シコって寝て終わるだけのゴールデンウィークを生き抜くために
長期連休初日の今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。。。
いつもなら平日の早い時間から女の細ッそい腕が奥に見えてる酒飲んでる写真とか明らかに男と旅行して撮ったかのような構図の写真がTwitterで流れてきてひそかに激切れしてる時期だけど今年に関しては全く流れてこないから意外と精神衛生上はいいのかもしれない。
世間は例のごとくコロナ禍の影響でステイホーム週間などという出勤だけが謎の免罪符を獲得しているイミフ自粛期間のせいなわけだけれども
まあ~~~やることがない
去年から旅行行く流れがあって今年もじわじわ計画してたんだけどそれも流れて、じゃあ久しぶりに地元の限界集落に帰省しようと思ったら会社から帰省自粛のメールが来るし、当たり前だけど映画館とか朝鮮玉入れ屋も空いてない。
このままだと確実に全休みをシコって寝て起きてまたシコって寝てを延々と繰り返してなぜか体重だけ2㎏太って終わる。
マラこすりすぎて摩擦でちょっとずつ側面が削れていくんじゃねぇかな、エベレストの頂上みたいに。
定期的に金玉握りすぎて右手だけ激臭の”毒功”完成するでしょ。柳龍光以来の空道の新境地拓くことになるよ。
今日は社会人にとって命よりも思い5連休を無為に過ごさないために自戒も込めて連休にやりたいことをまとめていきたいとおもう。
大手商社入社前大学4年生の最後の春休みみたいな動きをしていくよ、おれは。to doリスト作って一眼レフ首から下げてベスト羽織ってベレー帽被ろうかな。。
1.ネットフリックスで名作を観る
飲み屋で男達と話したり、仕事でも特に年上の人と話してるとよく痛感するんだけど、自分は世の名作と呼ばれている作品をあまりに見ていなさすぎる。
まず第一にスターウォーズも飛ばし飛ばしでしか観てないし一回つまんなくなって寝てしまった非国民人権剥奪人間だし、SF映画談義になるとまず名前が挙がる「ブレードランナー」もなんとなくは知ってるものの本編未鑑賞のくせに明らかにブレードランナーの影響を受けているであろう作品は観るような本末転倒男。
自分はドラゴンボールとかワンピース読んでないやつには「キミ、人生半分損してるよ?笑」っていう激イタ大学生が絶対言う台詞を堂々とそのまんまひねらずに言い放つのに・・・。
そんなやつがスターウォーズとかブレードランナーみたいな名作を観てなさ過ぎたら絶対良くないでしょ。
休日でとりあえずずっとマイリストで熟成させてた「星の王子ニューヨークへ行く」を観たけど、やっぱり名作と呼ばれる映画の底力を感じたな…。爽快なストーリー構成で所々にユーモアもあって観終わった後に人間ってサイコーだなってなるんすよね。ほかの名作映画もパターンとかアクセスの仕方は違えども最終的にはサイコーってなるのが良い映画の絶対条件なんだろうね。
やっぱりエディ・マーフィーは偉大ですよ。最近第10子が産まれるだけあるね、デカチンが作ってるわこの映画は。シネマデカチンが金玉パンパンになりながらそのパワーをフィルムにぶつけてんすよ。
別に古典的名作ってわけじゃないんだけど、ちょっと前に配信されたネトフリオリジナル作品。何みようかなーって探してたらクリス・ヘムズワースのドエロフェロモンに釣られて視聴。
筋書きは結構荒いんだけどアクションがごんぶとで飽きず、脳を使わずに楽しめる系の映画。
これを自社制作出来るNetflixの資金力バケモンだな…
観るものリスト:「ニュー・シネマパラダイス」「ユージュアル・サスぺクツ」「トレインスポッティング」「時計仕掛けのオレンジ」「アメリ」「レオン」「ARGO」「スタンドバイミー」「ターミナル」「冷たい熱帯魚」
NetflixだけでざっとこれくらいだからAmazon primeも合わせるともうちょっと増えそう。
ほんとに期待値の高い映画は絶対ながら観したくないから鑑賞するときはけっこう覚悟がいるんだけど5連休もあるんだから最低5作は観たいな。
名作が故にテレビでうっすら観てたり飲み屋であらすじ聞きすぎてあらかた知ってるようなものも多々あるけど酒の席の頻出単語過ぎるからこの際に勉強し直そうかな。言い訳ですけど自分が高校生くらいからのヒット作はほとんど抑えてると自負してるやっぱりほとんどが世代的には一個上なんですよね。これで朝方の磯丸水産で名作映画談議になっても話題に入っていけるぞ!!声出していけ!!!
