映画本舗

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• 花よりもなを

  今更ですが、「誰も知らない」で一躍スターダムに上がった、是枝監督の初の時代劇。 私はあからさまなV6の岡田君狙いでみたのですが、脇にいる面々が濃いんだもの。 結局、古田新太がイキイキこなれた芝居しているのが目立って、誰が主役なんだか、です。 ストーリーも実に淡々と進み、まさに「誰も知らない」を見た時のジリジリとした焦燥感が蘇りました。 貧乏でも逞しく生きる庶民って、素晴らしい！と一口にまとめるようなことはないんだけど、そういうことなの？と、胸ぐら掴みたい気持ちになります。

  2007.08.17

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• ハリーポッター不死鳥の騎士団

  もはや、ハリー少年なんて呼べない青年になってる、ご存知人気シリーズの最新作です。 回を重ねるごとに死が重要なファクターになってきていますが、これ、本当に子供達が夢中になってるのかなあ。暗いし。

  2007.07.22

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• 舞妓Haaaan!!!

  クドカン映画で、阿部サダヲ主演。スタッフはTBS組じゃなくて、日テレ組なので、「ぼくの魔法使い」を彷彿させる仕上がりです。 とにかく下らないけど、楽しい映画で、仕事で行き詰まったりしてる身にはサイコーのカンフル剤になります。

  2007.06.11

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• 300

  スパルタ軍が若干300名の精鋭を率いて、数万のペルシア軍を相手に死闘を繰り広げ、全滅してもなお、名を残した話です。 まずね、スパルタ軍の兵士、強すぎです。笑えるほど。だけど、見ているうちに心地好くなるし、男同士の結束も素敵だし、こりゃ色んな意味でR-15だなあと、感じます。 暴力賛美だし、首は飛びまくるし、 しかし、楽しかったです。

  2007.06.09

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• パイレーツオブカリビアン

  ワールドエンド、観ました。大人気シリーズの最終章とあって、映画館スタッフからコスプレする程の盛り上がり。 が、どうすかねぃ。手放しで面白かった！とはしゃぐタイプのストーリー展開でもないです。ネタバレ厳禁でしょうから、詳しくは書けませんが、様々な愛について検証し、脇キャラにスポットを当てた内容でした。 結論からしたら、みた方がいい。

  2007.05.27

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• クィーン

  ダイアナ元妃の衝撃の死から10日間のエリザベス女王の葛藤を描いた作品。 主演のヘレン・ミレンが熱演してます。ホンモノのエリザベス女王かと思ったほど。 結局、ダイアナ元妃とは、英国王室にとってなんだったんでしょう。 事故当時は本当にショックだったのを覚えています。でも今となっては、彼女はあの時亡くならなければ、ここまで伝説にならなかったのではないか。愛されなかったのではないかと思いました。 お気の毒なのは、本当はエリザベス女王なのかもしれません。

  2007.05.13

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• ホテルルワンダ

  GW初日。風邪をこじらせ倒れていたので、かねて懸案の本作を観る。 アフリカはルワンダで実際にあった民族紛争を背景に、多くのツチ族を大量虐殺から救ったホテルの支配人(フツ族)のお話。 門外漢からしたら、(ツチ族とフツ族の違いって？見掛けは一緒じゃん)ではあるけれども、彼等にしたら、生死の分け目となる違い。 何故殺しあわねばいけないのか。どうすればこういう悲劇は避けられるのか、しみじみ考えさせられた作品でした。

  2007.05.03

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• ハッピーフィート

  確か今年のアカデミー賞を獲っている作品ですけども、焦点がぼやけてましたねー、正直。皇帝ペンギンの落ちこぼれがエサ不足に苦しむ仲間を救い、自分を確立する為に、勇気を振り絞って冒険し、ハッピーエンドにもっていくという話なんだけど・・・。なんというか。プリンスの曲やらこちらにしたら耳なじみのいい曲のオンパレードの上に、ダンス、ダンス！で盛り上げていくんだけど、底が浅いっていうかなぁ・・・・。

