2024年のモンゴル武者修行の開催が決まりました。趣を変えて9月(初級編)と7月の中級編(持久力選考をクリアした方のみ参加可能)の2回を予定しています。
4月14日は大阪の難波で「真庭なりわい塾」というプログラムのイベントでお話しします。
【大阪ハイブリットイベント~「買う」から「つくる」暮らしへ~
4/14(日) 12:30開場 13:00~16:00】
https://maniwa-nariwai.org/pre-event/
4月20日は、愛知県の足助の古民家「北小田の家」にてお話ししに行きます。こちらはSAGYOの販売会も同時開催です。
風景をつくっていく野良着『SAGYO』販売会(4月18日〜22日)
https://kitakodanoie.com/event/event-294/
4月20日(土) 13:30SAGYO伊藤洋志さんお話し会
| 豊田市北小田町伯母平28 | By 北小田の家主催
https://kitakodaws01.peatix.com
たいへん気軽な会ですんで、ご興味ある方おいでませ。
『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』(飯田朔 著)出版記念イベント
「「おりる」ことに思想は必要であるー離脱の質感を考える」
2/17 (土)18:00 - 19:30に武蔵小山「スタジオ4」で出版イベントを開催します。
著者は「ナリワイをつくる」(2012年刊行)の出版イベントに当時学生で参加されていた飯田朔さんです。
小説や映画、作品批評を軸に「おりる」ことについて考えを深めていく内容で、「ナリワイをつくる」も題材になっています。
「ナリワイをつくる」以降、一貫して既存のやり方ではない仕事の仕方や暮らし方の研究と実践に取り組んでいますが、既存のものをどうやってやめるか、おりるか、というのも大きなテーマです。
その辺りの質感も含めて考えられた、胃もたれしないで読める良い本だと思います。
私自身、「おりる」ことに関しては、体調を崩してようやく会社を辞めた程度の者なので、まだまだ未知の分野です。これは色々聞いてみたい!とイベントを企画した次第です。少人数開催ですが、ご興味のある方はぜひご参加ください。
『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』(飯田朔 著)出版記念イベント
日時:2月17日18:00-19:30
定員:最大でも20名程度(オンライン配信はありません)
備考:本の販売もします。希望者がいれば終了後に懇親会のようなものを準備したいと思います。
企画:ナリワイ/伊藤洋志
会場:武蔵小山スタジオ4 https://www.instagram.com/studio4_musashikoyama/
東京都品川区小山4-7-15(クロネコヤマト営業所の上の二階)
参加方法:peatixから
1月26日「つくるとは」講演
[1/26金]連続講義「つくるとは」第12回開催に出演します。
毎回ゲストが2名のシリーズで、今回はスーパー銭湯を企画もしている令和建設と喫茶ミラクル店長をされている宮原翔太郎さんとわたくしです。
わたくしも、いつか「温泉掘るぞ!」と思っているので楽しみです。
【日時】1月26日 金曜日 19:00-21:00
(18:55よりアクセスいただけます)
*前半にお二方のレクチャー・後半にディスカッションを行います。
【開催方法】
お申し込み時に、オンライン参加・会場参加を選択してください。
①オンラインZOOM(事前インストールが必要です)・参加費無料
②現地開催
会場:YAU STUDIO( 東京都千代田区丸の内3丁目1−1 国際ビル.YAU )有楽町アートアーバニズムYAU
伊藤 洋志 香川県出身。修士号(京都大学・農学)取得後、零細ベンチャーの創業社員を経て独立。頭と体が丈夫になる個人サイズのナリワイ(生業)の研究と実践に取り組む。実践したナリワイは衣食住教育娯楽と分野を超えて10個超。半農家を増やす「遊撃農家」、住の自給力を高める「全国床張り協会」、遊牧民に生活技術を習う「モンゴル武者修行」などの個人事業に加え、野良着メーカー「SAGYO」のディレクターも務める。ほか、竹の建築技術を持つタイのアカ族の村の変遷を追う建築研究プロジェクトに参加。 著作『ナリワイをつくる』(東京書籍 /文庫版 筑摩書房)は韓国でも翻訳出版された。近作は「イドコロをつくる-乱世で正気を失わない暮らし方」(東京書籍)。 [関連記事] 人口減少の時代に、自分と地域を活性化する複数のナリワイをもつ生き方
宮原翔太郎 施主とのDIY施工を通じて場づくりを同時に行うパーリー建築を2014-2017年まで全国各地で行う。2017年鳥取定住。鳥取の大工と共に令和建設を立ち上げ、現在は工務店業を営む傍ら鳥取県で最も公共性の高いスペース喫茶ミラクルを運営している。一棟貸しの宿「hamavilla」晴れたら中止の音楽フェス「曇天野外」等色々やっている。現在「数%」というスーパー銭湯を企画中。 [関連記事] 建築の理想を追い求めた先にあるまちづくりとは
2023年の冬みかん、注文受付!年末まで!
