平成少数派の生活と意見

ネットの片隅でどうでも良いことを呟く

まるでCG。宇宙から見た夜の地球

 

ISS国際宇宙ステーション)から撮影された地球をタイムラプスで見る神秘的な映像です。まるでCG(コンピュータグラフィックス)のようですが、全てのフレームは、宇宙飛行士がISS国際宇宙ステーション)から撮影した写真だそうです。

流れる星空やオーロラが地球の人工的な光と融合してとても幻想的な映像になっています。こういう映像を見ると、一度でいいから宇宙に行ってみたいと思ってしまいます。生きている内に安くならないかなあ、宇宙旅行代金。

 

 

自分を信じる事の難しさ

テニスコート

 

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NHK『勝てない相手はいない~錦織圭 成長の軌跡~』を観た。スポーツに限らず、勝負事というのはレベルが上がれば上がるほどメンタルの勝負になる、と良く言われるけれど、まさに錦織選手はその領域に足を踏み入れているんだなと思った。

錦織選手の急成長を支えたと言われているマイケル・チャンコーチのインタビューを中心に番組は進む。番組後半では、全米で勝ちツアーファイナルで負けたノバク・ジョコビッチ選手との戦いの裏側を詳しく解説している。

なぜ全米オープンでは勝てたのか。なぜツアーファイナルでは負けたのか。

 

1ポイントが決める勝負のゆくえ

ツアーファイナルのジョコビッチ戦、第1セットは何もさせてもらえずに取られるが、第2セットは見事なテニスで取り返す。

セットカウント1対1の第3セット第1ゲーム、錦織選手はあと1ポイントで相手のサービスゲームをブレイクするところまでジョコビッチ選手を追い詰める。このポイントを取れば試合の流れは一気に錦織選手に傾く場面。

私もこの試合を観ていましたが、おそらくあのポイントを錦織選手が取っていたら試合は錦織選手の物になっていたでしょう。しかもそのポイントで、ジョコビッチ選手から甘くなった絶好のチャンスボールが返ってきます。そこで錦織選手が打ったのは快進撃の象徴とも言われたバックハンドのダウンザライン!・・・ミス。

その場面、マイケル・チャンコーチは「ここは打つべき所じゃ無いと心の中で叫んでいた」そうです。「あの時、もう少し自分の心を抑える事が出来ていたなら、あのゲームはケイのものだったでしょう」。

前に出て積極的に戦う事を教えてきたマイケル・チャンコーチが、なぜ待つべきだと考えたのか。その答えは全米オープンジョコビッチ戦にあったと番組はデータを見せながら解説します。

全米オープンの錦織選手は、ブレークチャンスでは完全に後ろに引いてプレーしていた。チャンスにもかかわらず、全く前に出ていなかった。逆に、相手にブレークポイントを握られたピンチでは積極的に前で打っていた。

前で打つ攻撃的テニスを教えてきたマイケル・チャンコーチ。実は、チャンスの時にはあえて後ろに下がる事も必要だと錦織選手に教えていた。追い込まれた相手に攻めさせる事でミスを待つという戦略だった。

 

人はなぜ自分を信じられないんだろう?

錦織選手はこのときの心境を次のように語っている。

「一番の原因は早く取りたいと思ってしまった事。そのせいで焦ってしまった。1セット目、何も出来なくて、相手の威圧感を感じていた。その時の感覚をファイナルセットで思い出してしまった。相手がNo.1選手なので、自分が違う事をしないと勝てないと思ってしまった。自分を最後に信じ切れなかった