32型激安液晶テレビを比較してみる


MrMax 「LC-M3201」が追加されました!
アプライド「UB32J」が追加されました!

●安くなった液晶テレビ
2005年夏あたりから続々と登場しては価格破壊を繰り返す32型液晶テレビ
元々格安薄型テレビは「バイ・デザイン」のお得意分野であったが、今や海外勢やデバイスメーカーなどから液晶テレビを出すケースが増えている。
液晶パネルさえ入手してしまえば後は比較的小さな会社であっても製品にしてしまう事ができる点から家電メーカー以外から続々発売するようになってきた。
ただし家電メーカーの同サイズでは2011年からのデジタル放送を視聴する為に必要なデジタルチューナーの搭載が当たり前となっているが、このような格安テレビでは搭載されていない。
とはいえ、ハイビジョン対応液晶パネルにインターフェイスも備えているので、チューナーされ購入してしまえばデジタル放送をハイビジョンで楽しむ事がもちろん可能となっている。
アナログ放送もまだまだ現役なので今、あえて高価なデジタルチューナーは必要なかったり、DVDの視聴が主な方にはデジタルチューナーは余分な上、高額な出費となってしまうので基本性能がしっかりしているのであればこういったデジタルチューナー非搭載の格安テレビの方がオススメとなる。
また、最近ではデジタル放送をそのまま録画できるHDDレコーダーが登場しており、中でも「日立 デジタルダブルチューナー搭載レコーダー「DV-DH1000W 1TBモデル」 」などではデジタルダブルチューナーを内蔵しているので2番組同時録画ができるのはもちろん、デジタルチューナー内蔵テレビのシングルチューナーと違い、ハイビジョン録画中であても裏番組がハイビジョン視聴できる点が良い。
そういった点を考えると液晶テレビを購入する際、デジタルチューナー内蔵の液晶テレビと非搭載液晶テレビの差額分を

●デジタルチューナー非搭載であるメリット
デジタルチューナー非搭載のメリットはなんといっても価格であろう。
通常家電メーカーのデジタルチューナー内蔵液晶は実売価格で20万円を軽く超える機種が多く、新製品となるとそれ以上になってしまう。
しかし非搭載の激安モデルであれば10万〜14万あたりで購入ができる。
もちろんデジタルチューナー非搭載なのでデジタル放送は視聴する事はできないが、ほとんどのモデルにはD4端子(コンポーネント)を搭載しているので別途デジタルチューナーを購入すれば高精細なハイビジョン画質でデジタル放送を楽しむ事が可能なのである。
とは言え、デジタルチューナーの価格は少しずつ落ちてはいるものの、非常に高額な商品なのでとりあえずはまだまだ現役であるアナログチューナーで楽しみ、価格が安くなってきてから購入すれば一度に大きな出費を免れる事ができる。
ただ、ここで注意したい点は、激安液晶テレビと、デジタルチューナーを同時に購入を考えているのなら多少はこちらの方が安いかもしれないがはっきり言って家電メーカーのデジタルチューナー内蔵モデルをオススメする。
なぜならテレビとチューナーが別々となってしまうと以下の欠点が出てくる。

▲リモコンが2台になり操作が複雑になる。
▲D入力端子(コンポーネント)を1つ使ってしまうので、テレビ側が1系統しかなければDVDなど接続ができなくなってしまう。
デジタルチューナーの価格が安くなってこれば以上も目をつぶれる点が出てくるが、現段階ではそこまでの差がない為、素直にデジタルチューナー内蔵テレビを購入しよう。


