人災だった」と定義することで逆説的に「システムそのものは何の問題もなかった」と主張している点。
    5/22
    4/14 に更新停止を宣言したさやさや 16歳がわずか 1ヶ月で復帰。

  • 前提、要点

    RAG-FES2 以前は細かく資料を集めていなかったため、その部分の日付は不正確。赤字は重要事項。

    サーバは 5000 クライアント程度を想定して設計されており、恒常的に 10000 クライアント以上が接続に来る現状では、まともなパフォーマンスが出なくても特に不思議はない。しかし、そのことと、高負荷時に DB から別のデータが出てくる、そのことによってキャラクタデータが壊れる、等の「まともに作ったらそうなるとは考えられない」動作をすることは、また別の問題。

    RO 管理側は、サーバにキャパシティがないことが分かっていながら、積極的に集客活動を継続し、有効な人口分散策も何ら実行しようとしない。従って 5000 クライアントサーバに何クライアント殺到したとしても、別に同情的な考慮をする必要はない。

    cheat や dupe 手法に併記されている日時はあくまでも「広く知れ渡った」時期であり、cheat ないし dupe 自体はそのずっと前から行われている。

    公式サイトでは赤い四角()が障害報告となっているが、障害なく正常に動いていることがまずない状態であるにも関わらず、2002/12/1 の課金開始から 2003/2/6 現在に至るまで障害報告は一件もない。

    告知文書は、内容もさることながら、全半角数字が混在している、句読点位置がおかしい、敬語がおかしい、そもそも日本語としておかしい、日付が間違っている、コピペした際にタイトルを変え忘れている等、杜撰な編集が目立つ。

    RO の客は RO 管理側が度々使用する「実があるとは思われない情報の提供」、つまり「虚言」に対していちいち強い希望的観測を行う。

    RO の客はすぐに問題の存在を忘れる。

    RO の客は明るい面だけを見て厳しい現実と対峙しないよう努力する。

    RO の客は怒っているように見えても実際は怒っていない。

    RO の客は舐めた扱いをしても離れることはない。