  2007.03.25

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• 墨攻

  同名の日本の漫画が原作の香港映画。紀元前の中国にあった、墨家の思想（攻めずに守る）を持って、一人で数十万を撃破した男の話です。 しかしながら、墨家のもう一つの柱となる思想である『兼愛』（万人を愛する）こそが肝で、理想は殺戮に明け暮れる戦争による勝利ではなく、互いに愛し合う平和な世界の実現だったのですが・・・・。 人間とはいかに猜疑心に溢れ、利己的かを随所で見せ付ける作品で、深く考え込みました。

  2007.02.04

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• マリーアントワネット

  べるばらどっぷり世代の私に挑戦するかの様なキャスティング。しかし、ソフィア・コッポラ監督のガールズムービー三部作のラストだっていうし、観とくか、と。 一番のウリは本物のベルサイユ宮殿でのロケに、ピンキーで綿菓子の様なカラフルなファッション。 これも一つの解釈だし、もしも現代っ子がタイムスリップしたら・・・と考えたら、むべなるかな、と覚悟して観たのですが、大変失礼しました。 自分の人生を自分の意志で生きることが許されなかった時代に、流れるままにそれでもひたむきに生きたヒロインに、思わず溜め息。

  2007.01.23

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• ラッキーナンバー7

  本日から公開の「ラッキーナンバー7」は、まずキャスティングに唸らされた。 モーガンフリーマンに、ベンキングズレー、ブルース・ウィルス。主演はジョシュ・ハートネットにリューシーリュー。 曲者揃いでどうなるんだろう、とそれだけで期待膨らむが、全くそれは裏切られず。 ストーリー展開が早く、謎が深まり最後にドカン！ 目を離す事は出来ない久しぶりに脳に汗かくサスペンスでした。 ユージュアルサスペクツのファンの方は必見です。

  2007.01.13

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• 硫黄島からの手紙

  クイント・イーストウッド監督の最新作は、太平洋戦争末期の硫黄島の戦闘を日米両面の視点からそれぞれ描いた二部作。 本作はその日本側視点から描いた作品です。しばしば米国人が製作監督した作品であることを忘れさせる程、徹頭徹尾日本の戦争時の無知も、武士道も、大和魂も淡々と描いています。 主演の渡辺謙は実に軍人らしく、また助演(と、言うよりは寧ろ主演？と思われる狂言まわし役)の二宮和也も普通の市民が参加せざるを得なかった戦争の愚かさ、巻き込まれて行く恐怖を繊細に演じています。 戦争映画にヒーローは不要であり、何故、この様な愚かな行為を続けるのかを声高に訴えるのではなく、静かに問掛ける監督は、今の米国が置かれる環境をどう考えるのでしょうか。 そんなことをジワッと考えた作品でした。

  2006.11.29

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• トゥモローワールド

  もはや子供が産まれなくなった近未来の英国が舞台。クライブ・オーウェンとジュリアン・ムーアが主演です。 ヒトは未来に悲観すると何をしでかすか、を皮肉たっぷりに描き出す様子は、正直あまり気持ちのいいものではないし、子供のいない我々には居心地もよろしくないものだけれど、そういうものかもしれないな、と妙に納得出来て空オソロシイ。 Vフォーバンテッタがお好きな方は是非どうぞ。

  2006.11.26

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• ワールドトレードセンター

  飛行機の中で9.11関連の映画を上映するとは、なかなかだな、KLMオランダよ、と思いましたが、杞憂でした。 全編にわたって暗い瓦礫の中。実にアメリカらしい、家族愛とは、を訴えた作品でした。

  2006.11.20

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• プラダを着た悪魔

  話題沸騰の作品を早速。 SATCで一躍有名になったスタイリストがこの映画のスタイリングも手掛けている為、ファッション面ばかりがクローズアップされているけど、むしろそれはエッセンスに過ぎず、内容としてはOLの仕事の心構えを説いたもの。 ちゃんと心に響くかな？ですが。