しかしデジタルチューナー内蔵HDD・DVDレコーダーを購入するとなると話が別となる。
デジタルチューナー内蔵HDD・DVDレコーダーとはその名前通りデジタルチューナーを内蔵したレコーダーで、ハイビジョン画質もそのままHDDに録画が可能となっており、秋あたりから続々ニューモデルも登場し、これからの主流となってきている。
容量にもよるが実売デジタルチューナー単体よりプラス3〜5万円程度でデジタルチューナー内蔵HDD・DVDレコーダーが購入できる上、デジタルチューナー内蔵テレビや外部デジタルチューナーでは不可能なハイビジョン画質をそのまま録画できる機能がある。
それだけでデジタルチューナー内蔵液晶テレビを上回る機能を持っており、DVDレコーダーも搭載されているのでたとえ1系統しか入力のないモデルを購入してもさほど不便を感じない。
中でもデジタルチューナーを2基搭載したダブルチューナーの「日立 デジタルダブルチューナー搭載レコーダー「DV-DH1000W 1TBモデル」では、2番組同時にハイビジョン画質で録画できる凄いモデルも登場してきており、しかもシングルチューナーとも価格はそれほど変わらない。
使い方によってはデジタルチューナー内蔵テレビ+デジタルチューナー内蔵レコーダーのように、デジタル録画しつつ、デジタル放送の裏番組が楽しめるように、ダブルチューナー内蔵レコーダーの「woooシリーズ」であれば同様にデジタル録画しながら裏番組を楽しむ事が可能となっているのです。もちろん裏番組を視聴していなければ2番組同時録画ができるのである。
実際デジタル放送を楽しむ人の大半はデジタルチューナー内蔵のレコーダーの購入を検討しており、そういった先の事も考えるのであれば余分出費であるデジタルチューナーを内蔵したテレビを購入するのではなく、あえて非内蔵モデルうを購入し、浮いた金額分デジタルハイビジョンレコーダーを購入する方がスマートだ。
もちろんデジタル放送などテレビは見ず、主にDVD視聴という方はデジタルチューナー非搭載モデルの購入をオススメする。

●安ければ良いってもんじゃない。やっぱり基本は大切です。
さて、デジタルチューナー非搭載のメリットを上げた次に、テレビの基本について考えてみましょう。
液晶テレビに限った事ではないが、テレビはパネル性能の問題だけで画質は決まりません。画質を左右するのは画像を出すエンジンにより大きく左右されます。
実際に同じパネルを使用している液晶であってもそのエンジンによって発色が良かったり悪かったり、動画に強くなったりとそれはメーカーさまざまであり、実際自分の目で確認するのが一番なのであるが、こういった格安液晶テレビの販売方法は主にネットなどのダイレクト販売となっているのでほとんどの場合画質を確認する事はできません。
一部のメーカーでは大型店に置いたり、ショールームのような展示場を設けたりしている所もありますが、大半の場合比較どころか確認ができません。
そういった点から大手家電メーカーの製品が並べて比較ができた量販店の売り方とは違い、中間マージンなどコスト削減で量販店に置かずダイレクト販売によってこの価格が実現しているのです。
各サイトで製品レビューなどと紹介されている記事などを参考にすると良いですが、これもメーカーが掲載した広告の場合もあり、良い事ばかり書いてある場合もあるので参考程度にしましょう。

●唯一の情報であるスペックをしっかり比較しよう。
先ほども言いましたが、激安液晶テレビの画質を実機で確認するのは困難である以上、ユーザーはカタログスペックだけしか情報がありません。
価格やデザインだけでなく、少しでも高性能な液晶テレビがいいと考えるなら必ず目を通しましょう。
エンジンの味付けなどは正直判らない点も多いですが、パネルの基本性能や入力端子などの拡張性・音質スペック・視聴場所にあわせた本体のスイングなど様々な点が確認できます。
それではカタログに良く書かれているスペックの項目について説明しましょう。
とは言え、専門家が使うのではなく、あくまでも一般ユーザーなので専門用語を少なくした簡単な解説をしたいと思います。

