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2018年12月09日
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 このブログの最終回です。
 最後を飾るのは、やはり香港!
 12月9日(日) 香港国際競走



 今週木曜日の沙田(シャティン)競馬場。
 私が取材に出かけた水曜木曜は両日ともにどんよりと曇り空。
 レース当日は、雨予報なんですってね。



 木曜日午前の枠番抽選会の会場

 今年も楽しみなメンバーが揃った、香港国際競走。
 情報も多くて、最も参加しやすいのが香港競馬の馬券でしょう。

 今年も、4戦全勝を目指して予想しますよ!

4R 香港ヴァーズ

◎ リスグラシュー
○ サルウィン
▲ クロコスミア
△ ヴァルトガイスト
△ パキスタンスター

 先行したことのある馬が多くてペースがどうか、という話になっているようですが…​クロコスミア​が1番枠を引いた時点で、恐らく先行馬は折り合って案外のスローになるのではないかとみています。
 となれば、やはり上がりに脚を使える馬が有利。香港とは馬場が違うとは言え、日本なら33秒前後で上がって来られるリスグラシューがそこそこの位置でロスなく回ってくれば、最後難なく抜け出せる勘定。



 水曜日の追い切りを終えて引き揚げてくる
 リスグラシューとモレイラ騎手

 勝って最優秀古馬牝馬のタイトルも確固たるものにしたいところ。

 サルウィンは派手な戦歴こそありませんが、今シーズン大きなレース強い相手で戦って常に善戦。



 水曜日のサルウィン

 前々で運んでどこまで脚を使えるか、という勝負になりそうですが、全くガッカリというレースにはならないのではないでしょうか。

 あとは逃げると思っているので、クロコスミアの一発。
 ごめんなさい…火曜日に追い切ったあと、水曜木曜と馬場に出てこなかったので、馬を見ることが出来ませんでした。デキはいいと聞いているので、前回のレースを見れば展開利をフルに活かしてこの馬、というシーンも十分ありでしょう。

 ヴァルトガイストって、どんな馬なのかすごく興味がありました。



 思ったよりゴツさはなくて
 むしろシャープな体つき
 意外と小さく見える馬でした。
 今回初めてレースで馬体重が計量されるわけですが、いったいこの馬どのぐらいの目方なんだろう…

 凱旋門賞4着、BCターフ5着。
 さて香港では??

 あとは春のQE2を勝ったパキスタンスター
 その時は「ちゃんと走って」力を見せました。
 でも…そのあと、またやんちゃなところを見せているんですって。
 QE2の時のビュイック騎手が騎乗する、というところがポイントかとは思います。



5R 香港スプリント

◎ リトルジャイアント
○ ミスタースタニング
▲ ホットキングプローン
△ アイヴィクトリー
△ ディービーピン
△ ファインニードル

 脚下の関係でデビューが遅れたリトルジャイアント。ニュージーランドで2戦2勝したのち香港にやって来て、香港では5戦3勝の成績。クラス2の条件戦を勝ったあと、前回クラス1のカップ戦3着からいきなり大舞台への挑戦です。格下ながら、今季2戦のシャティン1200m戦の勝ち時計は1分8秒台半ばと、重賞レースと遜色のないパフォーマンスは見せています。道悪での実績もあり、​​​ひと雨あるなら面白いチャンスもあるのではないでしょうか。何より、乗るのはリーディングのザック・パートン。期待感が高まります。

 本命が穴馬なので、あとは下馬評通り。ミスタースタニングの末脚とホットキングプローンのスピード比べは楽しみです。

 ファインニードルは…もうワンパンチ欲しい感じがするんですよね、ここで勝つためには。
 いいレースして欲しいです。やはり作戦は末脚勝負になるでしょうか。


​​​7R 香港マイル

◎ ヴィブロス
○ ペルシアンナイト
▲ ビューティージェネレーション
△ モズアスコット

 ヴィブロス、元気でしたよ。

​​

 この馬の走るときの体の使い方って、伸びて縮んで、バネと躍動感が伝わってきます。
 陣営からは「この馬は海外が好きみたい」という話も聞こえてくるほど、恐らく調子に関しては手応えを感じているのでしょう。ドバイから帰ってきての2戦は今ひとつでしたが、それでも宝塚記念は全くダメな競馬ではありませんでした。今回は3歳時以来のマイル戦というのも興味深いところです。

