お勉強ノート
優生思想
「優生」と「優性」
社会ダーウィニズム
科学に佇む
記事倉庫
情報・最近のニュース
障がいを持って生まれた人は自分の体の機能自体を不幸だとは思っていないことがほとんど。
まわりの目が被差別者を不幸におとしいれているのだ、障害者ではないあなたが障害を持つ人を不幸にさせているのだ、ということを忘れてはならない。
社会学無知な初歩的ミス：差別問題に無配慮な発言をするケースが、動物行動学、進化心理学、自然科学 などの方面で散見される。わかったことをどう表現するか、科学的事実と社会的価値観を混同してはいないか、おのれの思いこみで誤った道に踏み込んではいないか。
人間の性質について云々する場合、まず「優生学」が過去に何をやってきたか、何が問題なのか、今後どう気をつけるべきなのかをしっかり把握しておくこと。
社会ダーウィニズム
優生思想
どっちもどっち、「自分側から見て気に入らない人」「自分とは違う種類の人」に対して使われやすく、何とも 危ない考え方 なわけで。
※ 進化論が優生学を生むのではなく、人々の価値観がそのこじつけに進化論を転用してしまうのである
「優劣」は、「〜〜にとって」を定めて初めて有効になる概念。
「優劣」は、「〜〜にとって」に何を入れるかしだいで、いかようにも豹変してしまう、いわば「非科学的な概念」であることに留意せよ。
| 優 性 |
遺伝学の用語。 |
| 優 生 |
「優生学 eugenics」に由来する言葉。 「優れた性質」という恣意的な意味づけをはらむ語であり、不当な人種差別、障害者差別問題などがよりそいがち。 |
字があまりにも似ているので間違えられることが多いのですが、
「優生」と 「優性」 （どちらも「ゆうせい」）
は本来、たがいに無関係な言葉です。
「優性はすぐれているんだ」
「遺伝学は差別的だ」
などと誤解されてしまいやすいことから、
（現れやすい形質）優性 → 顕性
（現れにくい形質）劣性 → 潜性
のように、用語を変えようよ、という動きもあります。
記事 ここは過去記事置き場です：報道の経年変化を観察できます。
リンク切れ記事は、記事のタイトルで検索すると移転先やコピーが見つかることがあります。
※ 『エキサイト翻訳』 ←グーグルより上手に無料で英語を日本語訳してくれるよ
2019年6月 朝日新聞 ゲノム編集の赤ちゃん、ロシア研究者も計画 中国に続き
2019年6月 Nature 科学界は、ロシアの科学者が発表したヒトの生殖系列の新たな遺伝子編集計画に、速やかに介入すべきだ。 Act now on CRISPR babies
2019年6月 Nature ロシアの生物学者Denis Rebrikovが、HIVの垂直感染リスクを減らすことを目的とした胚の遺伝子編集計画を発表。 Russian biologist plans more CRISPR-edited babies
2019年6月 Science/アメリカ科学振興協会AAAS Russian geneticist answers challenges to his plan to make gene-edited babies
2019年5月 毎日新聞 優生社会を問う見捨てられる命／下 障害新生児、治療拒む 両親「なかったことにしてほしい」
2018年10月 朝日新聞 「人種差別に遺伝学使うな」米学会、白人至上主義を非難
2018年10月 豪州ABC 'Backdoor' eugenics: Is IVF an asset or an ethical threat?
日本遺伝学会は100年以上使用してきた「優性」「劣性」の用語をやめて、後は優性を「顕性」、劣性を「潜性（せんせい）」と言い換えることを決めました。遺伝子に優劣があるとの誤解を避けるためで、教科書の記述も変更するよう、文部科学省に要望書を提出します。
— ぼっとびお。 (@bot_obio) 2018年8月23日
2015/07 Nature ヒトゲノム編集技術をめぐる倫理問題の議論は、科学界だけでなく、社会全体に広がるだろう。
Gene politics
2012/08 毎日新聞 ダウン症の出生前診断:来月から妊婦血液検査を試行
2012/08 読売新聞 妊婦血液で胎児のダウン症診断…国内５施設で
2012/08 朝日新聞 妊婦血液で出生前にダウン症診断 精度９９％、９月導入
2012/09 毎日新聞 新型出生前診断:今月にも開始 高い精度 心のケアに遅れ
医療より信仰にすがって我が子を死なせている親御さんたち
先端医療への恐怖が、子供らの苦しみからの救済を奪っているケース
デザイナーベビーもむやみに恐怖されている 〜Michael Le Page
2009/03 New Scientist Fears over 'designer' babies leave children suffering
嚢胞性線維症から初期ガンまで何百もの重い遺伝障害のいかなる一つも持たない子を生まれさせる技術を、我々は今や手にしている。しかし、児童はこれらの病気とともに生まれ続けているのだ。
これから子どもを作ろうとしているすべての親は、自身の遺伝子検査や着床前診断（胚・胎児の遺伝子検査）を受け、「健康」な我が子であることを折り紙付きにすべきだ。
なぜ遺伝子を検査することを恐れるのか。なぜ先端技術で悲劇が防げるのに使わない。
集団的な無知と迷信のために、ひどい病気の子が生まれ続けるのを許しているのだ。
┗さすが New Scientist。たまにこんな突っ走り記事を臆面もなく流してくれる。
これってヒトの異常はすべて洗い出せ的スリッパリー・スロープの内に入りますか？
１９世紀から２１世紀まで
2009/02 PhysOrg How Darwin's ideas were twisted into 'social Darwinism'
ダーウィンのアイデアは、どのように『社会ダーウィン主義』に陥ったのか
2008/07 【日本語記事】スラッシュドット ジャパン 遺伝子欠陥による胚選択、どこで線を引くべき？
オランダにおける体外受精時の胚選択に関する議論
2008/01 【日本語記事】Record China 国家的遺伝子バンク？
ハードルの劉翔、NBA姚明らのDNAを採集！用途は？―中国
遺伝子バンクには24万件以上の遺伝情報が保管されており、遺伝子技術を利用して卓越したスポーツ選手を作り出すことも夢ではなくなる
お勉強ノート
優生思想
「優生」と「優性」
社会ダーウィニズム
科学のニュース
記事倉庫
PR 【楽天市場】 デジカメ市場 |
PR 【楽天市場】 パソコン・家電・AV |
PR 【楽天市場】 ペットグッズ市場 |
PR 【楽天トラベル】 旅行・出張・チケット |
PR 【楽天】健康 ダイエット・福祉・介護 |
