アート・書
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「天才」ピアニストそうちゃん 才能に気付いた両親のサポート
2024/5/23 15:00 2310文字目隠しでの高速パフォーマンスや超難曲の演奏を成し遂げるなど、高いピアノの技術が話題を呼んでいる中学2年生のユーチューバーそうちゃん(13)。類いまれなる才能に気付いた両親のサポートを受け、音楽に情熱を傾けている。【御園生枝里】 <主な内容>・3歳で「パパ、ママ」と書く・小学6年生で弾けた「ラ・カン
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書の世界
中川菖春書作展 懸命な筆、四季をめでる
2024/5/23 13:14 666文字中川菖春書作展(26日まで、東京・銀座の鳩居堂画廊3階)は、日本の四季をめでる気持ちを筆に託した構成となった。 中川菖春さんは1948年、東京・台東区生まれ。永井春圃、竹田悦堂に師事。毎日書道展審査会員、現代書道院副理事長、菖友会・春香会主宰。 実朝、西行から水原秋桜子、飯田蛇笏、松井如流まで、幅
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才人との交流に光 新潟で會津八一展
2024/5/23 13:14 660文字「會津(あいづ)八一と秋艸(しゅうそう)堂に集う文化人たち」が6月23日まで、新潟市會津八一記念館で開かれている。 孤高の文人と呼ばれた會津八一の文化人との交流に焦点を当てた企画。生涯、何度も転居をした八一は自宅を秋艸堂と名付けた。そこを拠点にしたさまざまな芸術家との何とも豊かで濃密な心のやりとり
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建築 坂茂 豊田市博物館 名建築と対なす個性=評・五十嵐太郎
2024/5/23 13:14 936文字今春、谷口吉生の傑作として名高い豊田市美術館(1995年)の隣に、豊田市博物館がオープンしたが、そのコンペで筆者は選考委員長をつとめたこともあり、完成が楽しみな建築だった。2019年に公募を開始し、27案が集まり、2次審査に進んだのは、以下の5者。石上純也、坂茂、隈研吾、studio veloci
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三毒狩り
/223 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/5/23 13:14 911文字ふたりは黙したまま、地獄めぐりをつづけた。油鍋地獄を抜け、針山地獄へ足を踏み入れた。そこでは核爆発による地震のせいで恐ろしい針の生えた樹(き)が傾き、亡者たちがまるで食べごろになると勝手に落下する熱帯の果実のようにボタボタと地面に落ちてきた。「ここではね、どうやって生まれてきたかより、どうやって死
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Interview
三田紀房さん(漫画家) 「もどき」でも続けることで ヒット多数、「ドラゴン桜」作者が半生記
2024/5/23 13:14 1503文字『ドラゴン桜』『アルキメデスの大戦』などで知られる漫画家の三田紀房さん(66)は言わずもがなのヒットメーカーだが、自らを漫画家「もどき」と称する。ピンチをチャンスに変えてきた自身の「まんが道」をつづった『ボクは漫画家もどき』(講談社ビーシー/講談社)でその真意を明かしている。 デビューしたのは30
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門司港駅関連遺構 29日に市民向け説明会 複合公共施設計画、市が経緯や進め方示す /福岡
2024/5/23 05:15 433文字◇生涯学習センター 北九州市が明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構が見つかった場所で進める複合公共施設整備計画について、市は市民向けの説明会を29日に開催すると発表した。 複合公共施設は5階建てで、老朽化した区役所や図書館、市民会館など区内に点在する9施設を集約する。区民の利便性向上
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「夜見ケ浜人」の骨確認 鳥取・境港で55年前出土後不明 早大考古学研究室から /広島
2024/5/23 05:12 645文字鳥取県境港市で55年前に出土し、2万~5万年前(後期旧石器時代)の女性のあごと発表された後に行方不明となっていた「夜見ケ浜人」の人骨が4月、早稲田大の考古学研究室から見つかった。今後、年代測定などが進められる予定という。人骨の年代は縄文時代とする説もあり、18年前から追跡調査していた境港市の元教育
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紀伊徳川家の奉納刀ずらり 県立博物館で特別展 来月2日まで 和歌山 /和歌山
2024/5/23 05:11 532文字特別展「紀州東照宮の宝刀」が、和歌山市吹上1の県立博物館で開かれている。6月2日まで。 紀伊徳川家の歴代藩主・当主らが、徳川家康と初代藩主頼宣をまつる紀州東照宮へ奉納した刀剣の全てを再調査し、その成果を基に企画した。同宮の奉納刀を一度に展示した特別展は1989年以来35年ぶりの開催で、重要文化財1
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和歌山市創設 有吉佐和子文学賞 第1回受賞作決まる 最優秀に山梨・日沼さん /和歌山
2024/5/23 05:11 825文字和歌山市は、市出身の作家、有吉佐和子にちなんで創設した「有吉佐和子文学賞」の第1回受賞12作品が決定したと発表した。最優秀賞には、山梨県南アルプス市の日沼よしみさん(75)の作品「手紙」が選ばれた。 中学生以上を対象にテーマを問わないエッセーを募集し、国内外から2077作品の応募があった。和歌山市
