ミソジノジスイ

24/04/23(Tue)

私は冬場は寝袋in布団というスタイルで寝ています。こうすると温かい空気が布団の隙間から逃げる事が無いのでとても具合が良くて止められません。ですが、4月も後半に入って随分暖かくなり、最早寝袋を使う事は無くなりました。というわけで、今年の冬まで仕舞うわけですが、その前に補修・洗濯をします。この寝袋は買ってから30年、1年の最低1/3は毎日使うというヘビーユースですが、流石はモンベルの品だけあってまだ全然現役でいけます。ただし、やっぱり傷むところは傷みます。

傷むのはズバリ顔や髪が触れる場所。しみ込んだ汗や皮脂が酸化し、周囲の繊維を傷めつけて劣化するというシステムのようです。半面首から下は冬場という事もあり何らかの服を着て寝るので、汗や皮脂が直接寝袋に触れる事は無く、傷みも殆どありません。この辺は流石だなと思います。それで直し方ですが、破れた分よりかなり大きめの布を調達し、四辺を折返してミシンで縫ってから患部に当て、再びミシンで縫いつけるだけです。患部よりかなり大きめにするのはこういう補修の定番で、破れるという事はそこだけではなくその周囲の生地も満遍なく弱っている筈の為、ヘタにギリギリの布を当てるとバランスが崩れて周囲がすぐに破れてしまい、また補修作業をしないといけなくなる為です。実際に敗れている場所だけではなく、その周囲の生地がどこまで弱っているかを見極めて補修の規模を考えるのが今回のキモ。ただ、生来のドケチ性分の為、どうしてもギリギリを攻めてしまい、再補修になりがちなのが私のいつもの流れです。

買ってから30年、もういい加減元はとったと思うのですが、顔と頭が触れる場所以外は至って健康で、買い替えを躊躇しています。80まで生きるとしてあと1回買いかえれば死ぬまで使えるな…と思わなくもないですが、多分あと数年は修理を重ねて使い続けるでしょうね。

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