10年くらい前に読んでいたいくつかのブログを久しぶりに開いてみたら、最近まで更新されているものがあって驚いた。
きっともう更新されていないと思っていたから。
お墓参りみたいな気持ちだったので、えっ生きてたんですかって思った。
嬉しい。
昨日の夜、ラジオで野球中継を聞いた。
楽しかった。
きれいな汚れ
水道代を支払っていなかったので、明日には水道を止められてしまう。
は〜。
支払うのを忘れていた。11月から12月分の水道代だった。
明日仕事前に水道局に行って、水道代を支払ってくる。
面倒くさいけど、水道局に行くのは少し楽しみ。
調布にあるらしい。調布?と思う。早起きしてどこかに行くのは楽しそう。
時間を計算したら、仕事前に水道局に行って、そのまま仕事に行けば、余裕なんだけど
何かが起きて、仕事に遅れないか心配。そういうことが心配。
電車が満員で息もできなくて、心臓が痛くなったりするんじゃないかととても心配。
そんなの我慢できない。不安。
水道って何時に止められるんだろう?
わたしのことじゃないと思えば笑い話だと思った。
電気ガス水道すべて口座引き落としにしようと思った。

水道代のことと未来のこと、ほかには、少し英語のことを考えた日だった。
山のことも考えた。
みんなうまくいきますように。

英語を勉強したいという気持ちが強い。
こんなふうに思うことは初めてだから、何か意味があるのかもと思う。

4月5日(土)
晴れ

いいことしかなさそうな天気
丘の上の桜の木が見える
眠る前、なみだが耳に入ってく
きょうは、休憩中に山のガイドブックを読んだ。
山の標高、歩行時間、距離、登山口、高低差、避難小屋の有無、水場、トイレ、連絡先などが書いてある。
その山に登るのに一番良い時期も書いてある。
神奈川県にある鍋割山という山のページには
【1,2月 積雪期。ルート前半に雪がなくても山頂は雪。軽アイゼンを持っていこう。
3,4月 木々が芽吹き始める。
6,7月 梅雨の鍋割山稜は緑がきれい
7,8,9月 暑く不向き
10,11月 涼しく爽やか。11月は紅葉がきれい
12月 落ち葉を踏みしめながらの陽だまりハイクが楽しい。防寒対策はしっかりと行う。】

軽アイゼンがなんなのかわからかったり、知らない言葉がたくさんあるけど、その季節のことを思うととても楽しい。
12月に落ち葉をさくさく踏みながら歩くところを想像する!
梅雨の鍋割山稜の緑はどんなふうにきれいなのかな。
雨に濡れてきらきらしているんだらうな。とか。
鍋割山荘という山荘があって、そこの鍋焼きうどんが有名でおいしいらしい。
1000円もする。
次のページには、地図が載っていてルートが書いてある。
等高線も書いてある。

楽しい。
少し頭が痛い。寝不足かな?

花がきれいだったりすることのことを、見事という言い方するのとても魅力的だと思った。
塔ノ岳は5月末、ミツバツツジという花が見事らしい。登ることに決めた。
わたしがその頃何をしてようと、5月末には塔ノ岳に登る。
山がなくなることはないから。
わたしと山があれば出来ること。わくわくする。楽しみ。
3月の最初は、友達4人で大山に登る。
豆腐祭りがあるんだって。
おいしい豆腐を食べるところを想像する。

その頃、わたしは仕事をしているか
してるとしたら、なんの仕事か
どこに住んでいるのか、
なにを考えて過ごしてるのか
なにを得てなにを失くしてるのか
ちっとも見当がつかない。

それでも塔ノ岳には登る。
ロマンチックだと思う。

友達の2才になる子どもとお昼ご飯を食べた何日か後に、また別の友達の産まれたばかりの赤ちゃんを見に行った。
その日の夜は花火大会だった。その花火大会は田舎にしては大きめの花火大会で、家から歩いてすぐのところで、お母さんとふたりで見た。
そしたら、道路を元気よく走り回っている男の子がいて、よく見たらその子は、幼馴染の子どもだった。5才か6才になる。
妹も4才くらいだった。
その幼馴染は、離婚して、再婚して、3人目の子どもがいた。
新しい旦那さんが抱っこしていて、とても大きかったので、大きいねぇと言った。
4000gで産まれてきたの、と教えてくれた。
それが大きいのか小さいのか一瞬わからなかったけど、
昼間会った友達の赤ちゃんは3500gで産まれてきて、とても大きいんだとみんなで騒いでいたから、4000gは大きいとわかった。
そしたら今度は、また別の幼馴染が赤ちゃんを抱いてやってきて、驚いた。
その赤ちゃんは、幼馴染のお姉ちゃんの子どもでした。
もう首はすわってるから、抱っこしても大丈夫だよと言うので、抱かせてもらった。
一緒にいたわたしのお母さんは、せっかくだから抱かせてもらいなさいと言った。
だけど、わたしが抱っこしたら大泣きしてしまったのですぐに返してしまった。
昼間に会った産まれたての赤ちゃんも抱かせてもらっていたから、一日2回も赤ちゃんを抱っこするなんて、と思った。

2歳と、5歳と4歳と、小さい赤ちゃんを3人も見た。
すごい日だったな。
もう一週間以上前のことだけど、急に思い出した。

わたしには同い年のはとこといとこがいるけど、偶然、ふたりとも妊娠している。
当たり前のことのようにみんなが受け入れてって、またついていけないことがひとつ増えてしまったと思った。

花火大会、小学生の頃は、お父さんも仕事を早く切り上げて、お父さんお母さんとふたりのおばあちゃんと5人で見ていた。
家の前は田んぼなので、どこからでも花火はきれいに見えるんだけど、わざわざ車で田んぼ道まで行って、
車の中でお母さんが作ったお弁当を食べながら花火を見た。
犬を連れて行ったこともあった。

車でいかなくても、家を出て30秒くらいのところに近所の人たちはテーブルやイスをならべて、ビールを飲んだりしていたから
ここ何年かは、その人たちの近くでイスをならべて飲み物を飲みながら見ることが多くなった。
家族5人で花火を見なくなってから、ひとりのおばあちゃんは、その花火の日の一週間くらい前から、叔母の家に泊まりに行くようになった。
特に花火の日を避けていたわけじゃないと思う。
そのおばあちゃんが死んでしまってからは、
もうひとりのおばあちゃんとお母さんとわたしの3人で見た。
おばあちゃんは押しぐるまを使って、わたしとお母さんが支えながらその場所まで行ってた。
押しぐるまを使っても歩けなくなってしまってからは、車椅子に乗せてその場所まで行った。
去年はすごく寒くて、おばあちゃんが寒がっていたから早めに切り上げたような気がする。
でも、今年の1月28日におばあちゃんは急に死んでしまったので、今年はお母さんとわたしのふたりで花火を見た。
去年何を考えながら花火を見ていたか、かなり鮮明に思い出すことが出来た。

花火大会の日、近所の人たちはみんな歩いてその場所に来るから
普段会わないひととも偶然会ったりして、楽しい気持ちになった。

そのあと、7月に自殺した、近所の家のお姉さんのことを考えた。
家の中に居ても花火の音は聞こえるだろうなとか。
そういうことを考えた。