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あけましておめでとうございます。

今年も、読んでくれた人がちょっとでも元気が出るように、と念をこめてランドリオールの世界を描かせていただきます。

去年、tumblerでの41巻のお知らせをすっ飛ばしてしまいました。この頃体調を崩してまして…すみません。ダンジョン脱出おめでとう巻でした!

ガイドブック+Landreaall40

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これは表紙のラフ。

これを書いているのは3月ですが、2023年2月にランドリオールガイドブックと、40巻が出ました。長いマンガだなあ!応援ありがとうございます。読んでくれるみなさんの頭の中のランドリが最終形態、本物のランドリオールです。

ガイドブックは自分で開いてもびっくりする読みごたえです。長い間作り続けてくださった編集さんと担当さんのおかげです。できあがって本当によかった!

心残りってわけじゃないんですけど、ピンポイントで、DXとイオンの体重がですね、これは何年も前に雑誌の企画で提出したプロフの数値がそのまま採用されてまして、正確な数値を書いたら「重すぎ」って言われて修正したやつですね…、ガチ運動部の高校生、身長ー100くらいの体重のイメージです。スタイルはしゅっとしていても。そんな重要なとこではないですけども。

40巻の方は、本編はロマンにあふれたバリスタと回転がキモなんですけど、いや、そうではないか…。やっとここまで描けたよ!って感じです。今回は特装版にドラマCDがついてて、Twitterの方でも何度も言ってるんですが、わりと面白いシナリオが書けたなと自分で思ってる話なので、なんとかネタバレを踏まずに音源を聞いていただけると嬉しいです!

去年から約1年、自分の作品の20周年と、雑誌の20周年を祝ういろんな作業がこまごまこまごまと続いていて、一段落したらなんだかすごい疲れ果ててしまいまして、2月末から3月前半は虚無におそわれていました…。

読者さんたちがガイドブックと単行本を楽しんでくれているあいだ、安心して虚無でいさせてもらいました(?)ありがとうございました。

この疲労からの回復の遅さに加齢を感じます。今月、3月の本誌は本当にコンディションが悪くて、画面にちょっと反省点が多いです、これから発売なんだけど。できれば薄目で過ごしたい。花粉もひどいし。

しかし加齢のおかげでおおらかさも増しています。たぶん、これ以上おおらかになったら人としてやっていけないくらい元々おおらかではあるんだけど…。気を取り直して続きがんばります!

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Landreaallは2022年のゼロサム12月号で20年目を迎えました!応援してくださっている読者さん、ゼロサムの編集さん、アシスタントさん、いろんな人たちのおかげです。ありがとうございます!

作中では1年たってないのですが…。

原画展とLandreaall39発売

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39巻には222話~228話が収録されています。暑中お見舞い申し上げます。Landreaall39巻はちょっと年齢相応の体力に合わせたペースで描かせていただくということで6月発売が7月になりました…とはいえ今回もどどどど修羅場で各方面に頭が上がりません。無事に発売されました、ありがとうございます。読者さんのおかげで39巻まで来ました。お待たせしてしまって心苦しいですが、なにとぞ楽しんでいただければ幸いです。

今回、本編にちまちま描き足したら、みっしり最後まで本編になってしまって、おまけマンガがカバー下の裏表紙のらくがき1枚になりました。どっちみち原稿料とか出ないんで好きなように描くやつ~。

特典小冊子がついた特装版もあります。小冊子はハルとジアのお話です。アシさんが「ラブラブすぎてつらい」って言ってた。しかしこの2人についてはもうちょっとエピソードがあるのでまた機会があったら描きたいです。アシさんを犠牲にして。

今年で連載が20周年になります。ゼロサム本誌も創刊20周年でおめでたいのですが、ランドリの連載は雑誌創刊年の12月号からですので、正確には今年の秋が20周年になりますね。主人公の17歳は20年描いてもまだ終わらない。みなさんの17歳の頃はどうでしたか…20年描けるエピソードがあるはずだよ、たぶん。17歳より前の読者さんは楽しみにしててください。

一応、告知とか記録にtumblerを使おうと思ってるのに、原画展のこと書き忘れてしまった!すみません…

4/29~5/29、ひと月も!モモモグラさんで原画展を開催していただきまして、トークイベント(はじめての配信あり!)と感染対策がんばりつつの久しぶりのサイン会ができました!モモモグラのスタッフのみなさん、来てくれたみなさんのご協力のおかげもあって、とっても楽しい大阪での思い出ができました。今、またこのコロナの状況ですから、無事に開催できたのはタイミングがよかったのと、本当にみなさんのご協力のおかげです。ありがとうございました。久しぶりの大阪、ホントに楽しかったです!