■解像度
通常は1366x768ドットのアスペクト比16:9だが、PC用ディスプレイを流用した1280x768(760)ドットの15:9パネルもあるので注意しよう(ここで紹介しているモデルは全て(1366x768ドットのアスペクト比16:9)です。
購入するなら1366x768ドットモデルをオススメする。なおフルスペックハイビジョンである1920x1080ドットは32型では今のところ存在していません。
■画面輝度 (cd/m2)
一定の面積から放射できる明るさの事で、数値が大きいほど画面が明るく暗いシーンでも映像が見える場合が多い。しかし単純に高いだけでは画面に白っぽさが発生し、逆に黒が浮き上がってしまい下げすぎると黒つぶれが発生してしまう。
シーンに合わせて明るさを調整するのが一番だができるだけこの数値が高い方が調整の幅がでてくる。
■コントラスト
高ければ高いほど黒はより黒く、白はより白に表現されはっきりとした発色が得られる。
■応答速度(ms)
液晶の弱点である動画による残像を数値に表した値。この数値が少ない(0に近い)ほど動きのあるシーンで残像が少ない滑らかな描画が行なえ、低いと動画は見づらく、映画のスタッフロールなどまったく読めない。
通常テレビは動画がメインなので家庭用液晶テレビではパソコン用と違い比較的応答速度が速いモデルが多い。12ms以下が望ましいが、一般的に16ms以下であればほぼ問題はないレベル。
■視野角
液晶を左右・上下から見た際はっきり見えるかどうか表す基準値で、170度以上あれば問題ない。ただし左右は広いが上下は狭いモデルもあるので注意したい。
■音声出力
音声出力のワット数を表示します。搭載されるスピーカーにもよるので一概には言えないが、このワット数が大きいほど大音量でも歪が少なく楽しめます。
■入出力端子
●D端子:D端子とはデジタル機器を接続するのに必要な端子で、中でもD4(D3)端子以上でなければハイビジョン画質を表示する事ができないので最低でも1系統。2系統以上あるのが望ましい。
●コンポーネント端子:D端子と同じと思っていただいた方が簡単です。ただコンポーネント端子を備えていない機器が多いのでD端子変換ケーブルによって変換しなければいけない機器が多いです。
●HDMI端子:次世代インターフェイスであるHDMIはデジタル機器よりデジタルで映像と音声を転送するので劣化が少ない。今後の主流になるかまだ分からないが、将来性を考えるとこの端子があるのが望ましい。
●PC接続端子:パソコンを大画面で楽しむ為の端子で、通常はアナログD-Sub15ピンだが機種によってはDVIデジタル端子搭載モデルもある。もちろん接続するPCにこれらの端子(D-subはほとんどの機種にあり)が搭載されていなければ使用できない。デジタル端子接続された場合dot by dot表示できるので高繊細な画像で楽しめる。
●S端子:輝度と色を別々に転送するのでコンポジットに比べれると大幅な解像度アップが得られる。ただしハイビジョン映像には対応されておらず通常の映像となってしまう。
●コンポジット:いわゆるビデオ端子で、VHSデッキやゲーム機などがメインで使用されているが、今となってはそれほど使う事がなくなってしまった。
どんなモデルでも必ず装備されているが、テレビゲームなど接続や取り外しが多い機械との接続には前面入力があるモデルが使いやすい。しかし液晶テレビは実際前面ではなく側面に装備される場合がほとんですが、装備されていないモデルが多い。
ハイビジョンレコーダーやデジタルチューナーをこの端子に接続してしまうと解像度が落ちるだけでなく、ハイビジョン映像も通常の映像になってしまう。
また、S端子のある機械と接続も解像度が大幅に落ちてしまうので主な使い道はノーマルのVHS程度となる。

メーカー
型番
解像度 輝度
(cd/m2)
コントラスト 応答速度
(ms)
視野角 D4 コンポーネント HDMI PC S コンポジット 音声出力 備考 メーカー
希望小売価格
ユニデン
TL32WRJ
1,366×768 550 1000:1 ? 上下左右
176度
x 2 1 x 1 2 5W+5W 129,800円
IOデータ
FTV-321H
1,366×768 500 800:1 12 上下左右
170度
2 x 1 D-sub15ピンx1 1 3 10W+10W 量販店にて販売
それにより各店の割引サービス(ポイントなど)
OP
実売125,000円
バイ・デザイン
d:3232GJC
1,366×768 550 800:1 16.6 上下左右
170度
2 x x D-sub15ピンx1 1 2 7W+7W BSアナログチューナー
搭載
129,800円
ヒュンダイ
(ノジマ)
HLT-3272
1,366×768 600 500:1 16 上下左右
176度
1 x x D-sub15ピンx1
DVI-Ix1
1 2 10W+10W LG製パネル 99,800円
イーヤマ
PLC3200-S1
1,366×768 500 600:1 8 上下左右
176度
1 1
ただし音声はD4と併用で480i
x D-sub15ピンx1
DVI-Dx1
1 3 10W+10W メモリーカードスロット 129,800円
クイックサン
QLA-3201V
1,366×768 500 500:1 16 上下左右
170度
2 x x D-sub15ピンx1 1 1 10W+10W 129,800円
95800円に
値下がり
ゾックス
ZTO-5102
1,366×768 500 800:1 15 上下左右
170度
1 ? 1 D-sub15ピンx1 1 2 9W+9W 友達光電製パネル 99,800円
アプライド
UB32J
1,366×768 500 800:1 8 上下左右
176度
1 1 1 D-sub15ピンx1 1 1 10W+10W 99,800円
MrMax
LC-M3201
1,366×768 500 1000:1 8 上下左右
176度
1 1 1 D-sub15ピンx1 1 1 10W+10W CMO製パネル 99,700円


