Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

昭和50年代生まれゲーオタによる追悼抄

年度末の慌ただしさも相まって、今年度もっとも精神的にエグかった3月が終わろうとしている。おかげでまたもや月末ギリギリ更新になっちゃったけど、書く。

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鳥山明先生が急逝した。スマホにニュース速報の通知が届いた瞬間、「えっ!?」と声を上げてしまった。信じられなくて、あまりにも突然すぎてショックで、それ以上の言葉が出なかった。あらゆる人々の訃報へのコメントを読んでいるうちに、非現実な衝撃が、だんだんと現実的な悲しみの感情へと変わってゆくのがつらかった。大げさかもしれないが、自分の中の一部がゴッソリ欠けたような寂寥感だった。

まるで虫の知らせのようだが、実は訃報のつい数日前、思うところがあり、実家に置いてある「鳥山明のヘタッピマンガ研究所」を読み返そうかなーと思っていた矢先だった。

www.s-manga.net

マンガの基本中の基本が、非常に分かりやすく描かれており、投稿者の作品の悪い点も良い点も丁寧に解説している、すばらしいマンガ入門書だ。

漫画家指南書の名著である「手塚治虫のマンガの描き方」も読んでいるが、こちらはテキストベースの学術書や新書のような内容で、これはこれでマンガの神様的視点として参考にはなるものの、実用的ではないというか、鳥山明のヘタッピマンガ研究所は読者=マンガ初心者視点の、マンガのシンプルな記号化があまりにもうますぎて、アドバイスの一つ一つがずっと記憶に残り続けてる。参考例をもとに、こんなふうに楽しくマンガが描けたらいいなと読者に思わせてくれるのは、ヘタッピマンガ研究所のほうが圧倒的に上なのだ。

うまい絵の描き方は、今は絵のうまい人がたくさんいるし継承されやすいし、技術も残せるが、独学研究のうまいマンガの描き方は、漫画界に突然変異のように登場した鳥山明先生のようなマンガの超絶うまい人が、こうして書物にして残したり直に教えたりしないと、正しく継承されないのではないだろうか。最近ニュースで、「北斗の拳」の武論尊先生が故郷の長野で漫画塾を開設したのを知って、より実感した。

f:id:macgirl360:20240326145653j:image自分にとって、もっとも思い入れのある鳥山明漫画作品は、なんといってもDr.スランプだ。家にある、Dr.スランプなものを探した。古いアルバムから、幼稚園時代のスナップ写真。見切れてる幼稚園児が自分。きょうのおとうばん、今見るとどのキャラが何の当番の割り当てだかさっぱり不明だが(お掃除や挨拶号令などの日直的活動と思われる)、自分たちの自画像カードと、先生が描いたアラレ絵は鮮烈に覚えてる。
写真に年月が印字されていないため、アルバムの時系列から推測するしかないのだが、幼稚園の入園が1980年(昭和55年)で、入園記念写真のページに貼られており、おそらく同年から翌年1981年にかけて撮影されたものと思われる。漫画は1980年に連載開始、翌年1981年4月にアニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」がスタート。幼稚園の教育現場にまでアラレちゃんが入ってきているから、やはりアニメスタート後あたりに撮られたのかも。当時の大人たちは、乳幼児にとってのドラえもんアンパンマンのように、Dr.スランプを子どもたちが好きで喜ぶものを与えてくれていたのだ。自分の幼少期はDr.スランプがすぐ身近にあり、Dr.スランプとともに育てられた。ちなみに昔の家には、アラレちゃんのドンジャラもあった。うちのドンジャラドラえもんでなく、アラレちゃん。お日さまがオールマイティー牌なんだよね。
f:id:macgirl360:20240326145649j:image作業部屋にあるお気に入りのコースターは、2017年開催の「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.1 創刊〜1980年代」で購入したグッズ。Dr.スランプのワクワクする扉絵は、読んでいた頃の思い出とセットになるほど思い入れが強いため、迷わず買った。

Dr.スランプは名作で新装版も出てるし、当時のジャンプ・コミックスも全巻セットで比較的手に入りやすいだろうし、いつかまた読み返したいからそのうち近々買おう……と思ってたら、こんな事態に。現在オークションサイトではベラボーな値段で売られており、転売屋の餌食となっている。

電子版のDr.スランプを試し読みしたら、黒人や原住民描写などの人種差別的表現に修正が加わっていたり、著作権侵害表現を事後許諾でクリアにしたため、ウルトラマンの描かれたコマの欄外に「©️円谷プロ」とキャプションが入っていたり、こりゃ無改変の単行本版で読みたいわ……となった。後世にも作品を伝えるためには、現代の解釈で改変するのも致し方ないけど、こればっかりは自分の記憶の中のコマと改変のギャップが大きすぎてダメだ。うーん、こんなことならもうちょい早くに買っておけばよかった。単行本でしか載ってないとりやま放送局がまた読みたいよ〜!

ドラゴンボールは完全版を全巻揃えており、最近も弟家の小学生の甥姪らに貸し出していた。子どもたち、すさまじいスピードで完読してたね……。ドラゴンボール完全版は、大好きで憧れのデザイナー・島田英明氏の装丁デザインだし、描き下ろし表紙や巻頭カラー絵が見たくて、新刊が出たらすぐに買っていた。受けた影響は、幼少期の原体験もありDr.スランプのほうが強烈なのだが、ドラゴンボールも大人になり改めて通して読むと、めちゃんこオモロイし、たしかに漫画の歴史や世界中の人類の人生すらも大きく変えた、とても偉大な漫画だ。

ところで、鳥山明先生逝去の流れからマカロニほうれん荘の作者・鴨川つばめ先生への再評価の話題も出てきたので、自分にとって絶大な影響を受けた、ふたりの大天才漫画家先生とその想いを、この期に文章化しておきたい。
上記の幼稚園写真の頃、幼少期にDr.スランプマカロニほうれん荘を、いずれも単行本カバーが行方不明のまま擦り切れるほど読み、なんやかんやで単行本は手放してしまったあと、学生〜成人社会人後、マカロニほうれん荘はわりと早い時期に書店や古本屋を巡り(続編の「マカロニ2」を含む)、再び収集した。愛蔵版も買ったが、あの素晴らしい扉絵が省略されていたのですぐに手放した。

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2018年の原画展レポート。読み返したところ、会場で流れていた鴨川先生みずから選曲のプレイリストを作成しようとしていたのにすっかり失念していたから、勢いに任せてSpotifyで作ってみた。以前も有志で作られてたっぽいが、検索したら消えてるようなので、作っておいてよかった。ほぼ全曲HM/HRばかりで個人的には聴き馴染みが薄いが、スコットランド出身でケルトニューウェーブ色の強いBig Country(ビッグ・カントリー)の「In A Big Country」が入ってたりと、鴨川先生はブリティッシュ・ロック全般が好きなのだと、その音楽趣向の広さに改めて関心した。Spotifyユーザーの方は、よかったら聴いてみてほしい。

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鴨川先生、原画展を開くほどご健在だけど、表舞台へ新作を発表することもなく、完全に隠居状態だし、もし鴨川つばめ先生が亡くなられたら、きっと鳥山明先生を失ったときと同じ想いを繰り返すのだろうと、いつか訪れるその日への想いが去来する。

前述の過去エントリでも、マカロニほうれん荘の魅力について綴られていて、補足すると、はちゃめちゃドタバタなギャグ漫画を通じて音楽や特撮、映画、ミリタリー、ファッション、アートなど、子どもにとって未知のオトナ文化に触れる、初めての機会だった。同時期に、幼稚園へ登園する前に夢中で見ていた「ひらけ!ポンキッキ」で流れるビートルズやオールディーズの洋楽に生まれて初めて触れたように、マカロニほうれん荘はあらゆるごった煮カルチャーを自分に初めて教えてくれた、文化の教科書のような存在だ。ただ、読者世代の違いもあり、一緒に読んでいた家族や親族以外で、マカロニほうれん荘を語り合える同世代や仲間が周囲では皆無で、ネットを始めるまでオタク趣味を共有する機会も一切なかったため、自分の中でマカロニほうれん荘は、自分しか知らない、密かに愛する世界=サブカルチャーとして、長年位置づけられていた。
つまり、自分にとって鳥山明先生はメジャーでメインカルチャー鴨川つばめ先生はマイナーでサブカルチャーであり、こじらせ思春期あたりで後者の道を選んでしまったため、どちらかというと鴨川つばめ信者寄りになってしまった。ドラゴンボール完全版を読み返してみて、メジャーすぎるものに背を向けて生きてきた過去のサブカルな自分を、今しがた自省していたところもあり、鳥山明先生への喪失感がハンパない。両名とも自分にとって、超絶大事な位置にいる漫画家なのだと改めて再確認しまくっている。この確認作業をもって、哀悼の意を表したい。

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最後にゲーム方面の鳥山明語りを。ドラクエシリーズを目いっぱい楽しむ様子を、過去にもしっかり記録していた。自分とドラクエの出会いはⅠからで、ジャンプのファミコン神拳ドラクエが発表会された際は「鳥山明キャラデザのゲームが出る!」と興奮した。Ⅲに至っては、近所の家電屋(今は亡きおかじま電器)の予約整理券の番号が3500番代だったのを覚えている。その後、デザイン専門学校卒業後の就職活動で求人票を眺めていたら、かつてエニックスが出版した「ドラゴンクエスト公式ガイドブック」を編集制作した編集プロダクションの名前を見つけた。

www.dragonquest.jp

Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3冊を横に並べるとロトの剣が完成する装丁の、ゲームの公式ガイドブックの先駆け的存在で、モンスターや武器・防具のイラストや情報に胸をときめかせ、製本が剥がれ落ちるほど何度も何度も読みかえした、あの憧れの公式ガイドブックを作った会社……! と、迷わず求人応募した。結果採用され新卒入社、オタク系デザイナーとして現在に至る。今も昔も、自分の人生の道標を作ってくれたのは、間違いなくドラクエであった。もし鳥山明ドラクエに関わっていなかったら、ドラクエは遊んでいても、まったく違う人生を歩んでいたかも。

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これはあくまで自分の中で、正統ナンバリングタイトルにおける話だが、『ファイナルファンタジー』シリーズは、初代オリジナルを制作したスタッフがいなくても、スクエニスタッフの誰が作っても『FF』になるだろうけど、『ドラクエ』は堀井雄二鳥山明すぎやまこういちの三つの才能のうち、どれかひとつでも欠けてしまったら、それはもう『DQ』ではない別物であると考えている。そして、これがドラクエの作家性なのだと思う。ドラクエはナンバリング以外の派生シリーズも多数出ていて、各シリーズのスタッフがドラクエワールドを継承、展開しているが、ある時ふと気づいてしまった。あと何作、ナンバリングのドラクエを遊べるのだろう?