2.溜めてる本を読む
相変わらず本棚の半分くらいは一回も開いたこともないような本が並んでいるからこの際にちょっとは消化したいとは思ってるんだけど、5日間で1冊完走できるかどうかのレベルだからあんまり高望みせずに短編集程度の厚みのもの2冊を目標に消化していきたい…。
無駄に四半世紀生きてきたのが奏功したのか最近ちょっとだけ活字を読めるペースが早まった気もする。
仕事中マジでやること無くてその日のヤフーニュースの全記事読み終わって不本意ながら日経オンラインのおもんな意識高い系記事読んでたらなんかすげぇ頭いい経済人っぽい人がおすすめに挙げてて、しかも表紙が日常のあらゐけいいち先生だったから購入したんだけど面白すぎて2日で読了してしまった。SF短編集なんだけど、中にある「宇宙ラーメン重油味」は地球人の店主が「消化器があるやつは客」をモットーに、小惑星で元戦争用ロボットとラーメン屋を経営して、いろんな銀河の宇宙人にラーメン(?)を出していく作品なんだけど、プロットだけでも活かしてコミカライズされてほしい……。ダンジョン飯とか異世界食堂みたいな〇〇メシが氾濫している昨今でもSFメシは絶対ウケると思うし、僕自身ほとんどのメシ系シリーズが大好きな単純クソガキだから普通に見てみたい。すげぇ馬鹿っぽいからあんまりオープンにしてないけど主人公が無双するような異世界転生系とかめちゃくちゃ好きなんだよな。あーーー起きたら異世界転生してて最強になって巨乳美女ジュン濡れさせてーーーーー
角田光代の 『恋をするように旅をして』は酒飲みの旅エッセイって感じでかなり好みで、名前からしてまた旅行エッセイ系かと思いきや冒頭の感じからして複雑な家族の日常譚って感じだったから思ったより読み進まなくてつらい…
一回設定が入ってしまえば早いんだけどそこまで没入するまでが長いのがな〜〜
数ヶ月前に人から勧めてもらった本だからなんとしてもこの連休で読み終わりたいところ。
村上春樹は『ノルウェイの森』以来完走した本が無いけど、個人的にガンハマり中のウイスキーなら興も乗ると踏んで読破予定。買ったのは学生の頃でもう3年近く前になるからちょうどウイスキーが出荷出来るだけの熟成も出来たしそろそろ"読"(や)るか……
ちょろっと読んだらこの本にもジム・マッキュワン出てきてちょっと笑ってしまった。アイラウイスキー界のキーマンなのは分かるけどほとんどの雑誌に毎回この人しか出てなくない??
3.痩せる
一番切実な課題。
ちょうどいい気温のせいか単純に代謝が落ちてきてるからなのか分からないけど最近そんな食ってないのに太ってきている。
どういうこと?
筋トレは思い出したかのようにたま〜にやってるだけなのに体幹が付いたから体重が増えたという謎の解釈してるけど絶対身体中に贅肉付いただけだと思います
あと腹回りよりも胸回りがキツくなって仕事用のワイシャツが苦しくなってきてるんだけどそれも何?
おっぱいがでかくなってシャツ苦しくなるっておれの身体って成長期女子高生??