各モデルを比較した表を作成してみた。
自分がどのような機能が必要なのか、価格重視かなど様々だ。
販売方法は基本的にインターネットなどによるダイレクト販売となっており、コスト削減されているが、「IOデータ FTV-321H」や一部の店舗で扱っている「バイデザイン d:3232GJC」は、その店舗でさらに割引される可能性もあり、ポイント制度のある店舗であればポイント加算される可能性もあり、価格的にはオトクだ。
相場としては129,800円のようだが、一部のメーカーでは10万円を切った価格もある。

液晶パネルに関しては、スペックで見る限り「ユニデン TL32WRJ」「MrMax LC-M3201」がコントラストが1000:1と高く、視野角も広い。「イーヤマ PLC3200-S1」応答速度を速める「アクティブオーバードライブ回路」を備えているので8msと高速なので動くシーンに強いと思われる。
「アプライド UB32J」「MrMax LC-M3201」の後発されたテレビはともに8msになっている。
「IOデータ FTV-320H」ではこの価格帯で国産パネルを採用していたが、調達が困難になり、海外製パネルに変更された「FTV-321H」が現在発売しているモデルだ。

入出力端子で豊富なのは「IOデータ FTV-321H」で、HDMI端子の他、D4端子を2系統搭載している。
次世代インターフェイスであるHDMI端子を装備している「ユニデン TL32WRJ」「IOデータ FTV-320H」「ゾックス ZTO-5102」「アプライド UB32J」「MrMax LC-M3201」は人気が高く、DVI端子を装備している「ヒュンダイ HLT-3272」はHDMI変換ケーブルによる対応は不明。「イーヤマ PLC3200-S1」はHDCPに非対応なのでHDMI変換ケーブルによる対応されていなく、コンポーネント端子はD1である480iまでしか対応されていない。しかも音声はD4端子とあわせて1系統なので映像と音声で2台接続できない。
また、発売前に急遽仕様変更された「IOデータ FTV-321H」には高画質回路が追加。「ゾックス ZTO-5102」にはD4端子x1とHDMI端子が追加された仕様だ。
PCとの接続を考えているのであれば「ヒュンダイ HLT-3272」「イーヤマ PLC3200-S1」がDVI端子を装備しているのでdot by dotの高画質で楽しめが、それほどこだわらなければD-Sub15ピンでも問題ないと思われ、通常の家電メーカーの液晶テレビで搭載されているモデルは数えるしかないものの、逆にこの価格帯の激安液晶テレビに全て搭載されているのは不思議に思えた。

付加機能として「バイ・デザイン d:3232GJC」ではこのクラスで唯一BSアナログチューナーを搭載している。
「イーヤマ PLC3200-S1」ではメモリーカードスロットを搭載しており、SDカード、スマートメディア、MMC、メモリースティック/Pro、CFの読み込みに対応。またMPEG-1/2/4、DivX 3.11/4.x/5.x、モーションJPEGの動画ファイル、MP3/WMA/AAC/ADPCM/G.726/AMR/BBEの音声ファイル、もちろんデジカメ写真などのJPEG/TIFF/BMPの静止画ファイルの表示も行なえる。
更新追加情報
アプライドはアプライドというショップのプライベートブランドなんかどうかいまいち不明なメーカーだが、この「UB32J」のスペックを見る限り凄い事になっている。
応答速度は最速の8msで、コントラスト800:1.視野角もクラストップレベルだ。しかもHDMI端子も装備されており価格も99,800円!
あまり記事なので紹介されていない製品らしい。
更新追加情報
MrMaxは家電量販店MrMaxオリジナルモデル「LC-M3201」で、スペックを見るとコントラストも1000:1・応答速度8msでHDMI端子も装備している。しかも最安値99700円!

