2024年 03月 23日
「デューン 砂の惑星PART2」
「Dune: Part Two」2024 USA/カナダ/アラブ首長国連邦/ハンガリー/イタリア/ニュージーランド/ヨルダン/ガンビア
”全宇宙で必要とされる特別なスパイスが手に入る砂の惑星デューンを巡って、アトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な宇宙戦争が勃発し、ハルコンネン家の陰謀によってアトレイデス家は全滅してしまう…”
アトレイデス家の後継者ポールは母のレディ・ジェシカと共に生き延び砂漠の民フレメンに匿われる。そしてフレメンの戦士チャニと心を通わせ始める。
「DUNE/デューン 砂の惑星/2020」はシアターで観てなくて家で配信で鑑賞。映像が素晴らしく美しくて「PART2」はぜひシアターで観なくてはと思った。
TOHOシネマズの<Dolby-ATMOS>の大音響、大スクリーンでの鑑賞は大迫力。砂漠のシーンは座席が揺れそうな感覚がスゴかった。
そして何と言ってもステラン・スカルスガルドの冷酷な甥を演じるオースティン・バトラーの怪演にびっくり!デイヴ・バウティスタを足蹴にする辺りもどぎつい。ハビエル・バルデムnice。
出番は少ないながらフローレンス・ピューにレア・セドゥ、クリストファー・ウオーケンにシャーロット・ランブリングとスーパーゴージャスな配役。これから生まれるポールの妹アリア・アトレイデスが一瞬映る。アンクレジットでアニャ・テーラー=ジョイの出演。
ラストのゼンデイヤのシーン…Part3あり?
「ウォンカ~」は途中退席したので早くPrimeで観てみたい。
AppleTV+で配信中のオースティン・バトラー&カラム・ターナー主演の「マスターズ・オブ・ザ・エアー」は第二次世界大戦が舞台のパイロットを描く実話を基にしたドラマ。1エピソードで挫折したが再び観る予定。
ポール・アトレイデスに「ボーンズアンドオール/2022」「ウォンカとチョコレート工場のはじまり/2023」のティモテ・シャラメ。
チャニに「グレイテスト・ショーマン/2017」「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム/2021」のゼンデイヤ。
レディ・ジェシカに「サイロ/2023」のレベッカ・ファーガソン。
フェイド=ラウサ・ハルコンネンに「エルヴィス/2022」のオースティン・バトラー。
ガーニイ・ハレックに「ヘイル、シーザー/2016」のジョシュ・ブローリン。
スティルガーに「誰もがそれを知っている/2018」「リトル・マーメイド/2023」のハビエル・バルデム。
皇女イルーランに「ドント・ウォーリー・ダーリン/2022」のフローレンス・ピュー。
ビース・トラバンに「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン/2022」のデイヴ・バウティスタ。
皇帝に「25年目の弦楽四重奏/2012」「イーグル・ジャンプ/2016」のクリストファー・ウォーケン。
ハルコンネン男爵に「テリー・ギリアムのドン・キホーテ/2018」のステラン・スカルスガルド。
レディ・フェンリングに「それでも私は生きていく/2022」のレア・セドゥ。
マザー・モヒアムに「すべてうまくいきますように/2021」のシャーロット・ランプリング。
監督、脚本、製作は「メッセージ/2016」「ブレードランナー 2049/2017」「DUNE/デューン 砂の惑星/2020」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
2024年 03月 18日
「ジェントルメン」 TVシリーズ 1シーズン/8エピソード
「The Gentlemen」2024 UK/USA
ハムステッド公爵が亡くなった。全財産を相続するのは長男のフレディではなく次男のエディ。だが爵位、屋敷、土地の他とんでもなく厄介なビジネスまで引き継ぐことになる…
父から相続した15000エーカーに及ぶ土地の一部はボビー・グラスが運営するマリファナ栽培の帝国だった。
刑務所にいながら采配を振るうボビー・グラス。娘のスージーが彼とコンタクトを取り事業を運営。謎の大富豪スタンリー・ジョンストン。マリファナの木を愛し育てるジミー。兄弟の母レディ・サブリナと地所を管理するジェフ・シーコムの誰も知らない秘密の関係。二人のしれっとした互いの振る舞いが可笑しくて、他にも盛りだくさんのエピソードが楽しめる。
