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 画像のとおり、ゼラチンシルバープリントによる二人展を開催します。
 tokyo-photo.netのオフ会で知り合い、切磋琢磨をお互いに続けてきた早矢仕裕幸さんと岐阜市のフォトギャラリー「pieni onni」で行います。
 11月11日(土)18時からギャラリートークも行います。

粉引に花

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Linhof MasterTechnika2000 Nikkor W210mmF5.6 
Fomapan200 4×5(EI100)   Fomabrom Variant 111


 みなさん、お久しぶりです。ブログは、全然更新してませんけど、僕はほどほどに写真活動やっています。2021年2月に個展を開催して一段落してから、粉引の花器に花を挿して自宅で花を撮影することが多くなりました。コロナ禍になってから、すっかりストーリートスナップは、撮影しなくなりました。マスク姿の人や、スマホをいじっている姿の人はフォトジェニックな気がしないし、昔と違ってスナップは撮りづらい世相になったこともあります。

 というわけで、すっかり大判カメラの人になりました。アクロス(初代)が販売されていた頃はクロスばかり使っいましたが、生産終了となり、自分の好みと価格満足度でフォマパン200に行き着きました。もうフィルム難民にはなりたくないので、生産と価格を維持してほしいところです。僕は個人輸入しているので、円安の昨今ですが、かなり安く楽しむことが出来ています。

 2023年11月に、暗室仲間と二人展を開催する予定です。


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 2021年2月17日から21日までの5日間、個展を開催しました。20日のトークイベントも満席となり、好評であったと思います。開催期間中、中日新聞、岐阜新聞の取材があり、新聞記事にも掲載されました。

 また、フォトコン、日本カメラ等にも写真展情報を掲載していただきました。果たして自分自身は作品をうまく作れているのか?と、自問自答しながら活動してきましたが、間違っていなかったようです。自分が思い悩んでいた部分は実は何でもないことだったりと、自己肯定出来るようになりました。

 白黒フィルムで撮影し、暗室で引伸ばしを行うというゼラチンシルバープリントの技法で、作品制作を行っている方が減ったためでしょうか。ご年配の方は新聞記事を見て来てくださった方が多かったような気がします。多くの時間、在廊していたため、いろんな経験が出来ました。ご観覧いただいた皆様、ありがとうございました。


 


 


いよいよ来週から。

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 いよいよ2月17日(水)から21日(日)まで、岐阜市の写真ギャラリー「pieni onni」にて、うたろう個展「Monochrome Anthology」が開催されます。

 「されます」と、敢えて表現しましたが、それは自分も頑張ったけど、多くの人に助けてもらったからここまで辿りつくことが出来たからです。ギャラリーのオーナーさんや、そこに集うお客さん。DMを置いてくださったお店。個展情報を掲載してくださったメディアの編集部さん。準備万端整っています。20日土曜日にはトークイベントも行いますが、もうすぐ定員に達します。コロナ禍ですので、密を避けた少なめの定員なのですが僕にはそれがちょうどいいのです。ギャラリーのオーナーさんとオンラインでの開催も考えたけど、やっぱり見に来てくれたお客さんにも会いたいですしね。


 昨日、岐阜県現代陶芸美術館で、アンドリュー・ワイエス展を観に行ってきました。ワイエスの作品は、テレビでしかお目にかかったことがないのですが、水彩画の技法で描かれていると初めて気づきました。というか、技法なんて気にしたことがなかったのです。どの作品も、共通したワイエスの色彩を感じました。

 せっかく陶磁器が地場産業になっている地域を訪れたので、一輪挿しでも買って帰ろうと思い多治見のオリベストリートで何店か陶磁器屋さんを見て回りました。いつも撮影に使っているタイのプーケットで買ってきた一輪挿しはあるけど、やっぱりそればかりじゃ芸がないので、手ごろな価格で気に入ったものを買おうとずっと思っていたのです。結果的に、別々のお店で2個の一輪挿しを買い求めました。一個は地元作家の一点もの。もう一個は、無造作に同じものが何個か置かれていて価格も書いていなかったのですが、大きさやデザインや描かれている絵(たぶん、ゆり?)が気に入って、レジでおそるおそる価格を尋ねてみました。正確な金額は書きませんが、数百円とのこと。説明を聞くと、1950年代から1960年代頃に、北欧に輸出されていた量産品らしいのです。デザインが気に入っただけの一輪挿しに、物語が付いて買うことが出来ました。

 これと同じ一輪挿しが、北欧のどこかの家庭で、花を挿されている様を想像するだけで楽しくないですか?

