マミヤの忘備録

ラップ、映像、その他諸々について記したいなぁと思ってます。

【感想】ガールズバンドクライ 第2話「夜行性の生き物3匹」

やはりアニメが始まるとよりボルテージは上がるもので、トゲナシトゲアリの曲のローテ率が上がった。

各シングルの画面までポチポチ移動するの面倒でプレイリストも作ったり(Spotify以外でも公式プレイリスト欲しいよね)。

そればかり聴いてるわけでもないけど、無理に追うでもなく、自然と見たり聴いたりしちゃう。コンテンツとの距離感は、今はそれぐらいがちょうどいい。

ということで第2話の感想。

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【感想】ガールズバンドクライ 第1話「東京ワッショイ」

約一年前、『ガールズバンドクライ』のメインスタッフが発表されて驚いたのを覚えてる。

ラブライブ!サンシャイン!!』の酒井和男が監督で、花田十輝が脚本、平山理志がプロデューサー。

自分の中で色めきだつものがあったけど、あくまでサンシャインとは別物だし、劇中バンドのトゲナシトゲアリの活動も積極的には追ってなかった。

でも不思議なもので「次のクールか…あと数週間か…もう数日か…」と日増しに期待値が上がっていくのを感じた。

迎えた第1話、やっぱ酒井監督のフィルム面白い。

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リハビリがてらに「今週のお題」

ずいぶんと放置してしまっていたけど、今なにか書きたいなと思ってiPhoneをフリックしている。

といっても気分だけが上向いてて、書くテーマが定まらないので"今週のお題"について書こうと思う。

何気にこのブログで初めて"お題"を使っての記事作成。ちょうどラップやってる身としてはおあつらえ向きなお題なのでゆるゆる書いていく。

ということで―――

 

今週のお題「練習していること」

数ヶ月前からボイストレーニングに通っている。

主な目的は音域を広げること。普通にラップする分には音域の高さはそこまで重要じゃないが、hook(いわゆるサビ)のメロディを安定させるためだ。

自作のラップ曲のリリックはhookから思いつくことが多く、そこにメロディが付いてることがしばしば。家でふんふんとメロ付けてる分には問題ないけど、いざスタジオに入ると自分が作ったメロディが高すぎて音域の瀬戸際を攻めることもあった。

自分でリリックメイクしてて気づいたが、ラップするのも好きだが声張って歌うのも好きらしく、それなりの音域に引っ張られてメロディを作る癖があるみたいだ。

独学で喉を鍛えることも考えたが、三日坊主で終わりそうなのと軌道に乗っても逆に加減がわからず喉を壊しそうな予感もあり、ボイトレの門を叩くことになった。

先生ごとの相性だったりスケジュールだったり紆余曲折あったが割愛。

今は理論的に説明してくれる先生のもとで練習している。

道標もなくスタジオでわめくのと違って、身体構造とかどう動いて音が鳴ってるかどうかってのを素人にもビジュアライズしやすく解説してもらうってのは大事だなと。

教えてもらうトピックは知らなかったこともあれば、自分で調べてたときにぼんやり知ったこともあったり。聞き齧っただけの知識が理論的に説明されて、実践も交えて自分に浸透していくのはなかなか面白い体験で、単にそれぞれのトピックがわかるだけじゃなくて、それぞれの点が繋がっていって線になり、目指す形がだんだんとわかっていくような感覚があった。専門知識もなく独学で練習してこの感覚に至るにはあまりに遠かったと思う(といってもまだまだ序の口の段階)。

例えば、知らないジャンルの音楽を聴くとき、まとまったプレイリストを聴いたりすることがあると思うが、やっぱ体系化したものに触れるってのは大事だなと。しかもボイトレみたく能動的にこちらが動作を行う必要があるものだとなおさらガイドがほしい。

地図なく暗中模索するのも楽しいかもしれないが、当方、あまりにも結果が出ないとさじを投げる。無駄に時間をかけられる歳でもない。

かけてきた時間も大事だが、何に時間をかけるのかも重要だ(大していつも有意義に過ごしてるわけでもないが)。引き続き、適したルートで時間をかけていきたい。

 

こんな感じでまた、日々のことやら感想やらエッセイみたいなのやら綴っていければなと思う。ということでmamiyaでした。

【映画感想】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』"隣人"を救うやさしきヒーロー

あけましておめでとうございます。mamiya(@mamiya_7)です。

久しぶりに映画感想を綴っていくよ。

今回は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(原題:Spider-Man: No Way Home)。他のレビューと同じくネタバレかましていくし、他シリーズ作品やアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の話もしてるので、そちらを承知の上で読んでくださいまし。逆に物語の詳細をめちゃくちゃ知りたいよって方も、内容自体はかなりかいつまんで書いてるのでそちらもご承知くださいまし。

未見の方で本作が気になる方は、ぜひ映画を見てから本記事をご覧ください!

