2021年2月17日から21日までの5日間、個展を開催しました。20日のトークイベントも満席となり、好評であったと思います。開催期間中、中日新聞、岐阜新聞の取材があり、新聞記事にも掲載されました。
また、フォトコン、日本カメラ等にも写真展情報を掲載していただきました。果たして自分自身は作品をうまく作れているのか?と、自問自答しながら活動してきましたが、間違っていなかったようです。自分が思い悩んでいた部分は実は何でもないことだったりと、自己肯定出来るようになりました。
白黒フィルムで撮影し、暗室で引伸ばしを行うというゼラチンシルバープリントの技法で、作品制作を行っている方が減ったためでしょうか。ご年配の方は新聞記事を見て来てくださった方が多かったような気がします。多くの時間、在廊していたため、いろんな経験が出来ました。ご観覧いただいた皆様、ありがとうございました。
いよいよ2月17日(水)から21日(日)まで、岐阜市の写真ギャラリー「pieni onni」にて、うたろう個展「Monochrome Anthology」が開催されます。
「されます」と、敢えて表現しましたが、それは自分も頑張ったけど、多くの人に助けてもらったからここまで辿りつくことが出来たからです。ギャラリーのオーナーさんや、そこに集うお客さん。DMを置いてくださったお店。個展情報を掲載してくださったメディアの編集部さん。準備万端整っています。20日土曜日にはトークイベントも行いますが、もうすぐ定員に達します。コロナ禍ですので、密を避けた少なめの定員なのですが僕にはそれがちょうどいいのです。ギャラリーのオーナーさんとオンラインでの開催も考えたけど、やっぱり見に来てくれたお客さんにも会いたいですしね。
昨日、岐阜県現代陶芸美術館で、アンドリュー・ワイエス展を観に行ってきました。ワイエスの作品は、テレビでしかお目にかかったことがないのですが、水彩画の技法で描かれていると初めて気づきました。というか、技法なんて気にしたことがなかったのです。どの作品も、共通したワイエスの色彩を感じました。
せっかく陶磁器が地場産業になっている地域を訪れたので、一輪挿しでも買って帰ろうと思い多治見のオリベストリートで何店か陶磁器屋さんを見て回りました。いつも撮影に使っているタイのプーケットで買ってきた一輪挿しはあるけど、やっぱりそればかりじゃ芸がないので、手ごろな価格で気に入ったものを買おうとずっと思っていたのです。結果的に、別々のお店で2個の一輪挿しを買い求めました。一個は地元作家の一点もの。もう一個は、無造作に同じものが何個か置かれていて価格も書いていなかったのですが、大きさやデザインや描かれている絵(たぶん、ゆり?)が気に入って、レジでおそるおそる価格を尋ねてみました。正確な金額は書きませんが、数百円とのこと。説明を聞くと、1950年代から1960年代頃に、北欧に輸出されていた量産品らしいのです。デザインが気に入っただけの一輪挿しに、物語が付いて買うことが出来ました。
これと同じ一輪挿しが、北欧のどこかの家庭で、花を挿されている様を想像するだけで楽しくないですか?
作品には、物語がなくてもそれ自体気に入ればそれでいいんだけど、物語がつくと思い入れが違いますね。
12月に入って、新型コロナウィルスの第三波がやってきたけど、それでも個展の準備は進めております。
写真の楽しみ方はいろいろあって、人それぞれ自分のやり方にあった方法でやればいいと思うのですが、いろいろな方法を体験してみることは大事かも。一つの方法を続けているといずれ行き詰ってきます。地元の写真サークルに入ると、そのグループで是とされる作風に縛られたり、サークルの運営の役(会計係とか)をしなくてはならなかったりということが発生します。しかし、その写真サークルが自分に合っているものであれば、それでいいと思います。
まったくの個人で活動していると、作品が完成してアルバムに綴じたらそれで完結するという無機質なものになり、だんだんと停滞してきます。でも、この方法が合っている人もいます。ヴィヴィアンマイヤーはまさにそうだったのでしょう。
僕自身は、なかなか良い作品が作れないということもあり、かつ、撮影対象が多岐に渡っているものですから、明白なテーマで作品をまとめることが困難で、個展には向かないと思い込んでおりました。しかし、ギャラリーのオーナーさんという知己を得、アドバイスをいただいたことで、2021年2月に個展を開催出来ることになりました。
たぶん、自分でもそんな機会が訪れるのを待っていたのだと思います。自分自身、正直いろんなことをどう思っているのかなんて、よく考えないと分からないのだと思います。よく考えても、それはその時点での考えであって、また直ぐに変わるかもしれませんしね。でも、それはそれでいいんです。そんなものだと思っています。
「photo gallery pieni onnni」(ピエニオンニ)さんのサイトのスクリーンショットより
さてさて、ペルケオ2だが、使ってみてこれは何の問題もないいいカメラだと思った。目測って、どうなんだよ。と思ったけど、意外に外さない。フォクトレンダーの距離計を買おうかと思ったけど、どうやら僕には必要なさそうだ。せっかくコンパクトなカメラなんだから、あれこれアクセサリー類を増やさない使い方が、このカメラの場合はスマートな使い方だと思っている。
アイレットがないので、三脚穴に装着するハンドストラップを嫌々使っているのだが、これはこれで実用上は問題がない。何で嫌々なのかと言うと三脚穴ストラップは美観がよろしくないし、カメラを自立して置く時に邪魔だから。それならストラップ付の革ケースを使えばいいのかもしれないが、あんなものは使いたくない。(キッパリ)
このカメラはポケットにすっぽりと入れて運用したいのだ。
しかし、フィルムカウンターが動かない。これでも撮れないことはないのかもしれないが、やっぱり故障個所があるということは気持ちが悪いので、いつもの鈴木特殊カメラでお世話になろう。ついでに、ピントチェックもしてもらおう。いくらかかるかなあ。
- 累計
- 今日
- 昨日
最近のコメント