 作品には、物語がなくてもそれ自体気に入ればそれでいいんだけど、物語がつくと思い入れが違いますね。



個展準備進行中

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 12月に入って、新型コロナウィルスの第三波がやってきたけど、それでも個展の準備は進めております。

 写真の楽しみ方はいろいろあって、人それぞれ自分のやり方にあった方法でやればいいと思うのですが、いろいろな方法を体験してみることは大事かも。一つの方法を続けているといずれ行き詰ってきます。地元の写真サークルに入ると、そのグループで是とされる作風に縛られたり、サークルの運営の役(会計係とか)をしなくてはならなかったりということが発生します。しかし、その写真サークルが自分に合っているものであれば、それでいいと思います。

 まったくの個人で活動していると、作品が完成してアルバムに綴じたらそれで完結するという無機質なものになり、だんだんと停滞してきます。でも、この方法が合っている人もいます。ヴィヴィアンマイヤーはまさにそうだったのでしょう。

 僕自身は、なかなか良い作品が作れないということもあり、かつ、撮影対象が多岐に渡っているものですから、明白なテーマで作品をまとめることが困難で、個展には向かないと思い込んでおりました。しかし、ギャラリーのオーナーさんという知己を得、アドバイスをいただいたことで、2021年2月に個展を開催出来ることになりました。

 たぶん、自分でもそんな機会が訪れるのを待っていたのだと思います。自分自身、正直いろんなことをどう思っているのかなんて、よく考えないと分からないのだと思います。よく考えても、それはその時点での考えであって、また直ぐに変わるかもしれませんしね。でも、それはそれでいいんです。そんなものだと思っています。


 

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 「photo gallery pieni onnni」(ピエニオンニ)さんのサイトのスクリーンショットより



 しばらくぶりの更新です。暗室情報や古いカメラの情報を探す目的で、今でも当ブログを訪問する方がいらっしゃいますが、月日の経過と共に銀塩関連のコンテンツの需要低迷感は否めず、僕自身も、感材や薬剤の入手環境の悪化と、新たな撮影対象を見出すことができず、他の趣味に傾倒しているうちに写真活動から遠ざかっていました。

 そんな折、名鉄岐阜駅の近くに写真専門ギャラリーがオープンし、公募展の作品を募集しているという新聞記事を見ました。サイズは、六つ切りから四つ切くらいまでと、僕の作品の最終保存形態のバライタ四つ切と同じサイズです。市の教育委員会主催の美術展だと、どうしても全紙サイズになり、最終保存形態のバライタ四つ切を参考にして全紙に引き延ばすのですが、なかなかイメージ通りにプリントすることは出来ません。そういったこともあり、全紙プリントは市美術展終了後は、廃棄しておりました。つまり愛着が湧かなかったのです。しかし、今回は作品そのままを展示してもらえることもあり、写真活動に対する自分のモチベーション変化にも期待して申し込んでみました。

 今回の企画展の展示期間のうち、後半の2週間、僕の作品を展示してもらったのですが、前半の展示作品を見るためにも何度かお邪魔しました。一度目はやっぱり緊張しますね。コロナ対策は、しっかりしてくださっています。ギャラリーは通りに面した地上1階にあり、白基調で明るい感じ。広さは、ちょうどいいと思いました。
 僕は、大阪へ立ち寄った時は、南船場周辺の写真ギャラリーを一巡することが多いのですが、その度に岐阜にも写真ギャラリーがあればいいのにと思っておりました。大都市のギャラリーというのは、「通りに面した地上一階」「ちょうどいい広さ」というのは、立地的に実現困難なのかもしれません。まさに、岐阜という地方都市ならではの、居心地が良さを感じる 「photo gallery pieni onnni」さんです。地方都市とは言っても、岐阜市の中心部にあり、JRと名鉄の駅にも近いので、アクセスは良いです。
 オーナーさんは、写真家の沢田ひろみさん。いつも忙しそうにしていらっしゃいますが、お手隙の折には、こちらのお話にもお付き合いしてくださいます。

 僕の場合、作品は完成したらアルバムに綴じて終わり。というのがここ数年の写真活動でした。それは最早、活動等とは言えず、モチベーションを保つには相当の精神力が必要になります。展示が終わってどうだったかと言うと、良い方向に向いてきたと思います。アルバムに綴じてある状態の作品よりも、額装できれいなギャラリーの壁に展示してある我が作品を見ると、作品自体が「正装でよそゆきの顔」をしているように感じました。今回、参加された皆さんも、そう思われたのではないでしょうか。そして何よりも、ギャラリーを立ち去るときには毎回、楽しい気持ちになれます。今月の企画展にも参加させてもらう予定です。

