夕撃旅団日記

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10月02日(月)『都民の日』
今年は都民の日、10月1日が休日と気が付かず、朝起きて外に出たら一帯が人だらけで驚愕する。上野地区は無料開放となる都営施設が多い故ですが、ここまでの人出は初めて見た気がします。しかもかなりの割合で外人さんが居て、今ではそんな情報まで知ってるのかと思う。まあ来てみたらたまたま無料だったという可能性もありますけども。

09月28日(木)『見れない』
当サイトは現在も旧式なhttpサイトとして運用しており、https認証を取ってないため、一部の環境で観れない状態が発生してるようです。具体的には会社や一部無料Wifiなど、ネットワーク管理者が外部への接続を管理してる環境下で安全性が強化されると見れなくなります。

この場合、自宅のネット環境で見ていただく、スマホ等のキャリア接続(Wifiではなく回戦接続)でネットワークを介さない接続をしてみて下さい。今後もhtts化が強化されるようならウチも認証を取るかもしれませんが、全部サイトを造り直しになるので、当面は避けたいと思ってますので…

09月27日(水)『絵』
私の場合何度か述べたように一発で下書きしてそのまま仕上げ、という絵の描き方が出来ませぬ。よって描きたい構図をどう描くか、という技術的な分解と構築が必須なんですが、ようやく一定の法則性が掴めた気がします。なので今、いろいろ絵を描きたくて仕方ないんですが時間が無い。その内、一カ月程度更新を停止してひたすら絵を描くとかやりたい気がしますが、現状、旅行記だけでもかなり貯め込んでしまったからなあ…

09月24日(日)『日本GP』
2023年F-1日本GP、あっさりレッドブル事実上ホンダのフェルスタッペンが圧勝。
連勝記録&年間全勝記録は無くなりましたが、それでも既に16勝。まだシューマッハの年間勝率記録、そして1988年のマクラーレンホンダによる年間勝率記録、どちらも更新可能です。なんとか頑張って欲しいですね。

今回のレース、角田選手、流れが無かったというか、相変わらずアルファタウリの戦略は理解に苦しむというか…。ホントになんとかならんのか。

トヨタの動きも気になりますね。マクラーレン、補欠ドライバーの平川選手の採用よりもトヨタとの関係ばかり述べてましたから、何かあるのか、と思ってしまうことろ。さすがに次のエンジン変更、2026年には間に合わないでしょうが…

でもってこれをもって本年のF-1予算使い切ってしまったので、DAZNを解約してフジテレビの有料配信に切り替えようと思っておりました。ところが今回はフリー走行から本戦まで、サッシャさん、中野さん、元ホンダの浅木さんと凄いメンバーでの配信で、これは卑怯だという位素晴らしい内容でした。よって最後までDAZNで行くことにします。高いし、見逃し配信の開始は遅いし、月曜の朝には繋がらなくて全く見れないしと配信サービスとしては最低の品質なんで、個人的にはさっさと乗り換えたいのに、これはズルいなあ、と思う。

09月21日(木)『続パスポート』
以前、アメリカのパスポートが楽しい絵満載と書きましたが、最新のフィリピン及び中国のパスポートもほぼ全ページに絵が入ってると知る。ただし絵の種類は少なくアメリカのようにページをめくるたびにワクワクドキドキでは無し。やはり絵を入れる事で何らかの偽造防止に役立ってるんですかね。

09月19日(火)『途絶』
F-1シンガポールGP、レッドブル事実上ホンダ、惨敗により年間全勝記録の達成は不可能となりました。
それ以外にもちょっと不本意な内容が多すぎ、速く忘れたい内容なので今回はこれだけ。

09月13日(水)『デイお母さま』
デイお母さま、自力でヒマ種の殻を割れなくなる。
前々から食べる速度が落ちてたんですが、とうとう殻を破れない状態に。よって普通にヒマ種をもらっても、しばらくいじり回してからポイと捨ててしまうように。

これを見てシロやブチの前歯の不整合の悪夢が頭を過ったんですが、視認する限りでは歯に異常は無し。実際殻の無いピーナッツや大豆、そしてペレット類はゆっくりながら食べれてます。ヒマ種も殻の一部を割いて、中身を取り出しやすくしてやると食べれました。それでも食べる速度が圧倒的に落ちるので、娘たち二匹とは離れてオヤツにするしかありませぬ。手間が掛かりますが、もう歳ですからね、仕方のないところ。あと、お母さま、独身時代のわがまま娘モードも再発、オヤツを無視して散歩に出る、ペレット類は途中で食べるの飽きちゃうと隅っこに埋めて遊びに出ようとする、などの行動が復活。加齢と関係があるのか不明ですが、以前と違って同居デグーが二匹いるので、そちらの面倒見ながらお母さまのわがままを抑え込む、という難題も抱える事に。

すでに7歳ですが、それ以外はまだまだ元気なので、もうちょっと長生きして欲しいところ。

09月09日(土)『呪い』
ここ数日で連続して、何かを買った直後により安く売られてるのを発見する、という事態が発生。二件はお店で、一件はネットでと幅広い世界で損してます。まあ総額で千円以下の損なんですが、なんだかとても悔しい。何かの呪いだろうかと思う。

09月06日(水)『遠い音楽』
三月のライオン、最新刊を拝読。物語が緩やかに終末に向かっているなあ、と感じる。
救いの物語でありますように。

ついでにウチの裏にある大学病院に入院してたり、突然のZABADAK登場だったりでちょっと驚く。50億のコーラス、もはや80億の時代です。

09月04日(月)『連勝』
イタリアGP、レッドブル事実上ホンダ、フェルスタッペン勝利で開幕14連勝。いやはやまたも歴史を見てるなあ、という感じになって来ました。ここまで凄いチームは私の記憶では1988年のマクラーレン・ホンダと2016年のメルセデスしかありませぬ(ちなみに2016年、メルセデスが勝てなかった二つのレース、どちらも勝者はフェルスタッペン)。

あと前回の日記でフェルスタッペンの連勝数、間違えてました。オランダで9連勝、今回で10連勝です。それ以外にも2勝してますから、全12勝。今年は全22戦だから、既に勝率五割は確定、そして残り8戦中5勝すればシューマッハの年間勝率記録72.2%を破れます。ここまで来たならレッドブル全勝と合わせて狙ってほしい気も。

角田選手はまたも本人の責任外の問題でいきなりリタイア。次からは運が向いて来て、鈴鹿で表彰台となって欲しいところ。ついでにF-2の岩佐選手、凄いレースでした。15位から2位ってあまり記憶にないですぜ。

09月02日(土)『夏が来たら思いだせ』
これまた約30年ぶりに尾瀬に行ってきました。
最近の勤務体制はメチャクチャなので、夜勤と言うかほぼ徹夜明け後に連休をもらい、一日目は朝から寝て夜に起き、そのまま新宿発の夜行の尾瀬行バスで夜明け前に現地に入ったのでした。

理由は不明ながら日本では尾瀬は尾瀬って感じでそれ以上説明が無い事が多いですが、実際の尾瀬は沼と湿地の二か所あり、両者は完全に別の地区で、当然、それぞれの入山口も異なります。今回はその中でも最強最悪で知られる修羅の道、大清水から一ノ瀬経由で三平峠を越えて沼の尾瀬南岸からの侵入経路で行って来ました。一応、大清水から一ノ瀬までは地元自治体が運営する送迎用車両があるんですが、夜明け前に山に入るなら使えません。このため沼に到達するだけで片道6q超え、さらに高低差は580m、しかもそこから尾瀬沼を一周するにはさらに約7q高低差のある山道を走破する必要があります。

高低差だけ見ると低山のハイキングコースですが、実態はほぼ尾根筋縦走に近い距離と行程で、日帰り行程で歩くとざっと8時間かかります。ほとんど北斗神拳伝承者試験か強化外骨格免許実技試験の世界で、あまり人気の無い行程でもあります。ちなみに筆者は若いころ尾瀬ヶ原には二度、鳩待峠からの軟弱コースで入ってるのですが、尾瀬沼の方は未訪でした。約30年前、当時一緒に山を登っていた友人と、尾瀬原突破後に次は尾瀬沼だな、と言ってたのですが「オレ、尾瀬沼を見たら結婚するんだ」とフラグを立ててたソイツが沼に到達する前に結婚するわ、私は実家を出た上にそもそも休日なんて無いに等しいブラック企業時代の出版社に入っちゃうわで、ウヤムヤになっていたのです。

でもってまともな山登りはもう15年ほどやっておらず、体力試験的にちょっと行って見るか、ダメなら途中で引き返そうと今回の挑戦となりました。結果的に背中がかなり痛くなって厳しかったですが、体力的には問題なく突破できました。脚の筋肉痛も無しですから、合格でしょう。そして久しぶりの山歩きは思った以上に楽しかったので、後ほど、簡単に旅行記にまとめまする。

08月31日(木)『中華電話』
中国人民の皆さんの一部で大ブームの日本に電話して大声で中国語で罵倒して切る、ウチの会社にもそれなりの数が来てます。中国圏相手にはそれほど商売してないんですが、よく電話番号を見つけたな、とむしろ感心する。

で、今の所二日に一回くらいの頻度でかかって来るのですが、社内の連中と共謀していろいろ実験してみた結果、以下の言葉が一番効果的でした。これを三回も繰り返せば大抵の相手は向こうから電話を切ります。お試しあれ。

人民会杀了习近平(レンミン フイシャールァ  シーチンピン)

意味は「人民(中国国民)が習近平を殺すだろう」。中国圏の国外電話は当局に監視されてる可能性が高いと、そっちで商売してるアメリカ人から聞いていたので、こんな会話をやってるとバレたら電話かけて来た本人も危険なのでしょう。

まあ、こういった子供っぽいガス抜きで済むなら安いもんですが、国内の不満を海外に向けるのにおいて最悪の事態が台湾侵攻なので、警戒は要るかと。同時に、ここまで中国国内はヤバいのか、とも思う。最低でも五年、厳密には十年はホッタラカシにして来たバブル経済、いよいよ弾けるのかもしれません。あれ、桁違いの規模なのでどうなるのか。世界的な影響もシャレにならんでしょう。日本に嫌がらせ電話位で何とかなるなら、それが理想ですが、まあ無理でしょうね。

08月28日(月)『13連勝』
F-1オランダGPフェルスタッペン勝利で、レッドブル事実上ホンダ、13連勝。そしてフェルスタッペンは8連勝で個人の連勝記録タイとなりました。もうホンダエンジンは神が造りたもうたエンジンとして、鈴鹿の近所の伊勢神宮に遷座させるべきでしょう。熱田神宮だと別のエンジンになっちゃうし、トヨタが近すぎるので。

角田選手は例によって例のごとく、お粗末なチームの戦略とタイヤ交換すらまともに出来ないクルーに脚をひっぱられましたね。普通に入賞出来ていたレースなのに。車が酷いのに加えて、あのチーム構成で、すでに3ポイント取ってるのは驚異的だと思います。イタリア人がF-1チームに関わっちゃダメだろうとすら思えますよ、ホンマに。

後、DAZNの解説にホンダの浅木さんが出てきてくれて、興味深い話をしてくれてるんですが、実況担当者が全く理解できておらず、そうですか、で話が終わってしまっていて泣きたくなる。一部は戦闘機に匹敵する横Gが掛かるF-1エンジンのドライサンプ用のポンプってどうなってるの、とか発電までやる排気タービンって市販車の通常排気タービンとどうちがうのとか、いくらでも話を掘り下げられたのに、そういった話は一切なし。何も無し。もう少し何とかならんのか、というか勉強して欲しいというか、泣きたいというか。高いんだぞ、DAZNの月額料金…

08月22日(火)『愉快な通行手形』
良くも悪くも子供っぽい部分を残すのがアメリカという国だと思ってますが、最近のパスポートの暴走ぶりはちょっと理解を超えてます。冒頭ページに白頭鷲のドアップがバーンと入っているだけでなく、以後のページも宇宙から国内の観光名所、大自然まであらゆるページに楽しい絵が満載、チビッコも大満足の内容です。なんでここまで楽しくする必要が…と思うんですがよく判らず。偽造防止に多少は貢献してるのか。

ちなみに中国のパスポートも最初にバーンと万里の長城が入ってますが、それだけですからね。少なくとも私はアメリカ級に愉快なパスポートを他には知りません。まあアフリカとか中央アジアとかの国はよう知らんですが、ここまででは無いと思います。まあ不思議な国ですね、アメリカ。

08月18日(金)『丘』
夏の締めくくりに入りつつあるので、晴天の休日を狙って中央線経由で勝沼のぶどうの丘に行ってくる。4年前にダメ人間兼コックと車で一度訪問してるのですが、今回は電車で最寄り駅の勝沼ぶどう郷から訪問。その名の通り丘の上の眺めのいい施設で、ここは甲府盆地が一望できる展望大浴場がありにけり。でもって宿泊施設の方も利用するため、朝8時から開いており、外部からのお客さんも入浴料を払えばその時間から利用できるのでした。

このため朝の5時過ぎに東京の家を出れば開店直後のお風呂に入れ、そのままちょっと散歩して帰って来ても昼過ぎには帰還できる、と最近知り、今回の訪問となりました。ただし京王線経由で高尾まで出てしまうと多少はお安くなるとは言っても、入浴料金込みで4000円ほど、まあ頻繁には来れないけど、たまにはいいなという世界。ちなみに特急利用はブルジョア的堕落の第一歩とみなすので鈍行利用で片道2時間半でした。

08月17日(木)『6年』
気が付けばデイお嬢さま(階級は当時のもの)が降臨なされてから8月11日で6年となりました。早いなあ、というか大分お年な感じですが未だ元気なのはありがたいなあ、と思う。当初はデグーの平均寿命五年説が適当なネット情報で出回っており、ここまで長生きするとは全く思ってなかったのです(降臨時に既に一歳三カ月だった)。まだまだ元気で頑張って欲しいところです。

ついでに私認定の夏は5月5日から8月10日までなので、今年の夏も終了となりました。また来年、お待ちしております。

08月12日(土)『別物』
トランスフォーマー映画の新作がビーストウォーズと聞いて地雷映画男を巻き込み鑑賞に。結論から言うと、問題外。全くの別物です。千葉繁さんのメガトロン様とナビ子ちゃんの出ないビーストウォーズなんざ何の価値も無いのに。あと山口勝平さんにラットルも出番無し、というかゴリラコンボイ指令だけでした、登場したの。

以下余談。
ビーストウォーズの首都圏での放送は少女革命ウテナと数カ月ほど重なっており、どちらもテレビ東京で連続した時間での放映でした。確かビーストウォーズが先で、このためさっきまでゴリラだったのが30分後には超絶イケメンの生徒会長になっており、声優さんてすげえ(子安武人さん)、と思ったのでした。

ちなみに個人的に一番すごいと思ったのはその2年前、ガンダムウィングのヒロイン、リリーナ様とクレヨンしんちゃんの声が同じ人、と知った時でしたが。ちなみにしんちゃんの矢島晶子さんは、THEビッグ・オーのヒロイン、ドロシーも担当してるんですよね…

08月08日(火)『面白さ』
風邪で丸一日寝てたのですが、その間にamazon primeで観たアメリカ映画の10本の内12本が最初の20分に耐えられず視聴中止となったのに対し、その後で読んだ日本の漫画の方は無料試し読み10本中2本を面白いと感じて、お金払って買ってみた範囲内は全て楽しく読了となりました。

やはり今の日本の漫画の面白さは19世紀末のヨーロッパの科学小説、1940年代から50年代にかけてのアメリカのSF&娯楽小説黄金期に匹敵すると思われます。凄い時代です。ちなみに19世紀末のヨーロッパの科学小説はウェルズにより細菌兵器からタイムマシン、宇宙人の侵略まで現在に至るまでの多くの元ネタをふくんでますが、アメリカ小説黄金期のアイデアの横溢もまた凄いものがありました。

例えば「奥様は魔女」が魔法使いサリー、すなわち日本の魔女っ娘ものの誕生に与えた影響は良く知られていますが、その「奥様は魔女」の元ネタになったのが第二次大戦中、真珠湾攻撃の直前に発表されたヒット作、The Passionate Witch(情熱的な魔女)でした。18世紀の魔女裁判で魂を封印された魔女っ娘が現代に復活、自らを封印した子孫の男を魔法で骨抜きにしようとするが飲ませる予定の惚れクスリを自分が間違って飲んでしまう、というお約束の展開のお話です。ちなみに忘れられた人気作家であるソーン・スミス/Thorne Smith(1950年代まではアメリカでは大人気の定番作家だったが今ではまず話題にすらならない)の遺作ですが最後まで完成させられず、最後は別人がまとめています。

参考までに今回面白いと思った作品。
●放課後カタストロフィ
●女の園の星

08月04日(金)『風邪』
夏風邪をひく。微熱もあったものの幸か不幸か休日だったので一日寝てたら治りました。
風邪をひいて熱が出る、という経験がおそらく25年以上ぶり、おそらく当時の仕事場で三連泊中にインフルエンザでダウン、二日ほど仮眠室で寝てからまた仕事に復帰という、今考えたら労働基準局に駆け込むべき事案な状態以来の出来事でした。なのでどうしたらいいか判らず、とにかく寝て直すだけ以外何もせず。それでもなんとかなる、というのが今回の発見。

07月31日(月)『12連勝』
レッドブル事実上ホンダ、ベルギーGPにも勝利で開幕12連勝の新記録を達成です。
エンジンは後ほど回収し、従四位を政府から贈位した上でホンダコレクションホール内に本田発動機大明神として神社を建立すべきだと愚考します。

ちなみにフェルスタッペンは既に10勝ですから、現状勝率83%、このまま行けばシューマッハの記録、72.2%を破れます。もうホンダエンジン全勝でいいでしょう、今年は。

角田選手も見事に10位入賞で、いい気分で夏休みに入れますな。

07月28日(金)『京王線の魔術』
上野からでも新宿から先で京王線を使うと3割近く安く高尾山方面に行けると今になって知る。なので何度も高速道路から見ていながら未訪問だった相模湖に行って見る。正直、そんなにおもしろい場所では無かったですが、吊り橋の上の猫のラジオ体操(体操抜き。猫だから)に議決権無しの人類側観察官としての参加が認められたり、神社の参道だと思って軽い気持ちで入ったら標高差200mを超える山頂まで続く道でちょっと地獄を見たりとそれなりに貴重な体験をしてきました。

ついでに中央線、松本まで直通の普通電車があるとこれまた初めて知る。京王線と合わせると山梨方面、意外と安く行ける可能性があるのか。

07月24日(月)『11』
レッドブル事実上ホンダのフェルスタッペン、ハンガリーGPでも勝利のため、ついに開幕11連勝達成です。レッドブルが1988年のマクラーレンホンダの記録に並びました。宇宙がオギャーと産まれてから138.2億年の間に、F-1開幕から11連勝をしたエンジンは二つだけ、そしてどちらもホンダ製です。いやめでたい。エンジンは回収して国宝にするべきでしょう。ついでにこのまま行くとフェルスタッペン、2004年のシューマッハの年間勝率記録も抜いてしまえそうですが…

角田選手はいろいろ残念な結果でした。復帰リカルドに完敗であり、経験も才能もある相手にはそう簡単には勝てぬ、という現実が突き付けられたレースとなってしまったと思います。ただしここからの頑張りで、最終的に五分五分の戦果に持ち込めれば、と期待しております。

07月21日(金)『経験者』
昨今の御露西亜国の情勢を見るにつけ、拙僧が思い出した話に御座候。

新たにクレムリンの警護責任者となったイワン大佐は大統領警護の担当者が次々に辞職する問題に頭を抱えていた。過度なストレスと激務から皆、逃げ出してしまうのである。そんな中、既に5年以上勤続している担当者がいると聞き、呼び出してみた。
「なぜ君はこれほど長くこの仕事を続けていられるのかな」
「ああ、簡単な事です。私は元々、こういった仕事を長年やっていたんです」
「驚いたな、ロシア大統領警護と同じような仕事が他にあるとはね。君の以前の職場はどこなのだ」
「精神病院です」

07月19日(水)『追伸』
夕撃旅団史上初の日記の追伸。「君たちはどう生きるか」こと「君るか」のネタバレ話ですから注意。

この映画の英語版題名が「The Boy and the Heron」だと知る。これ完全に「王と鳥」の英語版題名「The King and the Mockingbird」のもじりじゃねえか。

あともう一つ、「ラピュタ」のロボット兵と「さらば愛しきルパン」のラムダは「やぶにらみの暴君ロボ」では無くて、フライシャー兄弟のスーパーマンに出て来た飛行泥棒ロボが元ネタだから要注意。この両者を元ネタに使ったのは恐らく日本では宮崎監督だけでしょう。

07月19日(水)『君るか』
公開直後の三連休はとっくに終わり、観たい人はみんな見た、という前提で「君たちはどう生きるか」略して「君るか」のネタバレ話をやり申すでゴザル。

今回の作品、鳥と迷宮のような建物が出て来た段階で日本のアニメファン3億4千万人は直ぐに気が付いたと思いますが、これ、「王と鳥」&「やぶにらみの暴君」への二度目となるオマージュでしょう。当然、最初のオマージュは監督デビュー作である「カリオストロの城」です。

クラリスの居た塔の構造、悪役は王族系、とにかく気に食わないヤツは落とし穴(これを引き継いだもう一人の悪役がデスラー提督)、ラストは悪役とヒロインの結婚式でそこに乱入する主人公たち、崩壊する石造りの建物(これはラピュタにも引き継がれた。ちなみに黒ずめで帽子被った秘密警察の面々なども多分元ネタはこの作品)、などなど宮崎監督初の長編作品だったカリオストロの城はポール・グリモーの「王と鳥(Le Roi et l'Oiseau)」の影響が莫大、というかやりたい放題じゃねえか、という位にその影響を隠してないません。
そして今回の「君たちはどう生きるか」では、「王と鳥」の最大構成要素ながら「カリオストロの城」には登場しなかった主人公と行動を共にする喋る鳥が登場しております。意識的にやってるはずで、監督デビュー作と遺作を「王と鳥」に捧げるんだ、と思ったのでした。

ついでに言うと「未来少年コナン」のインダストリアの描写、アニメ版「風の谷のナウシカ」の終盤、夜明けに前に全てを焼き払う巨神兵とかも同作品からの影響でしょう。あと口からビームも(ただし「王と鳥」のラストは夕焼けの中で街を破壊する巨大ロボ&口の中のファンの突風が必殺技だが)。

ちなみに「王と鳥」は1952年に「やぶにらみの暴君(La bergère et le ramoneur/羊飼の娘と煙突掃除人)」の名でフランス初の(というか恐らくヨーロッパ初の)長編アニメーションとして公開された作品です。今見ても斬新な発想だらけで、よくまあこんなアイデアが出て来るな、と思わずにいられませぬ。ちなみに日本公開は1955年3月ですから、宮崎監督は14歳のはずで、多感な歳に見たこともあって巨大な影響を受けたと思われます。

ついでに「やぶにらみの暴君」は操縦者が操作する巨大ロボが最初に登場した作品でもあります。参考までに日本初の巨大ロボ、鉄人28号の連載開始は翌1956年。…もう判りましたね(笑)。それが宮崎監督の手に掛かると巨神兵になるわけです。まあそういった意味ではガンダムもエヴァンゲリオンもルーツはカリオストロの城と同じです。ちなみにフランス公開時のポスターが残って無いのか、英語圏のデータでは日本版のポスターが何の説明も無しに使われてる事が多いです。

ただし監督であるグリモーは作品の内容に不満で、なんと28年後に新規作画の追加と再編集によって「王と鳥」の名で再公開してしまいます。このため現在、世の中に出回っているDVDなどは全て再編集された「王と鳥」の方となります(ラストのハッピーエンドがかなり抑えられてしまった)。ちなみに「やぶにらみの暴君」の方は現在、版権が失われたパブリックドメイン扱いとなっているため、the Curious Adventures of Mr. Wonderbirdで検索すると見る事が可能です。ネットで公開されてる音声は英語版なので、大筋で内容を理解する事は可能でしょう。

あと戦争中に兵器産業で大儲け、戦死どころか戦場にすら行ってない一族、そして工場ある田舎に疎開、というのは宮崎家そのものだと思うんですが、一生感じていたかも知れないその負い目を、まあ、そういった生き方もあるよね、という豪快な人物(すなわち父)で決着をつけてしまったのもすげえな、と思いました。このお父さん、モデルはお兄さんじゃないか、とも思いますが。この辺り、無意識なのか狙ってやったのか断言はできませんが、遺作のつもりなのだ、と思わせる部分でした。

ついでに言うとサイパン陥落時の宇都宮だと陸軍機、特に中島の工場で疾風を造っていたはずですが、零戦天蓋が持ち込まれたのは、オレの一族がゼロ戦以外に関わるのは許さぬ、という監督のメッセージでしょうか。それとも舞台は群馬県なのか。

07月14日(金)『新作』
宮崎駿監督の作品は全て見る呪いを自分に掛けてるため、今回の新作「君たちはどう生きるか」を初日に見に行く。地元ながら初めて上野のTOHOシネマズを利用したんですが360人程の小さいハコとはいえ、本日上映分は全て満席でした。

作品は十分に面白かったです。大変いいものを観させていただきました。いやはや八十歳の爺さんが造る映画じゃないですぜ、これ。
ついでに、これだけの映画が造られたなら日本のアニメ界にトドメ刺しちゃたハウルとか、それ以降のポニョとか風立ちぬとか何だったんだと思わなくもなく。とにかく遺言を兼ねてるような作品としては素晴らしい内容のものでした。よくまあこれだけの着想が出て来るなと思います。

ネタバレにならない範囲で書いておくと、原画陣が凄いメンバーでよくまあこれだけの人を集め、そしてこれだけの人数でこれだけの作品を造ったな、と。そりゃ時間かかるわ。そして作監は本田雄さんなので、宮崎駿監督史上最高レベルの美女になったと思います。

最後にネタバレにはならないだろうから書いてしまうと、宇都宮とか工場とか、そして今まで密かに避けていた主題、子供と母親に真正面からぶつかっているとか、そういった点でも興味深い作品でもありました。いずれいろいろ書くかもしれません。書かないかもしれません(笑)。

07月13日(木)『エアコン』
ようやくエアコンの取り換え完了。以前のものは業者さんの話だと20年以上前の型、との事。私が入居した後の12年ほどはあまり使わなかったとはいえ、よく持ち応えたな、と思う。ちなみに完全に寿命による廃棄と言う事で費用は大家さん側持ちになりました。やれやれ。

ただし表示を見ると消費電力670Wと書いてあり以前のより大きいんですけど…。新しいエアコンは電気代が安いと連呼されていた身からすると謎。ワットですから単純に時間当たりの電力消費量であり、どう考えても以前のエアコンより省エネではないような。それとも最大ワット数であり、実際はもっと低いワット数で運転される時間が長いってこと?謎ですね。

07月11日(火)『勝利』
F-1、イギリス戦フェルスタッペン勝利で、レッドブル事実上ホンダ、開幕10連勝です。ついでに言えばフェルスタッペン一人で8勝ですから、現状勝率8割、狂気の数字。ホントに1988年の再現になりつつありますね。これで単純にホンダエンジンと呼べれば最高だったのに。あの馬鹿元社長は地獄に落ちて、永遠に箪笥の角に小指をぶつける呪いに掛かりますように。

そして角田選手、流れ以前に車が酷すぎて見ていて辛いですね…。アルファタウリ、ここまで酷いチームでは無かったはずなんですが、完全に歯車が狂ってしまった印象を受けます。そういった意味では不運ですが…。

07月07日(金)『壊れる』
部屋のエアコンが壊れる。

まあ私が入居してからずっと使ってるし、そもそも入居段階でかなり古臭い機種だったので恐らく20年選手だったと思われます。
で、入れ替えとなったのですが、我が集合住宅はバブル絶頂期に設計された「オレの考える最強の鉄筋コンクリート集合住宅」なため、必要以上に凝った作りになっています。このためエアコンは市販品ながら電源ケーブルは背後の壁に埋め込みで見えず、さらに室外機とのダクトも壁に埋め込まれた上に柱の横のダクトを通じて二階上の特殊ベランダにまで繋がっています(建物全体が変な立体構造であちこちに特殊なベランダがある)。
このため設置工事がエライことになってしまい、さらに夏場で業者さんが大忙しのため故障からほぼ十日経った現状も進展は無し。

そもそも私はほとんどエアコンを使わないので(だから故障しないで持ちこたえたのだと思う)問題無いのですが、今はデグーが家に居るので夏本番前には何とかして欲しいところ。あと予算の一部をこちらで負担するか否かで話し合いもあり、まだしばし時間が掛りそうです。

07月03日(月)『事実上ホンダ』
F-1オーストリア、レッドブル事実上ホンダ9連勝、現状勝率100%。
おそらく史上二番目の開幕連勝記録で1988年のマクラーレン ホンダの開幕11連勝の記録更新が見えて来たのでは。
(ただしトップを走りながら事故に巻き込まれてリタイアとなったモナコを挟んで5連勝+7連勝で事実上の12連勝した2004年フェラーリ&シューマッハも凄い)

この点、是非ともF-1の記録のトップ二つをホンダエンジンで独占して、オホホ、おF-1はおヨーロッパの、お高貴なおスポーツです、ってな顔してる連中をギャフン(個人的に国際語になってほしい日本語第一位)と言わせて欲しいザマス。

フェルスタッペンも9戦中7勝で、このまま行けば2004年のシューマッハの勝率、狂気の72.2%を抜ける可能性もあります。まあ夏休み明けが勝負でしょうね。
とにかく英語圏の適当な事ばかりヌカシてる連中を日本のエンジン、オーストリアの飲料会社、そしてオランダ人ドライバーがケチョンケチョンにするのは愉快ですな。

角田選手は完全に流れが無いですね。ここは辛抱か。

07月01日(土)『DAZN』
とにかくお高めで配信サービスとしては技術的に最悪なDAZNでF-1を見ている理由は実況、解説担当者のレベルが高いから、というただその一点なんですが、それでも夏休み前で視聴を打ち切る予定でした。

だったんですが、今回のオーストリアGPから解説にホンダの浅木さんが登場。マジか、という感じで予算大幅超過で最後までDAZNで行くしかないのか…。食費削るか…

06月27日(火)『ロシア軍』
反政府系組織であるロシア自由軍系のサイトに出ていた小話。

ジョイグ国防相が定例会議でプーチンに報告を行った。
「大統領、今日は良い知らせと悪い知らせがあります」
「では良い知らせから聞かせてもらおう」
「ロシア軍は快進撃を続けております。間もなくその目的を達するでしょう」
「素晴らしい。で、悪い知らせは」
「それは我らのロシア軍ではありません」

06月25日(日)『福岡』
急に取れた有給の連休を使って福岡に行って来ました。いやもう発見だらけの旅でした。
人類は太宰府を知らなすぎるし、あれは当時人類最強の絶頂にあった大唐帝国との決戦を見据えた戦闘要塞という面から見ないと理解できないと思います。

とりあえず現地で理解したことをざっとまとめると、

●福岡は想像以上の大都会だった。

●現在の福岡市中心部は古くからの市街である東の博多地区と黒田官兵衛が新たに城を築いた政治区画である西の福岡地区に別れる。すなわち両者は本来別物。

●現地ではほぼ標準語しか聞かなかった。犯罪者一歩手前の状況まで耳を澄ましていたが方言を話してる例は高齢者と元ヤンキーらしき男性の二例があったのみ。家とか学校とか閉鎖空間でしか使わないのか、言葉が死に耐えつつあるのかは不明。

●とにかく中国系の人が多い。天神から中洲の東側まで、周囲全員中国語会話の人たち、という状況が普通に発生した。

●とりあえず東京でもここまでではない、という位の中国語話者の集中ぶりだった。私は正規のマンダリンと台湾語を聞き分けられ無いので、どっちだったかは判らんけど。

●韓国系も多いが、こちらはなぜか若者ばかり。

●小倉城は秀吉時代の大阪城を別にすると、日本で唯一の中国式の「城砦」だった可能性が高い。広いとは知っていたが、あそこまでとは思わなかった。ただし広すぎて維新後は全て取り壊されてしまったので現状の遺構は極めて貧弱。

といった辺りで、後は旅行記で勝負ですな。

06月21日(水)『  無敵』
レッドブル事実上ホンダ、カナダでもフェルスタッペン勝利で無傷の8連勝。
このまま行くとスゴイ記錄が誕生しそうでドキドキです。ペレスの不調が気になりますが。

角田選手は流れが無かったですね。次に期待。

06月19日(月)『マスク』
仕事関係でもマスクを外して会うことが増えつつあるんですが、三年ぶりに素顔全体を見てえらく太ったな、とかコイツこんな顔だったっけ?コロナの途中で北朝鮮のスパイと入れ替わってないかこれ、みたいな感想を抱く事多し。

さらに新人さんとか、ここ三年で付き合いが始まった相手などは初めて素顔を見て、なんか想像してたのと違う、と感じたりとか。意外にマスクって顔の印象が変わるんだな、と今更思う。

06月14日(水)『物価高』
20年以上インフレを経験して無かったので(というか中学生か高校生時代以来だと思う)、昨今の値上がりが身に染みてますが、予想以上に凄いのがペットの飼料類。
当家のデグーたちのお食事も下手すりゃ倍近い値上げ、という驚異のインフレの直撃を受けてます。まあ金額で言えばせいぜい二千円前後の増加ですが…

どちらかといえば円高の直撃を受けてる感じですが、牧草、ハムスター用ペレットなどだけでなく、床材からオヤツのヒマ種まで私の食事よりインフレの影響を受けてます。まあ連中はそんな事知るかですよ、という感じにいつも通りの食事を要求して来るんで、私が生活を切り詰めて予算確保するしかないんですが。

06月07日(水)『新大久保』
ダメ人間コックが3月に受けた手術後のリハビリ続行中で、来週からしばらくまともに飯も食えぬ、との事。このためちょっと贅沢に昼めしでも食うか、という事になったのですが、なぜか新大久保の健康でオシャレな焼肉屋に行くことに。ちなみにダメ人間兼コックの希望。

新大久保、昔はパキスタンやらバングラデシュやらの怪しい人たちが集まる怪しい一帯でそこにロッテ工場の社員とイラン人が時々乱入してくる、程度の印象しかなかったんですが、今や完全な韓国人街になってました。まあ昔から歌舞伎町の道路の反対側にそういった一帯があったので、それが拡張した感じ。

ちなみに韓流の一部らしいですが混とんとしており、大阪の鶴橋とソウルの明洞と南大門市場と原宿を足して√2で割って時間で微分した感じですかね。あまり面白い場所では無かったです。人口5万人の地方都市に突然できたオシャレタウン、みたいな印象ですか。

ちなみに野菜で巻いて食べる健康な焼き肉、との事でとてもオシャレでとてもいい値段でした。まあ悪い内容では無かったですが健康はどうかなあ。野菜食べて健康になれるなら、世界中のウサギはとっくに不老不死になってますぜ。

06月05日(月)『8勝』
F-1第8戦スペイン、フェルスタッペン優勝でレッドブル事実上ホンダが8連勝。
いやもう1988年のマクラーレン・ホンダを思い出しますね。このままガンガン行って欲しいところ。ペレスの不調がちょっと気になりますが…

角田選手はまたも運が無し。ただし実力は証明できたと思われるので、運、不運の巻き返して一気に運が向いて来た時に取り返して欲しいところ。勝てる人だと思いますので。

06月02日(金)『アブアブと読む』
台東区民のオシャレ魂の故郷、ナウなヤングにバカウケの商業施設である上野のABABが老朽化で来年5月に閉館だと知る。さらになぜか一年前倒しで地下で営業していたスーパー、赤札堂が閉店になってしまう。あれま。私の生活のかなりの部分をここに依存してたのでこれは結構参った感じ。都心はスーパー少ないのに…。まあ、ゼロでは無いので地道に新たな行きつけの店を探しますか…。

ついでに有給を消化しないと貴様は社内的に死ぬ、そして今月中に取らないと私が殺す(意訳)、と宣言されたので突然今月末にまとまった休みが発生。現状、海外は円安と航空運賃の暴騰で無理なので、未だ訪問してない百万都市の残り二つ、福岡か広島の訪問を考えてますが詳細は未定。

05月31日(水)『モナコ』
F-1 2022年モナコ、レッドブル事実上ホンダが三年連続で勝利。
あのモナコですから、ペレスが予選で最下位に沈んだ時にはどうなるかと思いながらもフェルスタッペンがあっさり勝利。これホントにF-1の勝率記録、塗り替えられるのでは。

角田選手は残念でした。ホントにもうちょっといい車に乗せてあげたいですね。ついでにF-2の岩佐選手は不運もありながら、最低限のポイントは確保しました。やはりこの人も才能あります。

でもって本来なら開幕から三カ月のこの段階でDAZNからフジテレビに切り替えようと思っておりました。ところが水曜の特番で呼ばれたホンダの浅木さんの談話が素晴らしく、これは金を払ってみる情報をいただいたと思ったのと、サッシャさんと中野さんの中継はやはり素晴らしいので、予算限度を超えますが、少なくとも夏休みまではDAZNで行くことにしました。

ただし内容は文句無いモノの、システムはカスでF-1以外見たこと無いのに、アクセスの度にサッカーの画面しか出て来ない、中継の途中で何度か止まっていきなり関係のない画面に飛ぶ、などなど不満だらけなんですけども。

05月25日(木)『日光にレツゴー』
西表旅行において二連続ほとんど晴れず、という屈辱を味わい、晴れ男としての自信を喪失しつつあったので、危機回避の為に天気予報で確実に晴れそうな日を選んで出かけるという反則技に出る。

でもって昨日、平日に休みが取れたので日光に行ってきました。実は東武鉄道の普通電車を使うと浅草か北千住からなら片道1400円で行けてしまうと発見、いつか行こうと狙っていたのです。朝の特殊な列車を使えば2時間半かからず到着しちゃうしね。

結果的には信じられんくらいの好天になってしまい、どこを見ても美しくて困っちゃうという旅になったため、後ほど簡単に旅行記にまとめる予定。

ただし帰りに東武日光線が人身事故で止まり、JRの宇都宮線も遅延となり、さらに都内に入ってからは京浜東北線が事故と信号故障で遅れまくって駅のホームが人であふれる中の帰宅となりました。ほとんど神様による個人攻撃じぇねえか、というような不幸の連鎖。

そういや神様、札幌の時の機材不良で飛行機飛ばず、からのJRの列車が鹿にはねられて遅延コンボの不幸連鎖の借り、返してなかったね。さらに覚えておけよ、と思う。

05月24日(水)『ホンダ』
とりあえずホンダ、2026年からのエンジン供与をアストンマーチン相手にやる、という事で一安心。

前回も今回も、撤退直後にチームは黄金期に入ると言う頭の悪い展開だったので、今回は腰を据えて頑張って頂きたいと思います。ただ今回の黄金期の立役者だった皆さん、どんどんホンダから去ってしまったので、次の新規開発エンジン、大丈夫かなという不安は若干、残ります。第三期とか第四期前半とかのような陣営では、また金ばかり食って勝てない時代に逆戻りになってしまうので個人的には人材に恵まれる事を祈るのみ。結局、ある程度から先の技術開発は人材次第なんですよね。

この点、第二期の黄金期も、今回の前任馬鹿社長によってケチを付けられた第四期黄金期も、勝てないと悔しくて眠れない上に十分な能力を持った人材を集めた結果ですから。今のホンダさんにキチンと人を見る目がある上層部が存在する事をしたいです。

05月21日(日)『川越』
いつの間にか首都圏の観光地として定着しつつある川越を訪問。

一年半前に彦根城の復元本丸を歩いて、他のお城の本丸も見てみたいが、川越には城跡はほぼ残って無いのに本丸の建物だけ残っていたな…と気になっていたのでした。ただしなにせほんの一部が残ってるだけなので、なかなか行く気にならず、今回、ようやくの訪問に。

結論から言えば、やはり極一部だけが残ってるだけなんですが、修復がかなり丁寧にされており見る価値はありました。西洋釘とボルトとナットだらけの悲劇の国宝 彦根城よりよほどマシかもしれません。

ちなみに川越には昔、友人が済んでおり、その引っ越しの手伝いで25年ほど前に一度だけ訪問した事がありました。当時は誰も古い街並みなんて気にもしておらず、特に観光地としても売り出してなかったと思います。でもって首都圏から直結するJRの路線が無い謎の街という印象のまま現地に入ったら、西武川越駅の裏のアパート前で、パンツ一丁で体操やってるオッチャンを見かけ、以後、私の中で川越は、秩父の山奥でパンツ一丁のオッチャンが体操してる風習のある街、という印象になっていたのでした。

ところが今回訪問して見たら意外に大都会だし、東武線を使えば池袋から最短で約30分の距離と知りちょっと驚く。首都圏から直接乗り込めるJRの路線が無い場所に、こんな巨大な街があるのか、という点では町田に近い感じを受けました。今回見て来た感じでは東京だと北千住、八王子辺りと互角以上に戦える街、という印象ですね。ちょっと驚きです。まだまだ首都圏でも知らない事、ありますな。

05月18日(木)『よく判らん帰還』
朝自転車置き場に行ったら盗まれた自転車が戻ってました。
何言ってるんだか自分でもわかりませんが、四日後に突然帰って来たようです。考えられる可能性は、

■同じ集合住宅の他の住人が勝手に乗り歩いてる。
■呪いをかけてあったので、ドロボーが怖くなって返しに来た。
■五年半も乗っていたので自転車に自意識が芽生え、勝手に走り回っていた。

辺りのどれかだと思いますが、どれもあまり有り難くないですね。
とりあえずチェーン鍵を掛けるようにしました。

更に言うなら、実は新しい自転車も既に買ってしまったため、現状、自転車が二台ある事に。まあ、五年半の方はさすがにそろそろ寿命かと思うので、夏ごろには廃車にしようと思います。

05月15日(月)『小学館』
田村隆平さん、小学館のサンデーGXに行ったのか。個人的にはここ数年で、最も面白いのに不遇な漫画家さんだったので、今回は全部出し切って欲しいと思ってます。天才の一人だと私は思っておりますゆえ。

05月13日(土)『盗難』
自転車を盗まれる。集合住宅の駐輪場に置いてあり、外部からは見えない場所なので、鍵をかけて無かったのでした。ここまで入って来て盗むのか、しかも五年半も乗ったボロ自転車だぞ、と驚く。いやはや、東京の治安も悪くなったのか、何か特別な事情を抱えたドロボーだったのか。ちなみに前の自転車も盗まれているので、東京の自転車ドロボー多過ぎだろう、とも思う。

05月10日(水)『明治』
年に一度の新緑の季節の明治神宮散策に行く。
今年は新しい一番鳥居が完成してました。21世紀にこれだけの木造鳥居を作るのは一種の狂気だよなとも思う。
相変わらず、新緑の季節に歩くには気持ちのいい場所で、そして今年は外人さんだらけでした。原宿の駅から本殿までだけではなく、ぐるっと一周する道でも多く見かけたので、やはり以前より普通の観光ルートとは異なるところまで皆さん入って来ているような感じが。

ちなみに竹下通りも見てきましたが、こちらはほとんど海外の人見ず。意外に人気無いのか。あれも日本以外では見たことない世界だとは思いますが。

05月08日(月)『五連勝』
レッドブル事実上ホンダ、マイアミGPも勝って開幕5連勝。
今回はフェルスタッペンが圧倒的な走りで圧勝でしたが、ホントに地震と落雷と火星人襲来がレース中に同時発生するとかの事態が無い限り、レッドブル、負ける要素が無い感じになってます。

そして角田選手、ホントに一線級のドライバーになりましたね。これで車がキチンとしたものになれば勝てる日本人ドライバーの誕生なんですが…。デビュー年は見てられないようなレースも正直、多かったので、凄まじい成長速度でもあります。今年はF-2の時の走りを思い出させる内容になってます。

05月05日(金)『その後の漫画探索』
例の無料試し読みから面白そうな漫画を探し出す試み現在も続行中です。
やはり現在の日本の漫画は戦前から戦後までのアメリカSF黄金期、1970年代後半(というかスターウォーズ)から1980年代前半までのハリウッド映画並みに、斬新で凄まじいまでの独創性と娯楽性に満ちてる気がします。

ちなみに今回の上位三作はまだまだ先が見えませんが、キチンとまとめられれば凄い話になるな、と思ってます。

■アルバの少年と地獄の女王
■あたらしい君へ
■戦奏教室

■ローカル女子の遠吠え
■クジャクのダンス、誰が見た?
■死がふたりを分かつとも
■ふつつかな悪女でございますが
■兄だったもの

05月01日(月)『勝利』
2023年F-1 第四戦、アゼルバイジャンGPもレッドブル事実上ホンダが勝利。
今回は市街戦のプロ、ペレスが勝ち四連勝。これホントに1988年のマクラーレン・ホンダの記録、勝率93.75%を超えて来る可能性あるのでは。23戦中22勝が必要ですが、何かよほどの事が無い限り、ホントに実現してしまう気が。

そして角田選手、いいドライバーになりました。今ならレッドブルの車に乗っても戦えると思います。

04月28日(金)『観光客』
西表島に一年ぶりに行って来たのですが、驚いたのは外人さん観光客の増加ぶり。
石垣に中華系の皆さんが殺到してるのは聞いてましたが、現状、それほど中華系の皆さんは復帰してないものの欧米系の旅行者がかなりの数、来ておりました。成田から石垣まで、行き帰りも格安航空のピーチ航空を使ったんですが、見た感じの印象では5〜10%前後が欧米系の皆さんでした。

こんな所まで来るか、南の島に行きたいなら普通にインドネシアかタイに行けばいいのに、と思わなくも無く。でもって実際、こんなところに来る欧米系の皆さんはどこか変わった連中が多く、各種窓口でトラブル連発、そのおかげでかなり時間がギリギリの行動となってしまいました。空港の荷物預け窓口、手荷物検査場、さらには石垣のフェリーターミナルとそういった皆さんのおがけで大行列ができていたので御座います。

私の経験からすると、こういった訪日馬鹿外国人は地区ごとにある程度まで分類が出来ます。例えばヨーロッパ系の馬鹿は「オレら世界最高のヨーロッパ人がお前らを教育してやる、オレの話を聞け、お前の話は聞かぬ」系が多いです。ただしこの連中はアメリカでも同じことやるのですが、タイ辺りだと俺らが教育してる、的な顔してる馬鹿をよく見ますんで、まあタチが悪いです。

アメリカ人は「オレらはアメリカ人で世界標準であるから、お前がオレに合わせろ。英語を話せないヤツは全員馬鹿」という馬鹿が多いですが、最近はだいぶ減りました。それでも十人に一人くらいは普通にいますから要注意。

この点、中華系は意外に素直で「私エライのよ、プライド高いのよ、言う事聞け」という単なるお子様である場合が多いです。インド系(特にアーリア系)は「オレさえよければいい、他人の事など知らん。他人が迷惑しても知るか」的なこれも単なるお子様系が多いと思います。

まああくまで日本に来る人たちの話ですが、まあ馬鹿はどこにでもいる、と言う覚悟は、これから海外観光客の増加を控えて覚悟する必要はあるでしょう。

04月23日(日)『換毛の初夏』
ここ七年ほど、当家では季節の変わり目をデグーの換毛で感じるのですが、今年も夏毛への換毛が始まりました。例年だとデグー時間差攻撃で一匹ずつ生え変わるのですが、今年はなぜけ全員一斉に換毛開始、その抜け毛で部屋中がエライことに。
「一匹一匹の脱毛は僅かでも我ら全員を合わせれば凄い量になるですよ」「飼い主をギャフンと言わせるですよ」的なデグー集合意識体を感じる今日この頃。

04月20日(木)『慣らし』
PCの内部を一新して驚いた事の一つが今どきのマザーボードの音の良さ。
ウォークマンとそん色のない音が出ます。すげえな2020年代のPC、とそれだけでも驚いていたのですが、時間が経つとさらにいい感じになって来てます。PCの音にも慣らしが有効なのか。いやはや、20年ぶりくらいにオーディオ機器の慣らしによる音質の変化を体感してます。こりゃオーディオ機器で生き残れるのはイヤフォン&ヘッドフォン、そしてスピーカー、後はせいぜいアンプ類くらいだなあ、と改めて思う。

04月11日(火)『観光』
4月に入ってからも東京の外人さん観光ラッシュ止まず。
秋葉原から上野、浅草一帯だと、こんな場所にまで入ってくるのか、というような裏路地で外人さんの集団に出会うことが増えてます。

ついでに国籍も多様で、インド、パキスタン方面から中南米まで今までほとんど見たことが無いような国からも結構な数の人が来てますね。

さらについでにスペイン人のパスポートは本人の写真の上にスペイン語の略称であるESPの字が入っており、初めて見ると「こいつ能力者か、易々と侵入を許すとは日本の入管は何をやってるんだ」と思う。その上ついでにインド方面のシーク教徒はターバン着用でパスポート写真が許されてるので、髭との合体技で誰が誰だか判らない事多し。入管、ちゃんと判別できてるのだろうか、と思う。あと東南アジア系の皆さん、プリクラ系の写真でパスポート作っちゃうのやめて欲しい。みんな目がぱっちりキラキラで怖いです。

04月07日(金)『ソ連の科学』
昨今の御露西亜國の情勢を見るにつけ、拙僧が(以下略)

ロシアは伝統的にアルコール中毒者の問題に悩まされ続けて来た。長く寒く朝が来ない冬、乏しい娯楽などが大きな要因だったが、ソビエト連邦時代は社会全体の無気力さから特に酷かったと言われている。このため国家規模でアルコール依存症対策が研究され、数多くの論文が公開された。以下はそのような物の一つである。

本研究班はアルコール依存症患者から多くの聞き取り調査を行って来た。今回、その中からアルコール依存症対策に極めて有効と思われる驚くべきデータが発見されたので急ぎ報告する。今後、我が国のアルコール依存症対策に何らかの貢献ができれば幸いである。

●データ:何をツマミにして酒を飲み、アルコール依存症となったのか

・ツマミ無し ウォッカのみ 49.5%
・キュウリ、キャベツなどの漬物 29.5%
・塩漬けのキノコやニシン 20.5%
・キャビア 0.5%

●結論:キャビアはアルコール依存症の特効薬である可能性が高い

04月03日(月)『ホンダ』
2023年F-1第三戦オーストラリア、レッドブル事実上ホンダのフェルスタッペン勝利、レッドブル開幕三連勝となりました。今回はペレスの不調でさすがに連続ワンツー記録は途絶えましたが、冗談抜きで1988年の16戦15勝を超える23戦22勝とか、全勝とか、それすら超えて23戦24勝とかしちゃいそうな完成度の車ですね。そこにフェルスタッペンを乗せたら、そりゃ強いわ、という感じです。

レースそのものは久しぶりの大波乱展開で、角田選手ようやく10位を獲れて本年初入賞。今年の10チームの中では最悪に近い車でホントによく走ってます。速いです。いい車に乗せてあげたいですね。あとF-2の岩佐選手も見事な優勝でした。日本人の才能あるドライバーが続々登場してきて楽しくて仕方ねえですな。

03月30日(木)『新PC』
現在のPCが購入からそろそろ八年、二年半前にOSの入ったCドライブをSSDに置き換えているものの、電源部とかそろそろ寿命だよな、とふと思ってしまった。
思ってしまった所にAMDの新世代CPU ryzen 5500が14000円を切る価格で売ってるいるのを発見、しかもここ最近、メモリのDDR4もかなり安くなっており、電源とマザーボード、新しいケースを買っても全部で35000円ほどとの計算が成立してしまう。ビデオカードは今のままで問題ないし。

ただし買い替えたSSDとWindowsもそのまま使いたいので確認したら、結構大規模にPCの構成を変えてもそのまま使えると判明、だったら買ってしまうか、となる。いや、お金無いんですけどね、ホントに。でもメモリが倍の16GB、CPUのコア数は3倍の6コア、キャッシュメモリもべラボーな量だから、これは格安でかなりの高性能化が成されるじゃん、という事でやってしまいました。

その結果、天下のマイクロソフト様から、よくがんばった、褒美にWindows11にしてやろう、という伝言が届き、気が付いたら11になってました。あれま。感想としては使いにくくなったWindows10ですね(笑)。

それ以外の面では、日常的に特に差は無いのですが、エクセルの重い処理や画像加工ソフトの処理が早くなっているのは確か。まあどうせもう寿命に近かったし、3万5千円だし、という事で納得しています。

03月26日(日)『千葉北西部』
ダメ人間兼コックの手術成功&無事退院した記念に千葉県北西部の娯楽の殿堂、大慶園を訪問してみる。昔から駐車場に壊れたF-15のコクピットが置いてあるゲーセンとして地元では有名だったのですが、本八幡在住時代は結局、訪問しないで終わってました。

で、行ってみたらゲーセンからメガ進化しており、カートとカラオケとなんかおしゃれっぽいけど昼間は営業してない施設などが所狭しとならんでる謎の娯楽空間でした。あとフィアット500と本物のパワーボートと小型ヘリとミニとフェラーリ。あとF-15のコクピットとF-104の胴体と多分そのエンジン。自分でも何言ってるか判りませんが、そういう施設です。

ちなににカートは本物のレーシングカートにハリボテのボディーを乗っけたもので、500円払えばミニオーバルコースを10周できます。タイム計測もあり。初めてカートに乗りましたが、わざと滑りやすい路面にしてあるので、ハンドル切ってケツを横に出しアクセル踏んで曲がって行く、というラリーカーみたいな走りが出来ます。楽しかったです。

ついでに時間が余ったのでその裏にある市川市の動物公園を訪問、ここが関東平野レッサーパンダ総本山ともいうべき施設になっていて驚く。あと竹林にエミューが居ました。

03月21日(火)『また勝った』
F-1第二戦、レッドブル事実上ホンダ、今回はペレスが勝利で二勝目。いい気分ですな。
今年の車、これ機械的な問題が出なければ全勝しちゃうのでは、という速さを持ちますね。スタートで10グリッド降格ぐらい屁でもないという感じです。1988年のホンダエンジンが持つ勝率記録、16戦15勝で93.75%、超えられる可能性あるのでは?

03月20日(月)『それはヘルメット』
地雷映画を巻き込んでシン仮面ライダーを鑑賞。
面白かったです。お金を払って見る価値のある内容でした。

半分は昆虫じゃないじゃんとか場面ごとに日本各地に飛ぶとか鹿島の風力発電とかよく知ってましたねとか、お父さんが常に鍵を握るとかいろいろありますが問題無し。興味があるなら観て損は無いと思います。あとキューブリックの話はいずれまた。

03月17日(金)『LX-9』
夕撃旅団新型主力カメラとしてPanasonicのLX-9を導入。

7万2,000円と先日のスマホに続いて手痛い出費となりました。従来のLX-100m2は性能的には問題無いのですが、ホコリに弱いと言う先代無印LX-100からの欠点をそのまま引き継いておりました。
家で大事に使ってる分にはいいのですが、長期旅行などちょっと厳しい条件で使うと速攻で受光部にゴミが乗って画像が黒点だらけになってしまうのです。
このため関西、北海道、琵琶湖、西表と旅行の度に修理に出す、という凄い状況になってしまい、しかもPanasoniのサービスセンターが秋葉原から撤退してしまったため、修理費に加えて送料まで毎回かかる状態に。
さすがに厳しいのと、琵琶湖や西表のような厳しい環境に持ち込むにはデカすぎた、という反省から、ここで新型の導入としたのです。4月に西表再戦を予定してますしね。

ただし新型と言っても2016年発売のカメラ。ここ5年近く、Panasonicはまともな小型カメラを出して無いので、これが最後かもしれません。そしてこのカメラLXシリーズを名乗って居ながら16:9モードが画面の上下を切り取るだけのダメカメラでもあります。
それなら他のメーカーのでもいいか、と思ったんですが、LX系の操作に慣れている事&価格からこのカメラにしました。

16:9が世間一般のカメラと同じインチキ方式になってしまったのは痛いですが、デカい液晶の横に接眼ファインダーがあるという馬鹿構造ではなく(あれは未だに理解できん)、その代わりフラッシュが復活してるのはプラスの点でしょう。そしてLX-7の後継機だけあって小型で軽量。
まあ良い点と悪い点で相殺、という感じですが、数日使ってみた限りでは悪くないです。ついでにカメラメーカーは昭和の化石みたいなレンズマニア連中の話は無視して、キチンと新しい時代のカメラを造って欲しいなあ、と思う所。
昭和の一眼レフの思想で21世紀のカメラを造ってどうすんの、と常々思っております。もっと賢く世界を記録しようぜ。

03月13日(月)『訂正』
昨今の(以下略)

ロシア革命によってソビエト連邦が成立すると共産革命の波が西欧にまで押し寄せる恐れが現実的なものとなった。
このためマルクスと縁が深かったイギリスでは第一次世界大戦直後からロシア革命に対し攻撃的な論調が目立つようになって来る。そのような中で上流階級向け新聞が共産主義を糾弾する社説を掲載、最後で以下のように述べた。
「共産革命に熱狂するロシア人は愚かだ。所詮、ロシア人は豚以下の知能しか持たない連中だ」

この記事が掲載されると国内の労働組合から非難が殺到、モスクワの共産党からも正式に抗議が来た。当初、新聞社は謝罪と訂正を断固拒否していたが、騒動が無視できないほど大きくなった結果、最終的に以下のような謝罪文を掲載する。

「先日掲載した社説に不適切な表現がありました。ご迷惑をおかけした多くの方にお詫びを申し上げ、次のように訂正いたします

“ロシア人は豚以下の知能しか持たない”→“ロシア人は豚に匹敵する知能を持つ”」

03月10日(金)『(無題)』
昨今の御露西亜国の政の状況を見るにつけ拙僧が思いだす御話に御座候。

第二次大戦中のソ連兵は精神的に錯乱すると後方に下がる事が出来た。
それには部隊の政治将校、コミッサールの承認が必要であり、このため激戦地の政治将校の元には次々と少しおかしくなった兵がやって来る事になる。
よって大戦中、最大の激戦地となったスターリングラードで政治将校を務めるフルシチョフの元にも次々とそういった兵がやって来た。
「ど、同志コミッサール、じ、自分はもうダメだと思います。後方に下げてください」
フルシチョフは書類仕事から顔も上げずに答える。
「同志イワン、問題ない、君はまだ戦える」
「し、しかし最近、変なものが見えるんです。一日中ず、ずっとです」
「大丈夫だ、みんな同じだよ」
「し、しかし、ずっと飛んでるのが見えるんです、ほ、ほら、これです、これ、虹色に輝いてる、このカナブン!」
そう言いながらイワンは頭の上で手を振り舞わず。
「うわあああ、あっち行け、あっち行け、このカナブンめ!ど、同志コミッサール、やはり自分はもう耐えられません」
フルシチョフはチラリとイワンの方を見たが、やはり相手にしない。
「大丈夫、気にするな。みんな同じだ」
「し、しかしこの虹色のカナブン、変な粉を飛ばすんですよ!うわああ、あっち行け、あっち行け!」
そう叫ぶとイワンは立ち上がり、手をバタバタと振りながら暴れ出す。ここまで冷静に無視していたフルシチョフだが、とうとう両手で机を叩くと大声で怒鳴りつけた。
「いい加減にしたまえ、同志イワン!」
フルシチョフはイワンに近づき、その胸ぐらをつかむ。
「虹色のカナブンだと?そんなモノがどこに居るんだ!よく見ろ、この馬鹿野郎が」
フルシチョフはイワンの頭上を指さして怒鳴りつける。
「どう見てもカメムシだろうが!」

03月06日(月)『F-1』
F-1 2023年、開幕。DAZNが独占配信なので泣く泣く高い金を払って観戦。でも最終戦まで見る金は無し。内容的には満足なんですが、さすがに最安値で月3000円は高すぎ。野球やサッカーと違って月に3戦前後しかやらないのよ、車の競争って。

でもってレッドブル事実上ホンダのフェルスタッペン、圧勝。もう夢にまで見ていた、フハハハ、またホンダエンジンが勝っちゃったよ、困ったねどうも時代の再来ですね。あのバカ社長さえいなければ、もっと素直にホンダエンジン全盛期を喜べたのに。今は年間レース数が第二期のホンダ黄金期より7戦も多いので、ガンガン勝ち数を増やして、年内に100勝エンジンメーカーの仲間入りして欲しいところ(現在90勝。100勝記録はフェラーリ、フォードコスワース、メルセデス、ルノー。馬鹿社長の迷走により昨年の17勝はホンダエンジンでは無くレッドブルPTエンジン扱いになってる)。

あと角田選手、速くなりましたね。今年も車はちょっとアレですが、チャンスが来たとき、確実にモノにして欲しいなあ、と思う所。あとアルファタウリの衣料品、コマーシャル映像にF-1ドライバー使うんですが、昨年まではガスリーが居てなんとかなったものの
、失礼ながら今年の二人はちょっと向いてないような…

02月27日(月)『使えぬ』
スマホが購入から三年十カ月で突然壊れる。

前日夜まであんなに元気に充電していたのに朝起きたら電源が入らず。そこはかとなく事件性の要素も感じられる展開でしたが、状況からして寿命と判断しました。
ここまで来たなら後二か月、四年目まで持ってくれよと思うも1800円で買ったものだけに諦めはつきました。
私はスマホはほぼ全く使わないので、このままでもいいかと思ったんですが、現状、二人だけ携帯電話でしか連絡できない困ったちゃんが居る。よって泣く泣く、機種変更で新規購入したところ、最安機でも二万八千円ほど取られて泣きそうになる。おじさん、スマホなんか使わないんだから、昔の安い電話で良かったのになあ…

ちなみにあと五千円出すと、八万円したヤツが型落ち割引で買えますよ、と言われて、一瞬考えたのですが止めときました。でもってそれで正解でした。今回のスマホ、OSであるAndroidのヴァージョンが12となっており、なんか凄そうな外面になっていので、ちょっといじって見たのですが、結論からすると使い物にならず。PCやiPadでやってる作業の一部をこちらに回せるかと期待したんですが不可能です。築40年のボロ家をリフォームと称して外装だけ直してるんだけど、中はボロ家のままという印象。ちょっと気の利いた事をしたいと思っても何もできませぬ。いやホントに要らないよ、これ…。

02月21日(火)『入院』
ダメ人間兼コックが入院手術のため、以前の交換条件に基づき今回は私が保証人になる。
お互い、いろいろ問題が出て来る歳になったのだなあ、と思う。

ついでに上野周辺の観光客の皆さん、相変わらず凄まじい数で、地元の人間の日常生活に影響を及ぼすレベルになってます。外人さんもかなり多い。ついでに1月、2月にも修学旅行らしい学生さんを見かけて驚く。どう見ても観光に向いてる季節では無いですが…。コロナの関係でこの時期にズレたのか、今後はこれが普通になるのか。

02月13日(月)『混乱』
あれ、11日のDAZNの広報によるとF-1の今年の配信、現状未定に戻ってるぞ。
危ない、プリペイカード買っちゃうところだった…。できればDAZNには退場願って、国際的な配信、F1TV Proを日本で始めて欲しいところですが…。

02月09日(木)『夢』
本日の私の夢を大公開。

25年近く前の職場で、突然カラオケに行く事になったのですが、最初のヤツが入れた曲の映像はプーチン大統領が場末のスナックのカウンターでギターを弾き語りしてるという内容。でもって同僚の一人が、まあプーチンもあれだけやって、これで済んだんだから良かったんだろうな、と述べ、それを聞いた私も確かになあ、と思うのでした。

その後、カラオケ屋の地下にある大水脈に行ったら神様が居て困る。

この点、あまり詳しくないのですが、吉夢と判断していいでしょうかね、これ。ユング的には地下水脈が出て来た段階でアレですが。

02月02日(木)『究極秒読み』
実は最後まで秒読みしない映画、ファイナル カウントダウンがプライムビデオに入っていたので20年ぶりくらいに鑑賞。今見ても面白いですな。

デジタルリマスター版のようで今まで気が付かなかった細部にいろいろ発見があり。個人的にはドクロマークのF-14、コクピット前に吹き流しの毛糸貼ってるんだという事に驚く。あの重さの機体でも横滑り対策要るのか。いやでもF-15では見たことないぞ。極めて正確な着陸(いわゆる制御された墜落)が要求される艦載機故?

ついでに地獄に行かない方のマーティン・シーンの連れ帰る犬、名前チャーリーだったのね。彼が命名したのか、脚本通りなのか…。当時、本人は15歳、多感な歳だったはずですけども。

ついでにホットショット、実はこっちからのネタも多いよね。

01月29日(日)『週末の発熱』
バイトの女子さんと話していて、プライムビデオにサタデーナイトフィーバーが入ったんだよね、と言ったらコロナウィルス関係のパンデミック映画だと思った、との発言を頂く。なるほど。

今回の教訓。

■今の若い子はサタデーナイトフィーバーを知らない。

■実際問題として、フィーバーは発熱の意味の方が一般的

■以前、アメリカ人にパチンコの説明をしたとき、混乱していた理由が今さら理解できた。

01月27日(金)『トヨタ』
トヨタ社長交代の報道を見て思った事。
意識してか否かは判りませぬが、藤沢体制から集団経営に移行したホンダの権力移譲を思い出しました(本田宗一郎総司令官は社長だが開発部門以外の経営には口を出して無かった)。

一流と超一流の指導者は能力的には同じ、ただし最後に誰に対して権限を委譲するかでその差は決まると個人的には思っております。超一流の代表例は不意の死にも関わらず予めアウグストゥスという帝政ローマの安定期に最適の人材を選んでいたカエサル、同じく自分の健康に不安を抱えた最後の選挙でトゥルーマンを副大統領に指名して置いたF.ルーズベルト大統領、最悪の例はソニー帝国を一気にダメにしてしまった後継者を選んだ大賀さんですね。

今回の答えが出るのは速くても三年後以降でしょうから、しばし注目して置きたいと思います。

01月25日(水)『インディアン』
年明けから東京周辺の外国人のお客さんにインド系の方が増えてます。理由は不明。
で、あの一帯の文化圏の皆さんは「俺さえよければいい」「自分の利益のために努力は惜しまぬ」「人のことなど知るか」という特徴があるわけで、これは日本の「まごころのおもてなし」「気配り」「お客様は神様です」的なサービスと最悪なまでに相性が悪かったりします。

あの地域の皆さんが「日本人は何でも言うことを聞く」「大声でわめけばこちらの要求が通る」と学習してしまい、それが母国に帰ってネット等で拡散しつつあるのか、その手のトラブルが絶えず。

21世紀になっても世界の文化は多様だし、日本は意外に大人な国なんですよね。

01月21日(土)『2023』
どうやら今年のF-1の配信もDAZNのようですが、今、月額3700円になってると知り絶望する。
そりゃ無理だ、まともな人間が払える金額じゃない(笑)。まあ、いろいろ抜け道はあるんですが、それでも今年は半分くらいだけ見て終わりですね。来年までにDAZNが倒産して、もう少しまともな会社が配信するように願うのみです。

01月15日(日)『トヨタ』
豊田社長の東京オートサロンのスピーチを聞いて、これがあのトヨタかと思う。
20年前まではここに居たのはホンダで、その正反対にフォードとGMとトヨタが居たんですが、完全に立場が逆転しましたね。本田宗一郎総司令官のファンとしては悲しい限り。

同時にこれだけの人物があれだけの会社でトップになっている奇跡にも驚く。
ソニーの盛田さん、昨年亡くなられたホンダの久米さんに匹敵する経営者だと思います。これだけの人材を、日本を代表する企業に向かえてる幸運に感謝したいと思います。

01月13日(金)『ギャンブル、ギャンブラー、ギャンブレスト』
20年以上競馬をやってる知人が、ついに覚醒したと秋頃に言ってたんですが、先日久しぶりに会ったら、昨年は完全な負け越しに終わったとの事。

とりあえず必勝法が無いからギャンブルはギャンブルとして成立するのであって、一見、未来予測ができそうなゲームでも、実際は不可能なのだからギャンブルとして成立してるのでヤンス。大規模に運営されているギャンブルは、事実上、帰納法的に未来予測は不可能と証明されたと判断したほうがええよ、と個人の感想を伝える。でも多分無視される。それがギャンブル。私は興味が無いですが。

01月08日(日)『食べ歩き』
金沢と文京区の根津神社裏にだけあるミステリーカフェにダメ人間兼コックを巻き込んで入ってみる。前から気になっていたのですが、ミステリー好きのこの男を連れて行ったらより発見があるかと思っての決行。

でもって店内及びメニューの装飾として変な人型が並んでるな、と思ったら、これ踊る人形だ、とダメ人間コックがあっさり気が付く。えええええ、そんなの普通の人気づかねえよ、この男がこんなに冴えてるの初めて見たと思いながら
「さすがだよホームズ、で、どういった意味なんだい?」と尋ねると
「判るわけないじゃん」と実に単純明快な推理が返ってきて、小説と現実の格差を知る。結局最後まで解読できず(Coffeeの表記から4文字だけ判ったがそこまで)。
「ここのコーヒーを飲んではダメ」「早く逃げて」とか書いてあったらやだなあ、と思いながらモーニングセットを頂く。ちなみにコーヒー、普通に美味しかったです。

さらにそのまま知る人ぞ知る湯島天神横のシャーロックホームズ マンション一階にあるスイス料理のラクレットグリルでランチを採る。こちらも前から気になっていたのですが、一人では入りにくいのと、ランチでも3300円というお値段で今まで訪問して無かったもの。
で、生まれて初めてチーズフォンデュを食べたのですが、なかなかいいものでした。これで俺もハイジやペーターと共通の話題が出来たぜ。

さらについでに一帯の根津神社、湯島天神、神田明神を回ったんですが、すでに1月8日なのにどこも大混雑で驚く。コロナ前でもこんなに人居なかったぞ。

とりあえず、それなりに充実した休日でした。

01月06日(金)『江戸の川』
昨年末から見たことないような規模で外人さんが東京に殺到してますが、年明け後も状況は続行中。

その中で初めて東京に来たという台湾人から江戸川ってなんだよ、という質問を受ける。
旅行記でも書いたように、江は中国語で大河とその名称に使われる字であり(揚子江、黒竜江)通常は名称のケツに付く文字なのです。よってそれが頭に付いていてい、なんじゃこりゃと思ったらしい。

さらに川は中国語でも川なので(概念的な意味で大地とか天空とか大海といったように具体的な場所を指さない)、何となく夢のドリーム、愛のようなラブ、夏はサマー的な意味合いに感じるそうな。

地名なのだ、と説明したらある程度納得してましたが、違和感はあるそうな。

01月04日(水)『いろいろ』
2023年の年明けは秋葉原の初売りの行列、殺人的な湯島天神と神田明神の初詣客(怖くて浅草には行かなかった)とコロナ前の状況が戻って来てますね。さらに外人さんが増えており、中国人のお客さんが本格復帰する前にこれか、という感じですね。どうもちょっと行き過ぎのような気がしますが…

ついでに実家に帰省したら、近所の神社に初詣客が殺到していて驚く。私が子供のころは地元の人間以外全く見かけなかったんですが…。最近、周辺に住宅区街が増えたこと、そしてネットで調べて近所で一番大きな神社を見つけられることなどが影響してるみたいですが、こんな時代が来るとはねえ…と思う。

01月01日(日)『2023』
「電車空いてるね」
「大晦日はみんなお仕事が休みだからね」
という微笑ましい親子の会話を聞きながら電車に乗り、元旦になってもまだ職場にいる私から皆さんに新年のご挨拶を申し上げます。

本年も無理なく可能な範囲内でよろしくお願いいたします。

12月29日(木)『ソ連品質』
昨今の御露西亜国の戦争指導を見るにつけ拙僧が思い出さずにはいられぬ御話に御座候。

冷戦期のソ連では兵士のアルコール依存症が重大な問題だった。世界を滅ぼしかねない核ミサイルを預かる兵がアル中では危険すぎる。
この問題に頭を悩ましたソ連は独自に人工知能を開発、完成すると共産党書記長のブレジネフ自らがその視察に来た。
「起動します。初めまして、ようこそ同志書記長。完全無欠の核ミサイル基地へ」
「なるほど賢そうだ。同志人工知能、君のミサイル管理はどうなってるのかね?」
「二人の兵がマスタキーを回し、かつ人工知能の私が合意しない限り決して発射されません」
「ではクーデーターで基地が乗っ取られたらどうする?連中は君のプログラムを書き換えようとするのではないか」
「それは不可能です。もし私の機能に誰かが手を加えようとした場合、基地は自爆し誰も生き残らないようにプログラムされてます。また私の挙動に異常が認められても自爆機能が発動します」
「なるほど、対策は万全と思っていいのだな」
「その通りです。全ては完全に管理され、ソビエト連邦の技術の粋である私が万が一にも故障しない限り、この基地は絶対に安全…安全…安……全…」

12月27日(火)『いろいろ』
黄金免許戦士なので5年に一度の免許更新に行く。5年経つと前回の手続きを全て忘れており、ちょっと手間取る。

でもって今回、産まれて初めてまともな写真な免許証となって驚いたのですが、逆に自分で撮影した適当なマイナンバーカードの写真と比べると別人になってしまい不安に。将来、その筋の国家機関から身分証明を求められて両者を提出したら、
「ボス、これを」
「この野郎、国家権力を甘く見やがって。どう見ても別人じゃねえか、ブチこんでおけ」
みたいな事態にならないかと心配になる冬の日。

ついでにオミクロン株対応のコロナ接種四回目も受けて来たのですが、今回も全く体調に影響は無いモノの、接種した跡が二日以上に渡ってちょっと痛い状態に。これがオミクロンの力なのか…

12月23日(金)『多数時間差攻撃』
グウ母ちゃんが一人時間差換毛攻撃の使い手である事が判明したのはすでに述べましたが、ここに来て他の子たちも脱毛量が急増中。ハゲて無いのでやはり換毛のようで、全員が二段階換毛を行っている、という事に。昨年までは見られなかった現象なんですが、今年ってなにか特殊条件が揃ってる?あるいは世界中のデグーで二段階換毛が流行ってる?

12月21日(水)『絵』
ウチの月一更新の看板絵は、一か月見続けた後、どうやら大丈夫と判断したら展示に回し、どうも耐えられんな、と思ったら永久にバイバイとしてそれっきり、という感じでやっております。このため現状、今までに描いてきた絵の1/3位が画庫に残っている状態です。

それでもちょっと多くなりすぎたな、という事で現状、展示作品の整理を進めてるのですが、改めて見ると、思った以上に酷かったり、思っていたほど悪くなかったり、という作品が結構あり。

描いた本人はどうしても気になる所があり、そこにばかり目が行ってしまってなかなか客観的に見れない、という所があるようです。だいたい三年位経つと何が気になっていたか忘れてるので、それなりに客観的に見れる、という感じですね。

ただし三年経つとそれなりに技術的にも変化してるので、あれ、こんなに下手だったか、という部分も出てきて、それはそれで微妙なんですが…

12月12日(月)『12月の観光客』
上野、浅草周辺が修学旅行生で大混雑してます。
コロナ以前に戻った、というか、以前は12月に修学旅行生なんて見なかったので何かが変わった感じです。
ついでにアメリカと台湾から、異常な感じに大量の観光客が来ており、中国人が出てこない穴を完全に埋めてます。アメリカからこれだけ人が来るのは初めて見ました。円安が大きいのでしょうが、それだけでも無い感じもします。それが何かはよく判りませぬが。

12月10日(土)『外国』
日本人にとっての英語は、万国共通語という面が強く同じ東アジアの人たちとの会話にも英語しか選択肢が事実上ありませぬ。

ここでややこしいのは言語としての英語と、英語圏の思考をウカツに一緒にできない点。
仕事でアメリカ人とベトナム人を同時に案内してたのですが、アメリカ人の方が肉を食わないヴィーガンでした。このためやたらと料理の材料を聞いて来るわけです。ここで鶏肉は使って無いの?と聞かれた場合、日本語だと「はい、使ってません」で「はい」と答えるのですが、英語圏の思考方法の場合、入って「無い」の否定内容が優先され、「No」で応える必要がありにけり。

ところがベトナムは日本と同じで否定文を肯定する場合は「はい」を使うらしく、ここをNoで答えてしまうと、鶏肉入ってるのか、と判断してしまうのでした。よって同じ質問に片方には「No」、片方には「Yes」で応える羽目になり、そのたびに、もう一人からどっちなんだ、と聞き直される事に。オレは底抜けの馬鹿だと思われてるんだろうなあ、と思いながら説明してました。

ちなみにこの辺り、台湾人はもっとややこしくて、中国語の否定疑問文に対する説明を何度聞いてもさっぱり判らず。なので中国語圏の人たちに否定形の質問文は使わないし使わせない、という事にしております。

12月08日(木)『第一位』
ゴーストバスターズの今更の続編、ゴーストバスターズ アフターライフを何気なく観る。
大層可愛らしい主人公のメガネっ子、そこそこよくまとまっているお話、大変いい感じの構図とライティングによる見事な画面構成と、予想外によくできた映画で、本年の私の観た映画第一位に決定した事をご報告いたします。

12月06日(火)『時間差攻撃』
デグー換毛期が終わり一安心と思ってたら、突然、グウ母ちゃんのみ再び大量の脱毛が。ハゲてはいないので、換毛期が再度始まったと判断するほか無し。昨年までは無かった現象で一人時間差換毛アタックと命名する。

12月02日(金)『イギリス人』
ドイツが2022年のサッカーワールドカップで予選リーグ敗退決定。

でもってこの点を嘆いてるドイツ人の書き込み「もはや全ての大陸のチームの力は等しくなりつつある」対し「君たちは南極大陸に対しては十分に強い」と励ますイギリス人、ホントに性格悪いなと思う。あと日本は大陸じゃねえと思う。

11月29日(火)『寿ゴローショウ』
千葉県民はもちろん、千葉市民ですらどこにあるか知らないであろう千葉県立美術館に江口寿史展を観に行く。
実家に帰るついでに寄ったのですが、京葉線に乗ったのが10年ぶりくらい、県立美術館に至っては2500年ぶりくらいの訪問でした。いろんな意味で懐かしかったですが世界最低の県立美術館なのは相変わらずでした。代わりに千葉には千葉市立美術館と川村記念美術館という一線級の美術館があるので引き分けとしましょう。

江口寿史展は観る価値のある内容でした。間違いなく日本が生んだ天才の一人ですが、ひのまる劇場以降のギャグマンガと同時に(現在に至るまで同ジャンルでトップ3に入ったままだ思う)、絵でも強烈なモノを持った方でした。個人的には中学生くらいの時にストップひばりくんを見て、影の多彩な表現を使う漫画が出てきた!と驚愕した記憶があります。それまで首の下をスミベタで塗る、ってのはありましたが斜線で影を描くのは初めて見たのです。この辺りの表現の元祖はメビウスですが、日本で真っ先に取り入れた漫画家さんの一人でしょう(厳密には大友克洋さんの方が早かったと思うが)。

そして今見てもやはりいい絵だなあ、と思います。個人的には最初の二話しか読んでないパパリンコ物語の原稿展示とか期待してたんですが、それは無しで無念でした(表紙はあった)。

入館料500円はタダみたいな内容なので、近隣で興味のある方は観て損は無いです。さらに展示のほとんどは撮影可です。すげえな。

11月22日(火)『事実上ホンダエンジン』
2022年F-1最終戦、フェルスタッペン勝利によりレッドブル事実上ホンダ年間17勝となりました。
勝率では1988年の不滅の世界記録に及びませんが、勝利数ではホンダエンジン歴代一位の数となっています。ドライバー、コンストラクター、両チャンピオンも31年ぶりに達成、実にいい年でした。来年も期待したいと思います。

11月19日(土)『東京のホテル代』
約3年ぶりに日本に来たカナダ人が東京のホテル代に驚いた、日本もかなりのインフレじゃないかと言ってくる。

確かにインフレではあるんだけど、東京のホテル代は関してはそこに国家機関がターボチャージしちゃったのよ。すでに秋以降、東京では国内外利用客共に増えており、コロナ前とほぼ同じ相場まで戻ってきていたのでした。

その状態で国家機関が全国旅行割という頭のオカシイ支援活動を始めてしまったのがこのホテル代の大きな原因なのでございます。そもそも放っておいてもお客さんが来る状態で、異常に手間がかかる(事務手続きに加えてコロナ関連の確認作業まで現場に押し付けてる)、補助金入金までの時間も馬鹿にならぬ、なんて制度は馬鹿馬鹿しくてやってられず、この結果、従来の料金そのまま補助金を上乗せしてしまったのです。

つまり通常料金+旅行補助料金が現在の東京のホテル代の相場になりつつあり、すなわち全国旅行割を適用してるお客さんが割引後に支払う料金が本来の料金なのです。よって海外からのお客さんを含むそれ以外の利用は、意味もなくボッタクられてると思ってほぼ間違いないです。アホか、と個人的には思っております。

ただしこの辺りを説明する英語力は私にないので、そうなんだよインフレで大変なんだ、そちらの支払いも4割増しでどうか、と伝えたのですが、現状、返事なし。

11月16日(水)『戦う相手』
昨今の御露西亜国の合戦手法を見るにつけ拙僧が思い出せし御話に御座候。

シベリア育ちのイワンが対岸のアラスカを訪れた。
バーでいい感じに飲んでいるうちにアラスカとシベリアはどちらが男らしい土地か、という点で地元の人間と口論となった。アラスカ男が言う。
「アラスカじゃ灰色熊とナイフ一本で渡り合い、エスキモーの女たちを相手に熱い抱擁と情熱的なキスを交わして初めて一人前と認められるんだ」
「く、熊と女か。そんな事、屁でもねえ」
イワンは酔っぱらったまま店を飛び出して行ってしまう。だが一向に帰って来なかった。灰色熊にやられてしまったのだ、と誰もが考え始めたころ、突然イワンは店に戻って来た。服は全て爪で引き裂かれ全身血まみれである。
「灰色熊の方の一件は片づけて来たぜ」
イワンは出て来たウォッカで口をすすぎ、ペッと吐き出す。真っ赤な血の色のシミが床に広がる。店内の客の誰もが声が出なかった。
「さて、お次のお楽しみと行こうか」
不敵な笑みを浮かべてイワンは言葉を続ける。
「で、ナイフ一本で戦わなきゃならんエスキモー女って奴はどこに居やがるんだ」

11月13日(日)『強行軍』
ダメ人間兼コックと休日が一致したので首都圏縦断観光ツアーを断行する。
ただし途中で体力不足と古傷の悪化によりダメ人間コックは離脱となりましたが、とりあえず私は完走しました。

経路は、豊洲市場、国際旅客船ターミナルで自衛隊の船見学、首都圏外郭放水路の地下貯水槽に突入で、最後の作戦前にダメ人間コックは無念の離脱となったわけです。私としても結構、体力的にキツカッタのですが、それでも楽しかったので後ほど旅行記にまとめます。

ちなみに豊洲市場、初訪問でしたが、観光で訪れる市場としては私個人で世界最低市場に指定されました。なんだあれ。

11月04日(金)『神保町』
神保町の古書祭り、三年ぶりの開催。でもって今週末までだと思ってたら、3日の祝日までと知り、あわてて出撃。今年は神田のカレーグランプリとも日程がズレていて変な感じですね。

賑わいは相変わらずで、かなりの人出でした。驚いたのは女性の多さ。古書祭りに初めて来てからざっと30年、毎年参加するようになって15年くらい経ちますが、こんなに女性が多いのは初めてかも。個人的に、演劇、コンサート、美術展に行くのが女性、映画を見たり本を読むのが男性、という印象がずっとあったんですが、変わりつつあるんですかね。

ついでに外人さんの多さも驚き。コロナが落ち着いて入国が簡単になったというのもあるでしょうが、古本位置では以前はほとんど見かけなかったので、観光名所として紹介された?さらについでに上野周辺の外国人観光客の人も、先週あたりから凄まじい、という勢いで増えてます。アジア系、欧米系がほぼ同数です。間もなくコロナ前に戻るでしょう。

10月31日(月)『70%』
レッドブル事実上ホンダ、第20戦メキシコでフェルスタッペン14勝目。

これで通算16勝、これまでのホンダエンジンの記録、1988年の15勝を超えました。
ただし1988年は年間16戦ですから、勝率だと93.8%という未だ人類最高記録であり、残り二戦を勝っても81.8%でこれには到底及びません。ついでにコンストラクターの最多勝利、2015年のメルセデスによる年間19勝にも及ばす。まあそれでも凄いですけどね。

角田選手、また運が無し。あと二戦でがんばって欲しいところ。
ついでに今のF-1で最も美味しいキャラはペレスの父ちゃんだと確信しました。今回の上位三人のインタビュー前後、背後でやりたい放題でした。あのチョー不機嫌なハミルトンが逆らえずに苦笑いしてましたからね、

10月27日(木)『準優勝』
昨今の御露西亜国の情勢を見るにつけ、拙僧が思い出し申し候御話に御座候。

プーチンがお忍びでパリに遊びに行くと、現地のロシア大使館がプーチンそっくりさんコンテストを開催していた。審査員は大使館員たちが務めるらしいと聞き、ちょっと驚かしてやろうと考えたプーチンは黙ってこれに参加する事にした。
当然のごとく決勝まで進んだのだが、驚いた事に決勝の相手はプーチンとは似ても似つかないデブでメガネ、しかも粗野で下品な印象の大男だった。さらに驚くべきことにその男が優勝し本人は準優勝に終わったのである。

心外だったプーチンは、授賞式でなぜ自分が負けたのかを審査委員長のロシア大使に尋ねた。
「確かに見た目だけなら間違いなくあなたが優勝でしょう。実によく似てる」
ロシアの駐フランス大使は笑いながら答える。
「ただし雰囲気と言うか、役作りが足りませんな。これは我々全員の意見なのですが、プーチンを名乗るならもっと馬鹿っぽくないと」

10月26日(水)『ホンダ』
F-1アメリカGP、フェルスタッペン勝利で、レッドブルのコンストラクターズタイトル確定。事実上ホンダエンジンがこのタイトルを獲るのは1991年以来31年ぶりとなりました。うれしいね、というのと同時に、なんでここまで掛ったのという気もしますが、とにかく目出たいです。

そして角田選手、まだ完全ではないですが歯車がちゃんとかみ合えば一定の結果が出せる、という事を見せました。ただしアルファタウリの戦略担当は底抜けの馬鹿というのは間違いなく、せめて来年はなんとかして欲しいところ。車は徐々によくなってると思うので。

10月20日(木)『三年ぶり』
上野周辺に三年ぶりに修学旅行生があふれてます。
浅草周辺の外人さんも一気に増え、徐々にいろんなものが元に戻りつつあります。ちょっと動きが早すぎないか、という気もしますが…

10月18日(火)『電話にでんわ』
最近、連絡を取らねばらならぬ対象に追加された人物より、キサマは連絡が取れなすぎるとの抗議を受ける。

古くからの付き合いの連中と血縁者は私が電話を持ち歩かぬのも、メッセージ系のアプリを使って無いのも当然、知ってます。よってメールかショートメールで連絡を入れて返答待ち、あるいは夜、自宅に居る時間を狙って電話して来る、という生活だったので、昼間に電話して来る人間が地球上に居るとは思わなかった、というのが私の主張。

というか皆さん、そんなに真面目に電話を持ち歩いてるの。私はケータイが世の中に出回り始めた時代から、基本的には家に置きっぱなしで、待ち合わせ先で連絡が必要になりそうな場合とかしか持ち歩かないのですが。邪魔じゃん、あれ。

10月15日(土)『0以下』
仕事でメールのやり取りをしてるアメリカ人が時々Sub Zeroと言って来る。

なんでこの人は氷点下の環境が好きなんだろう、きっと少し変な人だから仕事以外では関わらん方がいいな、と思ってたんですが、昨日、ああそうか、氷点下でチョークール、メチャカッコいいという意味かと気が付いた。それはCoolではなくColdじゃん、と思ったものの、前言撤回、君とはウマが合いそうだと、という事で日本に来るなら連絡しろ、と伝える。

10月11日(火)『実質的に同じ』
昨今のロシア帝国事情を慮る内に吾輩が思い出した小話に候。

ソ連の国会議員の一団が視察のためにモンゴルを訪問した。
出迎えたモンゴル人の閣僚はモスクワ留学帰りでロシア語に堪能だった。
その案内で一行は国会議事堂に入り説明を受ける。議場を見学した後、長い廊下に出た。
「モンゴルの国会議員も各委員会に振り分けられ共産主義国家の建設に邁進しております」
そう言ってモンゴル人閣僚は一つ一つの部屋を指さして説明する。
「まず手前の大きな扉が共産党政治委員会。その隣りが予算委員会、次が共産党軍事委員会で、その横は海軍委員会…」
「海軍だって」
これを聞いたソ連の議員の一人が驚いて声を出す。ソ連議員団の一行はクスクス笑いを隠さない。笑いが収まるとその中の一人が冷笑するように尋ねた。
「君、モンゴルの海軍委員会というのは、一体全体どんな仕事をするのかね」
「ああ、その点ですか」
これを聞いたモンゴルの閣僚は平然と答える。
「まあ、モスクワの選挙管理委員会みたいなものですよ」

10月09日(日)『ホンダホンダホンダホンダ』
1991年のベルガー以来、31年ぶりに鈴鹿で大手を振ってホンダを名乗れるエンジンが勝利しました。

1991年の時はタイトルが掛かっていたセナがいろいろ暴走して荒れた勝利だったんですが、今回は雨で大混乱ながらキレイなレースで見事でした。前回は直前に本田宗一郎総司令官が亡くなっており、その弔い合戦としての勝利であり、このレース時のベルガーのラップタイムは、以後、10年に渡って破られなかった驚異の記録でした。

そしてフェルスタッペン、二年連続世界王者。昨年に比べるとあっさりとした勝利で、劇的ではないものの完全に王者のレースでした。いやもう第二期黄金期です。そして、あのホンダの負け犬前社長が地獄に落ちますように。

ちなみにホンダは意外に鈴鹿に弱くて、第二期の黄金期でも1988、1991の二回しか勝っておらず(第一期以来、総一郎総司令官が見に来ると勝てない伝説の再来)これがようやく三勝目。来年も勝とうね。もう永遠に勝ち続けようね。

10月06日(木)『HONDA』
鈴鹿の日本GPからレッドブル&アルファタウリの車にHONDAのロゴが復活すると聞いて涙する。自由席でも日本GP、行くべきだったか…。
ついでに11月のもてぎ、ホンダの感謝祭に4人のドライバー、来るのか。11月は豊田スタジアムを目指すかと思ってたんですが、どうしよう。両方はさすがにキツイ気が。

10月04日(火)『勝ちすぎちゃって困るの』
2022年F-1第17戦シンガポール、レッドブル事実上ホンダの二番手運転手、ペレスが本年二勝目、これでチームは六連勝、さらに全17戦中13勝で勝率76.5%となりました。良い年です。

こういった状況ではやはりベテランドライバーはベラボーに強いですね。逆にあれだけの才能がありながらフェルスタッペンは狂った歯車の修正ができず、あの無茶苦茶な路面に苦戦してました。

ついでに角田選手、自爆ではありますが、雨上がりのシンガポールで出走二年目、初シンガポールのドライバーにあのタイミングでスリックタイヤを履かせるアルファタウリ、ホントに戦略担当者をクビにした方がいいよ、これ。