 

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www.spiderman-movie.jp

今年一発目の映画にして、今年ベスト級の映画になることが約束されたシリーズ3作目『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。

蓋を開ければ自分の期待してた方向のさらに上を行く演出と展開で、レイトショーのあと感慨に浸りまくるほどだった。

そもそもの世界観がごった煮のMCUだからこその展開やアクションの妙がすごくて、この一大作品を作り上げたジョン・ワッツ監督をはじめ、全てのスタッフ・キャストに本当に感謝を捧げたい。

予告の時点で壮大なクロスオーバーがあるのを予感させたが、シリーズを見てきた各世代に向けた目配りには感服で、現在のシリーズや前シリーズにどれか一作でも思い入れがあるならば食らっちゃう作りになっていた。

シリーズ未見の人でも一大スペクタクルヒーロー映画として楽しめると思うし、それもやはり物語や演出、テーマという根っこの部分がしっかりと構築されていたからだろう。

 

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『TIMELINE STREET』in Another Dimension(2021/7/28)の感想

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どうもmamiyaです。今日は渋谷のAnother Dimensionで開かれた、YABO$HIKI-1氏主催の『TIMELINE STREET』の感想を書いていくよ。

ゲストDJで呼んでもらったり、みんなでわいわいしたりして大変楽しゅうございました。それではいってみましょ。

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Aotk Birthday Bash 『"ME!!"』 in Shibuya Dimensionの感想

どうも僕です。mamiyaです。今回は7月11日(日)にShibuya Dimensionにて行われたAotk主催のバースデーパーティーについての感想を書いてくよん。催しありプレゼントありの盛り沢山なイベントで楽しゅうございましたんで、つらつら綴って参ります。

 

まずはオープンDJから。開始時間変更に伴って残念なことに7chrog君が出られなくなり、オープニングを回すのは(COOH)2(from No's-Core)。「当日、おれヒップホップ流すかわかんないっす」って言葉をこぼしてたけど、アニソンとかがマシマシでわいわいしちゃったね。特に仮面ライダービルドのOP『Be The One』(手がけてるのは小室哲哉浅倉大介)からfripSideに繋げるっていう音楽性のヒストリーを紐解く流れとかめちゃかっこいいってなった。

ライブ一番手はLu-Ha君。良い意味で肩の力が抜けてて良かった。パーティーの雰囲気だったり、おそらく生活の充実してる部分がアティテュードに現れてて、今良い流れなんだろうなぁと。本人のテーマみたいなのもちゃんと表してるのも彼らしさがあった。

二番手はNo's-Core。TOKIIRO STUDIOのフロントマンたち。ライブの本数をこなしてるだけあって、余裕が垣間見えるのも頼もしいところ。

三番手はTOKIIRO STUDIO。PUZZ RIGHT HERE、Tomoya on the Big Moon、アクトウ、ツカモトタツミ、わたくしmamiya(基本バックDJ)の布陣で行きました。初めてMCの背に立ちバックDJしたけど緊張感ありつつ楽しかった。多彩なMC陣なのもあってか、オーディエンスの反応がMCごとに変わっていくのが見れたり貴重な体験。

ちなみに出順の最後がタツミとわしで、この流れの発案はPUZZ君。最後にバックDJが前に出てくるの面白くないですか?ってな感じでこの枠のしんがりをいただきました。なんかキザなことやりたくなって、アウトロで一緒に出たみんなの名前を呼んで閉めたけど、すげぇ気持ちよかった。マイクコードのアクシデントもあったけど、それもまあご愛嬌ってことでめちゃくちゃ楽しい時間でした(自分の番だから感想長くなっちゃうね)。

四番手はPlainBrain。コミカルさがウリな彼らは曲披露の部分だけじゃなく幕間のMCも曲振りとしてパッケージングしてて、全部で楽しませようというムードが良いなぁと。あと、Dimensionのイベントにはちょくちょく行ってるけど、PCのラップトップを客席側に向けて、DJ兼MCやってる人は初めて見たぜい。

