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カテゴリ:ライヴリポート(臨時)
鈴木重子・・・ボスのボス(天使の上司) あらすじ:リストラに怯える中年サラリーマン・斉藤あきらは、クリスマスの日にJR中央線三鷹駅のホームから転落してしまうが、新米天使・キチノスケの人違いであきらは天国へと導かれてしまう。間違いに気付いたキチノスケは地上に戻そうとするが、職場や家族とうまくいっていないと思い込み、生きる希望を失っているあきらは、もう地上に戻らなくてもいいと言い出す。 地上へ戻すことのできる制限時間―24時間以内に戻さなければ、本当に「死んだこと」になってしまうためキチノスケは地上に戻るよう必死に説得するが、あきらはかたくなに拒否する。 ところが、残された肉体を前にした妻や娘、部下らの彼を慕う想いに心動かされたあきらは、再び地上へ戻る決心をする。 解説:「天使のボスのボス」役の鈴木の出番もセリフも多くなく、前半はカーキ色のジャンプスーツに黒いブーツ姿で登場し、後半は写真の通りの恰好であり、劇中に”かぜのみち”、”Pieces of A Dream”を歌った。 また、主演の青沼、妻役の外海、先輩天使役の井上らの安定した演技も良かった。特に、意識が回復せぬ夫へ必死に語り続ける外海にはホロリとさせられた。 物語自体は大人から子供まで楽しめる内容であったが、挿話が多すぎて全体的に散漫な印象を与えてしまったことは残念であった。 あきらが自信を取り戻すきっかけとなる家族と同僚の心温まるエピソード、キチノスケが成長してゆく話は良いとして、治療を巡って悩む主治医の話は不要ではなかろうか。 また、「人違い」されるきっかけとなった列車に飛び込んだ人物に対する描写がただ単に「死んだ」と片づけられたのも気になった。これでは「やつれたオッサンが元気を取り戻す物語」ではないか。 死生に対するメッセージを強く打ち出す工夫が欲しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 14, 2010 08:11:38 PM
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