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石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」

2009年1月10日発売!


上野毛あさみ:原作/黒岩よしひろ:作画
『ステージガールズ 完全版(2) 「コーラスライン」篇』
産経コミック(産經新聞出版:発行/日本工業新聞社:発売)

「Stage:10/AとBと一人の女(カメちゃんの約束)」
「Stage:11/授業(潜入! お笑いスクール)」
「Stage:12/回転人魚(ずぶ濡れのコンビ愛)」
「Stage:13/熱いトタン屋根の上の猫(お嬢サマの乱入)」
「Stage:14/人間合格(最後の相方候補)」
「Stage:15/コーラスライン(マゼコン第一次予選)」
「Stage:16/黒蜥蜴《くろトカゲ》(売れっ子サテライト)」
「Stage:17/三文オペラ(マゼコン本選スタート!)」

ガンボコミックス版の第2巻は発売されなかったので、
全篇が単行本初収録です!

シリーズ完結篇
『ステージガールズ 完全版(3) 「ウエストサイド物語」篇』も、
以下続刊!!

【『ステージガールズ』公式サイト】

*

好評発売中!


上野毛あさみ:原作/黒岩よしひろ:作画
『ステージガールズ 完全版(1) 「おかしな二人」篇』
産経コミック(産經新聞出版:発行/日本工業新聞社:発売)

「Stage:1/おかしな二人(伝説のお笑い少女)」
「Stage:2/いつも心に太陽を(カメちゃん、ロケに行く)」
「Stage:3/じゃじゃ馬ならし(合コンで売り込め!)」
「Stage:4/笑の大学(芸人スクールのお嬢サマ)」
「Stage:5/桜の園(オーディションでがんばれ!)」
「Stage:6/友達(お嬢サマの相方さがし)」
「Stage:7/人形の家(シゲさんのネタ帳)」
「Stage:8/スタア(お笑いの帝王)」
「Stage:9/どん底(シゲさんの選択)」

ガンボコミックス版の第1巻より、1話増えています!

※巻末スペシャル企画「上野毛あさみインタビュー」もアリ!

*

ようやく単行本になりました!!


足立淳:著『人間噂八百』
産經新聞出版:発行/日本工業新聞社:発売

*

【ガンボコミックス】ついに売り切れました!!


上野毛あさみ:原作/黒岩よしひろ:作画
『Stage Girls ステージガールズ(1) おかしな二人』
DIGIMA:ガンボコミックス

あわせて読みたい 
2016.05.15
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カテゴリ:ああ編集会議
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【第一稿】
「天才アマチュア芸人・タモリ」を九州で発見してきたのも、上京させて新宿の酒場へ呼び寄せたのも、その才能の埋没を惜しんで東京に定住させることを決めたのも、いずれも赤塚不二夫ではない! 最近ここに誤解があるようなので糺しておきます。だいいちタモリが呼ばれた酒場というのは歌舞伎町「ジャックの豆の木」。赤塚先生の拠点は下落合「ひとみ寿司」。そもそもの接点はなかった。
 野良犬を拾ってくるようにして、ノラ芸人タモリを拾ってきて「こいつをオレたちで飼おう!」と言い出した歌舞伎町の常連酔客たちはジャズマン・評論家・編集者・映画人・革命家などの貧乏な文化人であって、昔から彼らにとって赤塚不二夫というのは「便利なオサイフ」だったんですよ。知り合いの中で一番の有名人、最大のお金持ち。しかも経済観念ゼロで、頼めばナンボでも出してくれる気前の良さ。芸人の面倒をみるのが大好き。自分たちで飼えなくなって持て余していたタモリを押しつけるのには最適な存在だった。最初に赤塚先生を歌舞伎町へ連れ出してタモリと引き合わせたのは、「ジャック」常連メンバーだった長谷邦夫氏だということです。
 たちまちタモリを気に入った赤塚先生は、御存知の通り自宅マンションの部屋を提供してタモリを住まわせ(奥さんともども!)酒も飲み放題ベンツも乗り放題の厚遇を与えた。
 そのことに対するタモリの感謝の気持ちは本物だろうし、だから「私もあなたの作品」という弔辞へと繋がっていったのでしょうが、しかし、そのままだとタモリは「ひとみ寿司」に集まる他のタレントたちのように、赤塚先生の持ち物になってしまう。あくまでも「タモリの飼い主はオレたちだ」と主張したい歌舞伎町の文化人たちは、赤塚先生を自分たちの世界、具体的にはテレビのバラエティ番組の世界へ引きずり込んで、タモリの相棒のようなコンビ芸人にしてしまうことで、つまり「アカツカごとタモリを奪い返した」んですね。もうひとつ、相棒を持たずに「他のタレントや業界人の悪口を言いまくる」毒舌の芸風で売っていた当時のタモリにとって、その攻撃性を受け止めるパートナーとしては、誰知らぬ者のない超大物、天下の有名人なのに、その実体は下品でスケベで酔っ払い、育ちが悪くて学歴も無い…という赤塚不二夫のキャラクターがピッタリだった。超大物なのに何を言っても怒らないから。タモリは困った時はフジオちゃんをイジッていればいいから。だから、むしろ「タモリが赤塚の作品」と言うよりは、あの時代のタレントもどき赤塚不二夫こそが「タモリの作品」だったのではないか。

