2020年3月15日日曜日

COVID-19で関係者が感染した高等教育機関とその対応

自分用メモ。最終更新:3/18 08:00。

関係者=教員、職員、学生
大学のリリース→自治体によるリリース→報道記事(あくまで補足情報)、の順に確認。リリースが新しいほど上。

九州大学(福岡県福岡市)

大学によるリリース(3/17付)

感染者:「30代 外国人学生 女性」

自治体によるリリース

県内4例目。九州大学の学生(外国籍、30歳代、女性)

郡山女子大学(福島県郡山市)

大学によるリリース

3/15(日)7:21時点で大学のウェブサイトが落ちているため未確認。

自治体によるリリース

勤務先が記載されているため、特定。

報道記事

佐賀大学(佐賀県佐賀市)

大学によるリリース(3/13付)

感染者:「本学の男性学生」、県内では1例目。

自治体によるリリース

「1例:20歳代 男性 大学生 佐賀市在住」

文化服装学院(学校法人文化学園)(東京都渋谷区)

学園によるリリース(3/12付)

感染者:「本学園教職員」

自治体によるリリース

  • 渋谷区における新型コロナウイルス感染症の発生状況について(東京都渋谷区、
3/9付) https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/kenko/kansen/corona_info.html


東京は都で一貫しての開示。

北海道大学(北海道札幌市)

大学によるリリース(3/11付)

感染者:「本学関係者」

自治体によるリリース

札幌市は患者数が多く、どの患者が大学関係者か特定は困難。

大阪音楽大学(大阪府豊中市)

大学によるリリース(3/9付)

感染者:「本学関係者」

自治体によるリリース

大阪府は患者数が多く、どの患者が大学関係者か特定は困難。

2017年4月10日月曜日

転職エントリのようなもの

4月から他業種の人になりました。
これまでの司書っぽい仕事ではない、事務屋さんです。

何でやめたかというと(正確には辞めたわけではないのですが)、ぶっちゃけ外注化でこれまでのポストが消滅したからです。
非正規でこの業界に入ったものの、任期切れが嫌で今のところに入ったつもりがこんな顛末に。
予想してなかったわけではありませんが、いざその現実に直面すると、色々な感情が渦巻いたりもしました。さながらキュープラー・ロスの死ぬ瞬間みたいな。

むりやり残りたいとごねて、館内の管理系部門へ居座るという選択肢もあったようですが、思い切って外へ出ることにしました。
最近自分でも今の職場で頭打ちになっていたことも自覚していましたし、このままぬるま湯に浸かったまま腐っていきかねないという危機感もありました。
こうした環境でも腐らずにうまくやれる人もいるのでしょうが、私は無理だなと。

まだ社会人生活は先が長いので、今回回避できても、また別部署に出なければいけなくなるかもしれません。その可能性は大いにあるでしょう。

年齢的にも体力がある(満ち溢れているわけではありませんが、ないこともない)今の時期なら、別業界に行くという冒険もできるかなと。

少しポジティブに考えることができたのは、短期研修で井上昌彦さんの「絶対に一度は図書館の外に出たほうがいい。ただし、戻る道筋はつけよう(超意訳」という言を聞いたというのもあります。

私の場合、戻る道筋は付けられていませんが。
資格は少し取っていこうと思ってます。IAALとかTOEICとか。

思えばパート時代を含めて、12年ほど図書館で働きました。
そのほとんどはサービス系部門で、特に非正規・委託が進むこの業界にあって、正職員として現場の最前線であるカウンターで働けたことは本当に幸運だったと思います。

まあ、4月からはそこも外注化されてしまいますが、人件費削減のためには仕方ないのかなと。

ってもう難しいこと書くのやめやめ!
そうでも思わないとやってられんわ!


でも私だってこのままで終わる気は毛頭ないからな!!
今のところで力をつけて(あと貯金して)戻ってくるからな!

ではまたいつか(^_^)/~

2015年9月19日土曜日

第17回図書館総合展 私的注目フォーラム


ご無沙汰してます。生きてます。

2015年11月10日 (火) - 11月12日 (木)に開催の第17回図書館総合展。

日程が完全に平日ど真ん中なので、土日休みの地方大学図書館員がフルに参加できる可能性は低いけど、部分参加するならいつがいいかなと良さげなフォーラムをピックアップ。
行けるかなあ。

11月10日 (火) 

2015年11月10日 (火) 10:00 - 11:30 第5会場
主催 日経BP社

2015年11月10日 (火) 13:00 - 14:30 第5会場
主催 図書館総合展運営委員会
共催 専門図書館協議会

2015年11月10日 (火) 13:00 - 14:30 第7会場
主催 ユサコ株式会社

11月11日 (水)