無事に秋みかんが終了しましたが、冬もビタミンは必要だろうということではじめた冬みかん。今年もみかん産地の有田川町へ収穫してまいりました。
もりもりしてます。
今年は暖冬と思っていたら収穫日に雪が降り、なかなかの寒さの寒さの中での収穫となりました。たまたまかぶっていった帽子の毛糸ボールが色サイズともにみかんです。
ここの畑は、草生栽培という下草を残すやり方で栽培しています。みかんにとっての「ええ草」を残すことで除草も減らせるし、長い時間をかけて土の栄養になるということです。伸びすぎてみかんの木の成長を妨げないように草を倒す作業をして高くなりすぎないようにしています。
ほか、土壌的にも草があると大雨の時に土壌が流出しないし、いいことはいろいろありそうです。
味の特徴としては、秋の日高川のみかんは酸味がシャープなのに対して、コクというか旨みを重視している栽培コンセプトです。なんにしても遊撃農家がみかんでおすすめしている、薄皮に含まれるヘスペリジンは豊富と思われます。血管の柔軟性に寄与するという報告があります(あくまで食べ物ですから、成分を抽出した治療薬レベルの効能は期待すべものではありません)
なんにしても、心筋、血管に負担の多い冬なのでみかんを通して血管へのいたわりを思い出していただければ幸いです。
今回は一人暮らしにも手頃な3kg箱も用意して、5kg箱、10kg箱の三種類を用意しました。極早生みかんは5kgからなので迷っていた方はチャンスかもしれません。
なんとも慌ただしい2023年でしたが冬はようやくこれから本番といったところです。風邪予防にもお役に立てていただけると幸いです。
基本的に12月22日を締め切りしていますが、注文ごとに随時出荷準備に入りますので早い方が早く届きます。年明けが最後の出荷になる見込みです。
2023年ナリワイ遊撃農家の有田川の冬みかん注文ページ
一次締切:12月22日
最終締切:12月末※みかんがあれば年明け出荷
冬は血管を労る時期ですので、ぜひともみかんで楽しく健康増進に役立てていただければ幸いです。
SAGYO清澄白河販売会2023年12月1〜10日
※2018年の様子
【SAGYOの販売会】
2019年以降ひさしぶりの東京の清澄白河での販売会を開催します。
新発売の「作業もんぺまくる 裏付 伸縮斜子織 墨黒/海松色」「新式野袴」や冬の定番「マグロ漁船の靴下」の新色の純黒などが東京初お披露目になろうかと思いますんで、是非とも試着においでくださいませ(靴下は試着できませんが、質感は触って確かめられます)。
基本的にわたくしイトウが店番します。農家的な米袋の持ち方などご興味あれば伝授します。
(リクエストがあれば野良着とは関係ないがモンゴル骨占いもお受けします)
日時:12/1金 - 12/10日
時間:13:00-18:00(-20:00予約のみ)
※夜18時以降はメッセージくだされば開けます。
会場:gift-lab(東京都江東区清澄2丁目8−6 高橋ビル 1階)
会期中の休み:月・火・水・木
最寄駅:東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅から徒歩5分
来場者特典:運が良ければもう品切れ御礼のナリワイ遊撃農家の極早生みかん🍊がもらえます!
ということで、おいでませ!
