選挙の日ってウチじゃなぜか投票行って外食しないけど、LET'PEACE! PEACE!
2020年7月5日、東京都知事選が終わりました。
当日の投票率は約37%
期日前投票も合わせたら約55%
前回よりも低い投票率。
結果だけ見れば、小池百合子さんが圧勝で二期目が始まりました。
私が支持していた宇都宮けんじさんは2位でした。
悲しいなぁ...。
悔しいとか、今は正直そんな気持ちにはならなくて、ただただ悲しいなぁ。辛いなぁ。
私が普段メインに使っているツイッターのアカウントは、完全に趣味のためのもので、リア友とは一切繋がってません。ほとんどkポペンだけをフォローしてます。
そこでは、選挙の話が当たり前のようにされていて、それぞれが候補者に対するツイートをしたり、投票を呼びかけるリツイートなどが飛び交っていた。
私のTLの投票率は体感100%だった。都民じゃないけど投票したいって言ってる人や、まだ選挙権がなくて投票できないのがもどかしいです!という高校生もちらほらと見かけた。
やっぱりみんなこのコロナで選挙の関心高まってるんだな〜今回の投票率は60%くらい軽く行きそうだな〜と思っていた。
だけど、37%か...。
自分の見ている世界がいかに狭くて、現実と乖離しているかを突きつけられた。
辛いなぁ。
そういえば、去年からジャニーズにハマって何名かジャニオタの人をフォローしているけど、その人たちが選挙に関してツイートすることはなかったな...。
もしかしたら、オタ垢はオタ垢としてエンタメの話しかしないと決めている人や垢分けしている人がたまたま多かっただけかもしれないけど、選挙関係なく政治や社会問題についてのツイートが日常茶飯事のKポペンと比べてしまって、その対比に勝手に日本の縮図を勝手に見たような気持ちになってしまって、勝手に傷ついている。
だって、エンタメと生活って地続きじゃん?一心同体じゃん?
インターネット配信が、生のエンターテイメントの代替手段になると考えている人が、これからまた4年間東京都のトップになって、
本当にコンサートは生きているうちにまた行けるようになるのかな?
海の向こうのアイドルたちと、同じ空間で、同じ景色を共有することはないのかもしれない。
辛いなぁ。
今回、初めてリア垢で選挙に関する投稿をした。
ツイッターでは、宇都宮けんじさん本人のアカウントの公約を語る動画をリツイートした。
インスタでは、宇都宮さんがあげていた「サクッと確認 宇都宮けんじの政策」というストーリーを、自分のストーリーで紹介した。
たったそれだけ。
たったそれだけなのに、指が震えた。
何回も何回も悩んで、コメントを打ち直して、なるべく深夜に投稿した。
Kポ垢では、なんにも躊躇しないのに。自分の言葉で、もっと強い言葉でいくつもポストしているのに。
リア友が見ていると考えただけで、どういう風に受け止められるのかを想像しただけで、こんなにも政治に関する発言って怖くなるものに変化することを実感した。
辛い。
そのストーリーに反応してくれた人もいた。
でも、「沢山考えててすごいね〜。自分は何も考えてないからな〜」っていう反応だった。
辛い。
でも、候補者の公約がまとめられた記事を良かったら読んでみて!って送ったら、読むって言ってくれた。
中学からの友達とは、どの人に投票するかが自然と話題に上がった。
でも、宇都宮さんのことは知らなかった。
だけど、「選挙権あるのに、行かない意味がわかんないよね」って共感しあえた。
だけどさ、もう2020年だよ?令和だよ?