さあ、次は日本だ。

10月01日(土)『千葉』
久しぶりに千葉の実家に帰ってモノレールを乗りまくる。そろそろ日本中のモノレール制覇を考える時期に来てるのかもしれぬ、と思う。

ついでに千葉駅前がまたいろいろ変わっておりました。冷静に考えるとここ30年近く、常にいろいろなものが変化してるおり意外に元気な街なのか、という気も。まあ商業施設の規模では、あまり大したものでは無いのですが。そもそも歴史も浅い街ですからね。

09月19日(月)『偶々多摩』
そういえば一度も多摩動物園に行ったことが無かった、と気が付いたのでダメ人間兼コックが暇だ、と言ってきたのを巻き込んで、台風接近中の豪雨の中を強襲する。この天候なら三連休といえどガラガラだろうと思ったんですが、意外にお客さんいました。多摩地区ではこの程度は悪天候に入らないのかもしれません。

広いとは聞いてましたが、それに加えて丘陵部の谷間という、誰だこんな場所に動物園作ろうと言い出したヤツ、という地形でエライ事になってました。とにかく動物園を歩くというよりはほぼ登山で、安土城のような動物園だなと思う。誰も止めるヤツいなかったのか、この計画。ちなみに日本のこの手の施設で、園内循環バスが走ってるの、初めて見ました。

ただし広い分、展示もゆったりして様々な工夫があり、楽しかったです。日本初のサファリパーク形式の展示のライオンバスも、バスの横に餌を付けて走るというナイスアイデアで、思った以上に迫力がございました。というか、この動物園の皆さん、プロ意識が高く、上野や井之頭に比べると、ちゃんと見える場所にいる、夜行性でも昼間から頑張ってる、カメラ目線をもらいやすい、と大変優秀でした。ただしやたらと展示中止、展示準備中、さらには廃屋らしき施設が目につきましたが。あとコアラ、可愛いけどあまりに動作が緩慢で驚愕しました。

ついでに初めて多摩モノレールに乗る。東京モノレールと同じ上乗りの走行形態ですが、車両間の仕切りが無く、やたらと広々としており驚きました。今回は立川から動物公園まででしたが、一度、最初から最後まで乗ってみたい気もします。

09月14日(水)『散歩』
休日の朝に起きて、そういえばすでに25年以上新宿御苑に行ってないと気が付いたので出かける。

ついでにあの一帯は創価学会総本山総司令部日蓮最終決戦要塞という印象しかなかったんですが、初めて裏側、東側から歩いて向かって見たら信濃町ではなく千駄ヶ谷が最寄り駅だと知る。と言うか正門は封鎖されていて利用できないのね。知りませんでした。よって日蓮軍団よりは将棋の総本山の方が御苑からは近所なのでした。

千駄ヶ谷周辺は神宮外苑&将棋参謀司令部のある辺りしか歩いたことが無かったので少し歩いて見たのですが、予想以上に御高級でお上品な住宅街が広がっており、東京のホントの高級住宅街って皆が知らない場所にあるんだよね、と改めて思う。ちなみに私が知る限りで本当に一般人などが近寄る事すらできない高級住宅街は巣鴨から大塚の間の知る人ぞ知る一帯にあります。あと西日暮里からずっと山手線内部に入った一帯。あれらにくらべれば田園調布なんて田舎のアパートです。

でもって新宿御苑、25年ぶりに行ったら大きく変わっている&今まで知らなかった部分が意外にある、で面白かったです。特に温室、かつての管理棟の洋館などが楽しい。さらに25年経つと樹木も大きく成長しており、大戦時の空襲で一度焼けてる森が完全に復活を遂げてました。いい感じ。園内にスターバックスがあったのはガッカリですが。上野もそうですが、公園にスターバックスは個人的にいやですね、どうも。

09月12日(月)『12勝』
F-1 イタリアグランプリ、フェルスタッペン、11勝目。レッドブル事実上ホンダは16戦12勝で勝率75%となりました。ホンダエンジン強すぎちゃって困るの時代の再来ですが、素直にホンダエンジンと呼べないこの無念を私は墓場まで持ってゆきます。一生許さん。

角田選手、今回は自爆ですが、流れが無いですね…。日本GPまでは何とか‥

09月07日(水)『コロナ』
世界的な流行開始から3年近く、身の回りに一人の発病者も居なかったのですが、この一か月で職場や友人に連続して患者が発生。まあ、今までこうならなかったのが不思議だったのですが。
ちなみに二名とも感染者との明確な接触の覚えはなく、予防接種も三回受けてました。罹るときは避けられないようです。ちなみに、どちらも軽症で済んだのは予防接種が理由なのかとも思いますが、詳細なデータを見たことがないので判断が付かず。

09月05日(月)『10勝』
F-1オランダGP、レッドブル事実上ホンダのフェルスタッペンが10勝目。
もう圧巻の勝利で、レッドブルの第二の黄金期の到来と、全盛期のセナ、シューマッハ、ベッテル、ハミルトンを思わせるフェルスタッペンの王者としての走りをまざまざと見せつけられました。

ここまで15戦11勝ですから、勝率7割を超えてます。ちなみにホンダの第一黄金期でも、勝率7割を超えたのはマクラーレンによる1988年の16戦15勝の時だけです(1987年のロータスとウィリアムズを合算して11勝の年でも7割は超えてない)。このまま突っ走って欲しいのココロ。

まったくもって強すぎちゃって困るの時代の再来であり、この勝利にホンダエンジンの名が使えない点において、あの馬鹿前社長は(以下略)

角田選手は流れがないですね。予選までは好調だったのに…。日本GPに期待か。

ついでにこうなったら自由席でもいいから、雰囲気だけでも観るために日本GPに行くかどうか、再検討中。

08月31日(水)『成田』
久しぶりに休日が一致したダメ人間兼コックと成田空港周辺をウロウロする。

滑走路直下の神社として有名な東峰神社は、時間と風向きによっては全く飛行機が通過しない、空港南部周辺に複数ある博物館、飛行機見学のための公園はどれもイマイチで、一番よく見える場所は、近所の商業施設、空の駅 風和里しばやまの駐車場である、そしてここには成田空港で利用されていたサテライトターミナルへの空中浮遊エレベーターこと連絡用シャトルの車両が展示されてます(吹き出し空気で浮かせてワイアで引っ張ってた)。

ついでに最近できたスーパー銭湯、成田の湯楽城にも行ってきました。ここは成田でリゾートホテルを名乗る恐ろしいホテル内にあり、宿泊者以外も有料で利用できるもの。この手の施設は初めてなので、なかなか楽しかったです。個人的には天井の流れる映像のモニタ、統一テーマでまとめられた閉鎖空間、ステージのショー、そして飲食施設も併設、という事で、これはもうラスベガスのカジノからギャンブル要素を抜いた世界じゃん、と思う。ただしもう20年近く行ってないので、現在のラスベガスはよう知りませんが。

08月29日(月)『黄金期』
2022年F-1、レッドブル・事実上ホンダのフェルスタッペン、9勝目。

発動機系交換による罰則で14番手スタートだったのに。ペレスも久しぶりに表彰台に帰って来て、本年二度目の1-2でした。完全にホンダの第二次黄金期。何度でも嘆かせてもらいますが、ホンダ史上最悪の、あの前馬鹿社長さ(以下略)。
いくつかの条件が重なってたまたまこの驚異的な強さなのか、それともこのままぶっちぎりで今年のレースを支配してしまうのか、次は本来なら苦手なはずのオランダですから、注目です。

角田選手、本人のミス(予選)、チームのお粗末さ(スタート前の発動機交換による罰則発動、ピットストップの不手際での大幅な時間喪失)と流れが無かったですね。普通にやってれば余裕でポイントが取れたレースだっただけに残念。せめて日本GPまでにアルファタウリのお粗末なチーム運営だけでも何とかして欲しいところです。

08月25日(木)『世田谷』
掲示板で教えてもらった未訪問の東京都内の地方都市のひとつ、自由が丘に行ってみる。

ついでに東横線を約30年ぶりに利用。まだ走ってたのか東横線と思うのと同時に、東急線沿線は首都圏で唯一、関西式(というか阪急)の私鉄網であり沿線開発手法だなあ、と感じる。あの沿線は渋谷まで含めて、ほぼ独自の経済圏でしょう。

自由が丘、都内の繁華街としては珍しく高層、大型の商業施設が無い街なのですが、私たちはオシャレ、オシャレなのー、だからオシャレに生きるのー、と全力で叫んでる部分と、そういうのは別にいいよ、と昭和なままでホッタラカシになってる部分が混在する面白い街でした。
驚いたのは地元の不動産屋で観た家賃で、条件によってはほぼ私が生きてる上野周辺と同じ。すげえな、山手線主要駅と互角に戦うか、と驚く。

ついでに九品仏寺、等々力渓谷、そして田園調布一帯も歩いて来ました。等々力は正直微妙でしたが、九品寺は興味深いモノでした。ここまで江戸期の大規模寺院の伽藍が丸ごと残ってる場所は、23区内に他に無いのでは、というお寺で面白かったです。ちなみに鎌倉期のお館でもあるんですが、その土塁跡には近づけず。

田園調布は駅前にケンタッキーしかない、ただの住宅街の駅ですね。まあここの住民の皆さんは電車なんて使わないのかもしれませんが。ついでに有名なメルヘン駅舎、今では記念物のような扱いで、駅は隣接地に移ってしまってるのだと知る。

ちなみに帰りは田園調布からバスで渋谷に抜けたんですが、予想以上に都会で驚く。世田谷、個人的には田んぼと畑しか無いと思ってたんですが、人、思った以上に住んでますね(笑)。

08月21日(日)『推測』
ダンジョン飯の最新刊の表紙、四隅の絵が切れていてデザイナーは地獄に落ちますようにと念じていたのですが、書店用のポスターだとちゃんと全部入ってると知る。

以下、個人的な推測による余談。
この漫画、7巻で絵柄がガラリと変わる上に、前巻から発売まで丸一年掛かってます。線の色と太さからして全く違うので、おそらくここでほぼ完全なデジタル作画に移行したのだと個人的には推測しています。

これによって線がキレイになったのと同時に、コマごとの情報量が一気に増えた事、それまでの空間描写が微妙にズレていたのがほぼ完全に補正されてしまった事から、単に作業をPCによるデジタル作画に移行したのではなく、根本から作画作業を変えたのではと個人的には推測しています。

すなわち紙に描くのと同じように全部の下書きを一枚の用紙の上に行い、それをペン入れする…という単純な作業ではなくそれぞれを分解して作業の上、原稿上で合成してるのではないか、と。
この推測が正しいのなら、レベルは丸で違いますが、自分も同じようなことをやってるので(というか一発仕上げで失敗が許されない紙へのまともなお絵かきは私は出来ない)、非常に共感できる部分であり、空間把握能力がある作画屋さんは同じような段取りで一気に質が上がるのに、と思っております。デジタルだからと写真や3Dを安易にバンバン取り込んじゃうのとはまた違う方法での作画レベルの向上です。

ただしこの場合、やろうと思えばどこまでも質を上げられるので、むしろ時間が掛ってしまう、という面も作家さんによっては出てきます。今回の12巻はある意味でその極北だなあ、と。絵のレベルの高さでここまで驚愕を覚えたのは大友克洋さんの「童夢」後半部分以来です。凄い才能が成長しながら、作品を発表してくれているのは、涙がでるほどありがたい事だと思っております。

08月13日(土)『すごい』
どちらかと言えば毒を食らわば皿まで派なので、翌日のアニソン盆踊りも見に行ってみる。
どうも前日のイベントも引き続き行われており、そこにアニソン盆踊りが加わり、さらに三年ぶりの盆踊りを見に来た近所の親子連れとかがその騒乱に巻き込まれており、再びエライことになっておりました。当然、早々に退散。

神田明神の盆踊りにこれほど人が来ているのは初めて見ましたし、下手すると初詣を入れてもこれだけ人が集まったのは創建以来では。これで将門様がお怒りになった場合、被害を被るのは我々地元の人間なんですが…

08月11日(木)『21世紀の将門様の身の回り』
神田明神の盆踊りが三年ぶりに復活、という事で観に行ったら凄まじい人出でごった返しており、初詣より凄いかも、という地獄絵図に突入するハメに。地元の人間しか知らんだろう、という隣接する公園を超えて行列ができてる様は不気味でした。

しかもお客さんは若い人ばかり境内はアニメ絵であふれてる、という状況で、オレは既に死んでいて地獄のオタク盆踊りに迷い込んだか、と思ったら今日は別のイベントの日だったのでした。いわゆるVtuber系の祭典が神田明神を会場に行われていたのだ、と現地で知る。

あの人たち、そんなに人気があるのかという驚きと、神田明神をオタクイベントの会場にしてしまう事に驚く。秋葉原の全盛期でも無かったぞ、そんなお祭り。ついでに盆踊りは明日からなんですが、初日はアニソン盆踊りだそうで…。
日本最強のタタリ神様相手に、怖いもの知らずだぜ、21世紀。

08月08日(月)『なぜだ』
ここ一週間、夜に瀕死のカブンが部屋に飛び込んできて息絶える、というワケの判らん現象が三回ほど発生。なんでウチで…と思うもよく判らず。都心でも緑の多い地区ではありますが、こんな現象は初めて。あの貧相な男の家で死を向かえると次はミヤマクワガタに転生できる、とかいう伝説が近所のカナブンの間で誠しなやかに語られてるのか。

ちなみに我が家の網戸は窓に建付けで、入居して五年でぶっ壊れました。ところが下手にキレイに窓枠にはめ込まれてるため、修理不能と判明。新たに網戸を付けるなら一定金額を家主側が負担、という話になったんですが、いろいろ調べても丁度いいモノが無く断念、ここ数年、夜の間はカーテンを閉めて遮蔽してました(熱い時間帯はクーラー付けてる&虫も飛ばない)。

でもって、今年、ふとした事でぶら下げ式の防虫箱を買って見て、半信半疑で窓に置いたところ意外に効果あり。現状、夜は窓全開ですが蚊は入って来ません。もしかしてこの防虫箱防衛線を強行突破した結果、瀕死になったのかとも思いましたが、昨日、異常に元気なカナブンが突入して来たので、そういったワケでは無さそう。ではなんで我が家がカナブンのヴァルハラにされてるのかは謎のまま。

08月03日(水)『吉祥寺と井之頭』
ほぼ二年ぶりに井の頭動物園を訪問、リスの小路さんに再会。
以前は放し飼いのオリに入ると間もなく平気で人に近付いてきたのですが、今回は警戒されてあまり接触は無し。夏休み中で子供が大暴れ、人間に警戒するようになってしまったのかも。残念でした。

ついでに井之頭線にも初めて乗ってみました。個人的には存在すら知らなかったローカル線ですが、渋谷から吉祥寺まで結構な本数が運行されていて、お客さんもそれなりに居ました。東京の都市圏は広いんだよね、知らない事がまだあるね、と改めて思う。

吉祥寺の街も歩き回ったのですが、意外に大きな繁華街でこれも意外。こんな場所に人が住んでるのか、という驚きと同時に、これほどの街が形成されているとは思っておりませんでいた。

東京西部の郊外の繁華街、立川、八王子、町田に加えて、ここもかなりのものです。東京西部、なんでこんなに大規模な繁華街がいくつも共存できるのかは、謎という他ありませぬ。同じ東京郊外でも北側にそんな街は無く、東の北千住や錦糸町はそこまでの繁華街では無いですし。南も蒲田が事実上滅んでしまったので、後は神奈川県に入ってからの川崎くらいですからね。

08月01日(月)『事実上ホンダと揚力中心』
レッドブル事実上ホンダ、F-1第13戦で9勝目。
もう完全に事実上ホンダエンジンの第二全盛期でありながらホンダエンジンを名乗れないこの悲劇。全世界で一気にホンダのブランドイメージを跳ね上げるこれほどのチャンスを自ら潰したあのホンダの馬鹿社長はホンダの社史から永久除名するべきではないかと思う。死して後にあの世で本田宗一郎総司令官のスパナパンチ10連打を食らって永久に輪廻の輪から外れればいいと思う。ホントになんであんな経営センスのない男を社長にしちゃったのよ、ホンダ。

でもって今回のハンガリーは夏のヨーロッパ内陸部とは思えぬ低温と低路面温度で、予想通りレッドブルがベラボーに速かったですね。やはり低温で高密度の空気を使えるなら、レッドブルは適切なダウンフォースを得てタイヤの摩耗を最低限に抑えられると思われます。常に一定の安定性を発揮するフェラーリですが、安定性と引き換えにレッドブルが最強状態になるとレースではついていけないように見えます(予選での一発の速さはタイヤを誤魔化せるので勝負になるが)。

そして驚くべきなのはメルセデスで、三強の中では唯一、気温、路面温度に関係なく速かった。気温が下がる後半戦はレッドブルの敵はメルセデスのような気がします。

そして角田選手、またも残念でした。でもってアルファタウリの車、空力的に前後バランスがおかしい気が。

車体の底でドカンとダウンフォース、車を地面に吸い付ける空力を得る今年の車は一種の全翼機のようなものであり、当然、車体の重心点と車体下で稼ぐダウンフォースの揚力中心点位置のバランス問題が生じてます。

重心点はワイアを結んでぶら下げた場合、左右水平に釣り合った状態で持ち上げられる場所、すなわち前後の重量バランスの中心点。対して揚力中心は、力学的にダウンフォース、下向きの揚力の中心点と見ていい場所で、すなわちここにワイアを付けて下に引っ張っていると考えていい場所です。
当然、両者がの位置が一致しないと前後どちらかに車体が傾いてしまうわけですが、より揚力を得るために少し機首上げにする、あるいは曲がるときのキレを調整する(アンダー、オーバー)ために僅かにズラす、という工夫はやってると思われます。
ただしこれが想定以上にズレてしまうと、ちょっとハンドルを切っただけでケツが大きく振られてすっ飛んで行く、逆に頭が重くて全然曲がらない、という事になります。

航空機の主翼などでは、気流が音速を超えない限り揚力中心点はそう簡単には動かないのですが、どうも今年のグランドエフェクトカーはこれがかなり動いてるような気がします。気温、路面温度、地面の凸凹によってかなり前後に動き、レースごとどころか、同じ日の同じコースでも気温と路面温度、路面状態が変わると動いてしまう車があるように見えるのです。

その最たる例が恐らく現状のアルファタウリで、下手をすると走ってる最中にもこれが動いてるように見え、コーナーの度に回転の中心点がズレており、そうなるとタイヤの摩耗をコントロールするなんてできませんから、どんどん悪巡回にハマります。
あくまで素人の個人が走ってるのを見ただけの予測ですが、恐らく大きく外してないと思われます。ただしどうやったらこの問題が解決できるのかは私には思いつかないのですが…

07月27日(水)『火曜の単独飼育』
デグー、トクさん班の内、火曜とトクさんがケンカ一歩手前の状況になり、あわてて引き離す。ちなみにデグーのケンカは後ろ足で立ってカンガルーボクシング、から始まって、両者がジャンプして飛び回っての空中戦、最後は本気の相手に組みついて強力な前歯で噛む、という感じにエスカレートします。

男の場合、カンガルーボクシングくらいのケンカはじゃれ合いののようなもので珍しくないんですが、今回は両者がジャンプしてぶつかり合うまで発展してしまったので飼い主介入となりました。このままだと流血のケンカになる可能性があるからです。

ガキ大将的な性格の父ちゃんであるトクさんと、やや神経質でビビリの息子である土曜は以前からやや衝突してたんですが、それでも二年以上一緒に生活してたので、ちょっと驚きの事態です。当初は押しの強いトクさんが原因か、と思ってこちらを隔離したんですが、残りの木曜に対しても火曜はカンガルーボクシングを仕掛けたり警戒音を出し始めました。さらに木曜が、さみしいよお父ちゃんどこ、と鳴き始めたので、これはビビリの火曜が集団生活に適応できなくなったんだと判明、トクさんをカゴに戻して火曜を隔離としました(ビビリは怖くてすぐ手を出すのでケンカになりやすい)。

ただし単頭飼育用のカゴはグウ母ちゃんが一年半前から占拠中ですから、あわてて新規のカゴを買う羽目に。今月は歯医者代がかなりになっており、かなり厳しいやり繰りにトドメの一撃、となってしまう出費のため、増刊号の売り上げの一部をこれに使わせていただきました…。

ついでに別に要らぬと思っていたマイナポイント、この状況ならもらっておくかと申請する。ちなみに全額受け取る場合、ICカード読み取り機能が無いスマホでは打つ手が無く、さらに救済処置の説明は特設サイトのどこにも無いというステキなシステムでした(FAQの模範解答は家族にスマホを借りましょう、だった。馬鹿なのか、こいつら)。

業務委託金の中抜き企業とそれに癒着してる国家公務員の皆さんが儲かれば馬鹿な貧乏人の国民なぞ知るか、というのがよく感じられる状況でしたが、いろいろ調べてようやく区役所の戸籍課窓口でICカード読み取り機能付きのPCが借りられる事が判明、最後の公金口座の登録を済ませて満額頂きました。
まあこれも後で税金と言う形で回収されるんでしょうから、貰っておいた方が得、ではなく、もらっておかないと損だけする制度で、馬鹿な事するな、というのが正直な感想ですが。

ばら撒き政策で経済破綻しなかった近代国家は私の知る限り無いんですけどね。

07月25日(月)『8勝』
レッドブル事実上ホンダ、2022年度F-1第12戦フランスで8勝目。
フェルスタッペン7勝、ペレス1勝でホンダエンジン第二の黄金期に入りました。どこかのマヌケ社長のおかげで、単純にホンダエンジンとは言えないのが死ぬほど悔しいですが。

角田選手は流れが無いですね。ここが踏ん張りどころかもしれませぬ。

でもってやはり気温、それ以上に路面温度が車を地面に押し付けるダウンフォースの発生に大きく関わってますから、当然、それがタイヤの摩耗に大きく響いてるように見えます。気温が上がって大気密度が低下すれば、当然、発生する下向きの揚力も減ります。夏場のレースを見ている限り、これで利益を得てるのがフェラーリとメルセデス、逆にレッドブルは足を引っ張られている印象があり。夏休み明けから終盤にかけて、気温が低下した後のそれぞれの性能にちょっと注目したいと思います。

ついでにフェラーリ、ピット戦略を始め、ドライバーの責任ではない裏方の仕事がお粗末すぎでしょう。シューマッハは凄かったのだな、と改めて思う。ついでに言えばNASAもドイツから引っ張って来た技術者が一気に抜けたスペースシャトル計画以降は、お粗末としうか言いようが無い展開を見せるので高度な技術集団を統率してまとめ上げる能力において、やっぱりドイツ人は才能あるんだなあ、と改めて思う。

さらについでに今年は鈴鹿に初めてF-1観に行こうか、と思ってたんですが、昨日、徹夜仕事明けで一日寝てたら、主な席は全て売り切れになってました。よってまあ、諦める事に。事実上ホンダエンジンが強い間に一度は行きたいですけどね。

07月18日(月)『人出』
夏の三連休、天気はイマイチでしたが、上野周辺は凄い人出でした。
さらに日本橋とか東京駅丸の内側とかも人出が凄い上に、国立映画アーカイブの7F展示コーナーとか、こんな場所にこんなになんでここまで人が、という驚愕の連続でした。

トドメは神田駅西口商店街で、なんで休日にこんなに人が居るの、という状態。あの一帯、会社員が居なくなる休日はゴーストタウンで、25年ほど前、ゲーメストの編集部に居た頃は休日出社(というか何週間も家に帰れないのが普通)の度に食事難民になってたのに。

一体全体、今年の都内の人出はどうなってるんだと思う。ここに外人さんが帰ってきたら、都内をまともに歩くのは不可能な気すらします。

07月13日(水)『2022年の漫画』
相変わらず、無料版で試し読みさせていただいてから、いろいろと電子版の漫画を購入させていただく、という活動は継続中。
ここ半年で買って見て、面白かった作品を例によって挙げて置きます。

■座敷童と料理人
■友達として大好き
■ハチとご主人様
■魔女と野獣
■魔女のマリーは魔女じゃない

基本的に虚構に馴染めない私が、半年でこれだけの作品を面白いと感じるのですから今の漫画は凄いと思います。映画なんて年に一本あれば大当たり年、小説なんて50年以上生きて面白いと思った作品は10作あるか無いかですから。

07月10日(日)『モノレール』
実家に帰省して、数年ぶりに千葉都市モノレールに乗る。
一時間当たりの運転本数も、乗客数も以前に比べるとずいぶんと増えていて驚く。コロナ直前までかなりの伸びだったのが(年間2000万人利用まであと一歩だった)、以後は一気に減ってしまった…と聞いてたのですが、かなり回復してますね。

開通直後の約30年前は、昼間に乗ったら客は私一人とか普通にあったことを思うと立派になったなあ、と涙を禁じえず。その代わり千葉駅から終点の千城台まで座れませんでしたが…

07月07日(木)『失敗の味』
戦前のドイツの航空機屋、エルンスト・ハインケルは社員の健康に気を遣う、という貴重な経営者でした。
そんな彼が社員向け食堂を作ったのですが、当時としては珍しい菜食主義的な料理が中心で、当然のようにドイツ人社員からは不評となります。その時のハインケル関係者の言葉「豚にやるにはもったいな過ぎ、人間が食うにはヒド過ぎる」はなかなかの名言であるな、と久しぶりの自炊に失敗した晩飯を食べながら思いました。

07月02日(土)『(無題)』
久しぶりに明治神宮の森の中を一周してくる。
夏場の天気のいい日に歩くにはいい場所です。ついでに入り口にある一の鳥居が建て替え中でした。令和のこの時代に、あの大きさの木製の鳥居を木で再建しており、ちょっと驚き。
ちなみに第一鳥居、1920年の創建当時の最後の鳥居だったはずですが、個人的にはあと100年は持つと思ってたんですけどね。

06月30日(木)『21世紀』
買い物帰りに近所の不忍通りを歩いてたら、アニメキャラと自分の巨大な写真を張り付けた巨大なワンボックス系痛車とすれ違う。
あの手のが秋葉原方面に集まるのはだいたい夜なのに、この時間帯に珍しいなと思ったら漫画家の赤松健さんの街頭宣伝車でした。ああ参議院選挙なのかと思うのと同時に、21世紀の選挙カーすげえな、と思う。政治の多様性と言う意味では、多彩な候補者は望ましいのかもしれませんが。

ちなみに近所の選挙ポスター掲示を見て、そりゃ自民党が勝つわ、という位、独自候補のほとんどが独自の脳内アンテナで独自の毒電波を受信してるのにも驚く。以前はこんなに変なの出てこなかったと思うんだけども…。又吉イエスさんとか、赤尾敏さんとか、現代に復活したら全然キャラが立ってなくて苦労するのでは?

06月28日(火)『自由』
最近のロシアの(以下略)。

ソ連のフルシチョフが国連で演説するためにニューヨークを訪問、珍しく記者会見に応じた。記者団の代表から質問が次々と出て来る。ソ連の現状に対する鋭い質問にフルシチョフは徐々に苛立って来るが、それでも質疑応答を続けた。

「そもそもソ連には報道の自由が無いと言われています。書記長はこの点をどうお考えですか」
「そんなことは無い。ソ連は近代的な民主国家だ。報道の自由も発言の自由も存在する」
「本当ですか。例えば私がアメリカの大統領をどれだけ罵倒した記事を書いても、それが理由で逮捕される事は無い。そんな事がソ連でも可能なのですか」
「当前、ソ連でも全く同じだ」
勝ち誇ったようにフルシチョフは記者を睨みつける。
「どれだけアメリカの大統領を罵倒しようが、それが理由で逮捕されることは無い」

06月26日(日)『人出』
ここ数日、6月なのに真夏日が続いてますが、上野、秋葉原、浅草と一帯は凄まじい人出でした。コロナ以前でも夏の暑い日にこんなに人がいたっけ?と思うほど。何かがあったのか、それともこれまでの欲求不満が噴出してるのか、現状はよく判りませぬが。

06月22日(水)『7連勝』
レッドブル事実上ホンダ、フェルスタッペン勝利で7連勝。
ここまで来たら、メルセデスの10連勝記録を打ち破って欲しいザマス。あと高速サーキットだと、グランドエフェクトカーでも思ったほど接戦に持ち込めないですね。

角田選手は残念でした。しかしフェラーリといいイタリアのチームはどうもピット戦略が下手ですね…

06月20日(月)『千葉』
冬場は避け、さらに関係者全員が三回目のコロナ予防接種を済んだところで、約7か月ぶりに実家に帰省。ここ2年は数えるほどしか千葉市に帰って無いのですが、行く度に中心部が大きく変わっていて驚く。

約10年前に人口96万人を突破、ついに100万都市が見えて来たぜウヒョヒョとか言いながら未だに97万人前後をウロウロしている謎の首都圏の都市、それが世界中のコンソールカウボーイの魂の故郷、サイバーシティ千葉。ところが、市内の人口密集地帯はの千葉駅周辺よりも東京方面に直結してる一帯にあるため、100万都市一歩手前の街とは思えぬ侘しさ、というのがその特徴でした。

それが駅周辺の再開発が一気に進み、何か生まれ変わりつつありますね。私の青春の思いでが次々に消えてゆきますが、古き良き、というよりは古きボロボロの、という街だったので、それはそれで良し。

でもまあ、なにせ県内はおろか市内の連中でも交通の便が悪くてやってこないのが千葉市の中心部なので、あまり過大な期待は禁物ですが。

06月14日(火)『5連勝』
F-1第8戦、アゼルバイジャンGP、フェルスタッペン勝利、これでレッドブル事実上ホンダ、5連勝。ホンダエンジンの5連勝はあの16戦15勝の1988年以来です。あのボンクラ社長が撤退を表明して無ければ、普通にホンダエンジンの第二期黄金期だったのに。

F-1でこれだけ勝つ事により、どれほど広告効果があるのか、そして世界市場でのブランド力の向上にどれほど働くのか、そんな事も判らん奴が社長やってたんだから、ホンダも気の毒でした。なんでそんなのを社長にしたのよ、ホントに。ソニーを殺した出井さんも亡くなった事だし、そろそろ日本は再びまともな経営者の時代に復帰して欲しいです。

角田選手はただただ不運でした。が、運不運は必ず均等化されます。今までの幸運のツケを一気に支払ってる今年のハミルトンがいい例でしょう(悪魔とは契約して無かったか契約は切れたと思われる)。次に来る幸運をキチンと行かせる運転を続けていれば、間違いなくいつか勝てる選手だと思います。

あとル・マンでトヨタがまた勝ちました。
ここ数年、事実上敵が不在のレースですから、それほのものでは無いですが、平川選手が優勝ドライバーの一人に。関谷さん、荒さん、中島さん、小林さんに次いで五人目ですかね。とにかくこれで二年連続、世界三大レース、全て日本製エンジンが制覇です。これは今後ともしばらくは破られない記録では?
さらに今更ですが、2020年はインディ500の佐藤選手、ル・マンの中島選手で日本人が二つを制覇してたんですよね。もう少し、モータースポーツ、人気が出てもいいのに(笑)。

ちなみに世界三大レースで日本人選手が勝って無いのは現状モナコGPのみ、角田選手に個人的には期待しています。市街地コース、得意では無いようですが…

06月12日(日)『秘密』
最近のロシアのプーちゃんを見ていて思い出した小話。

ジュネーブで開かれた軍縮会議に参加するブレジネフ書記長にソビエト陸軍大佐のイワンが同行した。会議が終わると書記長一行は先にモスクワに戻ってしまい、一日遅れで帰る事になったイワンはジュネーブ最後の夜を、街では一番と噂される高級クラブに乗り込んで大いに飲み、楽しんだ。

ところが翌日、モスクワの空港で到着ロビーに出たとたん、四人組の無表情な男たちに取り囲まれ、目隠しされた上で一切窓のない部屋に連れ込まれた。目隠しを外されると目の前に三人の男がいる。真ん中は彼の上司である陸軍少将、左側は彼の部隊の政治将校の責任者、右側の男は知らない人物だったが、その華奢な体と無表情な態度からKGBだとイワンは直感した。

言われるままにイワンが席に着くと、彼の上司がテーブルの上にあったテープレコーダーをスイッチを入れた。喧噪音の中に、酔っ払って上機嫌で叫ぶ、ロシア語なまりの英語が聞こえる。自分の声だとイワンは気が付いた。昨日の高級クラブの時だ。
「そんなにブレジネフのお供は大変かね」
質問しているのは昨日のクラブで知り合ったアメリカ人の新聞記者だ。
「そうさね」
答えてるのは間違いなくイワン、自分である。
「なにせ時間を守らない、きっと教育が無いあのバカは時計も読めないんだぜ」
ここで政治将校が機械を止めて鋭く聞く。
「大佐、あたなたですね」
「…ああ、たぶん…いや、間違いなく私だ」
イワンは血の気が引いていくのを感じながら答えた。政治将校が言葉を続ける。
「大佐、あなたの簡易裁判は、先ほどすでに終わりました。シベリアで強制労働30年。ではこれにて閉廷」
「ま、待ってください。確かに酔った勢いで我らがブレジネフ同志を侮辱しました。それは事実です。謝罪します。しかしそれだけでシベリア30年は刑が重すぎませんか」
席を立とうとしていた三人は動きを止めた。重い沈黙が流れる。するとKGBらしき男が口を開く。
「同志イワン、君はどうも自分の犯した罪の重大さをよく理解してないようだ。君が問われているのは国家元首の侮辱などではない」
「それはど、どういう事でしょう」
力なく尋ねるイワンに、KGBの男が告げる。
「君は今、国家最高機密漏洩の罪に問われているのだよ」

06月08日(水)『誕生日終了』
我が家のデグー10匹は全て5月までに誕生日を迎えるので、全員、今年の誕生日は終了。
デイお母さまは6歳に突入ですがバリバリに元気で、どうもデグーの平均寿命は当初聞いてた5歳より長い気がします。

でもって子供たちが成獣になり、初の冬毛から夏毛への換毛期がようやく終了。凄まじい抜け毛で、やはりこれだけ数がいると凄いな、と思う。同時にデイお母さま、驚くほど換毛期の抜け毛が少なかったのだ、と知る。グウ母ちゃんとかは一匹でも結構抜けるけど、お母さまは単頭飼育の時はほとんどそれが無かったですからね。

06月06日(月)『汚れなき心』
予約枠が空いてきたので、私のような社会に不要な人間が接種しても問題ないだろうと判断、コロナワクチン三回目接種に行く。

区民の税金で建てられた巨大ビルの展望台という接種会場としては眺望日本一と思われる場所で接種のための椅子に座ると順番待ちの席に幼稚園くらいの男の子が座るのが見えた。
ちょっと不安そうにこちらを見てるので、ここはひとつ若い世代に世の中の厳しさを教えてやらねばなるまい、それもオッサン世代の重要な責務であろうフォッフォフォと判断、接種時に死ぬほど痛そうな顔をして見せ、待機室に行く時も精魂尽き果てた足取りで向かっておく。

で、接種後の15分待機室にて窓の外を眺めてると、さっきの子が前の席に座った。あれれ、と思っていたらさっと振り返り「体悪いと、痛いんだって」と心配そうに言葉を掛けられてしまい、汚れ切った己の心に絶望する。

すまぬ、要らぬ心配をかけたがオッちゃんの体は必要以上に丈夫なので大丈夫です。問題は病んでしまった心です。君が立派な大人になり、いつか再会する日までにオッちゃんは真人間になるよ、と心に誓う。

でも将来再会する可能性は天文学的に低いから、真人間化に失敗しても見逃してね、とも思う。

05月30日(月)『モナコ』
2022年モナコGP、レッドブル事実上ホンダのペレスが優勝。今年のF-1はホントに面白いですな。戦略とフェラーリのミスと、そしてペレスの運転の三つが相乗効果を発揮しての優勝でした。

角田選手は完全に流れが無かったですね。次回に期待。そして今回の表彰台横のビル一階にあった謎のレストラン、PLANET SUSHIが個人的に気になって仕方ねえ。

05月27日(金)『21世紀の猫型ロボット』
ダメ人間兼コックと会ってお互いの現状確認。


でもって久しぶりにガストに入ったら、ドリンクバーからドクターペッパーが消えていて衝撃を受ける。ガスト…信じてたのに…。

さらに配膳ロボ、しかも自称猫型ロボが実戦投入されていて驚愕する。縦長の棚型構造で、車輪で走行、テーブルのそばまで運んできてくれるもの。ただし猫の手はなく、最後は結構な距離をお客が自分で運ぶことになりにけり。細かい通路にも入ってこれないし。

これ、正面にモニタがあって、そこに猫風の顔が表示され、しかも語尾がニャンでしゃべるのだが、困った事に何言ってるのかよく聞き取れず。それでも久しぶりに21世紀の技術革新を見た感じでした。ただしこれで猫型を名乗るのはドラえもん以上の暴挙だと思うけど。あと、ドクターペッパー、なんとかなりませんかね。

05月24日(火)『3連勝』
2022年、F-1第6戦、レッドブル事実上ホンダ、フェルスタッペンが劇的な三連勝。今年のレースは見応えあるものが多いですね。
さらに本年二度目のワンツーも達成。このまま行けるといいんですけども。
角田選手もあの状態で10位でポイント取ったのは立派。ここで経験値を稼いでおけば、後で効いてくるはず。

でもって素人の感想として、今年の車、路面温度によりセッティングが大きく左右されるような。車体下を通る気流が生じる負圧で車体を地面に吸い付けており、その車体下は路面の直近ですから、気温変化による大気密度の違いに敏感なような。

そしてそれは車体を押し付ける力の増減ですから、同時にタイヤの摩耗にも直結するわけで、なかなか複雑な要素が絡み合ってるように見えます。

05月20日(金)『予算、足りなかったのか』
地雷映画男を巻き込んで、シン・ウルトラマンを鑑賞。

良くも悪くも馬鹿映画であり、それ以上でもそれ以下でもないお話でした。
ただし、それとは別に、とにかく人物のドアップ&ド真ん中構図の連発が続き、しかも光源の使い方が死ぬほど下手なので、悲しいまでに画面が平面的で奥行ゼロ。そしてこれをIMAXで観ちゃったもんだから、酔って気分が悪くなって、最後はもう一刻でも早く劇場を出たい状態でした。というか、この作品の役者さん、二重顎の人が多すぎだと思う。

で、そんな状態で観たので細部はもう忘れちゃいましたが、最後はザ・ウルトラマンで、夢オチによる無限ループ、という事でいいんですかね、これ。

05月18日(水)『東京は水の街』
船舶免許を取ったすぅさんに誘われて、東京湾から隅田川に突入して荒川に抜けて釣もやる旅を敢行して来ました。滅茶苦茶面白かったです。
水の街、という点では大坂だろうと思ってたんですが、東京も意外に水の街であり、何の予備知識も無しに江東区の水路に突入すると迷子になって死ぬ、と知りました。あんなに縦横無尽に展開してるとは、地上を移動してる限り、決して気が付かないです。

近日中に、旅行記にまとめようと思っております。

05月17日(火)『偉大なる発明』
ウクライナに攻め込んだ後のロシアにおける報道の状況を見ていて思い出した小話。

スターリン時代の末期に、アメリカ人の記者がモスクワを訪問した。
クレムリンの側を通ると「ソビエト連邦の偉大なる発明者の館」なる施設があり、入って見ると英語のできるガイドが付いてくれた。館内にはズラリと肖像画が並んでおり、最初の絵では神経質そうな髭の男が電話の受話器を握っていた。
「おそらくソ連の発明家なんだろうが、誰だい?」
「これはテレホンスキー、ソビエト連邦百科事典によると電話を発明した偉大なる同志ネ」
「なんだって!電話はグラハム・ベルの発明だぞ」
「それ間違い。ソビエト連邦百科事典にハッキリとそう書かれてるネ」
澄ました顔のガイドを見て、議論は無駄だと悟った記者は次の絵に進む。今度は無数の飛行機が空を飛ぶのを背景に、三人の男がそれぞれポーズを決めて立っている。
「で、これは?」
「エアクラフトノフ三人兄弟。ソビエト連邦百科事典によると飛行機を発明した偉大なる同志」
「なんだって!飛行機を発明したのはライト兄弟じゃないか」
「アメリカ人が何を言おうがそれは自由。でもソビエト連邦百科事典にはっきりと書かれてる」
その隣は電球を持ってニッコリと笑ってる夫人の絵だった。なんとなく見当がついたが念のため通訳に確認する。
「これはバルブナ夫人。ソビエト連邦百科事典によると電球を発明した偉大なる同志」

ようやく出口にたどり着くと、そこには巨大なスターリンの肖像画が掲げられている。ソ連では見慣れた個人崇拝の光景だが、記者はため息をつく。
「やれやれ、君たちはホントにこれが好きだな。何もこんな所にまで」
「あなた勘違いしてる、ここは科学的な共産主義に基ずく科学的な施設。だから発明家以外の肖像画は置かない。同志スターリンの肖像画が大きいのは最も偉大な発明したから」
「なんだって?スターリンが何を発明したと言うんだね?」
驚いた顔を見せる記者に対し、通訳は平然と言葉を続ける。
「ソ連では皆知ってる事。同志スターリンは、ソビエト連邦百科事典を発明した」

05月10日(火)『2022 三勝目』
2022年F-1 第5戦マイアミ、レッドブル事実上ホンダのフェルスタッペン、三勝目。今年は昨年以上に面白いレースが続きますね。
くそ、あの負け犬社長さえいなけりゃ、新たなるホンダの時代の到来だったのに。あの男が地獄に落ちて、子犬に足の小指を舐められる責め苦を永遠に負いますように。

角田選手は車のセッティングが完全にズレてしまい、事実上の惨敗。気の毒でした。でもってその様子を見て、2022年から始まったグランド・エフェクト車に関して思った事。

F-1はすさまじい力でタイヤが地面を蹴る上に後輪駆動のみなので、アクセルを踏むたびにゴジラにケツを蹴っ飛ばされて滑ってゆくような状態で走ってます。
なので車輪を空転させないためにも、ハンドル操作により前輪の摩擦力で進行方向を変えるためにも、強烈に地面にタイヤを押し付けないと滑って運転できません。
ギャラクティカマグナムに強力なエンジンを搭載しても、まともに操作できないのでは意味が無いのです。よって走行中は強烈な下降力、いわゆるダウンフォースで車体ごと地面に押し付けてます。

今年からその下降力、いわゆるダウンフォースを強烈に発生させる車体形状が採用されており、これがいわゆるグランド・エフェクトカーとなります。
原理は単純。車体周辺を流れる気流の力は常に圧力であり、圧力の次元(単位)はエネルギーと等価、すなわち本質的に同じものになります。よってエネルギーの保存則は流体の圧力にも有効です。
圧力には大きく二つの種類、その重量から生じる大気圧や水圧といった静圧、そして物体にぶつかり、これを押す事で生じる動圧があります。この二つの和はエネルギーの保存則によって常に一定を維持するのです。
ただし圧縮が起きない場合のみ、という条件が付きますが亜音速を超えない自動車レースで気流の圧縮は生じないと見ていいので、この点は問題無しです。

なので50の静圧と50の動圧を持つ気流は常に合計100の圧力を維持し、流速が30に落ちれば静圧が自動的に70に上がり、逆もまた真なりです。
F-1で問題なのは静圧=気圧が低圧の場合です。低圧部は周囲の空気を吸い込むため、周囲にある物体を吸引して貼り付ける力を生じます(この原理を使ったのが掃除機)。
この力を利用して車体を地面に押し付けよう、というのが今年から採用された(厳密には1980年代前半まではF-1では普通の技術だったが禁止となった)グランド・エフェクトです。

気流の動圧を上げれば静圧は下がります。よって車体下を流れる気流の速度を上げれば低圧部が生まれ、車体は地面方向に吸い付けられるわけです。
ではどうやって気流の速度を上げるの、というと車体前方の空間に比べて狭い空間を車体下に造ればいい、という単純な話になります。これは流体のエネルギー保存則は断面積に影響を受け、狭い場所ではより高速で流れるからです(ホースの先を絞ると高速で水が噴き出すのと同じ原理)。
ただしそれだけなら従来の車でもそれに近い工夫をしていたのですが、今年からはより気流の流れが滑らかになるように形状を工夫した車体となり、気流の高速が強化されてより大きな下降力が生じるようになりました。

はい、ここまでが前振りです。長いですね。
で今年のここまでのレースを見ていて思ったのはこの構造、路面温度の影響が極めて大きいのでは、という点。
流体は気温によって密度が変わり、密度が変わると生じる力の大きさも変わります。通常、低温で密度が高い時ほど力は大きいと思ってください。だったら高温は不利、という事ですが話はそう単純では無いようです。
当然、強い力が生じるとタイヤに余計な負担が掛かり、その劣化を速めてしまいます。逆にタイヤの摩耗を減らすためにその力を減らすと滑りまくってまともに運転できなくなります。

このバランスを取るのがレース前のセッティングです。ただしそれを行うフリー走行、さらに予選に対し、本選は開始時間が変わる事が多く、さらには天候も異なる場合も珍しくありません。
こうなると路面温度は大きく変わってしまうため、前日の条件では最高状態だった車が、突然、バランスを崩してしまう、という状態が多いように見えるのです。
そこまで気温に対してシビアなのか、と思いますが、高速カーブでは最大5G の力が掛かるのが現代のF-1です。今年は車体重量が大幅に増加、昨年より173kgも重い798kgが規定重量ですから、これが5倍になると約4トンもの力がカーブで生じてるのです。
これを抑える下降力、ダウンフォースも相当なはずで、発生させる力を決める気温管理はかなりシビアなのでしょう。その結果が、ここまでの大乱戦に繋がってるのでは、と思うわけです。

今年のF-1で問題になってる走行中の上下動運動(頭の悪そうなカタカナ英語でいう所のバウンシング、あるいはポーパシング。これくらい日本語で説明しようよ…)も恐らくその影響を受けてます。
サーキットごと、下手をすると日ごとにその上下動の大きさが変わるのはこれが原因ではないかな、と推測しております。対策は気流の温度を調節するため気流トンネルの入り口に冷却器を付ける、温度ごとに胴体下面にある曲面部分を変えられるようにする、などですがどちらも規格違反ですから無理。
これを解決する天才が登場するかどうかが、今年のF-1の勝敗の鍵かもしれません。

…レッドブル事実上ホンダのニューウェイは、どうもこの辺りに気が付いていたようにも見えますが…

05月07日(土)『シーキャット』
2011年の震災時に、上野の不忍池周辺のビルに大量のウミネコが進出、繁殖地としていたことがありました。二、三年で居なくなってしまったのですが、上野周辺のカラスが壊滅する一因になった印象があります。

でもって、今年、なぜか昭和通り沿いの秋葉原から神田にかけて再度、ウミネコが大量に進出中。恐らく繁殖も行っており、昼も夜も制空権確保のために群れをなして飛んでます。結果、ここでもカラスが撃退されつつあり。

もう少し海に近い中央区辺り、銀座から晴海辺りにかけては珍しくないし、害獣扱いさえされてるのですが、台東区、千代田区周辺に出てきたのは久しぶりです。海で何かあった?

05月05日(木)『ロシア』
ロシアのウクライナ侵攻とそれに関わるロシア政府首脳陣の皆さんの行動を見ていて思い出した小話。

1920年代後半、カスピ海沿岸の遊牧民国家を新たに共産党書記長となった同志スターリンが視察に訪れた。

最初に訪れたカザフスタンの鉄道駅では地元の首長が約束の時間に迎えに来ていなかったが、その代わり地元の大群衆と、彼らが乗って来た無数の馬で駅前が埋まってた。
あっけにとられたスターリンが思わず右手を上げると、大歓声と共に「ボーゴ、ボーゴ」の大合唱が始まった。気を取り直して今度は両手を振ると、さらに熱狂して「ボーゴ、ボーゴ」の連呼が続く。
ソ連首脳陣は誰もその意味が判らないかったが、あまりの熱狂に気を良くしたスターリンは近くにあった台座に上り、共産主義の素晴らしさについて軽く演説する。その間も「ボーゴ、ボーゴ」の連呼は続き、興奮のあまり失神する若者まで出て来た。

その様子を見てスターリンが満足していると、ようやく地元の首長が現れた。
「ショッキ長さん、遅れでゴメンネ。すぐホテルまでご案内ネ」
あまり反省してるようには見えない首長だったが、民衆の熱狂を見たスターリンはご機嫌で尋ねる。
「この人民たちは君が強制動員したものかね」
「違うネ。チョッキ長さんが来ると聞いて、みんな自分の意志で国中から馬に乗って駆けつけたネ」
スターリンはますますご機嫌だった。彼が首長の後に続くと、群衆は全員がそちらに顔を向ける。手を振れば、またも「ボーゴ、ボーゴ」の大合唱である。

ホテルは広場の向側にあった。スターリンたちが広場を渡ろうとすると、民衆と馬たちが二つにパッと割れて道を造る。驚いた事に一帯は馬糞だらけだった。これを見た地元の首長が言う。
「ショッキ長さん、馬のボーゴを踏まないよう気をつけるネ」

04月30日(土)『(無題)』
神保町の三省堂本店が建て替えのため閉店。再開は数年後のようです。
これで私の青春とも言える神保町の本屋街で、昔から残ってるのは書泉グランデと古書センターのみになりました。

この街のおかげでいろいろな本に出合えた事を考えると寂しい限りですが、時代ですね。同時進行でオタク街の秋葉原の空洞化が進んでるのも興味深い点で、一気に20世紀の残り火が消えようとしてるのか、という気も。

ちなみにその三省堂ビルの地下で15年以上働いていたダメ人間兼コックは全く別の感想を持ってるようですが、無視する事に決定。

04月26日(火)『1-2』
レッドブル事実上ホンダ、2022年F-1 第4戦で1-2フィニッシュ。
ホンダ製エンジンのチームとしては1991年の日本GP以来の1-2です。
キチンとホンダの名前が入ってる昨年に達成して欲しかった…とは思いますが、それでも興奮しますな。あの負け犬社長さえいなければ、今年も堂々とホンダエンジンを名乗れたのに…。
レース内容も見事で、昨年に続き、今年もかなり見ていて楽しいシーズンになってます。

角田選手も7位入賞。ここまでの不運をやや引きずりながら、実力で、何台もブッチギッての7位。ここに幸運が重なれば、表彰台、見えてくるでしょう。期待してます。

04月24日(日)『八重山の深淵』
地雷映画男が遠い目をして西表島は面白いよ、と言うので責任逃れを避けるため、本人を巻き込んで訪問して見る。

リゾートと青い海が好きな地雷映画男とは全く違った意味ながら、私も面白かったです。半分以上の時間が曇っていたのですが、それがまた「ここは森と水と信仰の島だ」という印象を強くしました。

私の沖縄県の印象は青い海でも米軍でもリゾートホテルでもなく、ファーストフードのA&W、そしてルートビアですが、それ以上にドス黒い恐ろしさを毎回、感じるのです。沖縄本島でも、ここは神様の島だと思ったし、西表はそれ以上に神と呪いの島でした。

なにが、と言われると説明が難しいのですが、言葉を超えた印象です。
文化の問題では無いのは、それほど現地の人と会話してないから確かですし、気候の問題でも無いのは、同じような緯度にある台湾にはそういった印象が全く無いのから、これも確かです。じゃあ何?と聞かれると判りませぬ。少なくとも私が見て来た範囲で、世界でも似たような場所を思いつきません。ニライカナイの呪い、と個人的には呼んでいます。

そしてそのドス黒い深淵は、同時になんとも甘美な匂いがするのです。繰り返しますが、それが何かは全く判りませぬ。

あとイリオモテヤマネコ、見ました。

04月18日(月)『二歳』
我が家のデグー七兄弟が無事、二歳に。
速いなあ、というのが正直な所ですが、みんな元気でなによりです。
来月にはデイお母さまが六歳になるんですが、こちらも元気。以前ほど回し車をブン回さなくなりましたが、モリモリ食べて、元気に動き回ってます。

04月12日(火)『王者』
Amazonのプライムビデオで確認したら、まだ見てないTop Gearのシーズンがある事を知り、慌てて鑑賞。すると当時4年連続王者の真っ最中だったF-1ドライバー、ベッテルがゲストに登場しており、モンティパイソンの大ファンだと発言してるのを知る。

歴代F-1王者で、モンティパイソンのファンを公言してるのは、この人だけでは?意外な一面だと驚く。だったらあの毛髪ももう隠さないで…というのは余計なお世話か。

ついでにショボいタイトル画と予告編のおかげで観て無かった「ティック」というドラマが意外に面白かったです。プライムビデオのオリジナルって、妙にタイトル画がショボいんだよね。損してるよなあ、面白いのに。

04月03日(日)『KABASHIMA』
九段下の昭和館でやってる特別企画展、やけに長い名称の「SF・冒険・レトロフューチャー・×リメイク 挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界」が凄いです。

椛島(かばしま)さんは「正ちゃんの冒険」の絵を担当した方ですが、墨絵とペンによる線画もベラボーに上手い人でした。でもって、まとまった作品がこれだけ展示されてるのを初めてみましたが、いやもう凄いです。
白黒の濃淡だけでここまで立体と空間を把握する、しかも全て独学です。天才と言うのはやはり居るのだし、絵を描く能力の8割はやはり本人の生まれ持った才能であって教育とかではどうしようも無いんだよなあ、と痛感。

いやはや、凄いものを見せていただきました。感謝。

03月30日(水)『ロシア』
ウクライナ戦におけるロシアの動きを見ていて思い出した話を一つ。

米ソの冷戦が華やかだったある日、陸軍少佐のイワンはクレムリンの警備責任者に任命された。前任者は失踪したという噂もあり、緊張しながら着任初日を迎えると、いきなり机の電話が鳴った。
「クレムリン警備室です」
「ワシだ、マリノフスキーだ。お前が警備責任者か。中庭で魔女のバーバヤーガが裸で二人も踊っているではないか!さっさと逮捕しろ!さもなくればお前がシベリア送りだ!共産党万歳!」
それだけ言うと電話はいきなり切られた。イワンは頭を抱えたが、仮にも軍の最高責任者であり国家の英雄的軍人であるマリノフスキーの言動である。念のため、書記長フルシチョフに知らせる事にした。

フルシチョフは多忙であったが、幸いにしてすぐに執務室に通してくれた。書類に忙しくサインしながら報告を聞き終わるとフルシチョフはペンを置き、窓の外を見ながら言う。
「まあ君も大変だな」
イワンは何と答えていいか判らず、黙って居る。
「ここは権力の中枢だ。魔窟と言っていい。あらゆるストレスがある。そして今、我々は全人類を滅ぼせる核兵器を抱えてアメリカと睨み合っている。そんな状況だ。正気を保つのは楽じゃないのだろう」
フルシチョフは席を立ち、中庭が見える窓まで歩く。
「マリノフスキーは優秀な軍人だ。すぐに立ち直るさ。悪いがしばらく見守ってやってくれぬか」
「…判りました」
不安そうなイワンを見て、フルシチョフが言葉を続ける。
「そう心配するな。マリノフスキーの仕事はキチンと我々が、正気を保っている連中が手助けをする」
これを聞いて少しホッとした表情をイワンは見せた。
「しかし裸の魔女が二人とは、よほど疲れているのだな。奴らしくもない。見たまえ」
フルシチョフは愉快そうに笑いながら中庭を指さした。
「どう見たって十人は居るじゃないか」

03月29日(火)『一勝』
ホンダが関わったエンジンが走っている限りF-1を観る呪いに掛かっているので、本年も観戦続行。
悪夢の初戦に比べると第二戦はフェルスタッペンがキチンと勝ったし、ペレスは運が悪かっただけだしで、今年も期待できそう。というか、第二戦にして、凄まじいトップ争いでした。こういったレースが観れるなら、レギュレーション改定、正解でしたね。

角田選手、あまりに不運でしたが、運は必ず平均化されます。どっかで来る幸運を確実に活かせる事を期待します。

03月27日(日)『桜』
上野周辺の桜は満開となってます。
開花は昨年より遅かったのですが、一気に満開になってしまい、今年も4月までは花が持たない感じです。

03月25日(金)『驚く』
全然壊れない掃除機が、いつの間にやら使い続けて12年経ってることに気が付く。
徐々に吸引力とか落ちてるかもしれぬと思い、安いものを買って比べて見たら、軽いし吸引力は凄いしで驚愕する。これが12年の進化か。以前の半分近い重さではるかに強力。

ただしコードが巻き取り式で無いのですが、それ以外は欠点が見当たらず。よってそのまま世代交代としました。今までお疲れ様。ちなみに冷蔵庫もほぼ同じ年数なんですが、こっちはどうしようかなあ…。

03月18日(金)『ロシア』
「フルシチョフは馬鹿だ」とBBCのインタビューに述べた軍の高官が国家最高機密漏洩の罪でシベリア送りになった、という小話がソ連時代にあったが、21世紀のロシアのプーちゃんの場合、シャレにならんかもしれぬ、と思う。

03月16日(水)『サル』
スーパーマーケット不毛地帯だった地元に新たにサミットストアが開店したので偵察に。
そしたらレジがほぼ全てセルフ化していて、おじさん大パニック。2013年のヴァージニア州アレクサンドリアの悲劇から9年、日本でもついにこの日が来たか、と思う。

ただし私の無能さだけではなく、そもそもバーコードが無い商品がパカスカある。
泣きながら店員さんに聞いたら、値札のない焼き立てのパンは全部100円です、と笑顔でこたえられる。サミットなんて来たことないんだから、知らんよ、そんなの。

とりあえず9年前のあの日から、どうせ日本人はいつかは猿真似するだろう、と思ってたんで覚悟はしてましたが、やはり駄目ですね。おじさんはこれまで通り、赤札堂と業務スーパーでいいや。

ついでに言えば、屋根付き、広告付きのバス停をアメリカで見て、これを都バスが猿真似したのが約5年後、街中に乗り捨て可能な場所があるレンタル自転車をロンドンで見て、これの猿真似が東京に登場したのが3年後。
セルフレジは随分と時間が掛かってはいるのは、なんで?

03月15日(火)『情報』
私がこのサイトで戦国期の合戦を取り上げるようになった理由は、自分で資料を集めて調べて見たら小説はもちろん、専門家の皆さんの論文などもまともに資料を調べてねえじゃんか、これ、という事を発見したからでした。そもそも戦国期の資料と江戸期の適当な書物をごっちゃにしてるのが当たり前と言う状態。正直、泣きたくなりました。

これまでの500年間、人類は何をやってたんだという酷さであり、私の人文系情報分野の「専門家」不信を決定的にした出来事です。ここ数年は従来、国会図書館にでも行かなければ見れなかった資料がどんどんネット上で公開されており、もはや歴史の専門家なんて成立しない時代になってます。皆さんも自分でどんどん調べて見るといろんな発見があるはずです。

でもって現在、当サイトの掲示板ではロシア軍によるウクライナ侵攻戦争の情報を逐次書き込んでますが、これも全く同じ理由で、今回は報道機関の情報の酷さに驚いてます。ウクライナもロシアも積極的に自分から情報を公開してるのに、誰もちゃんと見てねえ、という驚きからこれを始めました。この点は日本の報道機関、専門家はもちろん、BBC、CNN、そして例によって「アメリカ軍の専門家」の皆さんも全く同じです。
むしろ英語圏の連中は、英語化された情報しか見てない疑惑が強いです。20世紀までならともかく、今どき、英語だけで世界が理解できると思うなよ。

という感じで、この状態、もうしばらく続ける予定です。

03月07日(月)『いろいろある春』
今年は確定申告ナシで大丈夫と思ってたら、事実と異なる事が判明、あわてて税務署に。
年末調整をやってしまった上での申告という事で呆れられる。ごめんなさい。さらに加えて、眼鏡をはずして申告会場をウロウロしていたら紛失してしまう。ああ、なんて日だと帰り道で涙が止まらないと思ったら今年の花粉症の開始だった。ああ、なんて日だ。

ついでにようやく湯島天神の梅が満開に。例年のほぼ二週間遅れ。桜はどうなるのか、気になる所。

03月02日(水)『デグー』
正確な誕生日が不明なのですが、とりあえずグウ母ちゃんが5歳、トクさんが3歳を迎えました。
これでデイお母さま次いで二匹目の高齢デグーが…のはずなんですが、まもなく6歳のデイお母さまもグウ母ちゃんもすこぶる元気で、毎日、豪快に回し車をブン回してます。その調子で元気で居て頂戴。

対して、ここに来て突然、飼育用具の破損が続ていております。水飲みボトルの飲み口を塞ぐ金属玉が抜けてしまったり(これをげっ歯目は前歯で押して水を出す)、金属製の消音回し車の金網が破れて買い替えになったりと、今月だけで結構な出費に。

まあデグーが元気で居てくれればいいんですけどね。そもそも十匹も居ればそりゃ飼育機材も痛むだろうし。

03月01日(火)『良い』
そろそろ冬の快晴も終わる、それでいて微妙に気温は高い、という状況なので、前から行ってみたいと思っていた東洋文庫の博物館を訪問。
以前の職場の近所で、昔は何もない、不愛想な建物だったんですが、すっかりオシャレになっておりました。その展示も興味深かったです。というか、学芸員の方が書かれたのか、展示のコメントが微妙に面白い、というか独特で、個人的には好き。

一部で有名なモリソン書庫、意外に規模が小さいなと思ったものの、それでも世界を滅ぼす魔導書の一冊や二冊、紛れ込んでいそうな雰囲気はありました。

02月23日(水)『2021のF-1』
ホンダエンジンで2021年F-1ドライバーズタイトルを獲った車、レッドブルのRB16Bがホンダの青山本社で展示中なのを観に行く。ちなみにトルコ戦の時に見られた特別塗装の白色バージョンを再現してました。

2008年にホンダが完全撤退して以降の世代の実車は初めて見たんですが、やはり大きい、そして思った以上にカッコいい、という印象でした。ついでにようやく実際の床板周りの構造を確認でき、やっぱりこれ迎え角を反転させた高角度デルタ翼じゃん、と思ったので近い内に記事にするかもしれませぬ。まあ今年から車両の設計規定が変わっちゃったので、すでに過去の技術の話になりますが。

ちなみに展示は3月3日までのようです。

02月19日(土)『いろいろ』
最近気になったこと、その1。

湯島天神の梅が未だにほとんど咲いてない。2月15日を過ぎてここまで咲いてないのは初めて見たかも。昨年秋の不忍池のユリカモメ到来の遅れと合わせて、なんか季節感がオカシイ気が。桜がどうなるか、気になる所。

その2。

本年から大幅に車体の製造規定が変更になった、すなわち車体下に高速気流を生んで、その低圧部で車体を吸いつける事が可能になったF-1の各チームの設計思想、思った以上に多彩になってます。

昨年、FIAが発表した死ぬほどダサイ塗装の見本車を見て思ったのは、これ、車体横の冷却空気口とダクトの形状がキモになるよね、という事。具体的には、床板上面の気流の流速をいかに殺すか(床下の高速気流との速度差を大きくするか)、そして同時に上手く設計すれば、ダクト部でさらに翼断面作れるじゃん、という点です。

前者はほとんどのチームがやってますが、後者、すなわちウィングカーの複葉機というべき設計を狙ってるのは今のところアルファタウリと微妙な感じでメルセデスのみ(メルセデスの車の車体横に翼端渦のようなものが生じてる写真がすでに公表されてる。いいのか、これ…)。

この点、空力の鬼、ニューウェイのレッドブルのマシン、未だに不安満載ですがどうなっているのかが気になります。

02月17日(木)『凄い』
Amazon primeにスパイダーバースが入っていたので観たんですが、これは凄い。

時代を変える映画の一つでしょう。ただ脚本も監督もあまりに複数の人が関わって居て、誰の才能の結果なのか、全く判らないのが難点(笑)。
少なくとも全カットで適当な構図がありませぬ、キチンと距離を取って全体を俯瞰する画面構成は完全な空間把握能力を持つ天才の方にしか不可能なレベルで、誰なんだろう、この辺りの仕事をしたの。まあそれだけでなく、お話の方も十分、面白かったです。

02月09日(水)『ルメイ』
アメリカ軍でおなじみAR-15とM-16ライフル、その採用に空軍が絡んでたのは知ってましたが、これ、空軍参謀総長時代のルメイの仕事なのね。
このキチガイ将軍様は、調べ物をしてると、いつも変なところで突然顔を出すんで毎回驚きます。多才な人ではあったんでしょうね。間違いなくキチガイですけども。

02月05日(土)『カラシニコフ』
Amazon primeビデオに入っているロシア映画「AK-47(原題はKalashnikov)」が大層面白かったです。

AK-47に至るまでのお話も興味深いのですが、出て来る自動車、戦車、銃器などよくまあここまで、というモノを揃え(フォードマニアは必見だ(笑))、さらにそれらを見事な構図でまとめており、ロシア映画すげえなと思いました。

ライティングがイマイチなのと、第二次大戦期のソ連の皆さんがそんなキレイなお洋服を着てるはずがない=お洋服がキレイすぎる結果、映像としての情報量と密度と現実味が薄い、という欠点を除けば、モノクロ時代の黒澤明、シャイニングまでのキューブリックの三歩手前くらいまで迫る画面構図の素晴らしい感性を持ってます、この監督さん。

Amazon Primeのありがたいところは、日本ではまず見られなかった海外作品をバンバン観れるところかもしれませぬ。個人的にはデンマーク、スウェーデンと言った北欧系、そしてなんといってもインドの皆さんの作品にステキなものが多く感じます。

ついでに、ふと気が付いたのですが、カラシニコフも名前からしてコサック系だよね。ソ連の銃器設計者、その血筋が多いのは偶然か、それともやはり先祖の血が騒ぐのか…

01月31日(月)『学術的誤差の定義』
統計上、5%程度までは誤差の範疇に含まれるのでこれを考慮しない、という前提で組織を立ち上げようとする人の説得に一週間かかった。確率統計の学問上の教義はその通りなのだが、それは低発生率の事象に対し、決して当てはめてはならんのよ。

例えば50%の不良事例の発生が予想される案件の場合なら5%前後の違いは誤差と考えていい。増加率は1割に過ぎないから、対処に当たる人間の仕事も1割増えるだけだ。普通なら問題なく処理できるだろう。

ところが極めて低い発生率が想定されてる場合は全く話が異なる。例えば1%の不良事例が想定されてる場合に数字が5%動くと6%になる。つまり6倍だ。
対処する人間の仕事も自動的に6倍になり、通常は間違いなく個人の処理能力を超えて破綻する。その破綻は最悪の場合、組織全体を巻き込んでこれを丸ごと破綻させるだろう。

という話を理解させるのにここまで時間が掛るとは思わなんだ。標準偏差の三倍の外側にはいろんな事実が転がってるのよ、もう少し現実のデータを見てね、と思う。

01月29日(土)『虚構の黄金期』
Amazon Primeビデオに「将軍たちの夜」があったので鑑賞。
映画版は初めて見ましたが、よくできています。出て来るティーガー戦車は砲塔が車体の前部にあるのでT-34からの改造ですね(笑)。

この小説の出版が1962年、フォーサイスの「ジャッカルの日」が1971年、同じフォーサイスの「オデッサファイル」が1972年。この十年がヨーロッパのスパイアクションと言うかスパイ推理小説の黄金期だったな、と思う。ちなみにフォーサイスの最高傑作は個人的には中編の「シェパード」でこれを超える航空機小説は未だに無いと思っております。

ついでに同じような黄金期として、アメリカのSFにおける第二次大戦直後(クラークのデビュー)から1950年代半ばまで(地球最後の男(I Am Legend 1954)と夏への扉(The Door Into Summer 1956)辺りまで)があったと個人的には考えてきます。

そして最近の日本の漫画はそれ匹敵する黄金期に入りつつあるように思えるんですよね。
虚構の99%はツマラナイと思っている私ですが、現在の漫画は20%近くの割合で面白く感じます。私としては異常な数値です。今の若い人たちは、いい時代に生まれて羨ましい限りでございます。

01月25日(火)『成体』
デグー軍団、換毛期が終わっても結構な抜け毛がある。

冬毛なので量があるんだろうけど、昨年はそこまででは無かったはず。十匹全員が同時に脱毛症とは考えにくいので、一体全体、何が…と思ってたんですが、そうか、昨年の冬はまだ子供たちが一歳未満だったのだと気が付く。デグーはやはり一歳くらいまで成長が続くようで、七匹が完全成体になった結果がこの抜け毛が。なんかに利用できないかなあ、と思うくらいの量が掃除のたびに集まります。

01月20日(木)『カタカナ英語』
某施設でカフェフリーという看板を見る。
珈琲含有ゼロってなんだと思ったら、無料コーヒーサービスの事でした。
片仮名英語、ホントに何とかせんと文化ではなく文明段階、まともな社会生活を送るのに障害を起こしかねないレベルになって来たなあ、と思う。

01月17日(月)『スパイダー大集合』
スパイダーマンの新作を地雷映画男の発案で観に行く。

人によってはウケるのかも、というお話ですが、残念ながら私はワケがわからん、の一言でした。脚本、今のシリーズの一作目は上手いなあと思ったんですけど、どんどん説明の為の説明、というお話になっちゃって退屈です。結局個人的には最初にして最高、という形で終わりそう。

01月15日(土)『なぞ』
50年以上生きてきて一度もハトにぶつかったことが無かったのですが、今年に入ってからすでに二度、しかも自転車に乗ってる最中に衝突しました。
…何らかの、宇宙からのメッセージ?

01月11日(火)『ミャンマー語』
身の回りにじわじわとミャンマーの人が増えてる、しかも日常日本語会話を普通にこなしてるので、もしやと思って調べてみたらミャンマー語も日本と同じ騎馬民族系文法で、主語+目的語+動詞の言語なのでした。文法が一緒ならそりゃミャンマーの皆さん、日本語すぐ覚えられますな。ヨーロッパ系言語の連中が英語覚えるようなもんだし。

主語+目的語+動詞文法言語は、朝鮮、日本、モンゴル、ミャンマーとなると、東アジアではこっちが主流で中国語系が特別、という気もしてきますね。

タイ語が英語式、ヨーロッパ系言語の主語+動詞+目的語、言うまでもなく中国語も一緒なので騎馬民族系文法はてっきり少数派だと思ってたのですが、むしろ逆なのか。そもそもタイは中国系の人間が王朝ぶち立てて支配した国なので、中国語系の文法なのはある意味、当然なんですが…。

ただしミャンマーの皆さんの日本語、発音と抑揚がどこか「馬鹿なお前らを教育してやる」的なものになりがち。よって客商売に向かないのでは…と思ってたんですが、先日、ちょっとしたトラブルでアマゾンのサービスセンターに電話したら、オペレーターさんはミャンマー系日本語の女性でした。勇気あるな、アマゾン。というか英語圏のサービスセンターがインドにあるような時代が日本にもやってきたのか。

でもってその女性オペレーターの方に落ち度はないのですが、やはりアマゾンはもうダメだなあ、と思うことになったのでした。

01月06日(木)『人出』
毎年書いるような気がしますが、我が家は東京東部初詣トライアングルの中心付近に位置しております。
除夜の鐘と同時に初詣なんて寒くて死んでもごめんだ、という人間なので、あくまで日の出後の状況ですが、ほぼコロナ以前の人出でした。観光イベントと違ってそもそも外人さんがあまり来ないので、日本人だけでもコロナ以前達成可能なのだなあ、と思う。

ただし上野も浅草もかなり閉まったままのお店が多く、この辺りの回復はもう少し先なのでしょうね。神田明神下の秋葉原はもっと深刻ですが…

01月02日(日)『酔う』
年明け一発目から少し妙な話を。

音感やリズム感が良い人は音痴を苦手とする事が多く、私はかつて「車酔いと船酔いと二日酔いが一遍に来るような歌」とその歌唱力を絶賛された事があります。そういった人たちにとり、私は最終兵器になりうる音痴なのです。ちなみにプロのステージで演奏するレベルの人に聞いたら、会場の手拍子がわずかにずれてるだけでも気になって困るそうで、そこまで行くと好し悪しだな、と思ったり。

で、私の場合、それは絵や映像で来ます。
一番キツイのが構図として空間がおかしい絵面、あるいはそれ誤魔化すために人物のアップばかりが延々と続く映像、画像です。個人的にはサザエさん空間と呼んでいます。これは絵で描くものだけではなく、映像作品でも同じ。適当に組まれたセットで適当な人物のアップばかりの構図が続くと酔います。本気で嫌な気分になってきて耐えられません。なので他の人が面白い、という話でも恐らく全く違う視点から受け付けずにギブアップになる事があったりします。なんで、と言われると上手く説明できないのですが、まあ車酔いのような感じで気分が悪くなるのです。

これは漫画も同じで、恐らく他の人には理解できない理由で購読をやめた作品がいくつもあります。
ちなみに連載漫画が時間の関係か徐々に構図が単純で同じものばかりになって行くのは、絵が荒れるよりもキツイです。まあ絵が荒れるのも酔いますが…

ただし単に上手い下手ではなく、もうちょっと複雑な理由があるようで、例えば遠藤淑子さんの漫画とかは全然平気どころか大好きですし、ちびまる子ちゃんも平気です。それ以外にも記号の寄せ集めで絵にしてる、という画風の人でも好きな漫画家さんは結構います。この辺りも説明が難しいところですね。

でもって最近、とにかく見ているだけで心地よいという作品として「ダンジョン飯」という漫画を知りました。立体把握による絵はベラボーに上手いのですが、空間把握能力はそこまででは無く、なんでここまで見てるだけで心地よい絵なのか、これまた判りません。このあたりは純粋に好き嫌いとしか言いようが無いのです。ちなみにこの漫画はお話も面白かったです。

12月31日(金)『年末』
今年の年末のアメ横はコロナ以前の八割という感じの人出です。
それなりに混んでますが、殺意を感じるレベルでは無し。ちなみに上野駅側のアメ横入り口ゲートが新しくなってる事に今更気が付きました…いつの間に…

12月26日(日)『識別』
デイお母さまの子供たち七匹、全員同じ色で苦労しましたが、苦節一年八か月、ついに全個体3秒以内に識別できるようになりました(笑)。

デグーはだいたい5カ月くらいで成体になるのですが、以後も少しずつ体形が変わる事、そして時間が経つほど個性差、行動と反応に違いが出てくることが勝利の鍵でした。
最後まで残ったのがほぼ同じ体格で同じカゴに入ってる水曜と金曜の識別。性格はかなり違うのでしばらく見れば識別できたものの、止まっている状態ではお手上げでした。
ところが冬毛になると微妙に色が異なる事、さらに水曜が原因不明の軽い傷を作ったら、そこがちょっとしたハゲになってしまい、これが識別の決め手になりました。

とりあえず愛の勝利とさせていただきます。

12月20日(月)『新宿とキアヌ』
地雷映画男の発案でマトリックス レザレクションズを観る。
ネオが完全にジョン・ウィックになってしまっていてどうなのよ、という面がありますが意外にというか恐らく今までで一番まともな内容だった気がします(笑)。

ついでに久しぶりに新宿に出て、アルタ横の巨大モニタ猫看板を初めて見る。なかなか凄いものでした…。ついでにその裏にあったヤマダ電機の巨大店舗が閉店になっていて驚いたのですが、調べてみたら昨年の十月にすでに閉店済みでさらに驚く。まあ新宿にはそれほど出かけないからなあ。気が付きませんでした。それ以来、ずっと空き店舗のようなので、新宿も厳しいのか。

ただし人出は多く、コロナ前の八割の規模で混雑してました。

12月15日(水)『ファイト』
さて、二晩寝たら冷静になったのでもう一度だけホンダエンジンとF-1のお話をします。拒否権はこれを認めませぬ。

個人的に日本の詩人の中で最も尊敬してるのは中島みゆきさんですが、彼女の歌に

「戦う君の歌を戦わない奴らが笑うだろう、ファイトッ」

という一節があり、これほどの美しく残酷に人間の本質を突いた日本語は他に無いだろうと常に思ってます。
人は安全で安定した場所から出て行く人間を、現在を変えて新しい世界を目指す人間を、自らの平安を破るものとして嘲笑し侮蔑します。怖いからです。羨ましいからです。
そして挑戦者の成功に対し、称賛よりも嫉妬、さらに中傷が続き、結局、苦労して得るものは自己満足と言うのが人間社会の特徴の一つです。
例外的にアメリカはこの傾向が僅かに、ほんの僅かに、他の文化圏より薄く、このほんの僅かな差があの国を世界最強の座に付けていると私は思ってます。

そして、どんなに苦労しても得られるのは自己満足だけなのに、全てを敵に回してまで一人で戦い続けたのが本田宗一郎総司令官だったと私は思っています。
人のマネを嫌い、楽な道でも嫌い、あくまで己の道を突き進んだ人でした。当然、その歩んだ道は間違いと失敗だらけなのですが、僅かないくつかの成功が桁違いに眩しいものでした。
その本田宗一郎率いるホンダが、誰に頼まれたわけでも無く何の必要も無かったのに、俺たちが世界一のクルマ屋なのだ、と証明するためだけに1964年からF-1に参戦します。
当然、死闘と言っていい戦いになりました。

当時の日本でF-1を知る人なんてご町内どころか県内に一人いれば奇跡、というレベルでありペンギンの水虫の専門家よりも人口的には少ないであろう、という世界でした。
野球選手が大リーグに挑むとか、サッカー選手がプレミアリーグに挑むとかのような、誰もが理解してくれる話では無かったのです。
それでも本田宗一郎率いるホンダは俺たちは世界一である、よって世界最高峰のレースで勝たねばならぬ、という理由だけで当時の日本で誰も考えつかなかった挑戦に突入します。
まともに自動車を造ったことが無かったホンダは本気でここでチャンピオン目指して戦ったのですが、技術的、人的(宗一郎司令官と中村監督の対立)問題で結局五年で二勝しただけで撤退となります。
当時のホンダの会社の規模と技術力からすると二勝しただけでも凄いのですが、本田宗一郎総司令官は死ぬほど悔しかったと思われます。
そしてその宗一郎総司令官の強烈な眩しさに引き寄せられる夜の虫たちのごとく集まって来た、クセのある技術者たちが築き上げたのが、かつてのホンダと言う会社でした。

その無念を晴らしたのがそのクセのある皆さんの一人であるF-1番長 川本さん率いるホンダの第二期F-1参戦でした。
第二期のホンダはエンジン供給だけに切り替え、当初はウィリアムズ、続いてマクラーレンと組む事で5年連続のドライバーズチャンピオン、6年連続のコンストラクターズチャンピオンを達成します。
すなわち本田宗一郎総司令官の夢を叶えるどころかF-1を支配するに至ります。ホンダが世界一の技術者集団であることが証明されたのです。
この時代は本田宗一郎総司令官の戦う個性の影響を受けた人たちによる“戦うホンダ”の最盛期でした。そして1991年、宗一郎総司令官の他界した年を最後にホンダは以後、全くF-1のタイトルを獲れなくなりました。

第三期、そして現在の第四期の前半まではブザマとしか言いようが無いホンダであり、見ている立場としてはこの人たちは負けて悔しくないのか、ならばなぜ戦うのだ、と思わざるを得ませんでした。
死ぬ気で勝ちたい、オレ達は世界一なんだと証明したい、それ以外は要らない、笑いたい奴らは笑え、というホンダは死んだのだと思いました。

ところが2018年のホンダF-1チームの体制変更で、何かが変わったと思いました。そんな匂いがしました。この人たちは笑う人たちではなく戦う人たちだと感じたのです。ファイト、と思いました。
2019年レッドブルと組み、天才と言っていいドライバー、マックス・フェルスタッペンによりついに勝ちました。
最強のメルセデスが動力系統に問題を抱えた隙をついての勝利でしたが、単に運がよかっただけではなない勝利、第三期の時の運だけで勝った一勝とは別物だと思いました。
そして大荒れのドイツ、そして完全に実力でねじ伏せたブラジルと年間三勝し、戦うホンダの復活を決定づけました。

2020年はコロナ騒動もあって予想外の苦戦となりましたが、それでも確実に結果を出しつつありました。
その中で、突然、ホンダの社長がF-1からの撤退を宣言します。会社は利益を出すための集団であり、その決断は致し方ないところですが、その宣言文の内容が完膚なきまでに負け犬の泣き言で、こっちが泣きたくなりました。
ホンダはやはり死んでいました。もうダメでしょう。上が最悪の負け犬根性で現場は戦えるのかと悲しくなりました。

だが戦ったのです。そして勝ったのです。
コンストラクターチャンピオンは逃しましたが、本田宗一郎総司令官が地球上から消えてから初めて、ホンダはドライバーズチャンピオンを獲りました。
組織のトップが戦う誰かを笑う人間なのに、それでも戦い、勝ちました。ファイト。
個人的に調べた範囲内に置いてですが、人類がオギャーと生まれてから、トップが腐った組織が勝った例を一つも知りませぬ。そんなものは無いと思っていました。
間違っていました。戦うあなた達は勝ったのです。ファイト。本当に素晴らしいものを見せていただきました。心よりお礼を申し上げます。

そしてその美しい戦いは、モータースポーツ史上まれに見る激戦として記録される事になりました。メルセデスのハミルトンとレッドブルホンダのフェルスタッペンの死闘は十年を超えて百年残る戦いでした。
それに相応しいホンダの現場の皆さんの戦いだったと思います。ファイト。私は死ぬまで戦う人を笑わない奴でいたいと思います。ありがとうございました。

追伸。
角田選手、最終戦で一流のF-1ドライバーの仲間に、天才的に化け物みたいな才能を持った連中が戦う世界に踏み入れました。後は勝つだけです。待ってます。ファイト。

12月13日(月)『ホンダホンダホンダホンダ』
F-1 2021年シーズン決着。

なんというレース、なんという結末、なんという美しい戦い。
ホンダホンダホンダホンダホンダホンダホンダホンダ、そしてマックス、マックス。
人類始まって以来の激闘の劇的な幕切れ。なんというレース。
さらに人類最強の豪運のハミルトンが最後の最後でその運に見放されるドラマ。
でもハミルトンなくしてこの歴史的シーズンは無かった。
なんというシーズン。なんというレース。ホンダホンダホンダホンダ、そしてマックス、ハミルトン。
恐らく自動車競技史上、最高の戦いという歴史を目撃できたことを心より感謝します。

12月09日(木)『眠気とテンション』
とにかく冬は眠いのと、日照時間が短いことからテンションがあがらず、あまり出かける気にもなりませぬ。

これだけ眠い以上、人間もその気になれば冬眠できる説、結構本当だと思っております。ついでにほとんど日が射さない北部ヨーロッパの皆さん、よく冬場に発狂しないな、と毎年思います。まあ、その結果がロシアという国だ、と言われるとなるほど、と思いますが。

12月07日(火)『換毛』
デグー軍団、換毛期の盛りで、なかなか凄いことに。
直径数センチメートル毛玉がころころ転がるくらいの事はザラで、これで何か新しい産業が起こせないだろうか、と思うくらいの状態。
毎日周囲の掃除が必須で、さっさと抜け変えて、と思う。可愛いけど。

12月02日(木)『都鳥』
ぎりぎり11月中に上野の不忍池にユリカモメ飛来。ただし四羽のみで、無いに等しいような数です。とりあえずこの一帯に引っ越して来て15年になりますがこんな事態は初めて。
他の越冬地はどうなのかと浅草周辺の隅田川を見にいったのですが、居る事は居るもののやはり例年の数分の一の数でした。

この夏、人が入らないようなシベリアの奥地、ユリカモメが子育てする地で何かあったのか、あるいはユリカモメ間に「えー、今どき東京で越冬とかないわー」「マジで」みたいな会話があったのか。それとも地球温暖化の一環なのかわかりませぬが、何かが変わりつつあるのは確かです。

11月25日(木)『話せぬ』
約二年ぶりに仕事で来日したカナダ人達と会ったら、二人そろって凄まじい勢いで毛髪に問題を抱え始めており、今、カナダで何が起きてるんだと不安になる。

でもって久しぶりに話をしたら、全く英語が出てこなくて苦労する。半分はジェスチャーで理解させる、という世界に。話してないと、言語能力ってここまで衰退するのか、と思うも、まあ元々たいして話せなかったよな、とも思うところ。

11月23日(火)『酉の市』
浅草の酉の市に二年ぶりに行く。
昨年は一応開催したものの、入場規制によって事実上、一般人は入れませんでした。
その反動もあってか、凄まじいまでの人出。今年は開催二回と少ないのと、最終日が日曜だった、というのもあると思いますが、それにしても凄いという人数でした。コロナ前でもここまでは見たことが無い気がします。

それに加えて会場を少し狭くした上に、従来の通路を一部封鎖してしまったので、人の流れが悪く、ここで火事などあったら逃げ場がないから、エライことになるぞ、とさっさと退散する。
神社の外もズラリと屋台が並ぶのですが、こっちは公園を封鎖してしまったので、これまた人波でまともに動けず、冗談抜きでこれは拙いでしょうと思う。あの一帯は細い路地しかないので、逃げ場無いですからね。
人出が戻ったのはいいことですが、来年からはもう少し何とかして欲しいところ。

11月14日(日)『秋』
上野の不忍池、この時期から様々な渡り鳥が半年ぶりに帰って来て賑やかなんですが、冬の主役であるユリカモメが未だ一羽も現れず。
速い時は11月上旬には来てるはずなのに。地球温暖化の影響だとすると、連中は太陽高度などでは無く、単純に気温を引き金に渡りを始める、って事になるわけですが、いずれにせよそろそろ顔を見たいです。
ちなみに一時あれだけいたウミネコも全く居なくなってしまいましたね。

11月12日(金)『遊戯用』
PCのキーボードにちょっとガタが来たので買い換えようかとネットを見たら、ゲーミング用キーボードばかりが出てきてよく判らず、結局、自力で上野のヨドバシまで歩いて買いに行く羽目に。そういや、昨年、マウスを買う時もゲーミングマウスってのが大量に出てきて、猫用のスポーツ用品だろうかと驚いた記憶が。

でもって調べて見たら、今ではゲーミングPC、ゲーミングモニタはもちろん、ゲーミングデスク、ゲーミングチェア、果てはゲーミングパンツからゲーミングコタツまであるのね…。
ただしゲーミング洗濯ばさみ、ゲーミングお茶碗、ゲーミング猫の爪とぎ器、ゲーミング育毛剤などはまだ誰も手を出してない未開の荒野なのが確認できたので、やるなら今ですぜ。

11月08日(月)『18』
F-1第18戦メキシコ、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、9勝目。
ちなみにペレスも一勝してるのでこれでホンダエンジンは10勝。今年は年間22戦だから勝率5割までコンストラクターであと一つ、ドライバーであと二つ。
それでもおそらくまだチャンプ確定にはならないんだから、凄いですね、今年は。
でも、見えてきたと思います。

角田選手は不運でした。が、ハミルトンのように悪魔と契約しない限り、運不運は必ず平均化される、すなわちどっかで幸運の波が来ますから、それを待ちたいですね、

ちなみにアメリカのインディーカーではすでにホンダがドライバーもエンジンもタイトル獲ってるので、F-1でもこれを達成すれば、初めての同時戴冠。

ついでに言うなら世界ラリー選手権、WRCでもトヨタがほぼ両タイトル狙える位置に居ますから、これも達成されると今年のモータースポーツは日の丸だらけとなります。

11月03日(水)『時代』
群書類従、原典というか草書書きの写本は以前から国会図書館のデジタル版で公開されてましたが、活字版まで読めるようになっていたと知りました。
すごい時代だな。これでもう、日本中のどこにいようと原典が入手できないという事は無いわけで、素人だろうが専門家だろうが、後はキチンと読んだかどうかだけの差になりますね。個人的にはこれで初めて豊鑑が読めました。ありがたい。

11月01日(月)『いろいろ』
月末に突然五連休が発生したので、以前から一度は訪問しておこうと考えていた琵琶湖東岸から南岸まで半周の旅を決行してきました。関東の人間にとって、正直、近江一帯は全く知識も地理勘もなく、その名を聞いても何も連想しない地域ですが、戦国期にはここが日本の運命を決める決戦場として何度も登場します。
琵琶湖は戦国の湖であり、それを確認するための旅でしたが、なかなか楽しかったです。

で、その連休の最後にコロナが大ブレイクして以来帰ってなかった実家に帰還。
一年半ぶりですが、意外に何も変わってなかったです。ただし親が携帯をスマホに切り替えていたのですが馬鹿な年寄りから金だけふんだくってやれ、というラクラクホンなる代物を売りつけられておりました。

良いお値段の割には普通のスマホの3000倍くらい使いづらい、しかも何やってるのか判らないまま、いろんなものが勝手にバックグランドで動いてしまう、というシロモノ。

使い方が良くわからぬ、ということで相談されましたが、私にも判らないです。普通のスマホのほうがよほど使いやすい、というかアンドロイドタブレットを普通に使ってるのになんでこんなもの買ったの、という結論に。

アイコンデカくして、文字も大きくすれば馬鹿な老人には十分だろう的な設計思想が良く判る品で、日本人が情報機器の入力システムを独自に考えると、こんなものしか作れぬのか、と少々泣きたくなりました。

10月25日(月)『17』
F-1第17戦アメリカ、レッドブルホンダ&フェルスタッペン勝利。これまた凄いレースでした。今年のF-1はキリスト降臨以来の奇跡がバンバンやって来ちゃうみたいなレースが連発ですね。いやホントに歴史を目撃してると思います。一つのスポーツに、ハミルトン&フェルスタッペン級の天才二人が登場するって、そうは無いでしょう。

今回のレースで思った事。
アキュラの山本さん、異常にマッチョ。首を鍛えれば自分で運転してQ2位まで進出できるのでは。

そして角田選手、ようやく覚醒しましたね。今回は運でも流れでもなく、完全に実力での9位。同じレベルの車の中ではトップですから、ようやく来たな、と思います。年内の表彰台、見たいですね。

10月24日(日)『秋』
上野の不忍池でカワセミを目撃。15年ぶりくらいですね。定着してくれると嬉しいな。

週末、浅草、上野周辺を歩いて見た感じでは完全に人出は戻ってお店もほとんど再開してました。これが非常事態宣言後、日常化の第一歩なのか、次の流行の伏線になってしまうのか、しばらく様子見ですかね。

10月20日(水)『その後の漫画』
現在はアマゾンのKindleから完全にブックパスに移行したモノの(なにせ安い。ポンタポイントの取り方次第ではほとんど無料に近くなる場合も)、未だに無料デジタル漫画試し読み、そして気に入ったら購入を続けてます。

とりあえず、この半年ほどで全巻購入、あるいは三巻以上まで購入した漫画をまた上げておきます。

■姫様“拷問”の時間です
■ストレッチ
■家庭教師なずなさん
■地獄楽
■夏目アラタの結婚
■異世界おじさん
■クレバテス
■灼熱のニライカナイ
■ニジとクロ

気が付けば、この一年で過去五年分くらいの漫画を買ってますね。かつてのコンビニで立ち読み、気に入れば単行本の流れよりずっと強力な販促であるな、と思う。

でもって、そこにアマゾンプライムで膨大な量の映画を見た結果、虚構の法則性もいろいろ見えて来てるんですが、その辺りはまたいずれ。

10月17日(日)『天気』
8月末から約2か月近く、首都圏は快晴が続く、といった天気が全くない状態。
秋にこれだけ晴れない、というのはあまり記憶が無く、しかもあまり台風も来ない。
これも異常気象なんでしょうかね。

10月14日(木)『48時間』
コロナ予防接種二回目終了後、48時間が経過しました。
打ったところが30時間近く微妙に痛かったですが、とりあえずそれだけ。発熱や体調異常は無し。
この辺り、抗体関係の個人差があるのか、私の場合「コイツは馬鹿そうだから生理食塩水打ってもバレないでしょ」と判断されたかのどちらかだと思われます。

10月10日(日)『回復』
ダメ人間兼コックに会ってコロナ非常事態宣言解除後、飲食系のお店はお客さんが急回復してると聞く。
ただし、お店によってかなり差がついてる、との事だが、皆、我慢してたんですかね。

ついでに私が見れる範囲の情報で確認する限りでも都内のホテルの宿泊数が今週から急上昇しており、いろいろまた動き出してるな、という印象は確かに受けます。

それがどういう結果に結びつくかは、しばらく様子見でしょう。

10月05日(火)『お出かけ』
コロナの非常事態宣言が解除ということで、目黒の自然観察園に久しぶりに出かけてみる。
当たり前ですが、大きな変化もなく、相変わらず歩いて楽しい場所でした。

ついでに都内最大の商店街であり、日本最初の銀座商店街であるという戸越銀座に行ってみる。
初訪問でしたが、それなりに賑やか。ただしそれほどの規模ではなく、吉祥寺駅周辺、そして十条銀座などの方が商店街の規模としては上だと思いました。

ついでにそこから大崎の駅まで歩いてしまい、山手線で唯一降りたことが無かった駅を完全制覇。
再開発で大規模ビルだらけの駅前は全然人が居なくて、何だこりゃ、という駅でした。

ついでに東急目蒲線が20年近く前に消滅していたことを今回、初めて知る。
じゃあ目黒から蒲田に出かける人はどうすんだ、と思いましたが、そもそもそんな需要は無かったのか。
ただし廃線ではなく、分割して二つの路線になってしまったのですが、おかげで乗り換えのワケが判らず、東急沿線の人はよくこれで出かけられるな、と思う。ついでに東急、ウチは渋谷拠点ですから、池袋や新宿の連中とはオサレ度が違うのよ、という顔してますが、どっちかというと目黒、蒲田、五反田の電車だよねと思う。

09月27日(月)『呪術合戦としてのレース』
F-1第15戦、ロシア、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンはペナルティによる最下位スタートから二位。というか、最後の10分の雨でそれまでの長いレースのほとんどが無意味になるという凄い展開でした。今年は劇的な展開のレースが多いですね。

相変わらず、ハミルトンの豪運ぶりは強力ですが、今回はフェルスタッペンも運では互角でした。
普通に考えるとレッドブルもようやく魔術師か預言者からの支援を受けたか、ホンダが鈴鹿から伊勢神宮に支援を要請したかのどちらかでしょう。

気になるのは角田選手の不調で、自信喪失になってるようにも見えます。
スポーツ選手の場合、自信過剰はプラスになる事があっても、自信喪失は必ずマイナスにしか働かないので、早目の立ち直りを期待したいところです。

あとインディのチャンプにパロウがなりましたね。日本のフォーミュラレース経験者の活躍は嬉しいです。彼を日本出身みたいに書いてる報道には頭抱えますけども…。

09月24日(金)『第二回チャンピオン祭り』
青山のホンダ本社で開催中の「秋のホンダF-1チャンピオン祭り メカF-1総進撃」を見てきました。

もてぎのホールでも展示してなかったNAエンジン時代のマクラーレンホンダ&86年型ウィリアムズ総出演という夢のようなイベントですが、再婚相手の連れ子のような扱いで会場の隅っこに片づけられていたアルファタウリのマシンが凄かった。

レッドブルの車と同じく展示用の、ある意味1/1の模型…なんだけど、模型なのは表面だけで、おそらく床部、サスペンション、空力パーツなどの一部はホンモノ系です。
実際に使われた部品では無いと思うので、昨年の余りものか風洞実験とかで使ったものかは判りませんが、展示車両用の適当なモノでないのは確かです。

おかげで30分近く時間を潰してしまいましたが、やはり今のF-1の床下ダウンフォース稼ぎは要するに逆デルタ翼じゃん、と確信しました。
そのうち記事にするかもしれませんが、今年の内に間に合うかは不明。来年には全くレギュレーションが変わっちゃうんだけど、考え方は一緒だから、まあいいのか。

09月22日(水)『(無題)』
政府さんがお金を出してくださる、すなわち来年以降、増税か保険料の値上げで自動的に我々の収入から回収されるであろうコロナウィルスの予防接種一回目に行きました

最初は7月下旬に、以後、どんな馬鹿でも受けていいよ君も含まれるよ、という親切な通知が区役所から来たんですが、指定の予約開始日時には予約サイトに繋がることすらできないまま終了。
二回目もほぼ同じ結果であり、まあ実際、独り身のいい歳したオッサンであり社会的に消失しても問題ない私より、切実に必要とする子供のいる家庭とか職業上必要とされる人たちが優先されるべきであろう、としばらくは放っておくことに。私みたいな立場の人間が我先に殺到するのはどう考えてもホメられた事ないですからね。

ところが先日ちょっとサイトを見たら、今ならキャンセルが出て接種可能ですよ、とのお知らせが。余ってるなら私みたいのが利用しても迷惑ではあるまい、という事で行ってきました。

でもって日本の美しい伝統的風習として先に予防接種を受けた人間は順番待ちの人間に注射の内容がどれほどのものだったかを知らせる、というものがあります。一般的には小学生くらいまでに見られるものですが、私の周りは馬…いや、童心を持った純粋な連中が多いようで、多くの情報を頂きました。ざっとまとめると、

●注射器はモーゼルのマシンピストルのような形状で反動は大きく、当然、死ぬほど痛い

●態度が悪い人間にはリボルバー式の注射器が持ち出され、最初にリボルバーを回させられる。通常でも死ぬほど痛いが三発一発はホントに死ぬワクチンが入ってる

●注射後は腕が北斗神拳伝承者並みに腕が腫れあがり死ぬほど痛い

●ワクチン注射から0.5秒以内の誤差でポマード、ポマード、ポマードと三回素早く唱えないと注射の翌日にメリーさんが後ろに来て死ぬ

●ワクチンの108本に1本の割合でアタリが入っており、その場合、もう一本打ってもらえる。当然、死ぬほど痛い

私にも当然の義務として、順番待ちの皆さんに真実を伝える義務があるので確認して置くと、全て本当でした。がんばってください。

ついでに文京区の皆さんにビッグなお知らせをすると、区役所25階の会場は、以前のレストランの場所で、このため以前はお金払って、しかも窓際の席が空いてない限り見れなかった展望台南側の光景が接種会場で思う存分見れます。おススメだよ。

ついでに接種から15分以内に血液が叫びながら逃げ出す症状が出ないかを確認する待機時間があるんですが、その待機中、横に座った女子高生のお姉さんが、ピョートル大帝に関する新書を読みだして驚きました。いま女子高生の間ではやってるの?ピョートル大帝。まあ、面白い人ではありますが…

ちなみに現在24時間が経過しましたが、よく聞く発熱も腕の痛みも無し。接種後1時間から10時間後くらいまでちょっとボーっとしてる感じはありましたが、その程度でした。

09月19日(日)『偏向』
トヨタ社長の五輪は開催して四輪はダメなのはなんで、という清く正しく大人になることを拒否した発言に感涙する。とりあえず、年内一杯でホンダファンは引退、トヨタ派に鞍替えします。といっても車買う予定とかは無いんですけどね。

トヨタに関してもいろいろ書きたいな、と思ってはいるんですが、どうしても佐吉さんはジョーの丹下ジムの近所に住んでいた時期があるとか(約80年の時間差があるけど)、喜一郎さんのお母様の謎は近年一気に研究が進んだとか、そんな話ばかりになるので止めときます。
いずれトヨタの自動車博物館を訪問したら、その時に一気にやります。あと豊田家と盛田家の謎とか。

09月18日(土)『007』
Amazon Prime ビデオに「007は二度死ぬ」が入ってる!感激したので書きたいことは全部書くぞ。

ボンド・カーが屋根を切っちゃった白のトヨタ2000GTだったり(内部が狭くてコネリーが乗った上に撮影は無理だったから切ったらしい)、ボンドがニンジャ訓練を受けてニンジャ部隊と敵基地を襲撃したり、ボンドが手裏剣でピンチを切り抜けたりと話題の多い作品ですが、当然、ここではそれ以外の部分を取り上げます。

まず、この作品の脚本は小説書いちゃう戦闘機パイロットのロアルト・ダールで、彼が映画の脚本を書いたのはチキチキ・バンバンとこの零式七号再死亡だけ。
ちなみにダールの「少年」が司馬遼太郎記念館の本棚に入っていて驚いた記憶があります。

そのダールが脚本だったからかもしれませんが、007史上というか、映画史上でももっとも奇妙で臨場感のある空中戦が出てきます。すなわちボンドの操縦する、主翼の代わりに回転翼を積んだ飛行機、オートジャイロとヘリコプター軍団の空中戦です。

日本人ならオートジャイロと聞けばカリオストロの城ですが、実際、元ネタの一つと思われ、時間と予算からカットされたカリオストロのラストシーンで、宮崎さんはこういった空中戦をやりたかったんだろうな、と思いながら見ると涙が止まりません。

ついでに水中の秘密通路を泳いで侵入するとか、最後に主人公が脱出した後、飛行機が飛んできて救援物資を投下するとかも、カリオストロの城の元ネタの一部でしょう。

ちなみに「紅の豚」にもダールの小説そのまんまのシーンがあったりします。

さらに言えば、噴火口地下の秘密基地とその天井の開閉式の入り口は、恐らく「アキラ」でアキラ君が寝ていた秘密基地のデザインの元ネタです。

もっと細かく見て行くとサンダーバードとか、ウルトラセブン(7である)の秘密基地とオープニング映像とか、まあホントに色んなもののルーツになってるのです。

ただしお話はとてもつまらないのですが、バカ映画として観れば、今でも十分楽しめます。丹波哲郎さんの吹き替え英語が、日本人風の発音にしようとして妙な感じになってたりもしますけどね。

09月13日(月)『モンツァ』
F-1第14戦、モンツァ、毎年荒れるイタリアGPは今年も大荒れでした。
まさかのマクラーレン1&2、そしてリカルドの完全復活ですが、ホンダは全くいいところが無かったですね。残念。

そしてF-1名物、チャンピオン候補同士の接触リタイアの本年二回目が発生。今回は両者リタイアで、荒れるでしょう。これは今後も怖いなあ。

09月08日(水)『静かなる侵略』
今年に入って都内で起きつつある最大の変化はオリオンのルートビアを入れた販売機がじわじわと増えてる、という実に素晴らしい状況だと思われます。

昨年あたりまで、自宅から一番近い自販機は銀座のはずれ、昭和通りの北にあるのみでめったに買いに行けなかったのが、今年に入ってから自転車で10分圏内に二台も登場、わたくし大感激状態です。

ただどちらも結構な坂を超えて行かねばならぬのがちょっとキツイところですが。

09月06日(月)『天才の歴史』
2021年F-1第13戦、レッドブルホンダが勝利。
フェルスタッペンの7勝目ですが、メルセデスのハミルトンとの戦いは久しぶりに史上まれにみる「個人戦のスポーツに二人の天才が降臨してしまった」世界でした。

これだけの戦いはホントにセナとプロストの死闘だった1988年から93年まで以来じゃないでしょうか。シューマッハの時代に彼に匹敵する天才の敵は無く、それ以外の人たちは車の性能で勝ったというのが7割でしたから。
ああ、歴史を目撃してるんだなあ、と思っております。それがホンダF-1の最終年なのがまた劇的ではあります。

ついでに速さなら多分、フェルスタッペンが上なんですが、運という要素、ナポレオンがこれが無ければ勝てるわけないじゃん、と認めていた要素では未だにハミルトンが上です。
というかホントにこの人の豪運は恐ろしいほどで、よほど有利な契約を悪魔と結んでるので無い限り、人生後半は揺り戻しで悲惨な事になりそうで、余計なお世話ながら心配になりますね。

09月04日(土)『高野文子』
年号が令和になった今になって高野文子さんの名をアニメーションの世界で見かけて驚く。
この方の1980年代中盤の作品は絵も内容も神がかり的なものがありました。「おともだち」でピークを迎えた後、一気に才能がしぼんでしまったのと、ご本人が以後、ほとんど描かなくなってしまったのは今でも悲しいところだったりします。

ただ安藤雅司さんの作画で見たかったなあ、というのと、今更、平家物語かあ、という事で残念ながら興味が出ないのですが。

しかし高野さんのアニメーション関連というと、クラッシャージョウのゲストキャラとマクドナルドのCMのはずで、どちらにせよ35年ぶりくらいですか。凄いといえば凄いですね。

08月30日(月)『第12戦』
F-1ベルギー戦、ホンダ勝利。
というか、ここ数戦変なレースが続きますが、悪天候のため三時間かけてフォーメーションラップ二周で終わり、予選順位がそのまま決勝結果になるという事態は初めて見ました。前例、無いのでは?