 ペルシアンナイトはいかなる状況でも好勝負に持ち込むレース運びが魅力。枠番抽選会のあと、池江調教師は「馬場が固い、雨が降ってくれないと厳しい」と話していましたが、その通りの雨降りになりそうで、今回は勝利の流れも掴んでいるのかも知れません。「2年越し」と陣営が話す香港挑戦で大きな成果も期待出来そうです。



 木曜日の追い切り時のペルシアンナイト
 馬場に出て、リードを外された途端にこのように気合いを前面に出し、元気なところを見せていました。勿論走りも良好

 普通に走ってしまえば、ビューティージェネレーションですよね。
 前哨戦で外にもたれたこと、そのあと爪のトラブルで馬場入りを休んだこと。それらも予想の中に入れるかどうか。信じるか信じないかは、あなた次第…そんな状況でしょうか。力量にケチをつけるべきところは一切なさそうです。

 モズアスコットも頑張って欲しい。



 水曜日の追い切りはリスグラシューとの併せ馬
 外がモズアスコットとルメール騎手

 位置取りが全てだと思います。
 あとは、ビューティージェネレーションがどんな競馬をするか。自在に動ける馬だけに、早めに動かしていってモズアスコットがサラ脚で射程圏なら、勝負にかかれるのではないでしょうか。


8R 香港カップ

◎ シーズンズブルーム
○ サングレーザー
▲ ディアドラ
△ ステファノス
△ タイムワープ

 「よい子はマネしちゃいけない」本命馬シーズンズブルーム
 マイル戦中心に使われてきて、昨年は香港マイルが追い込んで4着。
 そのあとはマイルのスチュワーズCでG1初制覇を果たし、2000mの香港ゴールドカップではタイムワープから1馬身差の3着。タイムワープの様子が?マークの現状、香港の馬で期待出来るのはこの馬でしょう。
 強調材料が2つ。今回乗るのがライアン・ムーアであること。もうひとつは、普段この馬がどんな調教をしているのかわかりませんが、この馬は今回の地元香港の馬たちの中では珍しく、または唯一、直前の調教で芝コースに入ってしっかり負荷をかけられています。ガッチリ手綱を押さえたままでいい走り。穴を出すならこう言う馬なのではないでしょうか。

 サングレーザーは、本当に2000mもOKの馬なのか。今回はそれが真の意味で試されるレースになるのではないでしょうか。



 札幌記念に天皇賞秋。あの切れ味がシャティンのコーナー4つ回ってきた後の直線で繰り出せるならば、勿論勝利も夢ではないでしょう。


 ディアドラは、本当に見栄えがする馬でした。



 すごくボリューム感があって、香港の人たちの好きそうなシルエットの馬。追いきりの動きも、私のような素人目にもワクワクするような動きに見えました。香港でも1番人気になるだろうか…。

 ステファノスは5回目のシャティン出走。
 香港Cには4年連続の挑戦。
 これだけでも、すごいことですよね。



 この場所で力を出し切る術を知っている馬。今回全く人気はなさそうでうが、他の馬たちが何かに左右されて走らない可能性もあるわけですから、ステファノスのような馬こそ侮れない存在ではないでしょうか。

 
 このブログは今回で終了です。
 これまで、あまり当たらない(爆)海外競馬の予想におつきあい頂きありがとうございました。

 海外のレースの馬券を買って楽しむことが出来るようになるという、私がこの仕事を始めたときには想像だに出来なかったことが現実になったいま、改めて声を大にしたいと思っています。

​「競馬に日本も海外もない」​

 海外のレースを楽しむようになり、実際に海外の競馬に興味を持たれたら、是非頑張ってミニでかけて下さい。そこには、いままで味わったことのないような競馬の新たな楽しみがきっとあるはずです。それを味わえば、日本の競馬の楽しみもまた違ったものに見えてくるはず。

 皆さまとはまた、いつかどこかの国の競馬場でお目にかかって、ご一緒にレースを楽しみましょう。

 これまで、ありがとうございました。​​​





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最終更新日  2018年12月09日 00時34分40秒


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