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引っ越します。
ブログを引っ越します。
実は4月からは新しいブログにも同じことを書いていたのですが、こちらの書き込みは辞めることにしました。
今後は下記にお越し下さい。

http://t-book-s.blogspot.com/

また良かったら大家のサイトも見ていただきご意見いただけたら幸いです。

http://t-book-s.co.jp/index.html

引き続きよろしくお願いいたします。
# by hayakawa_y | 2009-11-09 10:18
紙の本はなくなるのか?
アマゾンの電子ブックツール「キンドル」が日本で発売され、「近い将来、紙の本はなくなるのか?」といった話題が再燃し、中には訳知り顔で「もう出版業界に未来はないよ」という人もいます。それにしても、首をすくめて事の成り行きを傍観しているだけの出版社が多すぎはしないでしょうか。考えてみれば、紙の本を作っているのは出版社なのですから、紙の本が「なくなる、なくならない」は、ある意味、出版社が「作るか作らないか」だけです。もっと出版社は、キンドルやケータイやPCでは代用の効かない、紙の本ならではの商品を研究すべきだと思います。発売から1ヶ月の間に3千部の実売が見込めるのなら、紙の本を作り続けても成り立つでしょう。ですから、紙の本がなくなってほしくない読者のすべきことは、ただひたすら紙の本を買うことです。
国の規則によって紙の本が作れなくなったり、黒船によって市場が焼け野原にされるわけではないのです。出版社も書店も読者も傍観者にならずに「紙の本がなくなるかどうかのイニシアティブは我々が握っている」という意識を、もっと強く持つべきなのではないでしょうか?
# by hayakawa_y | 2009-11-03 21:11 |
少女パレアナ
タイトルは女の子向け児童文学のようですが、全ての大人に読んでもらいたい小説です。
11歳のパレアナは両親を亡くし叔母の家に引き取られます。義務感だけでパレアナを引き取った叔母は、パレアナに何もない屋根裏部屋しか与えず、何かにつけてつらく当たっていました。しかしパレアナはどんなことに遭遇してもそこに喜びの種を見つけようとします。それは「喜びのあそび」と言って、亡くなった父親から教わったものでした。
おしゃべり好きで快活なパレアナは、その「喜びのあそび」の仲間を少しずつ増やしていったのでした。それまでは平凡な村の閉塞感の中で息を殺して暮らしていた村中の人たちが「喜びのあそび」によってみるみる明るく活発になっていったのです。
ところがある日パレアナは交通事故にあい下半身不随になってしまったのです。
さすがにこの時ばかりはなかなか喜びを見出せずにいたパレアナでしたが・・・。

『少女パレアナ』 エレナ・ポーター/著  松岡花子/訳 角川文庫/刊
# by hayakawa_y | 2009-10-29 13:38 |
「あそびうた」と「だじゃれ」
今や人気絵本作家である中川ひろたかさんは、実はあそびうたの第一人者でもあります。
全国の保育士さんや児童館のスタッフなどが、独自であそびうたを作っているのを知っていた
中川さんは、そういう人たちが集まる機会があったら良いな、とずっと思っていたそうです。
そうして実現したのが第1回『A1あそびうたグランプリ』。全国より応募のあった80曲から厳選
された36組が9月3日に予選会に集まり、本選に出場できる8組が決まりました。
審査員が、長谷川義史、藤本ともひこ、増田裕子、新沢としひこ、等等これまた豪華です。
第1回『A1あそびうたグランプリ』
10月25日(日)13時より、世田谷区民会館(松陰神社前)にて、入場料2000円。

その中川ひろたかさんがもう一つ力を入れているのが『D1だじゃれグランプリ』。
今までに新潟・静岡・東京・大阪・広島と地区大会を開催し、ついに全国大会が行われます。
『D1だじゃれグランプリ全国大会』
11月23日(祝)13時半より、江戸川区小松川さくらホールにて、入場料1000円。

いずれも“まるは”がお手伝いで行っていますので、興味のある方是非お越しください。
# by hayakawa_y | 2009-10-07 19:03 | 日記
応援したい、手伝いたい、仲間になりたい。
僕はその人に会うために名古屋に行きました。本当は北海道の赤平という町に住んでいる方なのですが、ほとんど地元に帰れず全国を旅する毎日なのだそうです。今年の6月に彼の講演録を読んでからと言うもの、ずっと会う機会を探していた僕は、名古屋で講演があると聞き駆けつけました。43歳の丸顔で中肉中背の彼は、基本的にはいつも植松電気と書かれたつなぎを着ていますので、けして大勢の中で目立つタイプでもありません。小さいときから一人遊びが大好きで小学校の時は紙飛行機に夢中。中学高校とパッとせず、かろうじて入れたのが北のはずれの北見工業大学。同級生は受験に失敗していやいや入学してきた連中ばかり。そんな中で彼は大学生活を送ったそうです。
そんな彼がほんの5年前に北海道大学の永田先生に出会ったことによって、みるみる本格的なロケット実験に係わることになりました。
小さいときから「落ち着きが無い、協調性が無い、勉強に集中しない、試験の点数が悪い」とバツをつけられ続けて来た彼が、「ロケットや飛行機の仕事なんてお前の成績じゃ無理、赤平に生まれた時点で無理」と言われた彼が、今や世界最先端の宇宙開発にかかわることができている経験から「子どもの可能性を奪い続けている今の社会はおかしい」と感じ、自腹でロケット教室を開いています。
今彼には壮大な計画があります。まず自腹で大学を作ろうとしています。3億円の借金をしてもう建物は出来てしまいました。北海道は世界的に見ても宇宙開発に最適なのだということに気づき、国際宇宙センター構想を掲げています。建物や道や電気ガス水道そして食物を安く供給できる実験をするために自腹で町を作ろうとしています。
北海道の平原のど真ん中で、たかだか43歳の町工場の男がこんな構想を実行に移そうとしているのに、それを知った我々が、マッドサイエンティストでも見るように傍観していて良いのでしょうか?明らかにこれは日本の未来のためになる壮大な試みなのです。僕は応援します、手伝います、仲間になります。

植松電機 http://uematsu-electric.fte.jp/kaisya.html#
カムイスペースワークス http://www.camuispaceworks.com/

DVD&BOOK 植松努の特別講演会
『きみならできる!「夢」は僕らのロケットエンジン』
現代書林/刊 税込4,200円
# by hayakawa_y | 2009-09-23 09:42 |