アート・書
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こころの書
上達への一歩=鈴木華陽 /東京
2024/4/26 02:01 935文字◇隷書始めたい方へ 私は松井如流先生の隷書作品に魅了されてきました。ここに、私が習ってきた隷書について記したいと思います。 (1)起筆を蔵鋒(ぞうほう)とし、終筆は自然に抜く。終筆に波磔(はたく)が入ることもある(2)穂先が線の中心を通る(3)横画はほぼ水平、縦画は垂直(4)転折は二筆で(5)左払
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こころの書
小中学生のひろば 浅田聖子さんが講評 /東京
2024/4/26 02:01 852文字子どもたちの優秀作品を紹介するコーナーです。今回の講評を担当するのは浅田聖子・毎日書道展審査会員です。 ◇濱口悠登さん 北区立駒込小3年 丁寧な書きぶりが、落ち着いた印象の作品になりました。名前も立派で、最後まで気を抜かずに見事な作品になりました。 ◇木下なな実さん 東村山市立八坂小4年 形の整っ
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こころの書
「上達への一歩」「書話」「小中学生のひろば」 /東京
2024/4/26 02:01 773文字創玄展(創玄書道会主催)は、今年60回の記念展を迎えました。現代における書道芸術の確立とこれを普及発展させることを目的として、金子鷗亭先生のもと1964(昭和39)年に発足いたしました。 鷗亭先生の言葉が「金子鷗亭の書業」(日貿出版社)に残されています。「創玄書道会に属する人々は、この佳き日の感激
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こころの書
書話 桐山正寿 柿下木冠さんのお別れの会 生死超え受け継がれる思い /東京
2024/4/26 02:01 972文字柿下木冠さんのお別れの会(2月18日・静岡)は、いい集まりだった。故人がいまだ磁場の中心にいて、たくさんの書人を引き寄せ、語りの場を設けた、という風情が心に残った。 会場で流れた柿下さんの人生を振り返る映像の中で散歩の途中にバックして歩く姿が出てくる。10年以上前のことだが、最初に見た瞬間、冗談が
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遊ナビ
ギャラリー /東京
2024/4/26 02:01 415文字■第11回石川金太郎糸絵展 28日~5月4日、10時半~16時(28日は12時から、5月4日は15時まで)、東京交通会館地下1階シルバーサロンC(千代田区・有楽町駅)。石川金太郎がライフワークとする糸絵の作品展。木綿のレース糸を1本ずつ貼り、風景や花などを描く柔らかなタッチが特徴=写真。A2判、A
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ぐるっと東日本・アートを歩く
芸術さんぽ ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区) 日独文化交流の拠点 /東京
2024/4/26 02:01 688文字会社員が行きかう東京・青山通り沿いの高橋是清翁記念公園わきを入ると、茶色い建物が見えてくる。ドイツと日本の文化交流を促進させる拠点として1962年に開設された。旧名のドイツ文化センターの方が知名度が高いかもしれない。ドイツ政府との合意により運営され、全世界に150カ所以上ある同様の施設のひとつだ。
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奈良・東大寺東塔
奈良・東大寺東塔は高さ70メートル 奈文研 100メートル説、誤記原因
2024/4/26 02:01 1139文字奈良文化財研究所(奈良市)は25日、奈良時代に建立され現存しない東大寺(同市)の東塔について、高さ約70メートルの七重塔だったとみられると発表した。高さ約100メートルとする文献もあるが、関係史料を精査し100メートル説は写本の際の誤記が原因と特定した。2018年に東大寺から委託を受けて研究を進め
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北斎と広重のパロディー しりあがり寿さん、きょうから特別展 /東京
2024/4/26 02:01 309文字日比谷図書文化館(千代田区)が、葛飾北斎と歌川広重の浮世絵を基にした、漫画家しりあがり寿さんのパロディー作品を展示する特別展「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」を26日から開催する。6月23日まで。 北斎「富嶽三十六景」のパロディーの他、広重「名所江戸百景」などを基に、千代田区の風景を描
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遊ナビ
美術 /東京
2024/4/26 02:01 729文字■企画展「ライトアップ木島櫻谷―四季連作大屏風と沁(し)みる『生(しょう)写し』」 5月12日まで、11~18時、金曜日は19時まで、泉屋博古館東京(港区・六本木一丁目駅)。大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸を飾った木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開する。また、動物表現に託した櫻谷のヒュ
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こころの書
こころの書・書展さんぽ 5月 /東京
2024/4/26 02:00 167文字◇古稀辺女子12人展(碓井珠芳代表) 9~13日。タワーホール船堀(都営新宿線船堀駅北口から徒歩1分) ◇日本の四季を 中川菖春書作展 21~26日。銀座・鳩居堂画廊(銀座駅A2出口すぐ) ◇さきくさ会書作展(石川昇玉代表) 28~6月2日。同 監修は毎日書道展名誉会員の石飛博光、審査会員の赤平泰