去年から2キロくらい増えてるからとりあえず走ったり筋トレしたりして元の体重くらいには戻したいな……
外飲みしなくなって外遊代が無くなったらその分貯金が出来るのかなと思ってたけど普通に家で出てない分の酒飲むしAmazonで物買ってストレス発散するから全然金も貯まんねぇわ^_^
でもオンライン飲み会は普段スケジュールあんま合わないやつとも気軽に予定取れるからイイね。とりあえず5連休もあるんだから色々と見聞を広めたり部屋の掃除したりとかしないとですよね。取っても何の役にも立たないウイスキー検定と美術検定の勉強もしないとな〜〜
久しぶりにブログ書いたけどアルコールの恒常的摂取のせいかオチを付ける部分の脳ミソの細胞が壊死していました。
おわり
2019年 総括
あけましておめでとうございます。
今年の年の瀬は電車乗り過ごして宇都宮の東横インに泊まってみたり、30日夜通し飲んで朝一の新幹線で帰ってくるというチャレンジを3回目にして成功させたりしてました。
まじで大したことしなさすぎた1年だったな、、、
特に今年のクリスマスは悲しかったなァ・・・
今まで生きてきた四半世紀で一度も華やかなクリスマスを送ってきてないけど、仕事終わりに買った家族で食うレベルの量のケンタッキーをハイボールと共に胃に叩き込みながら結局ハースストーンしかしてないゲーミングPCでわけわからん文章の土台作ってた今年のクリスマスが過去イチでみじめな気持ちになりました。
・今年観た映画
今年からNetflixとAmazon primeの二刀流になってそこそこ新旧含めカバー出来てるのかなって思ったんだけど、なぜかあんまりモチベーションが上がらなくて映画館にも行けず、旧作も思ったより観ずに会社支給の携帯使ってめちゃくちゃパケット通信でYouTubeでASMRばっかり聴いてた1年だった…。毎月通信制限までやるのでいつ会社の人にバレるか毎月ビクビクしています。
去年から一応観た映画には雑に点数つけるようにしたけど休日にわざわざ時間作って2000円出してるからかなり評価は甘め。MERVEL系は網羅したはず。個人的に一番面白かったのは「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」だったかな~~
ピーターとMJのかわいらしいティーンエイジャーっぽい恋愛が熱ッッちィんスよ……
「トイストーリー4」は巷だと結構賛否があったみたいだけど個人的にはかなり好きな作り方だったかな~ もうぜったい5出るじゃんあの展開は、、、。で、大人になったアンディに出来た子供のためにウッディが戻ってくるんよ……
トピックスとしては「記憶にございません!」もかなり面白かった。三谷作品に全然触れ合ってきてないから身内ノリみたいなの強かったらきちぃな~って思ってたんだけど全然そんなことなくて楽しく見れたし石田ゆり子が可愛すぎて劇場内でガマン汁も漏れた。
性格上重め、暗めの映画はあんまハマらないんだけど、それでも「ジョーカー」と「アベンジャーズ エンドゲーム」は素直に感嘆したな。。。エンジンの性能が良すぎて好みはあれど無理矢理ゴールまで走りぬかれた感。
2020年はもう少し劇場で見たいなーー。どうせ暇なんだから映画館くらい行けよ。
そういえば1週間前くらいからフィルマークスに登録したから誰でもいいのでフォローしてください。レビューにほとんどいいねが付かず延々と滑ってます。namieLeiって名前でやってるから早く地獄からおれを救ってくれな、、、
・今年読んだ本
え……今年完走したの2冊しかなかった……
めちゃくちゃ後ろに置いてるけど全然読んでないからですからね、、、
大学1年の時からずっとそうなんだけど本って買ったら満足するんだよな。なんか賢くなった感じするじゃん。
『ちぐはぐな身体』はファッションに関する解説書みたいな本で、人ってなんで服着てるの?から始まってじゃあオシャレってなによ?若者がダボダボな服を着たり、破れたジーンズを履くのって一体どんな意味があるの?っていうのをめちゃ平易な文章で解説してくれる本。
たまにSNSで嘲笑的にやり玉にあがるモードシーンの「コムデギャルソン」とか「イッセイミヤケ」とか「ヨウジヤマモト」の服をロラン・バルトのモード論とかメルロポンティの現象学を交えながら解説していくから服好きでちょっとフランスチックなオシャレインテリテイストが欲しいなら読んでみるといいよ。
『天然日和』は居酒屋で女の子に勧められたから全部読んだけど収穫といえば普通に石田ゆり子にガチ恋したくらいでした。年取った後の方がかわいいってすごいよね。
・美術館
今年から行った美術館と気になった作品はメモするようにしてみました。
育ちの悪い女が書きそうな汚い丸文字でな。
今年行った展示会で一番良かったのは断トツでコートールド美術館展だったな~~
マネ、ドガ、ゴーギャンあたりの印象派~ナビ派あたりの画家の教科書に載るレベルの著名作がバンバン見れたのにそんなに展示会が混んでなかったのも良かったかなと。
あと、いい意味で裏切られたのがバスキア展。写真にも撮ってるけど前澤にぃが120億くらいで落札したせいでなんとなく成金的なイメージが付いてたけど他の作品とか見ると普通に好きな感じだった。バスキアってなんとなくデフォルメされてる作品が多いのかなーと思ってたけど普通に写実的な作品もあって創作に厚みがある印象に変わったし、実際に展示会に行って作品観るのが一番いいね。
ちなみにこれは恥ずかしくて誰にも言ってないんですけど、今年美術検定2級を受講したんですけど前日深酒しすぎてトチりました。
まあ全然勉強できてなかったから受けてても無理だったんですけどね…。
来年はどうするか……まず参考書完走しないと………
あ、本の上にカンジダになった時に塗ってた皮膚用の塗り薬がある!