11月17-19日にバンブー建築の実習を開催します。
ご無沙汰しております!(タイ武者修行として)
アカ族の皆さんに竹の建築技術を教えてもらう「タイ武者修行」は2024年に再開に向けて現地打ち合わせを重ねております。
なかなかタイまでいけぬ!という声もあるし、先のことなので国内でも練習できる場をつくってもらえました。
11月17-19日の金土日にて、京都府亀岡市でアカ族の竹建築技術を学ぶイベントを開催することになり、タイ武者修行修了者2名が講師を務めます。
なかなか日本国内で練習できる機会は稀かと思いますが、一度覚えればバンブーデッキは自在に建てられるようになるかと思います。ご興味ある方はご参加ください。
参考図書やアカ族のナタも少量ですが当日頒布する予定です。
タイ武者修行(伊藤)
【民具から考える暮らしの素材と知恵の循環法】
ーー竹小屋づくり編ーー
アカ族のバンブーハウスの建築技術を使って竹小屋を作ります。素材の調達から建てるところまでを実践することで、すぐにでも活用してもらえる技術を持って帰ってもらいます。本年は基礎から床づくりまでを行い、来年に屋根や壁の建築技術を学ぶ会を開催します。
講師:伊藤洋志(ナリワイ代表)・福田真澄(大工見習い)
会場:鹿谷ワンダービレッジ
日程:2023年11月17日(金)・18日(土)・19日(日)
時間:10:00–17:00(各日)
定員:10名
対象:高校生以上(中学生以下の場合は保護者も参加必須)
参加費:
1日参加/¥5,000
2日参加/¥9,000
3日参加/¥13,000
持ち物:作業服・すべりにくい靴など・軍手ヘルメット(または帽子)・竹用のこぎり又はナタ・虫よけ対策など・飲み物
※タイ式ナタの販売とレンタル有
昼食:大人¥500・子供¥300(土鍋で炊いたお米のおにぎりと採れたて野菜の汁物)
※事前申込制
保険:各自イベント保険にご加入ください
【スケジュール】
11月17日(金)
竹の調達/竹をナタで切って運び、加工します。
11月18日(土)
基礎づくり/竹の柱を地面に埋めます。穴を掘り竹の柱を建て水平に竹を組んで基礎を作ります。
11月19日(日)
骨組みと床づくり/見どころ、丸い竹をナタで加工して一枚の板にします。竹板を基礎に固定して床をつくります。小屋の骨組みと床が完成します。
※現地への交通手段についてはJR並河駅から「先端科学大学行き」バス(9時19分発)で「鹿谷」バス停下車、徒歩約5分
どうしても間に合わない方は送迎も応相談
※遠方からの連日参加の場合は、寝袋持参での滞在場所を紹介できるかもしれません、申し込み時にお問い合わせください。
詳細と申し込みページ>
※現地に行けない方も11月14日にはオンラインレクチャーもあります。
極早生みかん今年は遅めです!
11月の3日!いまだに日が当たると暑い!
そんなこともありまして、極早生みかんの色づきが遅くなっておりまして例年11月上旬で締めに入ろうとしていた極早生みかんですが11月下旬まで収穫発送がかかりそうです。つまり注文も受け付けられそうです。
すでに注文された方もまだお待ちいただいている方もいるのですが、順次発送していっております。
今年も酸味がつよめでなんぼでも食べられる感じに仕上がっていると思います(個体によってはマイルドな味のやつもある)。
まだの方は下記から注文くださいませ。
5kg箱3980円と10kg箱7600円の2種類。
備考欄に「2回に分けて」と要望を書くと、おおざっぱではありますが2回に分けてお送りします。
みかん販売ページ
【酸味が決め手!飲むようにミカンを食べよう!】ー秋の遊撃農家イトウ農園ー合言葉は「みかんを絶やすな!」
どうぞよろしくお願いいたします。
今年も現場に来れました!嬉しいです。
なんか出演した回の朝日新聞ポッドキャストが今年の #私の神回ポッドキャスト に選ばれたらしいです。
和歌山の極早生みかんはじまりました。
10月に取れる酸っぱめの極早生みかんの予約がスタートしました。
ナリワイ遊撃農家の紀州の極早生みかん 注文ページhttps://nariwai.org/mikan/
最大150箱までで注文受付しています。梅、桃、さくらんぼと各地に収穫しにいっていますが
日常に最も近い果物がみかんではないかと思います。
食物繊維、ビタミンCの補充にぜひお役に立てばと思っております。私自身は1日10個ぐらい食べています。胃腸の調子がよくなった気がしますね(個人の感想)。お品書きは二つです。
5kg箱…3980円
※贈り物ならこの量がよさそう。
10kg箱…7600円
ご家族用やオフィスに置いたり、ミカン好きを自負する方なら 一人でもこのぐらいはすぐになくなります。ナリワイ遊撃農家の紀州の極早生みかん 注文ページ
https://nariwai.org/mikan/#order以上です!
さきほど、私も実食しましたが今年も酸味があってよいかんじです!手短かにお知らせいたします。
追記)
京都市中京区の四条大宮に野良着のSAGYOのお店をつくっています。これを着て収穫しております。収穫作業がフィールドテストを兼ねているという次第です。よかったら報道資料お読みください!