  2006.11.19

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• やり（殺）すぎ？ by 亡国のイージス

  毎度お馴染み辛口セレクトの日曜洋画劇場。明日から働くぞ！という意欲が萎えるその選択は、結構好きです。 今回は亡国のイージス。邦画界が誇るオトコマエのテンコ盛り。が、なんつーか。ライトに殺し過ぎじゃあないでしょうか。いいのか？ ステレオタイプの日韓の対立構図なんて古くないかなあ。 とは言うものの、やっぱり最後まで観ちゃいました。なんかなあ。 そんな映画です。

  2006.10.29

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• ばいばい、木更津キャッツアイ

  大人気シリーズがとうとう終わり！という唄い文句で現在公開中の「木更津キャッツアイ-ワールドシリーズ-」。ネタバレ厳禁だそうなので、詳しく書けませんが、キャッツ未体験の方は、必ず本作を見に行かれる前に、ドラマと前回の映画を全部見直してから行って下さい。彼等の楽しかった思い出を是非共有してもらいたいから わかってはいるけど、お別れしなきゃならない。だってこれから先も生きて行くから。 じーんとくるメッセージです。涙が出てこないのは、私がまだその最中だからかも。 とてもほろ苦い映画でした。ありがとう、ばいばい。

  2006.10.28

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• オペラの予習 by RENT

  来月「ラ・ボエーム」を観る予定があるため、それを下敷きに作られた「RENT」を観ました。 この映画は舞台を20世紀終わりのNYに変え、当時一大トピックスであったエイズを絡めながら、若者の愛と死、夢をちりばめた作品です。 オペラの音楽を使い、現代風にアレンジしていますが、美しい旋律で心に染み入ります。 心を開き、人を愛する事の美しさを想いました。

  2006.10.14

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• お伽話を信じますか？

  Nシャマラン監督の最新作「レディ・インザ・ウォーター」の試写を観てきました。 人間と水の精のお話。ネタバレになるのでもうこれ以上は話せませんが、ホラーじゃないです。 出だしのお話をいい加減に聞くとわかんなくなるみたいです。ご注意！ お伽話はいいんだけど、ちょっとご都合主義じゃないかなあ、それが残念。それから、映画評論家はお嫌いみたいですね、監督。ま、わかるけど。 私も水の精に出会ったら、啓示があるのかなあ。

  2006.09.28

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• キンキーブーツ

  倒産寸前の靴工場。さて、あなたならどう救う？ これは実話をベースにした、とてもハートフルでチャーミングないかにもイギリス舞台の映画でした。 偏見に凝り固まった田舎町の工場で都会の華、ドラッグクィーン専用のブーツを作らせる。 いーい話なんだなあ、これが。凝り固まった人々の気持ちが少しづつほぐれていくのが伝わってきて。 ちょっと眉間にタテジワが・・・という方は是非！

  2006.09.15

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• 重い映画でした。　by ユナイテッド９３

  2001.9.11.が果たして管制塔を預かる人間にとってどうだったのかをメインに据え、ただ一機目的地に到達することなく墜落した「ユナイテッド９３」の乗客に焦点に当てた映画です。ストーリーは当然皆さんご周知の通りで、驚いたことに管制塔の係官のうち何人かは本人が出演したこの映画。映画というよりドキュメンタリーフィルムのようで、正直画像があまり美しくなかったり、有名俳優がひとりも出ていなかったが為に、実話フィルムなのかと見まごうほどでした。「シリアナ」や「ワールド・トレードセンター」は当事者の立場や背景まで描くことによって、観客に説明を加えたり、解釈を与えていますが、この映画は淡々と事実のみをつづっているため、観客が考えなければいけません。犯人役の俳優さんがよく出演をOKしたなぁと思ったと某新聞の講評に書かれていましたが、それには同意です。決して心地いい仕事ではなかったのではないかと思うのです。また、当時管制官を担当していた方々が実名で出ていますが、あの心の傷は決して癒されることなく、まだまだかさぶたがやっと出来た程度であろうに、またそれをはがすかのような仕事。何のために？と考えるのを抑えることが出来ませんでした。遺族が真実を知りたい？いいえ、そこはフィクションでしょうし、本当はもっと凄惨を極めた機内だったかもしれない。多くの人にこの事実を伝えたい？そうかもしれないけれども、そのためには誰を傷つけてもいいのか？疑問はつきません。そういう意味で、大変重い映画でした。でも観てよかったと思います。