以前、こんなエントリを書いた。かねてより懸念していたドラクエナンバリング完結問題〟。2021年にはすぎやまこういち先生も逝かれて、そして鳥山明先生も……いよいよ、ついに現実化してしまった。現在制作中のドラクエ12が、真の意味で最期のドラクエになってしまう。立て続けにふたりを失ったゆうぼんの悲しみは、到底計り知れない。

corp.marv.jp

先日、北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』のリメイク版が今夏発売と、突如発表され、胸が躍った。ゆうぼん監修の完全新作ストーリーも収録されるというから、これは絶対にやるしかない。自分勝手な気遣いだが、ゆうぼんも長い間ドラクエを作り続けてシリーズを牽引し続けてくれたし、いったんドラクエから離れて、今回のオホーツクに消ゆみたいに、自由にドラクエ以外のゲームを作ったり、心残りなことにそろそろ専念してもらっていいんだよ、と願っている。ドラクエは3代巨匠の手がける正統シリーズとしては終わっても、その魂は継承され、ドラクエシリーズは永遠に続くだろうから。

そしてゆうぼんにおいては、月刊OUTのあの公約を実行してもらうためにも、少なくともあと18年、末長くお達者でいてほしい次第。

radiko.jp

もしタイムフリーに間に合うのであれば、訃報から2日後に収録されたマシリト氏のラジオも、ぜひ聴いてほしい。書き起こし禁止のため、内容の詳細は避けるが、番組最後のマシリト氏の鳥山先生へ寄せたコメントが、別れの寂しさだけでない、時代の終わりでもない、新しい時代の始まりを予感させる、前向きな気持ちになれた。ふたりの関係は、さらなる強さを求め続ける、まさに悟空のようだと思った。


鳥山明急逝から間もなくして、小説ドラクエの挿絵を描いたイラストレーター・いのまたむつみ、「ちびまる子ちゃん」の声優・TARAKOと、まさかの訃報続きで静かに心が削れた。昭和50年代生まれ。あの時代を生きた子どもたちが、すごいクリエイターたちのすごい作品とともに成長して大人になり、旅立ちを見送る世代となってしまったが、彼らと同じ時代を生きられたことに、心から感謝したい。

【サントラ&LEGENDS続編発表記念】コトブキムラBGMよ、永遠なれ

f:id:macgirl360:20240228113503j:image先週頭、時間あるうちにそろそろ今月分のブログでも書くかァーと思ったら、なんだか体が気だるくなって熱っぽく……週末、喉がイガイガしてたから葛根湯を飲んだりして警戒していたが、見事に発熱、風邪引いた。昨年末も同じ症状で通院した時に残っていた抗生物質も含めた処方薬を飲み、しばらく様子を見ていたが、どうにも発熱が止まらず、通院したのが休診日をはさんだ翌々日の木曜というバッドタイミング。

やっと通院したら、再ブーム化しているコロナかインフルかは、発熱からもう4日以上経ってるし、検査やっても特に意味ないかもってことで、ノー検査だった。幸い、家族たちに風邪はうつっておらず、みな至って元気で、コロナインフルいずれかだったかもしれないけど、症状的には重症化もせずいつもの熱風邪かなーという感じで、まだ痰と咳が続いてるが、やっと人並みの生活ができるほど回復してくれて安心した。写真は発熱MAX時に寝室で撮った体温計。なかなか40度近い熱なんて出ないし、実物を見た例はないが「暗闇に光るRRoD(レッドリングオブデス)みたいでカッコいい!」と高熱でうなされながらも感激して撮影した。f:id:macgirl360:20240228113514j:image
f:id:macgirl360:20240228113455j:image熱でぐったり寝ていると、カヌが腹の上や顔のそばで体を押し付けて寝てくる。重い……発熱で体が温まってるからくっついてくるのか、ネコなりに付き添い看病してくれてるのか分からないが、風邪で寝込んでつらいときも、ネコがいてくれて気持ちが救われて、よかったと思う。
f:id:macgirl360:20240228113506j:image風邪からやっと回復したら、ポケセンで予約していたサントラ3点がついに届いた。特装ボックスで収納したくてセットで買った。ソード/シールドだけ未プレイだけど、プレイしている家族らも楽しんでくれるだろう。
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f:id:macgirl360:20240228113458j:imageいやーいい箱。物理メディアにサヨナラバイバイして久しいが、ゲームサントラだけは音楽サブスク配信が基本ないものと認識してるから、本当に欲しいゲームサントラはBOX買いするのが定番となった。
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f:id:macgirl360:20240228113518j:imageポケモンSVだけ6枚組……全部合わせて14枚組!! すげーボリューム。中でも今回特に聴きたかったのが『Pokémon LEGENDS アルセウス(以下『アルセウス』)のサントラ。初めてプレイしたポケモンシリーズで、今でもとても大好きなゲームだ。以前もブログで『アルセウス』へのあふれる思いを書きしたためた。もう2年も経つのかー。

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軒並みならぬ『アルセウス』への思いを伝えきったつもりだったが、そういえばアレについて書き忘れていたことに今さら気づく。「コトブキムラ」のBGMの素晴らしさについてだ。このたびのサントラ発売記念に、追記しておく。

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ゲーム未プレイの人には作業用1時間30分耐久コトブキムラBGMを聴いてもらってから読み進めてもらう前提として……冒険の拠点であるコトブキムラ。ポケモン調査後などに何度も訪れるこの村で流れるBGMは、どこかホッとするような、遠い故郷を思い出すような、緩やかで穏やかな旋律なのだ。異世界から訪れた主人公を、畏怖しながらも受け容れてくれる、村人たちの優しさも感じられる。ストーリーの進行度に合わせてメロディが変わり、最終的には『ポケットモンスター ダイヤモンド・ パール』に登場する「コトブキシティ」のテーマBGMがモチーフとなる。

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コトブキムラBGM、なんでこんなに好きなんだろう? と自分でも疑問なのだが、ゲーム内で必ず滞在する場所で、何度も何度も聴くBGMとして、長時間通して耳にしていても、まったく聴き飽きることがなく、むしろ無限ループで聴いていたいほど心地よいというか、ゲームを通じて、超良質なローファイ環境音楽を聴ける最高体験なのだ。

コトブキムラBGMの心地よさを具体的に例えるなら、ローファイ・ヒップホップ(Lo-Fi Hip-Hop)のヒーリング感が、もっとも近いのではないだろうか。Nujabes(ヌジャベス)の楽曲へ感じるものと共通している。

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ポケモンを全シリーズ通してプレイしているわけでないから、シリーズ内の『アルセウス』の立ち位置が理解しきれてないが、コトブキムラBGMには、今はなき古の、ポケモンと人間の関係が成立していない時代に生きた人々や、その生活背景や文化など、昔々のいろんなものがBGMに込められているような気がする。サントラのライナーを読んだら、作曲者も実際にそのように語っていて、思いがダイレクトに届いている。動画BGMのコメントでも、『アルセウス』をプレイした友人たちも、コトブキムラBGMが好きすぎて、村に入ってもBGMを聴きたくて何もせずじっとして、夜~朝を過ごしたりするそうで、「コトブキムラあるあるだ!」と感激した。

コトブキムラの話をしていたら、だいぶ久しぶりに『アルセウス』を起動したくなった。いつ訪れても、ずっと変わらない、あのままのコトブキムラに、あのBGM。コトブキムラは訪れるたびに村が少しずつ発展し、自分の家やお店や畑、牧場があって……ただの拠点でない、ゲームの中のマイ故郷って感じがする。久々に帰ってきて、普通に「ただいま」と言ってしまった。

仲間のポケモンには、ディアルガパルキアエルレイド、御三家たちがいた。みんなかわいーねー。このポケモンと人間のリアルスケール感がたまらん。

図鑑タスクも、まだまだ途中だった。牧場のボックスは使い勝手が悪すぎて、ほとんど未整理。初プレイからちょうど2年、ポケモンSVやゼルダなど別のゲームに時間を取られているし、それぞれのゲームの操作感を戻すのが大変だけど、本当はヒスイ地方に戻って、のんびり図鑑埋めとかしたい。

ついでにテルとマイパートナー・フクチャン(ヒスイジュナイパー)で記念撮影。撮影の仕方も、もうちょっと便利になるといいのになー、と『アルセウス』で不足を感じていた点を、ポケモンSVではいくつか解消されているのがよかった。逆に『アルセウス』でよかった点はポケモンSVでは対応されてなかったりもあるが、いつかLEGENDSも続編が出れば……と願ってたら、一昨日のポケモンデーでなんと!! ついに!!! LEGENDSの続編発表がーーー!!!!