“2023年10⽉14⽇、野良着メーカー「SAGYO(サギョウ)」が初の実店舗を京都市アート複合施設「クマグスク」内にオープン。”
https://newsrelea.se/7vdaqaナリワイ 伊藤洋志
https://nariwaibook.tumblr.com/
2023年の桃受付中です!
猛暑で、桃の木も大変だったみたいですが、無事に出荷できるようになりました。
8月下旬から出荷スタートしておりますが9月10日まで注文を受け付けておる次第です。
暑さのあまり、お知らせ活動も穏やかになっておりますが桃は仕上がっております。
硬め好みの山形東根の白桃と黄桃でございます。
お値段はこの物価高のご時世ですが、せめて果物は気兼ねなく食していただきたく、ささやかながら据え置きで頑張りたいと思います。
ナリワイ遊撃農家|山形東根の白桃黄桃の価格表
山形県東根の白桃(みずき、伊達白桃など)
【2キロ】(約6-8玉)…4030円
【5キロ】(約12-20玉)…9000円
山形県東根の黄桃(ゆうずき、黄金桃など)
【2キロ】(約6-8玉)…4030円
【5キロ】(約12-20玉)…9000円 ※5kg箱はお得
注文はこちらから
【桃を箱で食べて仙人を目指そう!朝採り畑で箱詰め発送!】
ー遊撃農家いとう農園ー
https://nariwai.org/momo/
わたくしも1年ぶりの収穫選別作業の間に、めちゃくちゃ食べましたが食物繊維が豊富なためか、お腹の調子が向上したというおまけもありました。果物は素晴らしいと思った次第です。
それでは、9月10日まで注文お待ちしております。
【日程変更】京都市中京区床張り7月6-8日開催
速報かつ日程変更です。6月にやった木造家屋の床張りの第二弾7月7月6日(木)から8日(土)までの三日間で実施する予定です。
今度は[捨て張り12mm]+15mm檜フローリングの組み合わせで床張りをします。また捨て張りに使う合板の継ぎ目に気密テープを貼ることで隙間風を防ぐ工夫を実践します。
極寒の冬が名物の京都ではかなり有用な技術になるのではないかと思う次第です。木金土と三日間平日と土曜開催になります。平日だけだと休みが休みが取れないというお声をいただきまして変更しました。
今回は2階の部屋で、羊毛断熱材は一階の天井に施すことで2階床下の断熱にする予定です。このあたりも現地で解説したいと思います。
依頼主さんからのメッセージです。
”世界に大きく遅れをとっている日本の住環境。新築でしか省エネ住宅ができないわけではありません。今ある家をごみにしない。活かして快適にする方法を一緒に体験しましょう!”
相変わらずそこかしこで住宅をどんどん壊していますが、家庭での少々のゴミ削減活動も吹き飛ぶぐらいの物量で廃棄物を出すのが建築物です。可能な限り今あるものを生かして住処をつくれるようになるといいと思います。そこで床張り技術ということです。
[今回の現場の特徴]
現在は資材搬入のため床が空いています。これは閉じられさらに根太が打たれた状態からスタート。
1.根太にベニア板を打ちその上から少し高級な檜のフローリング板をフロア釘で打ち付け固定します。接着剤は使いません。
…30mmの厚さの檜の板は高いので、合板を張ってその上に現実的な価格の厚さ15mmの檜のフローリング板を釘で止めます。現代は省力化のためエアー釘打ち機仮止め釘(虫ピンみたいなやつ))と接着剤を使うことがほとんどですが、ケミカルですし板の再利用が難しくなりますんで釘で止めます。2.羊毛断熱材を知る。
断熱材をどこに使うかはそれぞれ狙いがあります。今回は2階なので、一階の天井を断熱することで効果を狙う作戦です。今回はやりませんが、もう一つは床下に断熱材を充填する方法もあります。そちらも解説します。[京都市中京区床張り概要]
●開催日:2023年7月6日(木)-8日(土)
●時間:6日:10:30開始17:00終了 7.8日:9:30開始17:00終了
●定員:各日10名
●内容:今回は、床下の骨組みである根太(ねだ)がある状態からスタートします。これは普段は床板に隠れて見えません。自分で根太からやる時にも大いに参考になるかと思います。
初日の最初は講師(床張り協会伊藤)から床張りの基本的な考え方の説明や中古物件の見方などの話をしつつ実習します。
