麗しのワインクラブ

若い頃は白ワインやロゼが飲みやすいので、そちらを飲んでいたものだが、そのときは格段うまいものだとも思っていなかった。年齢を重ねて、以前より食に興味がわくようになり、メニューにあわせたワインを選ぶとなると、肉料理には赤と言う知識から、赤ワインを飲む機会が増えてきた。それでも初めはやはり、「自分は赤ワインはわからない」等と言っていたのだが、回数を重ねるにつれて、赤ワインのコク…というか、深い味わいに惹かれるようになった。以前だったらランチメニューに付属している赤ワインも一丁前の赤ワインだと思っていたが、今ではそれでは満足できない。一口目は、ん？と思うことがあっても、後半は続かない。そんなときはいいものが飲みたくなってしまう。人の好みとは変わっていくものなのだな、と思う。

良いワインに合わせる食材はやはり味の濃い有機栽培野菜などが良いのではないだろうか。ちょっと人を呼んでいいものを食べたい時、家族と一緒にワンランク上の家飲みをする時には、良い食材を取り寄せる。最近では放射性物質のことも気になるが、その辺もぬかりなくチェックしている食材ショップもあるので心強い。