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『Pokémon LEGENDS Z-A』エッフェル塔みたいなタワーが中心地にある、パリのような開発都市が舞台のようで、今からワクワクが止まらない。ポケモンガチ勢からの考察もまた楽しい。これまでシリーズでは「BW」や「XY」など、アルファベットを冠にしてきたが、ここでナンバリングタイトルでない外伝のLEGENDSシリーズで「Z-A」ときて、謎がますます深まる。来年2025年まで生きなきゃならなくなった理由がまたひとつ増えた。

シリーズのサントラ発売日とポケモンデーの新作発表を合わせるプロモーション戦略にも、さすがはポケモンだぜ……と感心する。サントラ発売記念に『アルセウス』語りをするついでに、素敵なサプライズをもらえた気分。自分たちをますます夢中にさせてくれるポケモンの世界に、これからも期待を送り続けたい。

続編も発表されたし、このきっかけに『アルセウス』の再評価ブームが来ることも楽しみだ。今までポケモンシリーズをやったことがない人にこそ、ぜひ『アルセウス』からプレイを始めてみてほしい。そしてもしプレイしてみてよかったら、コトブキムラBGMを聴き惚れ、コトブキムラを第二のゲーム故郷として認定してほしい。

 

2024年、それぞれのSEASON 2

f:id:macgirl360:20240124231437j:image2024年が明けた。この年末年始、家族たちは田舎へ帰省、自分だけ子猫のカヌと家で留守番。元旦は久々に実家のおせちとお雑煮をご馳走になって過ごし、猫と年越し最高~とのんびりウトウトしていたら、能登半島地震が起こり、大津波警報で一気に目覚めた。吊り下げたリュックが大きく揺れてカヌがじゃれるほど、こちらもかなり揺れた。突然訪れる災害は時と場所を選ばないというが、なにも元旦に襲ってこなくても……というやりきれなさが募る。ネットや初詣先の募金とあわせて、3千円ほど寄付した。被災地では大雪で苦しい避難生活が続いており、心休まるときが訪れるよう、ほんの少しでも北陸の被災者の支援になるといいな。f:id:macgirl360:20240124231532j:image三が日2日目、実家家族と市原の「サユリワールド」へ。隣接の「市原ぞうの国」も正月から営業しているらしい。動物にとっちゃ盆も正月もないといえばないが、すごい営業力。市原ぞうの国は、以前GWに家族たちと行ったことがあるので、まだ行っていないサユリワールドを選んだ。ここは主に動物とのふれあい&餌やりがメインで、入場料プラス1回500円のエサを都度購入するシステム。お正月でもそこそこの人が来ていた。

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f:id:macgirl360:20240124231440j:imagef:id:macgirl360:20240124231506j:imagef:id:macgirl360:20240124231520j:image
f:id:macgirl360:20240124231517j:image動物たち。ひゃーみんなかわいい~! 『ポケモンスリープ』でポケサブレをあげまくってる気分になる。ワオキツネザル舎でバナナをあげようとしたら、みんなすでにお腹がいっぱいなのか警戒心が強いのか、一匹も降りてこなかったのが残念。
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サユリワールド最大の目玉、キリンの餌やり。めっちゃ近ーい! まつ毛と舌長っ!! 舌先で器用にニンジンをかっさらっていった。ベロの感触がなんとも形容しがたい。こんな至近距離でキリンとふれあえるなんて最高。
f:id:macgirl360:20240124231514j:imageラクダの餌やり。かわいい。唇の感触がたまらん。黒と白のペアラクダ、なかなかのデカさで、『メタルスラッグ』のラクダ乗車イメージするよりもはるかにデカく、実際乗ったら相当の高さになるんだろうなー。f:id:macgirl360:20240124231444j:imageなんと、珍しくビントロングが展示されていた。都心の動物園ではめったに見かけられない。尻尾がでかくてズングリ体格がちょうかわいくて、ポケモンみたい。f:id:macgirl360:20240124231433j:image
f:id:macgirl360:20240124231426j:image三が日最終日。家族たちが田舎から戻ってくる前に、一人で映画館へ。ずっと観たかったヴィム・ヴェンダース監督の新作映画「PERFECT DAYS」。表題であるルー・リードの楽曲も大好きで、公開したら絶対に映画館で観に行かねばと、この日に思い立った。

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学生時代、日比谷シャンテ・シネで観た「ベルリン・天使の詩」に多大な影響を受け、続編の「時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!」を観に行って以来の、ヴィム・ヴェンダース新作劇場映画。東京の公衆トイレ清掃員・平山の淡々とした日常には些細な幸福や良き趣味があり、東京でこんなふうに暮らせたらいいなあ、という東京への憧れも詰まっていた。平山がカーステレオで流すカセットテープの楽曲がどれもセンスが良く、金延幸子の「青い魚」が収録されたアルバムをヘビロテしている。

open.spotify.comやたら歌の上手いスナックの女将とやたらギターの上手い常連客、ニャースみたいな声の古本屋の女主人、野良猫を愛でる金髪の老女など、意表を突きすぎるキャスティングも見ごたえがあった。2023年の東京の景観が見事にパッケージングされており、まさに2020年代版「東京画」だ。

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「東京画」は、1983年の東京の街の光景をありのままに映しながら、小津安二郎監督の映画とその関係者のインタビューを通じて軌跡をたどるドキュメンタリー映画。まさか40年の時を経て、ヴィム・ヴェンダース監督が同じ東京を舞台にした映画を撮るとは。花見、電車、パチンコ、原宿のロカビリー族、「タモリ倶楽部」の尻振りオープニングなど、日本人にとっては当たり前な日本の景色が、外国人の客観的視点だと奇妙に映ってしまう不思議な映像集で、とても面白い。今となっては貴重な時代の都市アーカイブであり、機会があれば各種配信サイトなどで観てみてほしい。

 

正月の地震のショックで、毎年恒例の友人や知人に年賀状LINEするのをしばらく忘れていたが、正月休みも明けて少しずつ連絡を送ってみた。数年前に年賀状じまいをして以降、比較的顔合わせしている知人からのLINE連絡も途絶えた。一方で、正月にしか連絡を取らないが、新年挨拶を通じて長年ずっとつながっている数少ない友人たちがいる。友人たちの昨年の出来事を聞いたり、自分も近況を話したり、互いの報告を楽しみにしている。
その中でも、昨年から新しくフォトブログを始めたという友人のサイトを教えてもらい、好きなゲーム(ポケモンやあつ森)にカワイイものとおいしいものがいっぱいの日記に感動した。インスタ全盛な令和時代に相互リンクをお願いしたりと、インターネットのなつかしいやり取りができて、とても嬉しかった。ありがとう。年始早々、コロナ感染たいへんだったね……いつもずっと見守ってます。また一年、お互い元気に過ごしましょうね!


このように、自分自身に置かれた状況や周囲を見ていたら、なんとなく“セカンドシーズン”という単語が思い浮かんできた。自立した娘たちと再び暮らすために自宅をリフォームする姉、夫に先立たれ、自宅の自社ビルを民泊施設へ改装し、管理清掃に勤しむ父方の叔母、老眼でクリエイティブ職が難しくなり、異業種の医療事務に転職した友人……それぞれの人生で、あらゆる転機が起こっているようだ。

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先日、NHKBSで黒澤明監督の映画「生きる」を初めて観た。志村喬が公園でブランコをこぎながら「ゴンドラの唄」を唄う名シーンしか知らなかったのが、こんなに面白い映画だったのかと、号泣しまくった。字幕付きで見ると、古い用語や文芸的なセリフがよく理解できた。役所勤続30年、胃がんで余命僅かの主人公・渡辺(志村喬)を放蕩の世界へいざなう小説家(伊藤雄之助嶋田久作にそっくり)が良かった。

茶店で、役所の事務業からおもちゃのウサギ製造工場に転職したとよ(小田切みき)が「こんなもんでも作ってると楽しいわよ。あたし、これ作り出してから、日本中の赤ん坊と仲良しになったような気がするの。ねえ、課長さんも何か作ってみたら?」と、労働と創造の素晴らしさを問いかけ、「役所で作れるものなど……いや、ある! 自分にもできることが!」と、自分のやるべきことを見つけ覚醒した渡辺を見送るように、学生たちのハッピーバースデーの合唱が流れるシーンが最高だった。

来年でいよいよ50代になるし、そろそろ自分にも“シーズン2”が来そうな予感。映画に大きな感銘を受けたのも大きいが、病気と向き合い、人生の残り時間が少ないのが分かったし、やりたいことをやっておきたくて、気づいたときに、本当にちょっとずつだが、創作活動をしておきたいと思い立ち、スケッチブックやメモを描いたり、Pinterestで資料集めをしたりしている。ただ他人の創造物を集めているだけで、自分の手で何ら生み出してはいないが、自分にとっては、これも大きな一歩だと思う。

どんなときでも、前のめりな後ろ向きでありたい。渡辺のように、今際の際でも何かひとつでも成して、生きぬきたい。この機転が第2シーズンか、あるいはファイナルシーズンかも分からない。人間として、成長するか衰退するかのどっちかだが、いずれにせよ、最後の最期で、悔いが残らないように努めたい。これは一年の計というよりも、一生の計だ。

そんなかんじの年始めでした。いつまでも同じ新年、同じ毎日は続かない、何があってもおかしくないこんな時代だから、大事な気づきがあってよかった。今年もお付き合いと遠いところからの見守り、よろしくお願いいたします。

2023年マクガ的統括ベスト(ゲームと人生編)

年内最後の更新、「ゲームと人生編」をお送りします。ゲーム編と人生編、これまで別々にじっくり統括を綴ってきたが、エントリ書き始めようとしたら、家族方の遠い親戚がガンで急遽亡くなったとのことで、田舎から親族が上京してきたり、自分らも明日、葬儀に参列しなければならなくなり、こりゃ時間取れないなーってことで、簡潔にまとめてアップすることにした。年末年始クライマックスだけど、ほんとに最後まで何が起こるか分からない世の中になったねえ……。
【12/31追記】ポッドキャスト更新しました。こちらと合わせてお聞き&ご覧いただけると、より一層内容がわかりやすいですので、よろしければ!(曲なし版。曲あり版は後日Spotify Podcastでお聞きいただけます)

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人生編:隣り合わせの病と死

先に人生編を。今年は母方田舎の叔父の孤独死から始まり、身内の死、そして親族や自身の病の発症と、死の匂いが立ち込めた一年だった。

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文末に書いていた、従兄弟家の23歳の老猫だが、この直後に従兄弟が県営住宅を退去し、戸建の新居へ引っ越してから間もなくして、亡くなったそうだ。猫は家に棲み着く生き物ゆえ、新しい家への転居がよほど堪えてしまったのだろうか。猫が天寿を全うするまで、引っ越しはもう少し待ってあげれば……と残念だったが、従兄弟家も県営住宅の退去期限の都合もあり、やむを得なかったそうだ。叔父もいなくなり、従兄弟たちも長年住んでいた故郷を離れてしまったので、母方田舎へ行く理由が、いよいよもって墓参り以外になくなってしまった。こうして帰れる故郷、田舎がなくなっていくのだなーと寂寥感が。