でもって雨で思ったのはペレス、角田の遅さ、しかもペレスはまたもコースアウト。
二人とも下手なドライバーでは無いので、よほどファーストドライバー、フェルスタッペンとガスリーに合わせたセッティングの車になっており、それ以外の人間には扱いにくく、雨だとまともに走らせるのも一苦労なんだろうなあ、と思う。

08月29日(日)『英語の限界』
オーストラリアの個人研究者という方からサンゴ海海戦に関する問い合わせのメールをもらう。
メールもかなり怪しいけど日本語だし、しかもあの内容の日本語を全部読んだのか、と驚いたらどうも機械翻訳によるものだと判明。最近の機械翻訳は凄いな、と思う。

そして同時に、失礼ながらやはり歴史、文化、といった文系学問における英語圏の研究者のレベルは低いなと痛感する。

この方、機械翻訳抜きでも多少の日本語はできたので(ただし漢字はほぼダメ)、英語と日本語のチャンポンで何度かやりとりしていろんな彼らの“常識”を知る事になりました。
例えば加賀は日本の山の名だと教わったとか、万歳はBombs away、発射、ぶち込め!、あるいは Recklessly attack、無謀な攻撃、さらにはTally-ho、かかれ、やれ、といった意味だと思われてるそうな。あとガ島がガダルカナルの意味だとも知らなかったとか。多少の日本語知識ではその辺りが限界ですかね。

この点、英語圏の研究者とか文化人の皆さんの「英語への信頼感」はちょっと想像を絶するほどで、英語さえ判れば世界は理解できると本気で思ってる人が少なくありません。が、そんなの日本人から見て、英語だけで日本をどれだけ理解できるのか、を考えれば、それがいかに馬鹿げた考え方なのか、すぐ理解できる所なんですがね。

この点、諸外国の研究者や知識人は大抵、自国語と英語ができるので、英語しかできない連中より文化、歴史、宗教などに関してははるかに深い知識を持っています。
なので個人的には純粋に科学的な分野以外の英語圏の研究者の話は全く信用してません(笑)。
あの人たちは本気で英語だけで世界が理解できると思ってますし、それどころか場合によっては英語が話せないのはみんな馬鹿だとすら考えてるフシがあります。現実は全く反対なのですが。

この点、20世紀初頭辺りまでだと、イギリスの知識人はラテン語ができたので、カエサルのガリア戦記を原書で読んでたりして、その研究は信頼で来たんですが、それも今は昔ですね。それでもラテン語で聖書を読めばキリスト教の根源を知れる、と勘違いしてる連中はいたんですが(言うまでもなく聖書はセム語圏の著作でラテン語とは完全に別言語)。

さらにちなみに、同時代でもイギリスに留学した連中を別にすると、アメリカ人の知識人でラテン語ができる人間は皆無でした。そのくせ、ちょっとカッコつけてラテン語を使うのが20世紀初頭辺りまで流行っていたので、軍の部隊や政治機関のモットーなどにやたらとラテン語が使われています。
この辺り、バカみたいなカタカナ英語が氾濫する今の日本に似ていて、あまり頭が良いようには見えないですね。

まあそんな感じで、英語圏の皆さんは、もう少し外国語を勉強した方がいいのでは、と改めて思ったのでした。

08月23日(月)『三大』
トヨタがル・マン24時間で総合優勝。
まあ出走してるのが5台だけ、内2台がトヨタではある意味、必然なんですが、それでもこれで今年の三大レース、モナコ、インディ500、ル・マンと全て日本製エンジンの勝利です。めでたい。

08月22日(日)『14.5mm』
クルド人防衛隊(YPG)に志願兵としてアメリカから参加した元海兵隊員の手記を読んでいたら、川を挟んでISISのスナイパーに狙われた話が出てくる。

国境の川なので対岸の陣地まで2q以上あるのに、かなり正確に狙われた、というのも驚きながらオトリに立てたカカシに入った弾丸を拾ってみたら14.5o弾だったらしくさらに驚く。

それって第二次世界大戦のソ連の対戦車ライフル弾じゃん。確かにあの時も数百メートル先にある戦車の運転席、および砲塔上の覗き窓のガラスとか、名人芸級の射撃をやってたようですが、そんな重い弾で2q先を狙えるのか。12.7oの間違いじゃないの、と思って確認したら、実在しました14.5oスナイパーライフル。凄い世界だな。

ちなみに地球上の万物は空気抵抗を無視できる場合、等しく重力加速度の時間積分ずつ、すなわち最低でも秒間4.9m以上で自由落下しています。
それだけ重いライフル弾の初速はどうやっても1000mを超えれないと思うので、2qだと飛行時間は2秒以上、すなわち20m近く落下する計算です。実際は落下の際の空気抵抗、ライフリングによる弾の回転、および少し伏角を取って撃つことで生じる揚力があるのでもう少し緩やかですが、それでも15m近くは落下するでしょう。よって上向きに山なりに撃つ、しかも結構な角度で撃つ必要があるはず。

放物線状に撃つ以上、銃身の延長である射線上に照準器を設定してしまうと未来永劫当たりませんから、ほとんど対象を見ないで撃つことになるのでは?いやはや2q先からスナイパーに狙われる戦争があるとは、想像もしてませんでした…

08月16日(月)『二度目』
アフガニスタン、アメリカが膨大な金と時間と人命をドブに捨てた第三の舞台になりつつありますね。

最初は大戦中から戦後の中華民国、すなわち蒋介石の中国、そして次にベトナムと腐敗しきった現地の権力者にどれだけ金と資材をつぎ込んでも無駄、と散々学習したはずなのに。

あれだけの組織を持つ国が、ここまで外交音痴なのは、何か人類の根幹的な欠陥のありかを示してるような気もしますが、馬鹿なだけ、という可能性も捨てきれませぬ。

これが金と時間だけならまだマシですが、毎回、膨大な人命を失ってるのですから、ホントにタチが悪いと思います。

ただしアメリカの名誉のために言っておくと、政治的介入の成功例として戦後の日本と西ドイツがあるんですが、前記の国々とはアメリカが介入した段階での政治的成熟度が違い過ぎるので参考にはならんでしょう。

08月12日(木)『明治神宮』
コロナウィルスがエライことになってる関係で遠出はできず、なので明治神宮に久しぶりに散歩に行く。

人は少ないものの、閉鎖された参道も多く、ぐるっと一周はできませんでしたが、都心の原生林を歩くのはやはり楽しいです。

都心にありながら神域のため皇居と並んで手つかずの自然が残された一帯であり、個人的には原宿側の表参道から本殿に抜け、東側の道を抜けて代々木の参道から原宿まで戻るのがお気に入りのコース。途中、本殿を再度東西に横断して代々木公園側の道を南下するのも好きで、前者が約1.5q、後者が約2kmと結構な距離の森林散策となるのです。

神宮の本殿は空襲で焼けてるのですが、周囲の森は焼夷弾に耐えてほぼ無傷で生き延びたため、一帯は最低でも百年、場所によっては御料地になる前から数百年の樹木がうっそうと生い茂っていて下手な郊外の緑地より見事な森林を形成し、歩いていて飽きませぬ。

首都圏東部で生まれ育ち、東京東部に住んでる現状に何の不満もありませんが、明治神宮と代々木公園だけは、東京西部の住環境がうらやましいと思う事が多いです。

08月09日(月)『竜とそばかすの姫』
細田監督の「竜とそばかすの姫」を地雷映画男を巻き込んで日比谷で鑑賞。
コロナウィルスの猛威で映画館が一席置きに着座、という方式に戻ってましたが、500人前後のハコでほぼ満席でした。

ここまで観に行かなかったのは時間が取れなかったというのも一因ですが、同時に前作の失望があまりに大きく、今回でトドメを刺される覚悟に時間が掛ったというのもあります。

が、杞憂でした。素晴らしい映画でございました。
細田監督、完全復活どころか新たな扉をぶち破って、その先に行ってしまった感があります。

正直言えば細田作品らしく物語に細かい穴は無数にあるんですが、そんなものは気にするな、という完成度と内容であり鑑賞後に言葉が無かった、というのは久しぶりの衝撃でございました。

細田監督の空間把握能力が3D技術を得て人類最強レベルに強化されてしまった結果、日本風アニメと3Dアニメの融合に完全な正解を与えてしまった印象があるとか、「時をかける少女」と「サマーウォーズ」で少年少女の恋愛を描いて以降、迷走した印象のある細田監督が原点に戻ってきて満塁ホームランとハットトリックを決めてしまったので次はどうするのだろうとか、「もののけ姫」と「美女と野獣」とフランス文学の関係とか、宮崎監督の直系と言っていい庵野さんと、破門されたといっていい細田さんの作品傾向とか、いろいろ頭の中でグルグル回ってるのですが、やめましょう。

この作品を語る全ての言葉が野暮になります。それほどの作品でした。
新たなる虚構の頂点の出現を目撃てきたことをとてもうれしく思いますし、これほどの作品を観せていただいた事に心からお礼申し上げます。

08月07日(土)『100万PV』
職場でかかわっている仕事で、Webサイトの運営に置いて100万ページヴューという単位にこだわりがある事を知る。

いやでも、それ大した数字じゃないぞ、うちのサイトでも年間の半分くらいはその数字超えてるけど、夕撃旅団が街中で話題になんかなってないでしょ、むしろ誰も知らないでしょ、と思ったけど黙ってました。

08月06日(金)『近況』
ダメ人間兼コックと久しぶりにあってお互いの現況を確認。
とりあえずガストのチーズインハンバーグとドクターペッパーの組み合わせは人類が対抗できるレベルを超えた、という点の認識を共有する。

デイお母さま来団4周年を迎える。
もう4年のようなまだ4年のような感じですが、4年で最大12匹、現状10匹まで拡大されたデグー軍団の基礎を築いたお母さま、今後も元気で居てね、と思う。

08月02日(月)『豪運』
F-1第11戦、再びレッドブルホンダ、敗北。
というか、二戦連続で極めて不運なレースでした。といってもその「不運」の原因が二回連続、チャンピオンシップを争ってるメルセデスで、狙ってやってねえかこれ、という気すらしてきますが…

そして相変わらず悪魔と契約してるハミルトンの豪運ぶりが際立っていたレースでした。運だけでは勝てませんが、運が無くては勝てないのもまたF-1。ただしあまりに運が良すぎですから、以後、FIAは悪魔との契約をレギュレーションで禁止すべきだろうと思います。

角田選手、二戦連続でいろんな意味でドライバーとして最低の走りでしたが、その中で二戦連続入賞、しかも今回は自己ベストタイの7位。これがF-1であり、こういった走りができるということはこの人もやはり何かを持ってるな、と思います。

07月31日(土)『左手首』
現在、グウ母ちゃん以外はすべて3匹ずつのカゴ生活となっているデグー軍団。

このためオヤツの時は奪い合いになりやすく、興奮してきた連中は、
「早く、早く寄こすでですよ」「ムキーッ、それは僕のですよ」
とばかりに飼い主の手に襲い掛かり、興奮が最高潮になると爪を立ててよじ登る、引き寄せようとして引っ掻くとやりたい放題になります。

するとどうなるか、というと飼い主の腕は傷だらけに。場合によっては血が薄っすらと滲むくらいの跡が残ります。まあ毎回ではないし、これも愛であろうと我慢してたのですが、現在、季節は夏。

するとどうなるか、というと職場で話をしてると、相手がやけに私の左腕をチラチラと見る。
なんだろうと思ってみると、左手首付近に、デグー襲撃の跡である無数の引っ掻き傷がありにけり。

いや違うから、この傷はそういうんじゃないから、とあわてて説明する羽目になりました。
デグーによる様々な被害は一通り経験済み、と思ってましたが、まだまだだな、と思い知った夏の日。

07月27日(火)『カメラ』
夕撃旅団公式カメラであるLX-100m2が二度目の修理から帰ってくる。
昨年の8月に修理に出したのと同じホコリがレンズの中に入って受光部に付着してしまったもので、すなわち購入してから年に一度の頻度でホコリが入ってることに。

ほぼ同じ構造の先代カメラ、LX-100も使い始めて3年目に同じ理由で分解掃除に出してるので、思った以上にホコリが入りやすいと知る。普段はウレタン系の糸くずが出ない袋に入れてるんですが、今回の北海道旅行で、衣類と一緒に一時的にリュックに入れてたのがまずかった可能性があり。
分解清掃で毎回4000円近くかかるので、今後は必ず専用袋以外には収納するのを避ける必要がありそうです。

次に生まれ変わってもこのカメラを買う、という位に気に入ってるものの、ちょっとこの欠点は何とかして欲しいところ。もっとも、デジカメ不況が続く今、次のLXシリーズがでるか微妙なところですが…

ついでにデカい液晶画面があるのに電子ファインダーがある意味が理解できないので、あれは外してフラッシュを戻して欲しいのと、タッチ画面は誤作動の元になる以外、なんの意味もないのでこれもやめて欲しいところ。
この二点を無くすだけで、もっと安くできるはずですしね。さすがに新品10万円前後は高すぎだと思うのです。

07月21日(水)『驚愕す』
ロシアのスホーイ製新型ステルス機の写真を見て久しぶりに航空機の革新に大興奮しております。

これ、X-32式と見せかけて実質的にXF8U-3世代の元祖DSI空気取り入れ口であり、あれだけデカい仕切り板を中に入れてる以上、本気でマッハ2を狙ってる可能性があります。

そしてDSIの渦を利用してLERX代わりの高揚力装置にしており、それ、俺も考えてたのにー、と悔しくて枕を涙で濡らしてます。

さらに尾翼はほぼYF-23式の斜め二枚式の尾翼ですから、ステルス性を重視したまま、戦闘機である以上、運動性も諦めないよ、というスホーイからの強烈なメッセージでしょう。
というかYF-23の夢がここで結実した、という気すらします。

いやもう、外見からアイデアの満載ぶりに驚愕する機体はYF-16以来、人類史上45年ぶりでしょう。ぜひ実物が見たいですし、見なくても書きたいことは山ほどあるので、いずれ記事したいです。

いやはや、凄いな、ロシア。後はエンジンと離陸重量を上手く処理すれば決定的な性能を持つことができる可能性を感じる機体です。もう自衛隊の皆さん、三菱重工という名のドブに三度目の税金を捨てるなら、これ買いましょうよ。

07月19日(月)『遺恨』
F-1第10戦、ホンダ勢、完敗。
というか、年間ドライバーズランキング順位のトップを争う二人、メレセデスのハミルトンがレッドブルのフェルスタッペンを弾き出してリタイアさせての優勝、という久しぶりに遺恨の残る、極めて後味の悪いレースとなりました。

年間王者の候補が事実上、二人に絞られるとこういった事故が起きるのはF-1の定番ですが、今回のは中でも印象が悪いもので、おそらく今後、二人の関係は決定的に終わるだろう、という内容でした。

かつての強運を失ったように見えたハミルトンですが、ここにきて、またその「持ってる運」の力が返ってきたようにもみえます。悪魔との契約って生涯に複数できるんですかね。

07月15日(木)『帰還』
さて、北海道旅行から帰ってきました。
昨年の仙台からしばらく連続して旅行に出てる理由は二つあり、どちらもコロナウィルスが絡みます。

まず第一に海外に行けなくなってしまったので、毎年貯めておいた旅行資金が残ってること。
通常、海外旅行は国内旅行2倍分以上、欧米方面に行くなら確実に4倍は予算が必要なのです。
よって、現状、予算に余裕があるので、これまであまり見てなかった国内を歩き回ってみよう、と思ったのです。

第二に、申し訳ない気もするのですが、人が動かなくなった影響で、交通費、宿泊費が、かなり安い事。
海外からの旅行者の増加で、ここ数年、国内のホテルはかなり高めでした。
実際、今回は飛行機の欠航もあって三泊するはめになったのに、総額では2017年に同じ札幌で二泊した時の半額以下で済んでます。

また航空機料金も安くなっており、これを利用すると、従来の半額以下で国内の各所に行けるのです。
まあ、今回は格安航空会社のジェットスターの機材不備による欠航という事故があったお陰で、ベラボーに高くついてしまいましたが…。

ついでに格安航空会社の料金は、一定のリスクと引き換えなのは当然なので、今回の欠航はまあ運が悪かったな、程度に考えてますが、その対応が酷かった(笑)。

悪天候による大幅な遅延は何度か経験してますが、欠航というのは初めて。
よってどうしたらいいのか良く判らん、という状態だったのにとにかくカウンターに来い、とだけ機内放送があっただけ。
結局、臨時便を翌日に出すか出さないかすら欠航決定から2時間近く説明が無し。
このため、こういった状況に慣れてる人から早い者勝ちで翌日の空席を抑えてしまい、子供連れの家族、お年寄りといった、最も救済が必要なはずの人たちが全て取り残されてしまうことに。

冷静に考えれば、格安航空会社に臨時便を出す機材の余裕が無いのは明白なんですが、最初は出す、と説明してたため、要らぬ混乱を招いていました。

典型的な、根拠なき楽観による情報提供で事態を悪化させるパターンですね。危機管理としては最悪のものでして、褒められたものでは無いでしょう。
もっとも、この辺りの危機管理が出来るかは、きちんとした人材をその地位に着けてるか次第なので、そんなことできてる会社の方が少数ではあるんですが。

とりあえず今回の教訓として、どんな理由であれ欠航になったらさっさと払い戻しキャンセルして、別便を予約する、それができないなら、他の会社の便を探す、という事ですね。

07月11日(日)『KG』
キングコングVSゴジラを地雷映画男を巻き込んで鑑賞に。

ラドンの人間性に疑問を感じさせるだけで終わった前作に比べると意外や普通に面白かったです。
まあ、いろいろあれで、そこは目をつぶった上で、という作品でもあるのですが(笑)。

ちなみにご本人もやらなかったエヴァンゲリオン式ゴジラ映画を代わりにハリウッドが造っちゃった、という内容なんですが、驚いたのは随所に見られたキューブリック式の演出。
これ、庵野秀明さんの演出を模倣した結果、偶然そうなっちゃのか、それともこの作品の監督も庵野さんの中にあるキューブリックに気が付いた上でお遊び的にこれを取り込んだのか。
後者ならスルドイ奴がアメリカにも居るんだな、というところなんですが、どうなんでしょうね、この辺り。

07月07日(水)『夏』
上野の不忍池のハスが満開を迎えつつあります。
ついでにセミの声も初めて確認。いよいよ夏ですね。ただしセミは例年より一週間くらい速い気がします。

07月05日(月)『6』
2021年、F-1レッドブル ホンダ、6勝目。

現在、勝率66.7%、余程のことが無い限り(常にもう一台がリタイアし続けるとか)、勝率5割あればコンストラクターチャンプは獲れますから、このま6割を維持できれば王者は獲れます。さあ、ここからが正念場だ。
ちなみに今年もし予定通り23戦が行われるのなら、残り14戦。これに全勝すれば、メルセデスが持つ年間勝利記録、2016年の19勝を超えられますぜ。
ただし勝率だと87%止まりで、21戦だった時代のメルセデスによる90.5%には及びませんが…。もっともこの点は以前にも触れたように1988年のマクラーレンホンダが持つ勝率93.8%が未だに最高記録となんですけどね。

ただし2008年の元ホンダチーム、ブラウンがチャンプを獲った時は開幕後、7戦中6勝しながらその後、完全失速、後半10戦は2勝しかできなかった(チャンプを獲ったバトンは前半戦6勝後、後半10戦は未勝利、表彰台2回でだけ終わる)ので油断大敵ですけども。

でもって今回のレース、ホンダエンジンを使用する二チームのセカンドドライバー、ペレスと角田が両者5秒ペナルティーを二回受けて10秒のハンディを負う、という前代未聞の展開になりました。というか、こんだけペナルティーが連発されたレースも珍しいような。

さらに、それぞれのチームの車はもはやフェルスタッペン&ガルリースペシャルな車に仕上がってるように見え、セカンドドライバーは今後も苦労が予想されますから、その点はちょっと不安ですね。
今のF-1はほんとに繊細で、そうなるとサイズの合わない靴でオリンピックの100m走を走らされるようなものでしょうから。
この点はマクラーレンも同じで、リカルドは見ていてちょっと気の毒です。

06月29日(火)『旧公衆衛生院』
3年前に公開が始まり、気にはなっていたもののコロナだなんだで未訪だった港区郷土歴史館、ゆかしの杜に行ってみる。
これは昭和13年、1938年に完成した旧公衆衛生院の建物を利用した施設で、2002年まで現役だったものを港区が譲り受けて公開してるものです。ただい杜と言っても特に緑地とかはないんですけども…

これはなかなか見事な建物で、設計は安田講堂を始めとする、震災後の東大本郷本部の建物の多くを設計した内田祥三によります。東大は日本で一番賢い大学なので、当然の権利として古い建物はバンバン墓石、否、破壊して新しくしているため、内田さんの建築はどんどん絶滅しつつある中、貴重なものでしょう。

ちなみに建物どころか公衆衛生院という組織そのものも、アメリカのロックフェラー財団の寄付金によるものです。
これは関東大震災後、あの財団が日本に贈った大規模援助の一つなんですが、この大規模援助そのものがありまり知られてませんね。ちなみに震災で破壊された東大本郷本部に再建された図書館もロックフェラーの寄付金による建築でした(厳密には他国からの寄付も流用したが)。
恩を知る、という意味では日本人として知っておくべきことの一つだと思います。

ちなみに当時の額で東大図書館には400万円、公衆衛生院には350万円を寄贈してますが、一部は財団ではなく、ジョン・ロックフェラーJr.個人の寄付だ、という話もあり。ただし詳細は未確認。

06月28日(月)『ホンダ』
レッドブル・ホンダF-1チーム、本年度5勝目。
前二回が死闘とでもいうべきレースの中での勝利でしたが、今回は王者の戦い、全盛期の第二期ホンダエンジンを思い出させる勝ち方で、なんかもう、涙が出そうでした。

ちなみにホンダエンジンが最後のタイトルを獲った1991年でも勝率は16戦8勝で5割、現状は8戦5勝で5割を超えて来ました。ホンダの勝利率が5割を超えたのは1991年前半以来の事です。

ついでにフェルスタッペン選手、ここ数年に渡り年間3勝以上の壁が破れずにいましたが、ついに4勝目、しかもこれも初めての連勝です。いよいよだな、という感じです。このまま突っ走って欲しいところ。

角田選手は、初戦以来、8戦目にして一度も車を壊さずに決勝まで終了、しかも今回は第三予選まで進出ですから、ようやくまともに全ての予定をこなした、という印象でした。
結果的には予選で食らった三位降格ペナルティとレースでタイヤ交換後、アロンソの後ろに出てしまったのが全てでしたね。多分に不運があり、運は人の力ではどうしようもないので、それを除けばこちらもそろそろかな、と思っております。
F-3、F-2と違ってF-1は抜けないのだ、というのが体に染みついてから、ここからが勝負でしょう。

06月23日(水)『悪化』
秋葉原駅前の電気街側周辺における空きビル率の増加は以前も書きましたが、あれから半年近くたっても状況は変わらず…どころか悪化してますね。さらに空テナントが増えてます。

なんだかんだで30年近く秋葉原の街を見てきましたが、こういった状況は初めて。
特に今の秋葉原は、つくばエクスプレスの始発駅、すなわち都内のターミナル駅の一つなのにこれ、というのは驚きです。何かが変わりつつあるんだけど、それが何かはまだ判りませぬ。

06月21日(月)『よし来た』
レッドブルホンダ、本年4勝目。
ホンダエンジンが年間4勝を超えたのは1992年以来、約30年ぶりです(この年は5勝)。これで残(以下略)。

凄まじく、素晴らしいレースでした。ここ15年近くブランクがあって、2019年から通年観戦に復帰した視聴者としては、いつ以来か覚えてないくらいにチーム戦略とドライバー同士の見事な戦いで、いや、面白かったです。

ハミルトンとフェルスタペンは、プロストが引退し、セナが亡くなりシューマッハの時代が訪れて以降、数十年ぶりに二人の天才がこの競技に登場した感じですね。歴史を目撃してるののだな、と思いながら見てます。

角田選手の予選でのクラッシュは残念。
F-1でもトップクラスで戦える才能があってもクラッシュしてしまっては全て無になりますから、そろそろ注意が欲しいところ。才能ある選手って、ある段階で突然、速さを開花させる印象がありますが、それが間に合う事を期待してます。マンセルの時代のように、周囲がのんびりと待ってくれる時代ではもはや無いですから、それだけが心配。

06月19日(土)『知らぬ』
取引先の新人さんが部署替えになるとの事で挨拶に来る。
でもって、昨年の夏にウチに来るようになってからはコロナウィルスのおかげで常にマスク姿だったため、お互い相手の素顔を一度も見ないままに終わる。
何かの推理小説のトリックに使えそうな状況だなあ、と思うのと同時に、すごい時代を生きてるんだよね、と改めて思う。

06月14日(月)『無念』
血中リスニウムが危機的状況にまで低下しているのを感じ、このままでは命がキケンと思われたので井之頭動物園のリスの小道さんに会いに行こうと思ったら、現在は予約入場制だと知り、挫折。

おのれ、コロナウィルス、覚えておくがいい。

06月10日(木)『市電車内』
エバンゲリオンで出てくる夕日の市電車内の演出とか、千と千尋の神隠しの最後の市電とかは「それから市電」の延長線だよ、という話をするも誰も理解してくれず。

森田 芳光監督の1985年の作品で、言うまでもなく漱石の小説の映画化です。
松田優作 藤谷美和子 小林薫と出演俳優がオール怪獣大進撃状態なのと独特な演出で一見の価値はある作品だと思います。ただし個人的にはそれからは小説で読んだ方がいいと思いますが。

映像的にいろいろ凝った作品であり、物語の中で幻想的な舞台として登場するのが市電でして、夕日で真っ赤になった車内とかはまさにこの作品が元ネタでしょう。他にも月と市電とか印象的なシーンが多く、意外にいろいろな場所に影響を与えてる映画です。

06月07日(月)『ホンダ-3』
F-1のレッドブル・ホンダ チーム本年3勝目。このまま残り全勝すれ(以下略)

年に何度かは荒れに荒れるレースってのがあるんですが、それにしても今回は凄かった。
フリー走行2回目以降、フリー走行3回目、Q1、Q2、Q3の全予選、さらには本戦までもが赤旗中断ありって初めて見たような気が。

さらに現在ドライバーの年間順位でトップで一位走行中だったフェルスタッペンが残り6周でパンクによりリタイア、これによって年間順位二位のハミルトンが一気に逆転を…と思ったらこっちはこっちで直後に自滅で最下位に。
そして最後に勝ったのは苦労人のベテラン、いぶし銀のペレスってどれだけドラマチックなレースなのよ、という感じでした。

それにしても、ここ数年、悪魔とでも契約してんじゃないの、ってくらいの強運だったハミルトンが、ここに来て突然、幸運の加護を失いつつありますね。
契約が切れたのか、それとも世界の流れが変わったのか。

角田選手は7位でしたが、彼の経歴からすると、生まれて初めて周りの敵全てが自分と対等以上の才能を持ち、そして全員が自分より経験豊富という環境の中に置かれてるように見えます(シューマッハとマゼピンの新人二人ですらコロナ騒動前からF-2を走ってたので昨年だけしかF-2で走ってない角田より多くのサーキットの走行経験がある)。

それでも世の中には凄い才能を持った連中が居る、簡単には勝てないと認識さえできてしまえば、彼の才能があれば後は勝つ方法を考えるだけなので、年内には表彰台狙えると思っております。

06月06日(日)『2020年代の虚構』
電子書籍販売サイトの多くが無料試し読みの漫画を掲載してるので、ここ1年半の間にこれまでの人生で出会った漫画の半数近くに軽く匹敵する作品を読むことができました。
その結果、2015年ごろから一部の漫画の内容が格段に進化しており、理由は不明ながら創造性の黄金期、業界内の爆発的進化が漫画に発生してる事に気が付きました。

でもって従来なら死んでも読まなかったろう、というような作品もとりあえず拾い読みすると、意外に面白かったりして、人生は冒険しないとつまらんのだな、と思ったり。
そして、さらなる発見は、ドラクエ系RPGの世界観を頂戴した作品とその亜流、ゲーム系世界観の中へ転生する物語に意外と面白いものが出てきてる、という点です。

それらはドラクエの大ヒット後、20世紀のころから既に存在しており、正直どれもこれも同じような内容でウンザリでしたが、近年、これが独自進化してます。
この辺りは、時代劇や西部劇、場合によってはどこの欧米諸国だか判らん世界を舞台にした無数の少女漫画作品のように、世界観が予め決まっているジャンルである事が重要なのでしょう。

「世界観が読者の中に最初から認識されてる」ジャンルの場合、虚構として最もやっかいな物語の舞台となる世界観の創作が不要になり、作者が登場人物と物語の仕掛け部分の虚構に集中すればいい、という利点が生きてるようです。
特に「世界観が読者の中に最初から認識されてる」ジャンルの中でも自由度が高いのがこのドラクエ系の世界観ですから(何せ時代劇や西部劇のような史実ではないので考証の必要すらなく、そもそも現実世界に繋がりが無いのでそれこそ何でもありだ)、それに気づいた創造性の高い人たちの活躍が始まったのでしょう。

といった感じで、とりあえず試し読みをして面白く、続刊までお金を払って買ってしまった漫画を上げて置きます。

■異世界美少女受肉おじさんと

■ライドンキング

■29歳独身中堅冒険者の日常

■異世界失格

■葬送のフリーレン

■魔王城でおやすみ

■骨ドラゴンのマナ娘

といった辺りですね。

ついでにそういった「お約束の世界観」が成立する変化球として、主人公が事件を解決するまで何度も時間を遡って挑戦する、というジャンルがあります。世界的には1904年の軍事読み物だった「The Defence of Duffer's Drift」、日本の漫画的には萩尾望都さんの1982年完結作品、「銀の三角」が元祖と言っていいジャンルです(似たような話は他にもあるが明確にこの形式を確立させたのは「銀の三角」だろう)。
で、そのジャンルの作品もウンザリするほどあって、どれもこれも…と思ってたんですが、

■サマータイムレンダ

という作品が、お約束中で意外な展開という新しい事をやっていて驚いたので、これも上げて置きます。

05月31日(月)『連覇』
ホントにホンダエンジンが勝ってしまいました、インディ500。
先にも書いたように、同年の同時制覇はコスワースエンジン以来、完全に同じブランドとしてはおそらく初です(フォードコスワースとコスワースだった)。

これでルマンでトヨタが勝てば三大レース、すべて日本製エンジンの勝利という歴史的快挙となりますぜ。

05月30日(日)『がんばる』
ダメ人間兼コックの発案により、お酒が出せなくなった海鮮系居酒屋さんが、食事に力点を移して始めた食べ放題コースを試しに行く。

この状況での飲み屋さんは大変だろうなあ、と思うのと同時に、お酒が飲めない人間としてはむしろ料理に力点を移してくれるのはちょっと嬉しいかもしれない。税込みで約4000円とそれなりのお値段でしたが、飲み会に出ればそのくらいかかるし、今回はその予算のほぼ全てが料理に回ってるので十分満足だったし。

ちなみに神田のお店だったので家から歩いて行ったのですが、途中の秋葉原の人出が凄まじく、こりゃもう非常事態宣言も何もあったもんじゃないな、という感じ。少なくとも一年前の東京は死んだ、という光景を見てきた人間から見ると、全く別世界です。

05月26日(水)『同時』
一昨日の日記を上げた後、ちょっと気になって確認したら、ル・マン24時間とモナコの同年制覇は結構あると知る。

1984〜86のポルシェのエンジンが両者で同時優勝(ル・マンでは車体も制作)したのは覚えてたんですが、1980年にフォード・コスワースも達成してるんですね。こっちは知りませんでした。
ちなみにフェラーリもまたどちらでも勝ってますが、同時制覇はやってませぬ。

05月25日(火)『人出』
床屋に行くのに浅草に出たところ、かなりの人出。
外人さんさんを見ないだけで、ほぼ以前と変わらない印象で、非常事態宣言も何もあったもんじゃないな、という印象。

その後、ダメ人間兼コックとガストで落ち合う。ここのドリンクバーにドクターペッパーが入ってるのは知っていたが、メロンソーダと自動混合ボタンが付いていて驚愕する。
人類が成し遂げた、最大の進化の一つやもしれぬと思う。

05月24日(月)『モナコ』
2021年ホンダエンジン、2勝目。
モナコで完勝とはすばらしい。これで残り全戦勝てば年間チャンピオン獲得は間違いなしでしょう。後は角田選手が強気を維持したまま、才能が発揮できるようになるのを待つだけですね。時間に限りがあるのは事実ですが、そろそろ運が向いてきてもいい気が。
受注産業の営業職やってるんじゃないんだから、強気で我が強いのは決して欠点にならないはずなので、角田は角田のままでいて欲しいところ。

ついでに来週のインディ500にホンダエンジンが勝てば、ホンダ初の両グランプリ同時制覇となります。厳密にはコスワースが1982、1983年に両レースの制覇をやってますが、あの時はF-1ではフォード・コスワース、インディでは単純にコスワースで、一応、別モノ扱いでしたから(インディ用エンジンのカムカバーにはFordの名が入って無い)、もし勝てれば同一メーカー名の下では史上初と言っていい気もします。…勝って欲しいですね。

ちなみに同年制覇でなければホンダはすでに達成済み、他にメルセデスが一度だけインディ500で勝ってるので、二社がすでに達成済みとなるはず。

05月18日(火)『ホテル』
東京は本来あったはずの2020年オリンピックに合わせて大量のホテルが完成し、完全に飽和状態なんですが、私が確認できた範囲では意外に善戦してるところも多く、ちょっと意外。

都心と言っていい山手線駅徒歩圏でも、ビジネス用のホテルなら一泊3500円前後の場所が多くあり、しかも朝食付きのところもある。よって今なら月10万円前後で都心に朝食付きで滞在できる事になるのが原因らしいです。

下手な物件の家賃より安く、掃除は不要、ホテル内にコインランドリーがあれば洗濯の問題もなし、という事で長期滞在がかなり増えてるとのこと。
ついでに非常事態宣言前までは、一度東京で生活してみたかった、という人が10日くらいの長期休暇を取って泊まりに来る、というケースもあったそうな。
まあ、コロナ前のお値段からすると半額以下ですから、なるほど、そういった需要もあるのかと思う。

05月15日(土)『5歳』
とりあえず5月も半分過ぎたので、デイお母さま、満5歳と認定させていただきます。
デグーとしては老齢期に入ってしまいましたが、病気さえしなければ7歳くらいまでは大丈夫なようなので、まだまだ元気で居てほしいところ。
あと、オヤツの度に脱走してグウ母ちゃんのカゴまで行っていらん刺激をするのは止めて欲しいのココロ。

05月11日(火)『漫画』
Ipadを買ってからデジタル書籍の無料試し読みを使い始めて約1年半。気に入った本はある程度買ってみるようにしてたら、以前の3倍くらいの金額が年間の漫画代に消えてることが判明。
というか、今、何気なく日本の漫画、歴代最強の黄金期に入ってません?

こんなアイデアやキャラクターや物語をよくまあ思いつくな、という作品が目白押しで、ここまで様々なアイデアが無限の油田のごとく湧き出してくるジャンル、19世紀中盤のヨーロッパの大衆小説(探偵小説、冒険小説、SFの誕生)、そして第二次大戦前後のアメリカのSF(現在に至るまで何度も使い古される事になる多くの物語の雛形の誕生)に匹敵するレベルに感じます。

日本の漫画の黄金期は1980年代までで、以後は衰退期に入ったまま、と思ってたんですが、とんでもない、私が間違えておりました。今、間違いなく日本の漫画は新たな黄金期に入りつつあります。

ついでに電子書籍の購入、最初はAmazonを主にしてたのですが、それ以外のサイトだと割引セールがごく普通なの事を知って、今ではもう全く使ってません。そして電子書籍の購入終了をもって、Amazonでの購入商品は全く無くなってしまいました。

ネット商売の移り変わりって厳しいね、と同時に思う。

05月09日(日)『続荒川』
荒川の河川敷自転車弾丸ルートを、東京湾側まで走ってみる。

今回は京成押上線の横から8q程の行程だったのですが、こちらも完全に整備されているので停車なし、しかも途中から堤防沿いに公園が広がり、そちらも通行可能、というなかなか楽しいルートでした。
今回は西岸ルートなので、ほぼ海の一歩手前、夢の島直前でお終いとなったのですが、対岸の東岸ルートなら葛西臨海公園にまで入れたはずで、いずれはそっちでも走ってみたいところ。

ただしママチャリに毛が生えた程度の自転車で総距離30qを超える行程は、やはりそれなりに疲れますね。

05月05日(水)『デグー再構成』
グウ母ちゃん、娘たち亡き後、単独飼育になっていたのですが、異常に警戒心が強くなってしまい、ちょっとの事でパニックになってしまったり、警告音の鳴き方を延々と続けるように。

最近はカゴの隅にうずくまってる事が多く、だったらと小さいカゴに移し、入り口以外の三面をボール紙で囲んで外を見えにくくする、という対処をやってみる。
小さなカゴになるし、ちょっとカゴの中も暗くなるしでどうかな、と思ったんですが、意外やすこぶる好評で、落ち着きを取り戻した上に、最近、ほとんど使ってなかった回し車も乗り出すようになる。あれま。

でもって大きなカゴが一つ空く事になったので、やや人口過密気味、というか六匹を一度に相手にする飼い主が大変だった男の子班を三匹づつに分けて、二つのカゴに入れてみる。

様子を見る限り、いきなり半分になってしまった事にどまどってるようでしたが、二日も経つと落ち着くように。
それでも時々は六匹一緒にしてやろう、仲良しだし、と思って三日目に両者を再度、同じカゴにいれた所、なぜかトクさんが一度別れた子供たちに過剰に反応、執拗に相手の臭いを嗅いで追い掛け回し、軽いパニックになってしまったので慌てて元に戻す。

全く予想外の反応で、男の子班は一時、デイお母さまのカゴとトクさんのカゴを一定期間ごとに異動してたのに、そんな反応は一切ありませんでした。
成獣になってしまうと何か変わるのか、とも思いましたが、兄弟同士では特にそういった反応は無く、トクさんだけの行動、彼の性格なのかもしれません。が、詳細は不明。トクさん、デイお母さまほどでは無いものの、基本的にフレンドリーな性格なのに、これは意外でした。

デグー、まだまだ謎多き生き物だな、と改めて思う。

05月01日(土)『レイジシップ』
この時期なのでどうするか迷ったものの、運航はしている、との事だったので当初の予定通り、隅田川の松本零士デザイン船に乗ってくる。

休日を調整し、ダメ人間兼コックを巻き込んでの行動だったのですが、我々以外には三人連れの親子が居るのみ。B-29とカタリナを合体させて宇宙船にしたような松本零士式隅田川観光船、現在はおそらく4隻が建造済みで、それぞれ微妙に形が違います。
今回我々が乗船したのはヒミコ号なんですが、なぜか船内にはメーテル、鉄郎、車掌さんの等身大パネルがあり、メーテルによる厩橋の解説が聞ける、というなんだかすげえ船でした。
でもこれ、今の若い人、全くついて来れないサービスのような…

ちなみにそのあと、日本橋に回ってきたのですが、都内の繁華街とはいいがたいはずの日本橋、かなりの人出で驚く。昨年の非常事態宣言とはだいぶ違うな、という感じですね。

04月28日(水)『誤解』
上野界隈に住んでる、と言うと山手線内で家賃が高い場所だろうに、こんな貧乏くさい男がなんで…という反応をされることが多いのですが、いや、別に高所得者でもなんでもないのですよ。

我が家の家賃は管理費込みで8万3000円で、安くは無いですけど、郊外でちょっといい物件を借りるのとそんな変わりません。鉄筋コンクリートの集合住宅でも築年数が古いとこんなものなのです。
せっかく独り者なのだし(涙)、だったら都心に住んだ方が利便性が高い、という判断で上野界隈にいるだけなのです、はい。

04月25日(日)『荒川無制限道』
荒川は、河口部の川幅が700mにもなる首都圏最大の河川ですが、赤羽の北から東京湾に至る部分は人工河川であり、大正時代になるまであんな大河は東京に存在しませんでした。

もともとは現在の隅田川が東京では最大の大河だったのを、あまりに氾濫するので(というか江戸が東京になる過程で氾濫地区が市街地化した)その水の大部分を逃がしてしまう巨大な放水路して造られたのが今の荒川です。

なので建築当初から大きな河川敷があり、これが東京オリンピック前後に公園化され、さらに堤防の遊歩道が整備されたため、河口部の葛西周辺から、隅田川との分岐点、赤羽のすぐ北にある岩淵水門まで自転車でノンストップ移動ができる、というのは知ってました。

が、最近調べて見たら、河川敷&堤防を通過する遊歩道はそのまま荒川上流まで続き、ほぼ川越まで、45qに渡って続いてると知る。
河川敷の歩道部分は橋の下をくぐるため信号は一切ないので、これは45q近くに渡りノンストップで走れることを意味します。

マジですか、と思ってとりあえず町屋の北、西新井の橋から河川敷に入り、岩淵水門までやく7qちょっとを自転車で走ってみました。
結論としてそれなりに楽しいのだけど、休憩なしでひたすら走り続けるのは意外に疲れる、という事が判明いたしました。
どう考えても川越到達は無理と判断、次の機会があったら南の東京湾を目指そうと思いまする。

04月23日(金)『佃島』
平日の昼間に時間が取れた上に快晴だったので、10年ぶりくらいに佃島から月島を歩く。というか自転車で走り回る。

漫画「三月のライオン」の舞台なんですが、それを読んでから改めて歩くと、佃島側はせいぜい50m四方、八丁堀(霊岸島)側ではほぼピンポイントで作品中の主要舞台が特定できしてしまうと気が付き、ある意味凄い漫画だなあ、と思う。

ちなみに作中では月島駅を利用してるので勘違いしやすいですが、あの作品の舞台は三姉妹が居るのが佃島、主人公が居るのが対岸の八丁堀です。月島はその南側、商店街のある一帯で、ちょっと別ですね。

作品中ではそれぞれ三月町と六月町とされており、主人子は六月に住んでいるのに作品タイトルは「三月のライオン」で、ああ、そういう話になるのか、と最初から宣言していたものになっています。

この一帯は都電廃止後、1980年代末に有楽町線が開通するまで交通手段は無く、しかも今より橋も少なかったまさに孤立した島だった地区です。このため、都心にありながら完全に時代に取り残された土地となり、21世紀に入る前までは独特の雰囲気を残していたのです。20世紀末当時は冗談抜きでちょっと怖いくらいに特殊な一帯でした。

現在は有楽町線に加えて大江戸線まで開通したので、一気に高層マンションの集中地帯となってしまい(漫画の中にもあるようにその気になれば東京駅まで歩けるのだ。30分くらいはかかるけど)、かつての雰囲気はほぼありませぬ。当然、あの漫画もすでに佃島が変貌した後の時代に始まったのですが、一帯に残る不思議地帯、佃島公園を舞台にすることで、かつての佃島っぽい雰囲気を守ってるのでした。

でもって改めて歩いて見ると、ホントに川の街で、大阪みたいな一帯だな、と思う。まあ江戸期に埋め立てられるまで佃島はただの砂州だったはずなので、当然と言えば当然なのですが。

04月19日(月)『残り21勝』
レッドブル・ホンダ、フェルスタッペンが本年一勝目。
これで残り21戦を全部勝てばコンストラクターズ、ドライバーズの両タイトル獲得はほぼ決定でしょう。
途中、日本GPで角田選手が優勝してしまえば尚よし。

04月18日(日)『一歳』
デグーちびっこ軍団が全員無事に一歳となりました。
男の軍団は未だに個体識別に難を抱えてますが、とにかく全員無事で何より。毎日とても可愛いので、このままずっとそのままで居てちょうだい、と思う。

ちなみに最近、デグーを飼いたい、という話を何度か持ち掛けられたのですが、可愛いけど撫でる、抱っこするといった触れ合いはほぼ無理、犬猫インコのように飼い主に愛情を示す事は無い、それでもある程度は懐くし、なれるから、そこで満足できるなら、というお話をしています。

参考までに三匹くらいまでならカゴの掃除とかもそこまで大変ではないので、できれば最初から一緒に居る兄弟などを入手しての多頭飼いがおすすめです。とても寂しがるげっ歯目なので。

04月15日(木)『それ以前につまらない』
仕事の関係者で、カメラ好きが何人かいるんですが、皆さん、自分のご自慢の写真を見せる場合、
「下手ではない」「悪くはない」
といった自己評価をされてる場合が大変多いです。

そりゃまあ、何十万もするカメラ使っていて、ピンボケやシャッタースピードの設定ミスをやる方がおかしいので、確かに下手ではないし、悪くもない。
が、それ以前に見ていて面白くもなんともない、ツマらない、というのをご自覚なさっては、という写真ばかりなのはなぜなんだ、と思う。

むしろ知人の子供たちがスマホで撮ってる写真の方がよほど見ていて楽しいのは、何か、「こう撮るのが正しい」的なルールが、ああいった皆さんにはあるんでしょうかね。

04月11日(日)『不安』
サバイバルの対義語はサンマが謙虚だよ、と若人に教えたところ、鼻で笑われる。
最近の日本の若年層は大丈夫であるのか、と老婆心ながら不安になった春の日。

04月07日(水)『喫茶店』
閉店ラッシュ中と言っていい秋葉原で今度はおそらく15年以上続いていたファミレス、妻恋坂下のジョナサンが閉店となりにけり。

少なくとも私がこの地域に引っ越してくる前からあったのでジョナサンよ、お前もかと思う。ただし跡地に入ったのも同じすかいらーく系列のコーヒー店なので、単なる衣変えと言えなくもないですが…
しかし、何気に秋葉原、飲食店の出入りが激しいですね。20年以上がんばってるのって、もはや数えるほどのお店の気が…。

ちなみに新しいコーヒー店の偵察にダメ人間兼コックを巻き込んで出かけてみたのですが(一人で行って地雷だったら悔しいので)、日曜の夕方という時間帯ながら意外なほどお客さんは居り、秋葉原そのものの人が減ってるわけではないのだよなあ、と思う。

04月05日(月)『新世界への準備』
とりあえず、知人の息子が社会人になるにあたり、知っておいて損は無いこととして、

●人間の無能さと自尊心の高さは正比例する。すなわち馬鹿ほどプライドが高い。
●ただし自信と自尊心は違うので注意。努力に裏打ちされた自信を持ってる人間は手ごわい。
●簡単に断言する人間ほど、実はよく理解してない。
●知ってますか、ご存じですか、そんなことも知らないの、的な切り口の文章を書く人間は、実際は自分も全く理解できてない連中だと思って間違いない。
●余計なことをしゃべらない人間ほど用心しろ。手ごわい連中はまず手の内を見せない。

といった辺りをアドバイスする。過去10年近く、ほぼ同じことを似たような連中に伝えてますが、未だに間違っていたという抗議は受けて無いので、おそらく正しいはずです。

04月03日(土)『虚構における「破壊と造像」の最新例』
「3月のライオン」という漫画を初めて読んだのが1年半ほど前、電子版で最初の3巻が無料公開された時でした。
この作者さんの前作は私には合わず、しかも本作は将棋が主題ってことで全く興味が無かったのですが、意外や素晴らしく面白く、そして作者がその魂をガツンガツン削りながら描いてるのがありありとわかって、間もなく全巻購入と相成りました。

で、この作品を読んで思ったことは二つ。
まずは素晴らしく面白い。
もう一つは1990年代後半から星の数ほど登場したエヴァンゲリオンの影響を受けた作品の中でも最も優れたものだ、という事でした。

この作品の外見を構成する外殻を丁寧に取り除いて行き、物語の骨格を取り出すと、
「父親との関係に葛藤を抱えた大人の女性が、同じ葛藤に悩む内向的なプロ棋士の少年を自分の家族として迎え入れ、双方が心の救いを得る話」となります。
これはエヴァンゲリオンの物語の骨格そのものですし、主人公が父親からその存在を認められるために将棋で戦う事を選ぶ設定も、主人公の少年が作品中で「逃げなかったって記憶が欲しかった」と述べるのもその影響でしょう。そして少年の名前はレイなのです。

ただし作者さんが徹底的に「破壊と創造」を行ったため、ほとんど独自作品となっており、一見しただけではこれがエヴァンゲリオンとはまず気が付かないと思います。そもそも作者さんが意識的にこの物語構造を取り入れたのが、無意識化にやってしまったのかも判りませぬ。

さて、でもってこの作品の連載開始が2007年で、エヴァンゲリオンが「ヱヴァンゲリヲン」として再度映画化され始めた年でした。この段階で両作品の主人公(=作者)は、精神的な傷を受けた状態でスタートしたのですが、それから14年経った結果、先に「3月のライオン」において、主人公は家族として受け入られた大人の女性とその妹に「救われて」しまいます。

そして、この春に公開された「ヱヴァンゲリヲン」の最終作を観て驚いたのは、今度はこちらが「3月のライオン」化してしまった、という点です。ただし救われたのは主人公ではなく、その父親と原作者で、その巻き添えで主人子も一応、救われた、という話になってますが、その「救済手段」は「3月のライオン」だよな、これ、というのが私の感想でした。

同じようなテーマの作品なので、たまたま同じような結末になってしまったのかもしれませんが、影響を受けた作品が本家を超え、逆にそちらに影響を与えてしまったように見える、という「破壊と創造」における興味深い一例だな、と思ったのでした。

03月31日(水)『花の関西』
関西二泊三日の旅から帰ってきました。
とりあえずデグーたちも無事にやっていて一安心。

花の季節の関西は凄まじいまでに美しく、もういい歳なんだから無理をしない、と星に誓った自分がその封印を破るしかない、という世界でした。
このため、久しぶりの地獄の強行進軍となり、帰宅後に体重が約5%、3s以上減少する、という無茶を体験しております。2013年のアメリカ以来の体脂肪燃焼の戦いとなった今回の旅行は、いずれまた旅行記にてご報告いたしまする。

03月23日(火)『2021の桜』
上野の桜はほぼ8割の満開、おそらくこの週末が見どころだと思うんですが、天気がねえ…、しかも私はその頃には大阪だ。

というわけで午前中に時間が取れたので上野周辺の桜を見て回る。そして我が家の庭で営業してる不忍池のボートにも乗ってみる。この一帯に移住してからほぼ15年ですが、実は初めて乗りました。意外に楽しく、もっと早くから航海に乗り出しておけばよかったと思う。

今年も見事な桜ですが、花見は完全禁止なので屋台も場所取りもなく、むしろ素晴らしく素敵な鑑賞環境となっており、毎年これでいいんじゃないのと思う。
あと、二年前までは見学者の半分が外人さん、というのが普通だったのが、二年連続でほとんど居なくなっており、こちらかちょっと寂しいかも。ただしゼロではなく、スマホ片手に実況中継してる中国系の方を複数見る。

ここ10年は3月中に桜が咲いて散る、が普通になってしまいましたね。私が若かった頃は、4月の入学式の頃が桜の満開の時期だったんですが。何か自然史の大きな動きを目撃している気分です。

03月21日(日)『回し車』
我が家のデグー、デイお母さまは間もなく五歳、グウ母ちゃんもすでに四歳。
外見はそれほど変化が無いのですが、明らかに回し車で遊ばなくなっており、これが老化なのかなと思う。

大柄なグウ母ちゃんはそもそもそれほど回し車が好きでは無かったのですが、最近はほとんど回してない日が多く、飼い主としては運動不足がやや心配です。
デイお母さまは回し車無くして我が日常は成立せず、という生きざまだったのですが、最近は以前の1/3くらいしか回さず、通常は娘たちが元気に走ってる状態。

デグーの老化は回し車で判る、というのはちょっと意外な発見でした。

03月15日(月)『2021』
上野周辺の桜の開花が始まりました。早いな。

この週末、延々とF-1のテストを見ていて気が付いたこと。
ブレーキをロックさせてタイヤがスモークを上げると、その後方への流れに周波数のような、間隔を開けた流れができている。
でもって床下(フロア)パーツのラジエター下部分はデルタ翼のように斜めに後退角を持った形状になってます。

これLERXとかダブルデルタとかと同じく、先端の薄くて強い後退角を持つ部位で渦を造ってない?
最近のF-1はレーキ角(Rake angle)、車体がケツを上げてる、犬や猫が獲物に襲い掛かるような姿勢にしてますが、これって高迎え角の逆でないの。
F-1は航空機とは逆向きに揚力(低圧部)を生み出して車体を地面に貼り付けてますから、ここで渦を造って車体下に流し込むのはアリなのでは?
そしてF-1の空力パーツの半分くらいは、整流目的ではなく渦造って流れを引っ張ってない(一種のボルテックス ジェネレーター)?

低速カーブでも150km/hは出てますから、それもありなような気がしますが、あくまで推測の域は出ませぬが。

そして、角田、すごいなホントに。本物ですね。

03月14日(日)『2021』
DAZNだとF-1のテスト走行会も見れるという事で、この週末から視聴再開。
ただし素人がこの段階から見てもよく判らん、というのが正直な所(笑)。

ちなみにF-1見るならどうせ半年以上の契約になるので、普通にクレジットカード支払いにするよりは、コンビニで売ってるプリペイドカードを買って来る方がお得です。

03月11日(木)『福音派 最終章』
平日に休みが取れたので、地雷映画男と示し合わせてシンエヴァンゲリオンの最終作を新宿のTOHOにて鑑賞。
平日最終回のIMAXでしたが、9割席が埋まっており、それなりの客の入りでしょう。

この映画の物語はあって無いようなもので1週間もすればどうせ忘れちゃいますからそちらは放っといて、ネタバレにならない範囲で気になった点をいくつか。

■突然、鉄道戦士エヴァンゲリオンになってしまったのは誰の趣味?

■本田宗一郎総司令官の爆誕地、浜松市天竜区を舞台にしながら(天竜二俣駅の機関区である)、走ってるのはスズキのジムニー(スズキの創設者、道雄さんは同じ浜松でも東の地区の出身)。
これは制作当時にF-1で不甲斐ない成績を残し、あげくは撤退してしまったホンダへのスタジオカラーなりの抗議と考えて良いのか。

■その、となりの未来少年エヴァンゲリオン編の背景美術がほぼ手抜きに近いほど、描き込み密度を落としてるのは何かを狙ったのか、それとも単に時間がなかったのか。
あるいはジブリの美術陣に対する挑戦状?

■あの人がエヴァンゲリオン大型免許取得資格者なら、余計な事せず、最初からこの人に運転させてれば、テレビ版の10話辺りでとっくに最終回を迎えていたのでは?

といった感じでした。あと宇部って工業地区なんですね。すみません、勝手に静かな漁村だと思ってました。なるほど、これが深層意識の底にあったのね。
魂の故郷に総監督が無事に帰りつけたのは、なによりです。

03月09日(火)『多様性』
アメリカは多様性文化の国、みたいな話をなぜかここ数日連日して見かける。

確かにあの国には無数の民族と文化と価値観が混在するけど、してるだけだぞ(笑)。
それぞれの価値観の信奉者は基本的に日本人の価値観では理解できないくらい不寛容であり、自分の信じるもの以外は恐ろしいまでの否定的な姿勢を取るのが普通です。
お互いの価値観を認め合って混在するのではなく、水と油のように混ざり合わないからこそ、無数の価値観がそのまま無数に乱立してる、ように見えます。

以前、バスの中で当時のブッシュ大統領(子)を支持するかどうかで、大声の口論になったのを見たり、長距離列車を待ってる行列で、神を信じてるか、と聞かれて、無神論者アルヨ、と答えたら、そっぽを向かれて会話が終わった経験からして、あまり寛容性のある社会では無いと思いますよ。

そして場合によっては価値観の違いから、憎悪に近い関係がいとも簡単に生まれてくる、しかもあの国場合、そこに宗教が絡んでくるのでよりタチが悪い、というのが個人的な印象でございます。

もちろん、例外的な人も居ますが、ホントに例外で、基本的には不寛容の文化だと思いますよ。

03月08日(月)『革命児』
ヤボ用で訪問した知人宅で三歳児が「ワオンと鳴くまでタッチしてください、と言いながら座敷犬のお腹に顔を押付ける遊びを開発しており、時代を革命する発想であるなと思う。
ちなみに犬も大喜び。

03月04日(木)『変化』
気が突けは、プライムビデオとkindleの漫画以外、amazonを1年以上、全く利用してないことに気が付く。
とりあず、通販に関してはあらゆる面でヨドバシが上で、もうこれは元に戻るまい、と思う。

ついでにYou tubeも広告ばかりで、全く見ておらず、ちょっと確認したいことがあって覗いた時に履歴を見たら3か月ぶりの閲覧でした。

なるほど、こうしてネットの栄華盛衰は移り変わって行くのだなあ、と思う。

03月02日(火)『誕生日』
我が家のデグーはなぜか年内前半に誕生日が集中しており、とりあず3月を迎えたため、グウ母ちゃんは4歳、トクさんは2歳となりました。

来月にはデイお母さまの子供たち7匹が1歳、5月にはデイお母さまが5歳となります。
グウ母ちゃんとデイお母さまはそろそろ高齢期ですが、元気で居てちょうだいね、と思う。

02月26日(金)『春』
我が肉体に宿る人力花粉探知器の反応と、デグー達の換毛による抜け毛の嵐から春が近いのは間違いないのですが、まだまだ寒いです。早く温かくなって欲しいのココロ。

02月21日(日)『城南島』
快晴の上に気温も高い休日だったので、都心部にある海辺のキャンプ場、城南島公園に9年ぶりに行く。

太田の中央卸売市場の東にある人工海浜横の公園&キャンプ場ですが、ここの特徴はむしろ羽田空港に着陸する機体が頭の真上を高度100m以下で飛来する、さらに日の出埠頭や晴海方面に入って行く大型船がすぐ横をバンバン通過する、という男の夢満載の立地にあります。

といっても私の場合、好き好んで野宿する趣味は無いので、目的は飛行機見学。
コロナ渦の中、どんなもんだろうと思ったんですが従来の1/3以下の数、という感じでした。
以前は多い時だと3分に一機は降りてきたのですが、今回は下手をすると15分に一機という感覚で、あの羽田がねえ、と思う。
もっとも逆に通常営業だと、夜はウルサくて寝れなくないのでは、このキャンプ場と思う。

ついでにコロナ関係なし、という位の人出でにぎわっており、もう非常時代宣言も何もないな、という感じ。

ちなみに交通の便は極めて悪い場所で、ごく少ないバスを使うか、モノレールの流通センター駅から1時間(笑)歩くか以外、公共交通機関はありません。
私は家から約20q程、自転車で1時間ちょっと時間を掛けての訪問でした。ついでに、訪問するなら地方からの朝の便が到着し始める10時過ぎからが、撮影に行くなら午前中は完全に逆光なので、11時過ぎくらいからがオススメ。

02月17日(水)『ガキ大将の定義』
初期の少年ジャンプの看板漫画だった本宮ひろしさんの「男一匹ガキ大将」を初めて読む。
後のジャンプ路線の基礎を築いた漫画だ程度の前知識だったので、てっきり喧嘩、努力、友情、勝利、という展開だろうと思っていたら、主人公が上京した途端、やり手の婆さんと株の仕手戦を展開する漫画で、アゴも外れんばかりに驚愕する。
ちなみに株の投資資金が無かったガキ大将がとった手段が、子分たちを働かせて給料の上前をハネる、ですげえ漫画だな、と思う。これを受け入れた当時の読者も凄いというか、まさかこんな漫画だったとは。
ちなみ最後は石油の価格高騰を受けてアラブに渡るガキ大将という展開でしたが、着いてゆけずに、途中で読了とする。いやはや、読んでみるもんだ。

ただし面白いか、と聞かれれば、それは別問題、ですね(笑)。

02月14日(日)『梅の花』
湯島天神に梅の花を見に行きましたが、まだ五分咲き、という感じですね。
ちなみに人出も多くて、どうもコロナウィルスの非常事態宣言、効力低いなあ、と思う。上野も結構、人が居ましたしね。

02月07日(日)『最後の砦』
現在、海外在住の皆さんとのお仕事はほぼ中断中、どうしてもという場合は電話とメールでやり取りしてます。
まあ私の場合、会話英語の能力は幼稚園児以下なので、基本はメールです。

でもって、最近やりとりを始めたアメリカ人の一人がどう見ても無能で困ったなと思ってたら、最新のメールで「お前の英語はだいぶ上達したぞ」みたいなことを書いてきて、やはりそう来たか、と思う(笑)。
仕事の能力に欠ける人は、通常、自分に能力が欠けている事態を認識できないのですが(ゆえに死ぬまで治らない)、それでも本能的に周りから無能と見なされてる、と感じる事はできるようです。
でもって私の経験上、英語圏の無能の人はそういう状況に陥ると相手の英語を褒め出す(すなわち俺の方が上だから検閲してやる、という事)のです。まあもっともヒドイのになると、俺がお前の英語の訓練をつけてやる、的なことを言い出しますが、ここまで来ると大抵は真正の馬鹿なので、相手にしないが吉ですね。

こういった連中の自尊心の最後のよりどころは自分が英語圏の人間である、というだけの場合が多く、すなわち役に立ちません。
まあ、中には本気で英語ができる以上、俺はお前らより頭がいいと思っている馬鹿がいるんですが、これはさすがに少数です。個人的な経験上、アメリカ人に多く、カナダ、オーストラリア人でほぼ見かけません。イギリス人は仕事した事がないので知りませんが…。

とりあず、お前の英語能力を見てやろう、といった上から目線的な事を言い出す英語圏の人間が居たら、ほぼ真正の馬鹿であると思っていい、という知識は持っといて損は無いですよ(笑)。

02月02日(火)『現状』
ダメ人間兼コックと会って、1/1スケール カップヌードル プラモデルに関する点など、現在日本の最先端情報を確認する。
ここ数年、二、三カ月に一度は休みを合わせて出かけてたんですが、現状はちょっと動けんな、という点も再確認。まあ、温かくなってからでしょうね。

01月29日(金)『時代』
コロナウィルスのPCR検査キットが自販機で売られてるのを見る。
お菓子やパンを押し出して落っことすタイプの自販機で3500円なり。
これだけ高額の物を売ってるのはアメリカで見たデジカメ売ってる自販機以来ですが、すげえ時代なんだな、と改めて思う。

01月26日(火)『最後』
ユリコちゃんが知ってる限りのカタカナ英語を並べて家を出るなと言ってるし、実際、あまり出歩くべきではないのだけれども、なにせ1月31日までで無くなってしまうのだ。

致し方なし、という事で浜松町の世界貿易センタービルの展望台に行く。都心のビル高層部の展望台はほぼ完全制覇した私の、数少ない未訪問の展望台であり、今行かねば永遠に行けなくなる故の訪問でした。

で、結論からすると周囲に同じ高さのビルがバンバンあって予想通り金払って見るかは微妙な高さなんですが、
意外なほど眺望はよく(真横に同じ高さのビルが建ってる西側を除く)、もっと早く来ておいてもよかったかも知れぬ、と思いました。

ちなみに日本で二番目の高層ビルだった貿易センタービル、これにて取り壊しなんですがまだ築50年ほどであり、事故、事件なども無いまま、50年で取り壊しになる40階建ての高層ビルって世界初じゃないでしょうか。

よほどの手抜き工事だったのか、高層ビルすら再開発の対象になるほど東京の地価が異常なのか、いずれにせよ軽い狂気ですね。

01月21日(木)『(無題)』
デグーは寒さに弱いので、ティッシュや古着の切れ端を与えて造らせる冬場の温かい寝床は必須です。
その中でみんなでデグー団子になって寝てるのですが、現状、グウ母ちゃんは一人ぼっちになってしまったのでこれができませぬ。しかもグウ母ちゃん一家で寝床作りが一番上手かったブチが居なくなってしまったので冬の夜には致命的です。

対策として寝る前に使い捨てカイロを寝床に入れてやってるのですが、これは独身時代のデイお嬢にもやっていたことがあり、そして両者で意外なほど反応が違うのを発見して驚いてます。

まずデイお嬢は、何であれ自分の寝床に勝手に持ち込まれたものがそのままで存在する事を許さず、齧って破壊し寝床の素材にしようとするため、タオルでグルグル巻きにして入れてやる必要がありました。

対してグウ母ちゃんはモノグサな面もあってか、あら暖かくていいじゃない、と素直に受け入れ、特に齧ったりもしません。しかも冷たくなると、ほら、替えて、とばかりに寝床の外に放り出します(笑)。こんなとこにも個性が出るんだなあ、という感じです。

ちなみに熱すぎると危険なので、12時間以上持つ長時間低温型のものを使ってます。これなら十分、一晩持ちますしね。

01月20日(水)『空きビル』
秋葉原駅前の複数のビルが昨年秋から数か月に渡って空き家になってます。
ここ15年くらい、空けばすぐに新しいテナントが入っていたのに、不景気なのか、秋葉原の街がまた変化しつつあるのか。上野や東京駅の周りのお店もかなりの数が消えてしまったのですが、こちらは比較的すぐ、後のテナントが入ってるように見えますから、ちょっと違和感のある所ではありまする。

01月14日(木)『益と不利益』
以前の同僚と10年ぶりくらいに会って話をする。

お互い、そういった業界を離れて長いのですが、とりあえず昨今の出版物のデジタル化の利点として、ブックオフに売り飛ばされて大量の100円古本が出回ることはない、不利益として、保存用、布教用の購入が期待できない、という点で意見の一致をみる。

まあ、私はそっちの世界を離れてすでに20年、相手も10年を超えてるので、最近の業界の人がどう思ってるのかは知りませぬが。

01月09日(土)『助言』
職場の若奥さんが、冬場の料理はカロリー高すぎてダンナも私も太って困る、と述べていたので、カレーやハヤシライスにご飯の代わりに賽の目切りの豆腐を入れるとマーボ豆腐みたいで意外にいけるし、主食になるからカロリー抑えられるよ、と助言する。

すると先日、「あれ、美味しかったです」と報告があり、役に立ったなら何より、と思ったら最後に「ごはんに合いますね」の一言。
…まあ、本人が満足ならいいか。冬場は多少脂肪があった方が暖かいし。

01月03日(日)『新年』
2021年の初詣は人類史上初レベルの閑散ぶりでした。

歩いて行ける範囲に、神田明神、湯島天神、根津神社、上野東照宮などがあるのですが今年は大みそかの段階から入場規制があり、ほとんど周囲に人を見かけませんでした。
上野の除夜の鐘は鳴ったらしいのですが(我が家では聞こえない)、どうもお寺の人が突いて、一般人は参加できなかったようです。

元旦の朝から一通り歩いて回ったのですが、従来の1/10の人出という感じで、昨年の非常事態宣言を思いだす景色が広がってました。
その中で屋台は普通に出ていたりして、一層、寂しい感じが。

アメ横周辺も人は通常の半分以下、という年末年始でしたが、こちらは日本人は多少減ったものの、むしろ中国人観光客が消えた結果ではないか、という気もします。
これが東京とか日本とかではなく、世界中で起きてるわけですから、いやはや、すごい時代に生きてるな、という感じです。

12月30日(水)『画力の新年』
現在、東京ステーションギャラリーで河鍋暁斎展が(猫とタヌキとムジナとモグラのダンシンオールナイト展示有)、年明けからは東京都美術館で吉田博展が開催という個人的には史上最強の新年を迎えようとしてるんですが、コロナウィルスちゃんがねえ、という状況です。

ちなみに上記の二人に川瀬巴水とアンドリュー・ワイエスを加えた四人が私にとっての絵描き四天王となっています。

12月28日(月)『ブチ』
グウ母ちゃん一家のデグー、ブチが永眠しました。

先月からシロの時と同じような症状を見せており、お医者さんに見せたらやはりアゴ骨の異常による不整咬合でした。ブチもか、と覚悟はしたものの、シロは4か月以上がんばったので、今回もまだしばらく一緒に居れるだろうと思っていたのですが、ここ一週間で一気に症状が悪化、あっさり逝ってしまいました。

その分、苦しまなかったとはいえ、どうやら近親交配によって体中に異常を抱えていた疑いもあり、なんとも残念に思います。
3カ月の間にまだまだ若いデグーに次々と去られると、なかなか飼い主としてはツライものがありますね。

とりあえず現在は残った子たちが元気でいてくれることを祈るのみです。

12月22日(火)『コロナ』
ダメ人間兼コックと会って、現状の飲食業界の厳しさを聞く。
お客さんは戻りつつあるようだったところに第二派の到来だそうで、厳しいようです。
年単位で疫病による不景気が続くって、人類が最後に経験したのはいつだろうと思う。
スペイン風邪の時は、戦争の影響なのかどうか判断が難しいですし。

12月21日(月)『空木』
この間できたと思っていたスカイツリー、すでに8周年と知り、驚く。
でもって入場料3400円というブルジョワジーのバベルの塔に用はないなあ、と思ってたんですが最近、割引料金を連発しており、一度くらい行ってみるかと2400円で最上階展望台まで入れる前売り券を買う。

結論から言うと、まあ、一度行けばもう二度とごめんだな、という料金でございました。
眺めはいいんですけど、しょせんは東京の外れであり、周囲には住宅街しかありません。
そして窓際に記念撮影コーナーや各種展示やアニメの主人公のパネルとかが並んでいて、景色すらロクに見れない展望台でした。
さらに言えば上層の展望台はB-17 の爆撃手並みの窓枠だらけで、どう見ても展望の邪魔です。
あの内容でこの料金、もう一度行こう、と思うのはよほどのモノ好きか、現場でプロポーズに成功したカップルの結婚記念日くらいでしょう。

ちなみにソラマチの千葉工大キャンパスにある1/1ヴァルキリーは健在でした。こちらは無料で見れます(笑)。

12月14日(月)『3勝目』
F-1、レッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンが最終戦で今年二勝目。
昨年の流れからするとたった二勝か、という感じですが仕方ない。
もっともアルファタウリホンダでガスリーが一勝してますからホンダエンジンとしては去年と同じ全三勝なんですが。

今年は一見すると17戦中13勝したメルセデスの圧勝に見えますが、実はいろいろ特殊でした。

まずレースに勝ったチームが四つ(メルセデス、レッドブル、アルファタウリ、レーシングポイント)も出た事。これは2013年以来7年ぶりの事です。
同時にチーム、選手ともに初優勝というレースがあった事(ペレス&レーシングポイント)で、これはおそらく2008年のベッテル&トロロッソ以来では?