●ここがすぐれている!ここがちょっと・・
正直どれも完璧と思える家電は液晶テレビに限らず国産有名メーカーのどの商品であってもなかなかお目にかかれないのは事実です。
人により重視する点や、必要な機能、使い勝手はさまざまであり、それをいかに近づけるかが問題であり、こういった比較は必要となってくるのです。

ユニデン
TL32WRJ
パネル性能が良く、コントラストが1000:1を誇っているので白や黒がはっきりしており、他のモデルに比べて映画など暗いシーンも比較的見やすく、部屋を暗くしても黒が白っぽくなりにくいと思われるスペックだ。HDMI端子装備なので将来でも安心して使用できる。
その反面、変換ケーブルは付属されているものの、D端子ではなくコンポーネント端子なのが残念だ。また音声出力も問題ないレベルではあるが、5W+5Wとクラスで一番低い。
応答速度が公表されていないのが、最低でも16ms以下だと思われ実用レベルだ。
SRSサラウンドにも対応している。
IOデータ
FTV-321H
激安モデルにしては珍しく量販店で売られるので実際画面を見て購入ができ、さらに店によっては割引もあるだろう。
またこの価格帯で国産パネルを使用し、さらにHDMI端子も装備されている上、D4端子も2系統装備されているのでレコーダーなど複数つなげれ拡張性が高い。
輝度やコントラストも良く、応答速度も申し分ないレベルだ。
PinPにも対応して特に欠点はないと思われた。
量販店で販売されるので実際の画質を確認できるのがいい。
更新:高画質回路が追加された。
バイ・デザイン
d:3232GJC
もともと169,800円で売られていたモデルを値下げして他メーカーと同じ価格帯にしたモデルなのでクラス唯一もBSアナログチューナーが搭載されているのが良い。
パネルもコントラストが高く良いが、応答速度がクラスで一番遅く16.6msとなっているので動きの早いシーンは少々苦手かもしれないが、通常視聴では問題ないレベルだ。
GENESIS Microchip製のスケーラチップを搭載し、高画質化を図っている。
D4端子も2系統装備されているのでレコーダーなど複数つなげれ拡張性が高い。
PinPやSESサラウンドにも対応している。
ヒュンダイ
(ノジマ)
HLT-3272
なんと言っても10万円を切る価格が魅力だ。
視野角が高く輝度も一番高いが、コントラストが低いのが気になった。
応答速度も16msと遅く、D端子も1系統しかない。
しかしPC接続にDVI端子を装備しているのでクリアな画面でPCを楽しむ事が可能なのでPC接続を考えているならオススメだ。
またこのDVI端子をHDMIへ変換するケーブルを使用すればHDMI機器も接続が可能かもしれない(未確認)
イーヤマ
PLC3200-S1
コントラストはそれほど高くないものの、応答速度が飛びぬけて早く、動きのあるシーンが強い。
メモリーカードスロットを唯一搭載し、デジカメ写真の閲覧だけでなく、音楽や動画も楽しめるのが特徴。PinPにも対応し、BBEやSRS WOWサラウンドを搭載している。
PC接続にはDVI端子が装備されているのでPC接続を考えているならオススメだ。
残念ながらD端子が1系統しかなky、DVI端子をHDMIへ変換するケーブルを使用してもHDCPに対応していないので著作権保護されたDVDなど再生はできない。
また、コンポーネント端子が480iまでしか対応していない事や、音声がD4と併用なのでレコーダーなど2台接続して音声をテレビから出す場合に問題がある。
クイックサン
QLA-3201V
コントラストが低く、応答速度も遅いがD4端子を2系統搭載しているので拡張性はある。
その反面あまり重要ではないがコンポジット端子が1系統しかない割り切ったスペックだ。
これといった特徴はないが、デザインが優れている。
更新:最安値となる95800円に価格を改定(2006/01/13)
ゾックス
ZTO-5102
応答速度こそ速くないものの、コントラストは高い。
それでいて10万円を切る価格は魅力的だ。
デザインは好き嫌いが分かれる。
更新:D4x1と、10万円を切る32型液晶テレビでHDMI端子が追加された。
アプライド
UB32J
何より10万円を切っているにもかかわらず、HDMI端子を装備している。
画質面でも応答速度はトップレベルの8msで動きの早いシーンでも見やすく、コントラストも高いので暗いシーンでも白っぽくなりにくい上、視野角も広い。
D4端子は1系統しかないが、コンポーネント端子を装備しているので実質2系統と考えてよい。
2画面機能なども搭載されている。
どうやらショップのプライベートブランドのようだ。
MrMax
LC-M3201
アプライドと同じと考えていいだろう。しかし100円安い99700円と低価格。
応答速度を最速の8msを実現した上、コントラストも1000:1を実現している。
まさに格安テレビのいいところを全て取り入れたスペックとなっている。
HDMI端子を装備は今や当たり前になってきたが、D4端子は1系統だが、コンポーネントを1系統搭載しているので実質D4x2といってもいいだろう。
2画面表示も可能となっている。