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年一のゲーオタ飲み会の当日、女友達がガンで亡くなった。前日に危篤状態の彼女と対面し、心身が正直しんどかったので、逆に飲み会に来て、うまいものを食べて飲んで、気分転換ができて、本当によかったと思う。みんなありがとう。

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f:id:macgirl360:20231226152336j:image女友達との思い出話を少し。今年5月、彼女の小3の娘さんの運動会に招待され、応援に行った。娘さんは運動会終了の午後も授業があるとのことで、観覧の保護者は帰宅。帰り道、歩行するのも精一杯な体調の彼女を気遣いながら、小学校近くの公園に着き、ベンチで話していたら、散歩中の人懐っこいお利口な白い柴犬がやってきた。飼い主さんがおやつをあげてもいいよ、とボーロをくれて、二人であげて可愛がった。白柴は「パトラッシュ」という名前で、アニメ「フランダースの犬」由来らしい。

白柴パトラッシュに癒やされながら、彼女の口から出たのは、使える抗がん剤をすべて使い切ってしまい、あとは対症療法しか残されていない、という告白だった。この5年ほど彼女のガン闘病生活を応援してきて、いつか一緒に女子旅をする夢を叶えたかった。「体が動かなくなったら、私の車でどこへでも連れて行ってあげる。今日は娘さんの運動会の応援に来たけど、あなたの応援もしに来たよ」と伝えたら、とても気力が湧いたようで、「迷っていたけど、これで翌月に青森の実家へ帰省する覚悟も決まった、ありがとう」と言った。それが、彼女と対面での、最期の会話になった。

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数日後、彼女の訃報を聞き、ニンテンドースイッチを起動したら、もう二度とオンラインになることのない、オフラインの彼女がいた。彼女とはゲーム友達でもあった。娘さんも一緒にあつ森にハマり、互いの島へ往来したり、深夜にスイッチを起動すると、いつもあつ森を遊んでいたなあ、と思い出した。我が家に来てくれたときは『ヒューマン フォール フラット』をみんなでやって、グニャグニャ人間アクションに爆笑しながら楽しんだよね。子育てのことや病気のことなど、もっとたくさん話したかったし、一緒に年老いて、おばあちゃんになるまでズッ友でいたかった。彼女がいないことがまだ時々寂しいけど、遺された娘さんのことはみんなに任せても大丈夫だから、ゆっくり休んで、あっちであつ森を遊んだり、得意なダーツを楽しみながら、空から見守っていてください。

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実家父や自分の病も見つかった。先日眼科へ診察したら、緑内障予防の眼圧を下げる目薬は一定の効果が出ているようで、あと数ヶ月間点眼を続けることになった。洗顔やお風呂前の点眼をいつも忘れてしまい、湯船に入ってから気づき、風呂を出てビショビショ全裸のまま点眼するのが日課甲状腺も来年以降、本格的な治療が始まりそうだが、病院待合室での途方もない時間つぶしをどうするか懸念中。基本ゲームで遊ぶとして、古典小説を読んだり、タブレットやノートを持ち込んで、何か創作活動してみてもいいかも。どうか引き続き、遠いところから見守っていてほしい。

人生編:友達が漫画家デビューした

悪いことばかりだけでなく、周りでいいこともあった。長年の夢を叶えるため、執筆活動に奮闘してきた友人が、ついにめでたくプロ原作漫画家デビューした。しかも超メジャー週刊漫画誌! 10月に単行本第1巻が発売され、さっそく友人一同でお祝いメシ会を開いた。「アキバの万世で、いいことがあった友達にメシをおごる」という密かな念願の実績が解除できた。

「単行本を出した友人に、気兼ねなくサイン色紙を描いてもらう」実績も解除。異能力を持つ問題児クラスを舞台に、最強のアンドロイド教師が生徒たちのために奮闘する本作は、近作ではあまり見なくなった学園教師モノで、学園ラブコメ異世界ファンタジーが主力ブームな現在では時代錯誤っぽいかもしれないが、水谷豊の教師ドラマ「熱中時代」をなんとなく思い出しながら、楽しく読ませてもらった。

友人から聞く週刊漫画誌の実情は、まさしくメジャーリーグの厳しい世界そのもので、実力と人気がないと連載を打ち切られ、次の枠を狙ってまた新鋭の新連載が始まり……友人もまた夢の挑戦チャンスを掴みとったが、残念ながら年内で連載が終了、最終巻の第3巻は来年発売される。描きたいことやできることは最後まですべてやり尽くしたようで、よくぞ頑張った。友人のたゆまぬ努力と胆力に、心の底から尊敬する。最終巻ももちろん購入するし、また図々しくサインを描いてもらいたい。2学期の続編や卒業後の同窓会だってあるかもしれないし、可能性は無限大だから、次回作も期待してるよ!

人生編:保護猫がうちに来た

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最近のカヌちゃん。うちへ来てそろそろ3ヶ月、体がだいぶ大きくなり、人にも家にも慣れてくれた一方で、行動がますます大胆になってきた。先日はカウンターにある金魚水槽のフタに登って落ち、手足がずぶ濡れになっていた。今月頃からやっと添い寝ができるようになり、気づくと枕元や布団の中に潜り込み、明け方に喉ブーブー音で起こされる。TVの天気予報の気象予報士が振る丸い棒にも夢中で、小笠原諸島にじゃれたりする。警戒心が強いのか、ポケモンスリープでいうところの「げんきいっぱい寝」はあまりしないのだが、昼寝で熟睡してるときに姿勢をコッソリいじったら、げんきいっぱい寝ができた。クリスマスの装飾品も嫌がらず着てくれて、本当によい子である。人間のエゴで着飾られ、モデル撮影されている時の虚無顔がたまらない。

今年は総じていいことがあまりなかった一年だが、保護猫がうちに来てくれて、間違いなく最高に幸せな一年となった。カヌのおかげで、家族みんなが仲良く楽しく暮らせているよ。ありがとうカヌ。これからもよろしくね。

ゲーム編:ポケモンSV熱、まだ続いてます

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まーだ性懲りもなく、相変わらずポケモンしてます。部屋中グッズだらけ。『ゼロの秘宝 後編・藍の円盤』が思ったよりも早く配信され、先日開始したばかり。後編の新キャラ・タロの、手をバツにして「そういうのはよくないと思います!」と言う決めゼリフは「まほろまてぃっく」の「えっちなのはいけないと思います」を彷彿とさせる。来年明けにパルデア組が登場する番外編も配信されるから、この冬休み中に絶対クリアせんと……!!

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ゲーム編:マイGOTY2023、ティアキン

今年のGOTYは、誰もが迷わずゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(ティアキン)を選ぶと思われるが、自分もその一人。前作『ブレス オブ ザ ワイルド』(ブレワイ)は序盤までやって、あまりにも広大なオープンワールドと自由度の高さに途方に暮れて断念してしまった。ティアキンはやれることも世界もさらに広がっているにもかかわらず、辞め時が一切分からず、平日夜でも隙間時間を見つけては夢中になって遊んでいる。ポケモンSVのDLC配信で中断しているが、五人目の賢者探しあたりまで進行中。ゲーム中に膨大な量のスクショを撮っても、ゲームに全集中してるせいでほとんどアップしていない。今回はその中から適当にピックアップ。

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f:id:macgirl360:20231226181129j:imagef:id:macgirl360:20231226181155j:imageプルアパッド。写真(ウツシエ)を撮ったりマップを見たり、序盤から使えるのに超絶便利すぎるツール。見た目そっくりなニンテンドースイッチ本体も、ぜひこうなってくれ。研究者のプルアさんが最高。「チェッキー!」の挨拶使ってるの、ハイラル中でもプルアさんだけだが、プルアさんに好かれたいから、こっちも画面の向こうから手でV作ってチェッキーと挨拶してる。f:id:macgirl360:20231226181148j:imageコログ探しもせっせとやっている。しかし一向に終わらん。「もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…」と徒労する気持ちは激しく同意するが、とんでもない場所でこいつらに遭遇すると、馬で引きずったり水に沈めたり、ロケットで飛ばしたくなるマゾい存在。f:id:macgirl360:20231226181136j:imageカバンダも謎めいたキャラ。イチカラ村のエノキダ工務店へ行っても、エノキダ社長をはじめ誰ひとりカバンダの話をしておらず、コイツはひょっとして、エノキダ社長を一方的に慕ってるだけの、自分を社員だと妄想して勝手に看板設置活動している、脳ミソが残念なヤバいヤツでは……? と推測される。このように、ティアキンのサブキャラにはちょっと同情しかねない頭のおかしな人が結構出てきて、それに仕方なくつき合わされるリンクが不憫でならない。ただ素晴らしいのは、ドラクエシリーズも同様、主人公(リンク)自身が必要以上に喋らない設定のおかげで、複雑な人物相関や物語上でも、重要キャラクターなのにどこまでもフラットでいられる……つまり、他キャラが物語をサクサク進めてくれるから、ウザキャラにも余計な感情移入まで至らず、ゲーム進行の邪魔にならない。名作RPGシリーズ史上最高の発案ではないだろうか。f:id:macgirl360:20231226181158j:image道すがらで拾った馬の名前を考えるのが面倒で、見た目やネタネームばかり付けてた。走るおうまさん好き勢なら、きっと実在の競走馬名を付けてるとこだろう。f:id:macgirl360:20231226181139j:image歴代シリーズにも登場する、グラマラスで熟女な大妖精のお姉様たち。口の悪いクチューラ様が大好き。防具強化演出、ポリコレがうるさいご時世でようやるわ……と心配になるほど過剰な濃厚接触。まー大妖精様のエナジーもらえるんだから仕方ない(逆に精力吸われてる説もあり)。
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面白くて本編そっちのけでハマった料理。レシピ開拓するのが楽しい。リンクってグルメだな~。アニメ「葬送のフリーレン」で架空のファンタジー世界にドイツ料理のハンバーグが出てきた問題が記憶に新しいが、ハイラルではカレーピラフやパエリア、おにぎり、チャーハンなどの各国米料理、クレープやプリンなどのスイーツまで作れちゃうし、ファンタジー世界の料理描写はもっと多目に見てやってもいいと思う。f:id:macgirl360:20231226181145j:image馬宿の額縁写真収集も、地味に楽しくてちまちま集めてる。自撮りエモートでいかに〝我〟を出すかがポイントだ。

ティアキン、ほかにも語りたい要素がいっぱいだけど、ポッドキャスト用に取っておこう。「スクラビルド」機能も今までにありそうでなかったすごいゲームアイデアだし、祠攻略や地上絵探し、空島/地底探索も、どれも何もかもが面白く、果てしなく自由で、あちこち冒険している。前作ブレワイをリタイアしちゃった自分を呪いたいくらい。ティアキンをクリアしたら、ブレワイにも再挑戦してみたいところ。冬休み&来年はゼルダもがんばる!