  2006.09.07

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• 明日、観ます。　「ユナイテッド９３」

  全米中、いえ世界中を震撼させた９．１１がまた今年もやってきます。３年経って、漸く皆があの事件を映画にし、考え、また本を読み、考え・・という局面にこれたんでしょうか。この秋には関係作品が一挙公開されます。私はその中でもドキュメンタリータッチで映画としての深みが足りないと、日経夕刊に辛口批評された「ユナイテッド９３」を時間の都合で観ることにしました。（ホントの本当は「キンキーブーツ」が観たかったの・・・ま、これはそのうち必ず観ますが）飛行機乗れなくなるかなぁ。

  2006.09.05

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• 武器商人について考えた

  ニコラスケイジ主演の「ロードオブ・ウォー」を観ました。実在の武器商人をベースに描かれたある種社会派映画。 明るい話でもないし、シリアスでもないし、皮肉っぽく現実を表している乾いた映画でした。 商才が武器の密輸に秀でていただけなのに、周囲に悲劇をおこし、最後には環境から逃れられなくなる。 天職をやめることはできるのか？色々と考えさせられました。 あなたの夢は何ですか？あなたの才能は何ですか？

  2006.08.19

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• パイレーツオブカリビアンを観る方へ

  エンドロールのクレジットが出始めても、決して席を立たない様に！見逃したら駄目なシーンが最後の最後に出ますよ！

  2006.08.18

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• 戦う母を演じさせたら天下一品！

  DVDで昨年公開された「フライトプラン」を観ました。ジョディ・フォスターの毅然とした風貌がともすれば神経質に見えるのを上手に使った映画でした。ネタバレになるので、公開当時も宣伝が難しかったように記憶していますが、しょうがない。だって話せないもん、ストーリー。 しかし、ドキドキハラハラしつつ、引き込まれる様に観てしまいました。 これから飛行機乗るときにはキョロキョロしちゃうかも？な作品でした。

  2006.08.16

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• 肩に力入りまくり by ゲド戦記

  宮崎アニメ最新作は、息子悟朗さんの初監督。壮大なファンタジー巨編「ゲド戦記」を映画化し、V6の岡田君の声優デビューで客寄せを図ったけれど・・・。 監督が一生懸命きまじめに作り上げたのは伝わってくるけど、そんなことは観客は気にしない。寧ろそんなことはどうでもよくて、その先にあるストーリーやキャラクターの背景こそ大事なのに、そこがあまりにもおざなりで描ききれてない。 キャラクタービジネスもジブリの重要な一面であろうに、こと今回に限ってはグッズも作りにくい仕上がり。残念でした。

  2006.07.30

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• ただただ号泣 by 嫌われ松子

  中谷美紀の熱演、監督との確執等、変に予備知識ばかりあって見そびれてた「嫌われ松子の一生」。 見て良かった。斬新な演出でミュージカル嫌いな方にはお勧めしがたいけど、素直な気持ちで映画にはまり込めた私は号泣しまくり。女で生きている人、人生につまづいてると思っている人は絶対観るべき！ 思い切り泣けて、松子に感情移入できる。そして最後にまた感動が。いかにして生きるか、愛するとはを考える映画です。

  2006.07.22

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• 文句なしに楽しい映画。　　by パイレーツ・オブ・カリビアン　デッドマンズ・チェスト

  前作、「パイレーツ・オブ・カリビアン」で全国の女子を蕩けさせたジョニー・デップ。満を持してのパート２。おなじみのメンバーが同窓会交じりに楽しくやってますよ！というのがよぉぉく伝わる映画でした。ジョニー･デップ自身、大変思い入れある作品だそうで、今回もそれがビシビシ伝わってきています。お話はこの前の続き。エリザベスとウィルの結婚式直前からスタートです。まあそこからは荒唐無稽なジェットコースターがスタート。2時間余りの上映時間、ただの一度も（つまんないなぁ）のシーンがありませんでした。世の中、世知辛くまた陰鬱な事件が多いだけに、そういう憤懣を一掃する勢いのある「ザ・ベストオブ娯楽ムービー」は大歓迎です。どうせやるならここまで徹底して娯楽を追及して欲しい。次回作が待たれる内容でした。