なのに、まだこのレベルかって思っちゃうよ。
私の周りの人は、「この不安定な中で、他の人に代わって政策や制度をゼロからやり直してゴタゴタするよりは、今の人に続投してもらって、みんなで協力してコロナを乗り切ろうよ」って考えてる人が多かったと思う。
私は、4年間で掲げた公約をほとんど達成せずに、夜の街をやり玉にあげて、補償もせずに一方的な自粛だけを求めて、ただ東京を赤く照らしただけ(だと私は思っている)の人に、これ以上何も期待できない。
一刻も早く、これ以上手遅れにならないうちに、安心して都政を任せられる人に代わって欲しかった。
でも、これは個人の考え方の違いだし、私とは解釈が違うだけだから、これで友達関係が揺らぐとか、そういうことではない。
ないけど、あまりにも自分と見えてる政治や社会が違いすぎて、また勝手に孤独を感じて辛くなってしまった。
辛い。辛いなぁ。
もう2020年なのに。
まだ政治の話を友達とするのが、
SNSのリア垢で発信するのが、
怖いことのままだ。
もう2020年なのに。
ちょっと政治について投稿したら、すごいね、意識高い系だねって扱いされる。
もう2020年なのになぁ。
ついこないだまで、コロナで軒並み企業が採用数を減らしている中の就活をしていた。
今までリーマンショックとか、就職氷河期とか、震災とか色んなことを知識として学んだり、リアルタイムで経験してきたけど、まさか自分が「自分の力ではどうしようもならない不利益を被る当事者」になるとは思ってなかった。
本当に就活辛かった。
毎日気づいたら涙が出てた。
ご飯が食べれられなかった。
死にたかった。
消えて無くなりたかった。
自殺する勇気はないから、いきなり死んじゃったりしないかな。
でもそしたらみんな悲しむよな。
コナンの完結も、宝石の国の完結も、セブチの東京ドームも、セクゾの東京ドームも見届けられないな。
生きたいな。生きなきゃダメだよな。辛いなぁ。
寝てるうちに消えたりしないかなぁ。
ずっとこんなことばかり考えていた。
私は本当に運良く内定を貰うことができたけど、その会社に出会わなかったらどうなっていたか分からない。
きっと同じように、自分の力ではどうにもならない出来事で、社会の隅に追いやられてしまった人がずっとずっとずっと沢山いる。
自分に降りかかるまで、どこか他人事に思っていたことはすぐ隣にあった。
いや、もう私の人生の一部になった。
それを、自己責任で切り捨てられて、声をあげても届かず、次第に声を上げる力さえ奪われてしまった人が、この社会には沢山いる。
私はそういう人や、社会的弱者やマイノリティが安心して暮らせる未来を望んでいた。
そしてみんなも望んでいると思っていた。
だって、今現在、揺らがないと感じている状況なんてあっという間にひっくり返るものじゃん。気づいてないだけで、もう弱者かもしれないじゃん。
色んな人の権利や生活を大切にすることは、自分自身の権利や生活を大切にすることじゃん。
みんなそう考えていると思っていたけど、違ったのかもしれない。
数年前まで黒人が大統領だった国は、黒人というだけで警察官に殺されるかもしれない恐怖がはびこる国になってしまった。
もう2020年なのに。
もう2020年なのに、
同性同士の結婚は外野のよく分からない理由で認められないし(そもそも他者の権利を”認める”って何様のつもり何だろう)、
女ってだけで、公平なはずの受験では点数引かれるし、
過労死は無くならないし、
推しは兵役に行かされるし、
肌の色で差別されるし、
老後に2000万貯めなきゃ生きていけないし。
もう2020年なのに。
辛い。辛い。辛い。
辛いけど、辛い現実の中で「社会的弱者やマイノリティが自己責任論で切り捨てられない社会を作っていこう」と言い続けてくれている人がいる、そういう人が都政を担おうとしてくれている、という事実は、私にとって大きな希望になりました。
人生は思い通りにいかないことの方が圧倒的に多いし、私利私欲のために他人を踏みつけることに心が痛まない人が社会には驚くほど沢山いて、時には絶望して何もかも諦めたくなることもあるけど、
生活は続いていくし、暮らしは続いていくし、未来は地続きなので、
辛かったら休んで、自分を甘やかして、
そしてまた声をあげていこうと思います。
傷ついている誰かは、ほんの少し違った世界の私だから。
私が苦しんでいることは、未来の誰かに繋がっていくかもしれないから。
希望を胸のボタンにして生きていきたいから、私は私のために行動していこうと思います。
そしてそれは、誰かを救うことになるかもしれない力を秘めているから。
『私たち一人ひとりは、微力ではあるけれど、決して無力ではありません。』
『私は選挙は運動だと思っている、課題を解決するために運動を続けていく。』
宇都宮けんじさん、 最後まで私たちに寄り添う言葉をありがとうございます。
並びにサポートチームの方々、本当にお疲れ様でした。
ぜひ、暖かいご飯を食べて、暖かいお風呂に浸かって、暖かいベッドでゆっくり休んでほしいなと思います。
絶対これからも選挙行くからな〜〜〜!!!!!!!!