昨年逝去した水木アニキの、ティアキンをやれなかった無念を思うと胸が詰まるし、もっとたくさんゲームしなくっちゃと強く思う。ガン逝去の女友達など、このように、やりたいことがたくさんあっても、できないままこの世を去る人もたくさんいて、自分もそんな一人になってしまうかもしれないから、少なくともゲーム方面では後悔しない人生を送りたい。

2024年ゲーミング目標とか、来年の抱負とか

最後に来年の目標や抱負など。今年は身内の不幸や病気などに翻弄されてしまい、昨年の目標(水泳、ゲーム実況配信などなど)がほとんど達成できなかった。悔しい。ただ、保護猫をお迎えしたのは、自分でも勇気を出した決意と行動だと誇らしいし、こうしたほんの小さな勇気と行動力が、自分や周りの世界を変えていくので、来年は、まず自分の身体をメンテしながら、夢を叶えていきたい。

・第一に自分の身体メンテ(甲状腺緑内障、婦人科疾患)

・夢を叶える行動、習慣をひとつずつ始める

ゲーム方面では、ライフワークにもなった日本舞台ゲームを引き続き追っかけていきたい。年末年始は『8番出口』をやって過ごす予定。『昭和米国物語』、ずっと待ってるから来年こそ出てくれ~!

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今年も一年、当ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。来年でブログ爆誕8年、今年も毎月1回更新を死守した自分はちょうエライ! すごーい! 今年はSNSが大混乱、新サービスが乱立したり運用が危ぶまれたり、ネットでの自分のあり方が揺らぎがちな今日このごろだけど、当ブログだけは変わらず安定の通常営業。その他SNSは基本非公開ですが、マルチポストで更新お知らせしますので、よかったら適当に探して、見つけたらフォローしといてください。

毎年恒例の締めの一曲、いまTBSラジオ「こねくと」を聴いていたら、いまの空気感にぴったりな選曲(井上順「お世話になりました」)が流れてめっちゃ良かったので、こちらでもお送りしたいと思います。今年もお世話になりました!

それでは、よいお年を~!

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2023年マクガ的統括ベスト(音楽編・後編)

音楽編・後編です。前編同様、リンクだらけで重いし長いし、自分のためのまとめなので、ついてこられる方のみついてきてください。ただ、どれも素晴らしい楽曲ばかりなのだけは保証しときます!

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懐かしCMソング経由

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今村亮一「Good Night」(津村順天堂「クールバスクリン」CM)。フジテレビのツムラ提供番組内でよく見かけたCM。今聴くと爽やかでチルアウトなシティポップ。CD音源化されていないようだが、作曲者本人が近年、人工音声で作成したセルフカバーをネットでアップしていた。自身の作品を今でも大切にされていることに感激する。

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Peter and Sophie Johnston(ピーター&ソフィー・ジョンストン)「Dreams」(味の素「サラダソース」CM)。イギリス出身の兄妹シンセ・ポップデュオの曲。PSY・S(サイズ)のメンバーがアルバムのライナー寄稿しているとのことで、確かに音楽的構成が似ているかも。おしゃれなサラダにおしゃれなBGMが印象に残り続けて、やっと曲名が分かってよかった。

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youtu.be中島勇志「おトイレソング」(藤沢薬品「ピコレット」CM)。ズボンとパンツを脱ぐお手伝いをする天使ちゃんと、トイレに急ぐ男児のお尻丸出しシーンが可愛い、合成アニメCMシリーズ。アニメは「ラーメン大好き小池さん」のモデルとしても知られるアニメーション作家・鈴木伸一たちが設立したアニメ制作会社「スタジオ・ゼロ」制作と知り、我々は幼少期から、すごい大人たちが作る良質なもの見せてもらってたんだな……とつくづく感心した。

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大野克夫「ミスターBON」(大塚食品ボンカレーゴールド」CM)。これも合成アニメCM。大野克夫は今や「名探偵コナン」の劇伴で超有名音楽家となってしまったが、名作TVドラマ劇伴も忙しくこなしつつも、本人歌唱のCM曲も手掛けるマルチな才能ぶりに感銘。

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中島はるみ「気分を着替えて」(カネボウ「マイデイト」CM)。ここからはアイドルCMソングがしばらく続く。先日亡くなった作詞家・三浦徳子による楽曲。中島はるみ、初めて歌唱映像を見たが、顔が小さく八頭身、超絶スタイルが良くてびっくり。アイドルよりもモデル向きだと思ったら、後にモデルや二子玉マダムとして活躍しているそうだ。

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黒沢ひろみ「秘密し・た・い・ナ」(味の素「秘密の味 ピナ」CM)。秘密の味=禁断の百合シーンが衝撃的なCM。肝心のピナ自体は、乳酸菌飲料っぽい味だったような。出演アイドルも曲も商品もマイナーすぎて埋もれてしまったが、お茶の間に流れた気まずく甘酸っぱい百合の味は、いつまでも忘れない。

youtu.be

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沢田玉恵「花の精 -わたしのON‐AIR-」(資生堂「オン・エア」CM)松本隆筒美京平という最強売れ線タッグソングだが、音楽活動はわずか半年で、ほぼ幻のアイドル。ちなみにCMで共演している男子生徒は、俳優・声優でおなじみの松田洋治。歌唱映像は「ドリフ大爆笑」内の歌コーナーで、芸能事務所やレコード会社のプロモ活動の場だったであろう当コーナー、当時はドリフコントの合間で退屈気味に見ていたが、今となってはマイナー歌手も拾い上げている貴重な映像集だと気づいた。

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加藤有紀「謎はと・か・な・い・で」(銀座じゅわいよ・くちゅーるマキ「カメリア ダイヤモンド」CM)。ゴージャスでグラマラスな絵面がメインのファラ・フォーセットカメリアダイヤモンドCMシリーズ内では珍しく、飾り気のない等身大のファラがベリーキュート。楽曲はバックバンドがカシオペアという最強の布陣に、イマドキ風おしゃれなシティポップ。サブスク配信もされているので、今の時代にもっと評価されてほしい。

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youtu.beストリート・ダンサー「サイテー男にご用心!!」(スズキ スクーター「ハイ」CM)。80年代の明石家さんま、こんなにカッコいいシティーボーイだったっけ……と再評価してしまった。BGMはさんま本人の曲かとずっと思っていた。演奏映像は「完全無欠のロックンローラー」のアラジンっぽいド派手コミカル系だが、別テイク演奏では、真面目な技巧派ロックバンドなパフォーマンスで、こっちはこっちでカッコいい。

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「ここはレストラン」(「すかいらーく」店内BGM)。CMで聴いていた記憶だったが、店内でも流れていたBGMらしい。CM動画を探したが見つからず。幼少期、ファーストフードやファミレスが嫌いな父が唯一連れて行ってくれたのが、木更津にある母方の伯母家のすぐ隣にあるすかいらーくで、この曲を聴くと、すかいらーくに行けるのを楽しみにしていたワクワク感を思い出す。作曲はCMソングの名士・ムーンライダーズ岡田徹ムーンライダーズのCMソング集には収録されていなかったので、作詞家の伊藤アキラCMソング集を買おうかな……。

youtu.be

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Shi-Shonen(シ・ショーネン)「憧れのヒコーキ時代」(日立「Lo-D WING W55」CM)フェアチャイルド戸田誠司による前身的テクノポップバンド。高価なオーディオへの憧れも詰まった曲。だいぶ前衛的なニューウェーブ楽曲だが、フェアチャイルドで劇的にイメチェン方向転換して驚いた。

open.spotify.com

youtu.beDU-PLEX(ドゥ・プレクス)「サイキック・マジック」(スズキ「アルト」イメージソング)。元曲はイギリスのアイドルバンド、G.I. Orangeの日本語カバー曲。CM単体動画が見つからないのでSpotifyリンクとCM集から。サブスク配信されていてありがたい。小林麻美出演のアルトCMによくDU-PLEXが起用されていた。池田聡の「モノクローム・ヴィーナス」など、スズキアルトCMは名曲だらけ。

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NICO(ニコ)「You You You」。なんのCM曲か思い出せず、ネットにも詳細がないのだが、CMなどで聴いた記憶がある。幼少期に数回聴いただけなのに衝撃が忘れられず、タイアップがあっても売れずに埋もれたマイナーバンドが好きな自分の琴線に、NICOも触れてしまったのだ(ひどい)。実の双子のユニットらしいが、のちにGARDEN(ガーデン)と改名し、アニポケ「アドバンスジェネレーション」のOP曲「アドバンス・アドベンチャーが大ヒット。メガ進化!

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135(イチサンゴ)「我愛你(ウォー・アイ・ニー)」(ビクター「ロボットコンポ」CM)。長年の間、タイトルや曲調からして中国人ミュージシャンの曲だと思いこんでいた。BGMも、森本晃司によるアニメーションも大変素晴らしく、ほんの数日~数週間しかオンエアされていなかったであろうCMが、40年近く経ても未だに忘れられないインパクトを残している。この曲も歌手本人にずっと大切にされ続けていて、今でも歌い継いでいる。二胡アレンジがより一層中華味を増してる!

