本・書評
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たなかしんさん新作絵本『だいじなあなた』 あふれる愛、直接伝えて
2024/5/20 13:04 969文字「誰もが愛されるために生まれてきた」。画家で絵本作家のたなかしんさん(45)は、新作の絵本『だいじなあなた』(パイインターナショナル)に、そんなメッセージを込めたという。パンダやウサギ、鹿などさまざまな動物が、生まれたばかりの子どもに「ねえ あかちゃん」と呼びかけ、メッセージを送る内容。たなかさん
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Topics
韓国人作家、ハン・ガンさん 悲劇の中、連なる愛 最新邦訳『別れを告げない』刊行
2024/5/20 13:04 589文字現代韓国文学を代表する作家、ハン・ガンさんの最新邦訳『別れを告げない』(斎藤真理子さん訳、白水社)は、韓国現代史の悲劇「済州島4・3事件」をモチーフにしている。同書の刊行を記念したオンライン・トークイベントが14日、開かれ、ハン・ガンさんがソウルから創作の背景などを語った=写真。 「過去や他者、死
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今週の本棚・次回の予定
5月25日の毎日新聞書評欄は『地域医療の経済学』ほか
2024/5/20 11:00 578文字5月25日の毎日新聞朝刊「今週の本棚」で掲載予定の本の主なラインアップを紹介します。 ①大竹文雄さん評『地域医療の経済学 医療の質・費用・ヘルスリテラシーの効果』(井伊雅子著・慶應義塾大学出版会) ②磯田道史さん評『貝輪の考古学 日本列島先史時代におけるオオツタノハ製貝輪の研究』(忍澤成視著・新泉
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京都・読書之森
「日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで」 /京都
2024/5/20 05:02 967文字(磯田道史・著 中央公論新社刊、924円) ◇史実の裏側をのぞく 著者は言わずと知れた国際日本文化研究センター(京都市西京区)の有名教授。メディアへの露出もきわめて多く、日本史の常識に独自の視点・研究で鋭く切り込んだ著作も数多い。 この著書は全国紙に2017~22年に連載されたコラムを修正してまと
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自作絵本で読み聞かせ コンクールで最高賞 桜花学園大・安藤さん 「もう1回」園児リクエスト /愛知
2024/5/20 05:02 581文字全国の高校生や大学生らが参加する絵本コンクールで最高賞を受賞した、愛知県豊明市の桜花学園大保育学部1年、安藤和奏(わかな)さん(18)=名古屋市緑区=が、系列の名古屋短大桜花学園大付属幼稚園(豊明市)の園児らに自作の絵本を読み聞かせた。【川瀬慎一朗】 コンクールは多くの保育職を輩出する名古屋短大(
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42歳で病死後、関東大震災で代表作焼失 「不運の画家」柳敬助に光 千葉の渡辺さん評伝出版 /長野
2024/5/20 05:02 1053文字明治・大正期に渋沢栄一や北原白秋の肖像画を描くなどして活躍した千葉県君津市出身の洋画家、柳敬助(1881~1923年)の評伝が出版された。執筆したのは同市の文化財審議会委員を務める渡辺茂男さん(73)。柳が42歳で没した年に関東大震災が発生、多くの作品が失われた。歴史に埋もれた画家の人生を丹念に掘
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乱読御免
選択の連続が人生をなす=今村翔吾
2024/5/19 02:00 1581文字<文化の森 Bunka no mori> 仕事で日本各地に行くことがある。2年前には47都道府県の書店、図書館、学校などを、4カ月かけて車で巡った。 町から町へ。幹線道路で結ばれていることもあれば、めったに車と擦れ違わない山道を通ることもある。そのような道を行く時、稀(まれ)に小さな脇道を見かける
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「元寇」ゆかりの武士紹介 松浦市が情報誌発行 死闘イメージ、ロック音楽配信も /長崎
2024/5/18 05:11 374文字松浦市は、鎌倉時代の元寇(げんこう)をテーマにした情報誌「meets!まつら」の最新号2万部を発行した。元寇ゆかりの武士の紹介や学芸員の解説の他、鎌倉武士の死闘をイメージしたロック音楽もインターネットで聞ける。 巻頭に元寇で活躍した12県の武士79人の名前を記載し、鎌倉歴史文化交流館(神奈川県鎌倉
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手に取り読めるあたたかさ 国内外の絵本紹介 左京で21日まで /京都
2024/5/18 05:05 316文字国内外の絵本を紹介する「絵本とわたしの物語展」(企画協力・毎日新聞社)が17日、京都市左京区の市勧業館みやこめっせで開幕した。21日まで。 ミリオンセラーや世界の絵本など約250種600冊を手にとって読むことができる。戦後から平成までの各時代の食卓や子ども部屋の様子を再現したコーナーや「不思議の国
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Q&A本、弁護士が出版 障害ある人の「きょうだい」へ 「独りで悩まないで」 進路・結婚・親亡きあと… /神奈川
2024/5/18 05:02 948文字「私は一生、障害のある弟の世話をしなくてはいけないのですか?」――。帯の率直な言葉は、当事者たちから寄せられた声だ。障害のある兄弟姉妹を持つ「きょうだい」の悩みや疑問に、法律的な視点から答える書籍が発行された。弁護士で著者の藤木和子さん(41)=横浜市=は「大切なのは独りで悩まないこと。気軽に手に
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今週の本棚・話題の本
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』=花田菜々子
2024/5/18 02:01 833文字書店で働いていると「最近あまり本を読めていない」という悩みをよく聞く。書店員からも聞くし、お客さんからも、出版社の人からも聞く。深刻なスランプに陥っている人もいれば謙遜のように使われることもあるが、いずれにせよ「読めなくなった」原因を真剣に探すことはなかった。 ついSNSや動画を見てしまうから?