五番手は六法(ソラアラシ)。ヒップホップミュージックがひしめく中で、ギター一本携えてやってきた出立ちがかっこいい。バンドのときとも違う音色の繊細さと六法君のOTKとしてのパッションが弾けてて良かった。思わずみんなをシンガロングさせてしまうのは強い。

 

そしてここから謎のバトルイベント。細かなルール説明は割愛するけど簡単に言えばAotk組手。あおちゃんが出てきたチャレンジャーとひたすらバトルしたよ。チャレンジャーが勝つとフロアのみんながご褒美をもらえるのだ。

出陣したMCは、TAKI(No's-Core)、mamiya、どくまん(大丈夫音楽)、六法、(COOH)2。そしてオーディエンスのリクエストでバトルの司会を務めたHa0(No's-Core)。以上の6名。

チャレンジャー一人目のTAKIは初っ端から変化球。Lu-Ha、アクトウ、タツミを巻き込んで一対多のバトルを実現。さすがトキイロの敏腕プロデューサーだなと。しかし戦法がトリッキーすぎたたのか、TAKI敗北。

チャレンジャー二人目はわし。ビートは『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のアニメ第5話挿入歌『恋の魔球』。

初っ端、Dimensionでバトルするのが5年ぶりだったんで、当時参加したラップ酒場の話をしたらわかる人は湧いてくれて嬉しかった。

せっかくならあおちゃんの好きなものの話をしたかったので『エウレカセブン』の話題振ったり、舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』でバースしめたりできて気持ちよかった。周りに伝わんなくても、お互いの好きだってわかるもので会話交わすの楽しいね。決め手はよくわかってないが、mamiya勝利。

チャレンジャー三人目はぽじさん(どくまん氏)。おそらく今回のバトラーの中で一番強くてディスがキレっキレだった。バトル企画とあおちゃん本人のスタンスのズレを突きまくる手腕が見事で、さらにオフビートな乗せ方からしっかりビートにはめるスキルの高さも見せて完勝。

チャレンジャー四人目は六法君。『エウレカセブンAO』(あおちゃんがあんま好きではないシリーズ)の話題を撒き餌にしつつ、ディスの空気を作ったあとに「ソラアラシのライブ来いよ!」のディスはチクチク言葉すぎて爆笑してしまったね。初めてのMCバトルで六法勝利!あおちゃん来月はライブ行こうね…。

チャレンジャー五人目は(COOH)2。今までバトルDJを務めたシュウが実はバトラーでもあったっていう不思議な展開。普通のMCバトルでもなかなかお目にかかれない奥行きのあるアングルでバトルが展開されてて、幾重にも不思議なバトル。OTK的な価値観のぶつけ合いになり、唯一の延長までもつれ込みシュウが勝利。自分のバースでも相手のバースでも、ちゃんとスクラッチを欠かさないシュウが愛らしいバトルでもあった。

パーティーの時間がかなり巻いてたのもあり、バトルの司会を務めたHa0君も急遽参戦。もうここまで来るとあおちゃん自身が見るからに満身創痍で、Ha0君のケツに合わせるライミングに華麗にKOされておりました。

ということで、あおちゃんからいただいたご褒美でフロアもホクホクでした。ほんまあおちゃんありがとうございました!!!

 

ここからはライブに戻り、六番手は大丈夫音楽。初っ端から"コスおじ"こと『B.T.M.N』で開幕。ラストに置いてクライマックスを彩る曲のイメージだったけど、最初に置くとスタートダッシュにもなるなぁって。配置で感じ方が変わるのもライブならではだなと。

『ええやんフィーリング』(正式名称知らず!)もライブで何回か聴いてるけど、ええやんと。リリックにロボットアニメミームが多いのもでかいんだろうけども!(スパロボ30周年おめでとう)

 

最後はAotkの時間。トキイロのメンバーも交えながらのラストラン。

途中、Tomoya君のソロで作曲TAKI、作詞Aotkの新曲『夜焔』を披露。コンセプトとキャッチーさの絶妙なバランスはライブでもしっかり伝わった。元々の世界観や絵など全体のコンセプトデザインをイラストレーターの1:09さんが手がけてて、そのコンセプトを曲で表現したものになっとります!かっけぇ!