■デザインも大切!価格を感じさせないデザイン

テレビは部屋の中でも存在感が大きく、デザインも選択の重要要素となってくる。
大手家電メーカーでは有名デザイナーを起用したスタイリッシュなデザインが目につくが、激安テレビとなるとそういった方々のデザインではない。
もちろん有名デザイナーだから自分の気に入ったデザインとは限らない。ブランドやデザイナーの名前ばかり気にする方はそもそもこの手のジャンルには興味がないかもしれないが・・。
価格を下げたかわりに、外観が犠牲になってしまったと感じられる激安家電が多い中、各メーカーなかなかこだわったデザインで出してきたのは驚きだ。
中でもPC周辺機器を発売するメーカーが多い激安液晶テレビだが、パソコンの硬いイメージではなく、比較的リビングに置いても違和感のないデザインに仕上げているのは素晴らしい。

ぱっと見た感じ、まず気になるのはサイドスピーカーとアンダースピーカーの違いがある。
サイドスピーカーモデルではスピーカーが左右に離れている分、音に広がりがあり良いとされる場合が多い。
アンダースピーカーでは、サイドスピーカーと違って左右の出っ張りがなくすっきりとしたデザインになっており、部屋の角に設置しても限りなくデットスペースを減らす事ができるので角設置にはこちらがオススメ。
ただしその分画面の位置が上になってしまうので注意が必要だ。音もサイドスピーカーに比べると若干広がりがなくなってしまう。
次にボディーの色を見てみよう。
モノトーンが2トーンとあり、シンプルなデザインを求めるのであればモノトーンだが、2トーンモデルでも画面の周りだけブラックでそれ以外の箇所ではシルバーとなっているのでぱっと見た感じ、1サイズ大きな画面に見えるのが特徴となっている。
モノトーンでもブラックとシルバーとあり、ユニデン製ではブラックの他、ホワイトモデルを選択する事も可能となっている。
また、素材にはプラスチックを使用したものがほとんどだが、光沢のあるモデルやアルミボディーで高級感を出しているモデルもある。
激安だからと言って安っぽいとは感じさせないデザインなのでデザインで選ぶという選択方法だってある。
それでは各モデルのデザインを写真付で見て見ましょう。
ユニデン
TL32WRJ
細部にまでこだわったデザインはピアノのような光沢のあるボディーで高級感を増している。
ブラックやシルバーが基調とする液晶テレビだが、家電メーカーでもめずらしいホワイトの光沢モデルもあるのが特徴。
この価格帯ではめずらしく、背面にコネクターパネルを備えているので、すっきりとしたバックデザインになっており、フロント操作パネルも存在はするものの、うまくまとめられている。その左右にアンダースピーカーが備わる一体感はまさにデザイン家電とも言えるデザインだ。
このクラスの液晶テレビに付属されるリモコンは何かと貧弱で一応操作ができるレベルのデザインと質でしかないが、本モデルは液晶テレビのデザインと同じ基調のスタイリッシュな専用リモコンを付属している。
IOデータ
FTV-321H
画面周囲をブラックで強調したシルバーを基調としたボディーに一体感のあるアンダースピーカーが備わったデザイン。
家電らしいスタイリッシュなデザインはリビングに設置してもすっきりと馴染む。
基本となる操作ボタンの配置もサイドや上部ではなく、前面の画面枠とアンダースピーカーの少しくぼんだ所に配置されているので、操作ボタンはあるもののその存在はデザイン上あまり気にならない。
リモコンは比較的しっかりしている方だ。
残念な事に入力端子は背面下から覗きこむような位置に配置されているので、設置してからの接続には不便が、TVゲームなどの接続用に前面あらぬ側面入力端子が備わっている。
バイ・デザイン
d:3232GJC
画面をぐるりとブラックでふちどりされているものの左右のスピーカーと一体感のあるすっきりとしたブラックボディーを採用し、オプションで壁掛けにも対応しており、いかにもバイ・デザインらしいデザインとなっている。
デザイン家具とも相性がよさそうなデザインだ。
もともとは169800円で売られていた商品を値下げしただけあって、高級感はある。