  2006.07.15

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• 子供はわかるのか？　by カーズ

  ピクサーの最新作｢カーズ」に行きました。客の入りですが、サマーセールの初日とバッティングしながらも、映画の日なのでイケるかと思ったら、ＭＩ３の先行上映とバッティング。苦心したんじゃないでしょうか・・・というかんじでした。MOVIX六甲はね。さて。最近は何をするにせよ、（これはあと何回楽しめるだろうか）とか考えがちなワタクシ。死期が迫ってるのかしら。そういう観点から見ると、やや「？」な映画でした。内容ですが。今回はわがまま放題、いけいけどんどんの新人レーシングマシーンがふとしたことから人情（に、なると思うあれは）に触れ、大事なことって何かを考えるようになって成長していくお話です。出演は全部車で、オールCG。ＣＧ技術の向上はかなりのもので、本物と見間違うほど。すごいなぁ。ゲームと映画が肉薄してきていると言われて久しいですが、本当にあとはストーリー性がどこまであるかにかかってくると思うのです。単純なストーリーならその中でもキャラクター設定が細かい・・・とかね。ピクサーにしたらそれはお手のもんで、だからこそ生き延びているような気もしますが。やっぱり「バグズライフ」「トイストーリー」は超えられてないなぁ。

  2006.07.01

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• 体内リズムに反響する音楽by CKB

  なんばHatchでのクレイジーケンバンドのライブに行ってきました。 東洋一のサウンドマシーン横山剣と愉快な仲間達の繰り出す音楽とパフォーマンスは、ツイストあり、日本歌謡ありといわば「なんでもアリ」。これをとやかく言う人もいるみたいだけど、私はだからこそ、観客それぞれの持つ、体内リズムに呼応してノレるんだと思う。 ビジネスライクなライブパフォーマンスとは対極にある、サービス精神旺盛な可愛いおじさん達のあったかいライブ。メンバー全員が音楽が出来ること、観客を喜ばせることを何よりも嬉しいと考えているのがよぉ～く伝わります。 楽しかった！

  2006.06.16

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• 「カーズ」観客動員 in　USA

  http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060614AT2M1300V14062006.html↑なんだか、公開前からこんな記事を見るとガックリしちゃいますね。こちらとしては、「Mr.インクレディブル」でガックリしてて、ただでさえダウン方向なのに。（それでも前売りチケット購入済。エライなぁ、我ながら）最近、前売りチケットには色々なおもちゃがついていて当たり前になってきてます。一番コレクター魂をくすぐろうという魂胆みえみえなのが、「パイレーツ・オブ・カリビアン２　デッドマンチェスト」の豪華フィギュア付チケットではないかと。きっと購入してHappyになる熱狂的なファンがいるんでしょうね。私は質素に通常バージョンのペンダント付のチケットを購入しました。早く夏が来るといいですな～。やっぱり映画は娯楽ですから。

  2006.06.14

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• コパカバーナプレさよなら公演

  年々新陳代謝が激しくなる宝塚歌劇団。おのずと、薄く軽い内容の芝居になります。脚本、演出側が、トップの魅力や実力を更に伸ばそうという意欲が感じられない。（すぐにトップが替わるから無意味とでも？） また、開演時間の設定も平日11時と16時。仕事をしている者はもちろん、学生も行けません。集客が出来ないのは当然の流れです。 内容は軽いコメディーで全編バリーマニロウの曲。宝塚らしいといえばらしいが、古い。演技をしている生徒が気の毒です。