【第二稿】
「天才アマチュア芸人・タモリ」を九州で発見してきたのも、上京させて新宿の酒場へ呼び寄せたのも、その才能の埋没を惜しんで東京に定住させることを決めたのも、いずれも赤塚不二夫ではない! 最近ここに誤解があるようなので糺しておきます。そもそもタモリが呼ばれた酒場というのは歌舞伎町「ジャックの豆の木」。赤塚先生の拠点は下落合「ひとみ寿司」でしょう。最初からの接点はなかった。
 野良犬を拾ってくるようにして、ノラ芸人タモリを拾ってきて「こいつをオレたちで飼おう!」と言い出した歌舞伎町の常連酔客たちはジャズマン・評論家・編集者・映画人・革命家などの貧乏な文化人であって、昔から彼らにとって赤塚不二夫というのは「便利なオサイフ」だったんですよ。知り合いの中で一番の有名人、最大のお金持ち。しかも経済観念ゼロで、頼めばナンボでも出してくれる気前の良さ。芸人の面倒をみるのが大好き。自分たちで飼えなくなって持て余していたタモリを押しつけるのには最適なパパさんだった。下落合から赤塚先生を歌舞伎町へ連れ出してタモリと引き合わせたのは、「ジャック」常連メンバーだった長谷邦夫氏だということです。
 たちまちタモリを気に入った赤塚先生は、御存知の通り自宅マンションの部屋を提供してタモリを住まわせ(奥さんともども!)酒も飲み放題ベンツも乗り放題の厚遇を与えた。TVデビューも赤塚先生を看板にした特番でした。(それを観ていて喜んでタモリの存在を芸能界に広めたのが黒柳徹子)もともと『おそ松くん』ブーム当時の『まんが海賊クイズ』を始めとして(それの司会が黒柳!)赤塚不二夫はTVの画面に引っ張りダコで、半分タレントのようにメディアへ頻りに顔を出していたものです。それは人気漫画家も数ある中で、やっぱり若き日の赤塚先生が、かなりのイケメンだったから…というのが理由なのかなあ。
 初期の頃の恩義に対するタモリの感謝の気持ちは本物だろうし、だから「私もあなたの作品」という弔辞へと繋がっていったのでしょうが、しかし、そのまま「ひとみ寿司」に集まる他のタレントたちのように、タモリが赤塚先生の持ち物になってしまうのを不満に思ったのが、あくまでも「タモリの飼い主はオレたちだ」と主張したい歌舞伎町の文化人たちだったんですね。そこで赤塚先生がTV好き・芸能好きなのをいいことに、赤塚先生をタモリの相棒、完全にタレントにしてしまった。二人でワンセットのコンビ芸人として売り出したんですよ。つまり自分たちの領域に「アカツカごとタモリを奪い返した」んですね。いわゆる【面白グループ】。それは相棒を持たずに「他のタレントや業界人の悪口を言いまくる」毒舌の芸風で売っていた当時のタモリにとっても、その攻撃性を受け止めるパートナーとして、誰知らぬ者のない超大物・天下の有名人なのに、その実体は下品でスケベで酔っ払い、育ちが悪くて学歴も無い…という赤塚不二夫のキャラクターは非常に都合が良かった。超大物なのに何を言っても怒らないから。タモリは困った時はフジオちゃんをイジッていればいいから。その状況で活用されたのが、例の「今まではギャグは漫画で、これからはギャグを肉体で表現する」みたいな耳ざわりのいい御題目だったわけです!

【第三稿】
(もういいです、と言われた)





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Last updated  2016.05.15 08:20:49
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