+ガスミュージアムで、「ガスミュージアム動物園!?」展を観る
GAS MUSEUM:「~史料の森に棲む動物たち~ ガスミュージアム動物園!?」小平市のガスミュージアにて、「~史料の森に棲む動物たち~ ガスミュージアム動物園!?」を鑑賞した。HPには、「今回の企画展では、約14,000点の収蔵品のなかから、動物たちが表現されている史料を一堂に集めてちょっと変わった動物園!?をお披露目いたします。」とあります。なお、会期は2024年3月31日(日)までです。 ■ ガスミュージアム/GAS MUSEUM、がす資料館過去の投稿記事 【過去の投稿記事:「2012年6月14日 投稿」:『GASミュージアム/「明治鉄道錦絵」』】 【過去の投稿記事:「2019年12月18日 投稿」:『GAS MUSEUM がす資料館「ノエル・ヌエット」展』】 【過去の投稿記事:「2020年3月7日 投稿」:『ガスミュージュアム「版画にみる近代事業の風景 ~渋沢栄一の足跡をたどる~ 」展』】 【過去の投稿記事:「2020年3月9日 投稿」:『ガスミュージュアム「版画にみる近代事業の風景 ~渋沢栄一の足跡をたどる~ 」展(その2)』】■ 「ガスミュージアム動物園!?」 今回の投稿は、動物が描かれている一部の作品、雪景色の作品などをピックアップします。 (拡大)◆「井上安治」:『東京真画名所図解 上野動物園』/小判/多色木版 (GAS MUSEUM)小林清親(きよちか)(1847~1915)に学んだ井上探景(たんけい)こと井上安治(いのうえやすじ)(1864~1889)が、上野公園の上野動物園を描いた作品。 ・正面奥に、大きな鳥小屋が描かれている 【「山田書店美術部」:井上安治(探景)『東京真画名所図解 上野動物園』】 【展覧会:「那珂川町馬頭広重美術館」:『タイムスリップ明治 -夭折の絵師井上安治の「東京」- 』】(会期:2024年2月10日~3月24日/開催中) 【参考作品:「江戸博」:井上安治『東京真画名所図解 上野公園地』・『東京真画名所図解 上野東照宮』・『上野御霊屋』】 【参考作品:「千葉市美」:井上安治『銀座商店夜景』】 【参考作品:「川越市美」:井上安治『駿河町夜景』】 【参考作品:慶大メディアセンターDC「ボン浮世絵コレクション」:井上安治『東京名所上野停車場之図』】 【参考作品:慶大メディアセンターDC「高橋浮世絵コレクション」:小林清親『上野公園内之景』】 【過去の投稿記事:「2018年12月11日 投稿」:『横浜美術館:「コレクション展」の井上安治・小林清親の作品』】◆「楊洲周延」:『東風俗福つくし ふくろう』/大判/錦絵 (GAS MUSEUM)楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)(1838~1912)は、幕末から明治時代に活躍し、「千代田之大奥」などの美人風俗画で知られ、多くの美人画を作画した絵師で、彼が描いた縦画面の作品。 ・画面で両サイドに鳥小屋が描かれている ・右の鳥小屋に「ふくろう」の表示板と、吊る木に止まったフクロウが描かれている 【「江戸博」:橋本周延『東風俗福つくし ふくろう』】 【参考作品:「江戸博」:橋本周延『東風俗 福つくし「福は内」』】 【参考作品:「東博」:橋本周延『千代田の大奥』】 【過去の展覧会:「町田市立国際版画美術館」:『楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師』】(会期:2023年10月~12月/終了)◆「楊洲周延」:『浅草公園遊覧之図』/大判/錦絵・三枚続き (GAS MUSEUM)周延が浅草公園を描いた三枚続きの作品。 ・浅草公園には、ひょうたん池が作られて橋が架かり、そして池には多くの鯉が泳いでいる ・橋の上には、女性らの姿が描かれ、その後方には十二階とも呼ばれていた凌雲閣(りょううんかく)が見えている 【「山田書店美術部」:周延『浅草公園遊覧之図』】 【「DNPアートコミュニケーションズ「Image Archives」:橋本周延『浅草公園遊覧之図』】 【過去の投稿記事:「2016年1月26日 投稿」:『高幡不動尊「楊洲周延浮世絵展」』】 【過去の投稿記事:「2017年5月25日 投稿」:『台東区立一葉記念館「樋口一葉と錦絵」展』】 【過去の投稿記事:「2019年7月20日 投稿」:『城西大水田美術館「楊洲周延 時代かゞみ」展』】 【過去の投稿記事:「2019年8月14日 投稿」:『國學院大學博物館「浮世絵ガールズ・コレクション」展』】 【過去の投稿記事:「2023年12月22日 投稿」:『神奈川県立歴史博物館:楊洲周延 他』】◆「小林清親」:『本町通夜雪』/大判/錦絵 (GAS MUSEUM)小林清親(こばやしきよちか)(1847~1915)は、河鍋暁斎(1831~1889)、柴田是真(1807~1891)、英国人のワーグマンらに学んだ。 ・清親が雪の夜、日本橋の本町通りを馬車が走る様が描かれている 【「江戸博」:小林清親『本町通夜雪』】 【「高橋浮世絵コレクション」:小林清親『本町通夜雪』】◆「小林清親」:『鉄砲打猟師之図』/大判/錦絵・二枚続き清親が描いた二枚続きの作品 ・猟師が木の陰から鉄砲を撃つ場面が描かれている 【「原書房」:小林清親『鉄砲打猟師之図』】 【「横浜美術館」:小林清親『鉄砲打猟師之図』】 【「千葉市美術館」:小林清親『鉄砲打猟師之図』】 【過去の投稿記事:「2015年5月16日 投稿」:『練馬区立美術館の『没後100年 小林清親』展』】◆「小林清親」:『猫と提灯』/横大々判/錦絵 清親が一般的な大判サイズより大きい大々判で作画した作品。 ・猫が提灯の中に逃げ込んだネズミの尻尾を取り押さえる場面が描かれている 【「新美の巨人たち」:美の巨人たち/『猫と提灯』】(2018/2/3) 【「高橋浮世絵コレクション」:小林清親『猫に提燈』】 【「千葉市美術館」:小林清親『猫と提灯』】 【過去の投稿記事:「2017年3月8日 投稿」:『川越市美術館「猫まみれ展」』】◆「歌川広重(三代)」:『東京滑稽名所 日本橋天地の魚市』/大判/錦絵 (GAS MUSEUM)三代歌川広重(1842~1894)が魚を取られた魚売りを描いた作品。 ・赤煉瓦倉庫が見えている橋の上、魚売りのカツオをトンビと、犬がくわえて逃げていく 【DNPアートコミュニケーションズ「Image Archives」:三代歌川広重『東京滑稽名所 日本橋天地の魚市』】 【 慶大メディアセンターDC「ボン浮世絵コレクション」:歌川広重(三代)『東京骨稽名所 日本橋天地の魚市』】◆「歌川国松」:『横浜名勝競 伊勢山下瓦斯本局雪中の一覧』/木版画/ (GAS MUSEUM)歌川国鶴(1807~1878)の門人の歌川国松(1855~1944)が描いた作品。 ・雪中の瓦斯会社と、瓦斯橋が描かれている ・人力車に、傘を差した女性と犬が描かれている 【「東京都公文書館」デジタルアーカイブ:歌川国松『横浜名勝競 伊勢山下瓦斯本局雪中の一覧』】 【「山田書店美術部」:歌川国松『横浜名勝競 伊勢山下瓦斯本局雪中の一覧』】【復刻版】 【参考作品:「文化デジタルライブラリー」:歌川国松『東京第一等之劇場新富座繁栄之図 市川右團治上京之図』】※ ガスミュージュアム/(掲示ポスター) (拡大) 【 ページのトップに戻る 】