OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新) ボブ・マーリーの映画も公開されて、なんだかちょいと今年はレゲエが盛り上がりそうな気もしますが、関係あるようであんまりないようなレゲエにまつわる話をひとつ。その生誕の地となったジャマイカの音楽文化でひときわ重要な概念に「ヴァージョニング」、もしくは「リディム」と呼ばれる言葉があります。...…
ライヴハウスへ行くようになってから5、6年。決して長くない歴のなかでも「なんとなくノリ気がしない」なんて思ってしまう日が生意気ながらある。からあげ弁当のライヴをはじめて観に行った時はちょうどそんなモードが続いていた時期で、正直に告白するとこの日も100パーセントの気持ちを持っていたわけではなかった。でもからあげ弁当の3人が新代田FEVERのあのステージで演奏している姿を観たら、ライヴハウスに初めて行った日のこと思い出して知らないうちに泣いてしまっていたし、「ライヴハウスで気になっているバンドを観るってやっぱ…
"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手がここ数ヶ月の新譜からエッセンシャルな9枚を選びレヴューする本コーナー。今回はOTOTOY編集部で、アイドル、アニソンを担当する西田健が2024年1月〜3月にリリースされたガールズ・アイドルのアルバム9枚をレヴュー。...…
中嶋イッキュウと山本幹宗によるプロジェクト、好芻。2022年9月にミニ・アルバムを完成させ、今回が2作目のリリースとなる。お茶目なタイトルに反してメランコリックな歌詞が綴られた“大遅刻” “衝動買い”が前半に並び、後半の“カカオ”からはサウンド面も含めガラッと雰囲気が変わっていく。今作に収録された5曲、たった20分で中嶋イッキュウが綴る歌詞の共感性の高さや山本幹宗のアレンジの底力が伝わるのだから、2作目にしてひとつ名刺代わりとも呼べる1枚ではないだろうか。それぞれが他のフィールドで活躍しながらも結成された好…
宇宙にぽつんとひとりで浮いているかのような感覚になる、Klang Rulerの初アルバム『Space Age』。しかし、そこに孤独は感じない。むしろ無重力空間を散歩しながら地球を眺めているようで終始ワクワクするのだ。SFの要素をたっぷりと含んだスケールの大きな楽曲で構成されているはずなのに、懐かしさや親しみも同時に覚えるのはyonkey(Vo)の類ないトラックが魅せる不思議な魔法のようでもある。そんな巧妙なサウンドに〈愛の返し方をボクはまだ知らない〉(“きらめき”)、〈またあいたい またあいたい〉(“ロスト…
結成10周年を迎えたTENDOUJIから、セルフ・タイトル・アルバム『TENDOUJI』が届けられた。アルバムを飾る“TENDOUJI のテーマ”のBPM高めなドラムマシンのビートで幕を開けるやいなや、ハッと目が覚めたようにグイグイとTENDOUJIの陽の渦に飲みこまれる。この10年でよりシンプルに、よりストレートに、研ぎ澄まされた爽快なバンド・サウンドでごきげんにドライヴし続け、聴きおわるころにはじんわりと汗をかいていることに気づく。最高の気分だ! この突き抜けたハッピーさを前に敵うものなんてないんじゃ…
歴史を追いかけ過去から未来、情報過多の現代社会、デジタルの海に散らばったあの名作、この名作たちをひとつにまとめる仕事人…!〈アーカイ奉行〉が今日もデジタルの乱世を治める…!'''〈アーカイ奉行〉とは…'''1.過去作の最新リマスター音源 2.これまで未配信だった作品の配信解禁 ...…
OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。 ーMILLENNIUM PARADE、改名後第1弾シングル (西田) ー「平凡な日々を繰り返す」ことの意味を (梶野) ...…
“アゲみ集団”を掲げるエンターテインメント・グループ、ビバラッシュ。彼らがとんでもないフェスを企てた! その名も〈アゲアゲJAPAN’24〉。別名、“異種格闘技”フェス。出演者は、ビバラッシュと同じくV系の枠で活躍するBabyKingdomのほか、KEYTALK / 夜の本気ダンス / バックドロップシンデレラ / かずき山盛りという意外な5組。ヴィジュアル系アーティスト × ロック・バンドによるノンジャンルのフェス型イベントというわけだ。 ...…
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新) 大学進学を機に上京し、田舎でボヤーっと過ごした18年間と比べて何倍もの情報と刺激を滝行のごとく浴びながらも、半目を開けながらかすかに見える「これは! 」と思うものに手を伸ばし出会った数々のものたち。自分の興味は当時から音楽にかなり傾いており、そんななかで出会ったニルヴァーナ『イン・ユーテロ』、ピクシーズ『サーファー・ローザ』などは、それまで心の置き場所に困ってクサいものにフタをするようにしていた自分の憤りにスポットを当て、思春期の手助けをし…
BACK-ONのフロントマン・KENJI03のソロ名義でのプロジェクト、Hi-yunk。5月29日リリースのアルバムからの先行シングル第3弾としてリリースされたのは、豆柴の大群(現・豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL)、「MUST GO」のセルフカバー。今回は、メンバーのアイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオと共に、Hi-yunkのプライベート・スタジオにて、「MUST CHANGE」や「MUST GO」の制作から見えたお互いの印象や込めた思い、さらには豆柴の大群都内某所 a.k.a. …
クララとカレンの2人から成るユニット・ClariSが、最新シングル「アンダンテ」をリリースした。表題曲は、TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』のEDテーマということもあり、ふたりと旅をしているような楽曲に仕上がっている。OTOTOYでは、さまざまな人にそっと寄り添うような仕上がりになった最新シングルの聴きどころやMVの注目ポイントだけでなく、5月25日に始まる〈ClariS SPRING TOUR 2024 ~Tinctura~〉の話や、出演が決定しているインド…