またみなさんと楽しくイベントができるように、本編もがんばります。よろしくお願いいたします。

Landreaall38

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画像はムキムキの猫と単行本。ランドリオール38巻が12月25日に発売しました。ダンジョンの底です。今年も応援ありがとうございました。27日に発売するゼロサム本誌で38巻の続きが読めます。単行本作業で力尽きてしまって、ページかなり少ないですが…222話ということで扉ページに変な力が入っていますので、扉だけでも楽しんでいただけたらと。

38巻、カバーが違うだけの特装版にはドラマCD+シナリオおまけ小冊子がついてます。今回のドラマCDのタイトル、自分ではとっても気に入ってます。あと、小冊子の表紙のリゲイン描いてて楽しかったです。でもちょっと剣長すぎたよね。パッと描いてから、剣はもっと長い方が強そうでかっこいいな!って剣と鞘をなおして、盾持ってた方がかっこいいな!ってあとから盾を描いちゃったんで、とても片手剣とは思えぬこのドデカソードになってしまいました。本当はかっこいい兜もかぶせたかったんですけど、誰かわかんなくなるので自重しました。

ドラマCDのキャストさんフリートーク、特にDXの鈴村さんとオズモの加藤さんのはぜひ聞いていただきたいですw

本編は回復ジョブなしのパーティーでテレポ-ター踏んだら詰むかもしれん、という話です。ライナスの剣が折れたシーンは私の描写力が足りないのと、でもネームで説明するとテンポ悪くなってヤダなあという完全なわがままでわかりにくいかも、すみません。隙あらばDXたちが反省会してるとこを描くかもしれません。

2022年もじわじわとがんばりたいと思いますので、よかったら続きもどうぞよろしくお願いいたします。

Landreaall37

6/24にランドリ37巻が発売になりました。詳細情報はひとつ前の投稿か、こちらのゼロサム公式アカウントのツイートをご参考にどうぞ。

読んで下さるみなさんのおかげで続いています。ありがとうございます。不自由に疲れてしまう状況が続いていますが、ちょっとでも楽しい気分になってもらえたら嬉しいです。こういう時に輝くのがファンタジー、エンタメの意義だと思いますので…。主人公はぼろぼろだけど。

小冊子付きの特装版もあります。小冊子の方はあいかわらず、あってもなくても本編を読むのには支障ない内容ですので、騎士候補生男子カタログみたいなのに興味のある方は、よかったらどうぞ…。

最近、紙にサインペンで絵を描くのが好きで小冊子もサインペンです。このご時世で仕事はどんどんデジタル化を強いられているのですが、反動みたいです。小冊子もサインペンの絵+手書きの文字です。

私はあんまりキャラの描き分けが得意でないので、並べて描いてみてやべ~な~って思いました。小冊子に限りませんけども…。文脈と気合いで見分けていただければと…

37巻も出してて読者さんに気合いを強いるマンガ、ランドリオールです。でもさ~、ピアズ・アンソニイ先生もたまに設定を忘れて読者さんにつっこまれたりしてるし、ビリー・ジョエルも「最前列で演奏中に歌う奴がいるおかげで歌詞忘れた時に助かる」って言ってたし。もうここまで付き合いが長ければ読者さんと私、ランドリの世界に対しての立ち位置そんなに差がないのでは…? すみません、お金をいただいて衣食住猫を維持していただいているのに、言い過ぎました。わわわワールドカオス。

騎士候補生の仲間たちはスピンドル事件の時には一応名前が決まってて、馬上槍試合の時に何人かは家の紋章が決まり、ドリップカテドラルの時にだいたい顔が決まり、ダンジョン編でなんとなく効率化のために20人くらい、設定を決めた感じです。スピンドルの時に顔の出てない男子もいれば、ひとコマだけ出てる男子もいます。小冊子に描いた数の3倍くらいはDXの認識内にいるかな~という感じです。メジャーな運動部みたいな感じかな。

騎士候補生の設定をすることによって地味~に世界設定が増えてきましたよ。前にもどこかで言ったかもしれないですけど、私は地図とか…世界の法則設定…?とかはあんまり作っていなくて、キャラクターのを考える時に、そのキャラクターの設定、知識、世の中をどう見ているか、とかを通してランドリの世界の物事がわかる…という作り方をしています。

メインキャラ以外の人の世界は本編に出るかどうかわからないけど、メインキャラと絡むことによって、描くことがあるかもしれません。

ダンジョンは私が楽しいので長くなってしまいました、あと、年とって体力がなくなってくると描くの遅くなるってことがわかってきました。ひ~。ちょうどいい塩梅を探りながらがんばります。よかったら続きもよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
Landreaall36巻発売しております。
2020年は後半もイベントなど何も企画できず、粛々と連載を続けておりました。連載が続けられるというだけでありがたみを感じる一年でした。読者さんの応援のおかげで、無事に36巻が出ました。ありがとうございます。
特装版のカードゲーム、なんとグループSNEの友野さんにゲームデザインをしていただき、...