  2006.06.09

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• 人は何を信じるかが問題。　by ダヴィンチ・コード

  各方面で話題沸騰、宗教問題まで勃発しそうな勢いの「ダヴィンチ・コード」、品川・六本木方面では既にチケット完売と聞き及んでおりますが、遠く離れた関西の某映画館では、当日売でも充分お座席に余裕がございます。どうしても・・・と思われる方は是非、こちらまで。さて、映画の内容ですが。娯楽映画としては謎解き、映像等、楽しめました。カンヌの批評家連にはブーイングだった、謎解きの発表のシーンでは思ったほどは「下品」ではなかったかも。実際本を先に読んでいた私ではありますが、本作では一挙にたたみかけ、昔のお話をイメージ図として出すなど映像化に工夫がなされていたと思います。ここのところ、流行であったＴＶ局での映画の告知も兼ねた謎解き番組を既にご覧の方にとっては、なんら驚くに値しないネタバレだったのだとお気づきになると思います。一度観たら、もう二度は観なくても大丈夫、な映画ですが、一度は観ておいても損はない映画です。でもお子様、純粋に信仰をお持ちの方にはお勧めしません。映像の力は強大だなと思いました。

  2006.05.27

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• キリスト教の危機？

  ダビンチコード、大盛況だそうで。エジプトで発見された「ユダの福音書」や、黙示録を扱った、シュワちゃんの「エンドオブデイズ」、ジャン・レノの「クリムゾンリバー2」もTVで放映されているし。キリスト教は、2000年もの歴史ある宗教だから、様々な解釈はあるにせよ、宗教だからこそ、少々デリケートに扱うべきではないのかなと、思うのですが。 同じことをイスラム教相手にやったら確実に国際問題になるでしょうにねぇ。

  2006.05.21

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• G・クルーニーの意欲作　by グッドナイト＆グッドラック

  全編モノクロ、ジョージ・クルーニーが監督を務めた本作は、スタイリッシュとはまさにこれ！というお手本の様な作品。１９５０年代、アメリカでマッカーシー上院議員が旗振りで行われた「赤狩り」に敢然と立ち向かって、報道の自由、思想の自由を守ろうとしたエド・マローとその仲間達のお話。映像が美しいのもさることながら、全編に流れるジャズ・ヴォーカルもいいです。内容がハードで考えさせる重い内容にも関わらず、飽きることなく見続けられたのはひとえに主人公のエド・マローの迫力があります。声高に騒ぐことがいかに幼稚で恥ずべき行為なのか、大人と呼ばれる人々は自省も込めて是非本作を観てください。日々の塵芥にまみれ、罵詈雑言に翻弄されて見失いかけていた自分軸が、大変清々しく矯正される気持ちになれます。

  2006.05.16

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• Vフォーブェンッタ

  マトリックスで大金持ちになったウァシャオスキー兄弟が次に挑んだのは独裁政権に革命を起こす男の物語。彼等が現代社会に対して警鐘を鳴らし続けるのには、相当の理由があるんだろうけど、テロにぴりぴりする米国本土での上映は難しそうだなあというのがまず率直な感想。 彼等の映画の好きな点は音楽のセンスかな。今回も重要なシーンで忘れ難い音楽を使ってました。お上手。自由とは何かを考えさせる映画。マトリックスに引き続き、現代社会を疑え、と。

  2006.05.04

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• おバカ映画好きな方に

  「プロデューサーズ」 とにかく、肩に力入ってないと嫌、感動して泣きたいとかいう方にはお勧めできない、でも観てほしい、そんな映画です。 マシュー・ブロデリックってあんまり仕事しない人だなあなんて偏見持っててゴメンナサイ。脚本選んでるのね、きっと、と思える出来栄え。さすがはトニー賞取っただけのこたーあります。お下劣で無駄にゴージャスだけど、笑える。ちらっと泣かせるし。 面白かった！

  2006.04.30

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• これから観るよ。

  ＧＷ真っ只中、如何お過しでしょうか。私はこれから、今更、プロデューサーズを観ます。

  2006.04.30

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• 生きる by明日の記憶

  今や押しも押されぬハリウッドスター、渡辺謙初のプロデュース主演映画です。内容等については、おなじみ糸井重里氏主宰サイト「ほぼ日刊新聞」に詳しいので割愛します。 いやー、ベタだなと思いつつも、役者の渾身の演技に引き込まれます。生きるってどういうこと？家族、仲間ってなあに？大事なことってなあに？次々に問い掛けられる映画でした。泣けた。　