ちなみに昨年から15年ぶりくらいの全戦観戦に復帰したのですが、DAZNの中継、同時開催のF-2も含めてレベルが高く、なるほど金払って見る価値がある、と思うと同時にフジテレビ、ホントにヒドイものだったんだな、と思う。

12月07日(月)『凄い』
週末のF-1、トップ3チームのエースが消える、という異常なレースでペレス初優勝。これも凄いレースでしたが、F-2はもっと凄かった。
角田選手、2レースで優勝、2位となって年間3位(2位と1点差)を決めたのですが、そのレース展開も凄かった。いや、日本人でこんなレースできる人、とにかくブチ抜きまくる人、初めてじゃないでしょうか。
チーム次第ではF-1で勝てる選手でしょう。来年、F-1上がって欲しいですね。
ちなみに昨年のF-2、年間トップ3でF-1に上がれたのはラティフィだけですから、さて、どうなるか。
ついでにレッドブル、やはりペレス獲るべきでしょう、これ。

12月01日(火)『凄い』
掲示板で教えていただいた国土地理院サイトの地図提供業務の奥深さに驚愕中。
現在、桶狭間の記事を鋭意製作中ですが、今川はなんで鳴海に直行せずに大高を先に狙ったのか、という長年の疑問がこのサイトの機能のおかげで簡単に理解できました。
記事は12月中旬には公開できると思いますので、しばしお待ちを。

11月29日(日)『横浜』
知人から、横浜のグルメの本場は中華街ではなく横浜中央市場だと聞いたので出かけてみる。

ちなみに最寄り駅は神奈川駅なんですが、これは京急しか停まらない駅で、JRだと東神奈川まで連れ去られると現地で初めて知る。
神奈川県の名の元の宿場町なんですから、両者合わせて超神奈川とかの新駅をつくっちゃえばいいのに。ついでに横浜からは思った以上に近く、これ、幕府的にはどっちで開港しても大差なかったじゃん、と思う。

で、中央市場、魚市場の方に複数の食堂があり、中でも現場の皆さん向けの厚生食堂がなかなかでした。それ以外にもお店があったりして、かつての築地を少し思い出す。
青果市場も隣接しており、そちらは結構、歩き回れて面白かったです。こちらの食堂も地味ながら安くておいしく、横浜中央市場、侮りがたしと思う。

で、今回感じた事。

●やはり横浜は独立した都市と考えるべきだ。
さいたま、千葉のような東京の衛星都市ではなく、名古屋、大阪、仙台のように独立して都市圏を持つと考えるべき規模と内容を持つ街である。東京のすぐ横にこういった存在があるのは凄いと思う。世界的に見ても稀であろう。

●土木遺産に指定されながら見学不能な国交省京浜港湾事務所の京浜港ドックを青果市場の建物から見下ろす事ができる。
やや小型ドックながら今でも完全な形に維持された大正期の建造物で、興味深い。

●市場周辺からみなとみらい地区の臨海パークまでの間、アメリカ軍占領地である瑞穂埠頭(Yokohama North Dock)が見える。
米海軍の郵便と輸送部隊の根拠地と聞いていたが、岸壁にはミサイル追跡艦、音響探知艦(ocean surveillance shipという呑気な名前からは想像できない、海中音波探知、すなわち対潜水艦情報探知の船)がずらりと並ぶ、海軍情報戦の最前線だった。私が見てきた中では沖縄のトリイ基地に次いでヤバい匂いがする基地だろう。私が中国人なら、まっ先にここを叩く。

●地元の人にとっての横浜の中心部、西口周辺の繁華街の一部は、そのど真ん中を流れる雉子川の水面下の高さにある。すなわち何かあれば速攻で水没。より高い場所でも水面とほぼ同じ高さしかなく、上から見るとかなり怖い。私の知る限り、ここまで凄い環境にある大都市の中心部は他にない。
というか、大阪のナンバみたいにここに遊覧船走らせればいいのにと思う。

●桜木町と赤煉瓦倉庫の手前を結ぶロープウェイは完成間近。来年春、運行開始らしい。

といった感じで、そこそこ楽しい散策でした。

11月23日(月)『ピジョン ハウス』
以前から行こうと思っていながら未訪だった音羽の鳩山会館を見学に行く。
政治家一家の鳩山さんの家を一般に公開してるもので、昭和の政治家の豪邸はこんな感じ、という家でした。当たり前ですが岩崎一族の豪邸よりは質素、作家の家などよりははるかに豪華、という感じですかね。

場所的には池袋と飯田橋のちょうど中間点、例によって最寄りにJRの駅が無いのでほとんど知られてない場所ですが、一度は訪問してみる価値はあるでしょう。
ちなみに近所にはこれまた都内在住でないとまず訪問しない、椿山荘、東京カテドラル、永青文庫などがあり。ついでに講談社も近所です。

11月18日(水)『2200円』
我が家の主力イヤホン、アップルの純正イヤホンが壊れる、というかコーヒーカップに落とした結果なので、壊した、という感じですね。

個人的にはアップルの文化が死ぬほど嫌いで、どれくらい嫌いかというとMACのセントリス以来だから30年以上の歴史があり、以後、20年以上に渡って使い続けながらMACのOSは一度も好きになれなかった、という位の筋金入りです。よって自分で買ったことは一度もありません。
昨年、ipadを買ったのもいろいろ仕方ない部分があったからで、自分から好んでではありませぬ。

が、そんな私でもアップル純正の有線イヤホンは素晴らしいと感動した品物となります。
特に褒めるべき場所、優れた点はないのですが、逆に欠点もなく、全音域に渡り、必要な音量できちんと聴かせてくれるシロモノ。
これが3000円台で買えるんだから凄い時代だと思っていたら、今回アップルストアの定価が税込みで2200円、配送料無料となっており、アゴも外れんばかりに驚く。

これが2200円ですか。
今から20年前にタイムスリップして、当時の自分に、おい、21世紀にはこれが2200円で買えるんだぜ、と言ったら、「ウソいうな、この胡散臭いオッサン」と一発殴ってたでしょうから、ホントにすごい時代になったなあ、というのと今の人は幸せだなあと思ったのでした。

11月15日(日)『植物園』
都心部最大の自然林、庭園とかではない緑地は間違いなく皇居なんですが、それを別にして一般人が入れる天然林となると、小石川植物園、目黒の自然教育園、そして明治神宮、の三か所でしょう。

でもって我が家から一番近所の小石川植物園に数年ぶりに行ってみる。紅葉には若干早いかな、という感じでしたが、相変わらずいい感じの場所でした。ついでに以前よりお客さんが増えてましたが、皆さん紅葉狙いか。

場所的には上野と池袋を直線で結んだ中間点なんですが、そこにこれだけの自然林が残ってるのは東京の懐の深さかもしれぬ、と思う。

11月13日(金)『無神論者の13日デビュー』
おギャーと生まれてほぼ半世紀、本日、生まれて初めて最悪の運勢の13日の金曜日を迎えております…。どうしたんだ、13日の金曜日、お前はほんとはそんな奴じゃないはずだろう、さあ、落ち着いて、一緒に森に帰ろう…

とにかく仕事場と自宅であらゆるものが壊れやがったところに不測の事態が重なりまくってます。生きて帰れるのか、これ…

11月11日(水)『デグー語』
動物を飼っていると、何となく連中の言語が分かってきます。
分かってくると、音声による対話だけではなく、それ以外の手段も用いられてると気が付くのですがデグーの特殊言語にオシッコがありにけり。

これ、手の上に乗ってくるようになって初めて確認できるのですが、連中は「お前を仲間と認める」という宣言として相手にオシッコを掛けるのです。
ただしこれ、自分の方がエライのだ、というメッセージにもなるんですが、その場合は挑発的に脚を高く持ち上げて相手に引っ掛けます。

特に男の軍団はフレンドリーなため、飼い主はしょっちゅう手にオシッコを掛けられており、人類が放尿を意思伝達の手段に採用しなくてホントによかったと思う今日この頃。

11月10日(火)『サイン入り』
以前から何か落書きがあるな、と思ってたのをよく確認してみたら、今更ながらご本人のサインであることに気が付きました。

というわけで、土井武夫さんのサイン本が我が家に有ることが判明しました。ただし関係者への贈呈本が古本屋に流れたものの上に、贈られた人が読んだときにいろいろ突っ込みや修正を赤ペンで入れてる、という少々、なんだな、という本となってます。
贈呈された人の名前も特定できてしまうので、ここはひとつ、私が墓場まで持ってゆこうと思います…

11月04日(水)『変更』
スマホに切り替えてから1年半ほど経ちますが、やはり全く使わず。
月のデータ通信料金が10MBとかで3800円ほどの通信料はバカバカしいので、2年契約が切れるのと同時に月額1980円ほどの格安キャリアに乗り換える。その差はしばらくしないと判りませんが、恐らく何の問題もないと思うので、これで十分でしょう。

ちなみにauからその傘下のUQmobileへの変更だったのですが、なんだかんだで2時間以上かかってしまい、ほぼ休みの半分が潰れてしまったのが意外といえば意外だったところ。

11月02日(月)『産業』
ダメ人間兼コックに合ってずんだ餅土産贈呈式を敢行。

ついでに現状の東京における外食産業のゴタゴタぶりを聞いて、まだまだコロナウィルスの混乱は続きそうだなあ、と思う。
仙台に行った時にも特急ひたち、新幹線、ともに空席が目立ったし、影響は甚大だ。ただしGOtoキャンペーンのおかげでホテルはそれなりに賑わっているようですが。

10月29日(木)『仙台』
現在、仙台駅の新幹線待ち中ですが、とりあえず仙台は面白かったです。
現状、仙台の発見は以下の通り。

●仙台はかなりの規模の都市である。横浜、京都と互角に渡り合えるし、上手くやれば名古屋とも戦える。
●仙台に地下街はない。これほどの規模の都市では珍しいというか、百万都市では初めて見た。
●地元の人どうしの会話でも標準語である。山形では少数ながら方言が聞けたのとはかなり異なる。
●美人が多い。
●東北大は広大過ぎて全く全体像が掴めない上に熊がでる。
●仙台駅前に秋葉原を別にすれば世界最大級のオタク地帯がある。台北地下、大阪日本橋と互角かそれ以上だ。

てなところでしょうか。詳しくはまた後ほど旅行記にて。

10月23日(金)『大恐慌時代の中国人』
個人的な経験として推理小説の十中八十九は読者ナメてんのかコラ、という内容なので、私はこのジャンルを全く読みません。
例外として犯人が居るわけではない謎解き事件小説とでもいうべきものにフォーサイスの「オデッサ・ファイル」と「シェパード」という二大傑作があるんですけどね。

が、推理小説、探偵小説は何しろ書きたい人が多いジャンルでもあり、その手の話は逆に面白かったりするのです(笑)。
とりあえず探偵小説の初歩の初歩、江戸川乱歩が紹介し、日本でもよく知られる「探偵小説の十戒」があります。

●犯人は、初期段階で一度登場していなければならぬ
●犯罪の種明かしに、超能力を用いてはならぬ
●犯行現場に、秘密の通路などが二つ以上あってはならぬ
●実在しないの毒薬、科学技術を要する機械を犯罪に用いてはならぬ
●中国人を登場させてはならぬ
●偶然や第六感によって事件を解決してはならぬ
●探偵本人が犯人であってはならぬ
●探偵は、読者に示していない手がかりによって事件を解決してはならぬ
●探偵の相棒(いわゆるワトソン役)は、自分の意見を読者に知らせねばならぬ
●双子・同一人物の変装などは、読者に最初に知らせねばならぬ

といった感じで、まあそうだろうな、という内容です。
もっとも、探偵小説を書く連中はこれをあえて破ろうとする人ばかりなので、探偵小説の神様は神罰与えるので忙しいことでしょう。
これを書いたのがロナルド・ノックス(Ronald Knox)なんですが、彼はイギリスの探偵小説クラブ(Detection Club)が入会時の儀式のとき読み上げる「探偵小説を書く時の誓約」にも関わってるのを知る。
(クラブ設立時のメンバーはアガサ・クリスティ、ロナルド・ノックス、コール夫妻など。後にアメリカからカーが参加。ちなみに誓約はクラブ設立前の1928年の作だとする話もあり)
でもって、その内容は以下の通り。

 ●探偵は突然のヒラメキ、女性の直観、偶然に頼って事件を解決してはならぬ
 ●ギャング団の陰謀、謎の殺人光線、幽霊、隠し窓、中国人、催眠術、超能力、狂人などに頼っての展開は節度を持たねばならぬ。実在しない毒薬の使用は不可
 ●伝統的英語に敬意を持った文体を心掛けよ
 ●手がかりは全て読者に知らせねばならぬ

まあ、これももっとだよね、という感じなんですが、唯一、誰もが気になるのが「なんで探偵小説において中国人が目の敵にされてるの」という点ですね(笑)。
ローマーの小説、怪しい中国のスーパー暗殺者にして悪の帝王フーマンチューの発表が1913年で、英語圏では根強い人気がありましたから、おそらくその影響だと思いますが、それでも探偵小説にフーマンチュー出そうと思うやつ居るのか?という気も。
どうもこの辺り、当時の大ヒット小説としてシャーロック・ホームズと対照的なダークヒーローとして人気があり、探偵小説書いてる連中がこれを敵対視してた、という感じもします。
ちなみにフーマンチューのマンチューは満州の英語読みなんですが、どうも中国本土の別名だと思い込んでこの名が使われてるような。

いずれにせよ、イギリス人の世界観は変なところで偏ってるな、という感じではございます。

10月19日(月)『杜の都』
本年の神保町ブックフェスティバルはコロナウィルスで中止。
つまらんな、と思ってたらGOTOキャンペーンとやらで宿代が安くなり、しかもJR東日本の特急の新幹線が早期予約で半額になってる。
以上により、月末に仙台行きを決定。

10月17日(土)『換毛』
デグーたちが冬毛への換毛期に入り、抜け毛が凄いことに。
単純に以前に比べて数は倍だからなあ。特に長毛種と言っていいグウ母ちゃんとブチは見事で、カゴを動かすだけで、ブワッと毛が飛び散ります。
まあ一月もせずに終わるのですが、これを見ると間もなく寒くなるのだなあ、と思う。

10月12日(月)『ルーター』
我が家のWifiルーターがお亡くなりになる。
有線ルーター機能は生きていた上に、まだ1年半しか使ってなかったので、まさか無線だけ故障するとは思っておらず、原因特定に一苦労。
壊れるものなんだなあ、と思いながら、念のため別のメーカーの品に買い変えました。
ちなみに数字だけ見ると通信は高速化してるはずなんですが、使ってる限り正直、差はわからず…

10月05日(月)『回転機関運動』
今年はコロナの影響であらゆるスポーツの開催が無茶苦茶になってるのですが、そのおかげでF-1は毎週開催みたいな無茶なスケジュールで進んでました。
前半はF-2も同時開催、しかもF-2は長距離、短距離の二連戦戦ですから、毎週三つもレースが見れる、という状況に。
さらに先週は日本のスーパーフォーミュラが同時開催だったので、一日中、車が走ってるのをモニタの前で見てる状態に。

そんなのに慣れてしまうと、レースが無い週末が退屈で困りますね。

09月29日(火)『カビ殺し』
風呂場のタイルの目地が黒くなったの、どんなに掃除してもダメなのであきらめていたら、カビキラーなるスプレーで簡単に落ちることを発見。
吹き付けて1時間も待てば真っ白になるため、ボトルを二本開けて浴室を徹底的に白くする。ちょっと信じられなくらいに綺麗になってしまったんですが、どうも話が上手すぎて微妙に不安にもなる。

ある日、ああ白いタイル目地はいいなあ、とか言いながら風呂を上がると、非通知の電話が携帯に掛かってきて、
「カビに効くのに人には影響ないと、いつから思っていた?」と一言だけ残して切られ、その瞬間に意識を失うとか、ある日、風呂に入ると黒服の男が風呂桶の中に立っていて
「やれやれいい感じに散布してくれましたね。あなたの役割はここまでです。ククク…ご苦労さん」
とか言われて意識を失なうとかになったらどうしようと不安にもなってる初秋の日。
それほど綺麗になってしまったのです、ええ。

09月24日(木)『世界』
久しぶりにアクセス記録を洗いなおしてみたら、かつて月に千件以上はあった中国系の百度、Biduからの検索が0になってるのに気が付いた。中国政府に敵対的サイトと判断されたのかってなくらいの激減ぶり。
入れ替わりに怪しいロシアのサイトからのアクセスが急増中。世界で何が起こってるのやら…

09月22日(火)『久しぶり』
地雷映画男の発案により、映画「テネット」を観に行く。

コロナによる非常事態宣言後、映画館に行くのは初めてだったのですが、新宿のTOHOシネマズではまだ一つづつ間隔を開けての座席利用でした。
その状態でほぼ満員だったのですが、映画の内容は面白い、つまらない以前に、まったくストーリーが判らない、というものでした。
この監督、ダンケルクの時もそういった面がありましたが、それが悪化した感じで、久しぶりにドブに金を捨てる感慨を味わいました。

ついでに新宿、そこそこ人は戻っていたものの、まだ全盛期ほどではなく、都内はまだまだだなあ、という感じですね。

09月18日(金)『謎』
今年の夏は上野不忍池のほとりの野外音楽堂のイベントが軒並みキャンセルとなってました。
が、8月下旬あたりから、平日の夕方から始まるアイドルコンサート風のイベントをよく見かけるように。
土日なら判りますが、平日の午後3時くらいから数百人程度のお客さんを集めて夜まで延々と歌ってます。どういう人たち?と思うもポスター等は一切なく、未だに謎です。
昨年まではあまりこういうの、見た記憶が無いんですけどね。

09月14日(月)『シロ』
当家のデグー、グウ母ちゃん一家のシロが永眠しました。
生後2年と7か月半、本来の寿命の半分ほどの生涯でした。一家の中では最も小柄で、ひ弱な印象のある子でした。
なので里子に出さず残したのですが、良くも悪くも感情的なグウ母ちゃん一家の中で最も冷静で、常識的な子でもありました。

生後2年を迎えたあたりから、ひま種をうまく殻割りできなくなり、飼い主がむき身にして与える必要が出始め、
その四か月後辺りからはガクンと食欲が落ちてげっ歯目に出る不正咬合であることが判明します。
獣医さんに見てもらったところ、顎の骨が変形しており、もう治らないだろう、と言われ覚悟はしてのですが、
その後、前歯を削ってやれば食事もできるようになり、一時は元気も取り戻して飼い主は一安心だったのです。

が、夏を迎えるとクシャミのような状態が続いたり、再び食欲が落ちたりして、再度体重が減り始め、
9月5日頃からはほとんど食事をしなくなり、そこから数日で永眠となりました。

最後はちょっと苦しそうなそぶりも見せていたので、永眠は一つの解決だったのかもしれない、とも思うのですが、
それでも本来の寿命の半分での終わりは、飼い主としてはとても残念です。
次に会うときは健康な体で生まれて来て、もっと美味しいものたくさん食べようぜ、と思いながら埋葬しました。

残りの11匹はおかげさまで必要以上に元気なので、この子たちの健康に気を使って行こうと思います。

09月10日(木)『井之頭公園』
平日に休みが取れ、快晴だったのでいつか行ってみようと思っていた井之頭動物園に出かける。意外に面白い施設でした。ついでに井之頭公園も初めて全体を一周しましたが、これもいい感じ。なるほど、宮崎駿監督の元ホームグランドだと思う。
後ほど、軽く旅行記にまとめようと思います。

09月09日(水)『神保町』
ダメ人間兼コックと会って、現状における外食産業の話を聞く。

徐々に回復しつつはあるものの、なぜか本屋街の神保町周辺は全然駄目だそうな。神保町、普通に歩いてると結構、人出は回復してるので、不思議なものだな、と思う。

09月07日(月)『二勝目』
ホンダエンジン、本年2勝目。
ただしレッドブルホンダではなく、二軍であるアルファタウリホンダのガスリー選手の優勝でした。
いや、30年ぶりくらいにF−1見ながら胃が痛みました。あれで逃げ切れなかったら、朝から病院に駆け込んでいたかも。

この優勝、何が凄いって、ここ8年近くメルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強時代が続いていたF-1で、この3チーム以外から優勝するドライバーが出た、という事。
これは7年前、2013年の開幕戦で、今は亡きロータス・ルノーでライコネンが勝って以来の7年ぶりの快挙なのです。
近年のF-1がいかに退屈だったかの証明であり、これを打ち破ったアルファタウリホンダとガスリーは素晴らしいという他ありませぬ。

ついでにガスリーはこれが初勝利なのですが、当然、三強チーム以外で初優勝を決めた選手も久しぶりで、これは2012年にウィリアムズで勝ったマルドナド以来の記録となります。
ちなみにマルドナドは生涯通算一度しか表彰台に上がって無いのですが、それがこの優勝という変な人でした。同時にこれが名門ウィリアムズの現時点における最後の勝利です。

さらについでに言えば、ホンダがエンジン供与してる二チーム両方が勝つのは1987年のウィリアムズ&ロータス以来、33年ぶりとなります。

勝負事ってのはふとしたことで流れが突然変わったりするので、ここからメルセデスの一人勝ちのF-1が少しずつ変化してくれると面白いんですけどね。

09月04日(金)『夏』
今年の夏も暑かったですが、梅雨が長引いた分、意外にその期間は短かったですね。
頭が弱い分、暑さ寒さに強いので以前は夏でもほとんどクーラーはつけなかったんですが、デグーを飼ってからはそうもいかず、午前8時の段階で室内で30度を超える日は夜になるまでクーラーを掛けることになります。
それが昨年は45日を超えたのに対し、今年はまだ25日ほど。意外に暑くなかったな、とも言えます。

ちなみに今年の夏は近所の鶯谷、かつて住んでいたアパートの近くにルートビアの販売機を発見、狂喜しました。
早朝の散歩がてら、そこまで出かけては数本ずつ買い込んでおります。幸せ。

08月31日(月)『宇都宮とス−パーフォーミュラ』
ツインリンクもてぎのホンダコレクションホールの再訪を狙っていたのですが、今回、スーパーフォーミュラレース開幕戦に合わせて出かけてきました。
期間限定展示で、トヨタのスポーツ800、フィアット500、シトロエンの2CVが見れたのはちょっとラッキー。

レースの方もそれなりに楽しかったのですが、暑すぎる上に日陰すらないという凄まじい会場に、正直、次はもういいな、という感じです。せめて日よけくらい作ろうよ、すでに21世紀なんだし。
後、ツインリンクのメインスタンド、世界一安全な観戦席と言っていいくらいコースから離れてまして、なんだか小さくてよく見えない、という欠陥施設一歩手前という点もちょっと驚きました。

ちなみに土曜のフリー走行から見に行ったので、宇都宮で一泊したところ、これが予想外の大都会で驚く。
我が故郷、千葉では太刀打ちできず、町田、八王子、川崎、那覇辺りと互角以上の戦いができる街でした。人口50万ほど、関東平野の北端の街がこれほどとは、という感じです。

なかなか楽しかったので、近日中に、軽く旅行記にまとめさせてもらいます。

08月24日(月)『岡本喜八』
独立愚連隊シリーズがAmazonのプライムビデオで見れるようになってました。凄い時代が来たなあ。
ちなみに第一作主演、第二作でも主演級だった佐藤充さんは、後に「もののけ姫」でタタリ神という凄い役をやらされた方です。

08月20日(木)『男の子』
デグーのちびっこ軍団もだいぶ大人びてきました。
でもって、気が付いたのはやはり男の子の方が飼い主とのコミュニケーションに積極的なのでは?という点。

トクさん率いる男のチームのカゴに手を入れると、「お、飼い主の手じゃん!」「飼い主の手!」「登ったれ、登ったれ」「ついでに噛んじゃえ」といった感じの積極的な反応があり、わらわらとみんなで集まってきます。

対してデイお母さま率いる女のこチームの場合、「あら飼い主の手ね」「だわね」「なんかこれ臭くない?」といった感じにちょっと確認したらそれっきりとなります。

グウ母ちゃん一家に至ってはかつての「飼い主の手!飼い主の手!殺される!助けて!」と大騒ぎだった時代よりはマシになりましたが、それでも遠巻きに「飼い主が手入れて来たわよ」「やーねえ」「信じられない」といった反応が主です。

逆に言えば、男の子は寂しがり屋で、デイお母さまと別居されて一人になっていたトクさんは、一時荒れまくってました。それが子供たち5匹が同居になると、途端に落ち着いて楽しそうにやってます。

この辺り、単独で飼うなら女の子、複数で飼うか一日中相手をしてあげられるなら男の子、という方向性がやはりあるように感じます。

08月17日(月)『横浜の仕上げ』
一昨年に訪れて以来、その内行こうと思ってそのままになっていた横浜残りもの回収の旅に出る。
具体的には横浜橋の商店街と日本丸の二か所なんですが、せっかくなのでかつては首都圏最後の無法地帯だった黄金町からスタート、横浜駅を目指すことに。ルートとしては

黄金町駅→横浜橋商店街→伊勢佐木町→馬車道→生香園→県立博物館→日本丸→第二ドック跡→日産本社→横浜駅

となりました。でもって今回の発見。

●日本丸が横浜に来てそろそろ10年位経つから一度くらい見ておくか、と思ったらすでに30年以上経っていた。マジで。

●日本丸、戦後の建造だと思ってたら、戦前の船だった。すなわち横浜には氷川丸と並んで二隻の戦前の船がある。

●1989年に横浜博という博覧会があったらしい。まったく覚えてないんですけど(笑)。つくば科学博とか大阪花の万博とかは覚えてるのに…

●小林まことさんの三四郎シリーズによく出てくる金属のウネウネしたオブジェはランドマークタワー前にあった。

●横浜中心部でも、西側の衰退はかなり激しい。

といった感じで、それなりに楽しかったです。黄金町周辺、普通の街になってましたが、今でもそれなりに胡散臭くて好き。

08月13日(木)『汚れ』
我が家の主力デジカメ、LX-100m2のレンズ内、というか受光部にゴミが乗ってしまい、黒い点が消えなくなる。
これ、先代のLX-100でも同じ現象で修理に出してるので、どうも構造的にゴミが入りやすいみたいですね、このカメラ。

で、幸いにして近所の秋葉原にLUMIX修理センターがあるので自転車で修理に出しに行く。
お盆休み前なので時間がかかるかも、と言われましたが、結局翌日には修理が上がったので、取りに行ってきました。修理代は2750円。
個人的には他のカメラに興味がないくらいに気に入ってるのですが、次があるなら、もう少しホコリ対策はお願いしたいところ。

08月11日(火)『再計算』
さて、昨日の記事ではセーフティーカーの有無が無視されてないか、とのご指摘をもらいました。
確かにその通りなので、データが手に入りやすかった第四戦と第五戦で比較してみます。

まず、シルバーストーン名物のセイフティーカーが入らなかった第五戦はそのまま。
よって優勝タイムは フェルスタッペン&レッドブル・ホンダ 1時間19分42秒ですね。

問題は第四戦でのハミルトン&メルセデス 1時間28分1秒で、ここからセーフティーカーの影響を除きます。
まず、セーフティーカーが入ったのは2周目から6週目までの4周と、13週目から19周目までの6周の計10周でした。
この間にどれだけタイムが落ちたかのか、残念ながら今年の映像はもうDAZNで見れなくなっており、やむなくほぼ同じと思われる昨年2019年のデータで確認。
理由は不明なれど、F-1ではセーフティーカー走行中のラップタイムを計らないので手持ちの時計の計測ですが、直前のハミルトンのタイムがほぼ1分30秒、セーフティーカーが一周するのにかかった時間が約2分10秒前後でした。
すなわち1周あたり40秒遅くなっています。これが10周ですから、約400秒、ほぼ6分40秒の遅れが生じた、と見ていいでしょう。

ただしこのセーフティーカーの導入により、一回だけのピットストップをハミルトンはこの時に済ませてしまい、そのための20秒前後のタイムロスを回避しています。すなわちピットストップによるタイムロスはゼロなのです。
対して第五戦の時のフェルスタッペンは普通に二回のピットストップを行いましたから、それで40秒以上のタイムロスを生じています。ここら辺りを差っ引くと、だいたい360秒、ちょうど6分辺りがセーフティーカーのよるタイムロスだと思われます。
よって、一週間で短縮された8分19秒からこれを引くと、2分19秒の短縮、1周辺り約2.67秒の短縮、となります。誤差を考えても一周2秒は速くなってると見ていいでしょう。
さすがに9.6秒は短縮できてませんでしたが(笑)、それでもやはりわずか一週間の進化としては結構すごいな、という感じですね。

08月10日(月)『二連戦』
昨日からもう3回も70周年GPを見てますが、ホンダが勝つレースは何度見ても気分がいいですな(笑)。
さて、大変気分がいいので連続投稿を厭わず、今年のF-1における異常事態、同じサーキットで2週連続開催で見えてきた興味深い点を紹介しておきます。

第一戦と第二戦、そして第四戦と第五戦が同じサーキットでの2週連続開催なのですが、どちらの時も天候に大きな差はない、すなわちレインタイヤによるタイム落ちはありませんでした。
タイヤの変更等はあったものの、呼び方が変わっただけで、ほぼ同じタイプのタイヤが用意できたので、この点も考慮しなくて良いでしょう。
それでいて両レースとも、優勝タイムが1週間後には8分近く短縮されているのです。最初見たときはかなり驚いたので、ちょっと数字を紹介しておきましょう。


第一戦 優勝 ボタッス&メルセデス  1時間30分56秒 平均時速202.2q/h

第二戦 優勝 ハミルトン&メルセデス 1時間22分51秒 平均時速221.9q/h

■わずか1週間で8分55秒のタイム短縮 1周平均 役7.5秒の短縮!!!!(71周) 
 そして平均時速で19.7q/hの上昇。同チームなので公正な比較と思っていい。


第四戦 優勝 ハミルトン&メルセデス 1時間28分1秒 平均時速208.7q/h

第五戦 優勝 フェルスタッペン&レッドブル・ホンダ 1時間19分42秒 平均時速230.5q/h

■これまた1週間で8分19秒の短縮 1周平均 約9.6秒の短縮!!!!!!!!!!!!!!!!(52周)
平均時速で21.8q/hの上昇(結構速めに走ってる自転車の速度に近い。一緒に走ったらみるみる引き離される)

つまり第一戦のボッタスと第二戦のハミルトンを比べると約8周分、第四戦のハミルトンと第五戦のフェルスタッペンを比べても6周分、周回遅れの差をつけ翌週の勝者が勝ってしまうことになるのです。滅茶苦茶な話ですね、どうも。

ちなみにこの差はトップチームに限らず、12位くらいまでなら全員が同じような伸びを見せているから、ごく普通と見ていいでしょう。
この点、今年はエンジンの改良は不可なのでパワーアップによる高速化ではなく、空力の改良とセッティングで実現された高速化と考えていいはずで、一度でも走ったコースのデータを収集しセッティングを最適化するだけでここまで速度差がつく、という事なんでしょう。なるほど、データの有無でここまで同じ車で差がつく以上、近代F-1は情報戦ですね。。


ただし予選だけを見るなら、実はそんなに違わないのも注意。第二戦の予選は雨だったので、ここでは第四戦と第五戦のみを比べましょう。

第四戦 ハミルトン 1分24秒303
第五戦 ボッタス 1分25秒154

両者ともメルセデスだから公平な比較となりますが、一週間で約0.8秒しか進歩してないのです。本選での速度差を考えると無いようなものでしょう。ちなみにライバルのフェルスタッペンに至っては第五戦の方が1秒近く遅いという結果になってます。

ここで考えられるのは予選の速さは恐らく予選用の高出力エンジンモードでセッティングの影響をねじ伏せた速さだ、という可能性でしょう。対して本選では燃費、そして耐久性からそこまでベラボーな出力は出せず、細かい空力的な工夫、前週のデータに合わせたタイヤセッティングが大きく効いてくるように見えます。

となると、どうもエンジン出力、少なくとも予選ではホンダがかなり見劣りがするものの、レッドブルの車はセッティングさえ出せば本戦でメルセデスについて行ける、場合によっては勝てるようになった、という事になります。この先のレースを期待しましょう。

しかし、セッティングを決めるだけで、ここまで差がつくとは驚きで、二週連続開催の意外な副産物でした。なるほど、皆さんセッティングに神経質になるわけだ。

08月08日(土)『北千住』
北千住の街を10年ぶりくらいに歩き回る。

東京東部最大の街にして、イトーヨーカドー発祥の地がここです。家から自転車でも20分くらいの距離なんですが、意外に来たことが無い街の一つでもあったので一度歩き回ってみたかったのでした。
品川、内藤新宿(新宿)、板橋に並ぶ、江戸離脱最初の宿場町ですが、もっとも往時の雰囲気を残してるのはここだと思います。

今回、以前から謎だった、駅からちょっと離れた商店街の正体が旧日光街道だ、という事にも気が付き、なるほど、古い街なのだと再認識。

駅から南に広がるゴールデン街に似た飲み屋街も健在で、一安心。
ただし東口を出たら駅前がほぼ東京電機大学に占拠されていて驚く。神田から蒸発してどこに行ったんだろうと思ったら、こんな場所に移転してたのね。

08月05日(水)『3周年』
というわけでデイお母さまが当旅団に来団されてから3周年となりました。

当時はデグーの飼育とかできるだろうか、とややドキドキでしたが、3年たってみれば我が家には今、12匹のデグーがおりまする(笑)。
お母さまもすでに4歳を超え、6歳前後が平均寿命とされるデグーではそれなりのお歳に。それでもなんだかんだで、いまだに最も飼い主とコミュニケーションが取れるデグーですので、いつまでも元気で居て欲しいです。

そして現状、グウ母ちゃん一家のシロがやや体調不良で心配なところ。
例の前歯の不正咬合とか、いろいろ体の弱い子なんですが、最近やや食欲が無く体重も下降気味。他の子はいつも通りなので夏バテとは思えず気になる所。
歯の周りの骨も異常があり、おそらくもう治らない、とお医者さんで言われてるのですが、少しでも長く元気に暮らしてちょうだい、と思う。

08月03日(月)『SSD』
自宅のPCが購入から5年、そろそろ耐用年数か、という事で新型の購入を検討するも、これくらいは欲しいなと思ったパーツを集めると10万円を軽く超えてくることが判明し断念。

とはいえOSが入ってるメインドライブのハードディスクはそろそろ危なくなるはず。先代のPCではこれが突然昇天してエライ目にあったので、用心のために交換することに。
そもそもWindows10の最初期バージョンから延々とアップデートを重ねてるので、そろそろ綺麗に最初からインストールしなおしたい、というのもありますしね。

で、せっかくなので時代に合わせて固体記憶媒体のSSDに切り替えてみる。
調べてみたらかなりアタリはずれのある部品らしいので、ややお高くてもサムスンの500GBにして見ました。
結論から言うと、PCの起動は劇的に早くなったものの、それ以外は思ったほど変わらず。私の使ってる画像ソフト PhotoImpactは多少速いかな、という感じですが、ブラウザのFireFox、エクセルやワードは違いが判りませぬ。そんなものですかね。

ちなみにドライブの入れ替えはマイクロソフトのサイトからWindows10のイメージをUSBメモリに書き込み、それを使って再起動、インストール開始であっさり終わりました。固体記憶媒体から固体記憶媒体という事で、その点も高速でしたし。
ついでに以前はコード入力とかあったはずなんですが、なんでもデジタル登録とかになっており、手続きは不要なんだとか。この辺りは便利になったなあ、という部分で、XPの時代とかは半日以上かかっていた作業が2時間以下で終了でした。

これであと数年は現状のPCで頑張ってほしいのココロ。

07月28日(火)『数字』
「F-22への道」の本を出版していただいた会社から、発売から4か月の売上数字をもらう。
ウチでやってる特典応募の数からすると、よほど売れなかったんだろうな、申し訳ないと思ってたんですが、意外にも印刷部数の7割が捌けてました。
となると9割近くはサイトの読者さんとは別の人が買ってくれた、という状況らしく、そういった需要もあるんだなあ、と思う。

具体的な数は明かせないのですが、とりあえず重巡を戦隊単位で動かせるくらいの人数の売上はあった、という事になります。

07月26日(日)『人出』
床屋に行くため、四連休中に浅草に出て見る(私自身は四連休じゃないんだけど)。
コロナウィルスによる非常事態宣言時より人は多いし、仲見世のほとんどの店も再開してるんですが、例年の半分くらいかなあ、という人出でした。
日本に来れない以上、そもそも全然外人さんが居ない、というのもあるんでしょうが、6月ごろはもう少し人が居た気がするのでコロナの影響は再び強まってるなあ、という印象です。

ちなみに今年の首都圏は7月末でも30度を超える日が少ないという涼しい夏になってます。
そしてセミが例年より早く鳴き始めたものの、なぜか以後、数が増えず、遠くの方で一匹か二匹鳴いてるな、という感じに留まっています。
なんだか変な年だな、と改めて思いまする。

07月23日(木)『なんだろう』
昨年の秋くらいから、会社、官庁、教育機関からのアクセスが急減、ほぼ半減してる事に気が付く。
昨年同時期に比べると現在のアクセス数は全体でも15%近く減っていて、20年近いサイトの運営で初めての前年割れとなっています。正直、ちょっと驚いてたのですが、どうもこれが原因らしい。が、ページビュー、読み込まれたページ数で見ると3%も減っておらず、すなわち両者の整合性がつかぬ、という事になります。

キチンとしたセキュリティ担当者が居る、大規模な企業、公官庁、教育機関では、IPアドレスの情報をサーバー側に渡さない工夫を始めたのか、と推測してますが、詳細は不明。
IPアドレスが取れないと来訪者数にカウントされないので、当然、数字の上ではアクセス数が急減します。対して読まれたページ数は「それ見せて」と要求が来たら全部カウントするのでその影響を受けないのです。

この辺り、なにか情報があるかといろいろ調べて見たんですが、結局よく判らず。サイト運営の担当者なら、この辺りの異変に気が付いてそうなものですが…
まあ、現状は詳細不明としておきます。

07月20日(月)『雌雄』
デグーのちびっこ軍団、順調に成長中ですが、どうも男の子班の方が全体的に人懐っこい感じがする。
これは女の子だらけだった我が家にトクさんが初めて来たときも感じたのですが、女の子はどこかクールなのに、男の子は「おお飼い主の手じゃん」「登ったれ、登ったれ」的に積極的に飼い主に絡んでくるようです。その分、寂しがり屋なので、一匹にしてしまった時のトクさんの荒廃ぶりとか、すまなかったなあ、と思う。
そしてどうやら6匹でまとめて飼育で行けそう、というよりバラバラにしては可哀そうな感じです。

07月17日(金)『夏』
首都圏、今年の7月はやけに涼しいのですが、上野周辺ではセミが鳴いてます。
例年より一週間は早く、ちょっと驚いてます。どこの世界にもせっかちなのが居るのか。

デグー、グウ母ちゃん一家とデイお母さまの女の子班が、夏用の寝床を牧草で作り始める。今までそんなことしたことないので、何かあったのか。
ただしトクさんと男の子班はもらった牧草は全て食べるですよ、という方針を貫いており、飼い主的にはこの方がありがたいのですが。寝床と餌用に倍の牧草が必要になるんで。

07月13日(月)『かつての地元』
東京都心東部に移り住んで既に14年が経ちましたが、それ以前は千葉の本八幡に13年ほど住んでました。
で、休日に久しぶり、おそらく8年ぶりくらいに本八幡の街を歩いてみる。それ以降も何度か訪問してるのですが、駅周辺だけ見て移動しちゃったので、町中を歩き回るのは久しぶり。
8年ほどでも全然変わってないところと、ここはどこなんだというくらい変わってしまった所とがあって、郊外都市部の変動も大したものだなあ、と思う。そして市川市役所がアメリカ映画に出てくる悪のIT企業本社みたいな建物に建て替え中で、どこにそんな金があったんだろうと思う。もう、私は税金払ってないんで、好きにやってもらっていいんですけどね(笑)。

ついでに二度目の住居だったアパートが健在で驚く。あれ、私が入った段階で築30年くらいだったから、すでに築50年を超えてるはずで、日本が貧乏だった昭和の木造建築としてはそろそろ怖い時期に入るような。住民の皆さん、がんばれ。

でもって、これがなかなか楽しかったので、次の週には隣の船橋を歩き回る。
こちらは18年ぶりくらいなんですが、京成とJRの駅の間の無法地帯が再開発で一掃されており、ちょっと寂しかったです。

07月11日(土)『F-1と加速度』
F-1中継で見られるようになった走行中の車体に掛かる加速度、Gの数字、今週初日の映像を見てたら360度対応だと気が付いた。このため加速時のGも見れる。レッドブルの車では上り坂では重力が加わるためか、最大で1.5Gくらいまで加速度が掛かってるのを確認。それ以外では0.5G以下。これ全車で見れたらエンジンの立ち上がり性能が数字で判るのに。
ちなみにカーブでかかる横Gも坂の方向でベクトルが動いて必ずしも真横を向かないのを発見。最大5Gは下り坂の後の急カーブで掛かってる印象。それ以外のカーブだと最大でも4G前後か。

さらに急ブレーキだと前方に最大5G、ドライバーから見たら最大−5Gというとんでもない負荷が掛かっており、なるほどこれは別世界だと思う。いや面白いな、今年の中継。後はホンダエンジンが勝ってさえくれれば…

07月06日(月)『G』
2020年F-1がようやく開幕しましたが、第一戦はホンダにとって悪夢に終わりました。
巻き返しを期待したいですが、意外な発見として今年の中継は運転席からの映像に横Gの表示が加わってました。
見ていると予選では最大5G、本選でも4.5Gくらいまで掛かっている事を確認。
いや5Gってそれ車体に4トン近い荷重が掛かってるわけですから、カーボンファイバーの車体でも相当キツイんじゃ…。ホントに戦闘機みたいな世界で戦ってるなあ、F-1と思う。

07月01日(水)『装備』
20代から30代にかけてはそれなりに山に入っておりました。

富士山に登って無いのに日本の3000m級の山は三つほど登ってますし、八ヶ岳は二回に分けてですが縦走(山小屋に泊まれず一度下山に追い込まれた)、赤石山脈(南アルプス)は北端のノコギリから東の鳳凰三山回り、そして西の間ノ岳手前までの北部の左右縦走をやってます。
飛騨山脈(北アルプス)と木曽山脈(南アルプス)はいくつかの山を単独で登っただけですけどね。

で、それを知ってる従弟の子供が高校生になり、オッチャン、キャンプとかのやり方を教えて、と連絡してきたのだが、すまんな、オッチャンのやっていた山登りとキャンプは全く別世界なのだよ。
オッチャンの場合、重力に逆らって走り回るために徹底的に装備は軽量化、高度450m/時の登坂速度を最後まで維持してたのだ、と返信する。すなわち3000m級相手に日帰り登山をやってたのじゃ。

まあ、当時でも戦争にでも行くのか、という装備でヒーヒー言いながら山登ってる学生の山岳部とか居ましたけど。おいおい、そんなのはヒマラヤにでも行ってやりな、と思いながら、その横をコンビニのパンとペットボトルと飴以外の食料を持たない私は走り抜けていたのでした。後は雨具のみ。当時は携帯も出回り始めたばかりで山の中じゃ使い物にならなかったしね。

当然、山小屋しか使いませんし、キャンプなんてやったこと無いのよ。友人に誘われてバンガローでバーベキューくらいなら何度かやってたけど、それは山登りとは別なのじゃ。

その結果、とりあえずオッチャンが今回も役に立たない事がよく判りました、という返信を受け取りました。まあ、世の中、そんなもんだ。

06月28日(日)『F-1』
今年のF-1は下手をすると10戦を切る可能性がある、という事は史上最少の開催数となる可能性が出て来ました(1961年の8戦が史上最低数)。
となると1988年以来の年間勝率93.8%超えの可能性が出て来ます。ホンダ、32年前の借りを返して、勝率100%を目指して欲しいなあ、と思う異常な2020開幕の1週間前。

06月27日(土)『悪口』
明治から蒸気機関車に乗って、最後は昭和天皇のお召列車の機関士まで務めた人が、戦後、1958年ごろに受けたインタビューを読む。

当時は国鉄の電化が本格化した時期で、すでに引退済みだったこの方は東海道線の特急まで全部電車になってしまったのが気に食わず
「蒸気機関車ってのは窯焚いて全部自力で走ってる。変電所から電気をパンタグラフでもらってスーコラスーコラ走ってる電車とはワケが違います」
と述べてるのを見て、変電所から電気をもらってるという理由で電車を非難する人がいたのかと驚く(笑)。

自分の主義主張を、俺が好きなんだからいいじゃないかで済まさず、変に理屈をこねる人は極端でゆがんだ主張に走りがちなんですが、ここまでくるとむしろ見事かも。
ついでに、戦前の蒸気機関車は各車両ごとに専属の機関士がいて、このため愛着も強く自分の機関車は自分で徹底的に磨き上げるとかやっていたそうな。

06月26日(金)『ヤナスペ』
ゴールデンゴールドの最新刊を読んだら柳スペシャルがネタで出てきて驚く(笑)。
21世期の今、どれだけの人が判るのよと思う。一二の三四郎で出て来た受け身の取れない投げ技なんですが、作者さんの年代からして2の方からですかね。長州橋本戦ネタも出て来たし…。

06月21日(日)『成長』
デグー赤ちゃん軍団、生後2か月をメドに女の子班と男の子班に分離。
男の子はトクお父ちゃんと合わせて6匹の大所帯となり、今後、カゴをもう一つ増やす必要があるか様子見になります。

ちなみにグウ母ちゃん一家に比べて成長が遅いデイお母さま一家は、生後二か月経った今でも数匹がカゴの柵の隙間から脱走可能で、未だに脱走防止金網が外せませぬ。

二か月目あたりから急激に成長するはずなので早く脱走不可能な体格になってね、と思う。
ついでに未だに個体識別ができません。2匹しかいない女の子なら…と思ってたのですが、どちらも小柄、同じ色で、もう少し経って明確に性格の違いが出てくるまで無理ですね。
男の子班は結構体格差があるので、判別はできそうですが、こっちはこっちで数が多いので、これまた楽ではありませぬ。

06月19日(金)『印鑑』
職場に漢字圏以外の外人さんが初めて入ってくる。
で、書類に押す印鑑があるんですが、それがカタカナ四文字で、なんとういうか21世紀の日本てすげえなと思いました。
どこで作ったんだろと思って聞いたら町中のチェーン店系ハンコ屋さんで普通に受け付けてるのだそうな。

06月14日(日)『絶望』
アストロ球団に対抗してキノウハマチ フットボールクラブというのを考えたがどうか、と周囲に問うたところ、そもそも最近の若い者はアストロ球団を知らないことが判明。
こんなことで日本の未来は大丈夫だろうかと不安になった初夏の日。

06月13日(土)『やはり』
Amazonのプライム会員で見れるTOP GEARシリーズをようやく全て見終わる。
個人的にはBBCの最高傑作は、モンティパイソンではなく、こっちだと思う。
おなじスタッフ、メンバーで、アマゾンに移った後のグランド ツアーシリーズが事実上、終了しちゃったのはなんとも残念。

06月09日(火)『来る』
コロナ対策の10万円給付申請書がようやく来る。私の周りはほぼ全員すでに受け取っており、どうなってんのかな、と思っていたところでした。
意味もなく貧乏くさく小さいマスクの給付は4月末と圧倒的に速かったのに、よく判らんな文京区。

もしかして独り身で頭が悪そうで給付が遅れても問題無さそうな人間を後回しにした?だとすると侮れんな、文京区。実際、休職中は手取りで3割減でしたが、生活に困るほどでは無く。
まあ国が10万持ってるより、私が持っていた方が賢く使えるのは間違いないので、もらえるならもらいますが。

06月07日(日)『人出』
コロナの緊急事態宣言が基本解除になって二度目の日曜ですが、上野周辺は意外に人が少ないです。通常の7割、という感じでしょうか。むしろ先週の方が賑やかだった感じですね。
ちなみに国立博物館と国立科学博物館は再開してますが、上野動物園はまだ閉鎖を解除されてません。

アメ横の店舗もまだ1割くらいが閉まったままで、潰れちゃったのか、何か訳があってまだ開業できないのかよく判らず。本格回復はどんなに速くても夏以降なんでしょうね。

06月05日(金)『復帰』
職場に約50日ぶりに復帰し、ようやく元の生活に戻りつつあります。
といっても、仕事は3月以前の半分、会社の周りの出勤風景の人の数もまだ7割くらいでちょっと少なめ、という感じですね。日本を含める世界の経済活動が受けた傷の大きさ、どうも想像以上と覚悟しておくべきだな、と思います。

05月31日(日)『(無題)』
デグーちびっこ部隊、7匹とも元気なのですが、グウ母ちゃん一家の時に比べると成長が遅い。
生後40日の体重で比べると3割近く軽く、ちょっと心配になるが、バリバリ牧草食べてるし、元気だしでとりあえずは大丈夫だろうと判断。
前回4匹、今回は8匹(1匹は死産)だったので、その影響かも。

そしてかなり成長して来たのに、未だに全く個体識別ができませぬ。大丈夫か、飼い主…
名前だけはデイの子供で7匹なんだから、日、月、火、水、木、金、土と決めてるんですけどね。

ついでにどうもオスが5匹にメスが2匹と、ちょっとバランスの悪い数になってる感じで、このままだとトクさん率いる男の子チームが6匹で飼育となります。
カゴは十分な大きさがあると思うんですが、念のためもう一個、別に追加した方がいいのか考え中。

05月29日(金)『東京西部』
用があって八王子方面に出かけたので、ついでに産まれて初めて八王子の街中を歩いてみる。意外に大規模な街で、あれま、これはスゴイと思う。
ついでに隣の立川にも寄ってみる。こちらは30年ぶりくらいなのだけど、以前より都会になっておりこれまた驚く。

両者ともかなりの規模の商業施設があり、地方の首都圏所在地なんかよりよほどスゴイ、という街でして、例に出して悪いですが私の知ってる地方都市、長野、山形あたりでは多分、太刀打ちできません。
一応、首都圏であり、政令指定都市でもある我が本籍地、千葉市でも引き分けに持ち込めたらラッキー、くらいのものがありました。

さらに両者は8qほどしか離れて無いので、これだけの近距離にこれだけ大規模な二つの街がある、というのも驚きでした。似たような場所に川崎と横浜がありますが、あれでも10qは離れてますからね…。
おそらく日本の中で最も大規模商業地区が密集してる場所じゃないかと思います。ついでにその南には町田というこれまた大規模な商業地区がありますから、東京、実は日本最強の地方都市地帯なのかも、と思う。

そういえば、昔、食品メーカーの人に八王子周辺は都内なのに都心から距離があるため、一定の独立性があり、試験販売の実験地としては理想的と聞いたことがありました。なるほど、これは確かに東京とは別の都市圏ですね。東京から電車で1時間近くかかりますし。

私のような千葉県出身で、東京の東の方で生きて来た人間には東京西部は驚きの連続でございます。

05月24日(日)『風力発電』
来週あたりから仕事へ本格的に復帰が予想され、この点はダメ人間兼コックも同じだったので、ヒマなうちに最後にどこかに行っておくか、となる。
といっても緊急事態宣言は解除直前とはいえまだ生きてるので、近場で、かつ人の居ないところ、という事で利根川河口、銚子から鹿島に至る一帯の風力発電地帯を見に行く。

成田への飛行機から見ていて気になっていた場所なんですが、現地で見たら予想以上の規模とカッコよさで涙が出ました。高層ビル並みの高さのある風車が数十基、ゆっくり回りつづける世界は圧巻でした。ちなみに見学者は我々二人以外はゼロでした。
すげえぞ、風力発電。夜でも行けるぞ風力発電。太陽発電パネルみたいに胡散臭くないぞ、風力発電。

最後に銚子漁港というか魚市場のレストランで食事して来たのですが、ほとんどお客さんがおらず、銚子でもこうか、と思う。

05月21日(木)『トヨタ最強説』
トヨタのハイラックス系トラックが中東からアフリカの非正規軍から貧乏正規軍まで最も一般的な軍用車両である、というのは以前も書きました。
が、調べてみたらイラク戦争の時、米軍もアメリカからタコマ(ハイラックスのアメリカ版)をわざわざ改修して持ち込んでいたと知る。

…もう日本最強の兵器メーカーはトヨタでいいんじゃないかと思う。
自衛隊でおなじみのアレとかアレは、事実上、ロクなモノ造れないんだし。

05月18日(月)『5月の週末』
日曜に上野公園周辺とアメ横を歩いてきましたが、人出がかなり多くなってました。
もっとも人が少なかった4月のゴールデンウイーク前の週末に比べると軽く倍以上、という感じです。
博物館も動物園も、そしてアメ横の店舗も以前とほぼ休業中ですから、出て来ても何もないんですが…
そもそも東京のコロナウィルスによる非常事態宣言は未だ解除されてませんし。皆、規制に疲れちゃったんでしょうね。

05月16日(土)『あれま』
ケネディによって20世紀後半に入ってようやく初のカソリック大統領が登場した、という先入観でアメリカはプロテスタントの国と思い込んでいたが、調べてみるとそうでもない、と知る。
というか、ボストン、人口の6割以上がカソリックじゃんか。ケネディ、ちっともマイノリティじゃないじゃん。あくまで支配者階級、エスタブリッシュメントの中で少数派だった、という話で、ケネディ一家は地元では王道のど真ん中に居たわけだ。
よりによってピルグリムの地元、ボストンがカソリックの地とは思っても見なかったので、先入観にとらわれずにキチンと確認せんとあかんなあ、と改めて思う。

21世紀に入ってから、そこにヒスパニックが合流してますから、アメリカのカソリック、無視できないな。
どうもプロテスタントのエヴァンゲリオンとリベラルに気を取られ過ぎてましたね。

05月12日(火)『デグー生活』
引き続き自宅待機が続いてるのですが、あまりに毎日時間が足りないので確認したらデグーのお世話時間が一日3時間を超えてる事が判明する。
食事や睡眠のように必須の時間だと思っていたので、特に気にして無かったのですが、そんなに使っていたとは。
さすがにもう少し有意義な時間の使い方がある気がするので、以後は一日2時間50分程度に抑えようと思います。

そんな中、以前から歯の調子が悪く、食べるのが遅かったシロの食欲が減る。
怪しいと思って前歯を見たら、あきらかに伸びすぎていて、咬み合わせも悪い。
あわてて動物病院に連れ込んで歯の研磨をしてもらうが、どうも先天的にアゴの骨と歯が歪んでるらしく、治らないかも、と言われる。
とりあえず、できるだけの事はして、今後は様子見となる。2年近く健康に過ごしていたので、このまま復活してくれることを願う。ベラボーな診察料取られたしな。

05月08日(金)『コロナの東京』
ダメ人間兼コックとあって久しぶりにお互いの近況を確認、その後、奴の勤め先まで上野から散歩がてら歩いて向かう。
とりあず神保町周辺に久しぶりに出たのですが、人では少なめ。それでも連休前に比べると結構、歩いてる人は居て、どうも皆、家に居るのに飽き始めてるのでは、という気も。

翌日は大塚に用事があったので、ついでに池袋も見て来る。
こちらも駅周辺は人が多めで、ちょっと驚く。新宿、渋谷を見て回ったのが10日以上前なので単純比較はできないのですが、それでも結構な人出でした。
池袋の街の特殊性なのか、連休明けで皆さん、気が緩み始めたのか、判断がつきませんが。

05月04日(月)『時間と出費』
会社より連絡で、とりあえず5月末まで自宅待機の延期が決定。
余っていた有給はとっくに消化済みなのでどうするのか、と思ったら、とりあえず基本給のみ支給となるとか。
3割近い減収ですが、さらに3週間の休みをお金を出して買ったと思えば安いもの、という気もします。もちろん、これで済むとは思って無いですが(笑)。

でもって、そんな世の中でですから、出版社の皆さんも頑張ってるようで、電子出版漫画の無料試し読みがいろいろ出てます。そこで読んでみて面白そうな本は全て買ってしまい、これまたエライ出費にになってます。
デグーの第三新住居と回し車も買わなきゃなのに。減収なのに。まあ、誰かがお金を使わなきゃなのだから、いいか。

ちなみに自宅待機に入ってから3週間で、読んで気に入ってほぼ全巻買った漫画は以下の通り。

■3月のライオン ■ゆるキャン ■かぐや様は告らせたい
■悪魔のメムメムちゃん ■ジャビー様はくじけない ■29歳独身中堅冒険者の日常
■白聖女と黒牧師 ■リサの食べられない食卓 ■怪物事変

そして面白いとは思わなかったのだけど、こんな内容の作品が存在し、それが普通に大手出版社から売られている事に驚いて買ってしまったのが、

■アスペル カノジョ

といった感じになります。
こうして見ると、買い過ぎだよな、どう見ても…。そしてここ10年以上、あまり熱心に新しい漫画を探してなかったんですが思った以上に進化してるのだなあ、と知る。確実に日本に産まれた利点の一つですね。

ついでに漫画ではありませんが自分の本を見ていて気が付いた事。
アマゾンの書籍売り上げ、一日10冊売れれば5000位以内、20冊だと3500位前後、となるようです。それ以上は観測中に売れなかったので判りません。
…これ、ベスト100位圏内とか、アマゾンだけで一日にどんだけ売れてるの、とは思いました。

05月02日(土)『(無題)』
デイお嬢とトクさんの子供たちは順調に成長中。

どうもグウ母ちゃんの時より早く生まれたのか、やや小柄で成長が少し遅い印象がありますが、2週間たってようやく元気に巣箱の外で遊び始めました。
そして最大の驚きは、人間の手を全く恐れないどころか見ると集まって来ること。グウ母ちゃん一家の時は5日目くらいから外に出始めたものの、飼い主が手を出すと防犯ブザー鳴らして走り去る小学生のごとく逃げてしまっていたのとは対照的。当時は小動動物の本能だからなあ、と思ってたんですが個性だったのか…。
この辺り、特に何もしてないので、産まれてついての性格と見て間違いなく、なるほどトクさんとデイお嬢の子供だ、と思ったり。

さらに驚愕だったのは、赤ちゃん軍団、手に寄って来るどころか、その上に乗ってみんなで寝てしまった事。
活動的で一匹オオカミ的な性格の子が一人いるのですが、それ以外は飼い主がカゴに手を入れ両手の平を広げて置くと、ワーッと集まって来てその上に乗って来ます。そして毛づくろいをしたり、じゃれたりしてる内に皆寝てしまうのです。最後は一匹オオカミもやって来て、そのデグー団子の上に乗かってこれも寝てしまいます。

赤ちゃんデグーが安心しきって手の上で寝てるのを見るだけで、もはや怖いものなし、という感じになってきますね、はい。一度寝ちゃうと30分くらいは飼い主、その姿勢のまま動けなくなるのですが、全く気にならぬ幸福と言えましょう。
ただしその間、カゴの扉は開きっぱなしなので、デイお母さまは堂々と脱走、好きなだけ部屋の中徘徊し、破壊と悪戯と盗み食いを繰り返すのですが、こちらは両手を抑えられてるので、何もできませぬ…。
まあ、育児でストレスが溜まってる可能性もあるので、そのくらいは大目に見る事にしております。

04月29日(水)『日々の生活』
コロナウィルスによる自宅待機に入ってそろそろ20日なんですが、全然時間が足りぬ、という予想外の日々を過ごしております。

部屋の整理や掃除といったやらなきゃいけいない事、見たいと思っていた動画、読まなきゃなと思っていた本や漫画を少しずつ片付けて、しばらく描いてなかった絵を少し描いて、さらにたまに気分転換に散歩や自転車で走り回ったりしてると、あっというまに一日が終わってしまうのです。

結果、こんなに時間があるなら、あれもこれもできるな、と思っていた事の1/3くらいしか終わっておらず、当初の予定だとあと1週間前後で職場復帰ですから、間違いなく終わらない、という事になりそうです。
人生はあまりにも短く、労働時間はあまりにも長いのだなあ、と思う日々でございます。

04月26日(日)『街の死』
先週の浅草の世紀末無人ぶりが気になったので、コロナの影響で都心がどうなったのか見に行く。
山手線内ならほぼ自転車での移動圏内なので人と接触しないでどこでも行ける、という利点を活かすのは今日、という感じです。

で、土日にわけて全て午前10半から12時過ぎ、もっとも人が出始める時間を狙って観察して来た結果が以下の通り。

■新宿 人は極めて少ない。通常の週末の1/100と言っても大げさではないほど人は居ない。地下街は全て封鎖で入れず。
ちなみに午前10時半の段階で、アルタ前で待ち合わせしてる人、ゼロ。一人も居ないのである。

■原宿 人は極めて少ない こちらも1/100の世界。具体的には竹下通りの原宿駅側入り口から見える、一番奥の曲がり角まで、人が居ないので全て地面が見えます。その間に10人くらいしか歩いてません。

■渋谷 人はかなり少ない。パルコ周辺まで行くとほぼ無人、NHKまで行くと逆に地元の人が散歩に来ていて、ポツポツ人出あり。センター街は新宿、原宿よりはやや人が居たが、それでもいつもの1/20以下だろう。駅前の世界の渋谷スクランブル交差点も、青になって渡るは10人前後。ハチ公前もベンチに3人座っていただけで、ほぼ無人。土曜の午後12時過ぎなのに。

■銀座 ほぼ無人。有楽町から三越までほぼ人に会わずに歩ける。有楽町駅周辺も完全に無人街状態、1/100どころではない世界。

■築地場外 意外にも営業してる店がいくつかあった。しかし、ほとんど人は居ない。ここも通常の1/100の世界だと思う。

■秋葉原 駅前は閑散としてるが、街中は意外に人が居る。通常の1/10どころか1/20以下だと思うが、それでも他の繁華街よりは明らかに人が居る。そういった街なのだろうな、と思う。

■上野 アメ横 ここも通常よりは少ないが、新宿、原宿、銀座の閑散ぶりからすると意外に人出はあった。前者の3倍くらいの感覚で人とすれ違う。また、営業中の店も意外にある。もっともここは食料品を始め、地元の人間が利用する商店街、という面もあるので、その影響も考えるべきだろう。


と言った感じで、人混みは避けようと思っていたのに、そんなものには一度も出会いませんでした、という感じ。
ただし同じような事を考えてるのか、子供連れで自転車で走ってる人をかなり見ました。ついでにウーバーイーツの皆さんも異常に多かったです。ついでに車も少なめで、走ってるのはバスとパトカーばかり、という印象もあり。

首都圏におぎゃーと産まれて50年を超え、山手線沿線、都心と言っていい地区に住んで14年になりますが、こんな光景は一度も見た事が無いです。台風、大雪の日、など一日で終わる天災を別にすれば、大震災の時でも、ここまでではありませんでした。

もし二か月前にビシっとスーツに身を包み、いかにもデキそうな会社員が電車で横の席に座って「東京は死んだ」とか言ったら、ああ、この人は気の毒な人なのだ、と思って終わりでした。が、今日、フルチンのオッチャンが全力で自転車を追いかけて来て「日本は死んだ」と叫びながら走り去ったら、私もそう思うよ同志、と考えたでしょう。
ホントに街って死ぬのだと思いました。私の知る限り、第二次大戦と関東大震災を別にすれば、東京がこんな状態になった事はないと思います。前例のない世界に私たちは足を踏み入れてるのは間違いないです。覚悟はしておくべきでしょう。

04月24日(金)『愛』
自宅待機中、時間が取れる限りデグーの世話をしております。
デグーは鏡のような反応を示す生き物で、愛情には愛情を、関心には関心を、安心感には安心感を持って答えます。
逆もまた真なりで、嫌悪には嫌悪を、無関心には無関心を、いら立ちにはいら立ちを持って返すので、注意しないと心地よい関係が築けません。

ここ2週間、ずっと一緒に居る事もあり、お互いの意思の疎通と信頼感が増してきて、こうなるとより可愛いもんだと思います。
まあ、程度もあってデイお嬢とトクさんはよく知るほどいろんな面を見せてくれますが、グウ母ちゃん一家は、ベタベタに懐くけど、特に意思の疎通とかは成立しませぬ。それでも可愛いけどね。

ついでにデイお嬢の出産から一週間、赤ちゃんも全員無事に育ってますが、グウ母ちゃん一家の時より皆小柄で、さらにその中でも小さな子が一匹いて、飼い主的にはとにかく無事に育ってね、という感じです。
そろそろモフモフエリート育成キャンプを始める予定ですし。

04月19日(日)『人無き街』
散髪のため、浅草の行きつけの床屋に向かうと休業中でした。
あれま、床屋さんもか。となると参ったな。この後半月近く、散髪できない事になる。
しょうがないから開いてる適当な店に行くかと思うも、周辺のお店全てがお休み。うーむ、出直すか。

その浅草の街は中心部の仲見世と新仲見世の半数以上が休業中で、閑散としてました。
あそこは夜が早い街なので、夕方から夜にかけて何度も人無き浅草を見てるんですけど、快晴の日曜の昼間にほとんど人が居ない浅草は初めてみました。いや、人類が経験した事の無い世界が始まったのだな、と思う。

ちなみにその後で買い物に寄った、都電終点に展開する三ノ輪の商店街は結構な人出で、観光地は閑散としてても、地元系商店街は人多いのね、と思う。

ついでに私はこの一帯の移動には自転車しか使わないので、密閉空間とは無縁となっております。

04月17日(金)『出産』
デイお嬢、出産。
めちゃくちゃ体重が増えてたので覚悟してたのですが、計8匹、デグーのおっぱいの数ギリギリの赤ちゃんが出て来ました。

が、残念ながら16日の夜中に産まれて来た第一子は死産で、出て来た瞬間から動かず、今回もかと飼い主は不安にかられる。しかもデイお嬢は出産を中断してそのまま寝てしまうという驚くべき行動に出て、このため出産は翌朝に持ち越し。
それでも朝から始まった二回目の出産では無事、残り全員が元気に登場、すなわち7匹の新入りが加わりました。

当初の予定だと5匹くらいなら全然面倒見ちゃうぜ、と思ってたんですが、そうか7匹か。善処しようと思いながら、とりあえずは全員が元気に育つように見守りたいと思いまする。

あと、今回は全員が同じ毛の色、トク父ちゃん色のようで、7匹いて、同じ色で果たして飼い主は見分けられるのか、若干の不安アリ。
現状はデイお嬢とグウ母ちゃんが同じ色なだけで、しかも両者は体格も顔つきも違うので識別は楽。が、今回は兄弟姉妹だから、同じような背格好だと思われ、飼い主の愛が試される時が来たのかもしれないと思う。

04月15日(水)『ビートル』
どうでもいい話ではありますが、フォルクスワーゲン ビートルのスゴイ所は1930年代設計の空冷エンジン搭載大衆車で全金属製という点だと思っております。
戦後、同じヨーロッパの空冷エンジン搭載大衆車、フランスの2CV、そしてさらに時代が下ったフィアット500などの屋根が布張りなのは、オシャレでもレジャー志向のためでもなく、それしか手が無かったからでした。

屋根まで鋼板にしてしまうとコストが高く、かつ非力なエンジンではまともに走らなくなってしまい、このため要求される価格設定とエンジン馬力でまともに走れる車を造るには屋根を布にするしかなかったわけでした。

航空機の全金属化でも先端を走ってたドイツですが、その点は大衆車も同じだったのだよ、というお話。
ただしもっとデカいエンジン積める高級車やアメ車では話は別ですが。

04月13日(月)『ついに』
我が社もついに自宅勤務に切り替えに。
といってもウチは自宅でできるような仕事はほとんど無いので、事実上の有給強制消化となります。
少なくとも今月一杯はこの状態。これだけ時間があればどこかに行きたくなりますが、コロナウィルスのおかげでそれもできないので、自宅で本読んでいろんな原稿書いて過ごします。絵も描くか。
こうなると判ってたら、いくつか断っちゃった原稿、受けれたな、と思うも、まあ仕方ない。

04月06日(月)『上野とコロナ』
コロナウィルスによりあまり外出するなとの事なのでしばらく出歩いてなかったんですが、ちょっと用事があったついでに少し近所を歩き回ったら、いろいろ変わっていて驚く。

まず近所の春日局のお墓のあるお寺の前に、ブロンズの春日局像が建っていました。いつの間にこんなものが…
そして長らく改修中だった上野駅の公園口(動物園に出る出口)が完成、運用を開始してました。このため、上野駅の公園側は今までとは全く異なる構造になってしまい、以前から来てた人は結構、とまどうんじゃないかと。

そしてコロナウィルスの影響で、上野公園、そしてアメ横ともに人がほとんどおらず、極めて閑散としてます。東日本大震災以来ですね、こういった風景を見るのは。

04月04日(土)『影響』
ダメ人間兼コックと会って、お互いの業界に対するコロナウィルスの影響を確認。
いや、予想以上にいろんなとこに影響が出てるな、という感じですね。
人類初体験の事態が進行中ですが、全く未来が予見できないです。

03月31日(火)『いよいよ』
デイお嬢の胎動を初確認。
グウ母ちゃんの時だとここから2週間で出産でしたから、いよいよですね。無事に出産出来たら来年の初詣に500円玉を投じます、という条件で近所の神社に安産祈願中。

後はトクさんとの同居をどうするか。
グウ母ちゃんの時は、この辺りでデイお嬢と大喧嘩してしまって別居となったんですが、現状、トクさん、デイお嬢夫婦は仲良しのまま。
が、出産後に交尾しちゃうとデイの体も大変なら飼い主も飼いきれないので、どこかで別居はさせなきゃなんですが、悩みどころです。

03月29日(日)『桜』
コロナウィルスによる厳戒例により上野周辺、桜の季節の週末とは思えない人の少なさです。アメ横も閑散としており、こんな風景はこの地域に移り住んで約13年で初めて見ました。
2011年3月の震災の時ですらここまででは無かった記憶が。ウィルス恐るべし、ですね。

さらに日曜は都心部でも雪が本格的に降ってます。東京で桜の咲いてる時に雪が降ったのは初めて見ました。スゴイ春だなあ、と思う。

03月26日(木)『どうするか』
当初、今年の海外旅行は4月にヨーロッパ大陸側を考えていたのですが、コロナの影響で断念、当初の補欠案だったロシア方面も駄目になる。
さあ、どうするかで今は5月下旬にヨーロッパ大陸側を狙ってるのですが、入国はできても日本に帰国後一定時間隔離、という可能性もまたあり、思案中。

6月にすればほぼ安全だと思うんですが、航空券がいきなり倍額とかなんですよねえ…

03月23日(月)『デイお嬢』
体重の増加、及び体型の変化からデイお嬢の妊娠はほぼ確定となってるのですが、現状、まだ胎動が見れません。デグーの下半身の表皮が赤ちゃんの活動でもぞもぞ動くやつですね。

グウ母ちゃんの時の体重変化データからすると、あと20日前後で出産、グウ母ちゃんの時は出産2週間前から胎動が始まったのでそろそろのはずなんですが…
デイお嬢の場合、前回が流産で終わってるので飼い主としては早く赤ちゃんが生きてるのが確認できる胎動を見たいと思ってるんですけど、こればかりは待つしかないですから、忍耐ですね。

ちなみに体重変動からすると、どうも5匹以上の可能性があり、そうなると現存デグーと合わせて計10匹以上。
できれば全員、ウチで飼いたいと思ってるんですが、理論上ギリギリの数になるかも、とそっちもでちょっとドキドキしております。

03月22日(日)『意外と』
週末に上野、浅草、神保町を歩き回ってみたところ、意外な人出で驚く。
コロナウィルスの影響で、街は閑散としてるかと思ったんですが、浅草や神保町はむしろ普段より人が多かった感じです。

上野は外人さんが減った分、やや寂しいものの、それでもまだ満開前の桜の状態でこれだけ人がいるのか、と思う。
ついでに上野公園周辺の桜の満開は今週半ばくらいの感じですね。

03月17日(火)『渋谷』
高いとこが好きな人間として一度は見てみようと思っていた新しい展望台、渋谷のスクランブルスクエアに行く。
入場料2000円と、かなりいいお値段でしたが、眺めはよく、少なくとも六本木ヒルズよりは楽しいです。追加料金なしの屋上もあるし。

ただ日曜なのに人は少なめで、これがコロナ風邪の影響なのか、それともそもそも人気が無いのかよく判らず。
商業施設部分もお客さん少なく、他人事ながら少々心配に。

ついでに銀座線の新しい渋谷駅も見てきましたが、微妙にわかりにくくなったような。

03月14日(土)『未だに』
翼端のウィングレット部が稼働するというボーイング777Xの初飛行を見る。
雨模様の初飛行、しかも本来の予定だった前日は天気が大荒れで延期になった結果でもこれ、という現在のボーイングの経営状態を象徴するような初飛行でした。
が、個人的に一番驚いたのは、撮影用の追尾機が民間に払い下げられたT-33だった事。未だに現役だったのか…。

これ、原型となったP-80から考えると初飛行は第二次大戦中であり、日本の紫電改とは1週間しか違いませぬ。つまり日本で言ったらスペースジェットの量産機初飛行に紫電改が随伴するようなもので、いや、すげえな、と思う。

ついでに777の読みはやはりトリプルセブン、が正しいよね、銀河鉄道も普通に考えるとトリプル ナインだよね、メーテル、と思う。

03月10日(火)『空の漫画』
個人的な感想として飛行機が出てくる漫画にロクな思い出がなく(宮崎駿さんのは漫画に含めず)、その結果、そういった漫画は避けるようにしてるのですが、例によって無料で読めた「前略 雲の上より」という作品が予想外に面白く、全巻揃えてしまう。

なるほどこういった飛行機漫画もあるのか、とういかよくまあこんな設定思いついたな、という作品でした。

03月05日(木)『知らなんだ』
長州力の入場曲、パワーホールって平沢進さんの作曲だったのか…
ずっと千年女優で初めて平沢さんを知ったと思っていたのだが、実際は10年以上前から聞いてたのね…
全く知らなかった。というか、ほんとに広い芸風の人だなあ…

03月03日(火)『モノレールと江の島』
世界最高のモノレーラーを目指し、40年ぶりくらいに湘南モノレールに乗りに行く。
千葉都市モノレールに馴れた人間には走行高度が低い事、単線である事、トンネルが二本もあること、坂の上の駅だと車両の目の前に二階建ての住宅があること、さらに運転間隔は日中でも8分前後と千葉の倍以上の本数が走ってること、などなど驚きの連続でした。
なかなか楽しかったです。

ついでに終点の湘南江の島から歩いて、人生初の江の島上陸をやって来ました。
橋でつながってる変な島、といった認識しかなく、一度も渡ったことがなかったのですが、こちらも意外に面白く、島の裏側の洞窟とか、なかなか楽しめました。

02月24日(月)『様子見』
デイお嬢の体重が徐々に増えつつあり。
単なる食べ過ぎか、おめでたなのか、もうしばらく様子見。

02月18日(火)『頭のいい人』
ある場所で日本からもっとノーベル賞学者を、という話を延々と聞かされる。

それに対して私がずっと考えていた事。
ショックレー(Shockley)は1956年にノーベル物理学賞を獲った優秀な学者であり(トランジスタによる受賞は三人の共同受賞だった)、後に今日のシリコンバレー地区ができる基礎となったマウンテンビューの研究所を設立し、アメリカ中から優秀な頭脳を呼び寄せたのも彼である。
先の人の言うところの、立派なノーベル賞学者さんであろう。

が、彼の研究所がシリコンバレーの発展に貢献したのは、本人がキチガイと紙一重で、集めた研究者が彼を嫌って次々と独立してしまった結果であり(インテルの創業者ムーアとノリスもその中に含まれる)彼が優秀な研究者だった結果ではない。

さらに言えば、晩年は優生学、すなわち優秀な遺伝子をもった優秀な人種を残すべきであり、劣等な遺伝子を持つ人間には不妊手術を行うべきだなどと主張し始めた人物でもある。
露骨な人種差別主義者では無かったが、婉曲に黒人差別的な発言はしてるし、実際、戦後のKKK、アーリア系白人至上主義のキチガイのボス、デービッド・デューク(David Duke)はショックレーの発言を何度も引用し、その黒人差別をあおってる。

あなたはホントにそんな類の人材が日本に欲しいのかね、と思うわけですな。


02月15日(土)『神保町中華』
本とカレーの街という事になっている神保町ですが、昔から中華屋も多かったのでした。
それがここ数年、さらに数が増え、しかもほぼ全てレベルが高いという、滅びつつある横浜中華街とは正反対の展開を見せています。
なんでこんな都心の、繁華街ではないけど賃料が高い街に中華が集中するのか謎なんですが、個人的には美味しい店が増えるのはありがたいです。

02月12日(水)『梅』
湯島天神の梅の花が満開になりつつあります。
暖冬でしたが、意外に例年通りですね。ただし今年はやけに人出が多い印象。
例年だと合格祈願の初詣で大混雑した後は徐々に人が減ってゆくのに、ことしは2月に入るまで延々と湯島天神大混雑、という感じでした。
何があったのかはわかりませんが…

02月09日(日)『モルモットの無念』
モルモットの気の毒な話をする。

まず日本語がおかしい。モルモットはまったく別のげっし目、マーモットがなまったものだ。両者は狸とアライグマくらい姿形も生息圏も違うのに日本ではなぜかこの名がついてしまった。
ついでに和名である天竺ネズミも、天竺周辺は本来はマーモットの生息地であり、モルモットに縁もゆかりもない。

さらに英語圏の名称、ギニアピッグもおかしい。いうまでもなく南米原産のげっし目なのに、なんでアフリカの地名がつくんだ、というのと同時にそもそもブタですらない。
ちなみに私の調べた限りでは、ヨーロッパ語圏もこの生物に対してきわめて適当な名をつけており、フランス語ではインドブタ、ドイツ語では海のブタ、といったところの名前になっていた。

あまりに気の毒で、誰かモルモットの無念を晴らしてやるべきではないかと思う。具体的にどうすればいいのか、よく判らんけど。

02月03日(月)『モノレール』
千葉市中央部と東部に育った人間は、幼少の頃からモノレール成分を強く受けているため、一定期間モノレールに乗らないと禁断症状がでます。
なので、実家に帰ったついでに久しぶりに乗ってみる。ちなみにここ数年はいわゆる萌キャラとのコラボ車輌が走ってたり、モノレール目当てらしい、終点でも降りない外人さんがいたり、随分変わったなあ、と思う。

01月30日(木)『アメリカン自然』
日本に来てたアメリカン人に、アメリカ南部のゴルフコースじゃワニが出るんだぜ、と言われて笑って済ませたんですが、調べてみたらホントに出ると知り驚く。
それどころかプロのPGAツアーでワニが出て試合中断になったことが何度かあるそうで、そんなのもはやゴルフじゃねえ、と思う。
すげえな、アメリカ。

01月27日(月)『21世紀のマンガ本』
生まれて初めてWiFiタブレットを購入、使用開始して3ヶ月、意外に使うなあ、という感じで驚いております。

生まれて初めてのスマホはすでに8ヶ月ほど経ってますが、事実上使ってないに等しく、一月1GBの通信量のほとんどが捨てる形になってしまってるのとは対照的。

特に想定外の利用だったのが電子書籍、特に漫画で、パソコンでは画面がでかすぎるのとイチイチ起動するのが面倒なので全く使わず、スマホも画面が小さくて見る気がしなかったのが、タブレットだとちょうどいい感じで、かなり読んでます。
中でも新しい漫画の発見は、紙の本からほぼこちらに移行しつつ有り。中でも講談社はApple Books、Kindleストア、どちらもでいろんな作品の1巻だけ、あるいは2巻くらいまでを無料で公開している影響が大きいです。

これ、タダならちょと読ませてもらおうと思った結果、思った以上に知らなかった面白い作品に出会ってしまって、以後の有料の続刊を全部買っちゃう事態が頻発、思わぬ出費になってます。
コンビニに漫画が置かれず、本屋が町から消えつつある現場、こういった形の売り込みは意外に有効かもなあ、と思う。なるほど21世紀だ。

ちなみに私が無料分だけでは無く、お金払って続刊まで買ってしまった作品は「ゴールデンゴールド」「あの人の胃には僕が足りない」「虚構推理」「喰いタン」「ノラガミ」「げんしけん」といった作品。いや、結構な出費でございます。

01月21日(火)『中野』
中野の街に25年ぶりくらいに立ち寄る。
東の千葉県方面出身であり現上野周辺在住だと、西の山手線の外の地区は火星や月面並みに遠い世界なのでまず出かけないのだ。
よって昔、友人が初台に引っ越すのでその手伝いをし、必要な買い出しに出かけて依頼の訪問となる。
あの時はまだ初代トゥデイに乗っていたころで、久しぶりというのも生ぬるい、という感じである。

とりあえず、近年有名になった中野ブロードウェイは以前よりさらに濃いオタクビルになっていたが、午前11時に訪問してほとんどの店が開店前だった。
ここは台湾か、と思う。実際、ああいったアジア的な雑居型の大型ビルは、もはや新橋と中野くらいになってしまったし。
以前は似たようなオタクビルとして秋葉原のラジオ会館があったが、あれは建て直した後、以前とは完全に別ものになってしまったし。

ただ東京西部ということもあってか、明らかに秋葉原とは雰囲気が異なるのもまた事実。
良く言えばオシャレ、悪く言えば、ほら私って普通の人とちょっと違うし、的な勘違いした若者がMacを持ってウロウロしてそうな場所。
まあ、今後も行くことはあまりなさそうです。そもそも新宿、渋谷、池袋すら年に一回も出かけないんだし。

01月19日(日)『秋葉原』
秋葉原で地下鉄に乗り換えて、というと首都圏在住の人間でも、秋葉原に地下鉄あったっけ、と聞かれる事がある。
日比谷線が通っているのだが、昭和通り側の高速道路下で、秋葉原駅前といえば駅前なんだけど、いわゆる電気とオタクの秋葉原とは反対側なのだ。実際、直線距離だと電気街側出口より400m近く離れた場所になる。参考までに秋葉原と隣の神田駅のホームの端から端までは500mしか離れてないから、お世辞にも近いとは言えないだろう。

ただし秋葉原を通過してる地下鉄はもうひとつある。秋葉原のオタクと電気の街ど真ん中、中央通り地下を走ってる銀座線だ。これは秋葉原駅電気街口のまん前を通っているのに、秋葉原に駅を作らず、素通りしてしまっている。

理由は渋谷と表参道につながるオシャレな地下鉄が秋葉原に駅を作るのを拒否したからではなく、日本一古いこの地下鉄が完成した戦前(1931年浅草から神田まで開通)の秋葉原は文字通り原っぱに近い、貨物駅と防火帯しかない場所だったからだ。直後に国鉄の駅もできるのだが、この時期はより南にあった、今はなき万世橋駅の方がよほど乗降客があったので、そちらに駅が作られてしまったのである(後に万世橋駅廃止に伴い神田駅に。地下鉄銀座線の神田駅がやけに北側に位置するのはその名残)。

戦後、闇市から電気街になり、電気街にファミコンが流れ込んでオタクの街になるころにはすでに銀座線は50歳近かった。まさかこんな場所がここまで発展するとはそれこそ誰にも予想できなかったろう。
ついでに言うなら、もうひとつの繁華街、アメ横も戦後にできたため、銀座線はこれをほぼ無視してる。東京の繁華街も、以外に新しいものが多いのだ、と思う。

01月13日(月)『どうでもいい知識』
フィリピンのマニラ近郊火山噴火のニュースを聞いて思い出した事。
東京駅から富士山山頂までの直線距離は誤差1q以内でちょうど100q。
だからどうした、という質問は禁止。

01月12日(日)『理由』
アメリカ人のパスポート所持率が40%を超えたと聞いて驚く。

あれだけ内向的な連中がなんでまた、という感じで、実際10年くらい前までは30%にも達してなかった。それどころか21世紀直前、1990年代は20%前後だったはず。
なんでまたそんなに急に国際化に目覚めたんだろ、と思って旅行業者のアメリカ人に聞いたら、観光ではないよ、との事。
実際、数字を見てみるとアメリカから出国した人は2017年の段階で3500万人前後、人口の10%前後、しかも多くがカナダやメキシコ行きで、アメリカ大陸をでた人間はそれほど多くはない。

どうも移民で市民権(永住権ではない)を取った人たちのパスポートは自動的にアメリカに切り替わるため、国に帰るにはアメリカのパスポートが必須になる、そして21世紀に入ってからIT関係を中心に、いつでも国に帰れる豊かな移民が増えたので彼らがパスポートを取り始めたのが理由の一つ。
そして、もう一つが、それまでパスポート無しで歩いて国境を超えれたカナダ、メキシコが2007年頃を境にパスポート必須になったのが大きいそうな。

実際、パスポート所持者の割合は、カリフォルニア、ニューヨークといった専門職系の移民が多い州、そして国境沿いの州が多くなっている。
なるほど、と思う。

01月08日(水)『ユーノス』
ダメ人間兼コックが千葉の野田にスポーツカーを中心とした変わったレンタカー屋がある、借りて見ようぜ、と提案して来たので、休日を合わせて作戦を決行する。
おもしろレンタカーと言うちょっと微妙な名前の会社でしたが、GTRからポルシェ、S660までそろってる興味深いレンタカー屋さんでございました。とりあえず今回は初代ロードスター(マイナーチェンジ後の1800t版)を借りて見る。ちなみに運転者二人、保険費込みで9時間で10650円でした。

二人乗りのオープンカーで気楽に乗るデートカー的な印象が発売当時(1989年)はあった車ですが、実際はこれ、ダブルウィッシュボーンの四輪独立懸架、フロントミッドシップで、車重980sと極めて軽量という、かなり攻めた造りの車だったりします。
ただし、馬力が自然吸気でやや不足(16kgf、130馬力)、かつシャシーの剛性がやや足りぬ、といった欠点もあるのですが、そんなのサーキットでも走らない限り気にならないでしょう。

ただしさすがに30年近くの車、しかも22万キロ(笑)走行済みでシャシーはかなりヘタってる感じでございました。さらに半ドアのセンサーが完全におかしくなっており、路面の凸凹を拾う度にピーピーなる、という状況でしたが、エンジンとサスペンションはある程度手を入れてるようで、それなりに快適に走れて楽しかったです。
街中、山道、高速道路など、どれもこれで十分だろう、という感じでした。

ちなみにオッサン二人組はここ20年近くオートマしか運転してない、という状況でしたが、意外にあっさり適応でき、夕方にはほぼガタつきも空ぶかしも無く発進、加速、停止ができるようになっておりました。
機会があれば、また乗ってみたいものです。

ついでに奥多摩まで足を延ばしたのですが、一部で有名な山の中の釜めし屋、なかいもいい感じでした。本来は青梅鉄道公園も見て来る予定だったのですが、時間切れで諦める事に。トホホ…


01月03日(金)『漂流しない』
新年早々、どうでもいい知識をひとつ。
Drifter、漂流者、浮浪者、宿無し、といった意味の英語はアメリカ英語で、イギリス人には通じぬと知る。でもって連中に言わせると、最近はドリフトするやつ、車で後輪滑らしてスタントまがいのことをやる走り屋を指して使うことがあるんだそうな。

…すなわちザ・ドリフターズは、イギリスでは「あの放浪者たち」、ではなく「あのドリフト屋の走り屋集団」になってしまうんですよ、長さん、と思った令和最初の正月。

01月02日(木)『初詣』
以前にも書きましたが、拙宅は半径3q以内、頑張れば徒歩で行ける圏内に、湯島天神、神田明神、浅草寺、靖国神社、根津神社、寛永寺と都内でも有数の寺社仏閣がございます。

が、そういった有名どころは当然、初詣は団混雑でして、そうなるとイマイチはっきりしない見返りのために金払って(せいぜい100円だけど)わざわざ行列するというのはどうにも納得がゆかぬものがありにけり。
なので、そこそこ有名で混んでないところを狙って詣でる、というのをやってるのですが、こうなると、もう当初の目的が、というかそもそも何を目的にしてるのかもわからなくなって来ますな。
ちなみに今年の初詣先は上野東照宮と同じく上野の清水観音堂でした。一応、散歩がてら神田明神と湯島天神は覗いたのですがやはり大混雑で速攻で撤収。

12月30日(月)『羽田』
年末に羽田周辺を徒歩で歩き回ってみて、空港だけでなく周辺部もまだまだいろいろ拡張中なのを知る。
こうなってくるとなんで成田空港が必要だったのよ、という気すらするが日本経済が好調である証と考えれば、悪いことではないのでしょうね。
ついでに帰りはモノレールを使って浜松町に出たのですが、かなりの乗車率で、これだけ乗っていて浜松町まで500円の運賃はボッタクリだよな、と改めて思う。

12月26日(木)『どうでもいい話』
日本製の兵器が海外に売れるのか、という話を少し人とする。
売れるも何も、アメリカ陸軍の元レンジャーで国防省で次官補になった人物が、2015年にAK47に次いで世界中で活用されてる兵器としてトヨタのハイラックスとランドクルーザーを名指ししてるのだ。
(It's the vehicular equivalent of the AK-47.)
通用するどころの騒ぎではなく、既にトヨタは事実上、アフリカ、中近東ではもっとも人気の軍用車メーカーなのである。

12月23日(月)『星間大戦争』
スターウォーズ最終作を地雷映画男を巻き込んで鑑賞。

前作の酷さから正直、金をドブ時捨てる覚悟で行ったのですが、意外にキレイにまとめてました。まあ、いろいろツッコミどころは満載ですが、お金払って観る価値はあると思います。

あと、マニアというか最初の一作目(エピソードIV)から見て無いと判らないラストに周辺の若い皆さんは混乱してましたが

12月21日(土)『神様声援』
出雲大社などで売ってた清涼飲料水、ジンジャーエール=神社声援が神田明神にも登場してたと知る。
日本最強のタタリ神のお膝元でよくやるなあ…。しかもこれ、パクリでは…。我が家は神田明神、湯島天神という最強のタタリ神の延長線上にあるので、刺激して欲しくないのココロ…

12月18日(水)『2019』
まだ少し早いですが、とりあえず夕撃旅団が選ぶ2019年の大事件は、ガストのドリンクバーにドクターペッパーが入った、しかもメロンソーダとの自動ミックス機能付き、という件にさせていただきます。

12月14日(土)『すごい』
「ゴールデン・ゴールド」という夢のドリームみたいなタイトルの漫画を知る。
江戸期の瀬戸内海の島での島民皆殺し事件から21世紀に島にアニメイトを作るというスゴイ話の展開を破綻なく広げる才能が日本の漫画に出てきたのか、と驚きながら既刊を全て一気に読みました。

キチンとキャラクターが作れて、お話が作れて、一定の空間把握能力を持った構図の絵が描ける人が21世紀に漫画を描くとこうなるのか、という感じです。スゴイものを読ませてもらったな、と思います。

12月11日(水)『(無題)』
アップルの純正イヤホン(有線)を使ってみたら、余計な誇張や色づけが一切ない、ごく素直な音が出ていて驚く。90年代のソニーのスタジオ用モニタヘッドホンを思い出しました。
それが3000円前後で買えるイヤホンだったりしてすげえなと思う。これだけの音が出れば上出来というか、もうこれでいいな。
アップル、どうにも好きになれない会社のひとつですが、これはいい製品でございました

12月04日(水)『イワンは馬鹿じゃない』
最近知って、面白かった小話。

モンゴル帝国が去ったあと、シベリアの奥地にギリシャ正教から布教のための神父が派遣された。
キリスト教なんて見たことも聞いたこともないという未開の土地で、誰も字が読めない僻地に赴いた牧師は教会の建設を始めるのと同時に聖書の読み聞かせを始めた。
なにせ娯楽のない土地だったので目新しいキリストの物語はまたたくまに大人気となり、キリストの誕生、洗礼、そしてキリストがエルサレムに入る段の至ると黒山の人だかりができるようになった。
気を良くした神父は教会の建設も手早く進め、ついに最後の仕上げとして、十字架を高々と屋根に掲げた。

ところがその日を境にパッタリと誰も聖書の読み聞かせに訪れなくなってしまったのである。驚いた神父はたまたま側を通りかかったイワンを捕まえてなぜ誰も来ないのか、と尋ねた。
「あれのせいでさあ」とイワンは屋根の上の十字架を指差す。
「このあたりじゃ十字架は罪人を磔にするのに使うでな」
驚いた神父は説明する。
「もちろん、十字架はそういったものだが単にキリスト教のシンボルなんだ。間違っても君たちを十字架に掛けようなんて意味はない」
それを聞いたイワンは悲しそうに首を振る。
「いや、そういうことじゃないだで」
「じゃあ、どういうことなんだ」
「オラたちは神父さんの話すイエス様の話を毎回そりゃあ、楽しみに聞いてただで。ところがある日来てみたら、十字架があるでないか」
「それの何が問題なのかね」
「オラたちも、バカでねえ。あれ見た瞬間に話しのオチが見えてしまったでな。これだけ盛大なネタバレをやられたら、誰ももう来ないだで」

12月02日(月)『来年』
2019年のホンダF-1、最終戦は2位で終了。
年内3勝で来年は現在のレギュレーションの最終年。
ホンダは、レギュレーション最後の年に強い、という変な特徴があるので期待させていただきます。

11月30日(土)『名詞』
以前、何かで国のラテン語名がaで終わるものが多く(Britannia、Gallia、China)女性名だから国家は女性扱い、でも日本はaで終わらない特殊例と書いたんですが、その後、ラテン語圏の連中は日本を男性名詞で呼ぶと知る(なのでフランス語だとle Japon )。
ここまではまあ、そうかと思ってたんですが、なぜかフランス語においてアメリカ大陸の国家はUSA(合衆国なので複数名詞扱いで性別が消える)を除くとほぼ全部男性名詞だったりするのに気がついた。Canada はa で終わってるんだから、女の子の名前ジャン(日本の女性の名における子の字に近い感覚)と思うんですけど、このあたりの基準がまったくわからず。ちなみにアジアだとベトナムが男性名詞。
こうなって来るともはやルールは無いんじゃない、という気がしてきたので、やはりフランス人は少々頭が悪い説に傾きつつあります。

11月29日(金)『出来不出来』
国立博物館の正倉院展を終了間際に観に行く。
よくまあ、これだけの文物が残っていたな、とは思うんですが、芸術的、技術的に素晴らしいかと問われると、全くそうは思わん、という品々でした。
残った、とういう点のみで偉大なものたち、というのはあるのだなあ、と思う。存在しなくては評価すらされませんからね。

11月25日(月)『マッハ』
YOU TUBEでマッハGOGOを久しぶりに見て思ったんですが、主人公の愛車マッハ号、音速の単位マッハから来てるなら、これはエルンスト・マッハの人名です。
となると日本で開発されたレーシンガーに縁もゆかりもないチェコ系ドイツ人の名前を付けてるわけで、現在の感覚だとパキスタン辺りの気のいい発明家がレーシングカーを造って、田中号とか、鈴木号とか命名してるような感じでしょうか。そのセンスってどうなの、と思う。
まあ、表現の自由の一部なんでしょうけども。

11月23日(土)『酉の市』
浅草というか千束というか吉原というかの酉の市に行く。
今年は二回のみの開催のせいか人ではかなり多し(酉の日は12日ごとなので3回の年と2回の年がある)。
ついでに西洋系、中国系の外人さんも多く、10年前には考えられなかった客層だなあ、と思う。

11月18日(月)『1-2』
ホンダエンジン、ブラジルGPで1-2フィニッシュ。フェルスタッペン3勝目。
1991年の鈴鹿以来の1-2ですから、いや一気に30年近く時間を遡った気分です。見事なレースでした。
本田宗一郎総司令官の誕生日に、ホンダが産まれて初めて参加した国際レース、1954年のSão Paulo's fourth centennial raceの舞台であるインテルラゴス サーキットで、ホンダエンジンの1-2フィニッシュ。不覚にも泣きそうになりました。
いや、いよいよ1985年の状況に似て来ましたね。久しぶりにワクワクするぜ。

11月14日(木)『それは』
リピーター続出のダイエット、という広告を見る。
……いや、ダメなんじゃないの、それ…

昔、友人が式を挙げた結婚式場の出口に「またのご利用をお待ちしております」と書いてあったのを思い出す。

11月10日(日)『昔々ヒイラギの木の下で』
台湾旅行に行ってきました。
詳しくは旅行記にてご報告ですが、今回はJALだったので台湾便でも機内映画ありでした。で、行きの飛行機で見たのがタランティーノ監督の新作、ワンス アポン ア タイム イン ハリウッドでした。長いタイトルですな。邦題はハリウッド御伽草子でいいんじゃないですかね。

でもってこれが予想外に面白く、タランティーノがこんな映画を撮るのか、というか、実はブルース・リー嫌いだったのね(笑)、とか興味深く見れました。ある意味、歴史改変の物語ですから、タランティーノ初のSFとも言える気がします。まあ、歴史変えちゃったのが犬なのがタランティーノ作品らしい部分ですが(ここまで書いてもネタばれにならないのでご安心を)。一見の価値はある映画です。

11月04日(月)『台風』
過去最悪の台風はなんだ、という話をちょっと知人としたのですが、個人的に日本に被害を及ぼした台風としては昭和20年、1945年の枕崎台風が最悪ではないかと思っています。

この台風、凶悪な暴風雨を伴っていたのですが、最悪だったのはその上陸のタイミングと移動ルートで、終戦直後の9月17日に鹿児島に上陸すると、そのまま日本を横断するように東北から太平洋へとぬけました。
終戦直後でまともな防災も何もなく、2000名を超える死者をだしたのですが、それ以上に深刻だったのが、このタイミングでの日本横断でした。秋の収穫期に農作物をほぼ壊滅させてしまい、そこに終戦で各地から引き上げてきた人たちで都市部の人口は膨れ上がってしまった結果、深刻な食糧不足を引き起こします。
このあたり、戦争中の食糧難の印象が強いですが、実際には多数の餓死者が出るような食料難は終戦直後からで、むしろ戦争が終わってからのほうが悲惨でした。そこにこの枕崎台風が追い打ちをかけてしまっため、その影響による餓死者まで入れるとおそらく数万の人が命を失っています(正確な統計がないのであくまで推測だが)。

国土が地震、津波、台風に大人気、という先進国は日本の他にはアメリカがありますが、あちらは地震は西海岸、ハリケーンは東海岸、その間には数千キロの間隔があるわけで、ある意味、日本てのはよくまあこんな場所に文明文化を築いたものだなあ、と思ったりもします。

10月30日(水)『GP』
数年ぶりにF-1を見てるのですが、現在は有料配信のDAZNしか見ることができず、当初はどうしようかなあ、と思ったんですが、放送の解説、実況のレベルがかつての某局に比べて桁違いに高くて、結局、ほぼ半年ちかく契約して見てしまいました。
最近の中継はエンジン回転数とギアの表示まで出るので、そこらあたりの癖も見れて楽しいですね(あのレベルまで行くと上手い下手はほとんどない)。
とりあえず今年は最後まで見るとして、さて、来年は…ホンダの活躍しだいだな。

10月26日(土)『古本市』
今年の神保町古本市&ブックフェスティバル初日に参戦。
戦闘開始の損失が5000円以下で済んだのは幸いと言えましょう。が、戦いは来週末まで続くのである…

10月20日(日)『無念』
デイお嬢が巣箱にこもって出て来なくなる。
まだ胎動も確認してないし、同居開始日や、出血の日から逆算しても一月近く出産には早い。
一体、なんだろうと心配してると、翌日、飼い主の帰宅を待っていたかのように巣箱からでてきて出産が始まる。
当然、日が足りなすぎるので、流産であり、飼い主もかなり精神的な打撃を受けましたが、本人はもっと大変な事だと思い、最後まで立ち会って死産の子供を受け取って葬る。
流産で出て来たのは全部で三匹、もうデグーの形になりつつあるのですが、とても生まれてきていい状態ではなく、悲しいなあ、と思いながら全員、葬る。
できれば君たちと遊びたかっったです。