フタ無くしたから内容液めっちゃ漏れてるんですよね。誰かフタ欲しいものリスト経由で送ってもらってもよろしいでしょうか??
今年からダイエットと健康管理のために禁ビールしてるんだけど(ちなみに2日前めちゃくちゃビール飲みました。)元からハイボール好きだったから本格的に勉強していこうと始めたウイスキー研究。2月にあるウイスキー検定も応募して、座学・実地試験ともに鋭意勉強中です。
去年から美術勉強して今年ウイスキーって、分かんないけど、なんらかの御曹司だと勘違いしてるんですかね・・・・
自分がど田舎の農家生まれってこと忘れてんのかな、、、
まずは初心者が飲むべきな口当たりがスムースでフルーティなボトルを数本買って飲んでみてるけど、シーバスミズナラが抜けて美味すぎてずっとそればっか飲んじゃうんだよな……
1月半ばにミズナラの18年が出るらしいし予約しとかないと……
ノンエイジの白州はコンビニでちょくちょくミニボトル買ってるんだけどソーダ割で無限にイケるし700mlで買ってもいいかもしれない。いやそもそも定価で売ってるとこ無いか、、
今年はどこかのバーで白州の年代物を飲むのが1つの目標にしよう。
・2020年の目標
2019年はあんまり形に残る目標が達成出来なかった年かなぁと個人的に振り返ると思ったし、2020年は明確な目標をいくつか立てたそれをクリアしていくようにしたいなと感じた。
プライベートだととりあえずウイスキー検定3級、美術検定2級は取りたいし、仕事でもおそらく資格の勉強があるから座学はかなりしなければいけない1年になりそうな予感。
あとは国内旅行に2回くらい行きたいし、本も5冊は完走したいかな〜 学生時代に読んだホイジンガとカイヨワをもう一回読み直したいから時間作るのもいいかもしれない。
あと個人的に1番目指してるのは、「自分に似合う丸眼鏡を買うこと」なんですよね。
そろそろわたくしも見た目にインテリ感を出していきたいんですよ、、。四半世紀生きてるわけでございますから・・・。
2万くらいまでで良いのあれば一早く買っていきたいね〜〜
仕事に関しては正直かなり満足してるけど資格取れたらちょっとやりたい事に振り切ったりするのもいいかもしれない。別に仕事で自己実現したいとは思ってないけど若いうちに何かしら挑戦はしてみたいかなとちょっとだけ思ってる。とりあえずインディードは週一で見てます。
そんな所かな。ハースストーンはもうランク目指してやり込んでは無いけど個人的には久しぶりにアグロにパンチのある環境で好きですね。また思い付いたらハースの記事も描いてみようかな。
全然更新してない大便ブログ千のブリトーを今年もどうぞよしなに😌
おわり
なぜおっぱいは乳輪が見えなければ良いのだろう
かれこれ四半世紀ほど人間の男性をしてるけど未だにおっぱいは乳輪が見えなければオッケーという考え方のカラクリがわからないでいる
— 西巣鴨ラファエル (@namieLei) 2019年10月1日
きっかけはSNSでフォローしてるグラドルのツイートだった。
その女の子曰く、「よく写真見て乳輪ちょっと見えてるって言ってくるおじさんがいるけど、グラビアの撮影って絶対にニップレスを貼ってるから絶対見えないよ」という旨のツイートをしていた。
それ自体はグラドルが言ってるんだからそうだと思うし、気持ち悪りぃおじさんに乳輪見えてますよって毎度言われるのは相当気の毒やなって思うんだけど(まあその気持ち悪りぃおじさん達にでけぇチチ見せておまんま食わせて貰ってるんですけどね)、そのツイートを見て僕はふと思った。
なんでおっぱいは乳輪が見えなければいいんだろう?
