アート・書
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反戦訴え続けた四国五郎の軌跡 生誕100年展 広島市中区 /広島
2024/5/9 05:17 339文字反戦平和をテーマに絵や詩を作り続けた四国五郎(1924~2014年)の生誕100年を記念し、代表作の絵本「おこりじぞう」「ムッちゃん」など資料28点が県立図書館(中区)に展示されている。6月2日まで。 司書の大坪史佳さん(30)が昨年夏、四国に関する記事を読み、24年が生誕100年にあたることを知
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舞台から平和の種まき ダンサーら企画「A WiSP」 被爆地で念願の公演 25日・広島市中区 /広島
2024/5/9 05:17 931文字◇悲憤、再生への希望を表現 舞台公演を通じて「平和の種をまこう」と集まったダンサーや演出家らによるプロジェクト「A WiSP(ウィスプ)」が、25日に開催する念願の広島公演に向けて稽古(けいこ)に励んでいる。プロジェクトの代表は、関西を拠点にバレエ教室を営みながら平和運動を続けてきた小谷ちず子さん
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飛鳥~奈良時代の役所跡「阿恵官衙遺跡」で新たに5棟 11日現地説明会 粕屋町 /福岡
2024/5/9 05:16 576文字粕屋町の九州大農学部付属農場跡地にある飛鳥~奈良時代の役所跡「阿恵官衙(あえかんが)遺跡」(国指定史跡)で、役所の中枢施設「政庁」の新たな建物跡など5棟が確認された。同遺跡では建て替えによる新旧二つの政庁の存在は分かっていたが、町教委は「新政庁の配置が分かり、古代地方役所の変遷を知る上で重要」と説
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中田正子の軌跡、回顧 日本初女性弁護士執 務室など展示 鳥取 /鳥取
2024/5/9 05:13 376文字日本初の女性弁護士の1人で、戦後、鳥取県で活躍した中田正子(1910~2002年)の足跡を紹介する展示が鳥取市あおや郷土館(青谷町青谷)で開かれている。鳥取市にあった中田の法律事務所の執務室が再現され=写真、日記や法服・法冠など83件が展示されている。19日まで。 展示は15年ぶり。弁護士登録を控
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“富士の絵”織りなす世界 北斎「三十六景」など展示 五條・藤岡家 /奈良
2024/5/9 05:12 427文字7月に発行される新紙幣1000円札の裏面に江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作「富岳三十六景」の1枚、「神奈川沖浪裏」の絵が描かれる。これを記念して、五條市近内町の登録有形文化財「藤岡家住宅」で特別展示「富士の絵」が開かれている。6月23日まで。 藤岡家住宅所蔵の「富岳三十六景」や、同住宅を管理す
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片付けで学びのお礼 国文化財・旧喜多藤にボランティア 近大高専生ら 歴史の魅力、新たに発見 名張 /三重
2024/5/9 05:12 1028文字名張市本町の元料理旅館、旧喜多藤(国登録有形文化財)が6日、初めての“片付けボランティア”を迎えた。約40年前に廃業した旧喜多藤は、同市の旧市街地・旧町を代表する景観の一つ。経営者の娘として生まれた松田和代さん(76)が、夫の博治さん(82)と建物や庭を手入れし、近年は町並みの調査・研究や散策イベ
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迫力の田中善助謝罪状 蕉門ホール 11日から、25年ぶり公開 伊賀 /三重
2024/5/9 05:12 791文字伊賀地方の近代化に貢献した実業家、田中善助(1858~1946年)が書いた巨大な謝罪状が11日、同市大谷の前田教育会館蕉門ホールで公開される。謝罪状は9メートル四方もあり、公開は1999年以来、25年ぶり。公開に先立って、報道各社に8日、披露された。同館を運営する前田教育会の前田史子事務局長は「公
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やきものの世界変わる?! 革新的アート作品113点 和歌山県立近代美術館、来月30日まで /和歌山
2024/5/9 05:12 539文字展覧会「土が開いた現代 革新するやきもの」が、和歌山市吹上1の県立近代美術館で開かれている。6月30日まで。 第二次世界大戦後、従来の実用的な茶器や花器から、抽象表現の新しい造形に挑む作家たちが京都を中心に現れる。前衛陶芸を最初に試みた四耕会から、走泥社の作家ら、現在に至るまでの30人の作家による
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現代中国、水墨画並ぶ 「大阪市・上海市 友好50年記念」 京都、12日まで /大阪
2024/5/9 05:11 340文字中国・江南(こうなん)地域の水墨画家らの作品を集めた「江南詩情 現代中国水墨画名家展」が8日、京都文化博物館(京都市中京区)で開幕した。7日に日中の関係者が出席して開幕式が開かれた=写真。 大阪市と中国・上海市の友好都市提携50年を記念し、上海の新聞社などが主催した。開幕式には毎日書道展審査会員の
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舞台から「平和の種まき」 ダンサーらプロジェクト「A WiSP」 広島で25日公演 /兵庫
2024/5/9 05:11 974文字◇西宮の代表・小谷さん 舞台公演を通じて「平和の種をまこう」と集まったダンサーや演出家らによるプロジェクト「A WiSP(ウィスプ)」が、5月に開催する念願の広島公演に向けて稽古(けいこ)に励んでいる。プロジェクトの代表は、関西を拠点にバレエ教室を営みながら平和運動を続けてきた小谷ちず子さん(70