デイお嬢もショック状態で一日呆然としており、対して同居のトクさんはテンション上がりまくりで珍しく飼い主にまとわりつくのでカゴの外に出す。
でもって出た直後から本棚の後ろのたてこもっていしまい、翌日朝まで出てこず。こちらはこちらで何かを感じていたのかもしれません。

幸い、翌日にはトクさんは帰宅、デイお嬢の食欲も戻り、回し車での疾走も再開、母体は健康なんですが、さて、今後どうするか。
もしデイが出産に向かない体質なら、これ以上の同居は本人の体のためにも危険です。でもって調べてみたらデグーの初産は死産、流産の可能性が高いらしい。
グウ母ちゃんは幸運だったのか。だとすると、次はちゃんと生まれるかもしれない。何より二匹はとても仲がよく、今更また一匹の生活に戻すには忍びない。
子供が生まれたら、デイと娘、トクさんと息子で2つのカゴに分ける予定だったのですが、このままもうしばらく一緒にいてもらおうと思います。次もだめなら、いろいろ考えなくては。
ちなみに飼い主もかなり精神的に落ち込んでしまい、2日ほどいろいろ何も手に付きませんでした。

10月17日(木)『なかよし』
地元の弥生美術館で開催中の「なかよし」展を見て来る。
講談社の少女漫画雑誌のあれですね。白泉社系の少女漫画は以前の職場に熱狂的な読者が二名ほど居て(両者男である)、大分いろいろ読まされたので一定の知識はあったのですが、「なかよし」は全く情報を持って無かったのでどんなものかと見学して来たわけです。
正直、まあ未チェックでも問題なかったな、という感じですが(笑)、それなりに興味深い展示でした。ただしカップルで来ていた1名を除くと男は私だけ、という完全アウェー状態での見学となりましたが…

ついでによくよく考えると少女漫画雑誌の名前って少年誌より不思議な感覚のもの多いですね。「なかよし」「花とゆめ」「少女フレンド」などなど。いい歳したオッサンとかが「なかよし」と書かれた名刺持ってたりとか、冷静に考えるとスゴイ世界だろうな、と思ったり。
まあ水曜日発売の雑誌が「サンデー」だったり「雑誌」という名前の雑誌があったりする変な英語連呼の少年漫画もどうかと思いますけども。

10月12日(土)『絶望的OS』
ipadを使い始めて2週間、自分のサイトの確認をやってみたらいくつかの画像の表示がおかしいことに気が付いた。
でもって調べて見たら、iOSの画像表示エンジンは何を考えたかJpeg画像の撮影メタデータ、Exif部から撮影時のカメラが縦だったか横だったかを読みっとって勝手に調整して表示してしまう、と知る。

…どんだけ御頭が優れない方がこれを設計したの?という感じの仕様で、しかもiOS上で走るアプリは全てその画像表示エンジンをそのまんま使ってやがるので打つ手なし。
すなわちカメラを縦位置で撮影した場合、これを勝手に横位置に変換して表示してしまうのだ。つまり画面では縦横比が変な、圧縮された画像になってしまう。

OSレベルの仕様なので対策は事実上なく、最初からJpegのExifメタデータを消してサーバに入れるしかない。つまり最初から撮影データをRAW形式にするか、Jpeg ファイルを一度BMPファイルなどに変換してデータを消し、その上で再度Jpegに戻すしかない。
これだから連中のOSは好きになれんのだ、と言っても現実にウチの読者さんの2割近くがiOSなので、対策を取るしかない。…取るしかないと言っても、すでにサーバに入ってるデジカメ撮影の画像ファイルは万単位なのだ。これを全部変換してたら死ぬぞ。縦位置写真だけでも一日で終わる作業量ではない。

…なので、努力はしますが(とりあえず2019年版の全旅行記から変換中)、できれば読者の皆様におかれましては、WindowsかAndroid のOS端末から見てもらえれば幸いです。

ついでにちょっと追加しておくと、そもそもJpegのExifも余計な機能なんですよね。GPS情報まで残してしまうメーカーもあり、となるとアップされた写真のExifを読み取れば(対応アプリ&ソフトウェアがあればサルでも読める)個人情報筒抜けになります。
GPS付きのスマホ、タブレットで撮影したJpeg画像をアップするするなら上で書いたやり方で消した方がいいです。
…これ、おそらくその手の企業が個人情報の収集にも使ってるよなあ…

10月09日(水)『デグー』
帰宅後、デイお譲とトクさんのカゴの床に血がついてるのに気がつく。
ケンカしてケガでもしたかとビックリしたのですが、両者とも普通に元気で仲良く毛づくろいしてる。
あ、もしやと思ってデイお譲のお尻を見ると血が付いてる。これ、グウ母ちゃんの時にもあったヤツで、出産前のデグーの出血らしい。となるとデイお嬢、妊娠ほぼ確定のようです。グウ母ちゃんはここから約55日で出産となったので、産まれるなら予定日は11月下旬、本格的に寒くなる前に間に合いそう。
ワクワクしますね。出産後はトクさんは別居になるので、またカゴを買わないとなあ…。

10月06日(日)『大火力戦』
秀吉による朝鮮の役における補給線を調べていたら、予想以上に大砲(大筒、石火矢、フランキ)が送り込まれてるのに気がつく。
これ、大阪の夏冬の陣を超える量の火力であり、しかも相手の明軍も小銃はなくても大砲類は持っていたから、あの戦い、どうも戦国絵巻的な戦いではなく壮大な火力戦だったような気がしてくる。

あの時代の大砲の使い方からして、攻城戦、同時に篭城戦に使ったんだと思うのだけど、関が原の時にオランダ人部隊とかは大砲を野戦で使ってるので、あるいは野戦でも大火力戦だったのか。
このあたり、ちょっと調べて見たい気もしますが、朝鮮、明側の記録を追いかける手間を考えるとちょっとなあ…

10月02日(水)『30度』
お魚くわえたドラレコ追いかけるサザエ、それは悪質あおり運転!
しかし今の日本の司法では磯野家を罪に問う事はできぬ!サザエやりたい放題!
…といった事を10月なのに30度を超えて、クーラー掛けてる室内で考えておりました。何この陽気…

10月01日(火)『ipad』
出かける時に使っているノートPCの電池がヘタってしまい1時間ももたなくなる。
よほどの理由がある場合か、旅行の時にしか使わなかったのですでに10年選手であり、未だにWindows XPだったりするのでそろこそ買い換えるかと考える。
本体はともかく、ACアダプタもかなりの重量になるよなあ、というのがあり、それでもある程度の性能はいるなあ、でも高いのが困るなあ、ということでタブレット系を検討してみる。
でもって、たまたまiPad の昨年型128GB版が3割引近い3万7000円(税込み)でたたき売りされていたので、増税前の駆け込みで買ってみる。

個人的にアップルのOSとは30年前の初期のMacから、その後25年近く仕事で延々と付き合い、その結果死ぬほど嫌い、というのが現状なのですが(笑)、iOSは使ったことがなかったのでこれが初めて。
でもって、1日ほど使った感想は、意外にまともかも、少なくともアンドロイドよりマシ、という感じです。
ただしWiFiの受信可能距離がかなり狭く、ルーターから10m前後まで、1080円で買ったスマホの半分以下という思わぬ欠点を抱えてましたが実用には耐えます。
特にPCモニタ高解像に匹敵する1536 x 2048 という解像度の小型モニタがいい感じで、小さい面積で高解像の結果、出版物に近い状態となるため、電子出版の書籍がかなりキレイに読めます。
この点、PCだと引き伸ばさえてボケボケになってしまうので、なるほど、電子書籍ってこういうので読むんだと思う。
もうしばらく、いろいろ見てみようと思います。

09月24日(火)『良い』
2年前に買ったお絵かき用のペンタブレットが壊れる。
ああ中国製だからなあ、と思って次はどうしようと思ったら、別の中国製のがアマゾンのタイムセールで3680円なのを発見。これでいいいかと買ってみたら、これがかなり描きやすくてびっくり。
私は線で絵を仕上げないので、線の描きやすさとかはそれほど気にしてなかったんですが、それでもいいなと思えます。また壊れてもこの値段なら腹もたたないし。中国製恐るべしと思う。

09月23日(月)『伝説』
国立近代美術館でやってる高畑勲展を見に行く。
個人的には高畑さんの作品をまったく評価しない人なんですが、この展示会、宮崎さんの絵コンテ、レイアウトが大量に展示されていてそれだけでも見る価値ありました。いや、1970年代にこの絵をテレビアニメで描くのか、という世界が展開されており見事です。

ついでにハイジのオープニングの各パートの原画担当が発表されており、原画好きの方は一見の価値あり。ちなみに宮崎駿、小田部羊一、もりやすじ(!!!)というすごい面々でした。さらについにで赤毛のアンのオープニングで馬車が地上を走らないで空飛んでるのも宮崎さんの仕業のようです。

あと、富野“喜幸”さん(笑)のハイジの絵コンテが宮崎さんのハイジの絵コンテと並んで展示されており「伝説」を知っててやったなら、企画担当者、只者ではないですね(笑)。知らずにやったなら…運命とか、宿命とか、実在するのかもしれません。まあ、これがめぐりめぐって安彦さんも迷惑こうむるわけですし。日本のアニメの分岐点ですよねえ…

09月21日(土)『順調』
デイお嬢とトクさんの同居が一ヶ月を突破。
クウ母ちゃんとデイお嬢の同居は同期間で出産が近づいた母ちゃんが攻撃的になって中断となったのですが、気のいいトクさんとはうまく行ってるようで一安心。

09月18日(水)『ロックである』
アメリカから来てたお客さんが上野のハードロックカフェに行きたい、というので、貴殿はアホでアルカ、そんなん国に帰ってから行けアルヨ、と言ったら地元にはないという。
いや、あれワシントンDCでもラスベガスでもシカゴでもあったよ、と言うとオレの地元には無いという。そうなのか、と思ってとりあず案内しておく。ついでに言えば横浜、それどころかバンコクにすらあったのに。どうなってるんだ地元の展開。ついでにハードロックカフェが運営するハードロックホテル&カジノは軽く狂ってるので気になる人は調べてみてください。

で、上野駅構内のハードロックカフェはもう15年以上前からあるんですが、そういえば入ったことが無かった。でもってハードでロックなのに、モーニングサービスがあるのは知ってたので、たまたま上野に出てきたダメ人間兼コックを巻き込んで試しに行く。
結果、まあ、普通でした。ちょっと高いけど。あとあんまりロックな食事じゃなかったけど。ジャンクではあったけど。
店内にはマイケル・ジャクソンやマドンナのステージ衣装が飾ってあったのですが、解説は英語のみでした。実際、お客さんの1/3は欧米系外国人、残りのうちの1/4が中国系の人、という感じでこんな店だったのね、と思いました。

09月14日(土)『興味深い』
年に一度、日比谷の先の航空会館で行われる「空の日・宇宙の日」講演に今年もお邪魔する。
今年は昨年と同じ航空自衛隊→三菱のテストパイロットの方に加えてjaxaの準天頂衛星さきがけ開発者の方の講演で、どちらも興味深かったです。というか準天頂衛星と言う聞きなれない日本語の意味が初めて分かりました…。
F-2のキャノピー枠の怖い話なども面白かったので、また来年も行こうかと思います。

ついでに日本航空技術協会のホームページ(航空協会では無いのに注意)のオンライン通販で久世伸ニさんの「旅客機の開発史」が再び買えるようになってると知る。
題名は地味ですが、とんでもないレベルの情報のカタマリで、日本語で読める航空技術本としては私の知る限り最高峰の一冊です。
F-22への道の技術解説面でも随分とお世話になった本なので、興味のある方はぜひご一読を。

09月12日(木)『停電』
8日の台風以来、千葉の実家の停電が継続中で、さすがに少々、心配になって来る。
といっても、私にできる事はほぼ無いのですが。

東京電力、2011年の大震災における原発事故でもそうですが、非常時の対応が何かおかしい、というかネジが外れてる感じがあります。
生活の基本設備に加えて原子力と言う恐ろしい力まで握ってる組織としては、自然災害のたびに右往左往してるさまは極めてお粗末でしょう。
想定外の事が起こるのが非常事態であり、その対処法がここまで不安定なら、人々の命を握る電気を管轄する企業として明らかに不適格だと思われます。
一度、解体、再構築が必要な気がしますね。

09月08日(日)『愉快』
ダメ人間兼コックと休みが重なったので再度日帰り小旅行に行く。
今回は東京湾周回ルートで、千葉側から鋸山に南下、金谷港からフェリーで対岸の三浦半島末端部、久里浜に渡り、そこから北上して横須賀に出て軍港巡りの船に乗ってカレー食べて撤収、というもの。
鋸山もフェリーも25年ぶりくらいでしたが、思った以上に変わっておらず、愉快でした。それなりに興味深かったので後ほど軽く旅行記にまとめる予定。

09月06日(金)『寄付』
Wikipediaが寄付金のお願いをまた始めており、さて今回はどうするかと思案中。
でもって、興味深いのはそのメッセージで、寄付してくれるのは全体の1%以下なんだよ、ひでーな(意訳)と書かれておりました。
いや、利用者数ってどうやって算出したの?という根本的な疑問は残りますが(人間じゃないロボットプログラム巡回などをカウントせずに弾くのはすさまじい手間だなのだ)
それでもこの数字、興味深いのです。

ウチの増刊で、かなり苦心して数えてる「おそらくかなり実態に近い利用者数」から計算した場合、通常の有料記事増刊の売れ行きがだいたい2〜2.5%、データ式の増刊が1%前後なので、やはりそこら辺の数字に落ち着くのか、と思う。
まあ、そもそも寄付以外の目的とかだともっと変わって来るんでしょうけど、興味深い数字だなと思いました。

08月28日(水)『町田』
東京の西のハズレに町田という繁華街があると知ったのは首都圏に生まれて24年目で、それまでそんな街があるとすら知りませんでした。
当時、勤務していた会社の社長一家がその近所の在住で、そのためか編集部の人間、ライターから編集の1/3以上が町田周辺の人間で、町田も知らんのか、この田舎者、という顔をされたのでした。
聞けば新宿から西の都内最大の繁華街とすら主張し、それはどうかなあ、と思ってたんですが、後にその連中と私の出身地の千葉に行った時、町田の方が都会と言われて驚いたものです。
が、その後20年以上、用もないし特に訪問することもなく終わっていたのですが、そこにリス園なる施設があると知り、これは齧歯目に対するカリスマ人類を目指す身としてはぜひ訪問せねばと出かけることに。

で、ついでに町田の街も歩いてみたのですが、なるほどかなりの都会なのは事実で、こんな街が東京の郊外の最果てに存在するとは、と驚いたのでした。
首都圏もまだまだ知らない事ばかりだ。ちなみにリス園はそれなり、でした(笑)。

08月24日(土)『なぜだ』
仕事でいろいろあって、とりあえず「カリフォルニアを基準にアメリカを語るな」というお話をする。
これで10回目くらいかと思うんですが、なんで日本人にはカリフォルニアの海岸部とアメリカ全土を簡単に同一視する人が多いのかなあ、と思う。

あれは日本で言ったら原宿、渋谷、六本木だけを集めた特殊地帯のようなもので、残りの8割以上のアメリカは全然別物だぞ。
あらゆるデータ見ても、現地を歩いても、すぐ気が付きそうなものだと思うんだけど、皆さん、カリフォルニア ドリーミンなのかなあ。

08月23日(金)『無念』
今年も富士の総火演の季節ですね。
今年は15年ぶりくらいに見学予定だったのですが、突然の仕事で参加不可に。
中古とはいえ、望遠カメラまで買ったのになあ…

08月18日(日)『(無題)』
ちょっとした必要があり、ある程度望遠の効くカメラが必要になる。
が、先日LX100m2を購入したばかりであり、カメラばかりにそんな金も掛けられないなあ、と思っていたところPanasonic のFZ200の状態がいい中古が1万6千円で出ており、これを購入。

35mm換算600mm望遠まで可能なカメラですが、7年前の製品。
当時は評判がよかったものの、どうかなと思ったんですが、とりあえず悪くはないけど、やっぱり7年前という感じでLX100以降のPanasonic画質に慣れてる人間にはちょっと微妙な部分もあり。まあ、メインで使うわけではなく、望遠が必要な場面でのみなら十分でしょう。

でもって600mmで動いてるものを試し撮りできる場所は都内でも限られるので、とりあえず羽田空港に行っていろいろ試してみた結果、以下のような教訓を得る。

●夏の空港で600mmの最大望遠で撮った結果、ボヤけた画像になるのはカメラを疑う前に陽炎を疑え。
●同様に手前の駐機場でエンジン掛けっぱなしの機体がないかを見る。駐機状態の熱でも十分空気をゆがめるパワーがあるぞ。
●600mmの最大望遠の場合、離陸後350km/h前後を超えた被写体は晴天下で1/2400のシャッタースピードでもブレることがある。これは正直、驚きました。まあ秒速100m近いわけですから、1/1000秒でも10cm、1/2400でも4p以上は動いちゃうんだけど。それでもビックリ。

●羽田は第一、第二、国際、すべての屋上に展望施設がある。お勧めは障害物がない上に滑走路にも近い第一だが、見るからに変な顔で変な巨大カメラを持ってウロウロしてる人が複数いるので、長居は無用。レンズの大きさとタチの悪さは、私の経験上、正比例するぞ。

ついでに帰りに蒲田に立ち寄ったら、なんだかサビれてしまっていてビックリ。
20年ぶりくらいなので仕方ないのでしょうが、あれ、こんな小さな商店街しかなかったっけ?と驚いたのでした。

08月12日(月)『観光』
東大本郷本部とか、芸大西側構内とか私が散歩コースにしてる一帯で、中国系の皆さんにやたらと会う。
どう見ても留学生には見えんし、そもそも夏休みだろう、と思ってたら観光バスで乗り付けてるのを見る。なるほど、中華系の皆さんがタダで回れる観光地に組み込まれたか…

まあ、どちらにも敷地内には外来者用のお土産屋さんあるし、東大なんてコンビニから食堂、レストラン、100円ショップまであるからなあ。
ある意味、どんと来いなんでしょうが、スゴイ時代になりました。わずか5年前にはこんな時代が来るとは夢にも思わなんだ。

08月10日(土)『東京散策』
ここしばらく休日に快晴が重なっているため、夏だサマーだ東京散策中。

5年ぶりくらいに原宿に出てそのまま明治神宮も訪れ、この一帯も外人観光客の皆さんであふれかえってるのを確認したり、未訪だった目黒の庭園美術館を訪問して、都内にあって一般公開されてる豪邸の中では間違いなく頂点だな、と思ったりしております。
(ただし湯島の岩崎低の和室が解体されてなければこっちが上だったと思うが)

ついでに10年ぶりくらいに都バスに乗って移動してみました。ほぼ毎日見てるのにどこ走ってるのかすら知らなかったんですが、予想以上に不便だと知る。
特に東京東部は南北に連絡する路線がなく、品川から上野に帰るのに新宿経由、早稲田乗換えで不忍通り沿いにグルッと大回りして軽く1時間半かかります。
電車の約5倍の時間で、自転車で移動する場合に比べても約2倍の時間ですから問題外。
ついでに生まれて初めて都バスの1日乗車券を買ってみました。地下鉄と違って地上を走るので楽しいのですが、なにせ時間がかかるので500円の元は取れるものの、600円で買えちゃう営団地下鉄1日乗車券の方が利便性で圧勝だなあ、と思う。

という感じで悪くない夏を楽しんでおります。

08月06日(火)『LXシリーズ』
夕撃旅団正規カメラPanasonic LXシリーズの最新型、LX100m2が実売で8万円台前半になってるなあ、と思っていたのですが、なぜか今目の前にあり、かつ貯金が8万1500円ほど減っています。
おそらくいつものように神様がくれたプレゼントだと思うのですが、どうして神様が私の銀行口座の暗証番号を知ってるのか、たぶん全知全能だからでしょう。

新型になるたびに一定の値上がりをしてるLXシリーズ、今回も前作のLX100から2万円ほどという、かなり強気の値上げでした。
4年前に購入したLX100は度重なる旅行でかなりクタビレており、いずれにせよ買い替えだな、というところだったので購入は予定通りなんですが、今回の新型機、2万円分の進化があるか、というと正直微妙です。

LXシリーズを初めて買う人なら、前作のLX100を安く買っても問題はないでしょう。
ついでに歴代最高傑作、価格、大きさ、重さ、機能、画質のバランスが一番よかったのは二世代前のLX7だなあ、という感じです。まあ、純粋に画質だけの比較ならLX100m2がさすがにベストですけども。

といってもキチンと画素を使い切って16:9から3:4までの画面撮影ができる唯一のカメラですから、私としては今後もLXシリーズを買い続けるしか無いんですけどね。

08月04日(日)『才能』
炎天下の中、家から15分ほど歩いて小畑健さんの原画展を見に行く。
才能ってすげえ、という他ないものを見せていただいた、という感じです。
あれだけの密度を完全に紙とペンだけで完成させてるってのは人間業とは思えぬ世界でした。
ついでにかなり混んでましたが、お客さんの半分以上が女性、というのも印象的でした。
あの会場でこんだけ女性を見たの、初めてかもしれません。

07月29日(月)『渋谷』
渋谷の文化村にミュシャ展を観に行く。
日本人が大好きなミュシャですから、正直、またかという気もしますが、お金払って見る価値はある展示でした。デザイン的な絵画の印象が強い人ですが、ベラボーに絵も上手いなあ、と改めて思う。
絵を描く才能には単なる模写、物体を把握し再現できる、物体が配置される空間ごと把握し再現できる、という各段階があるのですが、ミュシャは間違いなく最高位の才能、空間把握能力を持ってます。そこにあの色彩感覚とデザインセンスが加わったんだから、そりゃ無敵だと思う。

ついでに渋谷に出るのは数年ぶり(おそらく5年ぶり)だったのですが、駅周辺が工事中でめちゃくちゃになってる上に街中も結構変わっていたため道に迷う。
このため銀座線の渋谷駅から文化村まで30分もかかってしまいました。トほほ。
渋谷、世界的にも珍しい坂の中に巨大な繁華街がある、という街で嫌いではないんですが、なにか相性が良くないですねえ…

07月26日(金)『再び狸』
我が家の近所で二度目のタヌキとの接近遭遇。
触るのは無理ですが、ぜんぜん人間を怖がらないので、エサもらってるんじゃないかなあ。
どうも完全に不忍通りから内側に侵入してるようで、東大か岩崎邸あたりを根城にしてるみたい。

ついでに最近やけにクマネズミに会う。
きっと私がげっ歯目カリスマに成長しつつあるからであろう、と思ってたんですが、タヌキの出現と併せて考えると、野良猫が激減してる可能性あり。
水場の不忍池周辺はもともと少なかったんですが、上野公園でも最近はあまり見ないような。
生態系を考えると、野良猫は劇毒なので、居なくなる方がいいのですが、何があったのかちょっと気にはなります。

07月24日(水)『セミ』
梅雨が長引き、ぜんぜん暑くならない首都圏ですが、本日、ようやく上野公園でセミの声を聞く。
例年より5日前後遅い感じで、連中にとってオレの地中の七年間はなんだったんだ、という夏にならぬことを祈ります。

07月20日(土)『トレビアンなのか』
当サイトにアクセスしてくる国別ドメインで、イタリアが4位になって2か月が過ぎる。

一位は当然日本、二位が.com系でほぼアメリカ、三位がロシアで、四位が中国、が安定だったんですけどね。
三位のロシアは「インターネットで悪い事しちゃおう」という中途半端に頭のいい連中なんで無条件に遮断してますが(ホントに頭のいい連中は国別ドメインなんていう足跡は残さないので私には打つ手が無い)イタリアはどうなんだ、これ(笑)。

中国からのアクセスは現地日本人の方、日本語が読める方、そして「インターネットで悪いことするアルヨ」な連中が玉石混合なので現在は弾いてないんですが、イタリアの場合、現地の人も、日本語出来る人も、そんなにいないと思うので遮断対象にした方が安全かなあ。

もしイタリアから毎日10回以上訪問してるのは実は私、という方がいたら、メールか掲示板にご連絡ください。
それがなければ間もなく遮断対象にします。

07月18日(木)『三国』
国立博物館でやってる三国志展を観に行く。
正直、お金払って観る内容では無いのですが、横山光輝さんの原画が複数展示されていて、これだけはちょっとうれしかったです。

07月13日(土)『たぬき』
自宅前でタヌキと遭遇。
不忍池の横で一度会ってますが、不忍通りを横断して来たのか、それともこの一帯は緑地だらけですから、東大あたりに巣を造ってる別のグループか。とりあえず山手線の内側でもタヌキは元気です。
ついでにこれだけタヌキが堂々と夜に動く、という事は上野周辺の野良猫が減少してる可能性があり、何があったのかと思う。

07月06日(土)『クモ2』
地雷映画男を巻き込んでスパイダーマンの続編を鑑賞。
話は前作の方がずっとよくできてましたが、今回も楽しめました。
マーブル、いい仕事してますね。

07月01日(月)『きたぞ』
ホンダエンジン、F-1で13年ぶりの勝利。
今まで何やってたのか、という気もしますが走って戦ってぶち抜いての勝利ですから今後に期待。少なくとも年内にあと2勝はして欲しいと願ってます。第三期F-1の二の舞だけは避けていただきたいのココロ。

06月29日(土)『大阪』
大阪はG20開催で大変だなあ、と他人事のように構えていたら、週末納品予定の品々が次々とこれを理由に届かなくなり、職場はちょっとしたパニックに。
トラ大統領が東京来たときはなんの影響もなかったのになんで大阪で…と思ったら最近は東京港と成田が大混雑で一度大阪に回してから陸路東京まで来る荷物があるのだとか。
複雑な世の中になったなあ、と思う。

06月26日(水)『新人』
夕撃旅団デグー特捜班に新人を迎える。
家はメスばかり、ほぼ全員、思春期の娘のごとく飼い主に距離を取る連中で、まあそれはそれで仕方ないと思ってたんですが、デグーのオスはもう少し人懐っこいと聞いて、本当かなあ、とずっと思っていたわけです。
でもって、たまたまナウなヤングにバカウケの街、六本木のペットショップで生後6ヶ月たっても売れずに特売品送りとなっていた男の子デグーを見かけ、税抜き3980円という値段となんか気の毒だなあ、ということでこれを引き取る。

ちなみにダンボールの小箱に入れて渡されたのですが、家に連れかえる途中、奴は内部からこれを齧って突破、脱走を試みはじめ、ガサゴソ怪しい音を出す箱を抱えながらその穴を必死で手で塞ぐ飼い主は電車の中でかなり怪しいおっさんとなっておりました。
なんとか脱出前に家に帰れたのは幸運だったと言えましょう。

でもって、この新人、帰宅後しばらくすると新しい環境にも慣れはじめ、飼い主が撫でると目を細めてもっと撫でろ、と前足を上に上げる仕草を見せる。
おおおお、これは!デイですら1年半かかった境地に来たその日から!
どうやらデグーは男の子方がなつきやすい説、初日から信憑性が高まってるぜ、という事で今後に期待します。
ただし体重176gとちょっと痩せすぎなので、しばらく体力作りが必要ですね。

06月21日(金)『感想』
仕事で3日東京にいたカナダ人に「東京の印象はどうアルカ」と聞いたら
「So many signs」注意書きだらけ、という答えを得る。
看板(Ads)だらけ、という人間は何人か見てきたが、注意書きだらけ、
というのは初めてなので、どこで見たのか、というと駅だという。
ああ、なるほどと思うのと同時に、それって単にあなたの家の周りに鉄道が無いだけでは?
と一瞬思ったが、言われてみればアメリカの地下鉄って注意書き少ないな。
つーか、東京の地下鉄の注意書きと注意を呼びかける広告、あれも利権がらみ、
天下り関係だと思うけど、確かに多いな。

06月14日(金)『京成』
時間が出来たので京成線の都内フリーきっぷを買って散策に。
生まれたときから千葉県西部と都内東部でひたすら生きてきた人間である私にとっても京成沿線は意外に未知のエリアだったりします。
高砂た、青砥だ、と東京の人間でも知らないような地名が多く、通過するばかりで何があるかそこに何があるか見たこともない、という一帯なのです。
で、京成の都内フリーきっぷは500円と格安なため、これを利用して金町まで抜けて、柴又帝釈天、そして押上のスカイツリーと京成線ゴールデン観光コースを回ってきました。

帝釈天は20年ぶりくらいの訪問でしたが、意外なほど変わってなくて驚く。
スカイツリーは例によって上には登らず(未だに登ったこと無い)、下の商用施設のみ見てきたんですが、なぜか実物大マクロスの前半部分とか展示されてたりしてこれも驚く。
もうさすがにみんな飽きたろう、と思ってたんですが、平日でも意外に人はいました。
修学旅行生と中華系の観光客が1/2、という感じでしたが。

ついでに、金町、青砥、高砂、堀切菖蒲園、など未だ降りたことがなかった駅もちょっと歩いてみる。
あ、やはり殺伐とした一帯だなあ、というのが正直な感想ですが、それなりに楽しかったです。

06月10日(月)『勝てない相手』
特殊な意味で伝説となっているアメリカ人の歌手にジェンキス(Florence Foster Jenkins)がいる。
音感もリズム感もゼロに等しいというむしろ珍しい人物ながら、なぜか自分が音楽的才能にあふれた天才と確信、父が残した莫大な遺産でソプラノ歌手としてデビュー、金の力で次々とリサイタルを開いて専門家から酷評を受けた人物である。

ところが、あまにひどい歌が逆に話題になり、むしろ面白すぎる的なイベントとして注目されるようになってしまう。ところが彼女は一般人向けのリサイタルを拒み、あのリッツ・カールトンホテルの舞踏室で自ら選らんだ有名人や、ファンクラブのメンバーのみを相手に歌っていて、その壮絶なリサイタルを観れる人は限られていた。

これがまたしても逆に大衆の好奇心を刺激してしまい、彼女はとうとう周囲に押し切られる形で公開リサイタルを決定するのだが、その会場はよりによってクラッシックの殿堂、ニューヨークのカーネギーホールであった。
が、これは彼女の金の力ではなく、純粋にその人気によるものでチケットは売れに売れリサイタルの何週間も前には完売してしまった。
でもって好奇心に満ちてカーネギーホールを埋めた大衆の期待はまったく裏切られず、そのすさまじい歌唱力に場内は大爆笑、休憩時間には耐え切れずに席を立ち、ロビーや会談で腹を抱えて笑い転げる人たちで溢れたそうな。

でもって、いろんな意味で伝説的なこのコンサートが行われたのが1944年10月25日の夜。すなわち第二次大戦中どころか、レイテ沖海戦の真っ只中で、栗田艦隊がサマール沖を戦った直後であった。
日本海軍が事実上のトドメを刺されたその日に、アメリカでは下手なソプラノ歌手のコンサートにみんなで笑い転げていた、ということになる。
こりゃ勝てないわ、と思う。

ちなみにジェンキンスの歌はあまりに評判になったため、戦後の1954年になってからレコードかもされたのだが、これがなんとアメリカ ビクターのRed Seal、いわゆる赤盤での発売だった。
これはレコードの真ん中のシールが赤茶色のちょと高価なレーベルで、当時の一流演奏家のレコードとして知られていたもの。
ちなみにタイトルは、 A Florence! Foster!! Jenkins!!! Recital!!!! 、あの!フローレンス!フォスター!!ジェシキンス!!!リサイタル!!!!で、いろいろと狙ってやったもの感があふれている。
ちなみに調べてみたら、CD化されてました、これ。…一度は聞いてみたい気もするが…

06月09日(日)『敬称』
現実空間での付き合いが主な相手として、唯一、兵器類とかに興味があった男と5年ぶりくらいに会う。
でもって、ヤツはガールズ&パンツァーをたいそう気に入ってる、との事であの作品の軍事描写の特徴はなんだろう、という話になり「キチンと女性上官に対し、Yes ma'am(イエス マーム)と女性の敬称で返答してるところ」という点で両者の意見が一致する。

現役のアメリカ兵が、女性上官にいつもの癖で「Yes sir(イエッサー)」と答えてしまい、あわてて「Yes ma'am」と女性敬称で言い直すのを見た事あるので、意外に地味ながら、よくやってるなあと思う点だったりするのでした。
(ペパーミント・パティは例外。本人がどう思おうと彼女はSirと呼ばれねばならぬ)
まあ、いまさらな話題ですが。

06月02日(日)『ハリウッドゴジラ』
新世代ハリウッドゴジラ第二作を地雷映画男を巻き込んで鑑賞。
あ、これはダメですね(笑)。残念でした。

05月27日(月)『警備体制』
都心では朝からヘリが飛び回ってるし、道を歩けば警官とパトカーに当たる、という感じであり、ルパンからの新たな予告状でも届いたのか、と思ったらアメリカのトラさんが来日中と知る。

今回のトランプ大統領の警備体制、私も初めて見るというレベルで、彼が都内在住時には常に複数のヘリが飛んでおり、その位置からおおよそ現在地が判ります(笑)。
昨日の夕方からは両国上空にヘリが常に2機前後貼りついて動かず、上野でも大変やかましくて困りました。ざっと目視した感じでは上空警護が1機、そのほか周辺警護に2機から3機が飛ぶようで、金掛かってるなあ、と。

でも警視庁の皆さん、上空からの警戒なんて普段は全くやってませんから(私は見た事ない)ちゃんとできるの、大丈夫なの、と老婆心ながら心配に。

05月24日(金)『神保町の変化』
神保町の漫画専門店、高岡書店が最近、開いてないなと思ったら2019年3月一杯で閉店してたと知る。
元々すずらん通りにあり、その後、漫画専門店を靖国街道に開店したのですが、私の知る限り、新宿にあったまんがの森と並び、東京最古の漫画専門店の一つでしょう(1980年代初頭にはすでにあった。あと神保町駅にも古い漫画専門店があったが1990年台に消滅した)。

決して好きではないと言うか、30年以上に渡り中にすら入らなかった本屋ですが、無くなるとちょっと残念ですね。
ちなみに高岡さんは神保町一帯にいくつかのビルを持ってる大地主だったはずですが、跡地はどうするのかなあ、と思ったり

05月21日(火)『ゴジラ』
アマゾンのプライム・ビデオがゴジラ祭りをやっていたので片っ端から昭和第一期ゴジラを観る。

1954年の一作目も10年ぶり位に鑑賞したのですが、この映画、前途有望な若い科学者が戦争で顔にひどい怪我を負い、さらに幼馴染の婚約者を大学の後輩に奪われ、かてて加えてその婚約者に手酷い裏切りを受けた挙げ句、たまたま東京に来ていた怪獣を道連れに自殺、という話にも取れるなと思う。

ついでに1954年なら朝鮮戦争真っ最中で、日本はすでに占領下を脱していたとはいえ国土は米軍基地だらけでした。そんな時代に一人もアメリカ人が出てこない不思議。
一人くらい「OH!ゴジラ デース!」「ワレワレにまかせナサイ」みたいな怪しい日本語使うアメリカ人が出てきても良かったのに。

2作目の「ゴジラの逆襲」から4作目の「ゴジラ対モスラ」まで毎回各地の城を襲うという、ゴジラと行く日本天守閣めぐり的な内容が展開されるのですが、ゴジラが襲ったのは大阪、名古屋、熱海と鉄筋コンクリートの復元天守閣ばかりで国宝はおろか現存天守閣には一切、手をだしてないあたり実はゴジラは戦国マニアでは。
まあ、名古屋と熱海は再建されたばかりのときに襲われてるんで、いい迷惑でしょうが。

05月19日(日)『宇都宮』
ダメ人間兼コックと久しぶりに休日が一致したので宇都宮方面に日帰りで出かける。
20年ぶり以上に訪問した大谷石資料館はやはり圧倒的に非現実的な世界で、圧倒されました。
その後、市内中心部に出て餃子で昼食、最後はツインリンクもてぎのホンダコレクションを見て帰ってきたのですが、ホンダコレクション、聞いてた以上にすごいものでちょっと感動。
近日中に、一度旅行記にまとめる予定です。

05月14日(火)『(無題)』
すてに約2年ほど、大恐慌から真珠湾攻撃までの動きを追って調べています。
でもって日本側の資料(ほとんどが戦後に書かれた回想だが)を調べれば調べるど、重臣と呼ばれた政府の主要メンバー、そして軍令、軍政治の責任者たちを含めた日本政府の中で、もっとも状況を丁寧に調べ、正確かつ客観的に把握していたのは間違いなく昭和天皇御本人であるなあ、と感じております。
ただしこのあたり、相対的に優れてる、という部分なため、天皇陛下がごく普通の平均的な能力保持者で、周りの連中がボンクラすぎたのか、それとも周囲の人間も一定の能力を持った連中だったが、天皇陛下がずば抜けた才覚の持ち主だったのか、判断が難しい部分だったりします。
どうも前者の可能性がかなり高い気がしてますが、そうとも言い切れない部分もあり、思案中。

05月09日(木)『20世紀』
近所で開催中のシド・ミード展を地雷映画男を巻き込んで観に行く。
20世紀までのミードはすごかったなあ、というのと、元は自動車屋で内部構造から考えてゆく彼に中身が夢と希望の日本のアニメメカのデザインを発注した段階で負けだよな、と思う。
お金払って見る価値はあると思いますが、それほど感銘は受けないなあ、というのもまた事実でした。

05月06日(月)『谷中』
7年ぶりくらいに谷中の朝倉彫塑館を訪問。
和室が公開になってから始めての訪問でしたが、相変わらずいい空間でした。
相変わらず室内撮影禁止でしたが。

ついでに近所の谷中銀座に寄ったら、すさまじい人出で身動きできず。
休日のアメ横か竹下通り並みの混雑で驚く。

私がこの地区に引っ越してきた13年前は、谷中一帯は知る人は知ってる、といった都内の散歩地区、という感じで、
この一帯を始めて訪問したときは「発見した」という感じさえ受けたのですが、10年位前から人が増え始め、
3年位前から外人さんも目立つようになり、とうとうここまで来たか、という感じです。日暮里駅から谷中銀座まで大混雑する時代が来るとは。
一帯も、すっかりお洒落な店が増え、変われば変わるもんだなあ、と思ったり。

04月29日(月)『10連休』
世の中は10連休だそうですが、私は半分ほど休み、半分ほど仕事です。
これを半分しか休めないと考えるか、半分も休めると考えるかで、人生を楽しく過ごせるかが決まる気がしますが、私がどちらなのかは個人情報として秘密とします。

04月22日(月)『スマホ時代』
職場のバイトお姉ちゃんに、貴様もスマホを導入したなら、どんなゲームを入れたのか?と聞かれたので、税込み1080円で買ったスマホに無茶言うな、と答えたら、今どきのスマホをナメるなと強制的にいくつかを入れるハメになる。
結果から言えば、お姉ちゃんの言う通りで、3D画像のゲームもあっさり動きました。すげえな21世紀の1080円レベル IT技術。
まあさすがに最高画質とか、高解像度モードとかは無理ですが横1280ドットの画面で十分実用にたえるポリゴンが動いてます。少なくともプレステ2よりは遥かに高性能なので(これ以上高性能なゲーム機は買ったこと無いので比較できない)そりゃゲーム機売れなくなるな、と思う。

ついでにお姉ちゃんのオススメでバンダイ・ナムコのデレステというアイドルゲームをインストールしたんですが、いい歳したオッサンが、いまさらアイドル育成でもないな、とこっそり削除しようと思ったら、とりあずやってみろと教育的指導を受ける。
で、やってみたら頭のネジが二、三本ぶっとんで隣のベルトコンベアに巻き込まれて工場大パニック、というキャラが一個中隊規模で続々登場、驚愕する。この企画書書いた人間は確実に少しオカシイし、それを通した責任者も同様か読まずに裁可印押してるかのどっちかであろうと思う(褒め言葉)
そういや20年以上前の対戦格闘ブームの頃、パンダと人間を戦わせていた会社だったな
、ナムコと思う。カンガルーとも戦ったな、とも思う。ゲーム会社のDNAってあるんでしょうかね。

04月20日(土)『予想のほか』
97戦、隼、四式戦、五式戦と乗り継いで終戦まで生き延びた吉良勝秋さんという陸軍パイロットの方が、戦後、陸軍が戦った最大規模の航空戦は、結局ノモンハンだったろう、と述べているのを読む。
日本軍はソ連軍に比べると陸空ともに数分の一、という戦力規模を最後まで出なかったノモンハンが、そういった印象が残るほどの戦いだったのか、と意外に思う。

海軍でも単発作戦なら、真珠湾、ダーウィン空襲、インド洋作戦、ミッドウェイなどで大規模航空戦力を投入したものの、確かに数ヶ月にわたり戦い続けたガダルカナルとかははるかに小規模な戦力でしたから、となると日本軍全体でもノモンハンが最大規模の戦場だった可能性が高いわけです。
意外だな、と思うのと同時に、そりゃ勝てないなとも思う。

04月14日(日)『雨』
私の周りのもう一人の沖縄好き、ダメ人間兼コックが久しぶりに家族連れで沖縄に行ったとこの事で、土産をもらう。ちなみにヤツの訪問中はずっと晴天、それどころか今までの訪問で一度も雨に降られた事が無いと豪語する。
私の知る限り、典型的な雨男であるヤツが行くと晴れ、典型的な晴れ男である私が行くと雨、というところからしてやはり沖縄は底知れぬ、と思う。
(ちなみに泊りがけの旅行でほぼ全日雨、というのは初めてだった。そもそも一日中雨というのも初めて)

04月12日(金)『スマホ』
使っていたケータイがすでに使用8年を超え、一度電池交換したものの、そろそろ限界かなあと思っていた所に、auからお前の使ってる3G携帯は間もなく使えなくなるで、という通知が来る。
まあ、そろそろ買い替えか、と思ってところなので、とりあえずショップに行ったら今なら1080円で買えるスマホがあるからどう?と言われる。
スマホには全く興味がないし、通話料金高いし電池もたないし、と言ったらほとんど使わないなら月3700円ほど、電池も3日は持つで、との事なのでそれなら乗り換えてもいいかとついにスマホ持ちになりました。

ちなみに月のデータ通信1GBまでのプランなんですが買って家に帰って見てみたら1日で500MB減っていて死ぬほど驚愕。
犯人は勝手に入ってたauのソフトで、さすがに頭に来たのでauと名のつくアプリは全て削除、その他もすべてバックグランド通信を切る。
いや、これ人のスマホに勝手にインストールした挙げ句に好き放題通信して通信料金稼ぐってあまりに悪質では…。何考えてるんだか。

で、購入から数日った現在の感想は、それなりに興味深いおもちゃだけど無くても困らん、というところですね。多分、今後もあまり使わないでしょう。

04月07日(日)『春のなぞ』
おそらく世界中で私しかやってないだろう、という地味な作業として月イチくらいの頻度で新しく掲載した記事の読者数調査をやっております。まずHTLMファイルと画像ファイルを同時に要求してきたサーバ数を数え(自動ロボット対策)、そこから2日以内に記録された同一のIPアドレスを弾きます(同一人物対策)。さらにIPアドレスで下6桁が同じものも、同一人物と判断(企業内、プロバイダ内のルーター対策)これも弾きます。

大体6万くらいの数のデータをエクセルのシート10枚くらいに分散してこの地味な作業をがんばると(笑)3時間くらいで、おおよその正確な読者数がでます。
(これでも完全ではないが、世の中に出回ってるページビューだビジターだフォロワーだよりよほどマシ)
で、2月くらいまで、F-22への道も旅行記も1万を超えるか超えないかあたりをうろうろしてたのに、3月に入ってからこれが1.2倍くらいに跳ね上がり、現在もその状態が続いてます。例年、春は卒業やら就職、進学のためか数が減るんですが、何があったんでしょうね。
インターネット上で人知れず何かが進行してるのかもしれぬ、と思った春の日。

04月03日(水)『桜』
今年の首都圏は桜が開花した後から気温が低下したため、満開まで時間がかる、というあまり見た事のない状態が発生しております。
このため開花から10日以上経ってようやく満開、という変な事態となったため、大分長い事花を楽しめました。

このためまだ開花中なのを確認し皇居の乾門から坂下門までの春の公開を観に行く。
秋の紅葉は観に来た事があったのですが、春は初めて。結論から言えば秋より春の方がいいですね。まあ、どっちにしろそんな大したものではないのですが。

04月01日(月)『年号』
令和という時代が始まるようです。
年号に関しては昭和以降、一文字だけ過去の年号にあるものを、もう一字はかつて使われた事がない文字を使っているのですが、今回もそうなりましたね。狙ったのかどうかは知りませんが(昭、成、令の字はそれぞれ初めての使用)。
ちなみにそれ以前は江戸期の享和(1801〜1803)から大正まで、13代連続で二文字とも必ず以前に一度でも使われた字を入れてました。次は凸凹卍等の字を検討してもいい気がする21世紀の私。

03月29日(金)『デグー』
デグーのいる生活、すでに1年8カ月目に入りましたが、気が付けばヒマな時の半分くらいは連中の世話の事を考えたりしております。
あ、哺乳類ってそうなのね的に好奇心を満たしてくれる部分と、問答無用でカワイイ、という部分とで毎日眺めていても飽きませぬ。
今後は連中の知能に付いて、もう少し見せていただこうかな、とか考えております。

03月22日(金)『桜』
上野公園周辺の桜が開花し始めました。
今年も4月まで持ちそうにないですね。10年くらい前まで、普通に4月が開花時期だったような気がしますが…
当然、今週末ではまだ満開に早く、来週末ではもう散り始めてるでしょうから、そこら辺りも微妙な感じ…

03月20日(水)『大変』
ダメ人間兼コックに会って沖縄土産を渡す。
昨年末から私は手術入院、奴もヤツでいろいろあって大変、という状況だったのがようやく落ちつきつつあり。まあ、それにつけも互いに歳を取ったなあ、と思った春の日。

03月17日(日)『能力』
英語でネイティブと猥談できるレベルの語学力を持ちながら仕事能力はイマイチなのと、仕事はかなりできるんだけど、英語力は私よりお粗末、という二人と組んで、アメリカ人相手に一週間ほど続いたお仕事上の戦いを終える。

結論から言うと語学力はあった方がいいかもしれないけど、やはりそんなのより普通に仕事ができる人間のほうがはるかに重要だ、という事になりました。言葉ができても何の対処できない人間より、断片的な会話からでもチャチャっと勘所を掴んで自ら段取りを組める人間とでは仕事上の戦力的に比べ物になりませぬ。

要するに、通訳なら日給いくらで手配可能ですが、自ら段取りして、手配して、仕事の進行を管理する、という能力を持った人間は日給幾らでは手配できないのです。語学力で仕事の能力を見積もるのは愚かだなあ、というのが私の感想です。というか、次回のメンバーは他の人にして、と思いました。

エジソンは無学でしたが、この点を記者から問われたとき「高等教育を受けた技術者なんて数百ドルの給料出せば私の会社でいくらでも雇える。が、私をその金で雇えると思うかね」と言った話を思い出す。まあ、あの人はいろいろ人間的に問題が多いのですが、この点はある意味真実でしょう。

ついでにネイティブの英語圏の連中は英語しかできない連中がそれなりのレベルの仕事をしてるわけで、連中は語学力でその地位にいるわけではないもんなあ、とも思う。もっとも連中の語学力の貧弱さは時々、ホントにうんざりしますが(笑)。

03月15日(金)『潜入』
ニュルンベルク裁判の記録をいろいろ見ていたら、1939年、日本の諜報機関がスターリン暗殺を試みてトルコからソ連に入った、という証言が出てきて驚く。
この時代のソ連の諜報機関はすでに完成期に入っていたから、日本のスパイなんて赤子の手をひねっってバックドロップかますくらい簡単に尻尾を抑えられてしまったろうなあ。
おそらく中野学校系なんでしょうが、敵ではなかったろうなあ、気の毒になあ、と思う。

03月10日(日)『見る 』
というわけで沖縄で最後の夜を迎えております。

世界チャンピオンのカルカンに挑むことになった西表ヤマネコに独占インタビューを認められたものの、カルカンの世界チャンピオンってそもそも何か全く判らず、調べてる内にどんどんインタビューの時間が近づいてきて非常にあせる、という夢を見ました。
朝、この夢を思い出し、まだまだオレは戦える、と思いました。問題はさっきから殴ってる相手が敵か味方か良くわからん点だな、と思いました。

03月05日(火)『限界』
秦郁彦の「昭和史の軍人」を読み返す。
疑う余地なく、未だに一級の資料だし、そこに秦さんの頭脳が加わって見事な内容なんですが、執筆当時はまだ生存中の関係者が多かったせいか、あきらかに「手加減してる」記述が多数みられるのが残念。
関係者の取材には功罪があり、会って、話を聞いて、いろりろな資料を提供までしてもらったら、一般に悪いことは書けなくなってしまうんだろうなあ、と思う。
みんな死んじゃった今なら、もう少し切り込んでかけると思うんですが。まあそれでも、これだけの資料は他にないので、ありがたい本です。

03月03日(日)『来た』
今年は花粉症の症状が出ず、ヒョットしてこの間の手術のショックで体質改善?とか思ってたら昨日から本年度分がスタートとなりました。
一人時間差花粉症。世の中甘くないね。

02月27日(水)『観た』
アリータ: バトル・エンジェルを地雷映画男と観にゆく。
原作の銃夢を読んでから20年以上経っているのですっかり内容を忘れてましたが、なんとなくこんな話だったっけ?と思いながら観てました。

日本のマンガを原作にした映画の中では出来の良いほうだと思いますが、こうなるだろうなあ、という展開はやっぱりこうなる、というお話で、ハリウッドって20世紀のはじめから作話では全く進化してない面が多いなあ、と改めて思いもしました。

02月25日(月)『昔の名前で浮かんでます』
戦後、日本海軍関係者の書いたものの中で日本海軍が解体したダーウィンのビーグル号、
という文章を発見、そんな話初耳なんですけど、と驚愕して英海軍の資料に当たってみるもそんな記録は一切なし。

あ、もしかしてと思って調べてみると、やはりビーグル違いでHMS Beagle の2代目がダーウィンの船で、その跡をついだ1854年就航の3代目のHMS Beagle が英海軍から除籍後、当時の薩摩藩に売られ「乾行」になってました。
間違いなく、これの事ですね。

イギリス、アメリカの海軍では退役した船の名前を引き継ぐことがよくあるのに対し、当時はそういった習慣がなかった日本海軍の皆さんが(海上自衛隊はやってるが)、イギリスから来たビーグル号なんだから、ダーウィンの船だろう、と思い込んでしまったようです。
これ、当時の海軍の中では結構、広く信じられていたような形跡もあり、ちょっと興味深いなと思いました。

02月19日(火)『描き方』
六本木ヒルズの北斎展を観に行く。

北斎が遠近法を知ってたのは有名ですが、今回の展示を見てると思ったよりその使用は早く、30代の作品からすでに一部で遠近法で絵を描いてますね。単純な画面中央への二点消去画法ですが、18世紀末の段階で日本画に遠近法が入ってたなら、逆にどの時期から入ってたのか気になる所。ですが面倒なので自分で調べる気は無し。

ついでにコンパスと定規を使っていた形跡もあり、この時代のコンパスがあったのか、あるいは紐に筆を結んで線を引いていたのか、よくわからず。
というか、これ筆じゃないよね、という線が多いことに今さら気が付く。鉛筆があったわけがなく、竹ペンでも使ってたんでしょうか。
技術的な面から、いろいろ調べる価値あるなあ、この人はと思ったり。

02月11日(月)『正しい』
戦国期の日本で、秀吉以降、イエスズ会を目のかたきにし、迫害し、さらにキリシタンにまで迫害が及んだことを近代的な価値観から、宗教差別、島国根性、といった批判的な目で見る傾向があります。
が、あれは、当時としてはほぼ全面的に正しい判断だよなあ、とアフリカのコンゴ王国の歴史を調べていて思う。

コンゴ王国は15世紀末から16世紀にかけ、大航海時代(すなわちエンリケ以降の世代。つつまり日本来航直前)のポルトガル人が殺到するのですが、その進出はキリスト教の布教から始まりました。その結果、王族に至るまで洗礼を受け、アフリカ最大のキリスト教国家となります。
その後、何が起こったか、といえば大量のポルトガル人がコンゴに殺到、片っ端から人をさらっては奴隷として売り払って大儲けをしたのです。この間、イエスズ会の連中も布教に入ってますが、彼らですら奴隷売買に関連していた証拠があり、清廉潔白とは言えないのです。
コンゴ王国は結局、20世紀まで存在しますが、その間はポルトガルの半植民地状態でありその支配にキリスト教は十分に利用されています。

秀吉がイエスズ会を追い払ったのは、信長のような知的好奇心の欠如によるものもありますが、あの男なりのハイエナのような勘による、と見るべきで正しい判断だったと思っていいでしょう。あの時代のキリスト教の布教はろくなもんじゃねえんです、はい。

02月09日(土)『なんでやねん』
スターリンンの秘書として、恐怖の権力を握った人物にポスクリョーブィエフ(Alexander Nikolaevich Poskrebyshev/Александр Николаевич Поскрёбышев)が居る。
ベリヤほど有名では無いが、この人物も相当あくどい事をやっており、陰謀で殺した人間の数は軽く三ケタを超えると思われる人物である。

が、この人の名前がソ連の共産党会議などで出ると議事録に(笑)みたいな注記があり、なんでやねんと思ってたんですが、名前の発音が「余ったメリケン粉で焼いたパン」というスゴイ意味になると知る。なんでやねん。
ソ連でもごく上層部でしか知られてない、スターリンの影のような男だったので、初めてその名を聞いた人は、ロシア人でも(笑)となるらしいです。
この名、スターリン(鉄の人)みたいなペンネームかと思ったんですが、どうも本名らしい。しかも苗字である。なんでやねん。
ドイツやアングロサクソン系だと職業が苗字になったものも多いのですが、これ、職業じゃないよなあ…

拷問、銃殺の元締めの恐怖の人物の名前が「余ったメリケン粉で焼いたパン」なんだから、あらためてソ連と言うのは恐ろしい国だと思いました。

02月07日(木)『世界』
仕事がらみで、今世界では、をやたら連発する人物に会う。
そんな話聞いたことないぞ、君の言う世界はどこだと聞いたら、彼はロサンジェルスに一月ほど滞在した経験だけからものを言ってたらしいと知る。

アメリカは世界じゃないよ。その一部に過ぎないよ。ついでに言うなら、そもそもカリフォルニアはアメリカの特異点じゃよ。あそこを基準にアメリカを語るのは大阪新世界の通天閣周辺を基準に日本を語るようなもんじゃよ。さらにそこから世界を語るのは渋谷のハロウィンからアジアの年中行事を語るようなもんじゃよ、と、伝えておく。

02月04日(月)『マンガ主題歌』
テレビ漫画主題歌で最強にカッコいいのは「シンドバッドの冒険」の最初の放送時のものだ、と個人的に思っていたのですが、21世紀になってから発売されたその手の音楽を集めたCDで作曲が萩原哲晶さんと知って驚く。
「スーダラ節」とドリフの「いい湯だな」と何でも光っちゃう「エイトマン」の歌が同じ作曲者というのは知ってましたが、シンドバッドもこの人だったのか。仕事選ばない人だなあ…

さらに歌はフォアジェッツと書かれていたんですが、どうもこれ中身はシャープ・ホークスのようで、となると、歌ってるのは安岡力也さんという事になる。すげえな、この曲。そして今聞いてもやっぱりカッコいいんだけど、少年にしては敵が多すぎる人生歩んでるなと思う。

02月02日(土)『そう来るか』
最近のNASAのサイトでは、削除されてたりしてファイルが見つからないエラー404が出ると、
The cosmic object you are looking for has disappeared beyond the event horizon.
(あなたがお探しの宇宙物質は事象の地平を超えて消失しました)
というエラーメッセージが表示されます。
…サイト内のファイル管理責任を究極の物理現象のせいにしてしまうとは世界の最先端を行く研究機関の責任転嫁はケタが違うぜと思う。

ついでにアポロ11号の月着陸50周年でいろいろ企画が動き始めており、ちょっと楽しみです。

01月29日(火)『1歳』
デグー特捜課のブチとシロが無事一歳を迎えました。
未だに飼い主を信用してないフシがある姉妹ですが、このまま元気で居てくれることを願っております。
ただ、砂浴びの箱の砂を体中にまぶしたまま、床の上で転がりまわるのは止まめていただけると助かります。
また、すでに6本のコードを噛み切った、ヘッドフォンに対する敵愾心をもう少し抑えてくれるともっと助かります。

01月27日(日)『千』
国立科学博物館でやってる日本を変えた千の技術を来日中のくさのさんと見にゆく。
正直、どうかなあ、という面もかなりあるというか、ほんとに千あったのか、
という展示ではありましたが、それなりに面白かったです。

01月25日(金)『幸福に対する心臓の耐久性』
苦節一年半、ついにデイお嬢が飼い主に撫でられても逃げ出さず、
さらには手を上げてここをなでろと催促したり、首の後ろを撫でられてうっとりしたり、
という行動を突然とり始めたので、飼い主、感涙にむせび泣く。

デイでこれなんだから、グウ母ちゃん一家も根気よく頑張れば撫でさせてくれるようになるかもしれない。
そうなったら飼い主、幸福のあまり心臓が耐えられないかもしれない。
このサイトの更新がある日突然止まったら、飼い主は幸福の中でその生体活動を停止したと考えてください。

01月21日(月)『目的』
顧客満足度、という言葉をやたら使う人と話をする。
それも一つの目安だけど、慈善事業やってるんじゃないんだから、
会社の目的は利潤を上げることでしょう、と思う。

誰かを不愉快な目に合わせてまで利潤を追求するのは問題外ですが、
例えばあの店はどんなワガママでも聞いてくれるぜ、と評判になって
そんな客ばかり来るようになっても、誰にも何のメリットもないわけですから。
要するにそれは一つの目安であり、なんでもかんでもその為にやるべきものではないでしょう。

これも典型的ないつのまにか手段が目的になってるパターンのような気がします。

01月15日(火)『情報力』
いろいろあって吉村 昭さんの著書の読み直し、そして未読だった本の制覇中。
改めて読み直すと昭和40年代にどこからこんな情報仕入れて来たんだ、という
凄まじい世界が展開されていて、スゴイ人だったんだなあ、と再認識。

未だにこれを超えるのは無理だろうという作品がいくつもあって、勉強になります。

01月12日(土)『お金』
サッカーのアジアカップでインド対UAEといったアジア勢対決の試合の会場において、
延々と日本語や日本でしか営業してない企業の広告が流れるのを見ていると、
世の中に金をドブに捨てる行為というのは、いくらでもあるんだなあ、と思う。

この試合後、何本ものシュートをポストに弾かれたインドの監督がゴールマウスが狭すぎる、と発言をしたってホントですかね。
公式映像では確認できないんですが。
ホントだとしたら、近代サッカーの根幹を揺るがす斬新な意見だと思います(笑)。

01月07日(月)『元首』
ある場所で、女性元首はどうなのか、という話になる。
私は男性同様、普通にアタリハズレがあるだけで女性という理由で元首の資格を問う理由は何もない、と答える。
でもって、個人的にはむしろ理系の人間をなんとかするべきだ、と述べて反論される。
でもね、アメリカの代表的な理系元首はカーター大統領、そして日本の理系元首は菅直人、そして鳩山由紀夫の両首相なのですよ。

…ね(笑)?

01月05日(土)『意思』
あるホテルで朝食のメニューを追加すると、初日はほとんど出ない。
ところが数日を経過すると、一定量が出るようになり、以後はその状態が継続する。
それはまるで誰かが新しいメニューに慣れるのに数日かかったように見え、
全てのメニューではないが、多くのものにそういった現象が見られるのだとか。

ホテルなのでほぼ毎日、お客さんは入れ替わっており大部分の人はどれが新メニューで、
どれが従来からのメニューなのかすら全く知らないはずなのに、そうなるらしい。
それは「ホテルの客の総合意思」みたいなものが存在するかのような事態であり、
しかもこの場合、以前からの知識が無ければ起きるはずがない事態だから、
その日の宿泊客の総合意思どころか、時間軸すら飛び越した現象となる。
なんか面白い話だなあ、と思う。

もっとも、それを確認するにはかなり統計的にきちんと確認する必要があるので
そう話は簡単でないが、なんだかちょっと興味深いな、と感じたのでした。

01月02日(水)『初詣』
夕撃旅団本部周辺半径1q(徒歩15分圏内)には10を超える寺社仏閣があり、
初詣には全く困らないのですが、ここ数年、全く出かけてませんでした。
が、今年はとりあえず近所の上野不忍池の弁天堂、清水堂、東照宮などをはしごして来ました
といっても既に二日になってからですけどね。
ちなみに近所の湯島天神は2日でも大混雑で、受験シーズンと初詣近いのは天神様の営業戦略ではないのか、と思ったり。

12月31日(月)『2018』
というわけで、2018年が終わります。
今年は、昔からの友人知人、さらには初めて出会った人たち、両方含めてとにかく人に会った年でした。
来年はどうなるのか、適度に期待しようと思っております。

12月30日(日)『返済期限』
1929年の大恐慌で、最大の被害を被った国の一つがドイツだった。
その直前まで、ハイパーインフレに見舞われ、ようやく立ち直ったのが1929年だったのだ。
この時期、GMやフォードといったアメリカ企業からの投資によって、
工業、経済ともに急速に立ち直っていたところに世界恐慌の直撃を喰らい、
ホントにもう、どうしようもない、となって6年後のナチス政権樹立を迎える。

そこに加えて、第一次世界大戦の敗戦による賠償金が加わって、ドイツ経済は破綻する、
という辺りまでは知っていたのだが、今回見つけた資料を見ていたら、さらにびっくり。
1928年の返済段階で、賠償金の返済終了予定は実に60年後、1988年なのだ。
これは史実だとベルリンの壁崩壊の前年まで借金を抱え続けている事になる。
となると、もし敗戦がなく、実は借金帳消しウヤムヤ、というボーナスを貰ってた
戦後西ドイツが無かったら、果たして今のドイツはどうなっていたか、
といろいろ考えてみたが、おそらくアメリカの経済植民地になってたろう、と思う。

歴史というのは、不思議なものだなあ、と改めて思ったり。

12月24日(月)『11ヶ月』
デグー一家のシロとブチが生まれて11ヶ月、飼い主的にはまだまだ子供、という感じなんですが、よくよく考えたら、グウ母ちゃんは11ヶ月ですでに母ちゃんになってたんですよね。
君は偉いなあ、と改めて思う。

冬の巣箱作り、デイお嬢、グウ母ちゃん一家が共に昨年とは全く違うものを作っており興味深く見ています。
この辺りもいずれご報告を。

12月22日(土)『医療』
入院話の最終回。
今回、入院棟に入って驚いたのは若い人が居ないことでした。
皆さん私より年上で、60代以上がメイン。まあ歳を取ると病気になりやすいのか、とも思いましたがここまでとはとちょっと驚く。
これじゃ若い人たちの医療保険負担は大きくなるよなあ、と改めて思ったり。
ちなみに食事の時、歩ける人は自ら取りに来て、という院内放送が流れてなんか野戦病院みたいと思ったんですが、実際に歩いて取りに来れる人は四人部屋の中に一人いるかどうか、というところでこれもちょっと驚きでした。

そして一番驚いたのが看護師さんのプロフェッショナルぶりで、見事に患者さんを操縦しており、大したものだと感心しました。
私が20代の頃に骨折で入院したときは、もっと高圧的なオバサンばかりだったのでこれは最大の驚きだったかもしれません。

最後に、今回入院した病院は根津神社の横にあり、これは夏目漱石の猫の家「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」を書いた家の横にあたります。
つまり漱石の東大への通勤路であり、彼の小説「門」の中である人物に待ち伏せされたりする場所なのでした。
まあ、しょっちゅう通ってる場所なんですが、あらためていい場所に住んでたなあ、と思うのと、
そろそろ漱石の享年に私も近づきつつあるなあ、と思ったのでした。

12月17日(月)『横浜三回目』
来日中のくさのさんと久しぶりにお会いして、横浜行に巻き込む。
これで三度目の横浜ですが、大筋でほとんど見た、という状況になりました。
ただし日本丸が改装中で見られなかったのが残念でしたが。
ついでに日産本社のショールームがいろいろあって予想以上に面白かったです

12月15日(土)『病気とお金』
今回の入院、なにせ病院に行くのが25年ぶり、という世界だったのでお金のこともいろいろ初めて知る世界でした。

助かったのは、高額療養費制度を病院で早めに教えてくれたこと。手術だけでも20万円近い金額だったので、これは助かりました。
私の健康保険事務所は東京から遥かに離れた土地にあったのですが早めに教えてもらったことで、入院前に認定証をもらえましたし。
ただし入院費のベッド代、食事代はこの適用外なのですがそれでも入院、手術が総額10万円前後で収まってくれたのはありがたかったです。

ただし限度額の適用は月間の医療費なので、前月に受けていた検査費は免除になりませぬ。
これがなかなかすごくてCTスキャンが2回で1万5千円、MRIは1回で1万円と驚愕の検査費で、手術前の各種検査と診断だけで3万円以上が消えました。

ついでに言うと、健康診断の会社から病院への紹介状を書いてもらうのに4千円、手術後、病院に簡易保険の証明を書いてもらうのに8千円と、
書類関係だけで驚くほどのお金がかかり、なるほど、病気は金がかかると呆れました。

でもって長年健康だったので、生命保険は簡易保険の特約しか入っておらず、これは手術でも5日以上入院しないと保険金がおりません。
全然知らなくて、たまたま今回、5日の入院だったので助かりましたが最初は最短で4日でも退院可能と聞いていたので危ないところでした。
まあ、あくまで簡易保険、今回の医療費全額はカバーできないのですが、それでも大半は賄えそうなので、よしとしましょう。

12月13日(木)『1周年その2』
飼い主が入院だなんだとやってる間に、グウ母ちゃんが夕撃旅団加入から1年が過ぎました。
来た当事は見るものすべてが疑わしい、こっち来るなほっといて、というチョービビリなデグーでしたが、
最近は呼べばほぼ必ず来る、抱っこされておやつを食べるなど、先住のデイよりも慣れてしまい、
あれま、意外だなあ、という感じで飼い主幸せ。

ちなみにデイお嬢が来てから4ヶ月目にグウ母ちゃんが来て、2ヵ月後には子供たちが産まれてと、
わずか半年で怒涛の展開があったデグー特捜課ですが、その後の半年は平穏無事でした。
このまま元気に過ごして欲しいと思っております。

12月10日(月)『退院』
産まれて初めての手術から本日生還。

胆のうにポリープがある、と職場の健康診断で言われたのが8月、そこから4カ月かかっての手術となります。
その間、MRIだCTだ造影剤だとこれまた産まれて初めての検査を次々と受け、最終的に手術となったのでした。
胆のうは胆液を調整するポンプとタンクみたいな器官ですが、ポリープができやすい器官らしく、
40歳過ぎの人なら、ほとんどの人が超音波検査でひっかるのだとか。
大抵はコレステロールの塊で放っておいて問題はないのですが、稀にガンの事があり、
さらに大きなポリープはガンに悪化する可能性が指摘されてるそうで、その判断を付けるための検査でした。

検査の結果、ポリープは良性でガンの可能性は低いとの事だったんですが、1pを超える大きさのモノが一つあり、
さらに普通の人よりポリープが多いのでガンへの転移の可能性を考えると手術を勧めます、という事になり、今回の手術となりました。

胆のうは胆液のポンプとタンクではあっても、それほど重要な器官ではないため、これをほぼ全部切除してしまうという豪快な手術ですが、
病院で聞いても、私が調べた範囲でも、その後の日常生活に支障はない、という事だったのでこれを受けたわけです。
さらに胆のう切除は腹部を数か所、数cmだけ切開して行う腹腔鏡手術が可能なため、術後2日目くらいからすぐに日常生活に復帰できる、とうのも手術を受ける事にした理由の一つです。ちなみに今回は手術前日から入院、計5日で退院してます。

でもって25年近く歯医者以外の病院なんて行ったことが無かった人間なので、斬新な発見の連続でした。近所の日本医科大学の付属病院にお世話になったのですが、なにもかもが21世紀の病院はいろんな意味ですげえ、という感じです。
ちなみに、入院時に看護師さんに「やっぱり女性のお医者さん、少ないですね」と聞いたら「その問題を起こしたのは東京医科大学」と笑顔で突っ込まれました…。

今回、なかなか貴重な経験だった気がするので、以後、少しずつ日記で記録して行こうかと思ってます。

12月04日(火)『両生類』
ヤモリが窓ガラスなどに貼りつけるのは、脚の裏の細かい繊維による
ファンデルワールス力を利用してるから、という説が有力になりつつあると聞いて、
やっぱり連中は地球外生命体じゃないの、と思った冬の日。

11月29日(木)『帰宅』
というわけで4日間の沖縄旅行から戻りました。
そちらの方は旅行記で報告いたしますが、4月のインド旅行以来の長期おでかけ、
そしてあの時と違って全員が成獣というデグー対策が今回の課題の一つでした。

とりあえず水ボトルを追加、エサは通常の4日分の1.5倍を与え、
オヤツのヒマ種とペレットもやや多めに入れておいたのですが、
帰宅後、確認したところ、オヤツは完食、牧草は少し残してる、という状況でした。

体重を計ったところ、グウ母ちゃんのみが10gほど減っており、これってインドの時と同じ状況です。
あの時は母ちゃんが子供たちにエサを譲ったのかと思ってたんですが、今回はそれは無い。
ひょっとして、お前は飼い主の事が好きなんじゃないのフフフフフ…などど考えて
撫でようとカゴに手を入れたところ、見事なパーリングで払いのけられました。
フフ…馴れてるさ、こういうの。

11月24日(土)『入院』
というわけで約2ヵ月半、だらだらと検査が続いたのですが、入院、手術が決定しました。
といっても良性の胆嚢ポリープで、内視鏡手術で4日目には退院できる、というものですが。

今回、25年ぶりくらいに病院に行き、生まれて初めてCT検査、MRI検査などまで受診、
最新の大型病院がすさまじい電子情報の城砦になってるのに驚いたのですが、
一番ネックになってるのはお医者さんの仕事の量だなあ、と思う。

検査なんかは普通に指定時刻に行けば済むのに、お医者さんの診断がありだと普通に1時間以上待たされました。
その結果、聞かされる話は、それは私でも知ってますね、というレベルのもの。
胆嚢ポリープは謎も多いものの、そう複雑な器官ではない上に文献も多く、
内外の研究と論文を一通り調べてしまえば、私でもご町内の胆嚢ポリープ博士になれます。
その上で病院に行ったのですが、私の知らない話は何一つ出てきませんでした。

実際の手術はともかく、超音波エコー、CTスキャン、MRIの各検査も技師の方の所見がついてくる上に、
明らかに内科の先生はそれをキチンと読んでません(笑)。あまりにあれなので、こちらからいくつか指摘させてもらいました。
これなら、AIでも十分だし、私でも明日からその仕事できるなあ、というレベルで、要らないんじゃないですかね、内科の先生…

あの辺りを全部AI化して人手を減らせば、あの異常な混雑と、現在のむちゃくちゃな医療費に一部は圧縮できるのでは、と思った冬の日。

というわけで、来月頭に5日間の入院が決定、今後の更新スケジュールは後ほど告知いたします。

11月20日(火)『面白い』
錦糸町ナイトサバイブという漫画を買ってみたらステキに面白かったのですが、
タイトルからして東京北東部と千葉県北西部にしか需要が無さそうなのに、
第一話から全力でその方面にケンカを売っていて大丈夫なのかと不安になる…。
面白かったので、きちんと続いてほしいのココロ。

11月18日(日)『横浜2回戦』
再び時間を見つけて横浜へ。
今回は赤レンガ倉庫から中華街、元町、港の見える丘公園に抜けて、そこから北に戻って
馬車道、伊勢佐木町、横浜駅西口周辺、という感じで見て回る。

元町、昔はいけ好かないキザったらしい通り、という印象だったんですが、
20年ぶりくらいに訪問したら凋落しつつ有る地方都市の駅前商店街のようになっており
ああ、ここも時代に取り残されつつあるんだ、と思う。

伊勢佐木町は初めての訪問でしたが、よく判らん商店街、というのが正直な所。
ただし妙に古本屋が多いのが印象的でした。

最後は横浜駅の西口周辺だけを観て回って終了ですが、どうも横浜はここが中心部、
という場所がなく、そもそもこれだけの広がりの街で、ろくに地下鉄もない時代に
市電を廃止してしまった(1972年)という辺りが全く理解できない街でした。
なんでこんな場所に繁華街が、と思って調べてみると、市電時代の名残ばかりで、
じゃあ地下鉄開通まで、どうやって移動してたんだと思うもよく判らず。

とりあず、あとは横浜駅東口、そしてみなとみらい周辺だけなので、いずれ三度目の訪問を行おうと思います。

11月14日(水)『そうだったか』
いくつか思う所あって、キューブリック監督の「博士の異常な愛情」
「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」を鑑賞し直す。

目的は全く別のところにあったのですが、まとめてみると、庵野監督の演出、
エヴァンゲリオン以降の映像って、キューブリックから強い影響を受けてると
初めて気が付き、ああ、そういうことだったのかと、一人で驚いてました。

おそらく劇場版マクロスあたりの核爆発系の作画で「博士の異常な愛情」のラスト、
パカスカと爆発する核爆弾の映像を参考に観たあたりから影響が始まったのかなあと
勝手に想像してましたが、詳細は不明。

ただし、その影響を説明するにはそれぞれの映像作品からコマごとに引っ張ってきて説明しないと判らんと思うので、
これ以上、この問題に立ち入るのはやめておきます。
唯一、言葉でも説明しやすいのは、音楽の使い方で、クラッシックを多用したり、不釣り合いな場面に、変に明るい音楽を流したり、
っていうのは、おそらくキューブリックからの影響を受けてると思います。

でもっって、そこまで複雑ではない、もう少しわかりやすいもう一人の方については、
現在再連載中の「F22への道」の中で触れることになるはずです。

11月10日(土)『(無題)』
先日、外人さんから横浜の見どころってどこ?と聞かれ、全く知識が無いため、
そんなものは存在せぬ、としか答えようが無かったので、休日を利用して出かけてみる。

東京、特に千葉県方面出身の人間にとって横浜なんて縁もゆかりも用もないので、
実に15年ぶりくらいの訪問、中華街以外の目的で行くのは小学生以来35年ぶり近い訪問でした。

でもって結論から言えば横浜、完全な観光都市に変わってましたが、これと言った目玉はなく、正直、微妙かなあという感じでした。
とりあえず今回は、野毛山の動物園に行って本当に無料だと驚いたり、そこから中華街まで歩いて横浜は坂の街だったと知ったりしております。
ちなみに15年ぶりの中華街は、細長い揚げパンを全く見かけなくなってゴマ団子だらけ、そして手相占いだらけで、なんかけばけばしくなってました。
ついにでに台湾の守護女神、媽祖さんの廟ができていて、これまたちょっと驚く。

あとは約40年ぶりに入った氷川丸がきれいに整備されていたのと、
大桟橋が宇宙から来た異次元生命体みたいな建物になっていてのが今回の収穫でしょうか。

今回はここで時間切れになったので、もう一度くらいは訪問しないとと思ってます。
東京から日帰りでゆくくらいなら、ちょうどいい観光地な感じではあるのですが、
なんかどれも中途半端ではあり、人には勧めにくい街だなあ、と思いました。

11月01日(木)『ラブラブ』
部屋で遊んでいても、常に飼い主への警戒を怠らず、
何かあれば警戒音を出して近づくな、と警戒してたグウ母ちゃん一家が、
この数週間で、積極的に飼い主の脚の上に乗って餌をねだる、
呼べば飛んでくる、という変化をいきなり見せ、飼い主幸せに。

どうもデグーにはラブラブ沸点とでも言うべきものがあるようで、
常におやつを手渡しでやる、声をかけてやる、というのを続けていると、
この沸点を迎えてフラグが立ち、こういった状態になるようです。

先住のデイは2ヶ月程度で脚に乗る、呼べば来る、という状態になったものの、
触られるのは大嫌い、気分が乗らないと来ない、というデグーでした。
対して母ちゃん一家は、10ヶ月近い時間がかかったものの、
ある程度撫でれる、抱っこしたままオヤツを食べてくれる、呼べば確実に来る、
と時間がかかった分だけ、親密度は高い感じで、飼い主幸せ。

となると、デイお嬢もそろそろ撫でれるのでは…と手を出してみてるのですが、
見事なパーリングで払いのけられる日々が続いています…

10月28日(日)『一端終了』
神保町ブックフェスティバル2日目終了。
耐え難きをたえず、忍び難きを忍ばなかった結果、計画予算の120%達成、という大戦果に終わる。
痛い出費ですが、まあ、仕方ないと諦める。
ちなみにすずらん通りのブックフェスティバルは今日までですが、古本の出店が並ぶ古本市は11月4日まで続くので、
ある意味、戦いはまだまだ終わらないのでした…

10月27日(土)『参戦』
というわけで神保町のブックフェスティバル初日、参戦。
こちらも軽く10年は超える歴戦のベテランなので、まあお手並み拝見と行こうか、
などと思っていたら、初日で本年度予算の8割を撃破される。

…胃と心臓に悪いイベントだぜ。
それでも夕撃旅団は明日も進むのだ。誰も止めてくれないからな。ちきしょーめ。

10月22日(月)『文化の違い』
フロイトの無意識論、いわゆる精神分析は日本だと心理学的なもの、
あるいはユングまで踏み込んでなにか神秘的なもの、といった印象で受け止められている。
そんな存在、まったく知らない、という場合も多いだろう。

これがアメリカの場合、精神分析のカウンセラーが日本の歯医者のような感覚で存在するので、
もう少し生活に入り込んでいる、つまり一般的な知識となってる印象がある。
ところが、よくよく調べてみると第二次大戦前、特に1920年代に青春を過ごしたプロテスタント系、
つまりイギリス、あるいは北欧系アメリカ人(ドイツ系は別)の知識人の書いたものを読むと、微妙にニュアンスが違う。
彼らはその点に触れるのすらいやがる、というか何か触れてはいけないもの、といった感じでそれを述べるのだ。
なんでかなあ、と思ってたら、アメリカの性革命において、どうもフロイトの「無意識の抑圧」が変な影響を与えてるようで、
当時の厳格な、宗教的な古きよき時代の破壊に、フロイトが一役買ってるらしい。

アメリカの性革命というと、第二次大戦後、プレイボーイの創刊あたりからと思われがちだが、実際は黄金の1920年代、
少なくとも大恐慌が来る1929年ごろまでがその始まりで、その歴史は意外に早い。
(その前に第一次大戦があって、兵役逃れなどから若い内からの結婚という現象が発生していたのが一因らしい)
そしてこの性革命は大学生などのインテリアから始まり、その“理論武装”に使われたのがフロイトの無意識論で、女の子を口説くのに
「もう大人なんだから君の両親からの抑圧、無意識の抑圧から解放され、僕を受け入れるべきだ」
というような“フロイト的な”決まり文句があったんだそうな。
さらに関係ないといっていい(むしろそういった面ではフロイトと対立していた)ユングが巻き込まれてしまって、
この二人は当時の保守層からは蛇蝎のように嫌われるのようになってしまったのだとか。

まあ、フロイトにはそういう面もあるんだけど、それでもあきらかな誤解で、ユングに至っては
巻き込まれ事故としかいいようがない一面があり、大迷惑だろう。

フロイトの精神分析を科学と呼べるかは微妙だが(定量化と再現性に問題がありすぎる)、
とりあえず“科学的な理論は自分にとって都合よく解釈できる時、もっとも受けいれらる”という
ありがたくない現象が、ここでも発生してるように見えますね。

ダーウィンなんかもその被害者で、彼の進化論によるとされる「優秀な種が生き残る」といった妙な解釈を
人種差別主義者などがいかにももっともらしく述べますが、そんなことは彼は一度も主張してません。
(実際は淘汰による選別により「たまたま環境に適合していた種が生き残る」とダーウィンは主張してるだけ、
生物が進化するとも“優秀”な種が生き残るなどとも一言も言ってない)。

ちなみに、このあたりは「一般大衆」にありがちな現象、と思ったら大間違いで、当時の知識人、
アメリカの歴史学者のモリソンなども平気で、同様の主張をやってます。
彼はフロイトとユングを同列に並べて非難した上で、日本などの仏教国は性を賛美する面があるので、
最初から性革命が必要なかった、などと述べてます。
先にも言ったように、ユングはどう考えても冤罪で、さらに日本の仏教うんぬんは、あきらかにチベット仏教、
すなわち密教と一般の仏教を混同しているわけです。
なんでもうちょっとちゃんと調べないかなあ、と思います。

モリソンさん、優秀な学者なんですが、太平洋戦の戦史とか、こういったあたりとか、妙に脇が甘いですねえ、この人。
とりあえず、いかにももっともらしい話は、一度疑って、きちんと調べるべきだよ、というお話でした。

10月21日(日)『ポンギ』
六本木の新国立美術館を初訪問。収蔵作品を持たない、ハコだけ貸し出す巨大博物館で、
それってすでにある上野の都立美術館だけで十分ジャン、と思ったりもしなくもなく。
まあ、21世紀に国が美術館を建てるとこんな感じになるだろうな、という感じのものでした。

六本木はそもそも旧陸軍の街で、それ以外は何もない街でした。
その点、わが実家のある旧軍都、千葉市と同じなんですが、ここがなんかお洒落になっちゃたのは米軍のヘリポートと宿泊施設があったためで、
赤坂のアメリカ大使館、旧山王ホテルへのアメリカ関係者の入り口だっただからです。
終戦直後は、周囲に特に繁華街もない、田舎街だったのが、その連中相手のお店が1970年代辺りからはやり始め、
都心にあるアメリカ文化の一帯、というところから急激に発展した街なのです。

なので都心部の繁華街としてはもっとも歴史が浅く、つまらない街なんですが、
ここ15年くらいで、周囲の再開発が一気に進み、高層ビルだらけになってしまいましたね。
まあ、それでもやっぱりつまらない街ですが。

10月18日(木)『(無題)』
上海市場の株式、ほとんど注目されてませんが、ちょっとスゴイことになってますね。
東京市場に匹敵する6兆ドル以上の時価総額が4月ごろまで市場にあったはずですが、
上海総合指数はこの半年で20%を超える下落となっており、となると1兆ドル近い資産価値が消えた事になります。
(すなわち2018年10月現在、世界二位の市場時価総額には東京が復帰してる)

2016年以来のエキサイティングチャイナですが、あの時の暴落より時価総額では吹っ飛んでいるはずで、
そしてあの頃より中国に金は無く(というか借金だらけ)、アメリカの大統領はキチガイです。
これは、ちょっとドキドキですね。久しぶりに株相場のデータを追いかけ始めました。

10月15日(月)『懐かしい』
昨年12月にもらったニンテンドー3DS、昔のゲーム機のソフトがエミュレーターで動くため、
現在はR-TYPE、グラディウス(以上PCエンジン版)、悪魔城ドラキュラ(ファミコン版)、
そしてソニック ザ ヘッジホッグとぷよぷよ通(メガドライブ版)を入れて、
懐かしいゲーム収納機として延々と遊んでます。

無人島に行くなら、これと発電機持ってゆけば1年くらいは飽きないかもしれませぬ。

10月13日(土)『今年』
今年の神保町のブックフェスティバルは10月開催で27,28日だそうな。
そろそろ準備運動に入りますか。

10月03日(水)『必要な英語』
ネイティブの人たちと対等に話せる英会話教室、という勧誘を受ける。

いらんよ、そんなレベルの英会話(笑)。
ここ数年、仕事で毎月20人以上の外国人を相手にしてますが、日本に来る外国籍の内、
英語を母国語にするのはせいぜい2割、よくて3割、というのが実感です。
それ以外はほとんどがアジア系、そしてスペイン語などのラテン系言語なのです。

が、じゃあ英語が要らないか、というとそうではなく、中国語が出来ない私と、
日本語ができない中国人がどうやって話をするか、といえばそれは英語なのです。
他の国の人が相手でも同じで、仕事で(一部は観光だけど)海外に出るような人たちは
だいたい英語はできるので、これで意思の疎通を図る事になります。

すなわち英語はもっとも通用する国際言語であり、文化、国籍が異なる人間同士のコミュニケーション手段として
最も実用性が高い、というのが最大の利点となります。
この点、アメリカ人の英語は、非常に判りにくいので、むしろ迷惑で(笑)、
イギリス人もロンドンの下町出身とかだと英語の勉強しなおして来い、
みたいな話し方をするので、これまたありがたく無いです。

よって日本人にとって英語は一定の語彙と、最低限の文法が理解できればよく
それによって日本語が出来ない連中と意思疎通ができる点が重要なのだというのが実感です。
日本を捨ててアメリカに住もうとか考えてない限り、ネイティブとのコミュニケーションなんてどうでもいいんですよ、
映画の英語なんて聞き取れても、あんな日常会話する連中なんていませんし。

さらに言うなら、私の経験上、コナレタ英語、ネイティブ英語を話す人って一般に仕事できないんですよね…

09月29日(土)『中華』
中国人の皆さんが自国語を華語と呼ぶのを知り、なるほど中華思想だと思いました。
世界で一番偉いのは俺たち、という紀元前の古代思想にまでさかのぼって
自国語の名称を決めてる民族は他にあまり居ないんじゃないでしょうか。
ここまでくると病気だなあ、と思う。

09月26日(水)『すごい』
有楽町で開かれてた下村兼史の写真展に行く。
ガラス乾板の時代から野鳥写真を撮ってたすごい人でございまして、
当時のカメラですから、1/15のシャッター速度で飛行中の鳥を撮影する、
という技術うんぬん以前に相当な待ち伏せ能力と運がいるだろうなあ、という写真ばかりでした。
いいもの見せてもらいました。

ついでに有楽町周辺を久しぶりに歩いたら、交通会館から北は各県のアンテナショップ地帯になってるんですね。
以前は日本橋がそんな街だったんですが、いまでは有楽町のようです。

09月23日(日)『来た』
夕撃旅団主力カメラPanasonic のLX-100の後継機がようやく10月発売になりますね。
その名もDC-LX100M2と微妙なネーミングですが、どうもレンズはそのまま、
画素数を大幅に向上させ、タッチパネルを搭載した半新型という感じのカメラのようです。

実はLX-100をもう一台買っておくか、ここしばらく悩んでたのですが、これで答えは出ました。
しかしお値段も巣晴らくハラショーで、現在の予約価格だと11万超え、LX-100の約倍額です。
4年ぶりの新型ですが、しばらく急ぐ理由はないので年内は様子見ですかねえ…。

09月21日(金)『知る』
細田版ハウルの動く城、脚本は吉田玲子さんだったのか…
ホントにすごいスタッフだったんだなあ、あれ。
このメンバーをまとめきれなかったのがジブリの限界であり、
現在のジブリに繋がってるんでしょうね。残念。
この作品、資料類とかいろいろ、そろそろ解禁にしてもいいんじゃないかなあ。

09月21日(金)『銭湯』
文久遣欧使節団、幕末に幕府がヨーロッパに送り出した人たちの記録を追っていたら、
オランダで銭湯に入った、という記述があるのに気がつく。
ロンドン、パリ、ベルリン、サンクトペテルブルクではそういった記述が無いので
なんでオランダにはそんなものがあったのか、がちょっと気になるものの
オランダ語での表記がわからず、それ以上は不明。
(ただし私が見れなかった記録の記述でロンドンにもあった可能性あり)

中世以降、公共浴場はイスラム圏と日本くらいにしか無いだろうと思ってたので、
何気なくこれはちょっと驚きでした。

09月17日(月)『観る』
映画「この世界の片隅に」を観る。
評判がいいのは知ってましたし、監督さんからして良い出来であろう、
とは思ってたのですが、私は原作への思い入れが強く、ずっと避けておりました。
そっとしといてあげてよ、あの作品はもう完成してるじゃないか、という思いですね。

そこから辺りの考えは今でも変わりませんが、大変よくできた作品でした。
良いものを見せていただきました。

09月15日(土)『自社開発』
年に一度、空の日・宇宙の日 記念特別講演会というのか新橋の航空会館で行われてるのですが、
今年はホンダジェットのエンジン開発の方、そして世界最小の人口衛星打ち上げロケット実験の責任者の方が講演するとのことで参加させていただく。

ホンダジェット、ターボファンエンジンはてっきりGEのをホンダが改良したのだと思ってたら全く逆で、
試作機までは完全にゼロから開発したホンダ製のものだっただとか。
その後、量産化にあたり、アメリカでの形式認証などの絡みもあってGEと組んで、その技術を取り入れて作られたものだったんですね。
知りませなんだ。

開発開始から単独初飛行間まで約20年、さらに量産された製品となるまで30年、
ほぼゼロからの独自開発だそうで、何らかの元ネタ(コピーともいう)なしに
ゼロから日本の会社がエンジンを開発してしまったのは、縄文時代以降、初めてじゃないでしょうか。
そもそも軸流ターボをゼロから作っちゃったのって、世界的に見てもユンカース、BMW、ロールス・ロイス、後はGEくらいじゃないかと。

その分、時間がかかってる訳ですが「F-1から撤退しても航空機からは撤退しなかった」と開発者の方も言ってましたが、
この辺りはホンダという会社の凄みでしょうね。

もうひとつのロケット開発の話とあわせ、いろいろ興味深い講演会で、やはりこの手のものにはなるべく参加したほうがいいなあ、と思いけり。

09月10日(月)『通院』
職場の健康診断で再検査となり、近所の大学附属病院に通ってるのですが、歯医者以外の病院に行くのがバイクで空飛んで背骨を折って以来20年以上ぶり、
という感じで今どきの大型病院てこんなのか、鶏肉のブロイラーみたいなベルトコンベヤー式なのね、と驚く。

で、ただの再検査と思ってたら実に3回も病院に行き、しかも予約が取りにくい機械を使う事もあって1か月を超える長丁場、
やれやれ、という感じですが最悪、手術かもしれないが命に別状はなしらしいのでまあ、気長にやって行こうかと。
でもって近所の病院、外から見てる限りでは全く気が付きませんでしたが、常に大混雑、
そして大人数のいろんな専門家の人が大量に働いており、
ここって、こんな大規模な組織だったのかと単純に驚愕。

医療費にも驚愕してますが、あれだけの機材と人間使ってたら、そりゃ金かかるよね。
今回の私のパターンとかは、医者なんかより、AIの方が向いてる気がするなあ。
過去の症例から結果が可か非かを判断するだけなんだし。
いらないんじゃないかなあ、お医者さん。

09月04日(火)『異なる』
朝鮮戦争の記録、ようやくリッジウェイの著作を読み終える。。
でもってリッジウェイとマッカーサー、さらにはアメリカ陸軍の公刊戦史でかなり言ってることが異なってたり、
そこに韓国側の記録をつき合わせると、さらなる混乱が待っていたりと、70年前の膨大な記録が残ってる戦争ですら、
その完全な再現は不可能なんだなあ、と改めて思う。