乳輪っていうか突先である。
冷静に考えたら全然意味が分からない話過ぎはしないか?なぜおっぱいの9割を占める乳房は見えても良いのに残り1割の乳首が見えてはいけないのか?
法律の関係で雑誌に載せてはいけないだとか路上で乳首を出すと公共良俗に反するからダメみたいな、法曹的な問題を挙げているのでは無い。それはどこか女性も「いや、乳首さえ見えなければ大丈夫だ」と潜在的に思っているその観念的な根底が不思議なのだ。
フランスのモードには胸の谷間を見せることで女性的な美しさを強調させるファッションがある。
エステティックサロン・ファッションなどの各業界においては、胸の谷間を含む胸元から首元、肩や後背部にかけてを、フランス語でデコルテ(décolleté(e)) と呼ぶ。デコルテを露出・強調することで、女性の美しさを最大限に引き出せるとして注目されている。
また、女性の礼服として知られるローブ・デコルテもローブ・ドレス類の中でもデコルテを強調する形状をしており、イブニングドレスの代表的なスタイルとなっている。このため、ローブ・デコルテのことを単に「デコルテ」と呼称する場合もある。
日本ではまだ珍しく、このような格好をして屋外にいたりすると下品な女性とみられることが多い。
日本において下品とされるのは賀茂真淵的な「たおやめぶり」としての日本古来から持ついわゆる「女性らしさ」のステレオタイプが起因しているのかも知れない。
しかし、女性的を表現するのであれば、谷間だけで無く、乳首さえ見せても良いはずである。しかし、ジェンダーレスを謳うラディカリストを除いて多くの女性達は胸部を露わにしても、その全容は秘されたままである。
ここに乳房と乳首に隠された大いなる叡智のヴェールがあったのだ。
つまるところ私は、乳房における乳首は、モードにおける「デコルテ」に見られるような、自らの延長としてまとう衣服を最大限に削ぎ落としつつもその本質を形而上の世界に落とし込む術なのだと思う。
おっぱいを見せて乳首を見せないのは、女性たちが世間の風雪に縛られ、自らの意思無く抱いていたゆるやかな世間の取り決めなどではなく、自らを聖母へと想起させる紺色のガウンだったのだ!
アフリカの未開部族の女性達は胸部を覆う衣服も無くその胸は乳首と共に雄弁とも言えるべきほどに放り出されている。しかしその胸に我々ヘテロセクシャルの男性は──個人の性的趣向はあるにしろ──惹かれる事は無い。
ここに乳首の秘匿されるべき魔術がある。
さらに身近な例を挙げるなら、アダルトビデオを介して見る乳首がそうだ。それは、私達が日常生活で触れる女性の乳房や、週刊誌を通じて見る女性アイドルの水着写真とは全く階層が異なった話なのである。アダルトビデオにて感受する乳房はもちろん乳首も見ることが出来るが、それはもはや生物学的な女性の肉体としての乳首であり、“俗なるもの”に堕した乳房なのだ。
近年科学技術は日々進歩し、大量消費社会の中で我々の生活にはインターネットが欠かせないものとなっている。その中においてポルノサイトなどの発展から私達は近代以前よりも安易に女性の乳首を見ることが出来るようになってしまった。この乳首が氾濫し、飽食した現代社会において、ベンヤミン的「アウラ」が女性の乳房から消失したと考えることも出来るだろう。
しかし、我々が日々目の当たりにしている女性の乳首が秘匿された乳房はその中においても輝きが色褪せる事は無い。女性にとって──男性にとってでもあるが──、乳首はモナリザの黄金比よりも美しく、田舎町の清流よりも澄み渡り、地平線まで続く大海原よりも広大なものなのだ。それは終わりなき大銀河への旅とも言っていい。この“聖なるもの”は想起するものによっていくつのも変化を遂げる。それはメルロ=ポンティ的〈肉〉としての乳房からの捲土重来の陣太鼓の殷々たることか!
え?いや結局どういうこと?
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