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京都国際写真祭 生の根源と向き合う 市内で12日まで、過去最大規模の展示に /京都
2024/5/9 05:09 1192文字12回目となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が、京都市内で開かれている。今回のテーマは、源、起源、根源、始まりなどを意味する「SOURCE」。写真家にとっての表現の起源、あるいは生の根源となる作品を見せている。12日まで。【南陽子】 メインの展覧会は13。同写真祭は、社寺や近代和風住
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秀吉の朱印状公開 11日から岐阜県博物館で /岐阜
2024/5/9 05:09 332文字岐阜県博物館(同県関市)は、戦国時代に羽柴(豊臣)秀吉が弟秀長の家臣に送った文書「羽柴秀吉朱印状」を11日から同博物館で一般公開すると発表した。1986年に東大史料編纂(へんさん)所が調査していたが、同博物館が今年3月に収集後、改めて調べていた。公開は6月23日まで。 1584年11月8日付で、桑
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「岩田屋」「多田屋」「奈良屋」 3商家の歴史、冊子に 千葉市立郷土博物館 /千葉
2024/5/9 05:07 499文字千葉市立郷土博物館はこのほど、近世から近現代に県内の経済を支えた商家について紹介する冊子「商人(あきんど)たちの選択」を作成した。影響力があった三つの商家の歴史を豊富なカラー写真付きでつづっている。 冊子は昨年7~9月に同館が実施した企画展の内容に基づいて作成。いずれも江戸時代創業の「岩田屋(和田
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みんなのひろば
修陽書道会/桑風文会 /群馬
2024/5/9 05:06 649文字書道を学ぶ県内の小中学生の作品を紹介する「みんなのひろば」。5月は修陽書道会(上原修陽さん主宰)と桑風文会(永田灌櫻さん主宰)の小中学生6人の作品です。講評は毎日書道展審査会員の真下京子さんです。 ◆修陽書道会 ◇自然と背筋が伸びる作品 齋藤心桜(みお)さん=安中市立原市小6年 一点一画が基本に忠
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山車復活の軌跡、一冊に 経緯や披露の様子など記録 宇都宮の市民グループ /栃木
2024/5/9 05:05 785文字宇都宮市の市民グループ「宮のにぎわい 山車復活プロジェクト」(塚田典功会長)は、「奉祝菊水祭350年記念 茂登町日本武尊(やまとたけるのみこと)山車(だし)復活記念誌」を発行した。昨年10月に350年を迎えた宇都宮二荒山神社の例大祭「菊水祭」で披露した「日本武尊山車」の復元までの経緯やお披露目の様
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90メートル目指す、巨大絵画 西田俊英展 北茨城で6月23日まで /茨城
2024/5/9 05:05 619文字世界自然遺産の屋久島をモチーフに「人間と自然の共生」「生命の循環」をテーマにした圧倒的なスケールの絵画を中心に紹介する「西田俊英展 不死鳥」が北茨城市の県天心記念五浦美術館で開かれている。6月23日まで。 日本画家の西田氏は昨年の武蔵野美術大学退官記念展に「不死鳥」を発表して話題を集めた。2022
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自筆の短冊、色紙 貴重な写真250点 札幌で「虚子・年尾と北海道」展 /北海道
2024/5/9 05:04 490文字明治時代に創刊された俳誌「ホトトギス」を主宰した高浜虚子と、小樽で青春時代を過ごした長男の年尾にまつわる特別展「虚子・年尾と北海道」が札幌市中央区の道立文学館で開かれている。自筆の短冊、色紙や貴重な写真など約250点を展示。6月9日まで。 虚子は明治、大正、昭和にかけてホトトギスを主宰し、「花鳥諷
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幻想的空間に広がる造形美 切り絵作家・柴田さん、個展開催 札幌で26日まで 大型作品など60点 /北海道
2024/5/9 05:04 446文字「柴田あゆみ『かみがみの森』切りだす光に包まれる切り絵の展覧会」が札幌市中央区の市民交流プラザで開催されている。東京都在住の切り絵作家、柴田さんの個展で、大型のインスタレーションや、瓶に入った作品など約60点を展示。照明を抑え、ほのかな光が織り成す幻想的な空間に造形美が広がる。26日まで。 全国巡
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舞台「千と千尋の神隠し」ロンドン公演 拍手と熱気に包まれ開幕
2024/5/9 04:00 900文字スタジオジブリのアニメーション映画を原作とした人気舞台「千と千尋の神隠し」のロンドン公演が7日(現地時間)、同地の老舗劇場「ロンドン・コロシアム」で本初日を迎え、開幕した。8月24日の千秋楽まで延べ135公演を予定。製作の東宝によると、日本人キャストによる日本語での海外上演では、過去最大規模となる
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青嵐の旅人
/460 天童荒太 高杉千明・画
2024/5/9 02:00 975文字「殿の御心を裏切る不忠者、神妙にいたせ」 龕灯(がんどう)と呼ばれる捕方(とりかた)が用いるろうそくを使った灯(あか)りを手に、警固の侍たちが取り囲む。 鷹林たち過激党の者は、唇を嚙(か)み、「たばかられたか」「不忠者はそちらだっ」 と身構えた。途端に銃を持った者たちが彼らの前に出た。目付役の者が厳
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