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

Landreaall36巻発売しております。

2020年は後半もイベントなど何も企画できず、粛々と連載を続けておりました。連載が続けられるというだけでありがたみを感じる一年でした。読者さんの応援のおかげで、無事に36巻が出ました。ありがとうございます。

特装版のカードゲーム、なんとグループSNEの友野さんにゲームデザインをしていただき、 オンラインでも遊べる仕様で、カードは全て描き下ろしの絵柄でコレクターズアイテムとしてもなんとか楽しんでいただける…という、たぶんこんな機会は二度とないだろうからぜんぶ盛りでいっとこうみたいな感じです、楽しんでいただければ幸いです。

デザイナーの小石川さんにお願いして 、カードの色わけはユニバーサルデザインを参考にして作っていただきました。うまくいっているといいのですが…

本編はまだダンジョンですね。私はWizardryが大好きなので、いつまでもダンジョンにいたいけど、そうも言っていられないか~。ケガが魔法みたいに回復するという手段のない世界…あるかもしんないけど現状主人公の周囲にはないので…、誰か1人が大きなケガをひとつしたらもう終わり、という渋い状況で、いろいろ描くのを諦めたダンジョンの仕掛けもございます。私だけ楽しくなってしまうので、それでちょうどいいのかもしれません。

ここに来て気がついたのですが、キャラステータス(みたいなの)を1冊に1人で入れていますが、これ全員ぶんやるとず~っとダンジョンやるつもりみたいになってしまいますね。ちょっと考えないといけませんね!ここに書いたことを覚えていますように…。

あっ、あらすじの冒頭で国名に誤字がありまして、正確には「アトルニア」です。 今回、他の部分の作業があまりに忙しくて初めてあらすじを自分ではチェックしなかったのですが、やっぱり全部自分でやらないとだめだな!(血反吐)

36巻の単行本作業をしている時には、発売後にアレも書こうコレも書こうと思っていたことがあったのに、出るとあまりの疲労でなにもかも記憶の彼方に流れていってしまいます。最後に心に残っているのは「楽しんでいただけましたら幸いです」だけです。楽しんでいただけましたら幸いです。

Landreaall35

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6/25発売です!200回が収録されております。こんなに長く描き続けられてなおかつ、こんなに好きなように描かせていただけるのは、応援してくださる読者のみなさまのおかげです、本当にありがとウホざいます。

書籍特典についてはこちら

雑誌掲載時の原稿に、描き足しても怒られないことがわかったので、黙っていろいろ描き足ししてます…そろそろ怒られるかも…w 連載が続くのは雑誌で追いかけてくださってる読者さんがリアルタイムで ギリギリ感のある絵面を応援してくださっているからに他なりません、ありがとウホざいます!

ダンジョン楽しいですね。DXは効率厨の気があると思っています。

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特装版はドラマCD+シナリオつき!CDドライバがお手元にない読者さんにもシナリオで楽しんでいただける仕様…でもランドリはいつも、声優さんや監督さんをはじめ制作スタッフさんに恵まれて、至極すばらしき音源となっておりますのでなんとかどうにかして、楽しんでいただければ!幸いです!

今回は表紙と著者近影、特典以外は同じです。カバー下のTailpieceも同じですのでライフスタイルに合わせてお買い求めくださいませ~。

それと、同じ日に発売の、いそふらぼん肘樹先生著「神クズ☆アイドル」3巻の特典小冊子にイラストを寄稿させていただいてます。心が熱くなる激面白作品です!

→詳細はこちら

ロストドラゴン(1996)

http://sws.gogo.tc/

学生の時に作った同人誌「ロストドラゴン」を期間限定でアップしました。素人のマンガだし、セリフはワープロで打ったのを貼ったのだし、生原稿が見つからなかったので本を分解してスキャンしたので、あんまり読みやすくないと思いますが、ストレスの多い生活のちょっとした慰めになれば幸いです。

発行当時に買ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。手伝ってくれた友達、ダヴィンチでとりあげて褒めてくれたコミケの米沢さん、お店に置いてくださった静岡の書店さん(お名前を忘れてしまいました、すみません…)などなど、当時目にとめてくださったみなさんにも、改めて感謝いたします。ありがとうございました。

Amabie

An ancient Japanese monster.
“If a epidemic occurs, draw me and show it to everyone.”

