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L+Sのブログ、移行しました。

ライフアンドシェルター社のブログ、長らくこちらで続けていましたが、2014年からこちら へ移行いたしました。

今後もライフアンドシェルター社をよろしくお願いいたします。



# by ben_matsuno | 2014-03-28 18:51 | news/お知らせ

「食と建築土木」(LIXIL出版)

「食と建築土木」著:後藤治・二村悟、写真:小野吉彦(LIXIL出版)にコラムを書かせて頂きました。

「食と建築土木」(LIXIL出版)_f0003829_14302435.jpg


本著は、農家や漁師さんたちが生業のために作った構築物(櫓、小屋、覆い、風除けなど)を、日本全国から集めた、希有で、楽しく、美しい本です。
著者のひとりである二村さんからいただいた「現代建築の文脈で何か一言書いてもらいたい」という要望を元に、「一次産業のための工作物」の魅力を解きほぐしてみました。

写真も綺麗ですし、随所に添えられた紙版画もかわいいです。

本屋さんには今週から並ぶ予定ですので、見かけたらぜひ手に取っていただければと思います。


Amazonで、初めて自分の名前が載っているのを目にしました。嬉しいものですね。
[ben]
# by ben_matsuno | 2013-11-21 14:52 | published/掲載・放映

場所の潜在力を引き出す4つの設計手法

場所の潜在力を引き出す4つの設計手法_f0003829_17175746.jpg

急に寒くなってきましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

セミナーのお知らせです。
来る12月7日土曜日、15:30から新宿のオゾンにて、セミナーを開催させて頂くことになりました。
詳細はこちらをご覧下さい。

基本的にプロ向けのようですので、メーカーの方々、製作に携わっている方々にお越しいただき、ネットワークを広げられたらと考えています。

ぜひ、お足をお運びのほど、お願い申し上げます。
# by ben_matsuno | 2013-11-14 17:18 | news/お知らせ

「ノイズを設計する」展 はじまりました

「ノイズを設計する」展 はじまりました_f0003829_041453.jpg

彰国社「ノイズを設計する-あたりまえの建築をめざして」刊行に合わせて企画された展覧会が、先週末からはじまりました。初日のオープニングレセプションにご来場いただいた方々、ありがとうございます。

【会場】プリズミック・ギャラリー
【会期】2013年7月20日(土)- 2013年8月23日(金)日祝定休
8月14日(水)- 8月18日(日)夏季休業
【時間】10:00〜18:00

会場では、本の内容を再構成したコンテンツに加え、最新のプロジェクト【明圓寺納骨堂 游心庵】を展示しています。
里山の一角にたたずむ、場所の音を聴く、祈りの場所です。

お暑い中ですが、多くの方々にご高覧いただきたいと思います。
よろしくお願い致します。
# by ben_matsuno | 2013-07-23 00:48 | news/お知らせ

ノイズと対話する/「あたりまえ」を再構成する

ノイズと対話する/「あたりまえ」を再構成する_f0003829_1394286.jpg

ほぼ2年ほど前から手がけていた本、「ノイズを設計する」(彰国社)ができ上がりました。
建築家、伊藤博之さん、川辺直哉さん、田井幹夫さんたちとの共著です。

それぞれの建築家の作品を4人で訪れ、その建築の面白さについて対話を繰り返してきました。建築にまつわる雑然としたものごとを、僕たち建築家がどのように建築にまとめていくのか、そのプロセス、ニュアンス、感覚が、4人の対話によって、目の前に晒されています。

書店、アマゾンなどでお手に取って頂けると幸いです。

冒頭のイントロ文章、少し長いですが下記に記します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東日本大震災を経たいま、近代以前から綿々とつづいてきた、あたりまえの日常をもう一度捉え直してみたい。

雑然としたノイズを含む具体物。それは私たちの日常生活を生き生きとさせてくれる、ビタミンのようなものかもしれません。「あたりまえさ」に正面から真摯に向き合い、設計に組み込んでいくことによって、近代の先にある豊かさ、必然性を獲得できるのかもしれない。

そのような姿勢に共感する4人の建築家が数年に渡り、それぞれが設計した建築の現場に足を運び、対話を繰り返してきました。本書はその記録です。

近代社会、あるいは科学は、分析、つまり「分けて理解すること」を基礎としています。
渾然一体となった世界を二分し、いいものと悪いもの、使えるものと使えないものに分ける。本来は一体となって全体のつながりの中で生きていたものを、断片化した部分として、要素として、ラベル付けし、ファイリングする。それが科学的理解というものの本質です。

建築・都市においても同様に、寝る場所と食べる場所、住む場所と働く場所、仕上と構造、紫色と赤色、敷地の中と外、設計に取り入れるべきものと排除するべきものを分けてきました。敷地の中と外を分け、日常と非日常を分け、できるだけ扱う項目を減らし、周囲から分断された世界を構築する。従来の世界からの距離が遠ければ遠いほど良しとされる。それが近代建築が行ってきたことです。

しかし、建築がモダニズムの100年を経ても依然として、私たちの周囲には雑菌だらけの混濁した環境が広がっています。勝手に置かれた植木鉢、瓦屋根のイミテーション、安いサイディング、階高の違うビル群、統一されないファサード、暴力的に走る高速道路、スプロールする市街地、原色のネオンサイン、三面護岸された川、排気ガスに霞む山々。

私たちは、そういった「やるせないとされてきた世界」を愛したいと思います。そこに確かに存在するものが発する「声」を聴き取りたいと思うのです。それは小さな声かもしれないし、とりとめなく広い帯域に分散した雑音であるかもしれない。西洋音階による美しいメロディを奏でていないかもしれない。
それでも、実際に聞き耳を立ててみると、そこには確かに、空気の振動があり、音があり、豊かな倍音と固有のサウンドがあることがわかります。ノイズとして見捨てられてきたフィールドへ可聴域を広げ、ノイズを調律し、センサーの感度を上げて世界認識の解像度を上げてみると、設計のための広い沃野が広がっていることがわかります。

大きな身振りで驚かすのでもなく、純粋さを極めていくのでもない。あくまでも身の回りの具体物が発する文脈や感覚を積み上げていくこと。あたりまえのことをきちんと捉え直して、再校正すること。それによって本書に記されたような、いくつかの興味深い試みが実現されています。

みなさんが、身の回りのノイズと対話し、あたりまえを捉え直す方法の参考にしていただければと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
刊行に合わせて、2013年7月20日から、外苑前のプリズミックギャラリーで展覧会も行います。
展覧会については、こちらをご覧下さい。

展覧会では、本書の内容の他、最新作の展示も行います。
みなさま、こぞってお越し下さい。
# by ben_matsuno | 2013-06-30 13:31 | published/掲載・放映


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by ben_matsuno

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