本・書評
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休刊の「レコード芸術」、ウェブで復活へ 熱い声受けクラウドファンディング
2024/4/30 13:12 1615文字昨年7月号で休刊し、71年の歴史に幕を下ろした音楽雑誌「レコード芸術」(レコ芸)が復活に向けて動き出している。クラシック音楽の新譜について、批評や情報発信を展開するウェブマガジン「レコード芸術ONLINE」として生まれ変わるために、出版元の音楽之友社がクラウドファンディング(CF)を実施。45日間
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青く染まる中南米へ 民族衣装の美、描く 海南・イラストレーター すけのさん絵本 /和歌山
2024/4/30 05:16 785文字海南市在住のイラストレーターで絵本作家、すけのあずささん(37)の3作目の絵本「みずうみ色のウィピル」(BL出版、1760円)が出版された。中南米を旅したときに湖畔の村で目にした民族衣装を魅力的に描いており、「読んだ人に『こんな場所はどこにあるのだろう』と思いをはせてほしい」と話している。【加藤敦
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スマホ依存の注意点、予防法など 絵本でまとめ紹介 下関の小児科医ら出版、市教委に寄贈 /山口
2024/4/30 05:07 520文字子供とスマートフォンとの付き合い方を分かりやすくまとめた絵本「『スマホくん』~スマートフォンを使う前、渡す前に読む絵本~」(瞬報社写真印刷)を出版した下関市の小児科医らが、下関市教委に絵本70冊を贈呈した。 市教育センターで25日に贈呈式が開かれ、本を手掛けた「かねはら小児科」(下関市生野町)副院
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「尾張鉢、知ってほしい」 江戸期隆盛、幻の名品 陶芸家らが本出版 /愛知
2024/4/30 05:03 769文字江戸時代後期、江戸の街を中心に全国で園芸が大流行した。ブームを下支えしたのが植木鉢。中でも現在の愛知県瀬戸市で作られた濃紺地に白い模様が特徴である陶器製の「尾張鉢」は、植木鉢の最高峰として人気を博した。今では忘れ去られた地元の名品を知ってほしいと、園芸研究家や陶芸家が「江戸の植木鉢文化と尾張鉢」を
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「特異な日常」伝え続け54号 大川原ライフが廃刊 大熊町職員有志、19年3月創刊 /福島
2024/4/30 05:02 761文字大熊町の職員有志が発行してきた情報紙「大川原ライフ」が3月に廃刊した。2011年3月の東京電力福島第1原発事故による全町避難から帰還した町の日常を、絵を交えた手書きの文字で伝えてきた。廃刊の理由は「もう普通の町になってきたから」だ。 福島第1原発がある大熊町は11年3月12日、全域に避難指示が出さ
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今週の本棚・次回の予定
5月4日の毎日新聞書評欄は『山よりほかに友はなし』ほか
2024/4/29 11:00 494文字5月4日の毎日新聞朝刊「今週の本棚」で掲載予定の本の主なラインアップを紹介します。 ①池澤夏樹さん評『山よりほかに友はなし マヌス監獄を生きたあるクルド難民の物語』(ベフルーズ・ブチャーニー著、オミド・トフィギアン英訳、一谷智子、友永雄吾監修・監訳・明石書店) ②鹿島茂さん評『ヤマトタケルの日本史
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京都・読書之森
マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問 /京都
2024/4/29 05:08 1237文字(監修・編集 京都国際マンガミュージアム・京都精華大学国際マンガ研究センター 青幻舎、1980円) ◇定義から問題まで解説 マンガを見ない日などあるのか。そう考えてしまうほど、社会にはマンガ文化が息づいている。単行本、電車内の広告、SNS、新聞。至る所に存在するマンガを、私たちは日々大量に消費して
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津村記久子さん「水車小屋のネネ」 現実的な善意描き、本屋大賞2位
2024/4/28 13:00 1198文字毎日新聞で連載していた津村記久子さんの『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版)が、全国の書店員の投票で決まる2024年本屋大賞(同賞実行委主催)で2位に選ばれた。津村さんは毎日新聞の取材に応じ、「2位になるとは思ってもいなかった。本屋大賞自体が縁のないものだと思っていたので、ノミネートされたのはいい思い
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点字毎日 図書室 サピエ情報/貸し出し点訳図書
2024/4/28 10:12 2022文字◇誰一人取り残さぬ社会 ◆すべて世のため、後(のち)のために 塙保己一とヘレン・ケラー【堺正一(しょういち)文、吉澤みか絵、墨字】 小学館と日本児童教育振興財団の助成を受けて作成した、桜雲会発行の絵本シリーズ第7弾。全盲と全ろう、言葉も話せないという三つの障害があった偉人、ヘレン・ケラーが心の支え
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「ひきこもり時給2000円」 元当事者がエッセー、悩む人にエール
2024/4/28 09:48 1408文字川崎市在住のNPO法人職員、岡本圭太さん(49)は20代でひきこもりとなった経験を持つ。現在は若者の就労支援に携わり、2023年12月にエッセー集「ひきこもり時給2000円」(彩流社)を刊行した。そのタイトルに込めた思いとは。【蓬田正志】 「僕自身、こんな目に遭うとは思っていなかった」。ひきこもっ
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絡み合う謎、理解されぬ純愛 7年ぶり長編刊行、佐藤正午さんに聞く