ヒュンダイ
(ノジマ)
HLT-3272
サイドスピーカーを装備し、スピーカー部のみシルバーで本体はブラックを使用したデザイン。
スピーカーは画面より少し奥に設置された感じで、全体の一体感がない。
いかにもプラスチックという感じで、入出力端子も本体裏側を下からのぞきこみような所に配置してある為、一度設置してしまうとなかなか使いづらいかもしれない。
ひどいのはリモコンで、いかにもアジアメーカーの安物というイメージ。すぐに壊れてしまいそうな感じを受けた。
サイドには各入力選択ボタンやチャンネル・ボリュームが配置されており、リモコンなしでの基本操作ができるようになっている。
イーヤマ
PLC3200-S1
画面の周りを黒にしたシルバーとブラックの2トーンボディーにアンダースピーカーを装備。
比較的シンプルでボディーからスタンドまですっきりまとめられている。
女性を意識した曲線はなく、比較的シャープなデザインの家電ぽさがあり、リビングに置いてもまったく違和感がないだろう。
リモコンは激安テレビにしてはしっかりしたものが付属する。
クイックサン
QLA-3201V
黒一色で左右に配置されたスピーカーの存在もあまり感じさせないすっきりとしたデザイン家電とも言えるデザインだ。
本体とスピーカーに一体感があり、この価格帯でアルミボディを採用している。
サイドには基本操作ができるボタンが配置されており、バックはすっきりとしている。
入出力端子の配置は左右のくぼんだ所に配置されているので接続は簡単に行なえる。
ゾックス
ZTO-5102
何よりその奇抜なデザインに目が行ってしまう。
画面の周りだけをブラックにしたシルバーお基調としたボディーで、左右のサイドスピーカーに本体が支えられているデザイン。
体にはこの価格帯でアルミを使用しており、それにより独特の質感を出し高級感はあるものの、このデザインには好き嫌いが別れるだろう。
国産家電メーカーではまずありえないデザインだが変わった特徴のあるのを求めているのであればオススメでだ。
またスタンドの1本足で本体を支えているのではなく、左右のスピーカーで支えているので安定性は抜群だ。
アプライド
UB32J
オードックスなデザインにシルバーのボディーを採用している。
画面の周りだけをブラックで囲んだデザインなのでひと回り大きいサイズに感じるだろう。
いかにも液晶テレビらしく、リビングに置いても違和感はないと思うが、デザインが特別すぐれている訳でもない。
よく言えばオーソドックスである。
リモコンはよく安いビデオデッキを買った時についているような兼用部品で作られた感じのデザインでシンプルだ。
MrMax
LC-M3201
デザインはどちらかというとリビングに置いても違和感はないと思うが、高級感は特に感じられない。よく言えばオーソドックスといえるだろう。
アプライド「UB32J」にやけに似たデザインで、液晶テレビの基本デザインとなっている。
スピーカーはアンダータイプなので部屋を広く使える。
画面周りはブラックで縁取りされ、全体はシルバーとなっている。
いかがでしたか?少しはお役に立てましたでしょうか?
激安商品はテレビに限らず選択に迷ってしまうと思います。
何か特徴があれば何かが欠ける製品が多いので、選択に迷うでしょう。。
今回の液晶テレビでは実際の商品を見る事ができないダイレクト販売がほとんどとなってしまう為、実機で比較できないのでカタログやホームページなどの情報しかないですからね。
そんな中で自分に一番ぴったりの商品をゲットしてください。
激安と言えども高価な買い物です!


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2005 K-Arts by BJ

当記事に掲載されている内容スペックから算出したあくまで個人的な主観です。
また実際の内容と製品が予告無しに変更されている可能性もあります。
内容はあくまでも参考程度とし、実際の購入はカタログやホームページなどでしっかり確認し、気になる点があれば各メーカーに問い合わせましょう。