貴族の優雅な生活にギャングもどきのロマが介入してきたり、貴族がギャングもどきに発展したりと面白い。
貴族の館でマリファナ栽培するところは「ジェントルメン/2019」そっくり。
企画、制作総指揮ガイ・リッチーで、主演はお気に入り俳優テオ・ジェームズ。テオの映画は観ることが少ないのでこのドラマの配信はnice。テオ・ジェームズ「サンディトン/シーズン1/2019」では時代物が似合っていた。
レイ・ウィンストンはワル役しか見たことないけど、いつもハマっている。よく知らない英国俳優のダニエル・イングスのパフォーマンスがスゴい。テオはもちろんジミー役のマイケル・ヴーもナイスキャスティング。
エディ・ホーニマンに「Mr.&Ms.スティーラー/2019」のテオ・ジェームズ。
スージー・グラスに「テッド・バンディ/2019」のカヤ・スコデラーリオ。
フレディ・ホーニマンにダニエル・イングス。
レディ・サブリナに「チャタレイ夫人の恋人/2022」のジョエリー・リチャードソン。
ジェフ・シーコムに「スナッチ/2000」のヴィニー・ジョーンズ。
ジミーにマイケル・ヴー。
スタンリー・ジョンストンに「マネーモンスター/2016」のジャンカルロ・エスポジート。
ボビー・グラスに「キング・オブ・シーヴズ/2018」のレイ・ウィンストン。
共同監督、脚本は「オペレーション・フォーチュン/2023」のガイ・リッチー。
Netflix
2024年 03月 12日
「クリミナル・レコード」TVシリーズ 1シーズン/8エピソード
「Criminal Record」2024 UK/USA
ロンドン中心部の街。ベテラン刑事のヘガティとキャリアが浅いレンカー刑事。匿名の電話をきっかけに2人は古い事件に引き込まれ、両者はやがて対立する…
匿名女性のDVの発信により10年前の事件が浮かび上がる。気付いたのはまだ経験の浅い刑事ジューン・レンカー。10年前の事件担当は、今ではベテラン刑事となったダニエル・ヘガティ。レンカーはヘガティに事件の詳細を聞き出そうとするが言い逃れるばかり。そこでレンカーは当時の事件に関わった弁護士ソニアと手を組んで、匿名女性の発信と10年前の事件の結びつきの解明に奔走する。
エロル・マティスは10年前の殺人事件の犯人として刑務所に収監され、母親のドリスは無実を訴えていた。
最近ダークなドラマは避けている。でも刑事物は大好きなのでダークでないものは鑑賞。クライムスリラーの本作は人種問題やDVについて多く語られ、心理面での描写も大きい。
私生活ではジューン・レンカーの夫レオと母親モーリーンは白人で、彼女と息子ジェイコブはハーフ。夫とは人種問題で衝突し議論に発展する。一方でダニエル・ヘガティは妻に先立たれ、一人娘はヘロイン中毒と悩みは尽きない。
笑わないピーター・キャパルディの顔が怖い。そう言えばキャパルディは「パディントン/2014」のちょっと意地悪なMr.カリーだった。クシュ・ジャンボがnice。
ダニエル・ヘガティに「どん底作家の人生に幸あれ!/2019」のピーター・キャパルディ。
ジューン・レンカーに「ステイ・クローズ/2021」のクシュ・ジャンボ。
ソニア・シンにアイシャ・カーラ。
レオ・ハンラティに「ジョーンの秘密/2018」「国を売る人/2019」のスティーヴン・キャンベル・ムーア。
ジェイコブにジョーダン・A.ナッシュ。
エロル・マティスにトム・ムーチ。
ドリス・マティスに「モナリザ/1986」のキャシー・タイソン。
モーリーンに「マリリン 7日間の恋/2011」のゾー・ワナメイカー。
AppleTV+
2024年 03月 08日
「落下の解剖学」
「Anatomie d'une chute」2023 フランス
人里離れた雪深い山荘で男が転落死する。事故かと思われたがベストセラー作家の妻に嫌疑がかかる…
第一発見者は転落死したサミュエルの11歳の息子ダニエル。しかし彼は目に障害があった。妻サンドラは友人でもある弁護士ヴァンサンに助けを求める。
検事の容赦ない追及が強烈。夫婦の秘密が暴かれサンドラは窮地に陥る。息子に「ママはモンスターじゃないのよ」と言う母サンドラが印象的。
夫の頭に殴られた形跡があり、妻の腕にはアザがある。
目撃者は目に障害のある息子だけ…”事故か?自殺か?殺人か?”の謎解きクライムスリラー。
裁判の場面がとてもスリリングで、ラストのラストまで真実がわからないところに見応えあり!
