大日本帝国AAR 「大本営閣下の憂鬱2」 最終章
「・・・岡田よ。ここまでよく帝国に尽くしてくれた。貴様のツッコミがなければこのAARはグダグダになっていただろう。礼を言う」「え、どうしたんですか急に。すでにグダグダだと思いますが」「明治26年勅令第52号・・・戦時大本営条例。史実では1937年に改正されたが、この世界ではまだ有効だ。すなわち、大本営は戦時以外に存在できない」「なん・・・ですと・・・?」「朕の役目は終わった・・・老兵は死なず、ただ消え去るのみだ」「そ、そんな! 閣下が消えてしまったら誰が帝国の舵を取るのですか!」「ここにいるぞ!」「まさか馬岱!?」 昭和天皇陛下「そう、朕だ」「工エエェェ(´д`)ェェエエ工!? モノホンきちゃった! パラドックスの配慮が無になった!」「大本営よ、20年以上の長きに渡ってよくやってくれた」「は、もったいなきお言葉にございます」(スルー・・・)「これからは朕が臣民とともに歩む。貴様はゆっくり休むがいい」「ありがとうございます。私も長く走りすぎたようです」「うむ。ご苦労だった」「閣下・・・」「何という顔をしているのだ、岡田よ。たかが建物が消えるだけだぞ?」「最後に1つ。閣下はどこに出しても恥ずかしい畜生でした!」「ふん、最後まで減らず口を・・・」(´・ω・,';,';,',(´・ω,';,';,',(´,';,';,',(,';,';,';,,('「・・・陛下。大本営閣下とは何だったのでしょうか?」「朕の大纛下に置かれた最高の統帥部だ」「・・・」「・・・何、戦時になればまた戻ってくるだろう」「そう、ですよね」――― 大本営閣下は風になった。――― 岡田が無意識のうちにとっていたのは『敬礼』の姿であった。――― 涙は流さなかったが 無言の男の詩があった。――― 奇妙な損失感があった。「そうならないよう、祈っておきますよ」大日本帝国AAR「大本営閣下の憂鬱2」 完。HoI2集大日本帝国AAR2