  2006.04.21

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• 忍ぶ恋の行方 by ブロークバックマウンテン

  楽しみにしてました。漸く鑑賞。何だかしみじみ感じ入ることに。 カウボーイ同志の愛が成立するのがいかに難しいかとかいうことはあるにせよ、やはりこれは思い切れない秘めた恋はいかにして終着するのかを提示した一本でした。その恋は同性、異性関係ないんじゃないでしょうか。 観客の8割が女性だったけど、むしろ男性に観てもらいたいな。

  2006.03.21

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• TABOOを見逃した人へ

  朗報です！4/29-5/5のGW期間中、神戸アートビレッジセンターにて、一日一回(19:30)上映されます！ 5/2はおやすみなので、ご注意を！

  2006.03.18

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• イチローVS 矢沢永吉

  BS民放5社特別企画の一時間の対談番組。いかに今の自分が存在しているのかを客観的に語れる英雄二人には、24歳という年齢差を感じさせない同種族である事を感じました。 やっぱり、いくつになっても尊大になっちゃ駄目だな。

  2006.03.12

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• ジョージ・クルーニーは助演だったか？　by シリアナ

  実は「社会派」のジョージ・クルーニーにオスカーをもたらした「シリアナ」を鑑賞。中東の政治混乱は実は誰がしかけているのか。得をするのは誰なのかを挑戦的に描いた作品。世の中、何が大事なのか。大義名分や生半可な正義では何一つ解決しないのではないかという、アイロニックな内容には、うーんと腕組みしながら息継ぎするのも忘れて見入りました。つい先頃見た「ナルニア国物語」とは雲泥の差。現実を見据えて地獄をも飲み込むか、現実から遠く離れて夢の世界に住むか。選択を迫られた気分で映画館を後にしました。絶対、観ましょう。考えるきっかけになると思う。色んなことを。

  2006.03.11

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• アカデミー賞発表。

  前評判の高かった、「ブロークバック・マウンテン」は作品賞の受賞を逃しました。獲得したのは「クラッシュ」。人種差別をテーマにした映画。最近のアメリカ映画は社会派がウケているみたいですね。ファンタジーも大事だと思うけど、そろそろ現実に目を向けようよ、とうことなんでしょうか。イロ男のジョージ・クルーニーもとうとうオスカー俳優の仲間入り。これで「オーシャンズ１３」が定価で制作されたらどれだけ天井知らずの制作費になるんだろうか・・・なんて思ったりして。受賞作の「シリアナ」も社会派の作品ですが、これって、助演なの？？主演じゃないのか？？？

  2006.03.06

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• 本日は沢山の映画が初日公開されました！

  ジョージ・クルーニーの「シリアナ」、オタクの見果てぬ夢の「ガンダム３」、地味～に「力道山」、そして、またまた叙情詩ですか？の「ナルニア国物語」。今回は、「ナルニア国物語」を観てきました。簡単にいえば、「ロード・オブ・ザ・リング」＋「ハリー・ポッター」÷２＋時間制限付！の映画。子供の頃、誰でも想像力豊かであったとは限らないので、向き不向きがあるんじゃないかと思います。少なくとも、同居人にはあまりウケがよくなかった。彼はどちらかというと、私よりもファンタジーが好きだと思ったのに意外。（宮崎アニメ、ピクサーアニメがお好きな方なんですけども。あ、ガンダムもだ。あれ？単なるオタク？？？）私は幼少のころ、自分には本当は別の世界の住人であって、現在は仮の姿に違いないと信じている節がありました。だから母親に叱られても、学校でイヤなことがあっても、（そのうち、本当の世界にかえるからいいの）って思ってた。そういう考え方する人には「なーんだ、そう考えるのって、私だけじゃないんだ」と膝を打てること請け合い。（ＮＨＫで放映されてたアニメ「十二国記」もそうでしたね。確か。）登場する4人の兄妹がナルニア国を救うというストーリーを2時間程度にぱぱぱっ！とまとめてしまった為に、やや物足らない気もしないではありませんが、子供の性格がそれぞれ違い、その特徴がストーリー展開の鍵に。また末妹がとってもレディでイギリス女子っぽいのがいいです。ファンが増えるだろうな、きっと。