ましてや古代ローマの戦争とか、戦国期の日本の合戦とか、まともに再現するなんて無理だよなあ、とも思う。

08月31日(金)『すごい』
岩波新書から出てる「ビルマ敗戦行記」を読む。
戦闘場面はほとんどない、それどころか筆者は戦地ですらほとんど弾を撃ってない気がする、
という極めて妙な戦記ですが、これほどの内容をもった本は他に私は知らぬ、という位の内容でした。
日本人の従軍体験記としては、最高峰の一つでしょう。興味のある方は一読をお勧めします。

著者である荒木進さんは、東大出なのに一兵卒(下士官ですらない)として徴兵された人で、
東大出の兵士の皆さんは実に多くの著作を残してますが、それらと比べても、
これほどの知性と思考力を持った人が、当時の大学での皆様方の中にいたのか、という驚きを感じました。
どんな時代にも、凄い人って一人くらいはいるもんなんですね。

08月29日(水)『情報の出どころ』
イタリア語のサッカー放送を同時通訳できるレベルの知人が夏休みにイタリアに行き、お土産で雑誌やら新聞やらをもらう。
当然、全く読めないのでざっと意訳してもらったら、そんな話、初耳なんですけど、
ヨーロッパって今、そんな事になってたの、という感じで驚愕する。

その人曰く、日本はアングロサクソン文化圏だからね、情報は偏ってるよ、との事。
なんで日本が英語圏やねん、というと、日本人がまともにできる言語は英語が8割、残りは中国語、韓国語を除くとほとんど居ないので、
英語化されなかった情報はまず入って来ない、との事。
なるほど、言われてみればそうかもしれない。
ヨーロッパ圏の場合、ドイツ語がほぼ標準語だし、EUをイギリスが抜けたら、ますますその方向に拍車がかかるだろうなあ、と思う。

ちなみにアメリカ人の場合、かなりの知識層でも英語しかできない、という連中がゴロゴロしてるので、その知識はさらに偏ってます。
この辺りの事情は第二次大戦の太平洋戦争の事を調べてるとよく判る部分で、アメリカ人の書いた研究所の8割は日本語資料に当たっておらず、クズです(笑)。
例外は英語の堪能な旧日本軍関係者に援助してもらってたゴードン・クランケくらいで、
事実上の公刊戦記であるモリソン戦記も日本軍部分の記述はほとんど通り一辺倒の事しか書かれておらず、参考になりません。

この点、英語のできる日本人なんて掃いて捨てるほどいますから、あの戦争の研究に関して、日本人が圧倒的に有利なのです。
その有利を未だ活かしきってない、という部分も大きいんですけどね。

08月24日(金)『ぶどうの丘』
ダメ人間兼コックと久しぶりに休日が重なったのです山梨県勝沼のぶどうの丘に20年ぶりくらいで遊びに行く。
山の上、さらに建物の屋上にある温泉と、ワインの施設が売りの場所ですが、
盆地の隅の眺めのいい丘の上にあるため、景色を眺めてるだけでも飽きない場所でもあります。
夜中に中央高速を走った人なら、勝沼付近で山の上に見える謎の明るい建物を見たことがあると思いますが、それがここです。

山梨方面へ出かけるのがそもそも10年ぶり近くで、帰りは15年ぶりくらいに国道20号を勝沼から高尾山まで走って、ああ懐かしいと涙する。
30代前半くらいまで、山登りをやっていたころは年に数回は通ってたんですけどね。

ちなみに当時に比べて、首都高がめちゃくちゃに拡張されてしまったため、カーナビのガイドも当てにならず困惑する。
新しくできた北池袋から新宿までの山手トンネルは、都心を迂回するルートのはずがむしろ大混雑で、ここの通過に40分以上かかってしまう。
参考までに帰りは新宿から外苑、竹橋経由でC2に抜けて松戸方面(動向のダメ人間兼コックの家がある)に向かったところ、
20分ほどで新宿から北池袋に抜けてしまいましたから、なんじゃそれ、って感じです。

08月22日(水)『よい』
地元の人間以外、来れるもんなら来てみな、という場所にある荒川区の文化施設、
ゆいの森荒川で開催されてる童友社のプラモデル関連資料展示を観に行く。

懐かしいプラモデルとかもあったんですが、それ以上にパッケージ原画の展示が興味深く、
1970年代ごろからすでにバリバリにエアブラシ使ってた精密画とかは観ていてあきませんでした。
ついでに、この業界における小松崎茂さんの弟子の多さに驚く。
わざわざ何時間もかけて行くものでは無いですが、都電荒川線沿線の人、町屋の近所の人は観に行く価値はあると思います。

ついでに同施設には荒川区出身の吉村昭記念館があり(子供の頃居ただけで出てっちゃったんだけど)、
こちらも都内に無数にある同様の施設の中では一番新しいだけにレベルが高く、一度でも吉村昭さんの小説を読んだ人なら一見の価値ありです。

08月18日(土)『名前』
中国系のお客さん、特に仕事で日本に来る人は、変に気を使って名前を日本語読みにすることがある。
なので、予め聞いていた名前と、パスポートなどの英語表記を照合すると全く一致せず、
誰が誰なのだ、という非常に面倒な事態になるので、普通に中国語読みにしていただきたいのココロ。
特にサインと本人を一致させる時、アルファベット表記の上に欧米式にカッコつけて
名前と苗字を入れ替えてたりする場合があり、こうなるともう、誰が誰だかサッパリわからんので
後はカンで対処、とする他ない。

毛(マオ)、王(ワン)あたりならまだ判るが、丁(ディン)、張(シャン)さんなんて
中国語判る人間探さないと完全にお手上げなのだ。
間違いなく日本人に気を使ってくれてるのだけど、やめていただいた方がありがたいです。

08月15日(水)『コーディー』
久しぶりにストリート オブ ファイアを見直してこの映画の舞台もシカゴだったと気が付く。
ブルース ブラザースといい、この時代のシカゴは傑作映画の営巣地ですな。

同時に地下鉄の駅構内の荒れ果てぶりが凄まじく、これが1980年代のアメリカなのかとも思う。
さすがにこの時代のシカゴ南部、旧市街は日本人観光客が気楽に入って行けそうにないなあ。
あの国が豊かになったのは、せいぜいこの25年なのだ、と改めて思うし、
アメリカを再びかつてのように、と連呼する現大統領はバカだなあ、と思う。

ついでにカプコンの横スクロールアクション、ファイナルファイトの元ネタであるのは有名ですが、
ラストの決闘、これラピュタの親方と海賊のケンカ、そしてジョジョの第二部のワムウとジョジョのハンマー戦の元ネタじゃないかなあ、と思う。

まあ、とりあえず何度見てもいい映画でした。

08月13日(月)『面白い』
東映が唯一制作した怪獣映画「怪竜大決戦」がアマゾンのプライムで見れたので鑑賞。
イロモノ、という評判しか聞いてなかったのですが、意外によくできた娯楽作品で、
よくよく確認してみたら脚本は、仮面ライダーや赤影の伊上勝さんなのね。

怪獣よりもその暴れるお城のミニチュアの方がはるかに出来がいい、
といった辺りはご愛敬ですが、観て損は無いと思います。

08月11日(土)『1年』
デグー特捜班一号デイ隊員が夕撃旅団に参加して1年となりました。

まあ、無事1年を乗り切ってくれて安心です。ちなみにお歳は2歳と3ヶ月ですね。
とりあえず、今後も元気で居て欲しい、できればもっと撫でさせて欲しい、
餌やってる時にオシッコを手にかけるのやめて欲しい(お前は私の舎弟というメッセージ)
と思っております。

08月06日(月)『天才』
ゼネラル・モーターズ社の黄金期を支えた辣腕経営者、スローンの回顧録を読んでいたら、
GMの創業者デュラント、フォードの創業者、ヘンリー・フォードを
「経験則や決まった規則に則ってではなく、自らの天与の才、天才性によって会社を運営した」
と定義し、それがアメリカの自動車産業を作り上げた要因だとしていました。

スローンの回顧録が出たのは1960年代で、このため今ではそんな時代ではないけどね、
と彼は述べてるのですが、その1960年代末から1980年代まで、アメリカの企業経済は地獄を見たわけです。
結局、これらは自由な天才たちが次々とIT系の企業やベンチャー系の企業を創業し始める1990年代まで回復できなかったわけで、
企業経営、とくに創業経営者の天才性って重要だよなあ、と思う。

この点のいい例が、ソニーの「天才」創業者である盛田さん、そして一代にしてソニーを駄目企業に転落させてしまった
ソニーの「普通の人」出井さんの対比なんですが、このあたりも機会があればまとめてみたい気がします。

08月04日(土)『面白い』
航空自衛隊から三菱重工に移りテストパイロットをなさっていた方が、
業界関係者の機体設計部門にいろいろ要望を述べる、という講演会があり、
一般人が紛れ込んでも怒れらない、との話だったので、休みを取って聞きに行く。
この手の講演会は、IHIのジェットエンジン部門の人の公演を5年くらい前に聞いたのが最後でしたが、
やはり現場を見て来た人の話は興味深いものが多く、勉強になりました。

ロールを打つと人間の手は慣性で現状の位置を維持しようとするため、
機体と一緒に回転するF-16以降のサイドスティックを押してしまう形になり、
誤入力からの誤動作に繋がる、なんて家で一人で考えてる限り、
決して思いつかない話で、興味深いものでした。

やはりこの手の講演会は面白いので、今後はもう少しいろいろ見て行きたいと思います。

07月31日(火)『花火』
隅田川花火大会を久しぶりに見にゆく。
というか、花火大会そのもが4年ぶりくらいか。
たまに見ると改めて楽しいなあ、と思ったり。

07月30日(月)『歌う』
知人が何でインド映画ってあんなに歌って踊るの、と言う。
理由は私も知らんけど、アメリカ映画だってジョン・フォードの「荒野の決闘」とか
ドクホリデーとワイアアットアープの男くさい映画の中で、
突然歌が始まったりしてた時代があったんだから、何か人間の根源的な欲望なんじゃないか、と答えて置く。
この辺り、むしろ日本映画の方が例外だと思う。

07月27日(金)『すごい』
安いという理由だけで買った中国製の絵描き用ペンタブレット、
使用開始から1年半たって、ペン部分はUSB充電が必要と知る(笑)。

ええ、何それ、と思って充電してみたものの別段従来と何も変わらない。
さらにウッカリ充電コードを付けっぱなしにしていたため、
デグー軍団に速攻で齧られて、もはや充電不能に。

……まあ、何も変わらないんだから、このままでいいか。
素晴らしいな、中国製ペンタブと思う。

07月22日(日)『厳しい』
細田守監督の新作「未来のミライ」を地雷映画男を巻き込んで日比谷で鑑賞。
600人前後のハコで、6割の入りという感じで正直厳しい状況だな、と思いましたが、
映画の内容もまた、厳しいものでした…

よくよく見たら、脚本、監督本人が一人で書いてるんですね。
物語は着想、展開、全体の構成の大きな要素が噛み合う必要があると思うんですが、
失礼ながら細田さんに後者の二つは無いように見えます。
この結果「話がつまらない部長が昨日見た夢の話をするのを昼休み中聞かされる地獄」、
「平凡な友人夫婦がいかに子育てが大変かを延々と話すのを聞かされる休日の地獄」
といった内容になってしまっており、正直、つらいです。
少なくともお金払って観る話になってません。

私の好きな日本のアニメ映画ベスト5はほぼ全て宮崎作品で埋まってますが、
ほぼ唯一の例外が細田さんの「サマーウォーズ」なので、がんばって再起していただきたいと願っております。

07月20日(金)『国際化』
上野不忍池周辺を夜に歩いてると、ベンチに座ってる人の8割が外国人でした。
この地に引っ越してきて8年ですが、8年前では考えられたなかったことです。
すげえスピードで日本の観光地化が進んでるんだなあ、と改めて思う。

07月15日(日)『インド』
アマゾンのプライム・ビデオでインド映画見れるんだ、程度の気持ちで観た
「きっと うまくいく(3 idiots)」が予想以上に面白くて、インド映画すげえなと思う。
邦題は普通に「三人の馬鹿」でよかったんじゃないかとも思いますが、観て損はない映画でした。
ついでにセリフでヒンディー語英語がちゃんぽんになっており、あれま、フィリピンみたいと思ったり。

07月13日(金)『セミ』
上野周辺、すでにセミが本気モードに入ってます。

例年より5日以上早い感じで、セミの本気モードスイッチって梅雨開けなのか。

07月08日(日)『見る』
黄瀬さんがこんな絵柄のキャラクターデザインをやったのか、と驚いて見てみた
メイド イン アビスというアニメが面白かったです。
なかなか良いものを見せていただきました。

07月04日(水)『島伝説』
日本では意外に知られてませんが、太平洋戦争中、アメリカ軍が占領した島では
食堂に見慣れない男がいたので取り押さえたら日本兵の生き残りだった、
夜中の映画上映会場の後ろのほうで日本兵が一緒になって鑑賞していた、
といった生き残り日本兵のちゃっかり生活が一種の都市伝説というか、島伝説として残ってます。

どこまでホントかいなと思っていたのですが、ハルゼーの自伝を読んでいたら、
占領直後のブーゲンビル島を彼が訪問、映画を見ていると明らかに軍の官給品でない
装備を身につけた男が居たのでよく見たら日本の脱走兵だった(すでに一度捕虜になっていた?)
という記述があり、意外に本当らしいな、と知る。そういった一面もあったんですね。

07月02日(月)『梅雨明けとともに』
首都圏は異例の速さで梅雨明けとなりましたが、直後から快晴の日が続き
狂喜乱舞しながら都内を走り回っております。ああ楽しい。

その中で久しぶりに国立近代美術館の工芸館を訪問。
たまたま前を通りがかったら年に数回ある無料公開日だったので覗いて来たのですが、
10年ぶり以上の訪問で、あれ、こんなに狭かったっけ?とちょっと驚く。
ここは旧近衛師団の司令部ですから、こんなのでなんとかなったんだ、と思う。
連中、ろくに仕事してなかったんじゃねえの、とも思う。

ついでに夕方からダメ人間兼コックと落ち合って夏に日帰りで山梨方面への進出計画を練る。
ちなみに9月には人生初沖縄計画もこっちは地雷映画男との共謀で動いており、
まあ退屈しない夏になりまそうです。出費もすごいですけどね…

06月29日(金)『サッカー』
サッカーについては、金的蹴り禁止、目潰し禁止、フィールドに12人目の選手がいたら
それは座敷童子て、審判の家が末代まで栄える、くらいのルールしかしらないのですが、
今回のワールドカップも、相変わらず日経新聞の記事がダントツによくできてますね。
全ての記事にこのレベルが維持できるなら、金出して毎日取るのに。

06月27日(水)『独学』
ある所で、航空機の話で設計者の出身が東大だとか、私大だとかいろいろ話題になったのですが
そこから素人がどうのこうの、という話に展開、私は黙って聞いておりました。
第二次大戦中の連合国側の主力戦闘機、スピットファイアもP-51もP-47も、
主任責任者は大卒ですらない、ほぼ独学なんだぜ、と思いながら、皆さんの顔を眺めてました。
有名大学出た(一部は中退)戦闘機の設計者って戦争負けたドイツと日本ばかりなんだぜ。

1945年の日本の空は、日本の最高峰の大学を優秀な成績で卒業した“専門家”たちの戦闘機が
家が貧乏で大学に行けず、職を求めたブラジル経由でアメリカにやって来た“独学の一般人”が造った戦闘機に
バッタバッタとなぎ倒される空だったのです。そしてそれはドイツでも同じような状況でした。

そんな事を考えていた初夏。

06月12日(火)『なぜだか判らぬ』
ここ1カ月、いきなり大量のアクセスをかけて来たサイトがあり、
なんかの悪用か、と思ってアクセス遮断の必要が無いか確認してみたら、
なぜか英語圏の人の日本語学習サイトからでした。

その中の例文で、航空機やら海戦やらの話の日本語の例として片っ端から
ウチにリンクが張られてると知る。
日本軍研究が英語圏ではやり始めたりしてるのか、
特殊な個人が日本語を熱心に学習した結果なのかよくわからず。

もしアクセスしてるご本人様が読んでいて、この日本語が理解出来たなら、
連絡いただければ、資料の提供はしますよ(笑)。

06月08日(金)『罪状』
有料増刊のベトナム戦争の話を書いてるのですが、
参考までにフルシチョフの自伝を読み返してみたら改めて面白いな、と思う。
平気で嘘やハッタリをかます困った人ですが、頭はいい人でした。
さらにソ連指導者としては珍しく、自分を笑う才能があったとされます。
以下はアメリカ記者団に自ら語ったという小話、ジョークです。

クレムリン勤務の男が酔っ払い
「フルシチョフは田舎者のアル中の大馬鹿野郎だ!」
と叫んでいたところを警察に連行され、速攻で裁判にかけられ懲役100年の判決を受けた。
酔いが冷めて、驚いた男が裁判長に抗議する。
「フルシチョフを侮辱しただけで100年はひどいでしょう」
裁判長が冷静に答える。
「ソ連最高指導者への侮辱罪は1年に過ぎん。残り99年分は国家最高機密の漏洩によるものだよ」

06月04日(月)『都心の未知空間』
5、6年ぶりに銀座を1丁目から7丁目まで南北に縦断する。
時々は訪問してたんですが、縦断は久しぶりで、かなりあちこち変わっていて驚く。
昔は銀座でも裏通りは貧乏くさい店が幾らでもあったんですが、減りましたねえ(笑)…。
あと外人さんの多さもスゴイ、冗談抜きで道を歩いてる4人に1人は日本人じゃないです。

ついでに、実は一度も行った事が無かった築地の場外市場を覗いて見る。
築地市場には何度か行った事があるんですが、その横の場外は初めて。
ちなみにセリの見学以外にも、本市場は見学が可能で、午前10時を過ぎると、
市場内の売店や所持施設は外部からの人間でも利用できるようになります。
一部で有名な牛丼の吉野家“一号店”があるのも市場の中の方です。

場外市場、思ったよりは大きな規模で、アメ横を圧縮したような一帯でした。
ついでにここも外人さんがすごく、すっかり東京の顔になってしまったのだなあ、と思う。
ちなみに場外市場と名乗ってますが、別に公的な市場ではなく、一種の商店街なので、
これは築地の移転後も残ります。
吉野家一号店は市場と一緒に移転するようですが、それはもう一号店では無いので、興味のある人は
今年の10月以前に行って見てください。ただし市場が休む日曜祭日休業なので注意。

06月01日(金)『数字』
先日そういった話をする機会があり、インターネットに関する数字のいい加減さと
それらの数字の一人歩きぶりを痛感したので、久しぶりにそのあたりの話を。

企業のWebサイトなどの広告媒体資料などを見ると、ほぼ必ず出てくる数字が
UU(ユニークユーザー)、そしてPV(ページビュー)となっています。
前者は述べ数ではない訪問者数すなわち実読者人数を、後者は読み込みページ数を示します。
こんな簡単な言葉をなんでいちいち英語にするのかわかりませんが、おそらく宗教か宇宙電波の影響でしょう。

ところがこの数字はなんら参考にはなりませぬ。あらゆる集計方法がいい加減だからです。
たとえば夕撃旅団において実読者人数(ユニークユーザー数/UU)は月間平均10万〜15万、
読み込みページ数(ページビュー/PV)は月間180万〜230万あたりとなっています。
(サーバー記録による正確な数字で。世の中にはもっと適当な集計の数字がいくらでも出回ってる)
10万とか200万とか景気のいい数字が並びますが、残念ながらこれはなんら当サイトの実態を示しません。

日本中探しても私以外やってる人は10人といないと思いますが(笑)
サーバーのアクセス集計からIPアドレスごとのアクセス数を拾い出し、
これをエクセルで並び替え、下6桁だけが違うIPアドレスなどは
同一人物からのアクセスと判断して弾いてきちんと集計を取ると、
大筋で以下のような数字になるのです。

■1日の来訪者数 3000〜4000人
■週1回以上来てくれてる常連さん 6000〜7000人
■それ以外、検索エンジンなどから来る一見さん 一日1500〜2000人

ね、上の景気のいい数字なんて、まるで夢のような数字となるんですよ。
ところが、こんな面倒な集計をやってる人間を他に見たことがなく、
やろうとしてもサーバから直接データを拾えない場合も多いので、
どうしても先に見たUU、PVという数字が一人歩きすることになります。

なのでウチでもユニークユーザー数は10万を軽く超えてます、とか自慢してもいいのですが、
そんな無意味な数字よりも実際に定期的に読みにきてる人数、7000人前後の方が私は重要だと思うんですけどね。
一応、経験則からすると、ユニークユーザーの数字の1/20あたりが実際の読者数のようですが、
きちんと集計を取らない限り、断言はできませぬ。

05月29日(火)『R-9型』
もらったはいいけどほとんど使って無かった任天堂の3DS、
調べて見たらPCエンジンのエミュレータが走って、
しかもR-typeが650円くらいで買えると知る。
私が学生時代に狂ったようにゲーセンに通ったゲームでございます。
よって速攻で買う(笑)。PCエンジン版は初めてやりましたが、よくできてる。
とりあえず30年前には6面止まりだったのが、7面まで行けるようになりました。
知らなきゃどうしようもない、という面が多すぎる褒められないゲームですが、
それでも今やってもけっこう面白いなです、はい。

05月24日(木)『25年』
ソニーがハイビジョンカメラの開発テストを兼ねて
撮影、製作したらしい1992年の東京の映像を見る。
(ハイビジョンそのものは1989年から試験放送が始まっている)

私の場合、実際にその時代を全力で生きていたこともありますが、驚くほど違和感がなく、
現代の人間がここに放り込まれても意外に普通に生活できそうだな、と思う。
もっとも、インターネットなんてまだ学術機関でしか使ってないし、
ケータイ電話を持ってるとブルジョワ扱いしてもらえたし、という時代であり
さらに東海道新幹線でも100系、走ってる車はそれなりに古さを感じさせますが、
それでも人々の服装、町並み、そういったものがそれほど現在と変わってません。
これが同じ25年前でも、1967年と1992年の東京では、ほとんど別の国といっていいほど
変化してますから、日本はやはり1990年代から成熟期に入り以後はそれほど劇的に変化はしてないような気がします。

実際、当時を生きていた人間として、日本の1970年代後半は小学生ながら生まれてきたのを後悔するような国でしたし、
1980年代は生きてるのは恥ずかしくなるような国でした。
これが1990年代になって、スコンと突き抜けるように変化したのを明確に覚えてますから、やはり何かが大きく変わったんでしょうね。
何が変わったのかはよくわかりませんが、私は1990年代以降の日本に限れば、かなり大好きだったりします。

05月18日(金)『鳥』
ダメ人間兼コックと休日が合ったので、手賀沼に出かける。
千葉県人でさえほとんど行かない、住宅地に飲み込まれつつある不思議な沼ですが、
その畔には日本で恐らく唯一の鳥類博物館があったり、住宅地と観光地が
微妙な割合でまじりあったりしてる不思議な土地となっておりました。

ちなみに今回、鳥類博物館を見て思ったんですが、日本人、鳥に対しては、
ハゲだとかアホウだとか、なんか命名においてアタリが強くないですかね…。

05月14日(月)『オサレ』
我が家から一番近所の大衆食堂、東大安田講堂下の学食に久しぶりに行って見たら、
ナウなヤングにバカ受けなオシャレ空間に変貌していて驚愕する。
なんてこったい、あの安っぽくて汚くて胡散臭い空間が好きだったのに。

私がこの一帯に来てから約10年、東大本部はどんどんオシャレでキレイになって行き、
私はそれをとてもつまらないと思っております。

05月12日(土)『3ヵ月半』
居残り組のデグーの子供たち2匹の体重が180gを超える。
お母さんが230gあるので、もう少し増えると思いますが、これは先住デグーが
うちに来たときとほぼ同じ体重なので、成人間近という感じではあるようです。
どうもデグーは4ヶ月ほどで成獣になる、という感じですね。

05月06日(日)『技術』
You tubeで国際宇宙ステーションからのライブ配信が始まって約1年。
当初は2000人くらい、1年経った今は常時500〜1500人位しか見てませんね。
宇宙からの生放送という、スゴイシロモノなのになあ、60億も人類いるのになあ、
と常々思いながら、たまにボーっと見ております。

人は慣れてしまうと、どんなスゴイ状況にも興味を失う生き物なのだなあ。

05月03日(木)『モニタ』
2年ほど通常のハイビジョンサイズ(1920☓1080)のPCモニタを利用してましたが
どうにも作業領域が狭く、我慢の限界に達したので2560☓1440サイズのものを購入。
いや、広くて楽です。もっと早く買っておくべきでした。

ちなみにアイオーデータブランドの27インチが約28000円。
安いけど十分だろう、と思ったんですが発色、視野の広さともに良く、
いい時代になったなあ、と改めて思う。

05月01日(火)『インフィニティ ガントレット』
速攻でタイトルを忘れてしまいましたが、アヴェンジャーズの新作を新宿で観る。
600人以上入る大きめの箱で満席でした。

ここ2年ほど、マーヴルの映画は出来がよく、今回もそれなりに楽しめます。
コミックと同じように交差式物語、クロスオーヴァーで、キャラクター毎に独立した作品があり、
それが年に一度くらいの割合で一つの物語にまとまってゆく、というアメコミの定番展開を
まさか映画に持ち込む人間がいるとは思いませんでしたし、ここまで上手くゆくとも思ってなかったのですが、
そろそろ話が広がりすぎて限界が来てる気もしますね。
1980年台のマーヴルはまさにそれが原因で物語が破綻しまくって読者に愛想をつかされ、
断末魔の1990年台に入ってゆくので(後に1度倒産)さて、大丈夫なのか。

ちなみに今回の作品、まるで別の話になってますが、原作はかつて最大規模だったクロスオーヴァー作品
インフィニティ ガントレットでして、これはカプコンが20年ほど前、最初に作ったマーヴル対戦格闘ゲームの原作でもありました。
なので当時、カプコンの社員の人が翻訳した原作のコピーを貸してもらって読んだのが、
私が初めて本格的にマーヴル作品を読んだ経験となります。
なんてくだらん作品なんだとしか思わなかったし(笑)、今でも80年台の断末魔のマーヴル作品は最悪だと思ってますが、
映画はほとんど別の話になってしまっていて、頑張っていました。
本来ならシルバーサーファーが主役級の話なんですけど、全く出てきませんしね(笑)。

04月29日(日)『復活』
「よつばと」の新刊を読む。
前巻で技術の衰えとかそんなレベルじゃない絵の乱れが出て、
こういった嫌味、ニゴリが絵に出てくると作者さんが精神的にダメになって
絶望的な漫画になって行く、というのをいくらでも見て来たので
どうなったかなあ、と心配だったんですが、完全復活でした。

対象を立体に分解して、絵としてキチンと再構成できる才能のある人間にとって、
描いてて楽しくてしかないのだろうな、という感じですね。
なるほど天才なのだと改めて思いました。

04月26日(木)『飛んだフェニックス』
飛べフェニックス(The flight of the phoenix)という1965年公開の映画がありました。
この映画で最後に飛ぶ無茶苦茶な機体の設計は実はあのシュムードが担当してます。
よってあれ、P-51の兄弟機なんです(笑)。
映画のストーリー上、大筋のスタイルは最初から決定済みだったんですが
最初の機体はテスト飛行で着陸時にクラッシュ、パイロットは死亡という悲劇になったたため、
キチンと強度計算して機体を造れる人物として、当時、航空コンサルタントをやってたシュムードの元に話が持ち込まれたのでした。
なのであれ、いい加減なように見えますが、相当しっかり造られているのです。

P-51の話のとこでは書かなかったのですが、今回、思うところあってここに書いておきます(笑)。

04月22日(日)『1周年』
1年前に集合住宅の地下で白いハムスターを拾ってから1年経ちました。
シロネズミさんは飼ってから8ヶ月半で天国行きとなってしまいましたが、
気がつけば我が家には4匹デグーがいて、それが当たり前になっております。
わずか1年間でこんな生活になるとは夢にも思っておりませんでした。
我が家にやって来たシロネズミに感謝したいと思います。

ちなみにデグー、誕生後3ヶ月が経ちましたが、まだ子供で親より一回り小さいですね。
齧歯目はあっという間に大人になると思っていたのですが、そうでもなく、
完全に成獣となるのは4ヶ月くらいかかるようです。

04月19日(木)『観る』
環太平洋 鋼鉄軍団の決起 ことパシフィックリムの新作を地雷映画男を巻き込んで観る。
今回日比谷ミッドタウンのできたばかりの映画館、しかも平日という事もあってか、
お客さん、半分も入ってなくて少々心配になる。

映画のほうは例によっておバカさん映画と割り切って観る分には十分面白かったです。

04月17日(火)『久しぶりの』
5.6年ぶりに上野の国立科学博物館に行く。
でもって、結構展示が入れ替わってるのに驚く。
特に恐竜関係、結構すごい事になっていてびっくりでございました。
たまに行くにはよい博物館だなあ、と思います。

04月13日(金)『里子』
最終的にデグーは2匹を里子に出すことにして、引き渡しを始めております。
すでに一匹が新しい飼い主さんの元に行き、日曜日には二匹目も引き渡し予定。
全部で六匹は飼いきれないので(やってできなくはないが、私が病気になったり旅行に行く事を考えると危うい)
この辺りは仕方がないのですが、赤ちゃんの時から二カ月見て来た子が急に居なくなると
結構、精神的にキツイと判明しました。
まあ、残りの四匹の世話で、すぐに忘れられると思うんですが…

04月08日(日)『日本語』
たまたま自律学習型の英語翻訳プログラムを作ってる人から話を聞く。

日本語から英語はよほどの例文学習を取り込まないと無理では、と聞いたら、
文法的な問題は意外と早く正解を学習できるのだが、日本語は同音異義語が多すぎてそっちが難しいとの事。
たとえば「あなたといたい」という会話言葉。
これは「あなたと一緒に居たい」であり英語にするなら I want to be wiht you である。
ところが音だけから翻訳してしまうと、とんでもない訳文が頻発されるらしい。
ちなみにその人が作ったプログラムが最初に示した英訳は

You and the dead body (あなたと遺体)

だったそうで、さらに第二候補として示されたのが

You and pain (あなたと痛い)

であり、自分で書いたプログラムに殺意を覚えたとか…。
ここらあたりは正解を学習するのではなく、逆にこれは間違い、というのをシラミツブシに覚えさせるしかなく、
気の遠くなるような作業なんだそうな。完全な機械翻訳もまだまだかなあ、と思う。

04月06日(金)『言葉』
以前、伊藤博文だか山県有朋だかの事を調べていて、連中は飽きるほど芸者遊びをやっているのに驚いた。当然、国民の金である。
が、酒飲んで、お姉ちゃん呼んで、一緒に歌って何が楽しいのかよくわからん、と思っていたら、
当時の人間が、ああいった連中の玉代は裏表全部だから、という証言をしているのを見かけた。

が、これの意味が判らなかった。
玉代が芸者を呼んだときの料金(チップなどは別)というのは間もなく判ったが、以後、20年近くそのままになっていたのである。
が、先日まったく別のことを調べていて、玉代には表と裏があって、一見のなじみのない客は普通に遊ぶ表のみ、
対してなじみの上客には裏の玉代を払えば、芸者は一夜を共にするという“枕代”があったと知る。
ああ、そういうことか。ならば伊藤博文なら毎日通うわ、と思った春の日。
ネットの時代だろうがなんだろうが、失われた風習などに関しては、そう簡単に判ったりしないのだと改めて思う。

04月03日(火)『後継機』
2018年に入って、私の愛用するカメラLX-100が正式に生産完了となってしまったため、
後継機の出てない今、もう一台買っておくかどうかがかなり悩ましい問題になっております。
なんだかんだで3年以上販売されてたわけで、がんばったなあ、とは思います。

でもって海外のカメラサイト、dpreview のPanasonic関係者へのインタビューを読んでいたら、
発売がいつかはコメントできないが非公式ながら後継機であるLX-200の開発を認めた、
という記事が載っており、さてどうしたものかと、また悩む。

03月31日(土)『インドとチャーチル』
インド旅行記の連載を始める前に目を通した資料の一つにチャーチルのインドに関する著述がありにけり。

量的に一番まとまってるのは、1931年のIndia なんですが、これは独立の気運が高まっていたインドに対し、
カナダなどと同じレベルの自治権を与えるかを検討する“円卓会議”に反対した彼の演説などを集めたものです。
(そもそも第一次大戦への協力と引き換えにインドに一定の自治を与える約束になっていたのをイギリスが履行を渋り最終的に破棄してしまうのだ)

この中でチャーチルは「劣等民族であるアジア人に自治権を与えてはならぬ」
「公平無私な優秀なイギリス人が劣等民族であるインド人を正しく支配することが彼らの幸せである」
といった、21世紀の日本人が見ると、こいつは狂人だろうとしか思えない主張が展開されてます(笑)。
ちなみに悪名高き身分制度、カーストに対しても批判を行っているのですが、その結論が上位カーストの出身であるガンジーは信用できぬ、
であり、こんだけ引っ張って結論はそれかよ、という感じでございます。
ちなみにチャーチルはイギリス国王の代理であるインド総督とガンジーが対等の立場で話し合うなど、
考えただけで吐き気がする、とまで言っていた人物でもあるのです。

このあたり、反植民地主義者であり、民族による自活を支持していたアメリカのルーズベルト大統領が、
最後までチャーチルを警戒していたのが理解できる部分ですし、チャーチルのソ連に対する警戒は、
その植民地主義の崩壊への警戒でもあるのだ、というのが良くわかります。
このあたり、ルーズベルトが終戦直前に死んだことで一番助かったのはヒットラーではなく、戦後に首相に返り咲いたチャーチルでしょう。

ちなみに日本人の政治家で、尊敬する人物にチャーチルを上げてる人、何人か知ってますが、
あの人たちはちゃんと著作やら何やらを読んだ上でそう言ってるんでしょうかね。
知ってて言ってるなら、ある意味、大物だとしか言いようがないですけども(笑)。

03月25日(日)『いろいろ』
日曜、快晴の上野公園に出かけてら人出で死にそうになる…
それでも今年は日本人が多いな、と妙なところで感心。

アメリカ空軍博物館旅行記もラストスパート、懸案だったデグーの記事も載せたし、
少しペースを落とすか、と思ってたら先週から突然、サイトの来場者数が急増。
(ページビューとかフォロワーとか変な数字じゃなくく(笑)
ファイルを要求して来た個別IPアドレス数をちゃんと数えてるよ)
何があったか全く判りませんが、毎年3月は人が少なくなるのに…
おかげで手が抜けず、しばらくはシンドイペースの更新が続きそうです。

03月23日(金)『桜』
上野公園周辺の桜、開花が始まってます。
満開は来週アタマだと思いますが、この週末の土日もそれなりに見れそうです。

ハロルド作石さんの「七人のシェークスピア」の新刊を読む。
なんかもう天才が語る天才の物語みたいにすごい話になってきましたね。
小学館でイマイチだった作品を、再度、講談社に持ち帰ったら大復活する、
というのは楠みちはるさんと同じパターンで、なんだかんだいっても
未だたいしたものだなあ、ヤングマガジンと思いました。

03月18日(日)『映画』
インド旅行でも機内映画をずっと観てたわけですが、意外な発見として、
「バリー・シール」という映画、これ航空映画としても相当なものでした。
ここ10年くらいではトップクラスのものじゃないでしょうか。
ちなみに帰国後調べてみたら、撮影中に墜落事故起こして死者まで出てるとの事。
やり過ぎたのかなあ、と思いますが、見る価値のある映画だと思います。

03月10日(土)『インド』
インド行を前にいろいろ調べていて、ウズベクスタン、トルクメニスタン、パキスタン、
といったk-stan系の地名、国名って
クシャーン朝のK-ushanがなまったものじゃないの?ということに唐突に気がついた。
ああ、だからペルシャ語圏なのか。

ついでに今年は沖縄行も可能性を探ってるのですが、よくよく考えたらインドと沖縄に同じ年に行くってスゴイ運命的な話だなとも思う。
このあたりはいずれ旅行記で触れるかもしれません。

03月09日(金)『いろいろ』
楠みちはるさんの新作「首都高SPL」が思ったより面白く一安心。
完全復活だといいなあ。
同じく、もう読まなくていいかな、と思いつつあった乙嫁物語の新刊もいい感じでした。
しばらく購読を続けます。登場人物の目から狂気が抜けつつあり、読んでて疲れませぬ。

で、デグーの赤ちゃん、雌雄の判別がつく大きさになりつつあるんですが、
どうも全員メス疑惑が…お母さんを出産2週間前まで雄だと思ってた私の判別なので微妙ですが、
ウチの齧歯目、最初のハムスター以来、全部メス、という変な伝統があるからなあ。
完全に齧歯目ハーレム状態ですが、いいんだか悪いんだか。
もう少し大きくなったら、再度判別してみようと思います。
ついでに里子に出すかも熟考中

03月03日(土)『春』
湯島天神の梅、例年より一週間前後遅れての満開状態となっており、やはり微妙に今年は寒かったのか、と思う。

デグー新生児軍団、生後一ヶ月で、ほぼ乳離れしつつあります。
これまでは捕まえては手の上で遊ばせる、という感じで慣らしていたんですが、
食事を取るようになって以降は、エサを使うことで、飼い主を見ると自ら飛んでくる状態になりました。
メシの力、すごいなと改めて思うのと、集団生活をする動物でも草食系はやはりエサで懐かせるしかないんだな、とも思う。
でもって一月もたつと個性がはっきりしてきて、好奇心の強いの、食いしん坊なの、臆病なの、鈍感なのと全員、キャラが立ってるなあ、という感じです。
ちなみに懐いてくればくるほど可愛くなるわけで、さて、四匹全部面倒見るのか、
いや、それは無理だから何匹は里子に出さないと…いやしかし…という葛藤が始まっております。

02月24日(土)『春』
首都圏、暖かくなってきました。

本日の定期 神保町パトロールで、とうとうタコベルに入ってみる。
私が存在に気が付いたのは2月に入ってからですが、実は昨年末にすでにできていたと知る。
全体的にオシャレで、メニュー細かく設定でき(固め、柔らかめ、牛、豚、鶏)、これはタコベルじゃないよなあ、とやはり思う。
そこまでしても味はアメリカのタコベル以下で、値段も高め。
まあ、これが日本でウケるのか私には判断がつきませんが、ちょっともういいや、という感じですね。

02月19日(月)『マスコット』
旅行記などでは何度か取り上げてる欧米系のみなさんが持ち歩くお守り、
いわゆるマスコットだが、これが航空機のパイロットだけでなく戦車兵にもあったと知る。
確認できる範囲では少なくともノルマンディ上陸後のアメリカ戦車兵には
マスコットを連れて歩く習慣があり、基本的には個人ではなく車両単位で存在したらしい。

さらに航空機のコクピットほどシビアでないこともあり、中には生きたマスコットも居たようで、
ヒュロトゲンの森の戦闘で撃破されたシャーマン戦車の乗組員が、脱出の際、
マスコットの雄鶏を抱えて逃げた、という報告があったりするのだ。
だとすると犬や猫のマスコットも居たんじゃないかなあ、と思う今日このごろ。

02月18日(日)『来たか』
神保町に日本のタコベルが進出してきましたね。
おしゃれっぽい、そんなのタコベルじゃない、という感じの店で、
一回は入っておこうか、いや、どうしようかと2週間位迷っております…。

龍の歯医者というアニメを観る。
天賦の才能を持った人たちが作った典型的な作品、という感じで、
当然、脇が甘すぎるのですが、それでも才能ある人達の作品らしく、
それなりに見応えのあるものでした。
天賦の才能を使いこなせる、というのもまた才能で、その才が自分に無いなら、
それを人に求めるべきなんだろうなあ、と思ったり。

02月12日(月)『いろいろ』
デグー赤ちゃん軍団、生後2週間で巣箱から出て生活するようになり始め、
さらに牧草やペレットも齧り始める。まだお母さんのオッパイ飲んでるようですけどね。
となると1か月くらいでほぼ成体になるのかな、という感じでしょうか。

増刊でお支払いいただいたAmazonギフト利用のため、再度プライム会員になるも、
いきなり発注した商品が来ない。
実は昨年もプライム会員になった途端、商品未達があり、なんかのイヤガラセだろうかとすら思う。
配送業者に確認してや、というメッセージが出たんで見てみたらリンク先には連絡先も何も記載なしで、配送済み、の表示が出てるだけ。
……やっぱりヨドバシの通販の方がいいなあ。ヨドバシでもギフト券出してくれないでしょうかね。

02月09日(金)『意外に』
ダメ人間兼コックと休みがあったので久しぶりに出かける。
上野周辺をぶらぶら歩いて、この一帯、意外に中華料理屋のレベルが高いと知る。
高級店なんざ知らんが、普通のお値段で普通に食べれる定食が結構スゴイ、
という店が複数あるのは間違いないので、意外にいい感じ。

02月07日(水)『いろいろ』
3月に予定してるインド侵攻に向けていろいろ準備中。
JALのデリー便を予約したのですが、使用機が787で驚く。ドル箱路線なのね…。
しかしこの距離で行きは10時間飛行ってどこ飛んでゆくんだ、これ?
ついでにインドの歴史を調べてみたら、あの国がイスラム国家にならなかったのが
不思議なくらい、イスラムな歴史であると知る。思ったより広いなムガール帝国、という感じです。
ついでに入国にビザが必要だとかデリーとニューデリーが事実上同じ街だとか
初めて知る事も多く、世界はまだまだ知らない事ばかりだと改めて思っております。

01月30日(火)『何かは判らないけども』
というわけでデグー誕生から4日、赤ちゃんが見たくてしかたない飼い主と、
うちの子をあんなショボイオッサンに渡す気はさらさらないですの、というデグーとの静かな攻防が続いております。
巣箱の中にティッシュとタオルで穴倉を造ってそこに赤ちゃんを隠しており
外からではイマイチよく見えないため通常はどんな状況なのか全く観察できず。
なので親を籠の外に出し、遊んでる最中にこっそり覗いたり、巣穴の縁まで出て来た子を拾っては写真に撮ってたりします。

で、親デグー、私が子どもに触るのは嫌がらないのですが、明らかに見えてない場所に居たはずなのに、
子供にちょっかい出してると、気が付けば横に居る、というケースが多いのに気が付いた。
さらに本日、巣穴が少し崩れてるので直してやろうと巣箱の中に手を入れたところ、
絶対にここからは見えない、という位置に居た親デグーが警告鳴きをしながら飛んで帰って来るのを目撃。
あわてて手を引っ込めましたが、どうも不思議な感じです。

可能性として一番高いのは、人間の可聴範囲を超えた音波で赤ちゃんが、変なオッチャンが来てるよ、母ちゃん助けて、
という信号を発してる、ですが赤ちゃんの通常の声は極めて小さく果たして何メートルも離れた位置にいる親に届くものなのか。
なんかテレパシーでもあるんじゃないのか、などと思いながらも早く巣箱の外にでて来ないかなあ、と思う冬の日。

01月27日(土)『生誕』
というわけで胎動確認から12日目、というか13日目に入って1時間目、本日深夜1時に新入りデグー、無事出産しました。
巣材で引きこもりドームを形成、中に籠っての出産だったので朝になるまで詳細は不明だったのですが、
現状、母体は健康、子供は4匹を確認してます。
ちょっと少ないな、もしかして未熟児や死産で親の子食いがあったか、と思ったんですが、
母体の体重測定をしたら出産後の体重減少は60gだけ、デグーの赤ちゃんの平均体重は15gという点から、
おそらく全部無事生まれた、と考えていいようです。正直、ほっとしました。
というか、君、太り過ぎの可能性あるな。

ここ一週間、新入りは少々神経質になっており、先住と飼い主は気を使いながらの生活だったので、この点も一安心。
問題は四匹とという微妙な数で、全部ウチで面倒を見ちゃうか、半分くらいは里子に出すか考えねばなりませぬ。
その前に無事、元気に育ってもらわなくてはですが…

01月26日(金)『アメリカのあばずれ』
1939年、すなわち第二次大戦勃発の年に公開された「風と共に去りぬ」の映画を見る。
全く興味が無いし、正直、どうでもいい内容ながら
たった一点、確認したかった事があったので見て置く。
ついでにビビアン・リーを美人だと絶賛するイギリス人の美的センスはひでえな、と思う。
でもって、聞いてた話は真実でした。

映画の後半冒頭、主人公の家に盗みに入った北軍の脱走兵が、
自分を睨みつける主人公スカーレットに向かってSpit fireと確かに言ってるぞ!
となると、強気の女、というニュアンスでアメリカ英語にもなっていたのは間違いないし、
もし風と共に去りぬの時代考証が確かなら、南北戦争時代から、
この英語がアメリカでは通じた事になる。意外に普遍的な名称だったのかスピットファイア…

01月25日(木)『無意味』
先日、私が聞いたというか聞かされたお話。
「オーガニックフード、いわゆる自然食品ではトレサビリティが最も重要なポイントになりつつあります。
トレサビリティとは生産過程の追跡性、生産過程を遡って確認が可能かという事を意味します」

…先生、それって「自然食品では生産過程の追跡性が重用な点になりつつあります」の一言で済む話じゃないんでしょうかね…。
まあ、そういった話を延々と聞かされて、そういやKGBが開発していたという、脳が弱い人に効くという特効薬は
1991年のソ連崩壊によって永遠に完成しないままになってしまったんだっけ、あれは惜しかったな、と思っていた冬の日の約1時間。

01月13日(土)『疑惑その2』
新入りデグー、入団後、順調に体重が増える。
ウチに来た連中は皆、入団からしばらくして急に体重が増え、やがて停止、
というパターンが多かったので、ああ、君もかね、と思っていた。
思っていたんですけど、入団後一月と一週間を過ぎても体重増が停まらず、すでに100g近く増加してしまっている。

あれれれれ、キチンと計算して、必要なエサしかやってないし、同居の先住デグーは
別段体重増は無いし、と思ってたんですが…………
んんんんんん?あれ、新入り、あなたひょっとしてメス?でもって妊娠中?

手で持たれるのが嫌いな連中なので、最初に捕獲した時の不鮮明な下腹部写真しかないんですが、どうもこの形はメスにも見えるような気がして来たぞ。
いやしかし、前の飼い主さん、何匹も飼ってた人らしいし、その人がオスって言ってたんだけど…
いやでも、これ、肥満というより妊娠体形にも見えるなあ…
どっちなんだろう、これは?と悩みつつあったら、なんと新入り巣作りまで始めてしまう…
いや、でも先住も想像妊娠で巣作りしたし…ってあれ、となるとやはりメス?
ならば妊娠状態でウチに来たって事になるし、そうなるとどうも近親交配の可能性が高い。
…大丈夫か、いや、でもまだ断言はできないし…という日々に突入しつつあります。
えええ、どうなってるんだこれはという感じで、今回はここまで。

01月10日(水)『時代』
関西では「超」ではなく「メチャ」になる。
すなわち超イケメンはメチャイケメンだし、超スゴイはメチャスゴイである。

以上を踏まえた上で導かれる論理的な結論として、
関西では夢の超特急は夢のメチャ特急であり、
超能力はメチャ能力であり、超新星爆発はメチャ新星爆発であり
超合金Zはメチャ合金Zであり、超電磁ヨーヨーはメチャ電磁ヨーヨーであり、
モンシロチョウはモンシロメチャである、というネタはまだ有効か?
と関西から来た人間に確認したら20年遅れてるとの事。
なるほど、私もトシを取ったなと思う。

01月07日(日)『8カ月半』
夕撃旅団げっ歯目特捜班第一号、シロネズミことハムスターが永眠しました。
拾ってから8カ月半のお付きあいでお別れとなったわけです。

この一月ほど、1日20時間は寝てると言っていいこの生き物が、半日くらいずっと遊んでたりする事があり、
どうしたんだろうと思ってましたが、最後に思いっきり遊んでいたのかなあ、と思ったりしております。
体重も10%くらい減ってはいたものの、すこぶる元気だったので大丈夫だろうと思ってた矢先なので、ちょっと不意打ちでした。
なにせ拾ったハムスターなので、年齢不詳、老衰なのか、わたしの飼育ミスなのか判断がつきませんが、
とりあえず、私としてはできる事はやってので、恨みっこなしでね、と願っております。

毎日、世界中で数千、数万のハムスターが死んでるはずで、そんなのいちいち気にしてられるか、
という感じではあるのですが、自分の身近に居て、ある程度一緒に暮らしていた小さな命が消えると、
思ったより精神的に堪えるなあ、という事にも気が付きました。
最後は眠るように去って行ったので、苦しんだりとかは一切なかったのがせめてもの救いです。

01月02日(火)『数字の意味』
知人の息子(高校2年)がツイッターで1万2千人のフォロワーができた、と聞いたのが半年前。
私はツイッターの使い方知らないからフォロワーってのはよく判らんが、読者の実数でその数なら、
おっちゃんが15年近く運営してるサイトより人気があるぜ、すごいな、という話をした。

で、久しぶりに会って話を聞いたら、どうもそうではなかったそうな(笑)。
本人も気になって、実際に読まれてる人数を調べる解析ツールで確認したところ、
実際に書き込みを読んでる人は、平均でフォロワー数のわずか15%、最も人気があった書き込みでも40%に過ぎなかった、とのこと。
それじゃあ、ちょっとまだまだというか、全然駄目ジャン、という話に。
そもそもそのフォロワー数ってのはどうやって計算してるのかね?と聞いたら、本人もよく判らん、とのこと。
世の中には意味のない数字がホントに多いなと思った新年でした。

12月29日(金)『愛という名の戦い』
ケージから出してやったデグー二匹が、オヤツちょうだい、とダーッと腕を登って
両肩に乗っかってくる日々に愛らしくて心臓が持たないかもしれぬ、と感じつつあり。
もし当サイトの更新が突然途絶えたら、管理人は愛で死んだと皆様の胸に刻んでください。

12月26日(火)『もらう』
金をもらうほどの仕事じゃないね、という手伝いをして、報酬として任天堂のゲーム機3DSをもらう。
相手が4年前、ドラクエのVIIをやるためだけに買って、2年以上もう遊んでないのでやる、との事。
そんなものもらってもなあ、と思うも、まあ報酬という事で受け取る。

最近の携帯ゲーム機はネットにもつながるし、Wifiも搭載してるんだと驚くと同時に
画面解像度の貧弱さに、なんでそこがショボイの、とあきれる。
せっかくなので、一緒にもらったドラクエVIIやってますが、6年前にこれもただでもらったプレステ2で
200円で買ったドラクエVIII以来のドラクエ体験。
…というかTVゲームやる事じたいがそれ以来、ですね。
まあ、やってみればそれなりに面白く、なるほど国民的なゲームだと思う。

12月21日(木)『クリスマス』
新約聖書にはキリストのお誕生日の話も、彼がお誕生日会を開いた話も一切出てこない。
そもそも、4つの複音書の内、マルコとヨハネにはキリストの誕生については全く触れてない。
そしてマタイもルカも、生まれたよ、東方から博士が来たよ(マタイ)、飼葉入れに入れてあったよ(ルカ)、
というだけで、誕生日に関する記述は一切なく、そもそも冬だとすら書いてない。
(ついでに東方の博士の人数の記述はなく、飼い葉桶に入れてあったとはしてあるが馬小屋とも書いてない)

…なんでクリスマスは12月25日なの、どっかの業界の商魂なの、と思ってたんですが、どうも北欧の土着信仰の冬至の祭りが
そのままキリスト教に取り込まれたのではないか、という話を最近見かけて、なるほどと思う。

ほとんど一日中夜になる北欧の冬にとって、後は日が伸びるだけ、という冬至は神聖な日なのだ。
説得力のある説だと思う。

12月19日(火)『残念』
地雷映画男と、スター・ウォーズの新作(エピソードVIII?)を観に行く。
前作が映画として80点、スター・ウォーズの作品としてなら90点という感じのものだったのに、
今回はどっちも50点以下、というなんとも悲しいものでした。
なんでこんな内容にしちゃったんでしょう。次もダメっぽいなあ。

12月13日(水)『観る』
アマゾンのプライムサービス、とりあえず2ヶ月で打ち切ることにしたので、
観放題の動画サービスをいろいろ調べてたら、黒澤明の「羅生門」「影武者」「乱」の
一番だめかもしれない三作だけ無料視聴できると知り、再度観てみる。
でもってやっぱり最低な内容ですな(笑)。
同じ監督が「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「椿三十郎」を撮ったとは思えませぬ。

さらに小津安二郎の「東京物語」があったので、観た筈なのに内容が思い出せぬ、とこれも鑑賞してみる。
そしてすぐに、そうだ途中寝てしまったんだ、だから覚えてないんだと思い出す(笑)。
今回も速攻で寝そうになったので即座に鑑賞停止。私は小津作品は合わないようです。

最後に知人に薦められながら、後半6話しか観てなかった(そいつが見せてくれた)
ガールズ アンド パンツァーもあったので観てみる。
映画版も含めて、なかなか良くできたお話でした。
これだけの人数の(途中で数えるのやめた)登場人物を全員、きちんと書き分ける脚本に驚きました。
女性の脚本家の人って、アニメには向いてる気がしますね。
ついでに「戦略大作戦」「1941」ネタが満載で、個人的には楽しかったです(笑)。

12月10日(日)『愛に苦しむ』
というわけで、夕撃旅団齧歯目団員3号、雄のデグーを迎えて1周間が経ちました。
超ビビリで、来た直後は室内で人が動くと高速でケージの奥に逃げるという個体。
どうなるかと思ったんですが、先住のメスはやたら行動的で愛想が良いので、
速攻でこれを受け入れた、というか興味津津で別ケージに入れてあった
新入りにちょっかい出してるので、5日目から同居を開始させてみました。

最初は戸惑っていた新入りも、すぐに鳴きながら甘えるようになり一安心。
一匹だった時は一度も聞いたことがない優しい鳴き声で先住が呼びかけると、
新入りも同じような声で鳴きながら毛づくろいしてもらう、という状態で相性はいいようです。
この甘い声でお互いの毛づくろいをしてる状況は大変愛らしく、
ラブリー過ぎて心臓が負担に耐えられず人類史上最初の死者がでるなら今日であり、それはオレだという感じでございます。
多頭飼いにしてよかったと思いました。
ちなみに新入り、最初は人が来ただけで逃げてたのですが、むしろ先住よりなでさせてくれる個体と判明、
今日辺りから手からオヤツも受け取るようになったので、多少は慣れてくれそうです。

でもって、当然、ツガイになるわけで、赤ちゃんから育ててみたい、という私の野望も叶えていただきたいところ。

12月07日(木)『時代』
神田駅のガード下ゲーセン、ジャック&ベティが10月までで閉店していたと知る。
なんかこの5年ほどで私の20代の青春が次々と閉店して行くなあ、という感じで寂しい限り。
(神保町の書泉ブックマート、千葉パルコ、神保町のゲーセン ミッキー)
張り紙によれば40年営業していたそうで、都内でも有数の老舗ゲーセンだったと思われます。
ゲーメストの二代目編集部所在ビルからも近所だったので、編集部の機材が埋まってるときは
ライターがここでプレーしてたりした場所でもあります。
ついにで、ある日ハイスコアプレイヤーリストを見たら担当ではないはずの
ウチのライターでベスト10が埋まっていてで、野郎、原稿書かないでここで遊んでたのか、
とか思ったりしたのも、今となってはいい思い出です…

12月03日(日)『特急』
ちょっとした用事で、生まれて初めてつくばエクスプレスに乗る。
つくば方面に向かう、つくば「エクスプレス」の「快速(Rapid train)」という表示を見た時、
超音速航空株式会社の最速機が実はプロペラ機みたいな違和感を感じたのは私だけでしょうか。
なんでこんなしょうもない名前をつけたんでしょうね、この鉄道。

でもって終点つくばまで秋葉原から1時間足らずで着くと知り、ちょっと驚く。
あ、そんなに近いのね。成田空港に行くよりむしろ速いんだ。
今度、あらためて筑波山にまた行こうかな、とも思う。

でもって行った理由は夕撃旅団 齧歯目特捜課特務捜査員3号受け入れのためでした。
このあたりはまたいずれ。

11月27日(月)『ブラッドレー』
どんどんどうでもよくなって行くが、ノルマンディー作戦以降の現地指揮官、
オマール・ブラッドレー(五人目にして最後のアメリカ陸軍元帥)も小話の収集をやっていたと知る。
後にニミッツと手持ちのネタの交換をやったらしいのだが、その時、ニミッツが教えてもらった中で一番おもしろかった、と紹介してる話。

農夫の奥さんが、急な腹痛にかかって病院に運び込まれたが、その田舎の小さな病院では皆目病因が判らなかった。
急いで隣の大きな町から医師が呼ばれ、まもなく大きな診療用カバンを抱えたベテランらしい医師が診療室へ入った。
夫の農夫は外で待っているように言われたが、その医師がすぐに診察室から出て来たので驚いた。
医師が言う。
「君、丈夫なハリガネを持ってないか?」
びっくりしながらも農夫は自分の車に戻り、荷台にあったハリガネを医師に渡す。
それをひったくるように受け取ると、医師は診察室に戻ったが、間もなくまた出てきた。
「君、すまないが、トンカチを持ってないか?」
農夫は驚いたが、とりあえずまた車の荷台からそれを持ってきて手渡した。
なにかを激しく殴打するような音が聞こえ、農夫は不安になったが女房のことは医師にまかせるしかないと
自分に言い聞かせて、しばらく待った。
まもなく音はやんだが、またも医師が出てきて緊張した表情で汗だくのまま農夫に言う。
「たびだび申し訳ないのだが、何かペンチのようなものを持ってないか」
さすがに奥さんの事で不安で一杯になった農夫が叫ぶように聞いた。
「先生、一体全体、どういう状態なんで?」
それを聞いた医師は口ごもるようにつぶやいた。
「すまない…経験ある医師として、まさかこんなミスを……」
それを聞いた農夫は真っ青になりながらも、気丈に尋ねる。
「先生、オレも男だで覚悟はできとるで。本当の事を教えてくだせえ」
「判った。落ちついて聞いてくれ」
しばらくためらった後、医師は言葉を続けた。
「診療カバンのカギを家に忘れてきてしまったんだ」

11月25日(土)『便利』
ひも状のものを見れば齧らねば気が済まぬ、というデグーによって
PCのマウスのコードが切断される事態が発生。

新たに買いなおしたんですが、だったらコードレスにするか、と
初めて無線式のマウスを買ってみる。
当然、電池が必要で、もしあと1クリックで世界の秘密が明らかになる!という瞬間に
まさに電池が切れたらどうしよう、そこにアンドロ梅田星人がやって来て、
地球から永遠に拉致されてしまったら、悔やんでも悔やみきれぬ、と今まで使ってませんでした。
が、調べてみたら最近のは電池一本で一年くらい持つらしいので、購入に踏み切る。
使ってみたら普通に便利で、最新技術ってのはなるほど便利なものだと思う。
あとは世界の秘密に気がついたら、速めに電池交換して置けば安心だろうと思う。

11月22日(水)『成長か肥満か』
とりあえずデグー引取りから100日を越えましたが、出産の兆候はなく、
どうやら単純に体重が増えてただけ、巣作りはおそらく想像妊娠だった、と判断。
しかし同じようなエサしか与えてないのに、1月で20%もの体重増が起こるのだろうか、
という謎は残したままの結末です。

実は1歳3ヶ月ではなくもっと若くて成長期だった、
デグーは飢餓状態に入ると一旦成長を止め、栄養が十分になると再成長するという特殊な哺乳類だった、
アンドロメダ星雲じこみの秘密技術で空中の窒素を体内で固定、葉緑素なしで植物繊維を維持育成できる必殺技を持ってる、
などなど、可能性は無限にあるんですが、正直、一匹しかいない現状では確認がとれませぬ。

ただしデグーはハムスターと違って野生種がいくらでも観察されてるので、情報は探せばある程度は出てくるかも。
このあたり、チリの自然史研究機関が多くのレポートを出してるんですが、スペイン語で手が出ず…
と思ってたら英語版の論文もあることを発見、今、読んでおります。
でもまったく知らない自然科学用語、生物学用語がバンバン出てきて、辞書引いても分からない、
という部分が多く、デグー完全制覇の道は遠いですね…。
というか、ペット一匹飼うだけで、ここまでする必要あるんやろかと思わなくもないですが、
そこは愛でカバーだ。

11月20日(月)『いろいろ』
数年ぶりに浅草の酉の市を見に行く。
景気が悪いほど人出が増える、という伝説がある行事ですが、
ここ数年の好景気化にもかかわらず、人出、多かったです。
私が初めて見に行ってから10年近くが立ちますが、外人さんが増えたのも驚き。
こんな夜中に、こんな場所に(有名な行事だが地元の人間でないと判り難い場所)
あれだけの外人さんが来る、というのちょっと驚きでした。
ついでに欧米系が多く、どこでも見る韓国、中華系の人があまりいなかったのも意外。
韓国はともかく、中華系の皆さんは、香港、台湾で夜市には慣れてるから?

2017年増刊号の売り上げ対策(?)として、amazonのプライム会員に一ヶ月だけ登録。
そこで動画見放題のサービスがあると初めて知って、覗いてみたら、
「太陽の王子 ホルスの大冒険」「わんぱく王子の大蛇退治」「空飛ぶ幽霊船」など、
10年前くらいまでは見るのも一苦労だった東映動画の長編アニメがずらっと無料視聴で並んでいて腰が抜けるほど驚く。
大塚康生さんの「作画汗まみれ」を読んで、実際にその映画を見るのにあれだけ苦労したのはなんだったんだと思う(涙)。
いい時代になったなあ。
月400円のサービスなので、見れる人は多いだろうから、宮崎駿さんの作画パートを抜き出して、
「空間把握」という点でどれだけズバぬけた才能を持っていたか、を解説してみたいですが、
それをやるにはまず説明するための画力を得るため、私自身が絵の集中特訓をやらなきゃなので、
まあ、いずれ、機会があったら…

11月16日(木)『海軍小話』
どんどん本来の目的から離れて行きつつありますが(笑)、ニミッツは小話、Joke、ジョークの収集家としても知られていて、
果たしてどんな話が気に入っていたのか、を調べてみたら意外に私と同じ趣味でちょっと感動する。

戦後は小話集5000とか(持ってるよ)スゴイ出版物がアメリカでは出てましたし、今じゃ一日一小話、みたいなネットのサイトまであって
この手の話の収拾に困りませんが、当時は人から聞いて覚えるしかなく、ニミッツのような収集家は結構居たようです。

ではニミッツお気に入りにの小話を一つ。
彼が使えない士官をどうするのか、と聞かれた時、理想はこうだね、としたとされる小話。

ジョン少佐はある日、艦長のジャクソン大佐から直々に呼び出された。
艦長室に入ると、ジャクソン大佐は思いつめた表情で口を開く。
「ジョン、当艦はこれから極秘任務に派遣される事になった。国家の命運を握る極めて重大な作戦だ。
私は任務の説明を受けた時、勇気、決断力、知性、全てに優秀な士官以外では実行は不可能だろうと思うに至った。
その時、真っ先に私の頭に浮かんだのが、ジョン、君だ」
「ありがとうございます、大佐」
「今日、呼び出したのは君に頼みたいことがあるからだ。作戦成功の絶対必要条件だが君にしかできないのだ。
ただし私は強制するつもりはない。どうだろう、ジョン、引きうけてくれるか?」
「もちろんです、大佐。で、私は何をすれば?」
やや興奮しながらジョン少佐が答えると、大佐は安心したように言った。
「今すぐ辞表を書いてくれたまえ」

11月13日(月)『20年』
Amazonは中古書籍も販売していて、しかも読者レビューがあると最近知りました。
で、そこでカプコンイラストレーションズの中古に寄せられた海外の方からのコメントを見て、
20年以上経ってもやってよかったなあ、と思ったり。
最終的に3刷以上刷って10万部を超えたと記憶してますが、社内で絶対売れると言ってたのは編集責任者の私だけで、
結構、当時の地位とクビを賭けた一発勝負だったのです、あの本。

イラストレーターの皆さんにはいろいろご迷惑をかけましたし、当時の会社の上層部が突然紙質を落とせと言ってきて、
予定してモノよりだいぶ薄い紙になってしまったり、さらに校正の時間が無くてカプコンさんからの赤字が一部反映されてなかったりするんで、
当時の関係者の方から、土下座して謝れ、と言われればいくらでもその用意がありますが(笑)。
それでも自分の仕事が形で残ってるのは意外に悪くないかも、と思いました。

11月11日(土)『1202&1201』
アポロ11号の月面着陸の時、それまで何度も訓練して来た中で、一度も発生しなかった
エラー1202という警告が月着陸船のコンピュータで表示されました。
直後には1201というエラーも出現、誰も見たことが無いエラーコードで理解できず、
着陸失敗か、とかなり緊張した瞬間がありました。

地上管制センターにいたMITのコンピュータ関係者が致命的なエラーコードでは無いと即断し、
そのまま半手動操縦で着陸は続行されたのですが(やめろと言ってもアームストロングは着陸したろうが)
後にこれはコンピュータのメモリ容量を超えるデータが流れ込んだエラーだと確認されます。
アポロの月着陸船のコンピュータにはあらかじめ必要なデータを入れたROMと現在のパソコンのメモリのように
自由にデータを書き込めるRAMとがあったんですが、後者は数バイトと極めて容量が小さく、
とくに複雑な誘導を必要とする着陸時にはギリギリの容量で動いてました。

そこに本来は着陸用の対地レーダーのデータのみしか入って来ないはずでした。
ところがなぜか月から離陸した後に使うはずの母船とのドッキング用レーダーまで作動してしまっており
両者のデータが一気に流れ込んだ結果のエラーだった、と後に判明してます。

ここまでは従来もよく知られており、ずっと事故、あるいは機械の誤作動と思われていたんですが(少なくともNASA外部ではそうなっていた)
晩年になってインタビューを受けた月着陸船の操縦士、人類で二番目に月に降り立ったオルドリンのインタビュー映像を見てたら、
あれはオレが犯人だ、と告白してるのを見つけ、ええ、そうだったのと驚いたのでした。

当たり前ですが11号が初めて着陸するまで一度も月着陸は実行された事が無く、万が一の失敗、離脱に備え、
あらかじめ母船の位置がすぐ分かるように彼がドッキング用レーダーのスイッチを入れたのだとか。
当然、そんな事はマニュアルには無く規則違反です。
その結果、コンピュータはデータ許容量を超えて先のエラーが出たのでした。
不安なのは判るけど、よりによって月着陸のタイミングで規則違反をやるんだ…と人間の起こす人的ミスの在り方に改めて驚いたり。
あれだけの競争を突破し、膨大な講習と訓練を受けたアポロの宇宙飛行士が、よりによってもっとも重大なタイミングで、
それまでの全てをパーにしてしまうような規則違反をやる、というのは覚えて置くべきだろうなあ、と思った初冬の日。
人は常に間違いを犯すのだ、と改めて痛感したのでした。

11月08日(水)『出会う』
上野の不忍池の畔でタヌキと会う。
明治神宮とか、目黒の自然観察園とか、皇居とか普通に都会のど真ん中に原生林がある地区では
都内でももはや珍しくないタヌキですが、上野では初めて見ました。
ついにここまで来たか、という感じですね。
(ハクビシンは見たことあり)
餌付けされてない連中は夜行性なので実は意外にとんでもない場所にいるのですが(以前銀座でそれらしい影を見た)、
我が実家、千葉の田舎では一度も見なかった生き物をまさか東京の真ん中で見る事になるとは…。
一匹だったので若い個体が迷い込んだのかな、とも思いますが、ちょっと楽しくなってきました。

11月05日(日)『刀身走り屋』
地雷映画男とブレードランナー2049を観に行く。
それなりに良くできてました。お金を払って観る価値がある映画だと思います。

とりあえず2049年のロサンジェルスも日本語が氾濫してたので一安心。
ただし、ハリソン・フォード、もう歳なんだから、もう少し楽な仕事にしてあげればいいのに、
と観ながらずっと思ってました。ジャッキー・チェン並みの高年齢アクションでした。
あれ、撮影後に風邪ひいたんじゃないかと、心配になります。

あと個人的にはディックの小説というより、これはギブスンのニューロマンサー三部作だなあ、と思ったり。

11月03日(金)『古本祭り』
神保町の古本市とブックフェスティバルに本日より参戦。
初日から4000円を超える出費となり
鼻血を出して気絶しそうになるも戦いはまだまだ続くのだ。

今回、中国人の団体さんを初めて見ました。
まあ漢籍の出品もあるのですが、とうとうそんな時代になったか、
となんだか不思議な気持ちに。
25年位前、まだ秋葉原に漫画屋の集団が出現する前だと、
香港あたりの広東系の人が神保町で漫画のまとめ買いしてるの見かけましたが、
とうとう北京語話す人たちが集団で来るようになりましたか…

10月31日(火)『負ける戦い』
人知れず、いまだミッドウェイ海戦記事の下調べを続けてますが、
いつになったら書けるかまったく見当がつかないので、いくつかのネタをここで。
こういった情報を知るにつれ、いまだにきちんとこの海戦を調べた人間はいないのだなあ、と改めて思います。

ミッドウェイ海戦の直後、1942年6月7日に例の(笑)シカゴトリビューン紙(とにかくルーズベルトが嫌いだった)が
海戦前から海軍は日本側の情報をつかんでいた、という特ダネをすっぱ抜きます。
これを知ったキングとニミッツは日本側が暗号解読に気がついて、そのシステムを変更してしまうかもしれない、と悩むのですが、
日本はアメリカの新聞のトップにデカデカと出ていたこの事実に終戦まで気がつかず、それどころか21世紀の今日まで
この点を指摘してる日本側の資料を私は見たことがありませぬ。
…負けるはずだよね。

またミッドウェイ海戦の直後、海軍の太平洋方面で一番偉い人、ニミッツは一度、死に掛けてます。
6月30日に海軍で一番偉い人、キングに合うためにサンフランシスコに真珠湾から飛んだのですが、
この時、水上機で真珠湾から飛び立ち、予定時刻より早く到着してしまったのです。
このため、着水面の掃海が済んでおらず、機体が着水するときに折からの悪天候で漂着した大型の木材(何かの箱らしい)に衝突、
そのまま転覆して水上に突っ込んでしまいました。
この時、パイロット1名が死亡、ニミッツの幕僚の大佐一人が背骨を折る大怪我を負いました。
幸い、ニミッツは軽い打撲で済んだのですが、これはたまたま、衝撃が少ない方向に向かって座ってたからで完全に運でした。
やはり戦争やる人間には、強運が必要なのだと思います。

ついにで救助作業を見守ってたミニッツは駆けつけた水兵から「作業の邪魔だ、どけ!」と怒鳴りつけられますが、
直後に相手が誰だか気がついて狼狽した水兵に、「気にするな。君の意見は正しい。作業を続けてくれ」とだけ言い残して現場を立ち去ってます。
この時期のアメリカは陸軍のマーシャル、アイゼンハワー、などすごい人材ぞろいだったのだなあ、と改めて思っております。

10月30日(月)『来た』
今年の神保町古本まつりが始まりましたが、最初の土日はいきなり台風…
メインとなるブックフェスティバルは11月3日からの3連休で、さて、今年はどれだけの散財で済むのか…
ちなみに小川町のカレーグランプリは4日、5日です。

10月29日(日)『メガネ』
5年ぶりくらいにメガネを新調する。
でもって、初めて入ったチェーン店では、わずか2時間たらずで
新しくできてしまい、ええ、そういう時代なの、と驚く。
前買ったときはたしか3日くらい待った記憶が。
同じ度のレンズなんですが、微妙にズレがあるようで、若干、
視界周囲の風景が以前と変わって見えてとまどいますが、後は慣れでしょう。

10月19日(木)『盗難』
自転車を盗まれました。
鍵はかけて置いたのですが、それを破壊されての盗難。
ホームセンターで1万5千円前後で買った安物、しかも2年半以上乗ったものに、
そこまでして盗難される価値があるとは、と逆にビックリしてたりします。

今時の東京で、そんな自転車をそこまでして盗む必要があったのはどんな人間なんだと、
逆に会ってみたい気すらしております(笑)。

10月09日(月)『理解の先』
札幌に行ってきました。
くわしくは旅行記にまとめようと思いますが、不思議な街でした。
間違いなく大都市であり、東京、大阪は別格としても、
京都、名古屋、横浜相手なら互角以上に戦える大都市でした。
(福岡はまともに訪問した事が無いので比較できない)

そして札幌の玄関口の新千歳空港は国内便は10分に一度のペースで飛び、
国際線も1時間に数本の割合である、という一大空港となっていました。

北の外れの大地にあれだけの大都会が出現してる理由を
すでに48時間以上考えてますが、全く判らない、というのが正直なとこです。
北海道の人口はせいぜい540万人以下で、これは東京、大阪、愛知はもちろん、
兵庫、埼玉、千葉よりも少なく、それが日本の国土1/5を占める広大な地域にちらばるのですから、
人口密度でなら最下位であり、日本中のあらゆる県の中でもっとも人が少ない部類に入るのです。

その中心都市の札幌は人口では5位とはいえ、それ以外の大都市は第9位のさいたま市まで、
東京、大阪、名古屋に繋がる人口密集地帯を形成してますし、
福岡もすぐそばに北九州という、もう一つの大都市があります。
ところが札幌から最も近い100万都市、仙台まででも500q近い距離があり、完全に孤立した大都市なのです。

さらにその都市部から出たら人とエゾシカとヒグマの楽園である、
という地区に、なぜ東京、大阪に匹敵するような大空港があるのか、という点も、どうにも理解ができませぬ。
新幹線がなければ、大阪、名古屋、広島辺りの空港も、同じようになってたのか、という気もしますが、
あれだけの規模の空港が日本中にある、という情景がちょっと想像できなかったりもします。

ついでに、東京〜大阪の黄金地帯から外れたもう一つの大都市、福岡にも興味が出て来ましたので、
次に行くなら福岡かなあ、と考え始めています。


10月05日(木)『疑惑』
ウチで引き取ったデグーさん、来た当初は体重150gと虚弱体質並の軽量さで、
その後、10日ほどしてようやく160gを突破、最終的に165g前後で安定しました。

それでも平均体重より軽いので、どうしたもんかな、と思ってたら、先日170gを突破。
あ、まだ増えるのかと思ってたら、二日後には175gを突破してしまう。
…エサとか変えてないはずなんだが、人が見てないとこでつまみ食いでもしてるのか、
と思ったら、今まで一度もやってなかったティッシュペーパー泥棒を始める。
ティッシュの隅っこを咥えてそのまま走り去り、本人別宅(飼い主未公認)のウチの部屋の隅に
延々とこれを溜め込んでるのだ。あ、巣作りか、しかし今更なんで?

……あれ、ひょっとして、この子妊娠してる?
想像妊娠みたいのは齧歯目にもあって、巣箱を整えてしばらく出てこなくなってしまうのは
実はハムスターもやっていたのだが、今回は現実に体重増加が伴ってるのだ。
いや、しかしそんな不純異性交遊、ウチでは認めた覚えはない、と思って調べてみたら、
デグーの妊娠期間は3ヶ月だそうで、前の家でツガイで飼われてたなら、妊娠の可能性は捨てきれず。
が、元の飼い主さんとは直接の交渉がなかったので、そこら辺はなんとも判らない。

うーむ、デグー飼育開始3ヶ月でお父さんになる(?)可能性が出てきたわけか…
まあ、まだ妊娠と決まったわけではないですが、エライことになったな、というのと
来るなら来いや、というかむしろゼロから育ててみたいぜ、という気持ちが半々くらいです。
でも最大7匹生むとかあって、さすがにそうなったら、今度は私が引取先を探す番になるなあ…

09月29日(金)『Let me see shake your tail feather』
シカゴの旅行記を書くのに、5年ぶりくらいでブルース ブラザースを観ましたが、
改めてよくできた映画だなあ、と思う。

ヒトクセもフタクセもあるキャラクターを、きちんと破綻なく物語りに織り込み、
ラストの大団円まで持ってゆく展開は、主演の一人でもあるダン・エイクロイドの脚本の真骨頂でしょう。
あれだけ無茶なストーリーを、生まれ育った孤児院を救う、骨太な背景を与えることで、
きっちりラストまで持ってゆく展開はホントに良くできてます。

ちなみに、この映画のオープニングを観るたびに、ありゃブレードランナーのディスクを再生しちゃった?
と毎回あわてるので、さすがに学習しようかと思います…

09月25日(月)『天才』
どうでもいい話を一つ。

天才というのは、桁外れの存在で、基本的に理論的に解析できない存在です。
彼らは驚くべき能力を示しますが、得てしてそれは本人にとって普通のことであり、
逆に回りの人間が自分と同じ事ができないことに驚く場合が多いです。

こういった人間は確率的にはそれこそ100万人単位に一人で、普通の人間は一生の内、
天才に出会うことはほとんど無いと思われます。
そして、その恐るべき才能は育てられるものではなく、見つけるしかありません。
野球の野村克也監督が言っていた「四番打者は育てるのでは無く見つける」というのは
おそらく同じことを言ってるのだと思います。

以上が前フリで、今回、天才の凄さ、いかに最初から懸絶しているか、を理解するのに
いい話を見かけたので、ご紹介。
ウォール街 でペニー株を売りまくるという事実上の詐欺行為で捕まった
ベルフォート(Jordan Belfort)が、セールスの天才、として紹介してた話。

彼の会社が詐欺行為で絶好調だった時(笑)、新たなセールスマンを募集したところ、
彼が出会った中で、これは本物の天才だ、という人物が一人、応募してきたのだとか。
この時の面接試験で、ベルフォートは自分の胸ポケットからボールペンを取り出し、
応募者に手渡すと、これを私に売り込んでくれ、と告げたそうな。

大抵の応募者は、ボールペンは必要ありませんか、とか、これはちょっと珍しいボールペンで、
とか月並みな文句で終わったそうですが、その応募者はまるで違ったのでした。
ボールペンを受け取ると、彼は言います。
「ベルフォートさん、最近、ウォール街で大分名前が売れましたね」
「ああ、ありがとう」
「世の中にはサイン収集マニアというのが居ましてね、あなたくらい有名になると、
連中に、そのサインがいい値段で売れるんですよ。おそらく100ドルは下りません。
どうでしょう、私にも1枚書いてくれませんか。この場で現金で50ドルで買い取りますよ。
これがうまく行ったら、以後も全部同じ値段で買い取らせてもらいますが」
「そうかい。じゃあ後で書くか」
「今すぐ電話で連絡しないと、売れる機会を逃してしまうんです。紙は私が持ってます」
「いいだろう。じゃあそのペンも」
「ペン?このペンですか?」
ここまで来て、男はニコリと笑って答えました。
「60ドルでどうです?」
ちなみにこの男は結局、彼の会社に来ないで、より条件のいいところに行ってしまったとか。
この点をベルフォートは、ほんとに惜しい男を逃した、と言ってます。

09月19日(火)『いまいち』
地雷映画男の発案で、リドリー・スコット本人によるエイリアンの新作、
エイリアン・コヴェナントを観に行く。
えー、まあ、本人の作品なんですが、ちょっとお金払って見る映画とは言い難いものが…。

今年はブレードランナーも続編を本人が作ってるわけですが、
ちょっと不安になってきたなあ…

09月15日(金)『佐倉』
久しぶりにダメ人間兼コックと休みが重なったので、千葉県佐倉市ツアーに。
私が知る限り、首都圏最高峰の美術館である川村記念美術館…のレストランと、
もはやおなじみ国立歴史民俗博物館をハシゴする。
川村記念美術館のレストランは初めて、国立歴史民俗博物館は1年半振りだったのですが、どちらもいい感じでした。

09月12日(火)『ひとまず』
とりあえずシロネズミのケガから約1週間、
元気だしエサにもオヤツにも私の指にも元気にかじりついてるので、
ケガの影響は無くなった、と判断する。
ただ、痛覚がおかしい連中なので、もう少し様子見は続行。

09月10日(日)『ダンダンケルケル』
映画ダンケルクを地雷映画男と共謀して見て来る。
とりあえず、お金払って見る価値はあるような気がしなくも無くもないですが、
21世紀になっても、戦争映画って造るの難しいんだなあ、と痛感。

同じ場面なのにカットごとにコロコロ天候が変ってしまうのとか、
素人のフィルムでももう少しましだろう、と思ってしまったのはちょっと悲しい所。

ただしスピットファイアの空撮で機首が大きく写るたびに、機首の横と下に(笑)
排気管があるのはなんで?と思ってしまうのは、悪い大人ですから我慢すること。
でもあれ、デジタルの画像処理で簡単に消せると思うんだけどなあ…。

08月31日(木)『ダンケルク』
「F-22への道」の記事内のOODAループ編が、今更千人単位で訪問者が増えてるので、何事、と思ったら、
映画ダンケルクの影響で検索エンジンから来る人が多いらしい、と気がついた。
が、あの記事は撤退前までの説明で、撤退作戦は触れてないのだ。やっときゃよかったな、と今更思うが時間がないので、まあ、いずれ。
お詫びに、幾つかダンケルクに関する細かい話を書いておこう。

■イギリス空軍がフランスに送り込んでいた大陸先遣部隊の主力はブレニム爆撃機だった。よく言われるようなハリケーン戦闘機ではない。
イギリスも陸軍に対して空からの援護をやる気ではあったのだ(偵察も重要な任務だったが役に立ってない)。

■ダンケルク直前、ベルギー国境近くのスカルプ川の橋梁確保に向かったイギリス対戦車砲中隊の損失は対戦車砲1門だったが、
これは戦闘ではなく大慌てで撤退中のフランス将校の自動車に追突されたもの。

■ブリュッセル陥落時に、なぜか精神病院を開放してしまった兵がいたため、撤退中の軍隊にキリストの死体を盗んだことで悩んでる男などが続々と紛れ込み、いらぬ混乱を起こしている。

■ドイツ空軍は目立つ車両はなんでも撃ったため、避難中のサーカスが被害に会い、パニックになった象がフランスの田園地帯の中を、白馬とともに駆け抜けてゆく、という光景が出現する事になった。
目撃したイギリス兵は一生忘れられない光景だったと証言してる。

■ダンケルクの撤退戦で、死体は意外な障害となってしまった。
水中の遺体は、浅い水深の浜辺に来るカッターや漁船のスクリューに巻き込まれ、これを破損し、
さらに水中に沈んでる遺体が、海の中を胸まで水に浸かって船ににたどり着こうとする兵士たちの、思わぬ障害となった。
速い潮流と相まって、中には文字とおり死体に引きずりこまれるように溺れ死んだ兵も居たとのこと。

■これもおそらく撤退する兵がやったと思われるが、近隣の飼い犬を全部、開放してしまったため、飢えた野犬となって群れをなしてダンケルクに現れ、思わぬ危険となった。
死体はもちろん、動けなくて取り残された負傷兵も食い殺された例があったらしい。

撤退戦そのものは、まあ、映画が公開されたら見て下さい(笑)。

08月26日(土)『すごい』
少なくとも東京23区在住なら、amazonを使う理由は85%消し飛んでしまう、
という位に、最近のヨドバシのネット通販は強力だ、と改めて感動したので書いときます。

08月24日(木)『これきよ』
イギリスの日露戦争における利益を、引き続きボツボツと調べてるうちに、
日露戦争における勝因の最大のものに高橋是清の活躍があるなあ、とつくづく思いつつあり。

日露開戦前の、日銀の正貨準備(おそらく金塊)はわずかに5000万円強。
大して必要な経費は海外への兵器、物資の買い付けを中心に1億5000万円近いと見込まれてました。
(実際は戦後の撤退費用などを入れると4億円以上かかった)
金がなければ戦争ができないのは、いつの時代も変わりませんから、
当時、日銀副総裁だった高橋是清が外債、外国で売る日本の国債を起債するためにロンドンに送り込まれます。
要するに借金の段取りですが、1904年前後のイギリスの債券市場の金利などを調べてみた限り、とても二流国としか考えられてなかった
日本が1億円を超える(第一回外債)資金の調達ができるような環境ではなく、よくここで最終的に4億(第四回の起債まで)円近い資金を集めたな、と思います。

このあたりの交渉過程は、彼の自伝によく出ており、運があったのも事実ですが、それでも高橋是清でなければ、
あれだけの起債ができたとは思えない活動をやっておりますね。
もしこの外債発行ができてなければ、日本は兵器も物資もそろわず、そうなると
勝敗以前の問題で、そもそもロシアと戦うこともできなかったわけですから、
あの戦争のある意味、最大の功労者の一人と考えて間違いなかろうなあ、と思ったり。

まあ、この海外の借金のおかげで、日露戦争後、日本経済は地獄を見るんですが、それは彼の責任ではないですからね。

08月22日(火)『クモ』
地雷映画男の提案でスパイダーマンの新作、ホーム カミングを見にゆく。
思った以上によくできた映画でした。お金出して見る価値あります。
マイケル・キートンがいい仕事してました。
今回はソニー、カネ出しただけで、中身はマーヴルが作ってるのね。
ここ2年位、マーヴルいい仕事してるなあ。

08月16日(水)『イニシャルD』
4月にシロネズミことジャンガリアンハムスターのアルビノを拾って約4カ月。
まあ、齧歯目とジャンガリアンハムスターについては、一通り理解した…
と思ってたんですが、先日、連中が牧草のティモシーを食べると知って驚愕。
まだ知らん事ばかりかもしれぬ。

でもって、なんで牧草なんてあるの、といえば新顔が来たから。
現在、草食南米ネズミことデグーが我が家に居ます。
そもそもシロネズミのエサを買いに近所のペットショップに行った時、
尻尾に毛が生えたドブネズミみたいなのが居て、それが初めて見たデグーでした。
変なネズミと思ったんですが、人が寄るとケージの隅まで来て鳴くのを見て、
あれま、鳴きネズミだし、人懐っこいしカワイイじゃないの、と思ってネットで調べてみたら、
気温が28度を超えると熱中症になる恐れがあるそうで、つまりクーラー必須。
クーラーくらいはあるけど、そう毎日使ってたら電気代がたまらんと、この件は忘れる。

が、いろいろあって、実はデグーを飼えなくなって困ってる人がいる、と紹介され、
その仲介した人が現在預かっているので飼ってみないかと言われたのが先月末。
その後、検針までの一週間で電気代のテストをやってみたら、月額3000円の負担以内で収まると判明、
さらに人懐っこくて噛み癖の無い良い子だ、とまで言われ
最後に、ここ10年負けなしのコイントスによる易占をやってみたら、
運命である引き取れと断言され(乾だぜ)たので、引き取ることにしてしまいました。

で、本日で引き取って5日目なんですが、デグーすげえ、という感じで、
ジャンガリアンハムスターとは色んな意味でケタが違いました。
すげえ、としか言いようが無い齧歯目で、相手していて飽きませぬ。
ただし相当な覚悟も必要で、犬猫並みの手がかかると思いますし、こちらの心構えが要求されます。
正直、ここまでとは思って無かった、という部分もあるんですが、
まあ引き取った以上、面倒見るしかないですね。

でもって人懐っこくて噛み癖が無い、は嘘でして(笑)初日から手には乗らない、
撫でようとすると手で払いのける(ホントに人間のようなしぐさで、よせよ、とやるのだ)、
さらにいきなりガブリとやられる、という状態で、あれまと思う。

ただし人を怖がらない、手渡しでエサは受け取るので、どうも前の飼い主さん(実は直接は会ってない)
あまり接触しないで、カゴに入れたままの状態でエサと水は欠かさず上げてた感じなのか、
と思ったんですが、体重を計ってみたら150gでここでもビックリ。
事前に調べた限りではデグーの体重は180g〜300gが一般的、との事でその最低レベルにすら達してないのでした。
1歳3カ月と聞いており、どう考えても成獣で、この体重はおそらく栄養不足。
いろいろ与えて、5日目の本日、ようやく156gになりましたが、まだ栄養不良の疑惑在り。
雑食のハムスターならたんぱく質与えて運動させると筋肉質で体重が増えるのですが、
草食動物の人生経験がないので、とりあえず牧草とペレットとキャベツを与え、
25pの巨大回し車を狂ったように回す事で、筋肉付けてもらってます。

ただし5日も経つとある程度は慣れて来て、手に乗ってエサを食べる、
最低限撫でさせてくれる、といった所までは漕ぎつけました。
が、撫でまわしたい飼い主と、なんかウットウしいわね、と考えてて隙あらば噛みつこうと
思ってるデグー(メスだ)との間に、静かな緊張感が漂ってたりもします。
ちなみに家に来てから全然、鳴いて無くて、あれ、デグーってこんな静かなの、
と思ったら、本日辺りから少しずつキュルキュル鳴いております。
まあ、徐々に、徐々に、ですかね。

08月10日(木)『渡す』
ダメ人間兼コックに会ってアメリカ土産のタコス製造キットを手渡す。
例によって感謝されず。
深夜にいたるまで、地球型惑星の大気圧下でタコスと夕張メロンが戦った場合、
どちらが有利かを検討するも、結論でず。
…限られた寿命の中で、もう少し実りある討論をするべきではないかと思う。

08月09日(水)『野生』
まず、十分な深さのある20p四方くらいの容器を用意します。
つぎに園芸用の黒土を厚さ5p以上敷き、その上に牧草のティモシーを敷き詰めます。
最後に、あらかじめ準備してあったジャンガリアンハムスターをそこに放り込むと、
奴らの野生スイッチが急にオンとなり、半狂乱状態の野生に戻ったハムスターが見れます。

当家では後始末の掃除に2時間、箱の中に立てこもって出て来なくなったシロネズミを帰宅させる説得に20分かかりました。

08月05日(土)『訪問』
数カ月ぶりに、国立博物館と西洋美術館を訪問。
たまに訪問するにはいい所だなあ、とあらためて思う。
まあ、せっかく近所に住んでるんだしね。

07月31日(月)『LX-100』
今回のアメリカ行で、かなりタフな使い方、すなわちガンガンに落とす、ぶつけるをやってしまったため、
夕撃旅団主力カメラLX100において、黒点の映り込みが出る、ズームが時々止まる、といった不具合が出始める。
なので、以前から存在だけは知っていた秋葉原の旧石丸帝国裏にあるPanasonicサービスセンターに修理に持ち込む。
聞けばレンズ2枚、上部の回路まるごと取り替え、との事で、こりゃ買ったほうが安いかな、と思ったんですが、
サービスセンターで決まってる部品交換修理代の定額、税込みで14030円で修理してもらえました。
さらに私が気がついてなかった不具合まで直してもらえて、ありがたい。
翌日には新品のような動きで戻って来たので、Panasonicブラボーですね。

でもってデビューから3年、そろそろか、というLX100の後継機の話が全く出てこない。
これでLXシリーズ打ち止めなら、もう一台買っておかないとなあ。
昨年末から、在庫確認製品入りしてるので、ついに生産中止かと思ったんですが、
未だに品数は豊富に出てるので、一定量は作ってるんですかね。
発売から3年、私が購入してから2年3ヶ月経ちますが、意外に値崩れしておらず、
そこそこの人気はあるようですが。