●場所:京都市中京区壬生エリア※エントリー後に住所お知らせします
●持ち物:水筒、マイコップなど飲み物道具。以下は、あればお持ちください。上履き、玄能、裁ちばさみ、差しがね定規や、タッカー、鉛筆、のこぎり
※数名でしたら玄能、差しがねを無料で貸し出せます。
※道具には名前を書いてください。現地でテープも貸し出します。
●服装:汚れても良い動きやすい格好
●参加費:3日間15000円(3千円お得) 2日間11000円(千円お得) 1日のみ6000円 ※保険付き
※学割は1日あたり2000円割引です。
●アクセス:最寄りのバス停は四条中新道、最寄りの駅は、JR二条駅、地下鉄二条駅、徒歩8分。阪急大宮、西院からだと各徒歩15分
駐輪可能、駐車不可。
●宿泊希望者:宿泊を希望される方は寝袋持参で現場宿泊可能です。ほか紹介もできます。
一軒の床を丸ごと張ってみようぞという勢いで二回目の床張りをやります。7月6-8日の木金土、1日は土曜日が入っているので京都近隣で民家を自分で直そうと思っている方は機会に床張りを習得しましょう。弊社としては、床張りは21世紀を楽しく生き抜く基本技術!と思っています。(いとう)
配達とさくらんぼをめぐる狂想曲
最盛期の今なお、スタッフ急募の幟がはためき、さくらんぼ航空便も停止。自宅から職場への変更などの転送もついに有料になった。野放しの自由競争がサービスの向上を生むなどの言説はもはや幻想だったと言える。
いろんな現場でキャピタリズムの限界を感じる。キャピタリズムと最近仲の良い「テックで万事解決!」の加速主義も同様に限界が露呈している。
サービス業は自動化してもたいして生産性が上がらんと徐々にあきらかになってきておるし、この人手不足は自動化技術単体では解決するのは難しい。
たとえば、Amazonが自動化倉庫を自慢げに見せるやないですか、一方で下請け軽バンが荒く疾走して配達しまくっておるわけです。この前なんて1日で二件も箱バン配達員の事故を目撃しましたよ。あれ、出来高制なんで運転が荒いんですわ。一件は、軽バン運転手が、後方確認せずにドアを開けたら、後ろから高速で走ってきた自転車がドアに衝突して流血であります。
自転車の人は腕をかなり痛めたらしく立ち上がれずにうずくまってるのに、配達員はその人が落とした携帯を拾って側で傍観しておるだけ。目の前に人が倒れているのに棒立ちとな!こらあかんわ、とダッシュして交番に行きまして助けを呼んだりしたわけです。
表ではスマートな自動化倉庫を見せるのはいいんですが、末端はこんなです。Amazonよ、あなた分かってるはずや。
じゃあ、「自動運転やドローンで配ったら万事解決!」と思ってるそこの人!たぶん道路に荷物置かれて車に踏まれますよ。荷物輸送ができてもロボだと荷物を宅配ボックスやドア内に入れるのが難しい。山小屋みたいなスタッフ常駐なところで、荷物ポートに置いておくだけとかやったらできるんでしょうけど。自宅にずっといる人少ないですからね。家ってのは階段もあるし段差もあるしオートロックから鉄門もあったり複雑怪奇なんですわ。技術のそれぞれの性質は見極めないといけない。
おっとそこで、全部自動で配達しやすい規格化された家に住もうって「スマートシティ」って話ですか?なんで人間が機械に合わせなあかんのや。逆やろ!
なんというか根本的に仕事の構造の質が変わらないとどうにもならんというか。
カエルがうるさいってクレームも話題だったが、急速にリテラシーが低下している感じも不穏。
質を変えないといけない。
2023年さくらんぼ出荷開始
こちらでのお知らせが遅くなりましたが、山形東根のさくらんぼ遊撃がスタートしました。
豪雨からスタートしました。
最盛期で粒のかんじはとてもよいです。雨が多かったので色づきがなかなか難しい年ではあります。
今年も、黒い紅さやかと佐藤錦に終盤紅秀峰を少々出荷します。
黒紅さやか1kg5400円と佐藤錦1kg5740円です。
注文は公式サイト【さくらんぼを箱で食べよう!朝採りそのままで山形は東根から発送!】ー遊撃農家イトウ農園ーhttps://nariwai.org/sakuranbo/
から!6月25日ごろが締め切り目安です。
さくらんぼも始まりました!6月は繁忙期です。