  2006.03.04

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• 有頂天ホテル

  三谷組の忘年会、のような豪華な映画でした。何がどう、ということではないけど「自分に正直にやろうよ！」をスローガンにそれぞれの人生を生きよ、と。

  2006.02.26

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• いつまで経っても本編見れず。　by チャーリーとチョコレート工場

  ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督のファンタジーで寓話でちょっと怖いお話。でも本編公開されたときにも見たのに、DVDのしかも特別限定2枚組のボックス版を購入したくなるほど、馬鹿受けでした。わくわくしてAMAZONで予約購入しましたが、残念ながら日本のみのキャンペーンである「ゴールデンチケット」は封入されておらず。一体どこにあるんだ、あの5枚！本編同様、TVや新聞で告知してください、是非。そして2枚組の特典映像はお楽しみのウンパルンパのダンスのHow Toが入ってますし、ストーリーにちなんだミニゲームも。なかではなかなかクリアできないゲームがあって、ついつい熱が入って、いつまで経っても本編を見れません。ああ、いつになったら本編観れるのかなぁ・・・。

  2006.02.06

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• 紛争解決は銃か？交渉か？　 by インタープリター

  シドニーポラック監督、ニコール・キッドマン、ショーン・ペン主演のサスペンス。舞台はアフリカのマトボ共和国。ここで行われている民族大量虐殺を、国内から抵抗するか、国連の介入を受けて解決するかを問うストーリー。「アフリカの民族問題について、世界は無知過ぎる」と緒方貞子氏がコメントしていましたが、確かにそうかも。こんなことが21世紀の現実にまだ地球上に起こっているのかという疑問が沸くお話です。でも、人間にとっての平和の定義とは実はひとそれぞれのような気もするし。難しいなぁ。ここで宣伝。友人が「ホテル・ルワンダ」を手がけました。こちらはドン・チードル、ホアキン・フェニックスらが出演。1994年のルワンダの大虐殺をテーマにした感動ものです。国際問題について考えたい方、是非どうぞ。シアターN渋谷でやってます。

  2006.02.05

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• 試金石 by真夜中の弥次喜多

  昨年ブームとなった、しりあがり寿原作、クドカン初監督作品。全編に広がるナンセンスギャグを端役の役者迄一人一人が手を抜かずに力いっぱい演じる舞台のような仕上がりになってます。 これをクールと評せるか、ワカラン！と一刀両断するかが試金石となり、観客を映画が選別するややハードルの高い一本。

  2006.02.02

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• セットと衣装の豪華は一見の価値あり　by　オリバー・ツイスト

  いつまで経っても「THE有頂天ホテル」が見れそうもないですが、代わりに「オリバー・ツイスト」初日を見てきました。文豪チャールズ・ディケンズ原作を巨匠ロマン・ポランスキーが映像化。プラハの巨大セットに再現された19世紀ロンドンの様子はそりゃあもう映像美はすごかったです。そしてオーディションの末登場した新星バーニー・クラークも雨に打たれた子犬顔で、お年寄りの心を揺さぶるのに効果的。貧乏と不遇の中でも純粋無垢な心を忘れずにいれば、きっと幸せになる！というお話なんですが、同居人は「これってさ、キミは得したねって話だね」とばっさり切ってました。ま、ま、そうなんですが。まずはちょっと文学の香りに触れたい方にはお勧めです。えげつない貧富の差とかが丁寧に描かれててますので、自分自身が今どのポジションか確認するものさしにもいいかもしれません。大前研一氏によると、今日本は「ロウワー・ミドル」ばかしだそうなんで。

  2006.01.28

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