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■tarbucks…

Landreaall34

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12/25にランドリオール34巻が発売しました。ありがとうございます。こんなに長く続いちゃって…本当にありがとうございます。私と猫がごはんを食べれますし屋根のあるおうちで暮らせます。

発売にあわせていろんな電書プラットフォームでキャンペーンなどやってもらってるみたいで。寒い夜の無聊を慰めていただけると嬉しいです。

このマンガの連載を始めて、どうもしばらく続けていいらしいぞ…ってなったに、描こうって用意したいくつかのエピソードのひとつ、ダンジョン編です。学校で会うキャラクターを作った時に考えはじめて、5巻くらいの時にはけっこうかたまってたかなあ…。なんでダンジョンかっていうと、この、今-パーティーを組んでる6人のキャラクターを考えるのにベースにしたのがWizの職業からだからです。前にもどっかで言ったかもしれないけど、キャラは役割から作って、容姿と名前はいちばん最後、ほぼ原稿に描く時くらいに決めます。

WIzってずっと遊べますよね、今だってデータさえ掘り出したら狂王の試練上やるもんね。ミルワ。デュマピック。

しかしですね、いざ描こう!ってなったらけっこう齟齬が出ちゃって、ダンジョン編は描いてる私もけっこう模索せねばなりませんでした。ランドリは今まで、あんまりそんな風に描いたことないので、違和感がないとよいのですが。

なぜかっていうと、15年前とかに考えたエピソードなので、この6人の人間関係がまだあんまり…仲良くなかった? 想定で…、一番最初のアベンジャーズみたいな感じで、お互いを信用しきれてないみたいな、やむを得ずパーティーを組むことになって探り探りやっていくみたいなプロットだったんですよね。

なんということでしょう…30巻になってから描いたら、もうパーティーメンバーがズブズブに馴れ合っているではありませんか。(いや、そうでもないキャラもいるけど)キャラクターの行動が当初のプロットと違うので、この世で私だけパラレルワールドに移行した気持ちで描いています。異世界転移主人公です。

深層に落とした時に全員を記憶喪失にすればよかった。

↑あ、これ書かなきゃよかった。

原画展終了しました

大阪の画廊モモモグラさんでの「Landreaall」原画展、サイン会と、なんば紅鶴でのトークショー、すべて無事に終了いたしました。ご来場下さった読者の皆様、モモモグラと紅鶴のスタッフさん、一迅社の担当さん、お祝いのお花を贈って下さった皆様、本当にありがとうございました。

ランドリを尋常でなく読み込んで展示原画の選出からグッズの企画、イベント当日のコラボメニューまで、攻めに攻め切ったぶっちょカシワギさんと花鳥風月・緒形さんには感謝してもしきれません。今回の原画展を楽しんだ読者さんもどうぞぶっちょさんと緒形さんにお礼の念を送ってください。

ぶっちょさんとおがぴーが思いついたもの全部作った勢いの各種グッズ、キューピーストラップコレクターであるアシの南条さんの長年の夢だったランドリキューピー、企画はあったもののコストの問題で頓挫していたDXフィギュアをのら村長さんと実現できたこと、スーパーログさんにTシャツのデザインをお願いできたことなど、33巻と進行中で描き続けてきたぶんおまとめしましたみたいな、夢と希望がぎゅっと詰まった原画展でした。本当にありがとうございました。読者さんにも喜んでいただけたら本当に嬉しいです!

現状、アナログからデジタルへの過渡期で、ランドリの本編以外(特典なんかも)はフルデジタル作業です。紙に描いた絵に手をかけて仕上げるっていう作業の生産量が年齢とともに減っちゃって…いや10年前あたりって生産量は高かったけどまったく健康を維持できなかったんで、今くらいがたぶん、人間にまともな生産量なんじゃないかって思うんですけど…アナログ原稿の原画っていつまであるかな?というところです。私的には原画展をやるにはいいタイミングだったんじゃないかな~と思います。ぜんぜん懐かしんだりできません。現在進行形の仕事で見てる紙の絵です。笑…

紙に黒いインクで絵が書いてあるだけのものなのに、つなげて読むと、読む人の中で物語になるって不思議ですね~。私は私の中に見えてる世界をひたすら紙に起こしていますが、読者さんの中に再構成されたものは、私の中にあったものとは違うと思っているので、何度も言うけど、読者さんの中には、似てるけどひとつだけの世界があると思って、マンガを描いています。

もしかして…トークショーって…こういう、なんか創作に関するアレコレみたいなこと聞きたくて来るんじゃない…?思ってたんと違うわ~やべぇ帰りたい~~~ってなった読者さんにはごめんなさいね!?またあるかもなんでよかったらぜひ来てくださいね!