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毎日・DAS学生デザイン賞 「金の卵賞」平松さん 「違和感」の表現、追究結実 /大阪
2024/5/23 05:09 493文字大学生や専門学校生がデザインの感性と創造力を競う「第55回毎日・DAS学生デザイン賞」(総合デザイナー協会DAS・毎日新聞社主催)の表彰式が22日、オンライン形式で開催された。グランプリの「金の卵賞」に選ばれた平松真由子さん(21)=名古屋学芸大=や部門賞受賞者らが参加。亀井正明・毎日新聞大阪本社
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尾張徳川家、愛した至宝 あべのハルカスで展覧会 /大阪
2024/5/23 05:09 487文字徳川家康の九男・義直によって創始された尾張徳川家に伝わる所蔵品を展示する「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」が大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で開かれている=写真。6月23日まで。 義直は名古屋城を居城とした大大名で、紀伊、水戸徳川家とともに御三家の一つに数えられていた。その歴代当主や夫人らが愛
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大岩山銅鐸、一堂に 日本の中心、近江の「稀品・逸品」 安土城考古博物館 特別展 26日まで /滋賀
2024/5/23 05:08 733文字県立安土城考古博物館が県内遺跡の出土品の中から指定文化財を中心に重要資料や話題の遺物を紹介する特別展「稀品・逸品」が近江八幡市安土町下豊浦の同館で開かれている。26日まで。 滋賀は日本の中心に位置し、古くから東西文化の合流地点、通過点であり、朝鮮半島・中国との接点も見られる地域として栄え、多くの埋
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経木になぜ源氏物語 天保生まれ、曽祖父の遺品 麻績の飯森美代子さん、広く情報募る /長野
2024/5/23 05:06 934文字長野県麻績(おみ)村の行政書士、飯森美代子さん(60)方に、源氏物語を構成する帖(じょう)名や和歌が記された古い経木が保存されている。曽祖父が東京で入手したものとみられるが、詳しい経緯は不明。飯森さんは「どんな事情で作られたものなのか、知りたい」と情報を求めている。【武田博仁】 経木は計9枚ある。
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「杉原記念館を救って」 リトアニア代表ら、平塚市長訪問 /神奈川
2024/5/23 05:05 451文字平塚市の姉妹都市リトアニア・カウナス市で「杉原記念館」を運営する財団のサウリュス・ガルバラビチュス共同代表らが22日、平塚市役所を訪れた。落合克宏市長らに記念館の現状を説明し、協力を求め、落合市長は「どんな応援ができるかしっかり考えていく」と応じた。 記念館は第二次世界大戦中、臨時首都となったカウ
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墨芳会 学生書道展、45点入賞 「エネルギー感じる字」 /埼玉
2024/5/23 05:04 375文字県内最大規模の書道団体「墨芳会」(小池大迹会長)の第10回学生書道展の知事賞、県議会議長賞、さいたま市長賞、毎日新聞社賞など各入賞者が決まった。小学1年から中学3年が対象で、1次審査を経た作品から、日展名誉会員の書家、新井光風さんの審査により、45点を選出した。 新井さんは審査の総評で「子どもの字
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ぐんまの書
「内面を書に」3師に学ぶ 藤枝昇雲、雙琴さん夫妻 /群馬
2024/5/23 05:03 975文字書の上達には師匠の存在が不可欠だ。毎日書道展審査会員の藤枝昇雲さん(87)、同展会員の雙(そう)琴(きん)さん(82)=伊勢崎市=夫妻には、いずれも故人となった3人の師匠がいた。墨作りの大家とされた小杉掃雲先生、ともに紺綬褒章を受章した黒沢春来先生と水谷龍雲先生の3人だ。5月の「ぐんまの書」では、
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書への熱意70年、大井さんが個展 安中で26日まで /群馬
2024/5/23 05:03 323文字毎日書道会審査会員で前橋市在住の大井美津江さん(85)の力作約50点を展示した個展「大井美津江書作展」が、安中市松井田町の妙義山麓美術館で開かれている。26日まで。 2月の現代女流書100人展(主催・毎日新聞社、後援・毎日書道会)を鑑賞された秋篠宮妃紀子さまが、2025年の歌会始の儀の題「夢」に向
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風雪に100年耐える輝き ステンドグラス作家草分け 小川三知、最高傑作 中泊・宮越家が守る /青森
2024/5/23 05:01 1812文字◇春の公開あすから 12畳の座敷には高さ約1・2メートル、幅3・7メートルの大きな格子ガラスの窓がある。その中央には白いハクモクレン、左下に青い花や黄緑色の葉を付けたアジサイ、右下に抑えた朱色のハゼがステンドグラスで描かれている。日本のステンドグラス作家の草分け、小川三知(さんち)(1867~19
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ダダイズム、7人が体現 現代美術家「アヴァンギャルド」展 小樽で6月30日まで /北海道
2024/5/23 05:01 628文字北海道で現代美術を担ってきた美術家の特別展「SEVEN DADA’S BABY再考 7人のアヴァンギャルド」が小樽市の市立小樽美術館で開かれている。1916年にスイスで始まった、既成概念を打ち破る前衛的な芸術運動ダダイズムを体現する7人の刺激的な作品が並ぶ。6月30日まで。 82年に札幌市で開かれ
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