あおちゃん、やっぱすごいなぁってなったのはそのフィジカルとイベント盛り上げたいってモチベの強さ。前半にもNo's-Coreとして出て、ぶっ続けでバトルに出て(予定外の一戦もありつつ)、一番最後を務めるのってめちゃくちゃ大変だろうなって思ったけど、まだまだバイブスが枯れてないとこはさすがだなぁと。頭からケツまで、ライブでもガヤでも叫び散らかして盛り上げたそのパワーにビガップでございました。改めて誕生日おめでとう。

パーティーがやりづらい状況になってくけども、名残惜しさよりも楽しさが大きいイベントで個人的にはとっても楽しゅうございました。

そして先日出たAotk & Tomoya on the Big Moonによる"Past Emotion For now"も聴いてってくれい!

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BIG UP!

 

ほんの少しだけ最後にDJしたときに手を振ってもらえたのが気持ちよかったんで、またそんな景色を拝みたいよ。またきっと会いましょうね。

 

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『Battle Front』in 下北沢LIVE HAUSの感想

どうもmamiyaです。今回は5月22日に下北沢LIVE HAUSで催されたHa0君主催の『Battle Front』についての備忘録。前半はオープン前や各アクトの感想、後半は自分のクローズDJの感想とセトリ各曲のレビューでも書いてくよ。

 

今回のライブは普段お馴染みの人だったりお初の人だったりがけっこう入り乱れてて、いつもより緊張した。それはそれとして緊張の一番の理由はもちろんクローズDJで、主催のHa0君に直々にしんがりを任されたので気負いみたいなものが最初はあった。なんならリハの時点でいっぱいいっぱい。

リハ終わってオープンDJを任されてるナナシ(7chrog)君に「まだオープンまで時間ありそうだしB2Bやりません?」と声をかけられナイスアイディアとばかりに乗っかる。こういうときのために余分に音源持ってきててよかった…。B2B一緒に回してくれたナナシ君、シュウ、ぽじさん、とりぴ、B2Bを許可してくれたPAさんに本当に感謝です。めっちゃ気が楽になったし高揚しまくれました。全然違うジャンルを横断するの楽しかったのでまたB2Bで回したいなぁ。

 

ということでオープン後の感想。短評みたいな形だけど綴っていこうかなと。

オープンDJは7chrog君。BPM数マシマシなEDMがシームレスに違う曲に切り替わる瞬間がすげぇ…ってなる。DJやり始めたからこそよりスキルがやばいことがわかるといいますかね。

先述のB2Bでの高揚もあって、めちゃくちゃ気分がダンサブルになっちゃって。このオープンDJで心身あっためてもらったからこそイベント最後までハイで楽しめたって言うても過言じゃない。

ライブのトップバッターはgable君。オシャレな出立ち、だけど口下手で純朴な部分がMCで思わず出ちゃうのが愛嬌があるなと。MCのゆるさと裏腹にタイトなラップを刻んでるのが印象的で、客演のcareless君のメロディアスなフロウと合わさることでメリハリがさらに効いてた。

2番手はLu-Ha君。gable君のときとは打って変わって哀愁漂う雰囲気で、いろいろな傷を希望に変えようとしている途上なんだとライブを見てると感じた。時が進むとまた違う色を帯びるのだろうなと思う。

3番手は宇宙よりの貴族、ASTRO NOBLE。正直今回のライブで一番印象が強い。なぜなら、アストロのライブは何回か見てるけど、今回が一番良かったから。アグリ(uglinex)君はライブ中いつもすげぇテンションだけど、今回は輪をかけてすさまじかった。良い感じにみんなを乗せてて、いつもなら独り虚空に木霊するはずの定番MC「スーパーセッ◯ス」も気づくと共に声を合わせていた。やはりラッパーはまずアティテュードとバイブスですよ。そんでそれを御するわけでもなくほったらかしにしつつ、アグリ君とも違う不思議な雰囲気を保つヤボ(YABO$HIKI-1)さんも得体の知れない宇宙の者感があって良かった。

ラップのノリもどえらい良くて、ライブ見るたびにビート乗りこなしてんのすげぇなと思うけど、今回はいつも以上に良かった。箱の音ともマッチしてて、このローカル星を本当に蹂躙してた。初めてここに来た設定なのに終わりの方で"下北沢のヒップホップ"を名乗り始めたときはめちゃくちゃ爆笑しながら感動した。

