「見直し」でミスを発見できるタイプ・できないタイプ
ミスを防ぐ方法として、よく言われるのは「見直しを徹底する」ということですが、一概に、どの受験生にも当てはまる方法ではありません。ミスの多い受験生には、次の2種類のタイプがいます。(1)見直しをすれば(大体)ミスを発見できる(2)見直しをしても(あまり)ミスを発見できない(1)のタイプは、普通に「見直しを徹底する」という方向で対策を考えれば良いでしょう。しかし(2)のタイプの場合は、見直しに力を入れても、なかなか思うような成果が表れません。(2)のタイプに有効なのは、見直しを徹底することではなく、「ペースを落として精度を上げる」ということです。時間をかけて丁寧に解き、一発で正解することを目指します。ただ、「絶対にミスをしない」という意識で取り組むと、普通に解く時の1.5~2倍の時間が、かかってしまいます。そのため「テスト全体の時間配分が難しくなる」という難点はありますが、普段の学習、塾のテストで試行錯誤していけば、徐々に上手くいくようになります。