知事の学歴詐称疑惑と都知事選
もうすぐ都知事選がある。小池に対抗する候補については人選がすすんでいるようであるが、小池知事の再選への意向は明確になっていない。もし、現職が不出馬と言うことになれば、選挙戦の様相はずいぶんと変わってくる。最初に言っておくが、決して自分は小池を支持するものではない。ただ、素人目には別に都知事がカイロ大をでていようがいまいが、そしてアラビア語を話せようが話せまいがそんなことどうでもよいように思う。都知事の職でアラビア語を必要とする状況など皆無であり、もし卒業が事実であっても、アラビア語を話せないということもあるかもしれない。例えば駅伝で出てきた外国人留学生など、4年間日本にいたとしても、陸上練習漬けの毎日だろうし、大学生が読むような普通の日本語の本を読めるようになっていたとも思えないではないか。しかし、ネットでみると、政治家の学歴詐称は大きな問題であり、これで辞任した政治家も過去に複数いるという。公職選挙法で罰則まで定めているのだからそういうものであろう。そうなると、現都知事も、この学歴疑惑がおさまらない限りは、辞任とまではいかないが、再選を諦めるという可能性はかなりある。重ねていうが、小池を支持するわけでもないし、投票したこともない。ただ、今までの都知事に比べると、小池知事にはさしたる難はないようにみえる。だいたい以前の都知事の中には何を勘違いしたのか、都市外交にせいをだしていた知事がいた。二重外交は弊害しかないし、それにそのための税金は都民のために使われるものではないか。豪勢なホテルに泊まって美術館巡りなどは嘆息しかでないし、会議費で家族旅行となるとお笑いの世界である。カイロ大の学歴詐称でエジプト政府に弱みを握られる云々という議論もあるようだが、少なくとも小池都知事は別に「外交」はやっていない。まあ、制度についていえば、そろそろ公職選挙法で学歴を必要的記載事項とすることを見直し、あえて虚偽の記載をした場合だけを違反にすればよいのではないか。例えば、短期間の外国滞在であっても、〇〇大留学と書けばセーフで卒業とかけば違反になるのだが、選挙民にとっては同じようなものである。しかも、今では大学の数も増えているし、有力政治家の二世といえば優遇して入学させるところもあるかもしれない。いったいどうなるのだろうか…次の都知事選。