07月27日(木)『イギリスの狙い』
そもそもはボイドの「破壊と創造」の実例の解説をやろうと思っていた。
でもって元ネタの分解、そこからの新たなる作品の創作例に最適であろうと
「砂漠の魔王」と河口彗海の「チベット旅行記」を分解、再構築すると「シュナの旅」や「風の谷のナウシカ」の一部が完成する、
という話をやろうと調べてみたのだが、意外な事に気がついて来た。
彗海がチベットに滞在していたのが1900後半年から1902年までだが(第一次滞在)、旅行記やら関連の書籍を読み直して見ると、
思った以上に当時すでにロシアがチベットに手を出しているのでありまする。

日英同盟の締結が1902年、1904年には日露戦争が始まる。
日露戦争は極東でのロシアの勢力拡大を恐れたイギリスが、日本をけしかけてやらせた事実上の代理戦争である。
この時、イギリスは中国での権益を守る気だったのだ、といわれるが、どうも違う気がしてきたのだ。

1901年頃にはすでにロシアは千ベット政府に何らかの干渉をやっており、
そのすぐ南にあるインド方面植民地を守るためヒマラヤを絶対防衛線としていた
イギリスはイギリスで、これに対するスパイを放って対抗している。
このため英語が話せた彗海はさんざん、イギリスのスパイとして疑われているのだ。

なのでイギリスが本当に恐れたのは、当時独立国だったヒマラヤのチベット、ネパールをロシアに抑えられ、
インドのすぐ北側に連中がやって来ることだったのではないか、という気がしてきた。
実際、1904年に日本が日露戦争に踏み切ると、イギリスはすぐさまチベットに軍隊を送り、これを武力で制圧してしまった。
この時、事実上の王であるダライ・ラマはロシアに助けを求めるため北上して清に逃げるのだが、
日露戦争で手一杯のロシアには保護を拒否されてしまうのである。
(この当たりのロシアとアジアの王族、という関係は直前の朝鮮王朝と驚くほどよく似てる)
どうもイギリスはインドへの脅威から、日本に代理戦争をやらせたようだ、というのが真相と思われる。
いずれ記事にまとめようかと思ったんですが、それほどの話でもないので、とりあえず日記に書いておきまする。

07月11日(火)『観る』
というわけで、シカゴ&アメリカ空軍博物館6日間の旅から無事帰還。
今回の行きの便で窓際の席が取れなかった、というおそらく20年前の
初めてのアメリカ行き以来の悲劇に見舞われたたため、機内で映画ばかり見てました。
帰りも含めて観た作品名を並べると、
「オデッセイ」「アナと雪の女王」「ラ・ラ・ランド」「マネーショート」「君の名は」
「ズートピア」「ウルフ オブ ウォールストリート」「ファウンダー」「スティーブ・ジョブス」と
通常の2年分くらいの映画を浴びるように見て来る、という不思議な旅になりました。
旅行そのもののも楽しかったですが、こちらものそれなりに楽しめました。
ちなみに、この中でお金払って見る価値がある、と思ったのは、
「オデッセイ」「マネーショート」「ズートピア」「ファウンダー」「スティーブ・ジョブス」
の5本で、比較的アタリの多い機内上映だったと言えます。
ただし、日本語吹き替えが大半だったのはちょっと残念。
なんで日本語吹き替えの声優さんて、叫ぶように喋るんでしょうね。
オリジナルの音声はもっと静かで、丁寧に話してるのに。
この点、NHKのニュースの吹き替え音声とかももっと落ち着いて話せよと常に思います。
日本映画とかでも、みんな叫ぶように話す事が多く、これが一種の文化なんでしょうか?
やかましいな、と私なんかは常に思ってるんですけど。

07月05日(水)『苦労』
アメリカ空軍博物館見学の予備知識として、アメリカのICBMの歴史を調べてるうちに、
V-2ロケットの開発に関してもいろいろ知ることがありにけり。
ドイツの技術の結晶、ドイツ最高、と言っていいのがV-2なのだが(実際、一部の技術はアポロ計画でも利用された)
これは当初、かなり冷遇されており、開発を見に来たヒットラーも興味を示さず(というか理解できなかった)、
予算は削られまくって、実験に必要な最低限の機材以外は予算が付かず、まともな事務用品すら買えなくなってしまったそうな。
でもって、困ったペーネミュンデの実験チームが考え出したのが、予算申請を専門用語でごまかすことだったのだとか。
たとえば“直径1cm以下の木材を適切な形状に加工するための装置”“ドラム機構によって状況を記録する装置”といったもので、
前者が鉛筆削り、後者がタイプライダーのことで、これで無事、予算は取れたらしいです…。
なんだか泣ける話だなあ、フォン・ブラウンも苦労してたんだなあ、と思った初夏の日。

07月03日(月)『来るぜ』
昨年、千葉市立美術館で私を歓喜させた吉田博展が、7月15日から
東京新宿の損保ジャパン興亜美術館でも始まります。
川瀬巴水と並んで、日本最高の絵を描く人、と私が思っている方です。
興味のある人は、是非この機会に。

06月29日(木)『アメリカは面倒だ』
てな訳でアメリカ空軍博物館再戦まであと一週間となり準備の追い込みに入っております。
しかし今回はパスポートの期限切れも重なったため、出かける前からエライ出費に。
まずパスポートの更新代が10年で16000円(涙)、写真代やら交通費やら入れたら実質17000円。
で、最後のアメリカ入国が4年前ですからESTAも再申請して、これが約1500円。
で、今回はついに私もアメリカで車を運転せざるを得ず、国際免許を取ったためこれが2400円に
写真代やら何やらで実質3500円ほど。
なので出発前から、すでに2万円を超える出費となってしまい、トホホホ…。
これだけで国内一泊旅行くらい行けたなあ。
これだからアメリカは面倒なんだよ、と思いながら、とりあえず準備をしております。
LX-100カメラのバッテリー、もう一個買っておくかどうか思案中…

06月22日(木)『平等と平均』
現状の日本の国家財政は考えるだけでも胃に悪い、という状況で
まともに対処するなら消費税10%は避けて通れない、という話までは理解できる。

だが現状を常識ある思考力で検討すると、消費税10%でも足りるわけがない。
ただし、だからといって、だったら消費税20%まで実現の視野にいれるべきだ、という話は根本がおかしい。
増税は不可避だが(これを避けて年金や保険料を上げまくってるのが現状だ)、
それを消費税で補うのは最も悪手であると言っていいだろう。
消費税は、考えうる限り、最も不公平な税制だからである。

1000円の買い物をして誰もが10%の税金を払う、全員が同じ金額を払う、というのは均等な負担なのは事実だ。
ただしこれは食費だけでも相当な負担となる母子家庭の人も、ポルシェに乗って、年末年始はハワイに往く人も、
全く同じ金額を負担しなくてはならない、という事を意味する。
同じ100円の税金でも、両者にとってその重みは全く異なるのは言うまでもないだろう。

消費税というのは、誰にでも均等に同じ負担を強いる。
が、それは均等であって、平等ではない。両者は似ていながら、全く異なるもので、
場合によっては対立関係すら成立するものになっている。
これを勘違いしてはならない。
あらゆる収入の人間に、単純に、同額の負担を強いる消費税は、端的に言って狂ってるのだ。
10%までならまだしも、それ以上の増税はあまりに不公平となる。もし増税が必要なら個人の収入に対する累進課税で行わねばならんのじゃ、
といった事をなんとなく考えていた夏の日。まあ、いずれにせよ、このままでは日本の国庫は破綻するんですけどね。
ついでに、同じ理由でNHKが私は心の底から嫌いですが。

06月18日(日)『シロネズミの敗北』
仕事から帰ってしばらくするも、ハムスターモジュール要塞(HMF)から全く音がしない。
寝てることが多い極めて退屈なペットとはいえ静かすぎる、と思って巣箱を開けてみると居ない。
あれ?と思ってあわてて要塞防壁を確認すると、ここしかない、というピンポイントな弱点を
見事に齧り切って穴が開いてるのが判明する。

収容中齧歯目脱走につき、夕撃旅団統合司令部は第二種警戒体勢に移行、その捜索が開始される。
が、室内に全く気配がない。どっかに隠れてるにしても数時間に渡ってここまで静かなことは過去4回の脱走では無かった。
変だな、と思ってよく見ると、そういえば部屋の窓を開けっぱなしにして出かけてた。
これは従来の脱走とは決定的に異なる点で、あ、ここから外に逃げたか、と考えられた。
2カ月にわたる飼育で、底抜けにノンキ、というジャンガリアンハムスターの特性を知った私としては、
ヤツが外で生きていけるとは全く思えず、残念だが、死と引き換えに奴は自由を手に入れたのだ、と判断する。
命を懸けてまで自由を手に入れたシロネズミに敬礼、黙とう、、奴は立派な戦士であった。
でもってバイバイ ハムスター、実はこの間ペットショップで見たデグーという種類のネズミが気になってたんだよね、次はあれを飼おう、
そうしようと戦士に敬意を表して脱走ハムスターの二カ月にわたる飼育が終わる。







…と思ったのだが、どうも怪しい。
典型的なトリック、外に逃げたと見せかけて、実はまだ中に居たパターンの疑いがぬぐい切れぬ。
そこでヤツが常に逃げ込む冷蔵庫裏の深い穴の前にキャベツを置いておくと、いつの間にかこれが消えていた。
居るな(笑)。

翌日、休日を利用して巣箱と大好物のさつま揚げを穴の前に置いて待機し待つこと3時間、ついに脱走犯がひょっこり穴から顔を出した。
ここで夕撃旅団団長自らの手により速攻で身柄を確保、約48時間渡る逃走劇に終止符を打ったのでした。
ついでにシロネズミが身柄を抑えられたときにあわてて取った行動は、暴れるでも反省の色を見せるでもなく、
食べてる途中だったさつま揚げを、あわてて頬袋に押し込む、でした。
…そいうヤツだよ、お前は。

というわけで、現在もまたシロネズミとの生活が続いております。

06月13日(火)『いろいろ』
不忍池の横で信号待ちをしてたら、耳に無線機つけた人が電柱の下に立っていて、あ、これ信号操作やってるっぽいな、
どっかの国のエライ人でも通るのかな、と思って腕組みしながらぼーっと待っていた。
すると間もなくパトカーが通過した後から黒塗りの高級車が走ってきて、
中から品の良さそうなご夫婦が、沿道の人に手を降りながら通過して行きました。

……ええええええええ、天皇陛下ご夫妻じゃん、とあわてて手を下ろすが、間に合わず。
警察の人も、一言教えてちょうだいよ、と思う。
しかし東大病院にゆくなら御茶ノ水方面からの最短ルートを通るはず、かつここから高速道路は入れない。
どこに行ってたんだと思うも、初めて直接見たので結構驚きました。
でもって沿道の人たち、特に私みたいなバカそうな顔見てもキチンとににこやかに手を振っていただいたのを見て、
あれは大変なお仕事なのだなあ、と改めて思う。
生前退位はご本人の希望なら、当然、認めてあげるべきだろうとも思ったり。

ついでに我が家のハムスターの睡眠時間が従来よりどんどん長くなり、あまり巣から出て来なくなる。
エサも最低限しか食べず、もしかして寿命なのか、あるいは病気なのか、それとも急に暑くなったの夏バテなのか…
と思ってたら、昨晩は一晩中、ハムスター統合モジュール内(仮称)で大暴れして安眠をさまたげていただきました。
しばらく様子見、ですかね。

06月09日(金)『絵』
これまた近所ながらしばらく行ってなかった弥生美術館に長沢 節展を見にゆく。
ファッションデッサンと言うか、そういったタイプの絵描きさんで、以前見た時、
強烈な印象を受けたので、今回の展示会もまた見学に。

独特の絵を描く人なんですが、やはりJOJOの奇妙な冒険の第二部以降、
荒木飛呂彦さん、この人の影響受けてるよなあ、と改めて思う。
ほとんどのファッションモデルの絵はJOJOポーズでしょう、これ(笑)。

そう考えると、荒木飛呂彦さんは原哲夫と長沢節という両極端な
二人から影響を受けてる、すなわちK-1グランプリと、宝塚歌劇団の要素を併せ持つ、
というスゴイ作風なのだなあ、と思ったり。

06月05日(月)『観る』
新宿に抜けるのに自転車で移動したら、途中、四ツ谷から新宿三丁目あたりにかけてお祭りをやってました。
かなり前にも一回書いたのですが、都心部のお祭りで五月から六月の春から夏至の前に行われる地域が江戸時代の街中で、
秋の九月ごろに行われる地域が当時は農村だった一帯なのですが、あれ、そうすると四谷から新宿も当時から街中だった、という事になりますね。
新宿の駅辺りまで行くと、完全に郊外で田舎だったんですが、四ツ谷周辺まではギリギリ江戸の都心だったのか。
この辺り、ちょっと意外、という感じもしたのでした。

で、新宿には映画「ローガン」を観に行ったのですが、変な映画でした(笑)。
マーベルがこんな映画造るんだ、という内容で、いい作品をつくろうという気概も感じられるんですが、
細部が甘い、ワキが甘い、という感じの内容で、ちょっと褒められた作品ではなくなってます。
でもマーベルがこんな映画造るんだ、と驚いたのは事実です。

05月30日(火)『名前』
細かい事ながら少し気になった話を少し。
日本の第2次大戦を大東亜戦争と呼ぶのはアメリカとの開戦後に始まったものだが、
何を考えたか、この命名の直後から、時間を遡って日中戦争までこの呼称の対象としてしまった。
なので日中戦争が大東亜戦争の一部なのは間違いないが、それでも1941年12月8日以降の記述でこの呼称が出る場合、注意がいる。
ついでに、この呼称は陸海軍が協議して決定したものながら実は陸軍案で、海軍案が戦後普及する「太平洋戦争」だった。
このため海軍上層部は大東亜戦争という呼び方をあまりしない、という傾向もあったりする。

05月24日(水)『小話』
最近、いろんな数字がどうも当てにならん、という経験が多いので、
数字による論証は必ずしも厳密ではない、という点について小話をひとつ。

フォードがアメリカ中の現地販売店経営者を招く全米ディーラー会議を、その年はアイダホで開いた。
ニューヨークの経営者が、地元アイダホの経営者とレストランで話をしていると、ホウキにまたがりカウボーイハットをかぶった若者が、
犬に追いかけられながら、アメリカ国家を歌いつつ道を走って行くのが見えた。
すると、反対側から上半身裸の男がジープに乗って、クラクション代わりに44マグナムを空に向けてぶっ放しながら走ってくる。助手席にはピンクに塗られたブタが座っている。
これを見たニューヨークから来たディーラーが、やや唖然としながら、地元のディーラーに訪ねた。
「君、ああいった連中は、このあたりでは普通なのかね?」
「あんたら都会の連中は、すぐ田舎を馬鹿にするだ。悪い癖だで」
アイダホのディーラーが憮然として答えた。
「あんなのはせいぜい、十人中六人くらいなもんだ」

05月22日(月)『マーヴル』
地雷映画男の発案によって、六本木ヒルズでやってるマーベルコミック展を見に行く。
ヒルズの展望台展示にロクなものなし、が個人的な経験則なんですが、これはまあまあでした。
ただ、どうもマーベルコミックが社会問題をテーマにしてるとか、哲学的な内容を持つとかの解説が多くてどうかなあ、と思う。
マーベルコミックの展開した愛すべきバカ世界観はそれなりに良くできてますが、あくまで愛すべきバカであり、
それが高尚な顔をして、難しいことを語り始めたら、たぶん、ロクでもないものになってゆくとオジサンは思うのですよ。

05月19日(金)『高い』
もう池袋には当面行かぬ、と書いたのですが、考えて見ればパスポートの引き取りに行く必要があるわけで(涙)あっさり、再度来訪。
しかし10年期限で16000円はいい値段だなあ、どれだけ公務員の皆さま方の利権団体がこの下にぶら下がってるんだろう、と思う。
公務員などの無人化、事務仕事のAI化は、仕事の効率が変らないなら、AIは天下り先の組織とか作りませんから(笑)、
個人的には非常にメリットは大きいと思っております。特に警察関係。

東京東部はお祭りシーズンに入って、やや殺気立ってるんですが、今週末がメインイベント、三社祭です。
今回は予定があって見に行けぬのですが、これが終われば、そろそろ夏、という感じですね。

05月13日(土)『更新』
10年ぶりのパスポートの更新のため、池袋の交付所へ。
池袋なんてまず用が無いので年に一回、行くか行かないかなのですが、
久しぶりに出かけたら、いろいろ変わっていて驚く。

まず、池袋の隣、新大塚にあったスパゲティ屋、る・ぼーのが閉店してた。
本郷三丁目のセキヤ亡き後、私認定による東京で一番良いスパゲティ屋だったので、なんとも残念無念。
もう、今後は店でスパゲティを食べる事は無い気がします。

池袋の東京造幣局が博物館ごと無くなっていた。
サンシャイン60横にあったこの施設、戦前からのものですが、さいたま市に移転になったそうな。
でもって、現在は大規模再開発が始まってるようです。これはちょっと驚いた。

トヨタの広報施設、アムラックスが無くなって、変な商業ビルになっていた。
こっちは調べてみたら既に3年前に廃止になってたようですが、全く気が付きてませんでした。
まあ、よくわからん施設だったからなあ…。

池袋、皆何しに行くんだろう、という何もない街ではありますが、ここも刻々と変化してるんだなあ、と思ったり。
まあ、私はまた当面、行きませんけど。

05月09日(火)『日本語』
ここ何度か、英語圏から来日中の人に、スマホのGoogle mapを見ながら、
ここへ行く道順を教えて、と聞かれる。
そんなん、自分で見ろよ、なんのためのGoogle mapだよ、と思いながら画面を見ると、
東京の地図が英語版でも日本語表示のままなのに驚いた。
日本語版だとアメリカの主な都市やバンコクあたりなんかでも日本語表示に切り替わるのに
(漢字表記だからか、中国語圏はそのままだが)
英語版にはそういったサービスはないんでしょうかね。
そりゃ、聞かなきゃわからんな、と思った初夏の日。

05月08日(月)『ハムスターモジュール』
相変わらず、かなりの時間をハムスター対策に取られてます。
ここまでやっても二年しか生きないんだよなあ、と思わなくもなく。
とりあえずペットボトルを利用した夢の懸け橋(仮称)で接続された
独立棟形式、モジュール式の巣箱が最適だと判って来たので、
昭和基地のような、というか宇宙ステーションのようなというか、
独立したモジュールを次々と接続して巣を構築してたら、
ただでさえ狭い我が家がさらに狭く…。
が、本人は大満足なので無下にもできず、しばらく様子を見ますか。

05月03日(水)『齧歯目の力』
というわけでハムスターとの同居が始まったんですが、飼ったことがないので、
いろいろ情報をネットで見て、必要なものを揃えたものの、実はロクな情報がなく、
結局、本人との話し合いで生活環境を整える事にして、落ち着くまでに10日前後かかりました。
途中、何度も脱走して、腹が減ると部屋に出てくる、という繰り返しで、
しかも出てくるたびに「お前の家、こんな狭いの?マジで?」という顔をしており、微妙に腹が立つのでした。

でもって、ようやく落ち着いたものの、買い物に行くと、普段はまず買わないキャベツを、
ハムスター用に買ってゆくか、と思ったり、ドンキに行って覗いた事もないペットコーナーを見たら
小動物飼育用の木材チップが売られてるのを買ってきたりしております。
当初は、ああ俺って良い奴だなあ、と思ってたんですが、ここしばらくずっとそういった事が続いており、
ひょっとして俺はあのハムスターに脳波レベルで操られてるんじゃないだろうか、と不安になってきたり。
もしかして人類は知らぬ間にネズミに操られてるんじゃないか、ドブネズミに快適な都会を人類が生み出したのは、
連中の意志によるのではないか、と思ったりし始めた初夏の日。

05月02日(火)『スター』
地下室を通って自転車置き場と洗濯室に行く構造になってるのが私が住む集合住宅なのですが、
その地下室の廊下を歩いてると、向こうから白い小さい物体が走ってくる。
なんだ、と思ったらネズミだった。何度かハツカネズミとばったり出くわしたことがあるので、
今回も不意遭遇で、向こうは慌てて逃げるだろう、と思ってたら案に反して道を譲る気は無いらしい。
こちらも道を譲る気は無いのでズンズン行くと、廊下の真ん中で両者対面する事に。よく見ればシロネズミで、あれ、もしかしてペットのネズミ?
と思って手を出すと、ひょいと乗っかって来た。乗っかって来た挙句に嚙みつきやがった。
手に乗る、という事は間違いなくペットだ。手を噛むということは人類への敵対宣言であろう。
どうするか、と思ったが、しかない一時預かりとして部屋に連れ帰り、ネットで調べてジャンガリアンハムスターであると知る。
でもって玄関の掲示板に預かってますと貼りだして三日、飼い主は名乗りでて来ない。
そもそもこの集合住宅で地下室に行くには階段かエレベータしかない。
あらゆる配管は細かい部屋で分断されてるので集合住宅内の部屋から逃げ出して地下室に入る方法は無いのだ。
どこからやって来たのだ、と思うが、飼い主が出て来ないのでは仕方ない、ウチで飼うしかないとなり、今、我が家にはハムスターが居りまする。
既に脱走は4回、驚くほどの巧妙さで逃げ出すものの、腹が減るとひょっこり出て来る、という状態なので、
市販のゲージに巣箱を直結させる、というハムスター要塞を自作し、そこに入れたところ、いたく気に入ったのか、
今度はほとんど巣箱からでて来なくなってしまっております。
不思議な生き物だなあ、と思いつつ、相手の寿命が終わるまでは面倒を見ようと思ってます。
ただ、拾った直後はハゲてるは毛はボサボサだわで、間もなく寿命だろうと思ってたんですが、
保護して一週間たちつつある現在、ハゲが治って、毛並も戻ってきてしまって、意外にヤング?という疑惑も…

04月26日(水)『やかましい』
住んでる集合住宅が内装の改装ということで工事に入る。
が、これが予想以上に大規模で、凄まじいドリルやら釘打機やらの音でえらいことに。
ここしばらく昼夜逆転の生活が続いてるので、寝るに寝れず、まいったな、という感じです。

実は昨年の秋にも隣の建物の改装で同じような目にあっており、
さらに今は近所で別の公園整備の工事が進んでいて、なんともやかましい日々が。
はやく平穏な日常に戻って欲しいものです…

04月21日(金)『いろいろ』
いろいろあって、六本木のエルミタージュ美術館展、
上野の国立博物館の茶の湯展を立て続けに見る。

まあ、正直、金払って見るもんじゃないな、という所でした。

ただし国立博物館は年々進化を続けており、5年ぶりくらいに本館を見学したんですが、
なかなかいい博物館になりつつあります。
現在の状態なら、こちらだけ金的蹴りあり、精神攻撃在り(若いころのハズカシイ体験に関する言及を許す)
といったハンディさえもらえれば、スミソニアン博物館軍団、ロンドンの博物館軍団と、ある程度まで戦えるんじゃないでしょうか。
…多分。

04月16日(日)『確認する』
ダメ人間兼コックに私が仕事でもらったアルコール進呈式を敢行する。
(私は自分からアルコールを飲むことは無い)
その際、深夜のサイゼリアで、同じ宮崎キャラのカタカナ三文字名前の悪役でムスカとレプカを比べた場合、
いかにムスカが恵まれた立場ったか、を徹底的に議論する。

●ムスカは最後まで、誰にも裏切られてない。
●ムスカは部下が敵に走った挙句に敵と結婚までされたりしてない。
●ムスカは空中戦艦撃沈に巻き込まれてない。しかも空中戦艦はキチンと古代兵器の攻撃で盛大に沈んでる。
レプカなんかガキ二人とショボイ中年に肉弾戦でギガント落とされて墜死。
●どっちも海に落っこちて終わりなんだけど、ムスカは古代文明の粋と一緒に落ちて行く。
●でも私は家弓家正さんの声は一番好きだった。なんでムスカが家弓さんじゃないんだよ。

深夜のサイゼリアで、レプカに119円のフォッカチオをささげて黙とうした春の日。

04月14日(金)『ねばる』
父方の祖父、祖母の法要で長野の小諸に二年ぶりに行く。

…5年前にアニメ舞台になった話はまだ引っ張ってました。
街中の喫茶店が妙な引っ張り方をしていて、コーヒーを飲みに入った我が一族を
妙な混乱に落としいれていただきました。
小海線のブリットちゃんが復活(?)かなり派手に押されてました。なんで…?

04月05日(水)『思う』
いろいろあってAIによる自動運転の車の話を聞く。
確かに下手な人間が運転する車より安全だろうな、と思うんですが、
技術者の方の話を聞いてる内に、60年代にアメリカで流行った小話を思いだす

ロボット操縦による安全な飛行を売り物にした航空会社が現れた。
新しいもの好きのトムは早速便を予約してニューヨークからサンフランシスコに飛んだ。
その離陸は聞いていた通り見事なもので、まったく不安が無くトムは大いに感心した。
離陸後、まもなく、自動放送の案内が流れる。
「皆様、本日はご搭乗ありがとうございます。
当機はロボットによる完全操縦で運行されておすので、
万が一の故障が無い限り絶対に安全…安全………安全……安全…」

ついでに上野周辺の桜が満開になりつつあります。3年ぶりの4月の満開ですが、このペースだと週末まで持ちそうですね。

03月30日(木)『そうだったのか』
大戦時のアメリカ海軍高射砲には上空で炸裂した時、白い煙の弾と、黒い煙の弾の二種類がある。
なんでだろう、とずっと思ってたんですが、真珠湾攻撃の前に、現地にスパイとして入り込んでいた日本海軍軍属の方の手記を見て、
白い煙の弾は演習用の弾で実害がほとんどなく、黒い煙の弾が実弾なのだと知る。
このあたり、アメリカ海軍の資料を見ても記述が見つからず、とっくに諦めていたのですが、
意外なところから情報が出てくるものだなあ、と改めて思う。

ついでに上野周辺の桜が開花し始めましたね。
昨年、一昨年と三月中に満開、四月になる前に散り始めてしまっていたのですが、
今年は久しぶりに四月に入ってから満開、となりそうです。
といっても、今週末はまだ早く、おそらく来週半ばがピークだと思いますが。

03月27日(月)『板前』
新宿歌舞伎町の東宝ビル(正式名知らず)の一階に板前寿司が入ってたので入ってみる。
以前、旅行記で書いたように、これは香港資本の寿司屋で、それが日本に逆上陸、
というものなんですが、意外に普通でしたね。
お箸がヌンチャクになってるとか期待してたんですが(笑)。

で、なんで新宿に出たかというと、地雷映画男を巻き込んで、キングコングの映画を観にいったから。
映画に関しては、…良心的ノーコメントとさせていただきましょう、はい(笑)。

03月22日(水)『意外にスゴイ』
来日中のくさのさんを巻き込んで、靖国神社の遊就館でやってる甲冑展を見に行く。
でもって、これが予想以上に興味深い品々が並んでおり、しかも写真撮影可。
後でちょっと記事にまとめようかと思ってます。
10年ぶり位に中に入ったのですが、そもそも見学客が以前よりずっと増えており、
さらに外人さんが多いのにも驚く。中国系の方も居て二重に驚いたのですが、台湾系の方でしょうかね。

03月20日(月)『大名の器』
直接の関係者ではない第三者が書いた文献の上、後世の資料なので、
これまで見てなかった、川角太閤記。
が、とりあえず見ておくか位の感覚で読み始めたら、これが予想外に面白い。
読み物として大変よくまとまっており、信長公記、三河物語、甲陽軍艦、
太閤さま軍記のうち、天正記といった当事者による一級の資料よりはるかに面白いのだ。
これに匹敵するのはフロイスの日本史ぐらいだと思うが、微妙に変な話が多いフロイスよりはるかに興味深い。
さらに本人が体験した話ではないとはいえ、かなり丁寧に実際の関係者から話を聞いていて、
これなら一級の資料として十分、使えると思う。
特に本能寺前後の明智光秀関係については、フロイスの日本史とあわせれば、ほぼ完全に解明できる、
ってな位の記述があって、これだけで十分ジャン、謎なんてどこにも無いジャン、と思いにけり。

興味深い話をひとつ、書いておこう。
川角太閤記によると、秀吉が天下を取った後の前田利家と伊達政宗は仲が悪かったそうな。
でもってある日、正宗が京都でお忍びで遊びに出た。もう天下は安定してるし、お忍びだしで、
護衛を連れずに、友人とだけ出かけたところ、街のゴロツキ(原文では「すり」)集団に取りかこまれ、
なんと天下の大名がカツアゲされる事態になってしまったのだとか。
この時、実際はお金で解決したらしいのだが、世間の噂では、
大小の刀を巻き上げられた、とされて、この噂が京都中に広まってしまった。
でもってこれを聞いた前田利家が大喜び(笑)、さっそく「武士の誇りの刀をカツアゲされたんだって?バーカ(意訳)」
というだけのメッセージを持たせて、使者を送り込もうとしたんだとか。すげえな、前田利家…。
が、あくまで噂だけで証拠は無い。これに怒った正宗がその点を突いてきたら、両者とも豊臣政権下の有数の大名だけに
喧嘩を売った前田家も、これを買った伊達家もシャレでは済まなくなる。
この点を憂慮した前田家の有力な家臣の一人が、この馬鹿馬鹿しい使者となり、伊達家に乗り込むと、
正宗はそんな事言うなら、証拠あるのかよ、証拠が(意訳)と案の上、突っぱねた。
が、前田の家臣も、事を丸く治めるために来てるので、この旨を伝えると、正宗もあれだけの男なので、
改まって、誓って言うが刀を取られたというのは噂に過ぎぬ、事実ではないと断言した。
(金を取られた事には両者触れてないのに注意)
これを複数の人物の前で、誓言してもらい、前田の家臣はそれを利家に伝えて、事は収まったのだとか。
(ここでじゃあ刀ではなく、金取られたんじゃ、とまで考え付かないのが利家である)

戦国大名も、妙にスケールの小さいことをやってるんだなあ、と思ったり。

03月15日(水)『驚く』
C-130ハーキュリーズが、地上で自力でバックできるスンゴイ航空機、というのだけは知っていた。
が、ずっとギアを噛ませてエンジンを逆回転させるのだろう、と思ってたんですが、先日初めて映像で見て、
エンジン回転はそのまま、単にプロペラピッチの角度を変え、空気を前面に押し出すというか、後方に揚力を生み出すというか、
無茶苦茶な事やって後退するのだと知る。世の中ってのはまだまだ知らない事だらけだ…

03月06日(月)『久しぶり』
上野の国立西洋美術館に6年ぶりくらいに行く。当然、世界遺産当選後は初めての訪問。
歩いて15分の距離なんですが、意外に訪問しない場所の一つとなってます。
入場料、安いし、見るべき作品もいくつかあるし、たまには行っておくべき施設なんですけどね。
ついでに、以前とルールが変わっており、特定の絵画、企画展の展示以外は写真撮影可になってます。
ブラボー、西洋美術館。

ついでに、今やってるスケーエン美術館の所蔵品展、これが思いの外見事で、いいもの見せていただきました。
通常の入場料だけで見れますので、機会があれば行く価値があると思います。

そういや渋谷で河辺暁斎の展示も始まってるんですが、あれ、どうしようかなあ。
ポスターに「世界が認めた」みたいな事が書いてあり、未だにそんなこと言ってるセンスの連中が主催なのか、
と少々、気分が萎えてしまったので…。東京の西の彼方、渋谷まで出かけるのも大変だしなあ。

02月23日(木)『2017年の変化』
上野動物園前の遊園地というか、遊具園が完全撤去される。
どうも上野公園大改造という感じで、昨年から昭和の時代を感じさせるものが
次々と消えて行き、さみしい限り。遊具園前、というか東照宮入り口横の売店にはがんばってほしいのココロ。
上野周辺はここ10年で大きく変わってしまった、という部分も多く、もう少し写真で
残しておけばよかったな、などと思ったりもする。

ヤングマガジンにハロルド作石さんが帰って来てると聞く。
ストッパー毒島の続編がようやく来たか!ヒャッホーと思い、
湾岸ミッドナイト C1ランナー終了後、数年買ってなかったのを久しぶりに購入。
…続編は続編でしたが、7人のシェークスピアの方でした。
まあ、これもどうなるんだろう、と思っていたのでありがたいところですが。

02月18日(土)『いろいろ』
2週間ぶりに神保町に行って来たら、駿河台下の交差点にドンキホーテができてました。
これで、御徒町、秋葉原、浅草、水道橋、神保町と、私の活動エリア内全てに
ドンキがある事になってしまいました。この内、御徒町と秋葉原以外は、
すべて私がこの地区に来てからの営業開始なので、何か監視でもされてるんだろうかとちょっと不安に。

文京区教育センターの火星立体マップのギャラリートークに参加。
非常に興味深かったです。私の中で火星大ブームですが、JALもANAも
まだ直通で便がないようなので、遊びに行けないのが残念なところ。

02月16日(木)『宗教』
現在連載中の台湾旅行記を書きながら、宗教の定義についてまた考え直している。

ほとんど無視されているが、宗教には自分を正当化できる、という妙な理由で
信仰され、広まり、祈られてるものがある。新興宗教などは皆、これに近い。
さらにこのパターンには極端な例がある。チベット東部のカム地区に仏教が広まった理由などはその最たる例だろう。
この一帯はあまりに自然が厳しく、このため周囲の地域に出ていって盗賊となるしか生きる術は無かったらしい。
このため子供のころから盗みと殺しを生業にしていたとされるが、
それでも罪悪感はあるらしく(非常に興味深い点だが)この点で仏教(というか密教)がこの地域に入ったとき、
仏にすがればその罪は許される、という事で一気に布教が進んだと思われるフシがある。

つまりこの一帯の仏教は、神への恐れでも、現世利益の追求でもなく、盗みと殺しをやっても、
必ず自分を許してくれるもの、というかなり特殊な位置づけの信仰なのだ。
自分の正当化としての手段の宗教の最たる例だろう。

ちなみに21世紀の今はどうか知らないが、20世紀突入直後にチベットに入った河口 慧海が現地で聞いた
人殺さねば食を得ず、寺廻らねば罪消えず。人殺しつつ寺廻りつつ、人殺しつつ寺廻りつつ、進め進め、
という恐ろしいような、美しいような、滑稽なような、不思議な言葉は、意外に宗教の本質を突いてるようにも思える。

02月14日(火)『来たか』
やけにクシャミが出る。
馬鹿は国の方針によって風邪を免除されてるはずだが、
と不審に思っていたら、花粉症の到来でございました。
なんか例年より早いな、チキショ―メと思った冬の日

02月09日(木)『意外に良い』
PCで絵を描くのに使うペンタブレット、15年近く使ってたワコムのが
いよいよ調子がおかしいので、買い替えた。
よく持ったな、とも思いますが、今や月に一枚程度しか描かないので(実質10時間以下)、
そんなものかな、という感じもします。

で、新しいのは中国製のParboという聞いたことも無いメーカーの製品ながら、
7000円を切る価格、描き込み部分がかなり広いなど、
ワコムの製品に比べてはるかに魅力的なので買ってみる。

が、なんと中国深圳からの発送で(笑)到着まで1週間以上かかったものの、
モノはしっかりしており、これで十分、という感じですね。
ワコムのと違って、消しゴムはペンの後ろではなく、ペンについてるボタンで切り替え、
という位がちょっととまどったところで、後はなんら問題なし。
15年前に倍近い価格で買ったやつよりずっとよくできてます。時代ですかね。

02月02日(木)『いろいろ』
文京区教育センターという、地元の人間以外、たどり着けるならたどり着いてみな、
というわかりにくい立地の施設で、ポスター一枚貼られてないイベントとして、
火星の立体マップ展示、というのをやっている。

東大博物館の協力の下、10m四方くらいの部屋の床に火星の立体マップを敷き詰め、
その上を赤青めがねをかけて歩き回れる、というもの。
なんだそれ、と思ってたんですが、これが非常に面白いのでした。
明らかにクレーターというのが各所にあり、雨や植物による風化が無いと、
大気だけでクレーターは消せないのだ、とか、どう見ても液体の侵食による地形としか思えないのが
あちこちに見られ、素人でもこりゃ何かあったね、と気がついたりします。
これだけを見るために電車で1時間、とかは微妙ですが、隣の岩崎邸とか、
梅祭りが始まった近所の湯島天神とかと併せてみると楽しいと思われます。
3月一杯までやってるらしいです。

ちなみに、上野周辺は、春節、旧正月とともに、周囲に日本人を見つけるのが大変、
というくらい、中国語とハングルにあふれた状態になっております…

01月30日(月)『象とロバ』
20世紀のアメリカの共和党と民主党の大統領に関して見ると、
1981年に就任したレーガンを境に戦争と紛争において正反対の状況になっている。
意外に指摘されることが少ないが興味深い点を含んでいるので、ちょっと見ておこう。

まず20世紀以降にアメリカが関わった戦争&大規模な武力行使に関しては
レーガン以前はすべて民主党大統領の時代だった。

1914年の第一次大戦は民主党のウィルソン大統領時代(アメリカの参戦は1917年)、
1939年の第二次大戦は同じく民主党のF.ルーズベルト時代(アメリカの参戦は1941年)、
1950年の朝鮮戦争は、これも民主党でルーズベルトの死を受けて大統領に就任したトルーマン時代だった。
その後のベトナム戦争は(アメリカ軍の直接戦闘参加は1964年)、ケネディの暗殺によって就任した
世紀のスカポンタン、これも民主党のジョンソン大統領であり、ここまでの全ての戦争は民主党大統領による。

ところが1981年に就任した共和党の大統領、レーガン以降は状況が一変する。
1983年のグレナダ侵攻はそのレーガンの時代だったし、それに続く1989年のパナマ侵攻、
そして1991年の湾岸戦争はともにレーガンの跡を継いだ共和党大統領、ブッシュ1号(パパ)によるものだ。

その跡を継いだ民主党のクリントン大統領はアルイカイダのテロに対する報復として
いくつかの空爆は指示したが、陸上戦闘まで発展する戦闘はまったく起こしていない。

対して次の大統領になった共和党のブッシュ2号(馬鹿息子)は2001年のアフガン侵攻、
さらに2003年のイラク戦争を引き起こしている。
そしてその次の民主党のオバマ大統領も、これまた武力闘争は一度も起こさなかった。

すなわち1981年以降、アメリカによる武力闘争は全て共和党大統領によるものであり、
しかもレーガン以降の全ての共和党の大統領が戦争行為を引き起こしているのだ。
対して民主党の大統領は1977年のカーター以降、一度も戦争行為に手を染めていない。

2017年に新しい共和党の大統領が誕生した。
しかも政治家も、国家公務員も一度も経験してない、というド素人の大統領である。
この後の4年、どうなるかは、おそらく軍部がこの大統領をコントロール下におけるかに掛かってる。
アメリカの軍部は意外に馬鹿ではない。警戒を要するだろう。個人的には注目しておきたいと思う。

01月24日(火)『箱』
どうでもいい話だが、儲かる商売をドル箱、と呼ぶのはパチンコ屋の箱の事では無く、
明治時代には金庫の事を弗箱(ドルバコ)と呼んでいたからザマス。
この呼び名をなぜかは知らねど昭和になってからパチンコ屋が復活させたのです。
という事を立て続けに思う事態があったので、後世のために(?)日記に書いて置きまする。

01月23日(月)『最適解の問題』
もうひとつ、どうでもいい話をしたい。

アメリカの歴代国防長官で、最高の人材は間違いなくジョージ・マーシャルだったが、
残念ながら彼がこの職についた時は、すでに政治的にも行政的にも本人は疲れ果てており、
一年前後で退職してしまったから、十分な成果を残せたとはいいがたい。

その次の、となると間違いなくロバート・マクナマラ(Robert Strange McNamara)だろう。
ハーバードで最年少の助教授(assistant professor)になった後、陸軍で統計部門に入り、
戦後はその知識を生かして民間に転向、最後はフォードの社長になったところで
ケネディ大統領にスカウトされて、国防長官になった男である。
(ただし代表権は持っておらずフォードのCEOではない。さらに就任直後に引き抜かれたのでほとんど実務はやってない)
頭脳の回転の速さ、実務能力、交渉力、さらに人間性どれをとっても一流だったと思う。

それまでアイゼンハワー時代に核兵器に狂った空軍を始め、巨大な軍事組織に圧倒されていた
文民側、つまり行政担当者の最高責任者である長官が彼の登場を持って、初めて反撃に成功し、
軍のコントロールをある程度まで、現場の軍人から政治家が取り戻すのに成功している。
予算を握る議会ではなく、人事権しかない長官がここまでやったのは褒められて良いだろう。
さらに個人の名声を求めず、大統領に非難が向かうのを避けるため常に自分の責任を明確にしていた。
見事といっていい。

さらにその実務では個人的な感想を廃し、徹底的にデータを重視し、
数字の出てこない資料はまず信用せず、現実を客観的に判断するように努めていた。
恣意的な、つまり個人の憶測、感情による政策決定を徹底的に嫌ったわけで、
あらゆる面から見て理想的な国防大臣であり、欠点を見つけるほうが難しかったとすらいえる。

だが、このマクナマラは、結果から言えばベトナム戦争を泥沼化させた最大の犯人の一人であり、
そこにおける軍部の暴走を許してしまった張本人となった。結果から見れば歴代最悪の国防長官となってしまう。
ケネディ政権における、最高にして最も有能なスタッフの、いい意味でも悪い意味でも代表格なのだ。
最高の人材の、最高の決断が、最悪の結果を招いた、という典型的な例である。

彼の場合、その失敗の原因は比較的明確で、その判断に用いたデータがほぼ全面的に適当だったことによる。
国防長官だったマクナマラは軍からの報告を鵜呑みにしていたのだが、後にはっきりするように、
これは現地の司令部が自分に都合のいい情報だけをワシントンに送っていたもので、ハッキリ言ってでたらめだった。
それを元に判断したところで、正しい結論が出てくるはずがない。
が、なぜマクナマラほどの男が、こんな単純な罠に陥ったのかは理解に苦しむところなのだ。
さらに頻繁に、自らベトナムにも飛んでいる。
なぜ、あれほど回転の速い頭を持つ男が、こんな簡単なトリックに気づかなかったのか、正直まったくわからない。

最高が必ずしも最適であり、最善ではないという例は意外に多い。
だからといって最悪が最適であるとも限らないのだが。
要するに、最適と、最高はどうも必ずしも一致しないのだ。
ここらあたりの問題は21世紀になっても世界中で、未だに全く理解されてないと言っていい。
少し考えてみる価値はあると思う。

01月09日(月)『議題』
ダメ人間兼コックとの本年最初の会合。
ハリソン・フォードはなぜアクションシーンの手を抜くのか、
という事について議論する。
他にもっと建設的な話題はないのかとも考えた正月明けの夜でした。

01月07日(土)『マンガの始祖』
両国に出来た、すみだ北斎美術館を地雷映画男の発案で見に行く。
まだ混んでたし、意外に狭いし、という感じではありますが、悪くない施設でした。
そもそも東京には恒常的にきちんと浮世絵、錦絵を展示してる施設が無かったので、
こういった美術館はありがたいです。
西洋美術館とか、現代美術館とかより、浮世絵、錦絵美術館の方がいいんじゃないかなあ、
と個人的には考えてるんですけどね。
吉田博の木版画とか、東京よりワシントンDCの方がコレクションが豊富ってのは
どう考えても変だと思うんですが。
後は川瀬巴水、河鍋暁斎も海外の方がいいコレクションあったりしますしね。

01月03日(火)『時代の変遷』
たとえばWndows 95が出たころの秋葉原というのは、深夜になれば人はいないし、
年末年始もゴーストタウンだったのですが、今では深夜でも普通に人がいるし、
今年とか大晦日、元旦にも人だらけで、これはもう、普通の繁華街だなあ、と思ったり。
もっとも私が見た来た限りでは、あんな繁華街、世界中でここだけですが。
今年は町の真ん中にホテルできるし、歩ける距離の御徒町駅前に映画館ができるしで、
また大きくこの街が変わるのかなあ、と思ったり。
ついでに、上野周辺がここ5年で急速に高層ビル街になりつつあり、これも時代ですかね。

12月29日(木)『名詞の重要性について』
久しぶりに知人の息子(小学2年)を預かる。
でもって、前回ウチに来た時、家では食べたことが無いという
ケロッグというかシリアルに食文化のビックバン的な衝撃を受けてたので、今回も用意して食べさせてやる。
前回来た時、これは人間が食べる猫のエサ、カリカリのようなものだ、
と説明して置いたところ、これをカリカリと呼ぶようになっていた。
まあ、それで誰に迷惑が掛かるわけでも無し、別に注意もしなかった。

でもって、夕方に知人宅まで送って行ったところ、途中で知り合いらしいおばあちゃんと会う。
友人息子が挨拶すると、あら、どこか行ってたの、と聞かれる。
「このおじちゃんの家」と答える。ここまではいい。
が、次に聞かれもしないのに「その家でカリカリを食べさせられた」と爆弾発言。
やめてー、人を児童虐待する人みたいに言わんといてー、恩を仇で返さんといてー。

あわてて全力でフォロー、警察への通報は防ぐ事ができました。

12月22日(木)『情熱の大名』
中公文庫版のフロイスの日本史を読み直していて、ふと気になった部分があったので、
原典を当たってみたら、ポルトガル語で大名をsenhor としているのに気が付いた。
すなわち織田信長は、セニョール オダ、徳川家康は、セニョール トクガワである。

セニョールには君主、大公、といった意味があるので、むろん間違いではないのだけど、
これを読んでから、情熱の赤フンドシに赤マントを纏った灼熱マタドール、
セニョール織田信長といった映像が頭に浮かんで、しかも消えないので、大変困ってます。
おのれ、イエスズ会の罠か…

12月19日(月)『新宿』
新宿駅前のアルタが商業ビルだったと都内在住10年を超えて初めて知る。
でっかいモニターのある変な駅前ビルだとばかり思ってたんですが、
中、商店街になってるんですね、あれ。知らんかった。

最近は映画を見るのは同行の地雷映画男の事情で新宿が多いため、
月イチくらいでは出てるんですが、まだまだ知らんことがいろいろあるなあ。
ちなみに山手線沿線に住んでても、東京都内で行かない場所はいくらでもあり、
渋谷なんて2年近くもう行ってませんし、池袋も用がないので1年以上未訪。
銀座はこの間、ソニービルに行きましたが、あれも1年ぶりくらいだからなあ。
さらに自由が丘とか吉祥寺とか代官山とかは首都圏在住45年を超える私ですが、
未だに行った事ないし、今後も行く予定がありません。

ついでに、今回はスターウォーズ ローグ ワンを観に行ったんですが、
内容についてはノーコメントとしておきます(笑)。
とりあえず次回のエピソード8に期待、という事で。

12月09日(金)『千葉市』
先日、帰省したところ、我が本籍地、千葉市の千葉駅が5年かかって改修工事が一部完成、
ようやく新規の駅舎に営業を移行しつつありました。
微妙にセコイな、というエキナカ商店街とかもあるんですが、キレイになったのは事実で、
ようやく政令指定都市らしい駅になったなあ、という感じ。
といっても、一部はまだ工事中で、完全完成まであと2年かかるんだとか…

ついでに、全く知らなかったのですが、千葉市、100万人都市まであと5万人足らずなんですね。
実家の周囲もスゴイ勢いで家が増えていて、どうしたんだという感じですが。
首都圏の県庁所在地としては最も東京から遠く、南も西も東も海でどん詰まり、という千葉県の県庁所在地が、
そんなことになろうとは、私が子供の頃は夢にも思いませんでした。
というか、これまで日本一ショボイ100万都市は、80馬身差でさいたま市圧勝、と思ってたんですが
(ただし私は100万都市の中で札幌だけはまだ見たことが無い)
このまま行くと千葉市がかなりいい勝負の(涙)ショボい100万都市に仲間入りしそうですね…

12月04日(日)『それなり』
皇居御苑にある富士見多聞(防御用の楼だが平和ボケの間は倉庫になってたらしい)
が内部公開されたのと、事実上の代理天守閣ともいえる
富士見櫓がすぐ下まで入れるようになったのとで、久しぶりに御苑に出かけてみる。

富士見多聞は江戸期の遺構とは言え、関東大震災時の修復で大分手が入っており、
これって江戸期の建築かなあ、という部分が無くもないんですが、まあ、面白いです。
富士見櫓も、同じような面があるんですが、それでも間近で見ると、
これって天守閣みたいなものだな、という位の大きさがあります。

まあ現存城跡としては日本最大(城郭跡としては世界最大かもしれない)の皇居と
その周辺ですから、たまにじっくり見て歩くと意外に愉快でした。

11月30日(水)『脱線話』
少し人に聞かれて、あ、世間ではそうなってるのか、と思った事を書いて置きます。

サイトの訪問者数の調査というのは、完全に行うのは不可能に近く、
解決策としては有料会員制にして、訪問者全員にパスワードを発行、その会員数で判断する、くらいしかありません。
(無料だと一人で複数のアカウントを取る人間がいくらでも要るので参考にならない)

それ以外で一番正確なのは、サイトのあるサーバーにリクエスト(データの要求)を寄こした
IPアドレスを全て記録しておくことですが、これも相手がプロキシを経由してきてたり、
あるいはプロバイダーによっては接続のたびに細かく数字が変えてしまうため絶対とは言えません。
(IPアドレスの最後の6ケタ以外共通の場合、同じユーザーと見なす事である程度防げるが)

それでもとりあえず現実的なのがここまでで、それ以外はまず参考になりませぬ。

Google解析やSimilarwebといったツールがネット上で使えますが、
これが正確に働くのはサイトの構造がせいぜい2層まで、トップのアドレスから同階層、
あるいは/一つで全て参照できる、という単純な構造の時のみです。
なので、ブログとかでは結構、正確な数字が出ますが大企業のサイトや商業サイト、
あるいは当サイトのように迷宮のような構造の場合、ほぼ全く、あてにできる数字は出てきませぬ。
(Google解析の場合、全ページを登録するという荒業があるが、ウチのように1000を超えるページがある場合現実的では無い)
だいたい0.6倍〜2.5倍の誤差が平気ででますので、こういったツールの数字は信用しない方がいいでしょう。

どうも世の中、この辺りをキチンと述べてる情報が少ないようで、いろいろと誤解がありますね。

11月21日(月)『これがソニー』
銀座のソニービルでやってる歴代ソニー製品展を見てくる。
実は首都圏在住45年を超えた私ですが、ソニービルは初訪問。
とても興味深い展示で、いいもの見せてもらいました。

ついでに盛田さんてのはやはりすごい人だと思いました。
前にも書きましたが、アップルのジョブスがやったことの多くは、
盛田さんの著作、MADE IN JAPANに出てることばかりです。

ついでに天才的経営者の後継者は、やはり天才でないと駄目で、
天才は育てられませんから、見つけてくるしかありません。
この点、盛田さんは、大賀さんという天才を発見、そこまではよかったのですが、
その後の歴代凡才経営者のやった結果は、私が書くまでもありませぬ。
まあ、この話はここまで。

11月17日(木)『不思議の国の信長』
怪談、怪異を集めた本は、それこそ平安の昔から日本にもあるのだが、
本来はそういった目的の本ではないのに、怪異の話がひょいと出てくることがある。
信長のもっとも信頼できる伝記である太田牛一の信長公記にそういった話がいくつか、ある。

桶狭間の直後、佐々成政が一時、信長から謀反計画を疑われたことがあり、
それなら先手を取って信長を殺してしまえと考えた、という話もその一つで、
この話の中に唐突に怪異が出てくるのだ。

佐々成政の居城の比良の西にあまが池、という池があり、大蛇が出るという噂があった。
近郷の又左衛門という男が、正月中旬(今の2月末ごろ)池の側の堤防を通ると、
一抱えもある太さの蛇が堤防を横切って池に顔を向けており、足音を聞いて顔を上げると、
顔は鹿のようで、目が光り、舌は手の平のようでこれも光っていた、という。

これが、噂になった。なった挙句に信長の耳に入った。

そしてここからが信長である(笑)。
興味を持ったどころか、オレも見たいと考えたのだ。
挙句に又左衛門本人を呼び出し、近隣の農民を駆り出して池の水の汲みだしを始めた。
いい迷惑だったのは周辺のお百姓さんで、日本史上、オレが化け物が見たいのだ、
という理由で、周辺住民を水汲み労働に駆り出した統治者は、おそらく信長だけだろう。

大蛇は出なかったが、不思議なことに、どれだけ水を汲んでも池の水が無くならない。
七分以上は減らず、4時間(二時)ほど作業を続けても一向に状況が変わらなかったので、
基本短気な信長は、私自らが出る、とばかりに裸になって池に飛び込み(まだ冬である)
池を泳ぎ回ったが、やはり大蛇なんか出てこない。
ここで第二の被害者として鵜左衛門という人物が登場、水泳が得意だという理由で、
この冬の池に放り込まれ、さんざん大蛇を探させられたものの、当然、やはり大蛇なんて出てこない。

最後は信長も飽きたのか、ガッカリしてしまったのか、
池の横にある佐々成政の居城にもよらず、速攻で清州城に帰ってしまった。

が、実はここまでが話の前フリで(笑)、その頃、佐々成政の比良城では、おそらくこの後、
信長が立ち寄るであろうから、その時、船で一緒に大蛇をさがしましょ、と誘って、
護衛が付いて来れない船の上でこれを殺してしまえ、と考えて居た、とされます。
あれま大変ざんす、という感じですが、もはや大蛇見たさに冬の池に自ら裸で飛び込む
ヤング信長の話の前では、そんな事はもはやどうでもよく(笑)、
まあ、信長ってのは本当に面白い男ではあるな、という事です。

11月12日(土)『冬』
上野の不忍池の冬の常連、渡り鳥のカモ類が、鴨鴨エブリバディ状態になりつつあります。
例年より渡ってくる時期がちょっと早い気もしますが、賑やかでいい感じ。

11月06日(日)『戦果』
というわけで、神保町の古本まつり、最終的には来日中のくさのさんと
小川町のカレーまつりと合わせて見に行ったりもして、今年は終了。
そこそこの戦果で、そこそこの出費で終わったので、引き分け、という感じでしょうかね。

ちょっと欲しいなと思ってた本、6800円でずっと悩んだまま手を出さなかったのですが、
うーん、やはり無理してでも買っておくべきだったかなあ…

10月31日(月)『そこそこ』
というわけで、神保町の古本まつり、今年の第一回戦は
目ぼしい掘り出し物も無い代わり散財も最低限で済んでおります。
いいんだか悪いんだか、微妙ですが。
11月3日と次の今週末の後2回の戦いを残しているので、最終的にはまだなんとも言えませぬが。

10月27日(木)『来たぜ古本まつり』
今年の神保町古本まつりが始まりました。
メインは今度の土日、29日、30日の2日間ですが、とりあえず、
今年も経済的に耐えられる範囲で全力で挑んでみようと思います、はい。

10月25日(火)『長篠』
掲示板にてMURAJIさんに声をかけてもらって、長篠城周辺の探索に行く。
長篠の戦いについては現地の地形を見て、あれ、そうなのかという部分が多く、
さらに資料館で買った資料にもいくつか興味深い点があり、近いうちにまとめようと思います。

それより今回、乗せてもらった新型プリウスの電子装備、
レーダーやら何やらの未来兵器ぶりに驚く。
後はヘッドライトの横から機関銃さえ出れば、007もサンダーバードも
科学忍者隊も敵じゃないな、という感じで、最近の車はここまで来たのかと驚く。
当然、これをハッキングされたら、エライ事になるなとも思う。
未来は意外に速くやってくるのだ。

10月20日(木)『人生』
いろいろあって知人からウォークマンをもらって使ってみる。

8GBモデルということで、今どき8GBですかと、ちょっと思う。
が、タダでもらったんだから文句は言うまいとPCに入れてある普段聞いてる曲を
全部転送してみたら容量の半分以上が余ってしまう事が判明(笑)。
なんかお前の人生なんて8GBで十分ですよ、わかってくださいよ、
とIT化社会から宣戦布告されたような気分になったので、
手持ちのCDから気に入ってる曲を全部入れてみたが、それでもまだ2GB近く余ってる…。

とりあえず、わが生涯において好きだった曲は全部入れてしまったので、
オレのこれでまでの人生の記録、6GBで十分だったのか、と遠い目になった秋の日。

10月16日(日)『また驚く』
例の元ヤンキー系で現在介護系の仕事をしてる知人とまた逢う。
現在、国家資格拾得に向けて、専門の予備校に通って勉強中だそうで、
休日もあまり時間がとれない、と嘆かれる。

というか、ホントに君、あの10年前、私と一緒に仕事してた人ですよね?
と聞きたくなってしまうほどの変貌ぶりに正直、こっちは狼狽しつつありました。
人って正しい方向に進化し続けるってあるんだなあ、と自らを省みて反省ス。

10月11日(火)『埼玉の意外』
埼玉県川口市にあるSKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムという
名づけた人間は間違いなく知能は低かろう、という長い名前の施設を、
久しぶりに休日が重なったダメ人間兼コックと見に行く。

まったく知らない施設でしたが、黒澤明監督のトラトラトラ用のコンテとか、
スターシップトゥルーパーズやMIBの実際の撮影に使われた小道具とかが並んでいて、
意外にスゴイ展示物持ってるじゃん、と驚く。
ただし、全然お客さんも居なくて、別の意味でも驚く(泣)。

駅からは死にたくなるほど遠く、その上、駐車場は安いとは言いがたい有料であり、
そりゃ人気もないだろなあ、と思うんですが、自治体担当者の間抜け振りから、
これだけの施設が無名のまま埋もれてる、というのはちょっと惜しい気もしました。

10月07日(金)『訂正』
パナソニックの新型カメラ、LX-9という名になったんですが、
これがどうもキチンと“ホンモノの”16:9カメラらしい。
従来のような3:2、3:4、16:9の比率切り替えスイッチが消えてるのが
若干不安なものの、フラッシュは復活してるし、ファインダーなんていう
バカな装置は付いて無いし、買わなきゃかなあ。
出費、かさむなあ…

09月24日(土)『そのままにする』
6年近く使ってるケータイ、さすがに電池がダメになってしまい、
そろそろオレもスマートフォンか、と思いいろいろ調べてみる。

現状、月3000円くらいしか払ってないのだが、番号とメールアドレスそのままの
auで調べてみた限り、スマホでは、そんなの無理やんけと知る。
さらに調べてみてたら、今のケータイの電池が1380円で売ってたので、
それを買ってよしとする。
という感じで、当面スマホデビューは延期でございます。

09月20日(火)『そう来るか』
Panasonicのデジカメ、LX-100がそろそろ発売から2年で次が来るか、と思ったら、
なんとLX-7の後継機としてLX-10(北米版が15?)が出るそうな。
なんだそのラインナップ、という感じですが、未だに持ち歩きカメラとしては
LX-7が史上最強、と考えてる私としては、考えてしまうところ。

ただしこれ、どうも16:9〜4:3の画角切り替えができなくなってるような感じ。
となると、魅力1/10ですから、よほど安くならないと買わないかなあ…。

09月15日(木)『ZABADAK』
ZABADAkの吉良さんが、今年の夏に亡くなっていたと知る。
上野さん時代が私のZABADAKなんですが、POLAND、遠い音楽、五つの橋は
20年近く未だに聴き続けております。素晴らしい音楽に感謝。
ご冥福をお祈りさせていただきます。

09月07日(水)『速い』
なんだかんだで7年近く使っていた無線インターネット接続の UQ wimax が
いよいよ実用にならなくなってしまったので、解約、東京ケーブルテレビの
ネット接続に切り替える。

営業開始直後は、それなりに野心的で、たまに外で使う事を考えると、
それなりに使えるサービスだったんですが、ここ2年くらいで一気にダメになってしまいました。
残念無念。

ちなみにケーブルテレビのネットは、マンション内は同軸ケーブル、その先から光通信、
というものらしいですが、実測で33MBと、UQ wimax の5〜6MBの約5倍以上、
それでいて料金はやや安い、という夢のような内容で、これならもっと早くから
変更しとけばよかったな、と思ったり。

ただし、実測5MB以上はあとはサーバー側の能力、と言われてるように、実際、それほど体感速度差は無く、
重いファイルを落としたり、YOU Tubeで1080HDの動画見るとき、あ、速いかもと感じるくらいですが。

09月02日(金)『何をしてるのか』
以前にも少し書いたマイクロソフトの検索ロボットがどんどん悪化していて、
ウチのサイトに対して、一日4000を超えるリクエストをよこし、
ほぼ同数のファイルを参照してる状態です。

これは全体の1%近い処理負担で、当サイトにおける、
一日に来る2000近いIPアドレスからの処理平均値、1アドレスあたり32前後のリクエストに、
30前後のファイル処理の100倍を超える量になってます。

ほとんどイヤガラセに近い状態で、そろそろ拒否対象にするしかないですね、これ。
ホントにダメになったなあ、マイクロソフト。

08月27日(土)『浜松』
浜松に約10年ぶりに行って来ました。
主目的は航空自衛隊の広報館なんですが、それ以外にもいろいろ見てきました。
なんだ、この異常に元気な地方都市、というのが正直な感想で、
やはり東京〜大阪間は日本の心臓部なんだなあ、と妙に感心。
詳しくは、旅行記でまとめます。

08月23日(火)『日本語と英語における世界平和への道』
仕事で来てるオーストラリア人から、復旧がFuck you に聞こえて困る、と相談を受ける。
オレが知るか、と応える。
システム復旧です、が System fuck you death に聞こえる、との事だが、そんなのは君だけだと忠告する。
世界平和への道は険しいと思った夏の日。

08月17日(水)『こんな夢を見た』
たまに散歩で見かける柴犬に、
「世界中のスイカ・バーアイスが君の敵になるだろう」
と宣告され、
「えーとスマホ用の予備充電池って湯沸かしポットにも使えるんだっけ?」
と悩んでる自分が居て、10年以上会ってない知人から
「予備電池でポットは62度までしか加熱できない。対してスイカバーは64度までの耐久性を持つ」
と教えられ、なんてアイスキャンディーだ、じゃあどうしよう、と悩む夢を見ました。

…疲れてるのか、オレ。

08月14日(日)『FDR』
中断されたままになってるミッドウェイ海戦の話ですが、
調べるほうは続いていて、現状、海戦当日の朝から日没直前(飛龍大破)までなら、
15分刻みで日米両軍の陸海すべての動きが頭の中で再現できるくらいにはなっております。
が、この海戦の一番面倒な部分は、そもそもなんであんな意味のない、
そして欠陥だらけの作戦が最初に立てられたのか、という点で、
この点をきちんと考えようとすると、とてもまだ手がつけられぬ、という状況です。

でもって、当然ながらローズベルト大統領の事を平行して調べてるんですが、
その中で、すごいな、と思った話。

ガンサーによれば、真珠湾攻撃当日、ワシントンDC中がパニックになってる中、
ローズベルトは大統領執務室にあわてて押しかけた政府高官6人をイスに座らせ、
20分近くメイン州の海老漁のやり方を延々と解説して(笑)、
全員が落ち着いてから、改めて指示を与えて、送り出したのだとか。
無論、ローズベルトは馬鹿でも無能でも、無神経でもなく、
全てを知った上で、あえてやっています。

われらが東条英機閣下が、学生相手の演説ですら失笑を買うほど
常にテンション高すぎ、自意識過剰過ぎの話しかできなかった事を考えると、
日本は実に恐ろしい男を相手に戦争を始めたものだと思いましたね。

08月04日(木)『罰金』
宝くじがいかに悪質なギャンブルか、というのを人に数字を使って説明してたが、
イマイチ理解してもらえず、仕方ないので
「頭が弱い上に強欲な事に対し課せられる一生かけて払う税金みたいなもの。
支払額は頭の弱さと強欲さに正比例する」
と説明したところ、納得してくれる。
ああ、こういった説明の方が良いのか、と意外な発見。

08月01日(月)『良い』
地雷映画男を巻き込んで、シン・ゴジラを観に行く。
ちなみに私は新宿のIMAXで見ましたが、満席でした。
かなり良くできた娯楽作品で、良いものを見せてもらいました。

私個人が認定する日本人が造った娯楽映画ベスト3に入ると思います。
人物ドラマの時の画面の構図が甘いのと、同じくライティングが下手で画面が安っぽいのとを我慢すれば、
これだけの作品は滅多に見れるものでは無いので、お金を払ってみる価値があると思います。

以下、ちょっとだけネタばれ。

その1
今回のゴジラ、初代ゴジラを見直さないと断言はできませんが、おそらく皇居までの最短距離記録進出では?
あの時は銀座から皇居の南を回って国会議事堂に出てるので、結構、距離があったはず。
今回の最終地点からだと直線距離で1300mを切っており、結構ギリギリでしょう。

その2
都内に来たゴジラが、繁華街はもちろん、観光名所まで全部無視したの、初めてでわ?
スカイツリーはもちろん、通れたはずの東京タワー、六本木ヒルズも完全に無視ですから。
上陸ルートも完全に繁華街を避けるルートでしたし。
(最初の上陸地点は単に初代ゴジラへのオマージュのような気がしますが)

その3
監督さん、エヴァンゲリオンの時も思いましたが、流ちょうな発音の英語で、
科学用語や政治用語を連発するのがカッコいい人、といった
矢沢永吉のようなセンスを変にこじらせた妙な価値観があるような気がします(笑)。
ああいった現場の人の英語って英会話学校のような流ちょうなものでは無く、
もっと訛りがあるんだけど、キチンと通じる、簡略な英語な場合が多い、と個人的な経験からは思うんですが。

まあ、それでも良くできた作品でした。見る価値は間違いなくあります。

07月27日(水)『そうか』
ここ数日、上野の不忍池周辺の人出が凄くて何事か、と思ったら、
ポケモンGOを遊んでる人がなぜか知らんがドッと集まってるらしい。
スゴイものだなあ。
ただでさえ人だらけの花見の時期にサービススタートにならなくてよかったな、と思う。

07月24日(日)『イマイチ』
東大本郷本部の付属博物館がようやく展示再開したらしいので見に行く。
これで小石川、東京駅横、そしてこの本部と全てが揃った事に…
と思ったら、今は東京ドーム横にも展示が増えたのね。手広くやるなあ。

で、肝心の展示の方は、以前よりオシャレになったものの、中身がスカスカ、
という感じで、かなりイマイチでした。ダメ、でしょうね。
学問がカッコをつけたがると、ロクなものにならぬ、というのは
ロンドンの科学博物館の新館でさんざん見ましたが、それ以下でした。
ちょっとガッカリ。

07月14日(木)『来た』
上野公園周辺でセミが鳴き始めました。いよいよ夏ザンス。
ついでに東大総本山の三四郎池に3年ぶりくらいにカワセミが帰って来てますね。

07月12日(火)『世界はこうしてできている』
当サイトで最も人気の無い連載(?)の一つ、人の造りし乱数の話、
自由市場における乱数の話に関する調べ事が、ちょっとしたキッカケから、
雪崩を打って、加速度的な勢いで一気に進んでいます。
なので、ああ世界はそんな風にできてたのか、と毎日、
一人で感動しながら、膨大な量の数字の羅列を眺めています。

考えて見れば当たり前、というのはあらゆる発見がなされた後で誰もが思う事でしょうが、
気が付くまでは、相当な知力と観察力の戦いとなるなあ、とつくづく思いにけり。

内容が内容なので、公表するかこの件は黙って墓場まで持ってゆくか、
しばらく考えてみたいと思っております。

07月10日(日)『感想』
今年、就職したばかりの知人の息子から電話をもらう。
判ったような顔をして、難しそうな話をしたがる人間ほど、実は何も知らない、
自信満々であるという事は、得てして無知の裏返しである、
という2点をアドヴァイスしておいたのだが、仕事を始めて3カ月で、
本当だと判りました、との報告をもらう。

世の中は得てして複雑だけど、人間の行動パターンは意外に単純なのだ、とついでにアドヴァイスする。

07月06日(水)『友人は選べるはずなのに』
ダメ人間兼コックと元軽度のヤンキーでここ数年で別人のようになってしまった
元同僚と、立て続けに会って話をする。
友人知人と会えないときは、徹底的に会えないんですが、重なる時は不思議と重なりますね。

で、ダメ人間兼コックと話をしていて、全日本の猫の憧れの地は西表島であろうとの結論に至る。
だって!あの島に行けば!
ヤマネコが西表ヤマネコならノラ猫は自動的に西表ノラ猫に!格が違うぜ!
さらに三毛猫だって西表三毛猫だし、シャムネコなんて西表シャムネコでアイデンティティーの危機に!
これだ、これこそ猫の聖地! という話を深夜のミスタードーナッツでしてる40代のオッサン二人組って、
いろいろとどうかなあ、とちょっと冷静に考えた初夏の日。

06月28日(火)『なんだ』
ネットの検索エンジンの皆様におかれましては、自動巡回ソフト、
一種のロボットソフトであちこちのデータを確認していらっしゃいます。

で、ここしばらく、ウチのサイトに対してマイクロソフトの巡回ソフトが
以前の数倍の頻度で来てる事に気が付いた。
ウチだけの現象とも思えないんで、何か新機能を盛り込んだら、
従来よりバカになりました系の失敗やってませんか、これ。

ここ10年ほど、マイクロソフトの会社としての知能は、凄まじい勢いで
低下していらっしゃるとつくづく思うので、あり得ない話では無いような。

06月19日(日)『良い』
10年ぶりくらいに佐倉市にある国立 歴史民俗博物館に行く。
相変わらずいい感じの内容でした。
展示は多くがレプリカで、見る価値があるかというと微妙なんですが、
展示内容そのものが膨大な情報と解説になっていて、飽きません。
スミソニアンのアメリカ歴史館の影響が感じられなくもないですが、
日本ではもっともすぐれた博物館の一つだなあ、と再認識。

ついでに私が今まで見てきた中で、日本最高峰の美術館は、
同じ千葉県佐倉市にある川村記念美術館なので、意外に文化レベル高いのです、あの一帯。
他には何もないですけどね…。

06月13日(月)『ホンマか』
いろいろあって天安門事件(1989年の第二回目の方)の前後の中国を調べてるんですが、
この事件によってアメリカに亡命した元高級官僚のレポートを読んでいて驚いた。
中国の共産党指導部には直属するような形で霊媒(psychical)を専門とする人間が居て、
さらにその専門の部署まであった、との事なのだ。
主に未来予測や、誰が何を考えてるかを知るために使われたらしい。

ちなみにサイキックというと日本では超能力と思われがちだが、
霊的な、精神的な、といった意味で、日本語では霊媒、精神感応となる。
サイコキネシスがここら辺りの誤解の原因だと思うが、psychokinesis は精神力で
モノを動かす現象だけを指し、超能力全般を意味するものでは無い。

で、話を戻すと、そんな連中が政治に関わってくるのは、古今東西珍しくないのだが、
このアメリカに亡命した、つまり改革派、反政府側(つまり反 ケ小平)だったはずの
この高級官僚が、あれは本物だった、よく当たった、と述べてるのだ。
ホンマかいな、と思うが、だったら今の体たらくは何だ、という気もする。
そもそも唯物主義の共産主義に、いつからそんなエセ宗教が入り込んだんだ、
という疑問も残るが、むしろ毛沢東はそういうの好きそうだな、という感じもある。

ちょっと意外な方向に脱線してしまったが、深いなあ、中国と思ったのでした。

06月05日(日)『いろいろ』
再び来日中のくさのさんにお付き合いして東京駅周辺をウロウロする。
なんだか、あちこちで再開発の大型ビルが建っていて、
東京はいまだに発展途上の街なのだなあ、と感心。

パソコンのモニタが壊れて、買い替え決定なのですが、
廃棄はどうするんだと思って調べてみたら、すでに日本撤退済みの
海外メーカーだと、回収、処分に4000円もかかると知って絶望的気分に。

これ、典型的なお役人さんの天下り方法としてつくられた法制でしょうが、
なんだそりゃ、と思う。ちなみに新品は2万円も出さないで買えそうです…

05月28日(土)『デビュー』
数年ぶりに神保町のすずらん祭りに参加したら、
神保町のご当地キャラ、じんぼう蝶がデビューしてました。

……まあ、日本は言論の自由が保証されてる国ですから、
人に迷惑かけなければ、何でもありなんでしょうが。

05月22日(日)『深い』
すぅさんの情報により、今年も海洋研究開発機構の一般公開におじゃまする。
新型船の公開や、さらには夏島の謎など、いろいろ興味深いものを見てきました。、
さらに太平洋における膨大なデータの収集やら、音波による機器の制御などなど、
かなり面白い話を仕入れて来たのですが、あまりに深い内容になってしまい、
これは旅行記にはまとめられん、という事で、今年はそちらは断念。
なんらかの機会にまとめられれば、とは思っておりますが…。

05月15日(日)『なぜだ』
どうもインド人のパスポート写真はオカシイ気がする。
たまたまかもしれないが、ここ数回、パスポートを見せてもらったインド人、
全員がどう見ても修正バリバリのプリクラ写真なのだ。

例えば50近い夫婦のパスポート写真がお目目ぱっちり、キラキラで(笑)、
誰だお前らと思わず叫びたくなるものだったし、
20代のアンちゃんの写真はインド版宝塚、という感じのものだった。
よく日本の入管はこれで通したな、と思う位の落差があるのだ。

まさかパスポート発行所に備え付けの証明写真機がプリクラという事はないのと思うので、
写真を撮った業者がサービスとばかりに修正かけてるんでしょうかね。
デジタル化の波で要らぬところで、要らぬ影響を及ぼしてるなあ、と思った初夏の日。

05月08日(日)『同意される』
イリノイ州から仕事で来てるアメリカ人に、大統領候補のトランプをどう思う?と聞かれる。
アメリカ合衆国は、知能程度にかかわらず誰でも大統領候補になれる、
真に平等で民主主義的な国家である事を証明した偉大な政治家アルヨ、
と答えたところ、かもね(You may be right)と答えられる。
…大丈夫か、アメリカ。

05月06日(金)『吉田博』
ようやく吉田博展を千葉市立美術館で見る。
木版画しか知らなかったのですが、油彩、水彩も描くんですね。
ただしそちらは正直、イマイチかも。

が、木版画、写生帳などは、やはりとても美しいもので、
初めてまとまった量を見ましたが、素晴らしいなあと思います。
個人的には川瀬巴水の方が好きですが、
それでも吉田さんの場合、山岳絵画が涙がでるほど美しいのです。

ついでに漱石の三四郎のラストで、遠回しに漱石がケチをつけてる絵が、
吉田さんの油彩がモデルになってると初めて知る。

漱石は絵にも造形が深い人でしたから、
(ただし本人の描く絵は技術もセンスもお粗末だが)
その評価は的確で、まあ確かにその油彩画はちょっと微妙かも。
できればあと10年長生きして、木版画も見てから評価して欲しかったですね(笑)。

ついでに吉田さん、1900年のパリ万博に行ってるらしく、
だとしたら漱石に現地で会ってる可能性もあるのか?

05月04日(水)『(無題)』
アヴェンジャーズ シリーズの最新作、シヴィル ウォーを
地雷映画男の発案で見に行く。

これまでアイアンマンを含むアヴェンジャー シリーズの映画は、
面白そうな映像を繋げて、適当なストーリーで組み立てられたバカ映画、
という印象で、それをむしろ楽しめ、という感じでしたが、
今回は意外なまでに緻密なシナリオで、普通に映画としても良くできてました。

アヴェンジャーズの分裂、だから内戦、よってCivil war(南北戦争)なんでしょうが、
日本人にはちょっと分かりにくいので、邦題は一工夫があってもいい気がします。
まあアヴェンジャーズの南北戦争大作戦、とかにされても困りますが…。

ついでに、以前から提案してるように、アメリカ陸軍のキャプテン・アメリカに対抗するキャラ、
日本海軍の改造兵士、船長ニッポンを早急に開発してはどうかとあらためて思いました。

04月19日(火)『行きたい』
我が故郷の千葉市立美術館で吉田博展が始まってるのに、行く時間が取れず。
川瀬巴水(かわせ はすい)、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)と並んで、
日本人画家で金を払ってみる価値がある数少ない画家さん(というか版画だが)と
私が思っている一人がこの吉田博さんでありまする。

スミソニアンの完全版コレクションを現地で見れなかった仇を
なぜか日本で取れそうだ、と喜んでいただけに、なんとか時間を作らねば。
ちなみに5月22日までなので、興味のある人はぜひ、一度。
ホントに美しい日本の絵というのが見れると思います。

04月10日(日)『イマイチ』
ダメ人間兼コックと久しぶりに休日が一致したので、
以前から気になっていた葛西の地下鉄博物館に行ってみる。
結果から言えば、ちょっと残念でした、という内容でした。
まあ、何事も経験でしょう。

04月07日(木)『チャンス』
上野動物園の正門が工事に入ったため、今まで知る人ぞ知るだった旧正門が一時的に復活利用されてます。
いままで、滅多に入る事のできなかった施設ですから、興味のある人はこの機会にぜひ。
パンダ舎が入り口からかなり遠くなってしまってますがね(笑)。

04月04日(月)『変わる』
10年ほど前に居た会社の元同僚に昨年末、久しぶりに会ってその変わりぶりに驚いた。
でもってじゃあ次は花見でもするか、と今回また会って話したらその謎の一部が解決。

現在、老人介護施設で働いてるそうで人の生き死にが日常生活に入ってくる生活をしてるのだとか。
もともと親切で世話焼きな性格だったのが、その環境で暮らすうちに何かを掴んでしまったらしい。

あんた元ヤンキーでありチャラいキャラだったよね、という人物が、
花とかを見ると意味もなく感激してしまう事あるよね、などと言い出した日には
以前ならまた変な酒を飲んだのかあんた、と心配になってしまったところだが、、
今ではそれが実にサマになってるのだ。
まあ、元からウソをつくような人間ではないので、本気で言ってるのは間違いないのだが、
横で見ていて、何か神々しいまでに言動が洗練されてしまい、それでいて別に高尚とか、
崇高とかではなく、日常生活の匂いが普通にする。

すげえ人間になってしまったな、というか、こういう変化が人には訪れるんだと考えさせられるとともに、、
自分の進化の無さに土下座して謝りたい気分となる。
まあ、本人を前にするとさすがに恥ずかしいので、全く伝えてませんけどね(笑)。

とりあえず知人に一人、尊敬に値する人物が増えたというのは、私にとって、とてもありがたいと思う。

04月01日(金)『砂嵐』
人は、いかにももっともらしい話を聞くとよく確認もせずに信じてしまう傾向がありにけり。

本日、人と話していて、スタジオ ジブリのジブリはサハラ砂漠の砂嵐の事という話を聞く。、
まあ間違いではないし、設立当初は関係者も真顔でそういってたけど、そんなわけあるかい(笑)。

宮崎さんの命名なんだぜ。
あれはイタリアの爆撃機兼輸送機、カピロニ Ca.309のニックネームでヤンス(公称ではないらしい)。
ロンメルが最初にアフリカに渡るときに使ってた機体ですね。

ここら辺り、英語圏の情報の方がしっかりしていて、調べてみらCaproni Ca.309の英語版Wikiには
キチンとスタジオ ジブリの名の由来と書かれてますな。

03月25日(金)『春だ』
上野周辺のソメヨシノが咲き始めました。
恐らく来週の半ばから週末までが見ごろだと思われ、今年も4月まで花が持つか微妙な感じが…
まあとりあえず、首都圏は本格的な春が来たようです。ヤッホー。

03月15日(火)『東北』
長い人生で未だ東北に一度も行ったことが無かったのですが、
今回、大切な用事が出来たので、これ幸いと山形方面を訪問してみました。

まあ、生まれて初めて白河の関を超えたわけですが、
私の脳内地図では宇都宮から先は歩いて30分ぐらいで山形、と思ってたら、
“自称”新幹線を使ってもそこから約2時間近くかかると知ってびっくり。
さらに私の脳内地図では高崎から北東は仙台が大都市な他は森と田んぼとナマハゲが
随所に見られるくらい、と勝手に思い込んでたのですが、福島がかなりの都市であり、
山形あたりでも私の故郷、千葉市とほぼ互角なくらいな都市でさらにビックリ。
ついでに、山形って位置的にはもう仙台と同じくらい北なんですね。
これも知りませんでした。

ついでに、今回の主要目的地であった天童市にあった巨大なイオンモールには
ロレックスやオメガまで売ってる店があり、私の東京上野の住環境より
利便性は高いかも、と思ったりしました。

ホント、世の中はまだまだ知らないことだらけだと思いますね。

03月10日(木)『春ではある』
私の場合、花粉症の当たり年とはずれ年がありまして、
はずれなら全く気にならないのですが、今年はどうも当たりっぽい感じ。
やれやれまいったな、と思うも、春が近い証拠でもあるので、
それはそれで良し、と思う。

02月29日(月)『あなたの家にもダマスカス』
来日中のくさのさんに付き合って、カッパ橋の調理用品街に行ったら、
ダマスカス鋼製の包丁が売られているのを知り、腰が抜けるほど驚愕、
それどころか、どの店にも普通に置いてあって、21世紀日本の調理業界に戦慄する(笑)。

一度だけ、ロンドンの科学博物館で実物を見たが、木の年輪というか、
波紋というか、そんな模様が浮き出てるのがダマスカス鋼で、
驚異的な硬さにを持つ、ある意味、伝説上の鋼なのだ。
ただし、名はダマスカスだけど、実際はインド製なのに要注意。

ずば抜けて硬質なため、極めて細くて強固な刃が造れ(それでも刃こぼれしないらしい)、
このため上から髪の毛を落とすと、刃に触れただけで二つに分断される、
といった伝説を持つのがダマスカス鋼製の刀剣である。
科学博物館の解説では、さらにいろいろ書かれてたと思ったが、残念ながら忘れてしまっ
た…
ところが、これ、1750年ごろを最後に、その製法が失われてしまった幻の鋼であり、
ある意味、鎌倉期の日本刀の玉鋼のごとき、現代技術でも再現できなかった伝説の金属ではあるのだ。

それがご家庭でもプロの調理場でも使える包丁になってる!
しかも1万円出せば買えちゃうのだ!マジですか!
と驚いたんですが、帰宅後、確認したら2016年現在、
やはり完全な復元には成功してないそうで、年輪風の表面を再現した
いわゆる“ダマスカス風”鋼らしい。

うーん、ちょっとガッカリではあるが、少しだけ、
あの包丁欲しいなあ、とも思ったり。
でも、料理なんてほとんどしないんだよねえ、私。

02月26日(金)『統計学的興味』
個人的な趣味の一つに確率論から統計データをながめる、
というのがありまして、株式やら競馬のデータが、
理想的な確率分布、正規分布の理論値に近い展開を見せたりするのを
おお、すごいな、と思って眺めて楽しんだりしてるわけです。
最初に断っておきますが、純粋に統計学的な話ですからね、今回(笑)。

でもって、そんな数学的な正確さを以て展開する自然現象の一つに、
女性の月経期の変動日数があります。
例えば前回から今回の生理までの間隔が28日だった、とした場合、
次回の到来が28日+-何日で収まるか、というデータを取ると、
差が12日前後以内、24日前後以内、それ以上、といった辺りの確率の分布が、
ほぼ正規分布に一致するんですね。

まあ、あくまでほぼ、であって株式統計や馬券の人気順の勝率のように、
理論値に対してかなりキレイに一致するわけでは無いんですが(ただしこれらも完全一致では無い)、
それでも、ああ、自然界は確率論で支配されてるなあ、と思うには十分なものがあります。

で、この事実を世界で最初に見つけたのが、日本の荻野久作博士。
そう、あの荻野式の避妊法に名前を取られた荻野博士です。
でもって、上のデータを見ればあっけなくわかるように、
これを避妊法と呼ぶにはあまりに無茶苦茶です。
原理的に60%以上の確率で最大12日ずれる上に、残りの40%はそれ以上の誤差ですから、
荻野式避妊法に必要な数日以内のズレなんて、予測できるわけがありません。
これによって妊娠期の予測が正確にできるなら、その能力で万馬券を当てられるでしょう。
よって荻野式避妊法は、確実に役に立ちません。利用してはならんわけです。
…繰り返しますが、純粋に統計学的な興味でこの話をしてますよ、私は(笑)。

ひでえ話だなあ、と思う所ですが、実はこれを避妊法に使うのは100%不可能、
と断言してるのは、実は荻野博士本人も同様だったりします。
そこまでは知ってたんですが、今回、いろいろ調べてみたら、この避妊理論、
なんちゅーか滅茶苦茶な展開を経て世に知られるようになったと改めて知る。
はい、ここまでが前フリです(笑)。

ここから本題。
そもそも荻野博士の研究は、女性の排卵期と妊娠期を統計的に知るためのもので、
1500人近いデータから、おそらく世界で初めて女性の排卵期と妊娠期のデータをまとめてます。
本来なら、それだけの研究でした。

ところがこれを発表後、博士が2年間ドイツに留学してるのですが、
この間、現地で同じような研究をしていたヘルマン・クナウスに大論争を吹っかけられます。
ドイツでは女性の排卵周期は常に一定としてるとする研究者が多く、その先鋒がクナウスでした。
でもって、荻野博士は、ドイツのその手の研究者全員を相手に一人で戦う事になったんですが、
クナウスというのは、ドイツ人の研究者にたまに見られる、自分の意見は絶対正しいと思い込み、
これに少しでも反論するなら、10倍になってその反論が返ってくる、というタイプでした。

ところが、論争を続けるうちにクナウスは徐々に荻野博士の理論に近い立場になってしまいます。
ドイツ語の論文なんて私には読めませんが、日本語訳された一部の文章を読む限り、
俺はAという意見だ、Bは不可→いやBもありえなくもない→・・・・・・・・・・・・・・・・→
実はオレの言うAはBの事だったのだ、的な展開を見せます(笑)。まあ、いますね、そういう人。

で、その結果、その反撃の矛先を自分と一緒に荻野博士を責めてたドイツ人の学者たちに180度変換、
頼みもしないのに、これを片っ端から論破して行き(荻野さんのデータに間違いはないんだからそうなる)
あれよあれよと論敵を片付けて、あっという間に荻野理論をドイツ語圏で正統派の地位につけてしまいます。
挙句の果てに、この理論はちゃっかりオギノ・クナウス理論と呼ばれるようになってしまうのです。
クナウス、そもそも反対意見の人だったはずなんですが(笑)…。

まあ、ここまではまだ判る。
ところがこのクナウスの論争に刺激されて、また、別の人間が首を突っ込んで来ます(笑)。
それが事実上、“オギノ式避妊法”の生みの親となったオランダのスマルダースで、
この人はカソリック系オランダ人でした。

聖書の通り、産めよ増やせよ地に満ちよ、がモットーのカソリックは人為的な避妊には否定的で、
この結果、敬虔なカソリック教徒は常に貧乏人の子だくさんに悩まされる事になります。
が、スマルダースは荻野式理論を使えば、自然に備わった女性の体のメカニズムによって
人工的ではない避妊が可能だ、と言い始めたのです。
ただし、先に書いた通り、これは大間違いであり、そもそも荻野博士本人は自身の研究を
避妊法だなどと、一言も言ってないんですが…。

ところがスマルダースは人為的な避妊では無い荻野式はカソリック教徒でも許されるとして、
これまた頼まれもしないのに(笑)ローマ法王庁まで巻き込んだ大論争を展開、
そしてこれまた勝手に論争に勝利してしまい(笑)、最後はローマ法王庁から、
神が造りたもうた人体のシステムである以上、神意に反せず、という判断を引き出してます。
(キリスト教の原理主義者がこだわるpastoral medicineの一種としても認められたらしい)

この結果、世界中に荻野式避妊法が広まるのですが、すでにお気づきのように、
荻野博士本人は、この間、何もしていないのです(笑)。
それどころか、本人が自身の学説の欧米での誤用、避妊法としての活用を
常に訂正して歩くハメになる状況に追い込まれてしまったのでした。

ちなみに荻野博士自身は、非常に面白い文章を書く人で、個人的には結構ファンだったりします(笑)。
まあ、これも株式市場の未来予測みたいに、誤った確率統計データの活用なんでしょうが、
人の命が関わるだけに、よけいにタチが悪い気もします…。

02月23日(火)『(無題)』
生命体のコンピュータシミュレーションの古典として、
トリの群れを再現したボイズ(Boids)というプログラムがある。
ボイド(Boid)と呼ばれる点で表された疑似生命体を多数表示して、
それに生物の群れのような動きをさせるものだ。

1986年にCGプログラマーだったクレイグ・レイノルズ(Craig Reynolds)が
リアルな動きの生物の群れを再現しようとして作ったプログラムで、実際に見てみると、
水族館で見る魚の群れや、ハトが飛びだった後の行動によく似た動きが見れる。

後にロスアラモス研究所から分離してサンタフェ研究所で始まった複雑系理論に
強い影響を与えたもので、今ではネット上でその動きをいろいろ見る事もできる。

なかなか見事に群れの行動を疑似再現してるのだが、そのプログラムに含まれる
ボイドの動きに関する命令はたったの三つに過ぎないのがポイントとなっている。
(実際は常に動き続ける、という基本命令が加わるが)

●付近にある障害物、そして他のボイドに対して、常に最低限の距離を保つ。
●近隣のボイドと速度を合わせる。
●ボイド集団(Boids)の中心点(重心点)に向けて移動する。

たったこれだけのルールで、ホンモノの生物の群れのような動きが再現出来てしまったわけだ。
で、ここまでは前ふり。

最近、ハトの群れを見ていて気が付いたのだが、さらにもう一つのルール、
「大多数が自分から一定距離以上離れてしまうと、それを追いかける」
というのがあるようだ。
ハトの群れが飛んでる途中で、一部の鳥が木や電線にとまってしまったとき、
大多数がこれを置き去りにして飛行を続けると、あわててこれを追いかける傾向がある。

で、ふと思ったのだが、このルールと、上のボイズの3原則を合わせると、
人間社会における流行の発生までの過程が、かなり近似的に示せるような気がする。
ただし、流行という具体的な姿を持たない現象を、どういった表現で表すか思いつかないし、
逆の場合、つまり流行の終焉の再現もどうなるかちょっとわからない。
が、意外にいい線付いてるような気がするのだ、この思いつき。

02月09日(火)『絵を描く』
あくまで私の個人的な経験と見分の範囲の話ですが、
絵は描けば描くほど上手くなる、というの考えられてるほど事実ではない気がしてます。
まず、天賦の才の要素が、極めて大きい。
こればかりはどうしようもなく、全く画才が無い人が、
訓練でこれを克服した例を、私は全く見たことがありません。

さらに落語家や舞台俳優の演技のように、その人の人生経験の幅、
みたいのが出てくる面が意外にあり、これはひたすら絵を描いてるだけでは絶対に成長しない要素で、
それでいて絵の良し悪しを決める重要な要素の一つでもあるわけです。

技術面での成長も枚数をこなして上達するのは意外に低いレベルまでで、
そこから上に突き抜けるには、単に数をこなしてもどうしようもない、という部分があります。
考えながら描く、というのもそうなんですが、それ以上に何か重要な要素、
描いてる本人の人間としての量、みたいなのが出るな、と思うのです。

むしろ一定量を超えて描き続けると、そこにヨドミが出てその絵も沈殿物で固まった
なにか毒をもつようになって来ます。
この辺りはベテランの漫画家さんに多い現象で、興味深いなあ、と個人的には思ってます。

02月07日(日)『最悪の戦場』
柳家小さん(5代目)と言えば、戦後の落語家の中でも有名どころのお一人ですが、
この方、2.26事件に参加してたりします。
といっても徴兵されて麻布三連隊に入ったばかりで、よくわからぬ内に現場に連れ出されたもの。

当初は反乱防止の警護のため、という噂が兵の間では流れており、
まさか自分たちが反乱する側だとは思わず、後でそれを知って驚愕したそうな。
あの事件では、こんな感じで騙されて連れ出された兵士たちが多いのですが、その一人だったわけです。
ちなみに彼によると、一般兵に投降を呼びかけた有名な「兵に告ぐ」のビラなんて、
現場では一度も見る事がなかったそうな。へー。

で、この反乱軍はなにせ日本陸軍ですから(笑)、補給なんて考えておらず、
部隊に食料の配給があったのは二日目までで、以後、途絶えてしまったのだとか。
当然、騙されて連れて来られた一般兵は、寒いわ腹は減るわで、
一気に士気が低下し、これを何とかするため、このため反乱軍のど真ん中で、
柳家小さん師匠に一席やれ、という命令が下ります。

人類史上、戦闘行動中の現場にある反乱軍の部隊内で落語が一席もうけられたのは、
恐らくこれが最初で最後だとおもうんですが、柳家小さん師匠いわく、
「誰もクスリともしない。これくらいウケなかったこともなかった」そうな。
これほど落語家にとって酷な環境もあまり無いと思いますね…。

02月03日(水)『大統領』
アメリカの大統領選挙が動き始めてます。

第二次大戦中の大統領、ルーズベルトは評価が実に難しい人で、
もし彼が未曽有の大恐慌、そしてそれに続く世界大戦のさなかに大統領になってなかったら、
単なる暴君、合衆国憲法を捻じ曲げて大統領の職権を乱用した最悪の大統領の一人になっていた可能性はぬぐえませぬ。
同時にまた、彼が居なければ、アメリカは大恐慌と世界大戦を理想中の理想と言って良い、あのような状況で乗り切れなかったでしょう。

マイケル・ジャクソンが権力によって踏みにじられる弱者の悔しさをう歌いあげた
THEY DON'T CARE ABOUT US(誰も僕らを気にしていない)の歌詞の中に、
ルーズベルトが生きていたら、彼はこんな風にはさせなかったよ、という一節があります。

正直、この歌詞を最初に聞いた時は、それはどうだろうと思ったんですが
それからずーっと考えていた結論として、ルーズベルトがそれを知ってたなら、
という条件付きですが、確かにその通りだろう、と思うようになりました。
ルーズベルトの性格からして、政府による弱者の権利侵害を決して放置しないでしょう。
やはり彼は偉大な大統領と考えるべき人物なのかもしれません。

01月31日(日)『ろくでもない』
何か問題が起きた時、何かをする必要がある時、我々は〜しなくてはならない、
私達は〜するべきだ、といった発言をする人間は99%の確率でクズである。

何かが起きた時、何かをしなければならない時、
自分が何をするかを最初に考える人間だけが信用できるし、
それ以外の人間は、まず間違いなく使い物にならぬ。
その考え方は常に、だったら私は〜する、でなければならぬ。

自分が何かを失う覚悟がないなら、何もできないし、
する気がないなら黙ってろ、と常々思う。

実際に自分で動いてる人は、得てして何も語らない事が多い。
そういう人だけを私は信用している。

01月26日(火)『眠い』
仕事がらみで人の動きが重なってしまい、妙にドタバタしております。

冬は眠くて仕方ない、という生活を続けておりますが、
徐々に日照時間が伸びてるので、そろそろ大丈夫…と思ってたら、
今年は1月下旬でもまだ眠い。
通常7時間、休日は9時間睡眠という生活を送ってます。
ある意味、究極の贅沢な時間の使い方かもしれぬと思ったり。

01月15日(金)『学習』
現在は珊瑚海海戦のお話の連載でヒーヒー言ってるわけですが、
これが片付いたら、年一回の約束になっていながら前回から14カ月経つ(涙)、
自由市場における乱数の話を単発でやる予定です。

ちなみに乱数系に対して学習効果は存在しない、というのをいつかやろう、
と思ってるんですが、話は単純ながら意外に説明が難しい。

例えば10p四方の四角い枠にサイコロを投げ込む、なら練習すればするほど上手くなります。
すなわち学習効果がある。
ところがサイコロで6の目を出すという話になると、サイコロ振って70年のオジイちゃんでも、
近所の幼稚園生のサイコロデビュー戦でも、その結果に差はでません。
すなわち学習効果は無い。

となると乱数となる(ただし次回に説明するように理論値とは完全には一致しないが)
株式市場の価格予測に学習効果は無い、という事になるんですが、
それが何を意味するのか、というのを説明するのはかなり面倒だと気が付いたわけです。

まあ、とりあえず株取引のベテランとか、かつてこれだけ稼ぎました、という人の話は
全く参考にできないよ、それが事実だとしても、単に運だよ、学習はできないよ、
騙されないでね、というのだけは書いときます。

01月09日(土)『話す』
ダメ人間兼コックと会って話をする。
唐突にアップルウォッチって、何に使うのか?という話になるが、
結局、よくわからんので、一種のファッションだろう、という事になる。
ならば身に着けられるデジタル装置なら、日本の企業にはまだまだチャンスはあるはずで、
ソニー ハチマキ、ソニー フンドシなどの登場は近いのではないかと結論する。

ついでに、奴の息子の小学2年生は、主にYOU TUBEを情報源にしてるそうで、
今どきの小学生は、テレビなんて見ないのね、と知る。
まあ、そうだろうなあ、とは思うが、さすが21世紀。

01月04日(月)『正月』
いろいろあって、ちょっと人とはズレたタイミングで正月休みに入る。
例年、大みそかは実家に居るか、家で寝てるかだったんですが、
今年は仕事に出てたので、人を誘って浅草に出撃、初詣を試みる。
ただし、あまりの人出に速攻で退散、上野周辺の穴場といえる寺社仏閣を襲撃す。

皆様と人類と、そして重点的に私にとって良い年でありますように。

01月01日(金)『国際』
年末年始の、英語対応にまた引っ張り出される。

アメリカから来た、親子でGeekという感じの二人組は、
大阪で見たという洗剤まで自動供給されるコインランドリーの洗濯機に感動、
なぜ東京にはないのかと聞いてくる。
そんなの私も初めて知りました。東京にも探せばあるのかな。
ついでに、日本は清潔でそして移動がeasyだともいわれる。
Easyって、簡単の意味なのか、安全で気楽って意味なのか聞いてみると両方だそうで、
こんなに交通機関の発達した国はない、と感動してました。
私も基本的には同感ですが、イギリスも結構便利ですぜ、というと、
あの国の連中は気取ってやがる、とEasyとは関係ないコメントを頂く。
ちなみに、昨年彼らが行ったメキシコは日本と正反対という意味でスゴイぜ、
日本の感覚がメキシコで生活したら、1週間後には生きてないよ、との事。
ホンマかいな。

お次はインドから来たのに英語が苦手というアンちゃん二人組で、
大みそかの花火大会はどこでやるの?と聞かれる。
日本じゃ花火は夏に打ち上げるもんであり、大みそかを味わいたいなら神社に行け、
と神田明神と湯島天神までの行き方を教える。
欧米で新年に花火を上げる、というのは聞いてましたがインドでもやるのね。

12月31日(木)『今年最後』
というわけで年末ですが、本日アメ横を覗いてみたら、微妙に例年より人が少ない感じ。
アメ横の客層がアマゾン通販などの客層と被るとは思い難いんですが、
あるんですかねえ、影響。
上野の場合、なぜか欧米系の外人さんはアメ横にはあまりこないのですが、
その代わりアジアの皆さんに人気で、周辺から日本語が全く聞こえてこない、
という自宅近所なのにアウェー状態、という貴重な体験もしましたよ…。

12月22日(火)『話』
映画の話を若い人として、宮崎駿さんの映画では、風が吹く、
風なんか吹かないような場所でも風が吹いて、画面に動きを与える、
という話までは理解してもらえる。
が、あれを最初にやったのは黒沢明なのだ、単調な画面に動きを与えるのに、
その場に風を吹かせればいい、というのに気が付いたのはあの方なのだ、
という話になるとほとんど理解してもらえず。
そういや、レンタル屋でも黒沢作品てまず見ないし、ネットのオンデマンド動画でも
まず見ないから、今どきの若い人は、観たくても観れないのか。

1970年代までの黒沢映画は、世界最強に面白い映像の教科書なので、
せっかく日本人に生まれながら、実にもったいないな、と思いにけり。

12月20日(日)『砂の谷のあの人』
というわけで、スターウォーズの新作を文京から豊島園の映画館まで遠征して鑑賞。
一緒に行った地雷映画男は、知人からの一部ネタバレ会話にショックを受けていたので、
ここでは一切、そういった話はしないでおきます(笑)。
ただ一つだけ、主人公登場の一連のシーン、ナウシカ思い出してたのは、私だけ?