 壊れたままになっていたケーブルレリーズを注文しました。来月にはドイツから届く予定です。フィルムと印画紙も注文しました。これはアメリカから届く予定です。停滞していた写真への意欲が動き始めて来ました。
(今回から文体が変わります。というか、サイト開設時の文体に戻ります。次回の更新も未定💦)

長良川

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「長良川畔;関市小瀬」taken HUAWEI P20lite

 この時期、日没が早い。山際ならなおさらだ。黄昏時は分刻みで露光時間が変化していく。久しぶりにマスターテヒニカ2000を持ち出した。こんなことを書くのは大変悔しいのだが、やっぱりタチハラフィルスタンド4521の方が、素早く撮影が出来る。慣れているからという理由なだけではない。テヒニカは動作の一つ一つをしっかりやらなくてはならないのだ。でもまあ、リンホフはやっぱり気分がいいね。それは大事。

 フジのアクロスⅡが販売開始されたようだ。これはとてもありがたい。でも、価格が上がってしまったので使うことはないだろうなあ。"Ⅱ"になっても露光時間が2分までは相反則不軌特性の影響は受けないのはそのままだ。これはとても魅力的なんだけどなあ。それよりも、白黒フィルムが販売されているということは、現像液もしばらくは販売継続されるということなんだろうな。QWとドライウェル、パピトールは売り続けてくれるとありがたいな。

 今日使ったフィルムはアリスタEDU200(4×5)。これ、最近のお気に入りフィルムだ。さすがT粒子フィルムという感じの描写をする。135も120もフィルムはもうこれでいいって思えるほどだ。

 10年くらい前は、銀塩自家現像の写真サイトはたくさんあったような気がするけど、最近はSNSに吸収されたり好事家が減ったことによりサイト数も減っているような気がする。更新がまったくされていなくて、墓標のように立っているサイトもちらほらある。このサイトもたまにしか更新していないので、あまり言えないけどね。

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リンホフマスターテヒニカ2000 ニッコールW210mm 
アリスタEDU200(4×5)(EI100) シュテックラー氏二浴式現像液
オリエンタルイーグルFB 多硫化セレニウム調色


 三月に撮影したネガを今頃になって現像して、プリントしてみた。この「アリスタエデュケーションウルトラ200」というチェコ製のフィルム、とてもいい。100と400もあって、400は使ってみたけど、どうも僕の好みには合わない。200だけがT粒子フィルムということらしいが、しばらくは135も120もフィルムはこれ一択でいいかなって思い始めている。価格的にも現実的な値段である。フォマパン200のOEMと言われているけど、多分、そうなんだろうね。
 ただ4×5に関してはアクロスが使いやすかったなあ。2分までは相反則不軌特性の影響がないもの。そろそろアクロス2というフィルムが発売されるらしいけど、4×5はないだろうし、価格も気になるところだ。


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奥伊吹

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20190201.jpg ペルケオ2の修理が終わったので、毎年、冬の恒例になっている奥伊吹の撮影に出かけた。それにしても、雪や雨の時には、綿帆布のドンケF2ってつくづく使いにくいなあと思う。カメラバッグという物の素材は、使い勝手重視で選ぶのなら、もはやナイロン一択でいいのではないだろうか。しかし、雰囲気を味わい時には、帆布製がいい時もあるので、何とも言えないけど。

 さてさて、ペルケオ2だが、使ってみてこれは何の問題もないいいカメラだと思った。目測って、どうなんだよ。と思ったけど、意外に外さない。フォクトレンダーの距離計を買おうかと思ったけど、どうやら僕には必要なさそうだ。せっかくコンパクトなカメラなんだから、あれこれアクセサリー類を増やさない使い方が、このカメラの場合はスマートな使い方だと思っている。
 
 アイレットがないので、三脚穴に装着するハンドストラップを嫌々使っているのだが、これはこれで実用上は問題がない。何で嫌々なのかと言うと三脚穴ストラップは美観がよろしくないし、カメラを自立して置く時に邪魔だから。それならストラップ付の革ケースを使えばいいのかもしれないが、あんなものは使いたくない。(キッパリ)
 このカメラはポケットにすっぽりと入れて運用したいのだ。
20190103.jpg ポーランドからはるばると、ペルケオ2が到着した。被写界深度目盛りが薄くなっていたので、タミヤのエナメル塗料を使って、文字入れ作業中。レンズは見たことろきれい。シャッター速度もちゃんと変化している。
 しかし、フィルムカウンターが動かない。これでも撮れないことはないのかもしれないが、やっぱり故障個所があるということは気持ちが悪いので、いつもの鈴木特殊カメラでお世話になろう。ついでに、ピントチェックもしてもらおう。いくらかかるかなあ。

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