国際協力・NGO情報ブログ:別館

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国際協力やNGOについて興味のある分野の情報をまとめています。

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bangla050820.jpg 昨日夜に新聞を手に読んでいると、バングラデシュ で連続爆発が起きたという記事が載っていた(毎日新聞 )。 午前10時半頃から1時間の間に数百個の爆発物が連続して爆破して死傷者が多数出たということだった。17日の午前中に起きた事件にもかかわらず知ったの は翌日の夜。もちろん新聞を手にしてすぐ見ればもっと早かったのだけれど、その間に見たインターネットのニュース配信でもこの事件に気付かなかった。爆発 の数はさておき、その規模からいってももっと大きな話題になってもいいだろうに、1日半以上、僕は知らなかったわけだ。もしこれが先進国で起きていたら、 かなりの大きな話題になっていただろう。日本の"劇場型政治"も吹っ飛ぶくらいに。しかし、報道こそはされても小さな扱いに過ぎないのが現実だ(実際、邦 人の安否に関わる情報すら扱いが小さいのはどうしてだろうか?ー在バングラデシュ日本大使館 によると今年2月現在の在留法は約440人)。

 驚いたのはその数的な規模はもちろんだが、ちょうどまさにバングラには僕の働いているネットワークNGO に所属しているNGOがスタディツアー(スタツア)に行っている最中だからだということもある。すぐに外務省のウェブサイトに行ってみると、バングラ全土64県中63県、約300箇所で爆破が起こったという(外務省「渡航情報(スポット)『バングラデシュ』 」)。 今日、事務所に行ってスケジュールを見てみると、どうもちょうどダッカに戻る直前の日程だったようで、首相府前や最高裁判所、鉄道、バス・ターミナル、米 国大使館などで爆破事件が起こり、また18日からダッカを中心に反政府集会が大々的に開催されるという話もあり、心配だ。

 スタツアは………[→続きはこちらからご覧になれます。 ]

sameura.jpg 四国・吉野川水系の早明浦ダム の 利水容量が来週半ばにもゼロになるという。昨日のお昼に貯水率が15%を切り、平年80%以上あるダムには水がない。このダムから水を得る徳島と香川の用 水は第四時取水制限が始まり、貯水率がゼロになると高松でも夜間断水が始まるという(約半分の給水を早明浦ダムに頼っているため)(四国新聞記事 な ど)。1994年以来…ということだが、確かに僕が学部時代に取水制限があった。とはいえ、なんだかんだ言いながら、実際結構断水時間でもどうしても必要 であれば水が出たり(本当はダメなんだろうけれど)していたので、思っていた以上に不便はなかったような気もするが、それでも普段存分に水を使うことがで きる状況から考えると、取水制限があるということそれだけで気持ちの上でもインパクトがある。

 水問題といえば、昨日、国内の上下水道事業への参入を進めることを目的に新しい合弁の上下水道会社「株式会社水世 」というのが設立された(News2u.net日本経済新聞 )。ここに関わったのが総合商社として、また世界の上下水道事業に関わりノウハウを持つ丸紅 、国内の浄水処理施設管理などを全国展開する水道機工 (東レ子会社)、そして水道料金の検診・料金徴収事務を行うジェネッツ (実際ジェネッツは丸紅が世界的な水企業ヴェオリア とともに資本参加している)。いうまでもなく水道法の改正、そして地方自治法改正により公共サービスである上下水道が民間解放されたことが背景にあり、これから徐々に「水道の民営化/民間化/私営化」が進められていくだろう。


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post.jpg  ニュースでは来月11日に行われる総選挙に向けての報道が続いている。先日の衆院解散劇から早3日。相変わらず国民不在な…という言葉を安易に用いるか ら、たぶん僕たちはダメなんだろうと思うけれど、逆にまぁここで選挙をしちゃえ!という判断を下し750億円以上とも言われる選挙のための税金の無駄遣い をしてまでも、また「政治の空白」なるものを作るとしても選挙をすることができるこの国はまだまだ幸せなことなんだろう。反面、この解散によって廃案に なったもののなかに、どれだけ重要なものがあったのか?と言われると、僕はほとんどそれを知らない。ただ、身体・知的・精神各障害者への福祉サービスの一 元化を唱い、一方で1割負担による実質負担増を強いられる法律「障害者自立支援法案」もまた廃案になった。臨時国会で再提出されるらしいが、これは反対の 多いこの法案が改めてしっかりと議論が行われることになるのだとすれば良いことだろう(朝日新聞 など参照)。

