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【アーリントンC予想】NHKマイルCに向けた注目馬が出現することを期待

  • 2024年04月12日(金) 18時00分

ジュンヴァンケットは前走以上の内容が期待できる


 先週のGIIニュージーランドT(中山1600m)と並んでNHKマイルCのトライアル。ともに3着馬まで優先出走権が生じる。そのニュージーランドTは稍重馬場に影響されたか平凡な1分34秒4(47秒3-47秒1)。重賞好走馬がいたわりに、結果は必ずしもハイレベルの印象はなかった。アーリントンCはGIIIでキャリアの浅い馬が多いが、注目馬が出現することを期待したい。

 ジュンヴァンケット(父キズナ)の前走は経験馬相手の未勝利戦。初出走だったため3番人気にとどまったが、1分34秒8の勝ち方には時計以上の中身があった。中団追走から楽に差し切って5馬身差。勝利を確信した最後の100mはほぼ馬なりで1ハロンは11秒6。それで上がり最速の33秒4だった。

 1週前の調教では少し遅れたものの、相手は皐月賞の有力馬ジャスティンミラノ(共同通信杯勝ち馬)。動いていないわけではない。今回は前走以上の内容が期待できる。

 半兄ピクシーナイトはシンザン記念1600mを制し、3歳秋にはスプリンターズSを勝っている。同じく半兄フェーングロッテンは3歳夏にラジオNIKKEI賞1800mを制している。前走と同じ阪神のマイル戦なら不安はなく、かなりの時計短縮が可能だ。

 阪神コース2戦2勝のディスペランツァ(今回はモレイラ騎乗)、こぶし賞で鋭く伸びて2勝目を記録したオフトレイルが強敵。現時点では1600mこそベストと思えるシヴァース、同じくマイラーと思えるチャンネルトンネルも侮れない。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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