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懐かしTV番組経由

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キャデラックスリム「孤独のメッセージ」ポプコンの番組「コッキーポップ」のテーマ曲として知られ、何となく聞き覚えがあった。疾走感のある骨太R&Bで、めちゃカッコいい。

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大友裕子「傷心」。懐かしCM集にあったシングル「手切れ金」(すごい曲名……)のCMで初めて存在を知り、曲を通しで聴いてみたら、ソウルフルでハスキーで、感情むき出しの歌声がとても良かった。ポプコン出身者で、やはりポプコンは才能の宝庫だったと再確認。なお葛城ユキの「ボヘミアン」は大友裕子が原曲で、そちらもぜひ聴いてみてほしい。

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ファウスト・チリアーノ「私だけの十字架」(「特捜最前線」エンディングテーマ)。「特捜最前線」はテレ朝の夕方再放送で見ていた世代だが、つい最近になりYoutube東映公式チャンネルで第1話が公開され、二谷英明の激シブな演技にシビレまくった。二谷英明のカッコよさが世界にバレてしまう……! エンディングの東京上空ヘリコプター空撮、そして刑事ドラマ主題歌にカンツォーネを起用したセンスが最高。

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ポピーズ「恋は気分」。70年代に活躍した6人組の女性ボーカルグループ。自分の生まれる前の時代すぎて、曲もグループもまったく知らなかったが、この動画を見て一発で一目惚れした。橋本淳&筒美京平の名コンビ曲。“気分なの 気分が大事”のフレーズもいいし、ダンスの振付もカッコカワイイし、TikTokでいつリバイバルしてもおかしくない。

youtu.beTOPS(トップス)「黒い炎(Get It On)」。元曲はアメリカのブラス・ロックバンドChase(チェイス)の同名曲。カーラジオから流れてきて「よく80年代のバラエティ番組BGMで流れてたあの曲だー!」と感激した。チェイスは日テレ「ウィークエンダー」の番組冒頭テーマ曲「Bochawa」でもおなじみで、ダイナミックなブラス音楽がひと昔前のTV番組で好まれて使用されていたのが伺える。トップスの日本語カバーバージョンは、山際祥子と三井雅弘のワイルドなシャウトがめちゃくちゃカッコいい。

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Maynard Ferguson(メイナード・ファーガソン)「Hollywood」(日本テレビ全国高等学校クイズ選手権」テーマ曲)。メイナード・ファーガソンといえば「アメリカ横断ウルトラクイズ」(スター・トレックのテーマ)や映画「ロッキー」のテーマでもおなじみ。TV番組で数多く使用された豪快なビッグ・バンド楽曲は、80年代の豊かな時代を象徴していたように感じる。

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www.youtube.com野呂一生「NESSA」
今田勝「DAYTONA BEACHWAY」
カシオペア「サニーサイド・フィーリン」
村松健「NEW YORK, CLOUD 9」
TV番組やCMでよく流れていた曲といえば、フュージョン系が圧倒的に多く、動画でShazamしては曲名を調べて、やっとこのあたりの楽曲にたどり着いた。バラエティ番組の番宣CM、ゴルフトーナメントCMやイベントCM、ローカル局の静止画CMなどでフリー音源素材か! ってくらい流用されていた。

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Pierre Porte(ピエール・ポルト)「Cecile Et Virginie(夢見る乙女)」。先日TBSラジオ「こねくと」を聴いていたところ、40年前に聴いたイージーリスニング曲を探す調査で、リスナーからこの曲でないかと解答があり、自分も遠い昔に聴いていた覚えのある、優しいイージーリスニングだった。ピエール・ポルトは馴染みがないかもしれないが、金曜ロードショーの旧テーマ曲「フライデー・ナイト・ファンタジー」といえばピンとくる人も多いだろう。

youtu.be村田有美「?(なぞ)のパレード」「!(オドロキ)MAP」(TVアニメ「Go!レスラー軍団」「レスラー軍団〈銀河編〉 聖戦士ロビンJr.」OP、ED曲)食玩シール「ビックリマン」シリーズと、その二番手的な「ラーメンばあガムラツイスト」シリーズも、シールを集めたりアニメも見ていた。ストーリーはすっかり忘れたが、黄バラ姫やベンK・ゴッドのデザインが好きだった。いずれも作曲が笹路正徳で、アニメ主題歌に留まっているのが惜しいほどキャッチーなポップソング。カラオケで歌いたい!

祝!サブスク解禁曲&その他

open.spotify.com伊藤さやか恋の呪文はスキトキメキトキス」「恋のB級アクション」(TVアニメ「さすがの猿飛」OP、ED曲)。アニメ主題歌以外はサブスク配信してたが、代表的なこの2曲だけなかなかサブスク入りせず、ずっと待ってたよ!!!! たぶん一番カラオケで歌っている、一番好きなアニソン。

open.spotify.com映画「エターナル・サンシャイン」オリジナル・サウンドトラック。ベックによるコーギスの「永遠の想い (Everybody's Got to Learn Sometime)」のカバーだけサブスクではずっと聴けなかったが、ついに配信解禁された。洋楽アーティストは原曲が好きすぎていろんなカバーを出しているが、ベックのメロウなカバーがもっとも好きだ。

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池田聡モノクローム・ヴィーナス」。前述のとおり、スズキ「アルト」のイメージソング。この曲も長らくサブスク入りを待ち望んで、ついに念願叶ったが、さらに今年セルフカバーリメイクをリリースしていた。今も変わらぬ切ない歌声に感銘。令和の都会の恋にも合っている!

open.spotify.com

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SPIRAL LIFEスパイラル・ライフ)「GAME OVER ~魅惑のモンキー・マジック~」「GARDEN」。友人のモリさん経由でサブスク解禁されたのを教えてもらった。感謝! 自分らはマッドチェスターブームの直撃世代で、スパイラル・ライフ、ヴィーナス・ペーターなど、ネオアコの影響も受けた邦楽ロックをたくさん聴いていた。車谷浩司はやんちゃなジャリバンドのBAKUから超絶オシャレに進化したなー。

youtu.be吾妻光良&The Swinging Boppers「最後まで楽しもう」。締めにふさわしい曲を。この春に終了となったTBSラジオ「たまむすび」の、最終回間際に流れていた。マジでかっこよくて、こんな曲が似合う最後を迎えたいという人生の指標にもなった。人生はスイングしなけりゃ意味ないね!


以上、音楽編でした。次回は「ゲームと人生編」を書く予定。

2023年マクガ的統括ベスト(音楽編・前編)

f:id:macgirl360:20231213143139j:imageSpotifyが毎年末、勝手に作ってくれる1年のまとめが今年もアップされて、もうそんな時期か~となってる。さっさとブログ締めもしたいので、サクッと始めましょー。昨年はこんな感じ。なおタイトルの“ベスト5”、5の部分が意味をなさなくなってきたため、今年から数字を取りました。

また、前回エントリでポッドキャスト更新したーい、言っていたが、ただいま喉風邪を引いて声が椿鬼奴化しており、喉の調子が戻り次第、当ブログ統括と連動してポッドキャストを後日収録、更新することにした。アップできたらあとでリンクを貼る予定。
【12/31追記】大晦日になっちゃったけど、収録公開しました! 曲あり版はSpotify Podcastでただいま審査中。後日お聞きいただけますので、まずは曲なし版でお聞きください。

podcasters.spotify.com

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今年はこんな感じ。やはり昨年以降の傾向として、作業中はSpotifyよりもYoutube再生率が上がっており、再生時間が減少しつつある。

トップアーティスト上位のナムコレジェンダリーおよびBandai Namco Game Musicは、ナムコアーケードゲーム音源が突如一気にサブスク配信解禁された流れで、お気に入りのゲームサントラを聴きまくっていたから。このあたりのサントラはCDでもデジタル音源でも所有しているし、ほんの一部分タイトルが配信解禁されたのみだが、大手音楽サブスクでついに聴けるようになったのは非常に有意義だ。サントラCD販売すらままならず、いつまでも渋り続けている任天堂ゲームサントラも、そろそろ配信解禁してほしい。

お気に入りアーティストが逝去のたびにアルバム楽曲を再生しているため、YMOがランクインしてしまった。サディスティック・ミカ・バンドがあるのは、ドラムスが高橋幸宏だから。

トップソングは、いつもお気に入り曲プレイリストを適当にランダム再生して生成されたランキングなので、毎度参考にならない。今年は気に入った曲をプレイリスト登録しても、頻繁に再生はしなかったかも。どちらかというと、Youtubeでリピート再生して、あとでSpotifyにも配信されてないか確認→お気に入り登録してあとで聴く流れとなってる。いずれも自分で作ったマイベスト2023プレイリストのほうが、信用性が高い。来年からはお気に入り曲プレイリストは極力再生せず、マイベスト2023やその時聴きたいアルバムを意識的に再生するようにしよう。

以下、SpotifyYoutubeで作成したリストを眺めつつ、各ジャンルの2023年マイベストを紹介する。発表年が今年でない曲もあるが、今年初めて出会った新曲/思い入れのある過去曲ということで、ご了承を。

マイベスト洋楽2023

今年は個人的大当たりの洋楽はなかった印象だが、それぞれ印象深く残る曲が多い。

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Ed Sheeran(エド・シーラン)「Celestial」ポケモンSVをついにクリアして、エンディングでこの曲が流れて超感激した。PVがポケモンのいる夢のような日常、創造する喜びを描いていて、さらに最高だった。アニメパート、サトシちっくなエド・シーランが見事にハマってる!