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遊ナビ
写真 /東京
2024/4/26 02:00 189文字■磯和璉子写真展「石が語る Stone Talks」 28日まで、12~19時、Place M(新宿区・新宿御苑前駅)。写真家の磯和璉子が、渓谷や海辺に転がる石と向き合い、語り、触りながら撮った石の素顔。磯和は「石は黙っているが、その中は地球の情報がいっぱい詰まっている」と話す。そんな表情豊かな石
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青嵐の旅人
/447 天童荒太 高杉千明・画
2024/4/26 02:00 1040文字「難しいところではあるな」 院主は立って、閉めていた窓を開けた。「定昭公は、武士としての誇りを大切になさる方だ。ときに若さゆえの血気に走り、大島の件では再び長州と争いそうになった」 寒風が吹き込み、四人の頰を冷たく打つ。「薩長の征討を布告して、諸藩を動かしながら、たった数日で逃げ出した慶喜公を、定昭
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戦国武将の名刀展示 約550振り所蔵の博物館、名古屋に
2024/4/25 16:48 441文字戦国武将が手にした名刀の数々を展示する名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」が5月1日、名古屋市中区栄にオープンする。オンラインゲーム「刀剣乱舞」をきっかけに若い刀剣ファンが増え、インバウンド需要も見込めることから、東海地方の新たな観光スポットになりそうだ。 博物館は東建コーポレーション(本社・名
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特集ワイド
森下洋子75歳、平和を舞う バレエとは生きること 戦乱の世に舞台から
2024/4/25 13:01注目の連載 2928文字日本のバレエ界を長きにわたりけん引してきたバレリーナの森下洋子さん(75)は、舞踊歴72年目を迎えてもなお一線の舞台に立ち続ける。「東洋の真珠」と絶賛されたその正確な技術と表現力は健在だ。被爆地・広島で生まれ育った森下さんの舞を支えるのは「平和への強い祈りや願いをこめて舞い、素晴らしい舞台をお届け
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三毒狩り
/203 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/4/25 13:01 938文字すっかり気が動転した佟雨龍は不明瞭な声を漏らし、あちこちに目をめぐらせ、おのれの両手を見下ろし、その手で頰に触れてみた。弾力のある肉が押し返してきた。まるで白昼夢でも見たような気分だった。おれはずっとこの場を動かなかったんじゃないのか、と訝(いぶかし)むのも無理からぬことである。いましがた目にした
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書の世界
「Ten・ten 2024 in 横浜赤レンガ倉庫」 革新、驚きの用具用材で
2024/4/25 13:01 604文字「Ten・ten2024in横浜赤レンガ倉庫~書・今・旬~」(29日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館2階)は今年も、まるでホームグラウンドになったかのような場所で「書って何?」と問い掛け続けている。 出品者は50人。書の革新を狙っている書展だけに、実に多彩な作品が並ぶ。 石井抱旦さん「明日への手紙」=
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建築 高橋一平 笛吹みんなの広場 街と共鳴、巨大な膜屋根=評・五十嵐太郎
2024/4/25 13:00 926文字4月に筆者も審査員をつとめた第5回日本建築設計学会賞の審査が行われ、後藤武+後藤千恵の自邸が大賞に選ばれた。通常の仕事と違い、建築家自身が施主をつとめる住宅は、デザイン思想が明快に打ちだせる格好のプロジェクトである。実はこの賞において自邸が大賞となるのは3度目だった。逆に不特定多数の人が使うのが、
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書展クリップ
第45回三鷹書人の会書展
2024/4/25 13:00 137文字28日まで、東京・三鷹市美術ギャラリー第1、第2展示室 友野浅峰さん「五福」=写真[1]▽平井侗子さん「梨の花ほのけく白く……」=同[2]▽内門律華さん「上古」=同[3]▽樺澤雄山さん「蓼花」▽原奈緒美さん「めぐりあひて見しやそれとも……」▽川上梨亭さん「含哺鼓腹」など。
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北海道銀行の巨大レリーフ、撤去 「貴重な文化財」 再展示目指す
2024/4/25 10:13 558文字北海道銀行本店が入っていた札幌市中央区の道銀ビルディングで、彫刻家の本郷新らが制作した巨大なレリーフ「大地」の撤去作業が24日まで行われた。96枚のポリエステル樹脂板が一枚ずつ慎重に取り外されていった。ビル完成から60年にわたって展示されたが、再開発に伴うビル解体のため撤去が決定。しばらくは市内の
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毎小ニュース
文化 進化する「きかんしゃトーマス」 多様性を大切に
2024/4/25 06:07 1923文字小(ちい)さな青(あお)い蒸気(じょうき)機関車(きかんしゃ)トーマスと仲間(なかま)たちを描(えが)いたアニメ「きかんしゃトーマス」。イギリスで初(はじ)めてテレビに登場(とうじょう)して今年(ことし)で40年(ねん)を迎(むか)え、日本(にっぽん)ではNHK・Eテレなどで放送(ほうそう)されて
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