4番手はSteezy Leaps。さっきまでの重低音とは打って変わって、纏うムードからして軽やかな3MC。Lil Noah君、Ha0君、PUZZ君がそれぞれ出立ちが違うのに様になる感じで画面が華やかだった。Lil Noah君はヒップホップのライブはお初とのことだけど、堂々とした振る舞いでエンターテイナーは場所を選ばずやることをきちんとこなすなと。アストロの余韻が混ざった雰囲気で、キャッチーなグルーヴと野太い歓声のブレンドが会場の空気を独特なものにしてた。

5番手はPUZZ RIGHT HERE。おれは彼のラッパーとしてのアティテュードが好きなんだけども、今回も楽天的な雰囲気を前振りにしてキレッキレのラップをかますっていうある種のスタイルがばっちりハマってた。しかも狙ってそういうスタイルをしてるんじゃなく、自然にそうなってるってのがかっこいいなと。次作のEPに入る『Vibes』がすげぇ好きなんで、ラストに聴けてマジで嬉しかった。てか今度のPUZZ君のEP、本当にクオリティすごいからみなさん期待しときましょうね。

ここから自分の出番に備えて裏で準備したりだったので、アクト全体には言及できないのでご容赦をば!

6番手は大丈夫音楽。TAKIの曲『Don't Worry!!!』のリミックスが印象深くて、元々あるビートにトロンボーンの音色が差し込まれるって時点で原曲と違う聴こえ方になるし、verseに入るとおれらでやったリミックスとも雰囲気が違って、その差分みたいなものと大丈夫ならではのトピックやバイブスが楽しかった。pre-hookでのメロディフロウがばっちりハマっててぽじ(どくまん)さん歌うめぇなぁと。あとメルブラとエウティタの下りが好き。おれは後者しかやったことないんすよね。

ちなみに裏で待機してたときに「大量にう◯ち漏らしてぇ〜」部分のとりぴ(TRIPPY)のトロンボーンソロがはっきり聴こえたときにのすこあメンバーと爆笑したり、あらいぐまさんの破壊衝動を確認しにフロアに戻って『コスおじ』見たりと全部見れなかったのにトピックにこと欠かないという。ちなみにこのライブあたりでクローズDJに向けて気合入れるために魔剤(原義)を飲んだ。

ライブラストはNo's-Core。正直、出番まで完全に裏にいたのと緊張感で内容ほぼわかんなかったけど、準備のためにDJブースに行ったときに頼もしい背中になったなぁってなんだか感慨深くなった。いつもは正面か横から見るしかないもんだからDJブースからみんなを眺めるのも新鮮で良かった。なんて感慨にふける余裕もなくクローズの時間が迫る。AotkとHa0の宣伝タイムが終わればおれの出番だ。

 

ということでここからはクローズDJの感想。

幸い身内も多くてあったかい雰囲気の中だったからか、リハほど緊張せず回せた。それでもつまみやフェーダーを触る手は震えましたわね。本番ならではの心身の反応に「おっかねぇ」と思いながら何とか致命的なミスはなく繋げたかなと。この一回のプレイでDJガッキーを襲名しました(後述)。

知ってる曲で声を上げてくれたり、思い思いに身体を揺らしてくれたりってのを見てると自分もポジティブな気持ちを受け取ることができてめちゃくちゃ楽しかった。

今回は15分枠でそこまでセトリが長いわけでもないので、せっかくなんで流した各曲のチョイスの理由とか単純に好きなとことか書いていこうかなと。

 

1. 10カ年計画 / NORIKIYO

4thアルバム『花水木』より。上ネタのピコピコしたシンセはキャッチーで耳に残るし、NORIKIYO節はこの頃から健在。

hookの「いいかいyoung gun見失うな あの日見てたイメージの先へ」ってのがすごい好きで、今回のイベントに若い子らや精力的にやってる人たちが多く集ったからこそかけたいなと。DJとしての初舞台はNORIKIYOを一発目にかけるぞって決めてた。リリックが説教くさいって言われがちだけどエールとしての一発目。

 

2. シャワー / noma

『ラップスタア誕生』シーズン4での堂々とした振る舞いを思い出しセトリに。最近出た曲の中でも認知もあって曲調がメロウなのがクローズにぴったりだなと。あくまでぶち上げるのが目的ではなく、聴いてて名残惜しいなって思ってもらえるのがいいのかなって。

 

3. Celebration / DJ RYOW Feat. Hideyoshi, Young Dalu, VILLSHANA

11thアルバム『DREAMS AND NIGHTMARES』より。前曲のウェットな雰囲気から一転してゴージャスなビートが印象的。Hideyoshiのhookのメロディセンスがすごい好き。「朝までCelebration 死ぬまでCelebration」こういうモチベーションを持ってたい。