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Steve Lacy(スティーヴ・レイシー)「Bad Habit」。朝ジムの館内有線でよく流れていて気に入った。ローファイ調だからローファイ系バンド楽曲かと思ったら、グラミー賞受賞のソロアーティストだった。歌詞内容が想像してたのと全然違い、未練がましい男心を表現していて面白いので、レーベル公式の和訳動画でぜひ聴いてみてほしい。

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Charlie Puth(チャーリー・プース)「I Don't Think That I Like Her」。これも多分朝ジム有線経由。2000年代オルタナ系バンドっぽいメロディー。これも歌詞を調べたら、みっともない男の失恋ソングで良かった。最近は洋楽邦楽問わず、公式で和訳動画PVを作るのが主流なんだろうか。

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Morgan Wallen(モーガン・ウォーレン)「Last Night」アメリカはテネシー州出身の30歳のカントリーシンガー。これも朝ジム有線経由。朝ジム有線だけが自分と社会と音楽トレンドを繋いでくれる……。アメリカン・カントリーは日本でいう演歌や民謡のようなポジションだが、これはすごく耳馴染みが深くキャッチーで、正統派カントリーの真っ直ぐストレートなメロディーが、日本人でも非常に聴きやすい楽曲だと思う。

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Rachel Chinouriri(レイチェル・チヌリリ)「All I Ever Asked」。朝ジム有線経由。エレクトロなドリームポップ系バンドかと思いきや、イギリス出身の黒人女性ソロシンガーだった。音と実際のパーソナルビジュアルイメージのギャップが続く。それだけ自分が偏見や固定概念に捕らわれているのだろう。すべて取っ払っていこう。

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Teddybears Sthlm feat. Mad Cobra「Cobrastyle」。ここからは今年のトレンド外選出。2004年楽曲だが、ボルボの電気自動車CMソングに起用されて初めて聴いた。最近の曲を安易に起用しないセンスもよく、CMのスタイリッシュなイメージにも合っていてカッコいい。サビのフレーズが「デンキデンキデンキ」と空耳っぽいから、電気自動車のCMソングに選ばれたのかな。

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MIKA(ミーカ)「It's My House」。先日テレ東の「出没!アド街ック天国」で、街の百景コーナーを見ていたら、BGMがとてもよくて即Shazamした。アド街もコロナ禍やジェンダー問題で街の女子コレクションコーナーがやりづらくなったのか、今年になりいつの間にか百景コーナーに変わっていた。この曲、ご機嫌なパーティーチューンですごく気に入ったので、このまま百景コーナーのおなじみ曲になってほしい。

マイベスト邦楽2023

今年も気づけば邦楽ばっかり聴いてた、というか気に入った曲が邦楽ばかりになってしまいがち。メロディー重視で歌詞なんかはあまり意識して聴かないタイプだが、最近は邦楽の日本語歌詞の言葉遊びや、背景にある物語の面白さを嗜むようになっている。

youtu.besaccharin(サッカリン)「運命街」NHKの「おげんさんといっしょ」でおげんさんがリコメンドしていて即ハマった。TENDRE、The fin.など、自分も大好きなアーティストのドラムも努めた松浦大樹のソロプロジェクト。“気持ち悪くて走ってる”が気持ちよすぎる!

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松木美定「あなたの虜」。2020年の統括でも松木美定をゲキオシしていたが、この11月についに1stアルバムがリリース。めでたい!! ずっと顔出しNGを貫いてて本当にえらい。新曲PVが自身のイラストでないのが新鮮。もっともっと広く聴かれてほしいな~。

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HoneyWorks「可愛くてごめん feat. ちゅーたん(CV:早見沙織)」

Kanaria「酔いどれ知らず」

ゆこぴ「強風オールバック」

ネット界隈やTikTok経由の超バズリソングは、自分の趣味ではまず絶対に聴かないジャンルだが、それぞれの世界観、メロディーと歌詞が素晴らしくてハマった。「可愛くてごめん」は自分カワイイなイタい女子の歌かと思いきや“自分の味方は自分でありたい”という超ポジティブさに感激した。「酔いどれ知らず」は当初、米津玄師のハチ時代のボカロ楽曲かと思って「米津玄師 酔いどれ知らず」でググってしまった。さまざまな歌手バージョンがあるが、このGUMIバージョンが最高。「強風オールバック」は小学生間でも大ブームで、自分もウケ狙いにリコーダーで吹いたり絵を描いたりしてた。小気味よい打ち込み音と機械音声、PVのユルさが中毒になる。トライアングル担当のハトが好き。どれも令和時代を彩った曲として、いつまでも記憶に残しておきたい。

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「ザ・ブルーハーツ クイズ☆正解は一年後 トリビュート」。TBSの年末恒例番組「クイズ☆正解は一年後」を毎年楽しみに見ていて、昨年放送ではザ・ブルーハーツの本人歌唱でない系アルバムCDを、出演者芸人たちが覆面歌手になってリリースし、首都圏の高速PA、SAで1年間こっそり販売して、歌手の中身に気づく人がいるかという企画をやっていて、企画の面白さもさることながら、よくもまあブルーハーツ側の許諾が取れたなーと感心した。CDはもう入手できないらしく、各音楽配信で聴ける。みんなクッソ真面目にブルハをカバーしていて、芸人マジ歌として妙に感激する。そもそもサブスクで(※本人歌唱でない)ブルハ楽曲が聴ける、貴重な一例。

もう二度と会えない人々2023

今年は初頭から高橋幸宏の逝去、さらに追うように坂本教授の逝去、そして中学生の頃からずっとファンだったBUCK-TICKのあっちゃん(櫻井敦司)と、思い入れのあるミュージシャンたちとのお別れが立て続けにあり、悲しみが絶え間なかった。追悼として、特に好きだった彼らの曲をお送りする。

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Television(テレヴィジョン)「Marquee Moon(マーキー・ムーン)」。10分超の長さを感じさせない、フロントマンのトム・ヴァーレイン(2023年1月逝去)の突き刺さるヴォーカルとギターリフが衝撃だった。なんとなくだけど、自分がもしバンドをやっていたら、どのパートでもいいからカバーしたい曲。

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Burt Bacharachバート・バカラック)「Alfie(アルフィー)」。シリア・ブラックのオリジナル版も好きで、バート本人歌唱バージョンが、とてもロマンチックでドラマチックで……とにかく素敵。改めて聴いてみると、歌詞も素晴らしい。親日家でもあり、よく来日公演をしてくれて、生きているうちに一度コンサートに行ってみたかった。ずっと憧れで、偉大な作曲家。

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Killing Jokeキリング・ジョーク)「Kings And Queens」。ギターのジョーディー・ウォーカーも亡くなり寂しい。BOØWY、後述するBUCK-TICKをはじめ、自分の好きなバンドに与えた影響は計り知れない。

youtu.beNick Cave & Shane MacGowan(ニック・ケイヴ&シェイン・マガウアン)「What A Wonderful World」ザ・ポーグスのシェイン・マガウアンも亡くなっちゃうとはなー。破滅的な人生を送っていたわりには長生きしてたイメージ。敬愛して止まないニック様との、場末のカラオケスナックみたいなおっさんデュエットが、最高にお似合いで好きだった。この素晴らしき世界に別れを。

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高橋幸宏「X'mas day in the next life」。そろそろクリスマスですなーという季節感もこめて。高橋幸宏は90年代末~2000年代頃まで放送のテレビ朝日深夜のエンタメ情報番組「AXEL」の司会で出演してて、何気なく毎週見ていた思い出が。個人的にはミカバンドでの活動が好き。おしゃれの産湯に浸かって産まれ、おしゃれな人生を生きていらしたなーという憧れ。

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坂本龍一 feat. Jill Jones「You Do Me」
坂本龍一「We Love You」
あまりにも多すぎる教授のベストソングを挙げるのは超絶難しいのだが、一点に絞るとしたら、90年代初頭のワールドミュージック、ハウスに傾倒していた頃の楽曲が、個人的には一番よく耳に、目にしていて印象に残っている。ジル・ジョーンズと組んだのも衝撃だったし、沖縄民謡にユッスー・ンドゥールと、とにかくワールドワイドが行き過ぎてインパクトがすごかった。細野晴臣高橋幸宏が亡くなった際に、人生を一冊の本のようだと喩えたが、自分が思う教授の人生は、若い頃は花や緑を美しく、青々と茂らせて成長し、老いて少しずつ、荘厳に枯れて散ってゆく、一本の大樹のようだった。

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BUCK-TICK(バクチク)「さくら」「JUPITER」。著名人・有名人の中でも、あっちゃん(櫻井敦司)の逝去が、今年もっともショックで悲しくて、信じられなくて……しばらくの間、静かに虚無に落ちていた。B-Tは中学時代に「JUST ONE MORE KISS」で同級生女子たちとハマり、今井さんのLSD逮捕に衝撃を受けたり、高校入学後は「殺シノ調ベ」ツアーで初めてライヴを観に行った。以後もB-Tはメンバー不動で揺るぎなく、かっこよく音楽活動を続けていることに尊敬していた。

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過去エントリの通り、当ブログ名「Read me 激情」の“激情”は、This Mortal Coil(ディス・モータル・コイル)のアルバム「Blood」の旧邦題「激情」から引用しているのだが、実はこのアルバムを知ったのは、91年発売の音楽雑誌「ぴあ Music Complex(PMC)」のBUCK-TICK責任編集回で、当アルバムをリコメンドしており、「血の流れを感じる」という感想も、あっちゃんのレビューの受け売りだったり……。でも実際に血の脈動、緊張感、温かさを感じさせるようなアルバムだ。改めて調べてみて今さら気づいたが、アルバム「激情」、リリースが91年で、雑誌での紹介が同年11月だから、当時の最新音楽だったのだなあ。今でもいつまでも聴き飽きることなく、B-T同様、32年間も聴いてる。

自分にThis Mortal Coilを教えてくれた、あっちゃん。齢を重ねてもいつまでも美しく、耽美で儚く官能的で、ミステリアスで妖艶なまま、突然逝ってしまったあっちゃん。おじいちゃんになったあっちゃんも見てみたかったよ。

今回挙げた2曲は、あっちゃん自身の死生観が見事に表現されており、最期のお別れの曲として、脳内で流れていた。やっと向き合って直に聴けるまで落ち着けた。猫大好きなあっちゃん。うちも猫をお迎えしたよ。ありがとう、さようなら。