2015年11月11日 (水) 10:00 - 11:30 第8会場
主催 株式会社ニチマイ

2015年11月11日 (水) 13:00 - 14:30 第4会場
主催 日外アソシエーツ株式会社

2015年11月11日 (水) 13:00 - 14:30 第5会場 ほか
主催 機関リポジトリ推進委員会(国公私立大学図書館協力委員会、国立情報学研究所)

2015年11月11日 (水) 13:00 - 14:30 第6会場
主催 図書館総合展運営委員会

2015年11月11日 (水) 15:30 - 17:00 第2会場
主催 株式会社図書館流通センター

2015年11月11日 (水) 15:30 - 17:00 展示会場内
主催 丸善株式会社, 株式会社雄松堂書店

11月12日 (木) 

2015年11月12日 (木) 10:00 - 11:30 展示会場内
主催 人文会, 歴史書懇話会, 一般社団法人大学出版部協会

2015年11月12日 (木) 13:00 - 17:00 第5会場
主催 国公私立大学図書館協力委員会, 日本図書館協会大学図書館部会

2015年11月12日 (木) 15:30 - 17:00 第9会場
主催 株式会社皓星社

2015年3月24日火曜日

医学系図書館員におすすめメールマガジン3つ

現在自分・職場が購読している医学系メールマガジンの中で、真面目に読んでいる順に3つだけ紹介。

1. 医学書くらぶ http://www.mag2.com/m/0000033887.html

新潟市にある書店・考古堂書店が運営している医学書の新刊を紹介。
特定の出版社が発行するメルマガを複数購読するより、こちらを購読した方が効率的に新刊の情報は収集できる。

2. 『週刊医学界新聞』メール配信サービス http://www.igaku-shoin.co.jp/paperMailMag.do

医学書院が発行している同名の新聞の目次とオンライン版へのリンクが貼られているので、紙媒体を読まなくても何となくトピックが分かるので便利。

3. メディックメディア メールニュース(医学生版) http://web-informa.com/

医学生に大人気の「病気がみえる」シリーズをはじめ、「イヤーノート」「クエスチョン・バンク」を出している出版社であるメディックメディアのメルマガ。

2014年11月11日火曜日

7年ぶり2回目の図書館総合展参加まとめ(1) 医書.jp

先週開催された第16回 図書館総合展に参加してきた。7年ぶり(8年ぶりだったか?)2回目の参加。
通常業務が立て込んでいたので、11月7日(金)のフォーラム1つと展示会のみの参加。

フォーラム「医療系日本語電子ブックの本格的な提供開始に向けて」

講演1: 医書.jpに関して (金原俊氏)

電子書籍元年と言われ続けて早数年、ようやく医学系和書の電子ブックのプラットフォームとして期待の「医書.jp」について、取締役の金原俊氏(医学書院)による医書.jpの概要説明。

以下、手書きのメモと記憶から起こしたもの。
  • 医書.jpは来年秋サービス開始(来春から延びた)
  • スタート時の想定規模、個人顧客数:2万人、施設顧客数:100施設、掲載書籍数:2000冊程度、掲載雑誌数:50誌40万論文
  • 収録対象は、「全ての医学書」。具体的には日本医書出版協会の「医学書総目録」と同等の範囲。プロ向け。
  • 形式は、フィックス型(PDF)とリフロー型(XHTML)、どちらにすべきか検討中。
  • 個人向けと施設向けを想定
  • 施設向けはIP認証。同時アクセスは無制限。価格はFTE
  • 個人向けはID/Pass認証。図書1冊、雑誌は1号・1論文・1タイトル単位で購入可能。
  • 医中誌Webから検索可能にする予定
  • 「新刊の100%を冊子・電子の同時提供を目指します」

なお、当日の資料は後日ウェブで公開予定とのこと。

個人的な感想としては、これまでの和書のEブックサイトでは、結局医学系図書館で導入したい!導入しなきゃ!と思われるようなコンテンツの収録が少なかったので、専門の出版者が医中誌ともタッグを組んで本腰を入れてくれたことにまず期待。現実問題として「新刊書100%」という言葉をそのまま鵜呑みにはできないけれど、そう明言してくれたことは評価したい。

一番のポイントは、医中誌Webとの連携。
これまでの国内の大学向けeブックプラットフォームは、そのeブックプラットフォームないしOPACやディスカバリからでなければアクセスできないという点で、海外のeブックに比べて最初のアクセスへのハードルが非常に高く、導入してもなかなか利用されないのが悩みだったので、医中誌Webからも検索できれば国内の医療従事者の情報探索行動の中に医書.jpがシームレスに参入できるので、利用へのハードルはかなり低いことが想像できて、非常に良い。