 

4. ¥ / THA BLUE HERB

1stアルバム『STILLING, STILL DREAMING』より。北の地から中央へと攻め入るBOSSのアティテュードやスタイルがわかる楽曲。内容もさることながら、フロウも冴えててhookの部分が特にお気に入り。Celebrationのflexなラップから一転して、虎視眈々とトップを狙うってテンションの反転も面白いかなと思ってチョイス。

 

5. CHANGIN' / Nona Reeves Feat. YOU THE ROCK★

7thアルバム『SWEET REACTION』より。

チョイスの理由はノーナが単純に好きなのと、TBHRの助力もあり復帰したYTR★へのトリビュートとして。

イントロ明け直前のギターがかっこいいのでそこに合わせて切り替えたけど気持ちよかった。ゴータのメインパートしかかけてなくて、YTR★のverse直前で次曲に。2verse目直前のYTR★の競り上がってくる雄叫びがめちゃかっこいい。

 

6. ヘビの学校 / YOU THE ROCK★

8thアルバム『WILL NEVER DIE』より。いわく11年ぶりの新譜とのこと。

あえて前曲のアグレッシブなシャウト部分から切り替えて、語りのフロウをする現在のYTR★にバトンタッチ。曲自体は過去を語っていて、変わり続ける中で幼い頃から変わらぬ芯を自身に見出すって形で、自分を俯瞰して描いているなんだか優しい曲。曲自体はYTR★のルーツを辿るわけだけど、DJも自分のルーツを紐解く部分があってその感慨が少しわかるように思った。

 

7. そして誰もが歌い出す / DJ HAZIME Feat. RHYMESTER & PUSHIM

「君がいなければ歌はいらない 慰めのときにこぼれたSunshine」hookでPUSHIMが歌うフレーズがとても印象的で、ウェットなメロディだけどポジティブな気持ちになる。正直hook聴くためにかけたと言っても過言ではない。かけたパートはMUMMY-Dのとこまでで宇多丸までは行かないんですけど、hookでのライムス2人のリリックとかけ合いも超良いんですよ。

 

8. 夜を使いはたして / STUTS Feat. PUNPEE

1stアルバム『Pushin'』より。

上の句が『そして誰もが歌い出す』、下の句が『夜を使いはたして』みたいなイメージでチョイス。名残惜しさを満点にするにはあまりにもハマってる楽曲やなと。

カットインにちょうど良いドラムがあったので、前曲のhook終わりにぶっ込んだ。今回のセトリでこの流れが一番好き。

個人的にはこれが本編最後の曲というイメージ。verse2の「板橋の放蕩息子」までかけたのは今回の主催のHa0君に向けたトリビュート。

 

9. Continues / 星野源

5thアルバム『POP VIRUS』より。

セトリ作ってたときはライブの構成的に最後の曲がそのままかけられるかわからなかった(例えば退出アナウンスのためにボリューム下げる等)ので、適度に知名度はありつつ主張が激しすぎない曲としてマッチしてたのでチョイス。もちろん星野源の結婚のあとに選んだぜ。

ちなみに前曲のhookからかけ始めて徐々にMIXしてフェードインさせていったけど、上手くできたのかしら?正直自分ではわかんないけど星野源が流れてるってなったあとの反応が良くて嬉しかった。あとぽじさんからDJガッキーという異名(?)をいただきやした!

セトリ的には結果として「夜を使いはたしても生活は続く」みたいなニュアンスの流れになったなと。そう、生命は続くんですよ。みんな、きっとまた会いましょうね。

 

ということで長くなっちゃったけど、イベントの感想でございました。自分のDJプレイ自体はお褒めの言葉をいただいたり、しんがりとしての仕事は果たせたかなと。あとミスもちょくちょくあったけど、おれ自身が楽しい気持ちとアティテュードを保ってやれて満足でした!

まだまだこれからもラップと合わせて精進して行きますんで、何卒よしなにでございます。ぜひぜひイベントで使ってやってね!!!

 

来ていただいたお客さん、出演者のみんな、スタッフのみなさん、DJプレイで助力してくれた方々、そして現場未経験にもかかわらずおれをクローズDJに選んでくれたHa0君に大きな感謝を!!!

またきっと、パーティーで。

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