”カンヌ国際映画祭パルムドール”受賞作品。オスカーにノミネートされている。
パルムドッグ賞を受賞したダニエルの愛犬スヌープが名演技。演じるのはボーダーコリーのメッシ。
ザンドラ・ヒュラーが大熱演。ダニエル役のミロも良かった。
オープニングクレジットで幸せそうなサンドラとサミュエルの姿(若い頃の写真)を映す様がユニーク。
サンドラに「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド/2021」のザンドラ・ヒュラー。
ヴァンサンに「グレース・オブ・ゴッド 告発の時/2018」「ジョーンについて/2022」のスワン・アルロー。
ダニエルにミロ・マシャド・グラネール。
サミュエルにサミュエル・タイズ。
検事に「BPM ビート・パー・ミニット/2017」のアントワーヌ・レナルツ。
監督、脚本は「ヴィクトリア/2016」「愛欲のセラピー/2019」のジュスティーヌ・トリエ。
TOHOシネマズシャンテ
2024年 03月 01日
「ネクスト・ゴール・ウィンズ」
「Next Goal Wins」2023 UK/USA
“0対31”というワールドカップ予選史上最悪の大敗を喫したアメリカ領サモア代表チームが、外国人監督を招聘する。やって来たのはアメリカのチーム監督をクビになったトーマス・ロンゲン。寄せ集めのチームにうんざりのロンゲンはウイスキー片手に全くやる気がない。しかしあることをきっかけに俄然頑張り始める…
ドキュメンタリー「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」をスポーツコメディとして映画化。
残念ながらこのドキュメンタリーは観ていない。Amazon Prime&AppleTV+で有料配信あり。
サッカー好きでFassyファンなので観に行った。この映画はサッカー好きでFassyファン以外の人が観ても感動もしないし、面白くないとも思う。やはりシアターは空いていた。
同じ劇場で上映している「落下の解剖学」を観たかったが、なんだかとても人気らしくて混んでいて次回鑑賞にした。
前作とは打って変わったキャラのマイケル・ファスベンダー。一喜一憂し、時にははしゃぎまくるFassyを初めて見た。本人(ラストに選手たちと登場)に合わせてヘアーをプラチナブロンドに染めている。彼の地毛は赤毛の様子。
トンガに勝って最下位から脱出したアメリカ領サモア。FIFAランキングを調べてみたらアメリカ領サモアの下にラオスとモンゴリアの名があった(2024.2/15現在)。
Apple TV+で配信中の「メッシとワールドカップ:世界王者への道」に感動した。リオネル・メッシって誰からも愛されるに値する素晴らしい人。
トーマス・ロンゲンに「ザ・キラー/2023」のマイケル・ファスベンダー。
タビタにオスカー・ナイトリー。
ジャイアにカイマナ。
エースにデヴィッド・フェイン。
ルースにレイチェル・ハウス。
ダルにビューラ・コアレ。
ゲイルに「透明人間/2020」「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊/2021」のエリザベス・モス。
アレックス・マグヌッセンにウィル・アーネット。
監督、脚本、製作、出演(司祭)は「ジョジョ・ラビット/2019」のタイカ・ワイティティ。
TOHOシネマズ池袋