メディカルオンラインでも電子書籍コンテンツの個人向け販売が始まり、現在複数の大学等で機関向けのトライアルが行われているのだが、メディカルオンライン(MOL)も検索データベースとして一定の利用があるようなので(個人的にはMOLはコンテンツが偏っているので文献検索には向いていないと考えているが)、MOLの利用者が文献などのコンテンツと同じようにeブックを利用できるというのは大きな利点だと思われる。

翻って医書.jpの場合。医中誌WebはMOLよりも圧倒的に国内で契約機関が多いので、医中誌Webから個人で購入ないし機関でアクセスできるようになれば、利用する側も便利だし、提供する側もあまり広報しなくても使ってもらえそう。

来秋ということで、実際どういうものになるのかまだ検討もつかないけれど、続報を待ちます。


今回はこれくらいで。

(2014年11月14日追記)
日本薬学図書館協議会のHPで当日の資料が公開されていました。
http://www.yakutokyo.jp/news/2014/11/14/69

2014年9月23日火曜日

第16回図書館総合展、気になるフォーラムを羅列しておく

第16回図書館総合展の詳細が公開された。今年は休暇を取って1日くらいは参加しようと考えている。そこで、自分のメモも兼ねて面白そうなフォーラムを時系列にピックアップしてみた。
どれか1つは行きたい。

なお、ブログ主は各フォーラムとは基本的に関係ありません。フォーラム名および総合展ウェブサイトの内容説明から得た情報を元に選んでいます。


2014年11月5日(水) 


10:00-11:30

日本版ヨーロピアナに向けての大学・図書館の役割(第6会場(アネックスホール206)

ヨーロピアナハーティトラストのようなデジタルアーカイブの総合プラットフォームは国内にも欲しいと考えているので、気になる。


13:00-14:30

ペリー来航160年記念特別対談会「日米交流の幕開け、ペリー来航と日米和親条約」(第3会場(アネックスホール203)

タイトルが反則すぎます。ペリー来航と言われたら歴史好きは釣られてしまう。


13:00-17:00

図書館 素敵にディスプレイ(第5会場(アネックスホール205)

メイン対象は学校図書館のようですが、公共・大学図書館も参考になりそう。


2014年11月6日(木)


13:00-14:30

オープンフォーラム:組織に貢献する図書館サービスとは?

公共・学校・大学と館種に限らず、図書館の存在異議に疑問を投げかけられるようなことがたくさん起こっているので、こういうフォーラムはいいですね。

13:00-17:00

キハラ(株)100周年記念フォーラム(第4会場(アネックスホール204)

2部ぶち抜き。
13:00~14:30第一部「戦後の図書館を支えた人々」
15:30~17:00第二部「図書館の永続的発展に向けて」だそうで、特に第一部が気になってます。


2014年11月7日(金)


10:00-11:30

医療系日本語電子ブックの本格的な提供開始に向けて(第5会場(アネックスホール205)

電子書籍元年と言われ続けて早数年。和書の電子書籍の中でも特に動きの鈍かった医療系コンテンツについてのフォーラム。

15:30-17:00

今こそ始めよう、郷土資料のデジタル公開(第5会場(アネックスホール205)

5日のフォーラムにも共通するテーマかと思いますが、こちらは単一の図書館で導入しているシステムの事例について。

15:30-17:00

自分の価値を高めませんか?(第6会場(アネックスホール206)

専門図書館協議会主催。キャリア形成や認定資格に関するフォーラムは今回他にも複数あるけれど、他のフォーラムは研究者向けだったり雇用する側が対象のようだったので、あえて1つ選んでみました。

おまけ アクティブラーニング関係

大学図書館における学習支援・アクティブラーニング関係のフォーラムは今年も複数あったので、タイトルだけ列記しておく。

2014年8月24日日曜日

最近読んだ本

戦争と栄養. 長尾五一著. 西田書店 1994.12

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN12177104

「戦時栄養失調症」についての本。先の大戦での日本軍の戦地での栄養状況がいかにひどかったか、詳しくまとめられている。

軍医殿!腹をやられました : インパール作戦ビルマ敗走記. 中野信夫著. かもがわ出版 2014.1 かもがわブックレット 195

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB14608938

こちらは実際の戦地での体験を書いたもの。ビルマからの撤退における凄惨な状況を淡々と書いている。

脚気の歴史 : 日本人の創造性をめぐる闘い. 板倉聖宣著. 仮説社 2013.11 やまねこブックレット 3

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB15999386

幕末から明治にかけて、脚気の治療・予防に対して軍医・医学界の上層部がおかした醜態を。