|
「ニーズとシーズ」、「なりたい姿とありたい姿」そして「持てる情報を提供したい想い」を実現する場としてのプラットフォームの構築を目指して。
グリーンツーリズム・インストラクター ニーズ/シーズの架け橋コーディネーター 熊倉豊彦
カテゴリ:グリーン・ツーリズム
茨城県のグリーン・ツーリズムインストラクター等研修会が開催され、その講師の一人として、私も参加する事になった。私が報告した内容と、他の講師の人の話の内容を整理して、北茨城市のグリーン・ツーリズムのあり方を見直してみる事にした。研修会は事例報告が主体であり、下記のテーマについて、各位の報告があった。
1.「楽しみながらのグリーン・ツーリズム」 (有)森ファームサービス 森雅美氏 2.「各地の食と体験の取組み事例報告等について」 イラストレーター 時川真一氏 3.「大子町ふるさと交流サイト体験協議会の取組み』 大子町ふるさと交流体験協議会会長 斉藤庄一氏 4.「インストラクター交流サイトの取組み等報告」 インストラクター 熊倉豊彦 森氏、斉藤氏の報告からはグリーン・ツーリズム(以後GTと略す)の事業は個人でやっていてもなかなか上手く行かない。ゆはり、組織的な対応が必要である事を暗示している。その意味では、少なくともPR、集客作業及び顧客対応及び行政対応、GTイベントの企画、仕掛けは、2、3の市町村を一括してカバーする位の規模の組織作りが必要と云う事のようである。森氏は(有)森ファームサービスがその役割を担い、斉藤氏は『大子町ふるさと交流体験協議会』を設立して組織化を図った。北茨城市の場合は、一見茜平のマウント茜がその役割を担う立場のようにも思うが、必ずしもその様な活動をしているとは思えない。マウント茜も含めて、夫々の利害でそれぞれがバラバラの動き方をしている。GTにソース、機会を提供したいと思う人の想いを取り込むシステムも無い。何かイベントを企画すれば、その時だけは盛り上がるが、そのイベントが終れば、それで終わり。なかなか日常的な活動に繋がっていない。長期滞在型余暇活動にサービスを提供するのであれば、日常的活動から自然にサービスが提供されるものにならないと行けない。その為には、その地域に根ざした地域活動、その地域の特性に合った生活に密着したグリーン・ツーリズムになっていなければならない。そうしたものを取り込むシステムと農山漁村の生活のリズムに合わせた『長期滞在型余暇活動』を実現するシステム作りをしないと行けないように思う。 一企業としての組織が良いのか、団体組織とするのが良いのか?基本は農山漁村の生活のリズムに合わせた『長期滞在型余暇活動』を実現する事が肝要。その上で、事業を持続させられる仕組みが必要。一過性の活動にならない為には、農山漁村の生活のリズムに合わせて、先ず、農山漁村の協力者が楽しみながら協力して貰う工夫が必要。コーディネート能力が求められるところ。 偶々、飯能市のボーイスカウトの世話人をしている人と話しをする機会を持つ事があった。最近は、ボーイスカウトの面倒を見る人がめっきり少なくなってしまった為に、活動が極めて低調になってしまったとの事。どこか、キャンプをしながら数日滞在して、子供達にボーイスカウトの経験をさせられる良い場所が無いかとの質問。茜平にあった、青少年の家が昔のように使えたら、近くに地元のボーイスカウトのキャンプ場もある。いずれも全く使われずに荒れるに任せている状態。これらを改修して、使えるようにしたら良いのでは無いのか?たまたま、研修会で用意された資料、昨年8月にプレス・リリースした『総務省、文部科学省、農林水産省による連携事業 子ども農山漁村交流プロジェクトの推進について~120万人・自然の中での体験活動の推進~』を見ながら、つくづく、この地には、GTのネタは幾らでもあるのに、それを実現する企画力とコーディネート力がないだけのような気がしてきた。 GT活動を唯一バックアップしている『農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律』が有効に活用されているとは思えない。この日の事例報告の中にもどの程度、行政からの支援を受けているのかも良く分からない。何も、ドブロクを造る為の特区に指定して貰う事が行政の役割では無いはず。GT活動を実施し易いような環境を規制緩和も含めて、環境整備をしてくれるのが行政の役割のはずである。その為の補助金の確保も行政の役割のはず。勿論、『総務省、文部科学省、農林水産省による連携事業 子ども農山漁村交流プロジェクトの推進について~120万人・自然の中での体験活動の推進~』のような、情報の提供も行政の役割のはずである。ただ、それを受け止める受け皿となる組織がまだ無い。先行してGT活動を進める人達と一度一同に会して今後の進め方を話会う必要を感じる。いや、私がそうした組織があるのを知らないだけなのかも知れない? White Bear お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月25日 12時43分26秒
コメント(0) | コメントを書く 【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
|