 解散の根元、郵政民営化については正直判断できるだけの情報を持っていないというのが現実だ。おそらくそれなりに情報は出ているのだろうが、「ど ちらがいいか?」という判断を下すことができる人間がどれだけいるか?といわれると案外少ないに違いない。「民営化すれば……」という枕詞に色々な賛否両 方からさまざまな見解が出されるが、その根元的な所をどこに置くか?というのは、案外判断が難しい。


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ibunka.jpg   今日は久しぶりに早起きして朝8時出発で日田市へ。都市高~九州道経由でドライブがてら1時間余りで到着。学校の先生たちの夏の研修のひとつで国際理解教 育の実践事例報告をする。朝9時から始まっているという研修には25人ほどの先生が頑張っている。学校の先生も大変だ。第2部ということで、働いているネットワークNGO が学校と連携・協働してこれまで行ってきた事例について話をすることになっていた。


 少しずつだけれど、こうした連携・協働が増えてきている。総合的な学習の時間などが始まったことで、さまざまな取り組みが行われているけれど、国 際協力・交流の側面でNGOと一緒に授業を作ろうと考える先生方が増えているのだと思う。その一方で、どのように連携・協働することができるか?というこ とはやはりまだまだ伝わっていない。その意味で、こうした研修の場で話を差せてもらうことはすごく意味がある。

 またネットワークNGOだからこそできることがたくさんある。さまざまな地域で、多彩な活動を行っているNGOが所属していることで、いろいろな 組み合わせを考え、またネットワークに所属していることで、「一緒に作ろう」と考えてくださる会員団体があるというのは大きな強みだ。この辺りは、単独の 開発教育や国際理解教育に関わる団体にはできないことだと思う。ネットワークNGOとしては、もちろん協力して頂いた団体に謝金も含めた様々な形で還元す ることもまた同時に考えなくてはいけない。


 研修のなかでは、実際に学校で行うワークショップを先生方に実際に体験してもらい実感してもらいながら、同時に生徒たちがどのような反応を示して いたか?ということもあわせて伝えた。そして具体的に授業を作っていく過程についてお話しした。多くの先生方が眠いだろうに、一生懸命肯きながら聴いてく ださっていて、本当にこちらも感謝。


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yosandukuri.jpg  仕事中、NGOと政府・政府関係機関が行っている定期協議会について調べていて、財務省のウェブサイトを訪ねると、「財務大臣になって予算を作ろう 」なんていう予算作成ゲームというバナーを発見した。クリックしてみると、次のような説明書きが出てくる。



厳しい財政をやりくりし、予算を作ってみましょう。
あなたが財務大臣となって新年度予算を作ることのできるゲームです。
下のグラフは今年度予算の歳出・歳入です。
政策的支出(一般歳出及び地方交付税交付金など)をその年度の税収などで賄えず、借金(公債金収入)に依存している状態です。(プライマリーバランス赤字が発生している状態)
果たしてあなたはどのような予算を作ることができるでしょうか?


 大臣の名前を入れてスタートボタンを押すとゲーム…というか、とにかく始まり。すると左上のような画面が出てくる。ページの中で、「年金、医療、 介護・その他福祉等、公共事業、教育、科学技術振興、防衛、経済協力、食糧安定供給、エネルギー対策、中小企業対策、地方交付税交付金、税制改正」という ボタンをクリックするとウィンドウが開き、国民が賛否を発言する中で、それを考慮し、予算を増額するか、減額するか、はたまた現状維持かを選択する。増減 差せる場合は、具体的に何%するか?ということまで考えなければならない。ちょっとやってみて欲しい。

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