昨年みたいに、またYouTubeリンクを貼りすぎて表示できなくなるとマズいので、後編につづく! またもや懐かし動画経由の名曲を紹介予定です。

病と死がゲームを分かつまで

先月の子猫のお迎えで慌ただしく過ごしていて、すっかりセルフケアを忘れていたため、4月の会社健診で例年通り引っかかっていた項目を一気に再検査へ行ったら、いずれも今までにない散々な結果が出てしまい、静かに凹んでいる。通院に時間を奪われ、医療費も一気にかかってしまい、健診再検査は半年後くらいに行っとくかーと先延ばしにしていたのがダメすぎた。みんなも再検査はまとめて行かず、ひとつずつ着実に行こう。内容があまりにも多いので、ここで病状が深刻っぽい順におさらいしておく。

 

甲状腺:乳腺科クリニックへ再検査に行ったところ、「首腫れてない?」と、甲状腺検査も勧められ、血液検査と超音波検査したところ、甲状腺の抗体が低く、いわゆる「橋本病」と診断された。また、甲状腺の右側に腫瘍が見つかる。甲状腺異常よりも、中性脂肪が高いことを指摘されて、ただいま中性脂肪を下げる薬(エパデールs900)を2ヶ月間服用中。甲状腺腫瘍については、今のところがんなどの悪性腫瘍ではないらしいが、来年明け早々に再検査で今後の治療を決める予定。

眼科:左目の眼圧が高い→視野検査で緑内障の所見あり。眼圧を下げる点眼(ラタノプロスト点眼液)治療中。来月上旬に眼圧の再検査。緑内障は両目ともほぼ確実に発症するそうで、両目の経過観察が必要。

婦人科:4年ほど前から子宮内膜ポリープが出現し、毎年子宮頸がん検査で指摘される。毎月不正出血があるが、極度の貧血症状や大量の不正出血などがない限り、特別な処置はなし。引き続き経過観察。

乳腺科:右胸の乳首裏あたりに、2-3ミリ大の石灰化を確認。経過観察のみ。

 

ほかにも胆石があるだの、LDL(悪玉)コレステロールが高いだの毎年何らかの検査と数値で引っかかっており、数年前から高脂血症の薬(メバロチン)を服用中だが、ひとまず健診で再検査依頼の封書が送られて行った診療はこんな具合。もしかしてこれまで血液検査で数値が軒並み振り切ってたのって、甲状腺機能低下も関係していた……!? と、これまでの数値異常の原因にもやっと見通しがついた気がする。40代過ぎたあたりからあちこちの異常が見つかり、若い頃の無理がたたったとか、加齢によるものだと勝手に納得していたが、ちゃんと原因があるものなんだなーと思った。

甲状腺腫瘍が一番ショックだった。実は10年ほど前、やはり会社の健診の内診で「首腫れてる?」と言われ、念のため再検査で血液検査したら、やはり甲状腺機能に問題があった。その時はバセドウ病の疑いだったが、半年ほど定期的に血液検査で経過を見ていて、一時的な抗体数値異常だったのか、問題なしと診断されて、その後も特に不調もなく過ごしていた。甲状腺検査は、通常の血液検査項目には入っていない抗体を検査しなければならなく、バセドウ病と橋本病は主に女性がかかりやすく、いずれも自覚症状がよくある体調不良やうつ症状、更年期障害などと見分けがつきにくく、見過ごしている人が非常に多い病気なのに、なぜ通常の血液検査の対象にしてくれないのだろう。

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そもそも毎年行ってる会社健診(健保指定ドック)の内診で、甲状腺異常を見つけられなかったから、健診クリニックへの不信感が高まってしまった。再検査を出すだけ出しておきながら、厄介そうな病は見落とし、別途オプションでしか検査できない。自分は乳腺科目的で通院したクリニックがたまたま甲状腺科もやっていたおかげで判明したが、何の原因も分からず不調を訴えている患者が多くいる実情がもどかしい。診断した先生は「都心のクリニックはテナント料が高いから、適当な診断して金をせびり取っているんだ!」とボヤいていた。婦人科検査でも、年一の子宮がん/乳がん検査は、市の無料検診でも問題ないと言われた。来年度の健診は、経過観察分野は専門医に任せて、胃腸の内視鏡検査だけでもちゃんとやっておこうと思う。

眼科検査も、どうやら通常の基本健診では眼圧検査まではやらないようで、なんだか最近ものの見え方が悪いなーと眼圧検査と視野検査したら、要手術レベルの緑内障だった例もあるから、基本健診でもっと手厚く検査してくれ……と願う。特に緑内障は、加齢で徐々に悪化してしまうようなので、自分と同世代の人は、老眼で見えにくくなった~と嘆くだけでなく、もし目の具合で気がかりがあれば、すぐに検査をしてみてほしい。

甲状腺科では、甲状腺機能への投薬より先に、まずは中性脂肪を下げようねーと院内処方で新しい薬をもらったが、サプリなどでよく飲まれている、いわゆる青魚の油=EPA/DHAの処方薬版といったところか。院内処方のせいか、初めて飲む薬なのにあまり詳しい説明がなく、不安になっていろいろ調べてしまった(検索不安)。飲み始め当初は思いっきり生理期間中で大丈夫かしら……とビクビクしていたが、思ってたほど出血は増えなかった。いま飲んでるメバロチンとの禁忌はなさそうだが、バファリンなどの頭痛薬に入っているアスピリンは禁忌対象なので気をつける。

medical.nikkeibp.co.jp

眼科の緑内障の点眼薬、ラタノプロスト点眼液は、副作用でまぶたに色素沈着したり、まつ毛が伸びたり濃くなるそうで、美容目的で処方してもらう人もいるとか……いやー困る。まつ毛が増えるのはありがたいけど、緑内障患者としては点眼薬が品薄になるのは厳しいから勘弁してほしい。先述のエパデールも非患者がEPA/DHAサプリ代わりに処方、服用するからか薬剤師が処方してくれないという話もある。世間では若者の風邪薬オーバードーズが流行ってたり、薬と服用の本来の目的がブレている現実。

medical.jiji.com

今年、実家父も指定難病の腎症が発症し、現在もステロイド治療中で、少しずつ回復に向かっている。父は当初、おしっこの出具合が悪い点から、前立腺肥大症などを疑い、病名が分かるまでの間、あらゆる診療科で検査を繰り返していたが、自分の身も含め、もっと早くに判明していれば……と悔やんでも悔やみきれない。もう誰しもが、年齢とともに訪れる心身の試練フェーズに来ているのだろう。

今のところ、診断された各病状で、特に目立ったつらい自覚症状はないのだけが救いだ。以前から声のカスレが気になっていたが、これは甲状腺腫瘍によるものかも。甲状腺疾患は父方祖母や親戚も患っていたので、遺伝の可能性もある。世の中には、同じ病気でもっとつらい症状で悩んで苦しんでいる人達のほうが多い。

病気との向き合いと、本格的な療養を始めたら、これから色々とつらい症状が出てくるのかもしれない。この夏、5年間のがん闘病の末に亡くなった友人と、互いの病気話と弱音を吐き合いたかったな。抗がん剤をすべて使い切るまで闘病した彼女に較べたら、自分なんかまったく大したことない。親族以外で、病気の話が気軽にできる友人が周囲にいないのだけ、ちょっとつらいかも。誰にも聞いてもらえない病気話、そんな時こそポッドキャストだ! というわけで、このあとポッドキャストも更新するつもり。

 

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f:id:macgirl360:20231128120339j:image病気話で湿っぽくなってしまったので、最後にゲームの話でも。ポケモンSVの追加DLC『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』をやっとクリアした。来月配信の『後編・青の円盤』に間に合ってよかった。ストーリー自体は短いが、日本の田舎をモデルにしたキタカミ地方の景色描写がリアルで、ある意味日本舞台ゲームに認定したいほど。新たに追加された新旧ポケモンの図鑑埋めも楽しい。

f:id:macgirl360:20231128120336j:imageブルーベリー学園のゼイユ。最初会ったときは、なんだこのチェンソーマンに出てきそうなメンヘラちっくの面倒くさいクセつよ女は……と第一印象が最悪で訝しげだったが、物語が進むにつれ、素直ないい子になっていく過程がよかった。もうちょっと弟の気持ちにも寄り添ってほしいところ。f:id:macgirl360:20231128120349j:imageゼイユの弟、スグリ。強気な姉に対して気が弱く内向的だが、ポケモントレーナーへの憧れ、鬼さまへのひたむきな思いに胸を打たれる。当方両親が福島出身で東北ルーツなので、方言が可愛くて仕方がない。鬼さまと主人公を巡って憤りを隠しきれず、闇落ちしそうな危うさがあるが、後編でも活躍してほしい。

f:id:macgirl360:20231128120332j:imageキタカミの道中で出会う、自称カメラマンのサザレ『Pokémon LEGENDS アルセウスに登場した、コンゴウ団のセキにそっくりで、セキの子孫の説もある。セキのパートナーはリーフィアだったが、ヒスイガーディを連れている。サザレのイベントでかつて存在したヒスイ地方の話題も出てきたから、いよいよ世界線がつながるのかな?f:id:macgirl360:20231128120326j:image
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スナップいろいろ。フォトモードのエモートが増えて写真の撮り甲斐ある。カビゴンが賞品の新ミニゲーム「鬼退治フェス」は、マルチ協力プレイで役割を決めておかないとクリア不可なほど高難度で、途中で投げ出してしまった。新キャラの謎のセレブトレーナー・ビリオとネアも良かった。お金いっぱい持ってるから、バトル時はおまもりこばん持参で挑もう。クリア後のともっこ3体の捕獲率が低すぎてなかなかゲットできず、やり応えがある。大大大好きなジニア先生と二人きりでピクニックできるってだけでも、ゼロの秘宝を買ってよかったと思う。

 

病と死が近くなりつつある今日このごろだけど、かわいい猫ちゃんもお迎えしたし、これから楽しいゲームもいっぱい出るから、通院がんばって、もっとたくさん生きなきゃ。とりあえずゼルダの続き、来月の一年統括エントリにも、そろそろ着手しとこう。