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今週の本棚
中村桂子・評 『やまと言葉の人間学』=竹内整一・著
2024/5/18 02:01 1394文字(ぺりかん社・3300円) ◇「潑剌たる生の内容」にふれる瞬間 「たしなみ」は「ニュアンスに微妙な幅のある、すこし不思議なやまと言葉である」と著者は言う。「お酒をたしなむ」は「好んで親しむ」の意だが、「武道をたしなむ」になると、それに「一定の心得、覚えがある」という意が加わる。「我が身をたしなむ」
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今週の本棚・なつかしい一冊
影山貴彦・選 『父の詫び状』=向田邦子・著
2024/5/18 02:01 1038文字(文春文庫 726円) 向田邦子は日本のドラマをけん引した脚本家のひとりとして知られる。倉本聰(そう)、山田太一とともに「御三家」と称されることも多い。 小説家、随筆家として卓越した才能も発揮した。『父の詫(わ)び状』は、向田が乳がんを患った翌年、1976年からおよそ2年にわたって『銀座百点』に連
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今週の本棚
『AIを生んだ100のSF』=大澤博隆監修・編、宮本道人、宮本裕人・編
2024/5/18 02:01 472文字(ハヤカワ新書・1166円) タイトルは「AIが生んだ……」ではなく、中身も「100作」の紹介ではない。世界を揺り動かしているAI(人工知能)の進化に、SFの名作がどんな影響を与えてきたのかというテーマで行われた、第一線の研究者たちへのインタビュー集だ。 どの章も知的な刺激がいっぱいだが、巻末の年
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今週の本棚
『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』=小林エリカ・著
2024/5/18 02:01 519文字(筑摩書房・1870円) 戦争に巻き込まれた様々な女性たちの生き様を、文章と肖像画で伝えている。「彼女」という人称で描かれる女性たちは、小林が長年取材し続けているアンネ・フランクやマリ・キュリーをはじめ、伊藤野枝、マタ・ハリ、エミリー・ディキンスン、さらに「ラジウム・ガールズ」「ヒロシマ・ガールズ
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今週の本棚
川本三郎・評 『じょっぱりの人 羽仁もと子とその時代』=森まゆみ著
2024/5/18 02:01 1328文字(婦人之友社・3300円) ◇「婦人之友」「自由学園」生んだ女性像 近代日本の自立した女性達を描き続けている著者が、新たに明治、大正、昭和を女性の地位向上を目ざして奮闘した羽仁もと子(一八七三―一九五七)の評伝に挑む。 羽仁もと子は、現在も刊行され続けている女性誌『婦人之友』を夫、羽仁吉一と共に創
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今週の本棚
養老孟司・評 『苦しくて切ないすべての人たちへ』=南直哉・著
2024/5/18 02:01 1360文字◆南直哉(じきさい)著 (新潮新書・902円) ◇著者自身の体験で語る半自伝 今とりあえず私自身は苦しくも切なくもないが、生きているかぎり、どうせそういう時期が来るに決まっている。だから本書は、いつ、だれが読んでもいいわけである。著者は永平寺出身のお坊さんで、著者の考える仏教の教えをいわば間接的に
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今週の本棚・CoverDesign
鈴木成一・選 『卒母のためにやってみた50のこと』
2024/5/18 02:01 136文字ノートのフォーマットを再現した上に、著者によるのだろうゆるい手描きの書誌情報。「卒母(そつはは)」という後ろめたさをそっと宥(なだ)めるようだ。本文も徹底していてほぼ手描きだ。 ◆ 『卒母のためにやってみた50のこと』(田中千絵著・大和書房・1760円)より。
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今週の本棚
『カラ売り屋シリーズ マネーモンスター』=黒木亮・著
2024/5/18 02:01 484文字(幻冬舎・2090円) 手元に持っていない株を証券会社などから借りて売り、株価が下がったタイミングで買い戻す「カラ売り」。カラ売り専業ファンド「パンゲア&カンパニー」の活躍を描いた小説3編が収められている。 第1話は、液晶ディスプレーに組み込まれるバックライトで成功し、機械や電子機器のメーカーを次
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今週の本棚
中島岳志・評 『我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの』=大澤真幸・著
2024/5/18 02:01 1325文字(インターナショナル新書・1034円) ◇大義、大義否定…二律背反どう越える 気候変動がグローバルな問題になっている。欧米の「先進国」で調査を行うと、環境問題に対する関心の高まりがデータに現れる。しかし、日本では極端な無関心が数値となって出てくる。それは、なぜなのか? どうして日本人は、環境問題に
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