【アーリントンC予想】NHKマイルCに向けた注目馬が出現することを期待
ジュンヴァンケットは前走以上の内容が期待できる
先週のGIIニュージーランドT(中山1600m)と並んでNHKマイルCのトライアル。ともに3着馬まで優先出走権が生じる。そのニュージーランドTは稍重馬場に影響されたか平凡な1分34秒4(47秒3-47秒1)。重賞好走馬がいたわりに、結果は必ずしもハイレベルの印象はなかった。アーリントンCはGIIIでキャリアの浅い馬が多いが、注目馬が出現することを期待したい。
ジュンヴァンケット(父キズナ)の前走は経験馬相手の未勝利戦。初出走だったため3番人気にとどまったが、1分34秒8の勝ち方には時計以上の中身があった。中団追走から楽に差し切って5馬身差。勝利を確信した最後の100mはほぼ馬なりで1ハロンは11秒6。それで上がり最速の33秒4だった。
1週前の調教では少し遅れたものの、相手は皐月賞の有力馬ジャスティンミラノ(共同通信杯勝ち馬)。動いていないわけではない。今回は前走以上の内容が期待できる。
半兄ピクシーナイトはシンザン記念1600mを制し、3歳秋にはスプリンターズSを勝っている。同じく半兄フェーングロッテンは3歳夏にラジオNIKKEI賞1800mを制している。前走と同じ阪神のマイル戦なら不安はなく、かなりの時計短縮が可能だ。
阪神コース2戦2勝のディスペランツァ(今回はモレイラ騎乗)、こぶし賞で鋭く伸びて2勝目を記録したオフトレイルが強敵。現時点では1600mこそベストと思えるシヴァース、同じくマイラーと思えるチャンネルトンネルも侮れない。