2024/4/28 07:30 2509文字「月の満ち欠け」で直木賞を受賞してから7年。佐藤正午さんの待望の新作長編「冬に子供が生まれる」(小学館)が刊行された。デビュー以来、故郷の長崎県佐世保市で執筆活動を続ける作家に会いに行った。 <今年の冬、彼女はおまえの子供を産む> 夏の雨の夜、自宅にいた30代後半の会社員、丸田優は、差出人不明のメ
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情熱の筆・山崎豊子生誕100年
山崎と戦後日本 敗戦引き受けた「善なる男」 社会学者・大澤真幸さん
2024/4/28 02:00 1928文字戦後日本で読者の圧倒的な支持を得た作家の山崎豊子(1924~2013年)。作品の累計発行部数は4000万部を超え、「白い巨塔」や「大地の子」など大ヒットした映像作品も多い。山崎作品はなぜ、これほどまで人々の心をひきつけるのか。<「山崎豊子」という社会現象>を自著で分析した社会学者の大澤真幸さん(6
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村上春樹をめぐるメモらんだむ
村上春樹さんの文学的井戸 「我々は『小説的に』繫がっている」
2024/4/27 07:30 4258文字3月上旬、村上春樹さんに約1年ぶりでインタビューする機会を得た。2月に出たエッセー集「デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界」(文芸春秋)をきっかけにした取材だったが、同月に亡くなった指揮者の小澤征爾さんや、戦争が続く世界の現状に関する質問などにも答えてくれた。詳しい内容は毎日新聞ニュー
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山焼きの意義考えて 研究書「聞き書き秋吉台と生きる」出版 荒木陽子さん(55)=大津市 /山口
2024/4/27 05:22 835文字◇風化の危機、2年かけ取り組む 人と自然との共生 29人が語る 約11平方キロメートルに及ぶ草原が広がる秋吉台の住民から聞き取り調査をした研究書「聞き書き 秋吉台と生きる」を大津市在住の研究者、荒木陽子さん(55)が執筆し、3月に美祢市の外郭団体「Mine秋吉台ジオパーク推進協議会」から出版された
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「デジタルではない価値を」 あるあるネタで人気の山田全自動さん 博多区住吉に古書店オープン /福岡
2024/4/27 05:21 428文字「あるある」ネタで人気を集めるイラストレーター、山田全自動さん(41)=本名・山田孝之さん=の古書店「ふるほん住吉」が26日、福岡市博多区住吉の美野島通りにオープンした。漫画や雑誌など約1万5000冊のほか、カセットテープやレコードなど懐かしい品々がそろう。山田さんは「気軽に立ち寄ってほしい」と話
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イラストレーター・山田全自動さん(41)「デジタルでは再現できない」 「ふるほん住吉」福岡市に開店 /福岡
2024/4/27 05:21 449文字◇漫画や雑誌、カセット、レコード…懐かしい品々 「あるある」ネタで人気を集めるイラストレーター、山田全自動さん(41)=本名・山田孝之さん=の古書店「ふるほん住吉」が26日、福岡市博多区住吉の美野島通りにオープンした。漫画や雑誌など約1万5000冊のほか、カセットテープやレコードなど懐かしい品々が
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今週の本棚
『運び屋として生きる モロッコ・スペイン領セウタの国家管理下の「密輸」』=石灘早紀・著
2024/4/27 02:01 458文字(白水社・3080円) 女性が何枚も重ね着している。衣服の下には「密輸」品が隠されている。モロッコにあるスペイン領の飛び地セウタの国境の通路で、著者が目にした場面から本書は始まる。だが「運び屋」が扱うのは金塊や薬物といった大それたものではなく、ストッキングなどの日用品。なぜ利ざやの薄い品物を必死に
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今週の本棚・CoverDesign
鈴木成一・選 『kiitos.特別編集 わたしを好きになるメイクBOOK』
2024/4/27 02:01 129文字スタイリッシュな欧米女性モデル写真で飾る大判ファッション誌コーナー。その中心、孤高に鎮座している。メイクはすでに「表面」ではなく、精神性の発露なのだろう。 ◆ 『kiitos.特別編集 わたしを好きになるメイクBOOK』(三栄・1350円)より。
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今週の本棚
藻谷浩介・評 『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』=橘玲・著
2024/4/27 02:01 1324文字(文春新書・990円) ◇天才たちの壮大な箱庭づくり 橘玲(たちばなあきら)氏は、意見や価値判断を排して、事実や見通しを簡潔に示す著述家だと思う。 氏がかねて語る、「世界はリベラル化していく」との見通しは、評者(藻谷)が現実と向き合う際に、重ねて立ち返るポイントだ。この点からロシアや中国、イスラエ
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今週の本棚
渡辺保・評 『彰義隊、敗れて末のたいこもち 明治の名物幇間、松廼家露八の生涯』=目時美穂・著
2024/4/27 02:01 1339文字◆目時(めとき)美穂・著 (文学通信・2750円) ◇狂熱に捧げた人生、虚実検証の伝記 幕末から明治にかけて活躍した新吉原の名物太鼓持ち(幇間(ほうかん))松廼家露八(まつのやろはち)は、実に数奇な人生を歩んだ。 十五代将軍徳川慶喜の実家一橋家の家臣土肥半蔵の長男に生まれて本名土肥庄次郎。十九歳の
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