4月18日 木曜日 曇り
名古屋のホテルにて。レイト・チェックアウトにしてこれを書いています。
ツアー生活に身体が慣れるまで、しばらくかかりそうだけれど、当たり前だけれど、南青山と名古屋のリアクションはまるで違うもので、今更ながら(自分で言っておきながら)同じライヴなんてないのだと実感。
終演後、オーディエンスに「友部さんに寄せたんですか?」的なことを言われたんだけど、そんなことではなく、彼の影響がおおいにあったことは否めなくて、強行突破ではなく、やんわりと、しなやかに、スポンテニアスにその日のライヴを曲順を変えることも含めて、作っていくことを試しながら楽しんだ感じ、かな。
楽しんでくれたかな?
なにぶんワンオペツアーは体力勝負なので、移動にもホテルにも気を使います。残念ながら、インバウンドの海に揉まれて、なかなかの苦行なんです。
荷物が重たいので、特大荷物置き場つきの席を予約するんだけど、そこに先客がいたりする。悪いけどそこは僕の席なんだよって、日本語と英語で説明してもわからないのか、わからないフリをしているのか、たぶん20代だと思うんだけど。これグリーン車の話ね。間違いなくこの席の権利は保有していないわけで。こちらは体力温存のためにここを予約してるわけで、やむなく車掌に事情を話すことになるんだけど、なんとなく恨まれて、気持ちはトホホになる。
朝ごはんがライヴをやるための肝なので、それなりのホテルを選んでいた(少しはマシなものを食べられるはずの)はずが、インバウンドの波に飲み込まれて撃沈。ここで闘うほどタフではない。
なかなかシビアな時代になってきたなぁ、と。わかってほしいのはインバウンドを即否定しているわけではない。彼らが落としていくお金に頼っている業種があることも知っている。今や、日本は貧しい国なのだから。
あのバブルの時代に世界中の不動産とブランド物を買い漁ったツケを払う日がきたってことだとわたすは捉えておる。因果応報。
でも、渡り鳥として、人々を元気にするには、自分が元気でいなければならない。ワンオペのやり方とか、公共交通機関の利用の仕方とか、自分の目の不具合をなんとかするとか。
でもまぁ、今までも、そしてこれからも、こうやって問題をひとつひとつクリアして、自分の道というかスタイルを作ってきたからご心配なく。
キャンピングカーに乗るか、とか。誰かに運転を頼むか、とか。まだ方法はある。新しい時代の寅さんになる方法の模索を始める。
さぁ、今日は大阪。迷わず来てね。ホトトギス。
プレイリスト、スタッフがまとめてくれました。さらに#009、レーナード・コーエンも追加。
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今回はたっぷり #レーナード・コーエン で19トラック!
ツアー中はうざくならないようにインスタのストーリーズで随時更新中。