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テーマ:★つ・ぶ・や・き★
カテゴリ:今日もいい日だ
世の中はゴールデン・ウィーク入りしたわけですな。
今から四十数年前、私が中学生くらいだった頃は、ゴールデン・ウィークといっても天皇誕生日と日曜日、それに憲法記念日と子供の日がお休みなくらいで、今のように人によっては十連休、みたいなのはなかったですけど、まあ、季節もいい頃ですし、当時としても楽しみではありましたね。 当時は、だから別にゴールデン・ウィークだからと言って特別なことをするとか、旅行に行くとか、そういうのはなかったけれど、なんだかんだ小規模なイベントみたいなものがそれぞれの町で催されることはあった。 今でもよく覚えているのは、私が中学生くらいの時だったか、ゴールデンウィークに地元のスーパーの入口付近の一角で、古本市が開かれたこと。たまたま家族で散歩に出たら、そういうのをやっていることに気づき、立ち寄った。で、そこで私が買ったのが代議士の鶴見祐輔が書いた『ナポレオン』(潮出版)という本。何でこの本だったのか、覚えていないのですが、『君たちはどう生きるか』の中で、登場人物の一人、水谷かつ子さんがナポレオンのファンだったというくだりがあり、それでナポレオンにちょっとだけ興味を持っていたからかもしれません。 そう、それで古本市に立ち寄ったその足で家族で駅前のレストランで夕食を食べて、何となく楽しく過ごした、という記憶がある。 今から思うと、それだけのことじゃないかということなんですけど、そういう何気ない初夏の休日の一日のことがなぜかいつまでも記憶に残っているというね。 それからもう少し立って、私が大学生くらいになった頃、マンションから一戸建てに引っ越して、猫の額のような庭ができた。その頃、やはりゴールデンウィークに、駅前広場で植木市が開かれる、なんてことがありまして。で、のんびり家族でそういう植木市に行って、ライラックの苗木を買って、それを庭に植えた、なんてこともありました。ライラックの薄紫色の花がとてもきれいで、毎年初夏の楽しみになったことでした。そのライラックは、その後数年して枯れてしまったのですけどね。 ゴールデンウィークというと、そういうことを、思い出します。 結局、懐かしく思い出すのって、家族全体が若かった時のことなんですよね。両親もまだ若くて、自分たち子供も中学生だったり大学生だったりっていう。 若い家族か・・・。 自分にとっては、そういう時期はもう、遥か過去のことになってしまったけれど、世の中には、今、初夏の休日を楽しんでいる若い家族がたくさんあるんだろうな。そしてずっと後になってそのことを思い出すのでしょう。 他人事ながら、日本中の若い家族に「今を楽しめ」と言いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 28, 2024 02:00:07 PM
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