とりあえず30年ぶりくらいにスターウォーズの新作が出来た、
こういうのを待っていた、という内容で、よくできております。
ただ、字幕版だと細かい話芸が伝わってないし、ハンソロのマニア受けなセリフとかが、
イマイチというか、いや、それ違わない?という訳が多いのが気になりました。
吹き替えだとちゃんとやってるのかしらむ。

12月14日(月)『拒否する』
例によって英語最前線に引っ張り出される。
フランス語圏のカナダから来たお兄さんとタイ人のお姉さんという
不思議なカップルに、テリヤキ レストランに入ろうとしたら入店拒否された、なぜか?
という質問を受ける。
なぜか、と言われてもわからん、と正直に答えて
こんな観光地区でもない東京の片隅では焼き肉屋(だと思う)の人も
英語判らないから、トラブルを避けたかったのだろう、と答える。
でもって、私は入店拒否した店を責める気は毛頭ない。
人のよさそうな外人を捕まえて高額な料金を吹っかけてやれ、
といったような話に比べれば、ナンボか良心的ともいえる。

気になったのは、そのカップルに日本はどうだった?と聞いたら、
とても気に入った、面白かったまた来たい、と答えた点だ。
連中は、街の人々が英語が話せなくても、入店拒否されてオモテナシの心なんて
まったく感じられなくても、面白いからまた来たい、と言うのだ。

なるほど、言われてみればその通りで、私も中国でもタイでも韓国でも、
英語も日本語も通じない、という街をとても愉快に歩き回った記憶がある。
さらにいうなら、中国でもタイでもボッタクラレた事があるし、
香港では怪しいインド人の自称占い師に占いの押し売りまでされたことがある。
それでも面白かったし、実際、それらの街は何度も訪問してるのだ。
人は、面白いからそこに行く。

先日、お役所の方が英語や中国語の話せるガイドを増やして、
より訪日客を呼び込みたい、と言ってるのを聞いて、ああこの人たちは、
テストの点だけで世の中を渡って来て、今の仕事を教科書通りにやってるんだ、と思う。
人が動くのは、理屈じゃないのだ。

12月13日(日)『到来』
全然来ないなあ、と思ってた不忍池のユリカモメ、先週あたりから、どっと飛来。
例年より3週間以上遅く、温暖化のせいなのか、何か別の理由があったのか。
とりあえず、上野の冬のメンツが揃って一安心。

12月10日(木)『まあまあ』
皇居横、通常は公開してない坂下門から乾(いぬい)門までの一般公開を見に行く。
普段はあまり意識しませんが、なるほど、江戸城って日本最大の城郭の跡なんだなあ、とあらためて感心する。
ただ、思ったほど興味深いものではなく、皇居の北西、都心の原生林を少しは見れるかな、と思ったんですが、
この辺りは外部同様に高いコンクリートの壁で覆われてしまっていて、全く見えず。
ちょっと残念。

12月05日(土)『歩く』
ここ数年、歩いてる人が増えた。
東京都内でも、千葉の田舎の実家の近所でも、歩いてる人がいる。
私が子供だった、30年ほど前だと田舎では歩いてる人なんて居なかった。
皆、車で移動してたし、最悪でも自転車に乗っていた。
若い兄ちゃんが一人で歩き回ってると、下手をすると不審者として
通報されかねない時代だった。
それが、今ではあちこちを、人が歩いてる。
散歩もあるし、買い物にあえて歩いてる人がいる。

東京の20年以上前を知らないが、それでもやはり人が歩く街になった。
以前、上野(というかアメ横)と秋葉原の間なんて人はいない地区だったのに、
今では、実に多くの人が歩いて移動してる。
これは東京駅周辺も同じだ。時代が変わったのだろう。

おかげで、通報されたり、変な人に見られたりする恐れもなく、
好きに歩き回れるようになった。
散歩好きにはありがたい限りだと思う。

11月30日(月)『なんだこれは』
先のWindows 10のアップデート、終了後に、Windows.oldなる見たこともないフォルダができていて、
これが本家Windowsフォルダとほぼ同じ20Gを超える容量を取ってしまってるのを発見。
なんだこりゃ。
となると、あれはファイルのアップデートというより、システムを丸ごと入れ替えてしまってるのか。
だったら、旧フォルダなんぞ要るか捨ててしまえ、と思ったんですが、いくつかのアプリケーションが
勝手にWindows.oldだけに移されていて、従来の環境からはショートカットもアプリの登録も勝手に消されてしまってるのを発見。
いやもう、なんだこれ。こんな変なアップデートを今後もやる気なのか、マイクロソフト。

11月23日(月)『無理か』
来年高校に上がる(受かればだが(笑))知人の息子と話をする。

当たり前だが、あらゆる自動車は停止状態から動き始めて、
必要な速度まで加速して走っている。
ここで等加速度運動で1m/ss、1秒ごとに秒速1m(時速3.6q)ずつ速くなる車を考えよう。
等加速度運動なら、進んだ距離は1/2×時間×速度で出るから(グラフに書いた時の三角形の面積だ)
10秒後には1/2×10秒×10m/秒=50m進んでいる事になる。
さて、この10秒間で、50m進んだ自動車の速度はいくらか、という問題を出してみる。

彼の答えは、10秒で50m進んだのなら、5m/秒だった。
間違いではない。
だが、そもそも1秒間に1m/秒ずつ加速する、という話だったのだから、
10秒後には10m/秒でなければおかしい。
実際、車の速度メーターで読み取ったら、10m/秒を指しているだろう。

なんだかトンチクイズみたいな話になってきたが、仕掛けは簡単な話で、
彼が進んだ距離から割り出したのは、平均速度、メーターで読み取れるのは、その瞬間の瞬間速度なのだ。
同じ物体でも、常に二つの速度を持っている。
人間が認識できるものは、全て速度の変化を伴うから、全てこの二つの速度を持っている。
例外は最初から光速で飛んでる真空中の電磁波だけだ。

で、ここから積分(平均速度)と微分(瞬間速度)の話をしようと思ってたのだが、
最初の物体が二つの速度を持っている、という説明だけで、時間切れとなる。
どうも、彼の学校の数学教師に問題があるような印象もするが、
この説明で、ホッタラかしにしてるニュートン力学の基礎知識の微積分編を片付けよう、
と思っていた私は、意外に理解されにくい、と知って、ちょっと頭を抱えてる。
このやり方なら、無限小というやっかいな問題に足を突っ込まずにほぼ微積分を説明出来ちゃうんだけどなあ…

11月20日(金)『スゴイ』
地雷映画男から緊急連絡が入る。
スターウォーズの新作を公開直後に見に行こう、という話をしてたのだが、
なんと1か月前の現在、すでに新宿、池袋周辺の劇場では
公開直後の週末、ほとんど席が埋まりつつあり、との事。
マジですか、と驚いて、劇場選びを一任したら、東京郊外の劇場で、
ようやく予約がとれた、との連絡が来る。
すごいな、今度のスターウォーズ…。

不忍池のユリカモメが減った気がする、と昨年書いたのだが、
今年はそれどころか、まだほとんど来ていないようだ。
例年、この季節には結構な数がすでに渡って来てるのに…。
シベリア方面で何かあったのか、30年前に突然不忍池に進出した時のように、
また忽然と姿を消してしまうのか…

11月09日(月)『水の館』
ダメ人間兼コックと久しぶりに休みが重なったので、
実は生まれて初めて、という感じで葛西臨海公園の水族館に行く。
と思ったら、正式な呼称は、日本語でも英語でも水族館ではないのね。
つまらん自己主張をするなあ、と思ったんですが、内容はそれなりに興味深いものでした。
ペンギンに微塵もやる気が無かったのが残念ですが…。

ついでに秋葉原のガード下にできたB1グランプリ屋台村に行ってみる。
まあ、正直一回行けば話のタネにはなるな、というかお値段高すぎでしょう、あれ。

11月07日(土)『変だと思う』
どうも最近の韓国系の皆さんにおける名前の英語表記がちょっと妙なのに気がついた。
キムさんだとアルファベット表記がKING、パクさんと思われる人がPARK、文さん(?)がMOONさん、
という英語普通名詞になっており、正直言って妙な印象が拭えませぬ。
なんかドミニカから来た期待のスラッガー、名は公園です、何言ってるんだあんた、という感じで、
本人たちは疑問に感じないんでしょうか、この名前…

11月02日(月)『戦果』
というわけで、今年の神保町古本まつりが終了。
ここ10年くらいでは初めてと思われる、期間中、一度も雨が降らない古本まつりでした。
昨年は終了間際に値引きされた本を狙う北極海のハイエナ作戦で攻めたところ、
狙っていた本の多くが売れてしまっていて大惨敗、という目にあったので、
今年はめぼしい本は全て先に抑えました。

例年、期せずして購入する本に偏りが出るんですが、今年は朝鮮半島の年となりました。
ついでにアメリカの太平洋方面における暗号解読に関する最高の資料、
Double-edged secrets(諸刃の剣の秘密たち)が太平洋暗号戦史なるタイトルで
昭和55年に邦訳されていたと、初めて知る。450円というタダみたいな価格なので購入。
まあ、英語版はまだ半分も読んでないので、あとは日本語で読みます…。
その方が3倍近い速度で読めますからね(涙)…。

ついでに小川町のカレー祭りが、えらく大人気になってました。
帰りにちょっと覗いたら、あまりの人出に速攻で退散することに。
ほんの数年前までは、そんな人気イベントではなかったように記憶してるんですが。

10月24日(土)『始まる』
今年も神保町の古本祭りがやってまいりました。
すなわち、今年も散財せざるを得ないわけです。
いつの間にか定番の併営イベントとなってた小川町のカレー祭りも
今年もやってるみたいですね。
とりあえず11月1日までで、今日のところは軽い偵察で撤退。

10月19日(月)『ハチその後』
とりあえず、その後1週間近く窓際に居座っていたアシナガハチですが、
好天の日に窓を開けておいたら全部飛び立っていってしまった…
と思いきや、2匹だけ、いつの間に室内に入り込んで壁に張り付いてるのを発見。
連中はもう10日以上食事を取ってないはずで、このまま越冬するのか、
死を待っているのか、冷静に考えたらどっちも結構迷惑だなと思う。
とはいえ、追い出すのも気の毒なので、しばらく様子見の予定

10月09日(金)『なんだろう』
ハチが部屋に居る。
1週間ほど前、気がついたら窓の上、サッシ部分に10匹以上のハチが居たのだ。
その前から、今年はやけにアシナガ蜂が部屋に入ってくるなあ、と思ってたんですが、
まさか集団で住み着いてるとは思わず、驚く。

が、これが動かない。調べてみるとアシナガ蜂は越冬しないらしい。
このまま死ぬのかな、と思って放っておいたら、3日程前の朝に、
一斉に外に飛び出していってしまった。
ああ、さようなら、と思っていたのだが、その日家にかえると、
同じ場所に、ほぼおなじ数のハチが固まっていました。
あ、帰ってきたのね(笑)。

その後は、まったく動かないような状況で2日が経ち、
窓を明けても出て行かない状況が続いてます。
このまま死を待っているのか、実はアシナガ蜂でも越冬する個体がいるのか。
連中は食事をしてないはずなので、1周間もすれば答えは出るでしょう。
今まで、5年以上住んでいて、こんな事態は初めてで、何があったのやら。

昆虫だと、一部で有名な新潟周辺のカマキリの天候予知能力など、
(秋の段階で翌年の積雪の高さを完全に予測し雪が積もらない高さに卵を産む)
なんかの前触れで無いといいけどなあ、と思ってる秋の日。

09月28日(月)『知らなかった』
ここしばらくお世話になってるアジア歴史資料センター、
てっきり国会図書館の裏庭にでもあるんだろう、と思ってたら、
本郷三丁目にあり、家から歩いて行ける距離だと知って驚愕。
夕撃旅団本部2010に移動してから5年間、全く気が付いてませんでした…。
ネット上でしか利用しないからなあ…

河鍋暁斎、サッカー協会、杉浦茂、さらにアジア歴史資料センターと、
意外にカオスなのね、あの一帯…
「それから」の主人公が謎の時空間ワープをするのはもうちょっと東なのだけど、
漱石はこの21世紀の混乱を見抜いていたのか、とも思う秋の日。

09月25日(金)『秘密』
例によって英語対応最前線に駆り出され、アメリカ人と話をする。
でもって彼はホテルでみた“ハイテク トイレ”ウォッシュレットにえらく驚愕しており、
会話の4割がそれだったという状態に。
確かに欧米圏ではあまり見た記憶がないですね。

で、なんで便器にあれだけスイッチがついてて、シャワーや洗面台に付けないのか、
あのジェット機の操縦席のようなボタンの多さは、日本人だから操縦(?)できるのか、
などといろいろ質問攻めに会いました。
ちなみに、特定の順番でボタンを押すと、秘密通路のドアが開いたりとか、
天井が開いて外に打ち出されたりしないのか、と聞かれたので、
気づいてしまったものは仕方ないが、無事アメリカに帰りたいなら、
その点は黙っておいた方がいいぜ、とアドヴァイスしておく。

09月22日(火)『秋にはなんとかしたい』
というわけで、世間様が4連休、5連休を満喫されてる中、私は元気に仕事中です。
ほとんど冷夏だよな、という8月下旬以降の気候不順でカゼ引くわ、
PCは壊れて買い替えになるわとなんか今年の夏はロクなことが無かったような…

09月09日(水)『意外となんとかなる』
というわけで6年間に渡って使っていたPCが完全に昇天、新PCを購入。
6年前と同じ予算でメモリ搭載量は一緒(4G)、CPUのコア数も一緒(2)、
ただクロック数が2.5割増し(3GHz→3.7GHz)になった、という感じで、
以前のように、こんな性能のPCが、この価格で!といった感動はないですね。
それでも、You tubeの1080HDの60コマ動画がキチンと動くようになったりと、
高速化はしたな、というのは感じられるので、まあ良しとします。

ちなみにOSは発売になったばかりのWindows 10。
この半年で自宅のPCはXP、VISTA(32ビット)、10(64ビット)と次々に交代したことになりますが、
とりあえずXPで動いてた当家の主力ソフト、Office2000、PhotoimapctX3、Alphaeditの
3本は64ビットの10でも問題なく動きましたから(インストールに癖があったりするが)、
意外に簡単に新環境に移行できました。
必要なデータ類はHDごと新PCに移しておしまい、ネットのブラウザは今ではボタン一つで
従来の環境を再構築してくれますから、これも楽でした。

個人的な使用感からすると、ストレスを感じないOSとしてはXP、10、VISTAの順、
いろいろ便利だ、という点では10、XP、VISTAの順で、意外に悪くないです、10。
というか、ほんとにVISTAはしょーもないOSでした(笑)。
ファイルの表示で、更新日ごとに並べるだけで一苦労だったものなあ…。

といった感じで、今後数年は、この環境でやってゆく所存でございます。

09月05日(土)『終わる』
神保町の書泉ブックマートが閉店になる。
25年以上、月数回は訪れていてた本屋であり、
私が生涯で買った漫画と絵コンテ集の恐らく7割は
ここで買っているのでなんとも寂しい限り。
昨年あたりから妙な改装が続いてたのはやはり経営が苦しかったのか。

1990年代の初めのころまでは東京といえど漫画の専門店なんて数えるほどしかなく、
そういった意味でここの3階(後に2階)の漫画売り場はありがたい存在でした。
東京の漫画屋が秋葉原に集中し始めるのは1990年代中盤からで、
それまでは新宿と神保町にしか、デカい漫画屋さんは無かったのです。
(秋葉原の場合、ファミコン登場(1980年代末)、ファミコンのソフト屋が増える(1990年代初期)
そこからオタク文化の店が一気に増える(1990年代中盤以降)という流れ。そこに1995年のWIndowsブームが追い打ちを掛けた)

今や地方都市にさえ漫画専門店がある時代ですから、夢のような話ではあり、
書泉ブックマートの役割も終わっていたのかな、とも思いますが、
やはり寂しい話ではありますね。

08月29日(土)『無念無想』
半年ほど家ではWindows vistaを使ってましたが、
OSが自動でやってるWindowsアップデート後にUSBドライバが暴走、
毎日ブルースクリーンを2回は見る羽目になる。
いろいろやって見ましたが打つ手なし、やれやれ、
という感じで再びXP環境に戻っております。

OSレベルでのセキュリティを考える必要は実は既に終わってるので、
これでまあいいか、としばらくはこのまま行くことに。
そろそろWindows10のPCにするべきなのかもしれませぬが、
今年は出費が多くて、なかなかそうもいかんからなあ…

08月25日(火)『動く中心地』
千葉のパルコが閉店すると聞く。
今では想像もつかないが、以前のパルコは一種の街のステータスというか、
あるだけで人が集まる、という施設で、
一時は千葉の繁華街はここが中心だったのだ。
時代だなあ、と思うのと同時に、街の中心は常に移動するなと思う。

千葉の場合、駅から離れた千葉銀座という地区が20年くらい前までは中心部で、
そこから徐々にJR千葉駅に中心部が移って行く、という流れだった。
さらに以前は、今は地元でも知らない栄町という地域が中心地だったのだ。

浅草もそうで、今では仲見世とそれと交差する新仲見世が中心となってるが、
かつて浅草の人出の中心地は西のはずれと言っていい、すし屋街と六区の映画街だった。
今でも、それなりに人はいるが、競馬に来る連中と、ドン・キホーテばかりが目立つ
やや寂しいエリアになってしまったのも事実だろう。
私の祖母の時代には、人が多くてまっすぐ歩けなかったというから、比べるべくもない。

東京、という大きな街を見てもそんな感じがする。
30年前まで、東京の主な繁華街はすべて西にあり、
池袋から新宿、渋谷がすべてだ、という位のものがあった。
それがこの5年前後で、一気に人の流れが東に向かいつつあるような印象があり、
今時、渋谷といって若者の街という連想は
ほとんどありえない世界になったように見えるし
秋葉原なんて、年末のボーナスシーズン以外、さほど人の居ない街だったのに、
今では深夜まで、スカートにLEDを仕込んだメイドさんがビラを配ってる。

さらにすごいのは東京駅から日本橋にかけてで、日曜日はゴーストタウンのような
一帯だったのが、いつの間にか、東京を代表する繁華街になりつつある。
浅草もそうで、あの街の30年前は、ジイちゃんバアちゃんと、
それに連れられた小学生の孫(私だ)がウロウロしてるだけの街で、
日曜だろうと、人はそれほど居た記憶がない。
今の浅草の繁華ぶりは、私には想像もできなかった。

街は生きてるのだが、何か法則性があるわけでもなく、
なんとなく不思議だなと思ったりする夏の日。

08月20日(木)『なんかすごい』
事務方だけど現役アメリカ海兵隊員の人が
何気なく使っていたクレジットカードを見て驚く。
アーリントンにある、硫黄島に星条旗を立てる海兵隊員像の写真が、
バーンと全面にプリントされていて、目にもまぶしいMarineの文字がその上に。
海兵隊員のみが持てるカードなんだそうですが、全員がこうなのか、
それとも希望者だけなのかは、聞きそびれる。

なぜクレジットカードでそこまで自己主張しなきゃいけないのか、
つーか、その絵柄を日本で使うのかあんた、というのをうまく英語で伝えられず、
とりあえず、詳細は謎のままだったりします。

08月09日(日)『その差』
細田監督の新作映画を見てきた知人と話をする。
宮崎駿監督との違いは、思考能力、知識、そして空間把握能力であろう、
という私の主張は、イマイチ、受け入れられず。
とくに最後の空間把握、というのは理解してもらえない。
ただし誤解なきよう申し上げて置くと、1978年からずっと宮崎作品を追いかけて人間として、
このたった3つの要素以外で見劣りがしない、という人は他に知らないので、
やはりすごい人なのだとは思います。

話を戻すと、絵を描く人間には二種類あって、物体(人物)を単体で像として捉える人と
極めて少数ながら、空間を切り取って、対象はその中に含まれてるタイプの人が居ます。
…分かりにくいですかね(笑)。

前者、対象を単独で捉える人の特徴がど真ん中構図の連発でして、
画面の真ん中に人がいて、背景があっておしまい、というアレですね。
これは極めて退屈な映像が続くのですが、世界中の漫画家とアニメ演出家の98%このタイプです。
対して、空間を把握する人は、画面の中にまず空間を作っておき、
その中で人物だろうがメカだろうが描画されることになります。
…分かりにくいですかね(笑)。

宮崎さんは貴重な後者、空間をまず作り出してから、そこに人物を配置してゆく画面を作ります。
対して細田さんは、非常に努力をしてると思うんですが、本質的に物体を単体で捉える人なので、
ちょっと油断すると、すぐど真ん中構図になるんですね(笑)。

ただし宮崎さんもハウル以降、アレっと思うようなど真ん中構図をやるので、
年齢とともに衰える能力なのかもしれません。

まあ、だからどうした、と言われても特に何も無い話なのですが。

07月27日(月)『スゴイ時代』
用の無い休日はだいたい神保町の本屋街にいるのですが、
最近はこんなとこにまで外人さんの観光客が来ていてスゴイ時代になったと思う。
25年くらい前は、広東語を話す怪しい集団が書泉の3階で漫画買いまくってたんですが、
著作権の管理がうるさくなってからは(笑)、日本人の街、という地域でしたからね。
私が見てきた限りでは、こんな街、世界中でここだけですから、
何気にもっとアピールしてもいい気がしましてよ、実際問題。

宮崎駿さんの辺野古基地に関する記者会見を見て、1週間近くいろいろ考える。
頭の切れる人だなあ、と改めて思うのと、人間が丸くなったのだなあ、という結論に至る。

07月17日(金)『ある意味スゴイ』
韓国から来た人が、初代大統領李の評価が最近国内で高まってる、と言う。

高まってるってあーた、あの人が朝鮮戦争中に何をやって、
どれだけ自国民を犬死させたかわかってるのか?と聞いたら、
そんな話は聞いたことも無いという。
となると、その後の弾圧政治も知らないのだろうな、と思う。

少なくとも当時のアメリカ軍関係者の文献を10分も調べれば、
ウンザリするほど李の人間性、政治家としての最悪ぶりが出てくるのに
彼らはそんな基本的な資料すら読まないのか、とちょっと驚いた。

知る、と言うことは実に簡単なのに、その意思がない人間を相手にすると
実にやっかいだと改めて感じた経験でした。

これが国内情報を自由にゆがめられる中国とかだと、もっとスゴイんだろうな…

07月12日(日)『良い』
細田監督の新作、バケモノの子を地雷映画男を巻き込んで観賞。
個人的にはよくできた物語だけど例によって脇が甘い、という感じですが(笑)、
ここら辺りの感じ方は個人差ですから、普通に観てよく出来た作品でした。
お金払って観る価値は十分あります。

1年ぶりくらいに新宿に出て、コマ劇場跡の東宝の映画館ビルを初めて見る。
聞いていた通り、ビルの段差からゴジラが顔を出してるんですが、
あの位置が等身大の高さだそうで、あれ、こんなに小さいの、という感じ。
都内でしゃがんでしまったら、ビルで見えないんじゃないでしょうか、あれ。

しかし、新宿は相変わらず何もない街だなあ、と思いながら早々に退散。
一時間もいたら退屈してしまいますね。

07月08日(水)『圧倒的感謝』
膨大な参加者の居る自由市場で、その価格決定は人為的にコントロールできるのか、
という未だ誰も正解を知らない事柄の解決に、大きなヒントを与えるであろう事を、
現在、中国当局が自国の株式市場に対して自らのお金を使って(笑)
かつて人類が経験したことのない規模で実験、というか冒険を行っています。

これほどありがたいデータ取得のチャンスは他に無く、
太陽系のすぐ横で超新星爆発が起きたような人類史上最大の観測機会でしょう。
いやもう、中国の指導部の皆様におかれましては、感謝の言葉もありませぬ。
現在までのところ、予測どおりに事態は進んでいて、やはり混沌のまま進むのか、
カオスへと進化するのか、毎日とても興味深く観測させていただいております。

06月30日(火)『すごい』
台湾人のパスポートを見せてもらったら、外文別名/Also Known As、という
見慣れない項目があり、そこにTony tin とあったので、何ですかこれ?と聞いたら、
台湾人は中国語の名前と別に英語の名前があり、それだと聞いて大笑い(笑)。

かつてイギリス領時代の香港には確かにそういった慣習があり、
パスポートにも英語名がかかれてましたし、街中のクタビレたおっちゃんが
マージャン中に仲間からブルースと呼ばれていて噴出しそうになった事もありました。
が、あれは香港がイギリス領だったからで(インド人から見ればそれも変な話だが)
なんでまた台湾でそんな必要が(笑)。

ちなみに香港のは自分で勝手につけちゃった名前で、
なんら法的根拠をもたなかったんですが、聞けば台湾でもそうなのだとか。
それをパスポートに載せちゃいますか…と驚くと、これは人によるそうで、
確かに一緒に居た別の人のを見せてもらったら、そんな項目はありませんでした。

おそらく香港経由の文化だろうと思うのですが、よくよく考えたら
蒋介石のスカポンタン一家がアメリカでロビー活動やる時に
聞いてて笑っちゃうような英語名を使ってたから、元はそっちですかね。

ちなみに蒋介石のロビー活動がめぐりめぐって
アメリカのベトナムの泥沼になった事を考えると、なんとも皮肉な風習ではあります。

06月23日(火)『(無題)』
戦争を仕掛けない国、もはや戦争しかない状況を生み出さない国が偉大なのだと思う。

戦争を仕掛けられ、戦争しかない状況でも戦争をしない国はただの愚か者だろう。
そこに待っているのはただの滅亡なのだから、単に戦争をしないからエライというのは少々浅はかだ。

06月18日(木)『エライ目に』
PCのハードディスクが4台中2台ほぼ同時に死亡、という事態に遭遇。
確認してみたら、7年と8年使っていたものなので、まあ寿命なんでしょうが、
まさか2台同時に破損なんて事態は想定してなかったので、えらい事に。

幸い、データの喪失は無しで済んだものの、結構いい出費と、
かなりの時間をこの修復に食われておりました。
ハードディスクの寿命は、やはり5年前後が安全圏と考えて、
早めにバックアップとって交換したほうが良いのかも知れませぬ。

06月07日(日)『ガマの山』
ダメ人間兼コックが、富士登山をやろう、と言い始める。
といっても、我々が山に入っていたのは20年も前の話だし、
ヤツは結婚してから全く、私ももう10年以上、山に入ってない。
死んだら困るぜ、という事で、両者の現状を確認するため、
千葉県北部からもっとも近い800m以上の山、筑波山にゴー。

結論から言うと、両者とも意外に衰えておらず、
だいたい1時間400mのペースで高度を稼ぐ事ができました。
(標高差2000mなら5時間コース)
なんとかなるか?と思うも、もうちょっとリハビリが要る気も。

ちなみに15年ぶりくらいの筑波山だったのですが、
女体山登山道の入り口は相変わらずの異空間で、
巨大なコンクリート製のガマガエル、土産物屋のラジカセでガンガン流される歌謡曲と
ホンマにここは21世紀やろか、という世界が展開してました。

さらにどうも筑波山、付近の小学校の遠足コースになってるようで、
途中、何度も小学生集団によって登坂不能、という場所がありました(笑)。
若い頃はいろんな山に登りましたが、
山道にいる小学生が原因で登れない、というのは初めてでございます。
最後はあきらめて、彼らの集団と一緒に登っておりました。
連中の話聞いてると飽きないし。

ついでに、途中で通過したつくば学園都市が、なんだか妙に発展してて驚く。
巨大ショッピングセンターとかできてるし、
大通りの名にいたってはサイエンス通りですぜ。
…自然科学系の研究者は出て行け、というメッセージ?

05月19日(火)『原宿』
ゴールデン・ウィーク中仕事した借りを取り返しつつあり。
とりあえず平日も時間が取れる地雷映画男の発案で、
六本木ヒルズの展望階でやってるスターウォーズ展を見にゆく。
正直、ちょっと残念な内容でしたが、
久しぶりに展望階から景色を見れたのでよしとしましょう。

その後、何を考えたか原宿のキディランドに行ってみる事に。
建て替えた後は初めて訪問したのですが、意外に綺麗になってました。

つーか、原宿に行ったのは何年ぶりだ、という感じで、
おっさん二人が、ここは我々の来る街ではないね、と確認して帰ったのでした。

05月17日(日)『観る』
週末は情報をいただいて初めて見に行った海洋研究開発機構の施設一般公開、
そして東大本郷総本山の五月祭りと、いろいろ面白いものを見て来ました。
結果、今年は浅草の三社祭を見に行けず…。

東大の物理、金融工学ならぬ経済物理学なるものを始めてましたが、
残念ながらそれ、前提条件の最初の一歩目で間違えてる、とは言い出せず…。
(結局、これもブラウン運動の乱数系を基礎にしてる)

ついでに、最近、ヤフーやグーグル並みに出現する東大の検索ロボットの出所を確認。
悪気はなさそうなので拒否対象にはしないで置きます。

そして海洋開発機構の公開については、後ほど、簡単に旅行記にする予定。

05月13日(水)『それが普通』
上野、秋葉原界隈の東京東部に住んでそろそろ10年ですが、ここ数年、
海外からの旅行者の増加はスゴイな、としみじみ感じております。
実際、それなりに世界のいろんな場所を見てきましたが、
これだけ巨大で活動的な都市を他に知りませんから(香港がちょっとだけ近い)
21世紀入って10年、ようやく世界が東京を発見した、という感じでしょうか。

10年前、英語圏から日本に来るのはちょっと変人の若者ぐらいのもんでした。
ところが最近はオハイオ州で農家やってるんだけど思い立って日本に来たよ、という夫婦とか
(ただしダンナさんは55年前の軍人時代に日本に来たことがあって日光に行った写真を持ってた)
何度聞いても聞き取れないオーストラリアの奥地からやって来たオッチャンとか、普通の人が増えました。
10年前だったら、確実にハワイかパリに行ってたような連中が、東京に来てるんですよ。

ただし、その分、連中の趣味趣向にも気をつける必要があります。
10年前なら日本の文化に興味を持ってるような連中ばかりでしたから、
日本食とかに連れて行くとよろこばれたんですが、最近の英語圏の普通の人たちは、
日本食はウンザリだわ、とあっさり言ってのける連中です(笑)。
ウドンが長いし、太いし食べ難い、と言われた時は明日からは毎日、
マクドナルドに連れて行こう、と思ったりしてしまいますぜ。

あと、英語が話せる店員がいるか、を気にしない連中も多く、
彼らはどんどん店に入って行って英語でまくしたて、
相手が適当に推測して出してくるものを喜んで食べてます。
ああ、文化が違うなあ、と思ったのでした。

05月11日(月)『入った』
10日の神田明神のお祭りから東京東部のお祭りシーズンが始まりました。
今回は2年ぶりの大祭でしたが、日曜は快晴で、いい感じでした。

ちなみ神田明神はあまりに都心部ゆえに神輿の担ぎ手の住人がいないため、
周辺の会社やら各地の希望者やらが集まって各町内の神輿を担ぎます。
このため、この時期の大手町や神田周辺のビジネスホテルは
そういった人が多く宿泊しており、ホテルのロビーでハッピ着て
コーヒー飲んでるオッチャンの集団とかを見かけてちょっと驚いたり。

05月01日(金)『でかける』
7年に一度の善光寺のご開帳を見たい、という両親のお供に呼び出され、
長野まで1泊2日ででかけておりました。
3度目の長野で、初めて市内を少し歩き回り、意外に都会だなと失礼な驚きを覚えたり…。

善光寺はどうも胡散臭い印象が強いのですが、まあ、ご開帳もそれなりに印象深いものでした。
一度見れば十分だな、とも思いますが。

今回は新型カメラLX-100のテストを兼ねており、いろいろ撮影して来たので、
後ほど軽く旅行記にまとめようと思っております。
つい先日、バンコク旅行記が終わったばかりですが…

04月28日(火)『導入』
てなわけで、夕撃旅団時期主力カメラに指定されながら、あまりの高額(従来の約倍)ゆえ、
導入が遅れていたパナソニックのLX-100、先日調べてみたら、すでに75000円を切っていた。
連休から5月にかけ、いろいろお出かけが予定されてるので、ここらが踏ん切りどころか、
と思って価格を確認するため、お店に電話してみる。

そこで色は?と聞かれたので、夕撃旅団歴代LXシリーズはLX-3を除き全て黒であり、
(LX-3は上海旅行対策で買いに行ったのに黒が品切れ。時間が無かったので銀を購入)
当然黒である、と答えようとしたところ、銀色ならさらに3000円安いです、
と言われ、高貴な銀色はわが旅団にふさわしいと言えよう、と速攻でそちらに変更。
結局、67500円とLX-7の導入価格比べ、約1.5倍の価格で購入できました。ヤッホー。

で、7からいきなり100に数字がジャンプしただけあって、なるほどまるで別物。
特に操作系が画面で機能を呼び出してボタンで決定、ではなく、上部のノブや、
レンズのリングで物理的に操作に変わっており、これが感動的に使いやすい。
いや、まだ使って2日なんですが、もうLX-7には戻れん、というくらいいいです、これ。

写真の画質はまだいろいろ試してるところですが、劇的にどうこう、というものは無く、
堅実に改良されてるかな、という感じでしょうか。
画素数はLX-2以来、10年ぶりくらいに大型化されたんですが、10000万超えてるなら、
大型ポスターでも作らない限り、それほど意味がないですしね。
詳細はまた後ほど、軽く記事にまとめようと思っております。

04月18日(土)『余談』
以下はどうでもいい話、ヨタ話である、として読んでいただきたい。
とりあえず日経平均株価の事を少し話題にしたい。

株式投資の話を人とする時、誰でも2008年のリーマンショックはよく覚えていて、
劇的なまでの株価崩壊を悪夢として話題にする事が多いのに気がついた。
とりあえず、それは正しい。
過去22年間であんな異常な崩壊を見せたのは2008年だけなのだ。

だが、これでは事実を半分しか見ていない。
少なくとも私はまだ一人もそれを指摘する人を知らないのだが、
2013年もこれまた異常な年だった。
これは逆に株価の急上昇が凄まじかった年で、これまた過去22年間でこの年だけが突出している。

人は暴落と言う損失を伴う異常現象には敏感で、長く記憶するのに、
株価上昇という自分の利益に繋がる異常には鈍感なのだ、という発見をさせてもらった。
これは意外に重要なことだ、という話はまたいつか。

04月15日(水)『予想を超える』
我が家の庭に無断で建ってる国立博物館でやってるインド仏像展を見に行く。
歩いて15分程度の距離なんですが、4年ぶりくらいの訪問でした。

で、インド仏像展はちょっとガッカリだったのですが、
久しぶりに法隆寺宝物館を覗いてみたら、以前は気がつかなかった発見だらけで、
ああ、こんな情報の宝庫を自分は見落としていたのか、と驚く。
ついでに新規再開後、2年近くたってようやくアジア館も見たのですが、
これまたなかなか見事な展示になっていて、結局これらを見てたら本館を全く見学できず。

世界で下から3番目くらいにショボイ博物館、というのが以前の正直な感想だったのですが
キチンと見ると意外にすごいな、と改めて思ったりもしました。
そのうち旅行記にまとめるか、それほどでもないか、と悩んでもおります。

ついでに間もなく鳥獣戯画展示が始まりますから、近いうちに再訪する事になりそうです。

04月11日(土)『復活』
改修中だった両国の江戸東京博物館が再オープンしたので見に行く。
以前とあんまり変わってないような気もしましたが、
博物館としては、それなりに面白い存在だと思います。
資料性は微妙に低いんですけども…。
あと風船爆弾の展示がえらく縮小されてたのも残念。
実物の精密模型が見れる、という意味では相変わらずありがたいですが。

今回の改修、スミソニアンのアメリカ史館の影響が感じられたのは私の考え過ぎ?

04月07日(火)『自己満足』
てなわけで画像整理&調整&お絵かきと当家のPC使用率の40%近くを占めるであろう
Photoimpact に関するVISTAでの運用問題。
その後もいろいろ見ていたら8年前の最後の最新版であるX3(13)が
コーレル本社サイトにてダウンロード販売が再開されてるのを発見、
リンクが切られないうちに、速攻で購入。
ちなみにアップグレード版でドルだと19.9ドル日本円払いだと4441円、どういった計算になってるんだ?

でもって夕撃旅団非科学研究所(非研)の総力を挙げてその検証を行った結果、なんとか行けそうだとなる。
英語版なので、ちょっと用語に慣れるまで時間がかかりそうですが。

でもって15年近く使っていますが、私以外にこれでお絵かきしてる人を見たことがないこのソフト。
よって、日本語はもちろん、英語でもほとんど情報がなくてえらく苦労したので、だったら必要な情報は私が書いておきましょう(笑)。

一部で知られているWindows 7 でオリジナルフォーマットのUFOファイルが壊れるどころか、
ファイルの消去すらできなくなる問題はVISTAでも発生しました…。
ただし、これは一定条件で避ける事が可能で、それは
●OSが入ってるHDを避けて保存する
●ファイルを開くのはファイル→参照で行う。ファイルを開くは使わない
で問題は解決(?)します。
さらに言うなら、なぜかWIndows 8ではこの問題は発生しなくっていました。
(ただし一部の画像効果が使えない。旧版の10では問題ないのに…)
まあ、とりあえず当面はこれでやって行くか、という感じですね。

04月04日(土)『キュビニズムが怪しいと思うが』
いわゆる現代芸術とか、アートとか言われてる作品を数多く見る機会がありにけり。
そこで思ったことを少しだけ書いておきたい。

芸術は人の心を動かすものだ、という認識で製作者の皆さんと私の間に差は無いと思う。
ただ私の場合、感動を伴う心の動き、なにか泣きたいような、
あるいは歓喜を呼び起こすような、そんな気分を引き起こすのが“心を動かす”事だと思っている。
感動を引き起こす鍵は人によって差異があるから私は興味が無い印象派の絵で涙する人も居るだろうが、
それでも感動をカギに人の心を動かすのが絵画にしろ音楽にしろ映像にしろ芸術の効果だと思うのだ。

が、今回見た作品の多くは、とにかく心を動かせば芸術である、と考えてるようで
だったら見る人間を驚かせばいい、ショックを与えればいい、という思考の作品が実に多かった。
が、感動を伴わない心の衝動なら別にそんな作品を並べなくても、世の中にいくらでもある。
端的に言ってしまえば、ゴキブリや蛇を見たとき、多くの人が示す反応と同じだろう。
だったらわざわざ絵を描いたり、彫像を造ったりせず、
生きたゴキブリを並べておいても、その効果は同じように感じられる。
彼らの行為は、作り手にとっても見学者にとっても実に時間の無駄を強いてるだけだ。

私がワイエスやマグリット、川瀬巴水の絵を見て得る感動をゴキブリで再現できるか、といえば、それは無理だ。
だが、彼らの作品の多くはそれで代用可能のように見えた。
人を驚かせばそれは芸術、という定義がどこから出てきたのかわからないが、むなしいなあ、と思う。

04月01日(水)『よくわからん』
家ではUQ Wimax、無線回線のインターネットを使ってるのですが、
これが1月下旬からしばらく、接続すらできないことがある、という大不調に陥る。
そういや2年ほど前にも同じような状態になった事があるのを思い出す。
この時、コールセンターに電話したら、あなたの家の近所では不具合は見つかってません、と回答されておしまいでした。
仕方ないので解約の準備を始めたら、一ヶ月ほどの不調の後、突然回復してそのままとなったのでした。
さて、今回はどうなのか。

結局、2ヶ月近く不調が続いた後、3月中旬からようやく安定し始めたのですが、
確認してみたら回線速度が従来の倍近い11Mbpsになっておりました。

うーむ、いいんだか悪いんだか、評価が難しいサービスだなあ、と改めて思ったり。

03月27日(金)『桜と色』
上野周辺の桜が本気を出し始めてます。
今週末で七分咲き、おそらく満開は来週の半ばじゃないかと。
次の週末には散り始めてる可能性が高いですが、
3月中に満開、完全に散ってしまった昨年のような事態は避けられそうです。

新しいお絵かきソフトで絵を描いてますが、
絵を描くよりも色をキチンと作る方がはるかに難しいと今更気がつく。
これ、実際の絵の具だと、元の色に少しずつ白を混ぜるだけで
結構、狙った色になってしまうんですが、
デジタルってそこら辺りが微妙だったりしますね。

03月22日(日)『おのれ』
現状は前回の日誌に書いた通りなんですが、やはり長年親しんでしまったPhotoimpact の操作性が身に染み込んでおり、
なんとかならんかと調べてみたら、なんとアメリカのNOVAという会社が
Photoimpactの版権を買い取り、Photoimpact pro 13 なる名前で売り出してるのを知る。
しかもPhotoimpact X3最大の問題、Vistaで動いてもなぜか7と8ではやはりファイルが壊れる、
という点を修正済みなんだとか。
これだ、注文だ!と思ったら日本国内販売はなし、ダウンロード販売もなし。
でもって海外配送を頼むと、本体99ドルに対して送料が60ドル(涙)、しかも到着日は全く未定との事。
うーむ…
まあ、これを買うしかないのだろうなあ、と思うんですが、もう少し探してみるか…

03月21日(土)『問題』
というわけでWindows Vista環境に移って最大の問題が、
画像ソフトのPhotoimpactがイマイチ不調でダメっぽいということ。
私の持ってる10年前に出たVer.10はXpまでの対応らしくセーブデータがいろいろ変になる。
じゃあ、最新版を買うかと思ったら、なんと8年前に最後のVer.X3(13と読むらしい)を
出した後、開発が打ち切られたらしい。
そして当然のごとく、このVerX3は今更手に入らないみたい。

デジカメの写真をホームページ用にするのも表紙の絵を描くのも、
全てこれだけでやって来ただけに、こりゃ参った、という感じになる(涙)。
とりあえずJpeg 画像ならデータの破損は起きないので、デジカメの写真変換はいいとしても
絵を描くのにはちょっとキビしい感じがあります。

現状、無料で使えるお絵かきソフトを試してますが、やはり慣れるのには少し時間がかかりそう。
ついでに最近のお絵かきソフトは、こんなにきれいな線が引けるんだと10年ぶりの新規開拓で驚いたり。
まあ、私の絵の場合、線なんてどうでもいいので、影響は少ないんですけどね(笑)。
とりあえず4月分の表紙絵から切り替えて行くことになりそうです。

03月13日(金)『決断はいつか』
夕撃旅団次期主力カメラに指定されながら、従来のLXシリーズの倍の値段、
という事から予算の都合により採用が遅れてるLX-100ですが、
ようやく8万円を切ってきましたね。

ここらが底値か、という気もするのですが、これを買ってしまうと、
本年の旅行予算を大幅に削る必要があり、さてどうしたものか。
とはいえ、せっかく出かけるなら新しいカメラにしておきたいところ。
悩みどころですが、もうちょっと考えるか…

03月10日(火)『お粗末』
OSをWindows のXPから今更Vistaに変えたのですが、
XPを13年ほど使っていた間には一度も無かった現象が次々と発生。
お粗末だなあ、Vistaと改めて痛感させられております。

●ファイルがディスク上から消せなくなる
(ディスクの最適化ツールで戻るが、500GBのハードディスクで2時間かかる(笑))
●外部のWWWアドレスからローカルファイルに移動するとインターネットエクスプローラーが高確率で固まってしまう(IE9)。
これができないと自分のサイトの動作確認ができないので困る。
現状はFireFoxに切り替えて対応中。
●フォルダの表示設定が変えても変えても初期値に戻る。

などなど、まあ出てくるわ出てくるわ。
NT系のOSからVistaの開発に切り替えた段階で、優秀な技術者は
マイクロソフトから、みんな居なくなってたんですかねえ…。
Vistaの改良版ともいえる7では多少はまともになってるのか。

ちなみに8は実家と仕事で使ってますが、自分の家では見るものイヤです…。
XPってすごいOSだったのだなあ、と今さら改めて思ったり。

03月08日(日)『疑問』
しばらく朝鮮戦争の事を調べております。

この戦争は大きく分けて北朝鮮VS国連軍(米軍)の第一ラウンド、
それが北朝鮮軍の崩壊に終わった後、中国軍が乱入した第二ラウンドの
二つにわかれるのですが、第二ラウンドの序盤において、
中国軍はアメリカ軍を圧倒し、兵員数の差もあって、殲滅にちかい戦果を挙げます。
(ただし人的被害はむしろ中国軍の方が大きかったが…)

このとき、アメリカ側の総司令官はマッカーサー、
中国側は共産党軍の彭徳 懐(ポントー ホワイ)だと見られていますが、
実際に朝鮮に送り込まれた軍の多くは
国民党軍の残党、つまり蒋介石が台湾に逃げた際に置き去りにされた連隊、師団、
あるいは内戦中に共産党に投降してきた兵士が多くを占めてました。
毛沢東は、最初から元敵であるこの連中を朝鮮半島ですり減らすつもり、
すなわち生きて帰らせない前提で、送り込んだような印象があります。

となると、朝鮮半島北部で激突したのは、かつて日本軍が惨敗したアメリカと、
ほぼ一方的に勝ちまくった中国軍だったわけですが、
朝鮮戦争においては、中国軍がアメリカ軍(陸軍&海兵隊)相手に
見事な待ち伏せと奇襲で、大打撃を与えているわけです。

なんで日中戦争中に日本軍相手にこれをやらなかったのだ、
というのが大いなる疑問その一(笑)。
関東軍参謀部なんて政治好きなだけのシロウト集団ですから、
この戦術で南京より奥の山岳地帯で戦えば、間違いなく歴史は変わっていたでしょうに。
待ち伏せ、奇襲、敵戦線への浸透は、共産党軍(八路軍)の戦術で、
連中は共産党に降伏した後に学習したのかなあ…。

そして疑問その2は、韓国軍の異常なまでの中国軍に対する弱さ。
初期に北朝鮮軍と戦ったときも悲惨でしたが、それは戦車が無い装備の差による部分も多く、
一部の師団は、その中でも一定の戦果を上げています。

ところが第二ラウンド、中国戦となると相手が中国軍とわかったとたん、
部隊がほとんど戦わずに崩壊、壊走、という例が同時多発的に発生、戦線に穴を開けまくり、
米軍があそこまで追い込まれた大きな要因のひとつを造ってしまってます。

この現象については、当時のアメリカ側も「韓国人は中国人に抜きがたい恐怖心を持っているのか」
という疑問を感じさせており、どうも李氏朝鮮時代の数百年に及ぶ中国の長期支配が
(欧米的な支配関係ではなく、東洋的な朝献関係だが)
朝鮮半島では中国に抜きがたい恐怖心を植えつけていたのか、とも見えます。

ここらあたりは21世紀の韓国の中国に対する異常と思えるような従順さ、
従属関係にすら見える対応に繋がるのかなあ、とも思ったりしています。

02月28日(土)『よい例』
F-22への道の連載の中で書いたOODAループの話で、
一番中途半端な説明に終わってしまっていたのが、
状況把握を行う時の概念化の過程でした。
何度か書き直してるものの、未だにキチンと説明できてる自信がありませぬ。

これのカギを握るのがボイドが珍しく文章で残した破壊と創造の一文なんですが、
これを分かりやすい例でどうやって説明するか、ずっと思いつかなかったわけです。
が、最近また宮崎駿監督の作品を観たりして、ああ、これだったと思いつく。

宮崎駿監督は、独自の世界観を持った、オリジナリティの高い作品を造っておりますが、
本人が何度もネタばらしをしてるように、殆どのアイデアに元ネタがあります。
が、元ネタを徹底的に分解、消化し(破壊)、そこから自分流の形に組み上げ直して(創造)
全く人が見たことがないような、ナウシカの世界観やラピュタの設定みたいなものを造ってしまいます。

さらに原作がある映画でも、徹底的に元の物語を分解、消化して自分流に再構築し、
まったく新しいと言っていい物語を生み出してしまうわけです。
(ハウルのように大失敗もあるけども)
ちなみに、宮崎さんの場合、自己作品に対してもこれを行う人で、
紅の豚も原作とかなり変わってますし、もののけ姫に至っては、
最初は美女と野獣とリア王(というか恐らく黒澤明の乱)を合体させた話だったのが
最終的には、あんな話になってしまっています。

ああ、無から有を生み出すのではなく、有を分解、再構築して新たな有を生み出す、
これこそ破壊と創造の好例ではないか、と思いついたのですが、
これをキチンと説明しようとすると、著作権の壁を直撃することになりそうなので、
日記に書いておくだけでお茶を濁します…。

ついでにアインシュタインの特殊相対性理論も、
マッハ力学とエーテル理論の分解、再構築なので、破壊と創造のいい例ではあるんですが、
こっちは話がややこし過ぎて、誰にでもわかる形にできる自信がありませぬ。

道は遠いなあ…

02月22日(日)『移行する』
家のPCでは、お金のやり取りもしないし、個人情報が入ってるわけでもないしで、
いまだにOSはXPのままだったのですが、ちょっとセキュリティを気にする状況になり、
さすがにXPでは厳しいなとアップデートの必要に迫られることに。
でもって結局、8年前に買って使い物にならん、と放っておいたVistaを今更ながら、
インストールする事にしました。

アップグレード版なので、XPのクリーンインストールから始めて、
Vistaのインストール終了までが約4時間(HDのフォーマット時間含む)、
そこから始まったSP1、SP2、IE9をはじめとする各種アップデートファイルの
ダウンロードとインストールで約5時間、結局、まともに動くようにするだけで
1日仕事となってしまったのでした…。

さらに元の作業環境を再構築するのに半日かかり、ようやく今、終わったところです。
こうなると最近のWebブラウザに積まれている、サーバ側でお気に入りなど
全部保管してくれる機能、ありがたいなあ、と再認識。

とりあえず32bitですが性能的にはwindows 7でも問題がないPCなので、
かつてのようなイライラ感は無しで使えました。
以前は動かなかったソフトもSP1以降なら動くようになってましたし。

ただ通常の状態で立ち上げただけで、950MBのメモリを使ってるのには驚く。
Webブラウザを開くと、即効で1GBを超えてしまいますから、
XPの約3倍以上のメモリの使い方ですね。
こりゃ発売当時のPCの性能では無理があるわ、と今更ながら思ったり。

まあ、しばらくはこれで行きましょう。

02月16日(月)『面白い』
週末は東京駅周辺の散策に費やす。

駅前と言うか駅裏(八重洲口)にある国立フィルムセンターを
久しぶりに訪問したら、上映施設ではない、日本映画の歴史の展示が
かなり充実したものになっていました。
わざわざ見に行く価値はあると思います。

そして東京大学の小石川博物館分館から東京駅前に拡大移転した
インターメディアテクも初めて訪問し、これも意外にいい施設でした。
よくわからん名称と、以前の展示に合ったこじんまり感が失われたのは残念ですが、
これも見に行く価値はあると思います。
ついでに小石川にはあった、さまざまな船体の抵抗試験用模型は
ぜひとも展示を復活させて欲しいところ。

02月07日(土)『地道なデータ』
確率が有効に見える世界、金融だとか砲撃における数学的解析だとかにおいて、
誰もが何の疑問も持たず正規分布でデータを処理したがるのはなぜだろう。
人間が作り出す乱数がそんな単純か、というのを地道にデータを集めて確認しないのか。
世の中はそんな単純じゃないのになあ、と思う事が多い冬の日。

ここら辺りは厳密に確率論をやった人ほど、
正規分布の罠にはまる傾向があるような気がする。
理論も大事だけど、実際のデータくらい、手間を惜しまず確認しましょうよ…。
さらに最近の場合、コンピュータの作る乱数が現実と一致するという前提条件を
誰もが無条件で受け入れてるのを見る事が多く、これってちょっと怖くもなるなあ。

ニュートンがその力学の前提とした“そんなの常識で考えて問題なし”
な時間の概念は実は大間違いで、これをマッハが指摘して、
アインシュタインが最後の成果を得てしまったわけです。

同様に確率的な処理においても、ロクに検討しないで
“常識で考えて問題なし”って楽天家が多すぎだと思うのでした。

02月02日(月)『知らなかった』
どうもおかしい、何かおかしいとは思っていたが、
ナチスの武装親衛隊の階級の呼称が
ドイツ陸海軍とは全く異なるとようやく気が付いた。
両者の呼称はアメリカの海軍、陸軍以上にまるで別物なのだ。
なんじゃ、そりゃ…。
指揮系統に将軍階級が一人も居ないと思ってたら、そもそも呼称が違うとは…

日本で言ったら、自衛隊とは別に自民党が組織した私兵みたいなものだから、
差別化したいのはわかるが、給与体系は国が管理してるんだし、
軍と共同で作戦に当たってるのだしで、もう少し工夫があってもよかろうに。

日本式の大中少、で尉官か佐官という階級制は、世界一合理的かもしれぬと思ったり。

01月31日(土)『みごと』
ダメ人間兼コックと休みが久しぶりに重なったので、
未訪だった江戸東京建物園を訪問してみる。

昭和初期な感じの建物を建物を集めた、というか、
当時の金持ちの家コレクションというか、といった庭園型博物館がこれ。
同じような発想の明治村が村どころじゃねえ、という規模なのに対し、
こちらは1/10程度、極めてこじんまりした施設でしたが、思ったよりいい感じでした。
つーか、高橋是清の暗殺された部屋って、普通に展示してるんですね…

同時に3月までらしい企画展示、ジブリの建物展もかなりいいモノです。
千と千尋の湯屋へ渡る橋、下が鉄骨のナンチャッテ木造橋だったとは、
今まで全く気づいてませんでした…。

01月26日(月)『見てない』
上野公園の西の外れ、ゲイ大、否、芸大前にある黒田記念館。
洋画家の黒田さんが寄付したお金で建てられたものらしく、
館内の絵は基本的に黒田さんの絵ばかりで、つまりません。

が、その建物は中々立派で、時々観にいってたのですが、
この2年前後は補修工事で閉館状態でした。
それが再度公開されてから、随分経ちますが、これをようやく見に行く。
歩いて15分の距離なのに、未だに行ってなかったのです。
で、絵は相変わらず見る価値ないですが、建物は相変わらずいい感じでした。

そういや根津の朝倉彫塑館も再公開後、未訪のままだったなあ…
あれも朝倉さんの彫刻は見ても眠いだけですが、建物は立派なのです。

01月22日(木)『学習』
必要に応じて、引き続き英語問題での矢面に立たされて続けてますが、
どうも相手の言ってる事はわかるんだけど、なんと答えていいのかわからん、
という場合がかなり多い事に気が付きました。

例えば、その柱の裏、とか、グルッと向こうから回りこんで、といった表現は、
英語でなんて言うんだ?と会話に詰まってしまうケースが多々あり。
実際の会話を知っていればチョロイのに、知らないとどうしようもない、
という内容は、英語圏で生活でもしない限りどうしようもないなあ、と思う。
なので、私のせいじゃないのよ、と言い訳しておく。

01月09日(金)『年齢』
久しぶりにダメ人間兼コックと会って話をする。
中学以来の付き合いなわけだが、元々は5人ほどの仲間がいた。
残り3人は1人が地元、1人は行方不明(涙)、最後は自衛隊で日本中をウロウロしてる、
という状態で、ここ10年以上会ってないよな、という話になる。
久しぶりに会ってみないか、と声をかけようか、と二人とも考えるも、
どっちがその段取りを取るのかで決着がつかず。
しかし、そんなに昔をなつかしむ歳になったんだなあ、とも思ったり。

01月06日(火)『ホンモノのダンジョン』
所用で東京駅の地下にもぐって、地下鉄二重橋駅から
有楽町駅の地下までが既に繋がっている事に今さら気が付いた。

となると二重橋駅から東京駅、そして大手町駅に抜けられるから、
南北で1.5q、東西で500m近い超巨大地下迷宮となっている事になる。
つまり銀座のド真ん中から、大手町の外れ、将門の首塚跡まで地上に出ないで歩けます。
今さらながら、これってムチャクチャ、全人類史上最大最強のダンジョンでは?と思う。
例えば地図を広げてあなたの家から
南北1500m、東西500m先ってどれだけ遠いか確認して見てください。
ホントにビックリするから(笑)。
あと30年待って、世界遺産に登録するべきですよ、これ。
私の知る限り、こんな構造物、世界中でここだけしょう。

さらに周辺のビルの地下街を巻き込むとまさにホンモノのダンジョンで、
この全体像を完全に把握してる人は果たして居るんだろうかと思います。
東京に来る事があるなら、一度は見ておいて損は無いんじゃないでしょうか。
ちなみに地元といっていい私でも迷います。案内地図無しでは絶対目的地につけませぬ…

01月04日(日)『2015』
とりあえず2015年の正月は大晦日から三が日まで実家に帰省。
20年ぶり以上という感じで、地元の人間もほとんど知らないってな
ウワサもある千葉のポートタワーに登ってきました。
周囲に何もないので(涙)眺めはいいのですが、何もないので、
上から見てもそれほど楽しくないという致命的な弱点は相変わらず。

しかし千葉市中心部は20年近くたってもほとんど変わりませんね。
現在千葉駅の駅舎が数年越しの大改築中ですが、変化はそれくらいかも。
東京という街の変化速度は極めて異常なのだ、と今さら思ったり。

12月31日(水)『買った』
約4年半乗っていた自転車を買い替える。
もともと1万7千800円という値段で買ったもので、
2年も乗ればいいだろうと思っていたことを考えれば大往生でしょうか。
もっとも、モノは悪くなくて通常価格はその倍でしたから、値段相応だったのか。

で、都市型マウンテンバイクといったタイプから、
カゴ付のお買いもの自転車に乗り換えたのですが、
最近の自転車のブレーキレバーの精度や、暗くなると自動点灯するライト、
前輪のハブ(受け軸)部に埋め込まれた発電機などにちょっと感動する。

今回も以前に見た価格から3割近く安くなってるのを選んで(笑)、
約15000円という買い物となりました。
さて、どれだけ持つか、大事に乗ってみようとは思ってます。

12月26日(金)『きらきらしてる』
招待券を戴いたので、東京国際フォーラムでやってる宝塚歌劇団の展示を見に行く。
予想はしていたものの、会場内の9割9分は女性客で、一人で来てる男は私だけでした…。

当然、会場内ではキラキラな世界が展開されており、ウットリ見学中の女性客には
このベルサイユのバラの小道具の小銃はどう見てもボルトアクションね、
そうねフランス革命の時代の話なのにね、フフフ…
などといった野暮な会話を交わす人も無く、不思議な一体感に包まれておりました。

1920年代のパリと、1950年代のブロードウェイと、年代不明のリオのカーニバルを
一斉に日本の温泉の女湯に放りこむとこういう世界になるのかなあ、
最後のステージの衣装で家に居たら、NHKの集金とか裸足で逃げ出すよな、
といった事を考えたりもしましたが、それなりに完成された世界で、興味深かったです。

いつかは劇場に観にいく勇気が私に芽生えん事を。

12月15日(月)『どうでもいい話』
女子高生がパンを咥えて遅刻遅刻と叫びながら道を走ってくると、
角で男の子とぶつかって恋が始まる、という漫画の鉄板ネタの話を知り合いの若人とする。

それの元ネタは1990年に掲載されたサルでも描ける漫画教室だと思われてるが、
実は1988年の段階ですでに江口寿史さんが同じようなネタで漫画を描いてるのだ、
こっちが元祖だよ、という話をしたがイマイチ理解されず。
まあ、歴史ってのは誤解に基づいて作られるものだから、それはそれでよし。
(後で確認したらNANTOKA NARUDE SHO! に収録されてる。ただしパンは咥えてなかった)

12月10日(水)『だよね』
日本の戦闘機とかはよう知らんし興味もないのですが、
陸軍が採用した日本の技術の最高到達点であろうという、
四式戦疾風だけはちょっと気になって、最近いろいろ調べたりしてます。
その過程でちょっと興味深い話を見たので書いておきませう。

昭和19年の9月、第16飛行団の80機からなる疾風が
初めてフィリピンに進出するわけですが、この時は沖縄、台湾経由で
全機が自力でフィリピンに飛んでます。
で、その間の記録を追いかけると興味深い話がいくつも出てくるのでした。

まずパイロットはコクピットにあった時計をあらかじめ外してもらい、
これを各自が胸からぶら下げるようにして出発しています。
これは別に機体を降りてからも正確な時間が知りたい、とかではなく、
空輸中に立ち寄った各基地で、コクピットの時計が盗まれる事件が
多発していたための予防策なのだとか。

その上、その総指揮官である第16飛行団長の中佐の機体からは
携行食糧の入った包みが盗まれる、というありさまで、
飛行団長が日本もここまで落ちたか、と嘆いてる記録が残ってます。

これが昭和19年夏という厭戦気分が広がりつつあった時期の現象なのか、
それとも以前からそうだったのかはハッキリしませんが、
やはりそういう面はあっただろうなあ、と思ったりもしますねえ…。

12月06日(土)『学習』
旅行用レベルの私の英会話に期待するな、という仕事上の要請が
無視されて一ヶ月、英会話の矢面立たされて学習した事。

インド人はネット最安値で予約したホテルでも、フロントで値切ろうとする。
最初何を言ってるのか想像が付かず、あ、値切ろうとしてるのね、
と理解するのに30秒くらい掛かりました。
彼らの会話は基本的に攻撃的で、日本というのは実に平和な国だなあ、と妙に感心したり。

オーストラリア人の英語はホントに全くわからない事がある。
田舎の方から出てきたオッちゃん、終始大笑いしていて良い人なんですが、
困った事に何を言ってるのか半分もわからない。
そもそもナマリなのかすら判別が付かず、ところどころに聞とれる単語から、
ああ、英語なのかとわかるレベル。
それでも意外に意思が疎通できてしまうのは、会話ってのは状況で
相手が何を言ってるのか想像して成立するものだからでしょうね。

実際、私の場合は普通でも全体の2/3くらいしか聞き取ってなく、
後は状況からの判断で意思の疎通を図ってますが、それでなんとかなっちゃいます。

とりあえず文章読むのとは全く別の世界で、まあ勉強にはなってますが、
もう少しキチンと勉強しとけばよかったとは思ってます…

11月29日(土)『怒り』
シャーマン戦車主演映画、フューリーを地雷映画男を巻き込んで観に行く。
21世紀らしい、細部がとても良くできた映画ですが、
あ、コイツ死ぬな、と思った人物は皆死ぬ、という
50年前から変わってない王道ストーリーの戦争映画でもありました。

今回の映画でも、戦場で死ぬ人間は極めて凄惨な死に方をします。
アメリカ戦争映画で、こういった描写が始まったのが
1986年のプラトーン、1987年のフルメタル ジャケットあたりからでしょう。
でもって、アメリカ軍が、自軍の兵士の生死に極めて神経質になった
最初の大規模軍事行動がその直後の1991年からの湾岸戦争でした。
言葉は悪いですが犬死、無駄死にのオンパレードだったベトナムとは
全く異なった作戦方針で動き始めています。

これが映画の影響なのか、アメリカ軍の組織的な成熟によるのかはわかりませんが、
(少なくともボイドの影響で、単純な正面衝突は陸軍も海兵隊も過去のものとしていた)
もし映画の影響があったのだとすると、ちょっと興味深い現象だとは思ったりします。

まあ少なくとも戦車の中で死ぬのはやだなあ、と思わせる映画ではありました。

11月24日(月)『見事』
地雷映画男の発案により、映画「インターステラー」を観に行く
国家間、インターナショナルを超える、惑星間てどんな映画だと思ったら、
意外なまでに面白かったです。

近年まれに見る、というか他にちょっと例が思い浮かばないくらい
正統派のSFで、事実と虚構のバランスもよく、SF映画の傑作の一つかもしれません。
50〜70年代の真面目なアメリカSFを読んでいた人にはかなり面白いと思います。

ただし、主人公の長男の扱いがひどすぎる気がしますが(笑)。

11月22日(土)『例年とおり』
浅草というか千束の酉の市、今年は二の酉を見に行く。
まあ、例年通りで特に変わりはないのですが、
普段は都内の心霊スポットではないか、というくらいに閑散とした場所が、
年に一度、光の迷宮といっていい不思議な空間に変身するのを見るのは
何度経験しても楽しいものだと思ったりします。

今年は初めて電車で行ったのですが、帰りは例によってノリと勢いで
自宅まで歩いてしまい、1時間半の散歩となってしまったのでした…

11月13日(木)『すごい』
最近はずっと三宅正樹さんの著書をいろいろ読んでいたいのですが、
キチンとした人がドイツ語という武器を持って歴史に向うと、
これほどの仕事がなされるのか、とひたすら感心しております。
日本人で、これだけの歴史をかける人は故人も含めて10人といないのではないでしょうか。

これほどの方の存在に、つい最近まで気が付かなかった事が
なんとももったいなかったなあ、と悔やまれるところだったりします。

11月04日(火)『本祭り』
今年も神保町の古本祭り&ブックフェスティバルに参戦。
あらかじめ目ぼしい本を見つけておき、
大幅割引が始まる最終日夕方に一気に買いに行く、という
ハイエナ式古本購入術をここ数年採用してるのですが、
今年は目を付けて置いた本が既にことごとく売れてしまっており、
ハイエナ大失敗、というトホホな状況に。

どうしても欲しい、というのはあらかじめ買ってしまっていたので、
被害は最低限でしたが、この戦略、再考の余地はあるなあ…。
さすがにここに来る人なら、目ぼしい出物は見逃さないよなあ、と痛感しております。

さて、次は浅草というか千束の鳥の市ですが、今年は2回のみの開催ですね。

11月02日(日)『素晴らしい』
クリスマス、バレンタイン、ひな祭り等の翌日に安いお菓子を買い占める事を
至上上の喜びとする人間にとって、ハロウィンは意外に美味しいイベントである、
というのが近年判明しつつあり。

日本でハロウィンとか言われても、と思っていたが、
これならいいぞ、ハロウィン、ゴーゴーハロウィン。
ハロウィンに栄光アレ!

10月31日(金)『そうでもない』
物理学は全て理論的に完璧だから成立しているのだ、
破綻なき完全性を持つのだ、という先入観が強いなあ、
と最近思ってるので、ちょっとだけ書いておきたいと思います。
あれは、そこまで厳密な論理体系ではありません。

対して、一部に破綻を内包してるものの、数学は完全な論理体系に近く、
理論的に完璧だから正しい、というのが基本です。

その数学を説明言語として使う物理学も同じように
倫理的に完全な体系と思われがちですが、両者は完全に別物です。
物理学は、あくまで説明言語として数学を使ってるだけで、
数学のような完全な論理体系(破綻はあるんだけど)にはなってません。
すなわち実際の現象がそうなんだからそうなのよ、なぜかは知らんけど、
という適当な部分はかなりある論理体系であり、
現象を説明できるんだから、それでいいよね、という話に過ぎない部分が多いのです。

今まで不老不死になった人間は一人もいないのだから、
人間は必ず死ぬのだ、なぜかは知らんけど、というのと同じレベル、
帰納法的な論理体系とすらいえます。
理論だけで構築され、その正しさが証明されてるわけではないのです。

例えば光速(電磁波の速度)の絶対性、あれは未だに例外が観測されてないから
恐らくアインシュタインが正しいよね、という話であって、
何で光速は一定で、しかも秒速約30万qなのか、は全くわかりません。
(あくまで質量がある場合。質量がないエネルギー単体などの伝播は光速を超える。
ただし質量を伴わないエネルギーの伝播は現代物理学の範疇の外で、いわゆるダークエネルギーとなる)

光速の絶対性は、今のところ例外が見つかってない、というだけの話であり、
よって今まで死ななかった人間は居ないのだから、なぜかは知らんが人間は皆死ぬんだ、
という帰納法と同じレベルの話に過ぎないのです。
その限界が論理的に証明されてるわけではありません。

物理学には、こういった感じに観測された現象と一致するんだから、
なぜかは知らんが正しいのだ、という理論はいくらでもあります。
それほど論理的な体形ではなく、むしろ帰納法的な、
例外なく現象を説明できるのだから、それは正しいのだ、
という微妙な理論体系になってます。

とても便利で、良くできた体系ではあるのですが、過信は禁物でしょう。
未だに数学以外の言語では、説明が困難ですしね。

10月27日(月)『いろいろ』
今年の神保町古本祭り、出版社が参戦するブックフェスティバルは来週末ながら、
古本屋の出店が並ぶ古本祭りは既に開始。

とりあえず、ざっと眺めて見ましたが、現状はこれいといった収穫はなし…
というか、いいなと思った本は全て予算以上のお値段で手が出ず。
先月からかかってる歯医者が結構な金額になってしまったりして、
今年はちょっと予算的には厳しくなっております…。

10月25日(土)『それは愛ではない』
愛国者、というのには大きく二種類ある。
一つは、自分の住んでる国、育った国なんだから、
それを愛してます、という単純明快なもの。
基本的には健全で、特に問題も無い。
この国に家族が友人が居るから、という理由ならむしろ立派かもしれない。

問題になるのはもう一つの方だろう。
まず主観的にも客観的にも、自分が優秀な人間だと証明できない人物、
さらにそういった人に限ってプライドだけは高い場合だ。
自分がボンクラなのは明白だが(しかし意識レベルで自覚はない)、
そんな事を認める勇気は毛頭ない、という人たちである。

自分が当てにならない以上、彼らはその高いプライドの根拠を外部に求めるしか無い。
この時、一番単純なのは自分が属する同じ言語文化圏、多くは国家に
そのプライドの根拠を求めるパターンだろう。
私の所属する集団は優秀であり、そこに属してるだけで
私は優秀なのだ、という妙な論法である。
困った事に、これは大変人気がある考え方だったりもする。
その理由は後で説明するが、その具体例を先に見ておく。

例えば日本人のノーベル賞受賞者が出ると、いかにも日本の功績、
といった事を言い出す人がいるが、それは言外に当然、同じ日本人である
オレだってエライんだ、というとんでもない勘違いと安っぽいプライドが含まれる。

そんなバカな話は無く、この点で賞賛されるべきなのは受賞者本人の
知性と努力と運だけであり、日本人が立派であり、同じ日本人であるオレもエライ、
という素っ頓狂な理論が成り立つ余地は全く無い。
何の努力もしてない、くだらない人間が他人の名誉のオコボレで
己のプライドを充足させてるなら、これほどブザマな姿はないだろう。

ここら辺り、ノーベル賞どころかヘタをすると野球やサッカーの選手が
海外で活躍しただけで、同じ日本人であるオレも偉いんだ、
といった言動も見られ、私には正直理解しがたい部分がある。
これまた誉められるべきなのは選手本人の努力であり、
同じ日本人である、というだけで何の努力もしてない人間が、
そのプライドを充足できる理由は何も無い。

問題はこのタイプのプライド充足型の愛国心は意外にウケがいいという点だろう。
例えば、学校でオレは偉いんだ、優秀なんだ、世界最高なんだ、と言い出す男が居たら、
周囲は、ああ、こいつはアホなんだ、と考えてそれで終わる。
が、その主語が「オレ」から「オレたち」に代わった途端、周囲の反応は大きく変わる。

オレたちは偉いんだ、優秀なんだ、このクラスは学年で最高なんだ、と言い出した時、
それまで無視してきた周囲に賛同者が現れ始めるだろう。
人は自分に比べて他人が優秀だ、というのは認めたがらないが、
自分の所属する集団全員が優秀、という条件は意外に簡単に受け入れやすい。
むしろ全員が優秀という事で、集団内での優劣の判定を放棄でき、
安定した“優秀”という立ち場が保証される事を歓迎する場合が多い。

でもって優秀というのは比較対照があって初めて存在できる概念だから、
そこには当然、“優秀な我々”に対して“劣等な他者”の集団が必要になる。
この比較対象には具体性があって、よく知ってる対象が好まれる。
君たちはアンドロメダ星雲のポチョムキン星の学生より30%優秀だ、
と言われても、ピンと来ないし、自分たちのプライドの充足にはなりづらいからだ。
この点、隣の2年3組よりずっと優秀というなら、具体的に知ってる相手だけに、
自分たちのプライドは充足されやすく、満足度も高くなりやすい。

でもって、困った事にこの傾向は一定規模まで拡大しやすい。
うちのクラス、ぐらいなら害は少ないが、これが国家レベル、民族レベルまで
拡大されると、実にやっかいな事になる。
これが最初書いた、問題となる愛国心である。

私は世界サイコーと言う人間は無視されても、我々日本人は世界サイコーと言う人間は
単に主語を変えただけなのに、手のひらを返したように歓迎されやすい。
当然、両者とも、何の根拠も無いのは全く同じなのに、だ。

そして拡大された主語にも比較対象となる“劣等な他者”が必要になり、
日本人全体、すなわち隣の2年3組まで“我々”の一部になってしまった以上、
より大きな他者集団が求められ、通常、それは日本以外の国家となる。
そして、これも近隣、あるいはよく知った相手である事が望まれる。

例えば日本は韓国やアメリカより優秀なんだ、という話は歓迎されるだろうが、
日本はブラジルやスイスより優秀なんだという話は、
はあ、そうですかぐらいの反応で終わってしまう事が多いだろう。

さらに困った事に、この理論の拡大はせいぜい国家レベルが限度で、
我々人類は皆優秀なのだ、となると、比較対照は猫かパンダか宇宙人という、
イマイチ満足感が薄いか、よく知らない相手なため、プライドの充足に繋がらない。
よって、その考え方には人気が出ない事になる。

結局、自分に自信が持てない、というか実際になんら優れた点がない人たちは、
えてしてこの厄介な方の愛国心に走りやすい傾向が出てくる事になる。
これを防ぐ手段はないし、今後も減る事はないだろう。

彼らは自らの劣等感を充足させてくれる手段に、努力による自己の発展ではなく、
自己を含む集団の安心感に逃げたクダラナイ臆病者に過ぎない。
その点を知っておくだけで、対処はそう難しくは無い、という点が唯一の救いかもしれない。

10月23日(木)『利用する』
自転車で行ける距離ながら、面倒で未だ利用してなかった国会図書館、
今回、どうしてもここにしかない資料が出てきて、利用する事に。
東京東部だと、昭和館、しょうけい館、靖国神社の文庫と、
私がちょっと調べたいなあ、と思うような資料は簡単に揃ってしまう施設が多いので、
わざわざ利用に制約が多い国会図書館に行くまでも無い、という感じだったのです。

で、今回初めて利用して、その電子の要塞ぶりにおどろく。
最初に作った登録カードを館内にあるカードリーダーに当てるだけで、
取り寄せた資料の到着の有無、依頼した複写の到着の有無、
さらには閲覧中の資料まで、すぐに画面に出てくる。
さらに占領軍関係の資料だと、館内のパソコン端末である程度閲覧でき、
なるほどこりゃスゴイ、とちょっと驚く。
でも面倒は面倒なので、今後も余程の事がないと利用しないと思います…。

ただし、現在一般展示室で見られる有名人の直筆展に
川瀬巴水と河鍋暁斎の他では見た事がない直筆画がありました。
興味のある人は、一見の価値はあるかもしれません。

ついでながら、今年の神保町のブックフェスティバル、
久しぶりに11月3日の連休になってるようです。
昨年はイマイチ不漁でしたが、今年はどうなるやら。

10月07日(火)『思う』
力と加速度の分別すらつかないのに、科学だ物理学だと連呼する人を
一年の間に3人も見かける羽目になる(うち2人は私が対応したが理解されたとは思えず)
という貴重な体験をしており、ニュートンって驚くほど理解されてないな、と再認識。
時間がある人は、夕撃旅団の基礎知識を一度くらいは読んでみてください。

加速度(acceleration)はニュートンから一般相対性理論までを貫く、
全ての力学の根源なんですが、加速度という用語も誤解の元なんでしょうね。
これは変異度、といった用語が本来適切で、
慣性状態にある質量の運動に変化があれば必ず生じるものです。
物体が曲がろうが、落ちようが、加速しようが、それは全て加速度で計れます。

そして、人間が認識できる量の加速度には万有引力、電磁力、熱エネルギー
といったものに由来するのがほとんどですが、どれに由来しようと、
加速度が生じた瞬間、由来の区別は意味がなくなる、という事まで突き詰めると、
まさにニュートンからアインシュタインまで一直線です。
これほど基本的ながら、ここまで重要な概念も珍しいでしょう。

もう少し、キチンと理解されるために、そのうち何か書こうか、と思うものの、
ニュートン力学の基礎知識ですら、通常の記事の1/2以下まで
読者数が減ってしまった経験から(笑)、どうしたものかとも考えたりしています。
今やってるバンコク旅行記が終わったら、航空機とエンジンの基礎知識をやろうと思ってるんですが、
そこで少し、何か書くかもしれません。

10月04日(土)『怖くない』
森薫さんのシャーリーの2巻をようやく読む。
この方の描く人物はここ数年、目がどんどん怖くなっており、
個人的にはほとんど狂気ではないか、と思ってたりしてました。
が、シャーリーはさすがにそこまで目が怖くなく、何とか読めました(笑)。

描くほどに絵が崩れて行く、人物画に澱み、歪みが蓄積されてゆく、
という漫画家さんはいくらでも見て来ましたが、
目が狂気を持ってゆく、という漫画さんは他に知らず、今後が気になるところではあります。

ちなみに高野文子さんの新刊というか、まあ新しい本も
最近出たのですが、正直、泣きたくなりました…。
この方の1980年代末から1990年代アタマの全盛期を知るだけに、
枯れる才能、というのは見ていてつらいですね…。

ちなみに高野文子さんは私が唯一、絵を模写した事がある漫画家さんで、
その気になれば、今でも「おともだち」時代の全盛期の絵を
かなりの再現度で描ける自身があります。

09月29日(月)『なんだそりゃ』
自宅のネット回線はモバイルのUQ Wimaxなんですが、
さすがに5年を超えて機械の調子が悪くなったので、解約して、
新型のルーター式のものに契約しなおす。

が、今まで平均して5〜6Mbpsで安定していた下り速度が、
新型の無線ルータ型にしたとたん、2Mbps以下まで急落してしまう。
なんだそりゃ、と泣きたくなったものの、説明書を読むと、
どうやらこのルータ、無線ではなくUSBでパソコンに直結もできるらしい。
以前のはそういった接続だったので、念のためやってみたら、
あっさり元の速度に戻りました。

もしUQ Wimaxで速度に悩んでるなら、USB直結を試してみる価値はありそうです。

09月21日(日)『今は鹿』
ダメ人間兼コックと会って40過ぎのいいオッちゃんが二人が何の脈絡も無く、
漫画版「風の谷のナウシカ」とは何か、を1時間近く話し始めて、以下のような結論に達する。
ようするに3巻後半(要塞戦)から6巻の前半2/3(巨神兵復活)までは全く不要であり、
そこを飛ばして読むとキチンと物語は成立するのだ。

物語が始まる以前の大前提

■火の7日間の戦争によって生物の生存を許さないほど大地が汚染されてしまうが、
その汚染の除去のために、人類の手で腐海と王蟲が生み出される。
腐海の植物は大地の汚染物質を吸い上げ、高濃度に凝縮するが、その過程で毒素を取り除いて行く。
そしてその腐海を地上に広げるためにこれも人類の手で王蟲が生み出され、
彼らの引き起こす大海嘯によってあらゆる大地に腐海は押し広げられてゆく。

■が、生き残った人々は腐海の広がるこの猛毒の世界では生きて行けないので、
自らの遺伝子情報と記憶だけを神殿の奥に封じ込め、それを守り続ける存在として
毒素に耐えられる体にされた少数の人々を外部に置き去りにする。
残された人々は神殿を守るよう利用されるが、
実はやがて訪れる浄化された世界では生きてゆけないように造られていた。
誰もこの事実を知らないが、やがてナウシカと森の人だけがこの事実に気が付いて行く。

物語が始まる直前の状況

■毒素に耐えられる人々も一定の人口となり、遺跡から得られる旧世界の技術を土台に
ドルクとトリメキアというニ大軍事国家を形成する。
このうちドルクの首都に神殿が存在、その中で旧人類は腐海による浄化が終わるのを待っている。
そしてドルクの最高権力者、皇弟は不死の技術と引き換えに、神殿を守っていた。

こうして大地の浄化が終わるまで神殿の中で待っていれば、
腐海に適応させられた現人類は清浄な大地では生きてゆけずに自動的に滅亡、
神殿の中から蘇る旧人類が再び大地の支配者になる予定だった。
が、全て滅びたと思われていた先の戦争の最終兵器、巨神兵の生き残りがペジテで発見され、事態は一変する。
巨神兵は神殿を破壊できる唯一の兵器であり、さらに独自に高い知能を持っているため危険性は高い。

この存在を恐れた神殿は、ドルクの皇弟を自ら現地に向わせる。

■物語が始まった段階

ドルクより先にトルメキア軍(クシャナの部隊)が先にペジテを抑えてしまったが、
これを回収しなかったため、皇弟は神殿から与えられた腐海を生み出す技術を兵器として使用、
トルメキア軍を壊滅させ、巨神兵の回収に成功する。
この腐海兵器も旧人類による大地の浄化計画の一環であり、王蟲より効率のいい、
より浄化速度の速い腐海を生み出す手段の誕生、と考える事もできる。

が、ここで超能力を持たないゆえにドルクの皇位継承権を奪われていた皇兄の謀反、
という思わぬ事態が発生、巨神兵は神殿の言いなりだった皇弟の手から、
神殿に反感を持つ皇兄の手に渡ってしまうことになる。

ただしペジテのアスベルによって操縦装置が抜きさられていたため、兵器としては使えなかったが、
その操縦装置(秘石)をアスベルから受け取ったナウシカによって巨神兵は彼女の支配下に完全復活してしまう。
その過程で皇兄も死亡(厳密には不死なので行方不明)、神殿は敵対者から解放される。

その結果、神殿は残ったもう一つの巨大国家、トルメキア王を保護者として取り込もうと動き始める。

■物語の最後

旧人類、すなわち神殿の計画、自分たち現時類を犠牲に大地を復活させようとする計画に
森の人と共に気が付きはじめていたナウシカの決断により巨神兵が神殿を完全破壊する。
これで旧人類の復活はなくなるが、同時に腐海がその働きを終えつつある今、現人類の生存の保障も無い状況となる。
それでも彼らは生きてゆくのだ、ということで物語終了。

以上、だからどうした、という質問は禁止。

おそらく、米ソ冷戦核戦争が現実味がある時代に始まったこの漫画は核戦争後の人類の復活、
といったテーマを持っていたはずなんですが、連載が10年を超える長期になってしまっため、
連載中にソ連が崩壊、核戦争の危機が去ってしまう、つまり現実が物語を追い越してしまいます。
この結果、筆者のテンションが落ちてああいった話になってしまったようにも見えます。

もし1980年代に、つまり宮崎さん本人も若い時代に連載の最後までたどり着いていたら、
上のような物語の軸から必要以上にぶれず、キチンとまとまった可能性は高いと思うのです。


以上は、現在登録されている新着順1番目から800番目までの記事です。


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